JP2008289850A - 光プローブおよび光断層画像化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光プローブにおいて、広範囲にわたって測定対象と光プローブを密着させて高画質の断層画像を得ることを容易に可能にする。
【解決手段】内視鏡の挿入部の先端部で開口する管路に挿通される長尺の光プローブ10は、光プローブ10の外周面を構成するシース11と、シース11の内部空間に長手方向に延びる状態に配設された光ファイバ12と、シース11の内部空間に配設され、光ファイバ12から出射した光を偏向するとともに、前記長手方向の軸線の周りに回動されて、偏向された光を前記軸線の周方向に走査させる偏向走査手段であるプリズムミラー15とを備える。シース11の側壁には、走査する光を透過させ、その外面が平坦に形成された透光部16が周方向にわたって複数設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は光プローブおよび光断層画像化装置に関し、より詳しくは、光プローブの長軸の周方向に光走査する機能を備えた光プローブ、および該光プローブを用いてOCT(Optical Coherence Tomography)計測により測定対象の光断層画像を取得する光断層画像化装置に関するものである。
従来、生体組織等の測定対象の断層画像を取得する方法の一つとして、OCT計測により断層画像を取得する方法が提案されている。このOCT計測は、光干渉計測の一種であり、光源から射出された低コヒーレント光を測定光と参照光とに分割した後、該測定光が測定対象に照射されたときの測定対象からの反射光、もしくは後方散乱光と参照光とを合波し、該反射光と参照光との干渉光の強度に基づいて断層画像を取得するものである。以下、測定対象からの反射光、後方散乱光をまとめて反射光と標記する。
上記のOCT計測には、大きくわけてTD(Time domain)−OCT計測とFD(Fourier Domain)−OCT計測の2種類がある。TD−OCT計測は、参照光の光路長を変更しながら干渉光強度を測定することにより、測定対象の深さ方向の位置(以下、深さ位置という)に対応した反射光強度分布を取得する方法である。
一方、FD−OCT計測は、参照光と信号光の光路長は変えることなく、光のスペクトル成分毎に干渉光強度を測定し、ここで得られたスペクトル干渉強度信号を計算機にてフーリエ変換に代表される周波数解析を行うことで、深さ位置に対応した反射光強度分布を取得する方法である。FD−OCT計測は、TD−OCT計測に存在する機械的な走査が不要となることで、高速な測定が可能となる手法として、近年注目されている。
FD−OCT計測を行う装置構成で代表的なものとしては、SD(Spectral Domain)−OCT装置とSS(Swept source)−OCT装置の2種類が挙げられる。SD−OCT装置は、広帯域の低コヒーレント光を用い、干渉光を分光手段により各光周波数成分に分解し、アレイ型光検出器等にて各光周波数成分毎の干渉光強度を測定し、ここで得られたスペクトル干渉波形を計算機でフーリエ変換解析することにより、断層画像を構成するようにしたものである。SS−OCT装置は、光周波数を時間的に掃引させるレーザ等を光源に用い、干渉光の光周波数の時間変化に対応した信号の時間波形を測定し、これにより得られたスペクトル干渉強度信号を計算機でフーリエ変換することにより断層画像を構成するようにしたものである。
以上説明したような各方式の光断層画像化装置においては、通常、測定対象のある面に沿った断層画像を取得するようにしており、そのためには、測定対象において測定光を少なくとも1次元方向に走査させる必要がある。このような走査を行う手段の一例として、特許文献1に記載されたような、側面に1つの計測窓を有し、この計測窓から光ビームを出射させて、深さ方向の走査と横方向の走査を行う歯科用プローブが知られている。
また、従来、上記各方式の光断層画像化装置を内視鏡と組合せて生体内計測へ応用することが検討されており、特許文献2に記載されたような内視鏡の鉗子チャンネル内に挿通可能なOCT計測用の光プローブが知られている。特許文献2に記載の光プローブは、光プローブの外筒となる細長い筒状のシースと、シースの内部に長手方向の軸まわりに回転自在に設けられたコイルシャフトと、コイルシャフトに回転力を付与する回転駆動装置と、コイルシャフトの内部に設けられた光ファイバとを有し、シースの周面から光ビームを出射させて、シースの周方向に光走査するものである。
特開2004−347380号公報 特開平11−56786号公報
上記の光断層画像化装置と内視鏡との組合せは、生体組織の光断層画像を取得する際に有用であり、内視鏡の鉗子チャンネル内に挿通されるOCT計測用の光プローブの開発が進められている。
OCT計測においては、測定対象からの反射光による信号に基づき断層画像を得るため、この反射光の強度が強い方がS/N比が高くなり、高画質の断層画像を得やすい。しかし、測定光を射出する光プローブと測定対象の間に空気が存在すると、光プローブと空気との界面、および空気と測定対象との界面で、これらの屈折率差のために生じる反射により、測定対象からの反射光が減少する。また、表面に水溶性の膜が存在する胃壁等の測定対象においては、測定光の大半がその膜の表面で散乱されてしまうため、測定対象の内部まで届く光は僅かとなり、その結果、S/N比が低下する。さらに、光プローブと測定対象の間に水や体液等の液体が存在すると、この液体による光の吸収や分散が計測に影響を及ぼし、誤差の要因となる。上記のような不具合を解消するためには、光プローブと測定対象の間から空気や液体等を排除するように、光プローブと測定対象を密着させることが好ましい。
しかしながら、内視鏡の鉗子チャンネル内に挿通される光プローブの外筒は、製作上の都合や鉗子チャンネルの形状との整合性から、特許文献2に記載されたような円筒状に形成されるのが一般的である。断面の外形が円形となる円筒状の光プローブでは、測定対象と密着できる面積は非常に小さく、狭い範囲でしか高画質の断層画像が得られないという問題がある。
一方、特許文献1に記載された計測窓を有するプローブを内視鏡用プローブに適用することも考えられるが、その場合には、側面に形成された唯一の計測窓が測定対象に好適に対向するように方向の調整が必要となる。これは使用者に煩雑な操作を要求することになる上、迅速な計測を妨げるという問題がある。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、広範囲にわたって測定対象と光プローブを密着させて高画質の断層画像を得ることが容易に可能な光プローブおよびこれを用いた光断層画像化装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の光プローブは、内視鏡の挿入部の先端部で開口する管路に挿通される長尺の光プローブであって、該光プローブの外周面を構成するシースと、前記シースの内部空間に長手方向に延びる状態に配設された光ファイバと、前記シースの内部空間に配設され、前記光ファイバから射出した光を偏向するとともに、前記長手方向の軸線の周りに回動されて、偏向された光を前記軸線の周方向に走査させる偏向走査手段と、を備え、前記シースの側壁には、前記走査する光を透過させ、その外面が平坦に形成された透光部が前記周方向にわたって複数設けられていることを特徴とするものである。
ここで、「内視鏡の挿入部の先端部で開口する管路」とは、本発明の光プローブ用に形成された管路であってもよいし、あるいは鉗子等の処置具が挿通される「鉗子チャンネル」、「処置具挿通チャンネル」等と呼称されるものであってもよく、またはその他の用途のために設けられた管路であってもよい。
ここで、「外面が平坦」とは、厳密な平坦を意味するものではなく、実質的に平坦であればよいものとする。
上記本発明の第1の光プローブは、前記長手方向に垂直で前記透光部を含む断面における前記シースの外形が、多角形状または多角形の角部を丸くした形状であるように構成してもよい。
本発明の第1の光プローブは、上記断面におけるシースの外形を、従来の円形状のものよりも密着面積を大きく確保できるように、多角形にしたものであるから、本発明における「多角形」の角数としては、3〜6程度が好ましい。また、「多角形」は、必ずしも正多角形である必要はないが、製造が容易であることから正多角形の方がより好ましい。
本発明の第2の光プローブは、内視鏡の挿入部の先端部で開口する管路に挿通される長尺の光プローブであって、該光プローブの外周面を構成するシースと、前記シースの内部空間に長手方向に延びる状態に配設された光ファイバと、前記シースの内部空間に配設され、該光ファイバから射出した光を偏向するとともに、前記長手方向の軸線の周りに回動されて、偏向された光を前記軸線の周方向に走査させる偏向走査手段と、を備え、前記シースの側壁には前記走査する光を透過させる透光部が前記周方向にわたって複数設けられ、前記長手方向に垂直で前記透光部を含む断面における前記シースの外形が略楕円形状であることを特徴とするものである。
ここで、「略楕円形状」の楕円とは、円も含めた数学的な楕円を厳密に意味するものではなく、円より緩やかな曲線を有する形状を意味するものである。本発明の第2の光プローブにおける「透光部」は、この「略楕円形状」の短軸に対向する曲面側ではなく、長軸に対向する曲面側に設けられることが好ましい。
上記の本発明の第1および第2の光プローブにおいて、前記長手方向に垂直で前記透光部を含む断面における前記シースの内形が、前記軸線上の点を中心とする円形状であるように構成してもよい。
また、上記の本発明の第1および第2の光プローブにおいて、前記シースが、円筒状の第1の部材と、該第1の部材に着脱自在に装着されて前記透光部が前記周方向にわたって複数設けられた第2の部材とを含んで構成されるようにしてもよい。
その際に、円筒状の第1の部材の先端は、閉口していてもよく、あるいは開口していてもよい。また、前記透光部と第1の部材とが重なる領域においては、偏向された光に対する第1の部材は光透過性を有するものとする。
そして、前記第2の部材は、前記第1の部材の先端部を覆うキャップ部材であってもよく、あるいは、前記第1の部材の外周面の一部を覆う帯状部材であってもよい。
さらに、第2の部材が、前記第1の部材の先端部を挿入可能な内径を有し、内視鏡の挿入部の先端部まで導通する管路の内部に収納可能で前記管路の方向に摺動自在に配設されたカバー部材であり、前記第1の部材を前記管路の先端方向へ移動させることにより、前記カバー部材が前記第1の部材の先端部を被覆する状態で前記挿入部から突出し、前記光が前記透光部を透過して射出可能となるように構成してもよい。
ここで、カバー部材の先端は、閉口していてもよく、あるいは開口していてもよい。
本発明の第1の光断層画像化装置は、先に説明したような各計測方式の光断層画像化装置に、本発明による光プローブが用いられたことを特徴とするものである。すなわち、より具体的に本発明による光断層画像化装置は、光を射出する光源と、この光源から射出された光を測定光と参照光とに分割する光分割手段と、測定光を測定対象に照射する照射光学系と、測定対象に測定光が照射されたときの該測定対象からの反射光と参照光とを合波する合波手段と、合波された反射光と参照光との干渉光を検出する干渉光検出手段と、この検出された干渉光の周波数および強度に基づいて、測定対象の複数の深さ位置における反射光の強度を検出し、これらの各深さ位置における反射光の強度に基づいて測定対象の断層画像を取得する画像取得手段とを備えてなる光断層画像化装置において、照射光学系が、本発明による光プローブを含んで構成されていることを特徴とするものである。
本発明の第1の光プローブによれば、偏向走査手段により周方向に光走査を行い、光プローブの外周壁となるシースの側壁には、走査する光を透過させ、外面が平坦な透光部を設けているため、光プローブを測定対象に密着させたときに、従来の円筒状のシースを有する光プローブに比して、密着面積を大きくでき、広範囲にわたって高画質の断層画像を得ることができる。また、透光部は周方向にわたって複数設けられているため、測定対象の測定部位に透光部が対向するように設定することが容易となる。
本発明の第2の光プローブによれば、偏向走査手段により周方向に光走査を行い、光プローブの外周面となるシースの側壁には、走査する光を透過させる透光部を設け、プローブの長手方向に垂直で透光部を含む断面におけるシースの外形が略楕円形状であるように構成しているため、円より緩やかな曲線を有することができ、光プローブを測定対象に密着させたときに、従来の円筒状のシースを有する光プローブに比して、密着面積を大きくでき、広範囲にわたって高画質の断層画像を得ることができる。また、透光部は周方向にわたって複数設けられているため、測定対象の測定部位に透光部が対向するように設定することが容易となる。
本発明の光プローブにおいて、シースが、円筒状の第1の部材と、該第1の部材に着脱自在に装着されて前記透光部が前記周方向にわたって複数設けられた第2の部材とを含んで構成された場合は、第1の部材と第2の部材とに分解可能なため洗浄が容易であるとともに、劣化時等の交換も容易となる。また、第2の部材が特殊な形状になったとしても、透光部を有する小さな部分のみ第2の部材で構成し、シースの大半を単純な形状の第1の部材で構成することが可能なため、シースを一部品で構成したものに比べて、製作が容易となり、生産性が向上する。
本発明の光断層画像化装置によれば、照射光学系に本発明の光プローブを含むように構成されているため、広範囲にわたって高画質の断層画像を得ることが容易に可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1(A)、図1(B)はそれぞれ、本発明の第1の実施形態による光プローブ10の概略的な断面図、側断面図を示している。この光プローブ10は、光断層画像化装置の一部となる内視鏡の鉗子チャンネル64内に挿通されるものであり、図2にはその光断層画像化装置の全体構成を示してある。
まず図2を参照して、光断層画像化装置の概略について説明する。本装置は、光プローブ10を含む内視鏡50と、この内視鏡50が接続される光源装置51、ビデオプロセッサ52および光断層処理装置53と、ビデオプロセッサ52に接続されたモニタ54とを備えている。内視鏡50は、可撓性を有する細長の挿入部55と、この挿入部55の基端に連設された操作部56と、この操作部56の側部から延出されたユニバーサルコード57とを備えている。
ユニバーサルコード57内には、光源装置51からの照明光を伝送する不図示のライトガイドが挿通されており、またユニバーサルコード57の端部には、光源装置51に着脱自在に接続される光源コネクタ58が設けられている。この光源コネクタ58からは信号ケーブル59が延出され、この信号ケーブル59の端部に、ビデオプロセッサ52に着脱自在に接続される信号コネクタ60が設けられている。光源装置51は、後述のようにして断層画像が取得される測定対象Sbの部分に照明光を照射するためのものである。
挿入部55は例えば人体の体腔内に挿入されるものであり、臓器等の測定対象Sbの観察に用いられる。挿入部55の先端には湾曲可能な湾曲部が形成されており、操作部56には湾曲部を湾曲操作するための湾曲操作ノブ61が設けられている。
挿入部55内部にはその長手方向に沿って光プローブ10や鉗子等の処置具を挿通させるための管路である鉗子チャンネル64が設けられている。鉗子チャンネル64の一端は挿入部55の先端部で開口して先端開口部64aとなり、他端は操作部56の先端側にて分岐し、一方は操作部56上方の鉗子挿入口64bとなり、他方は操作部56内の途中まで連通している。
長尺に構成された光プローブ10の先端側は、鉗子挿入口64bから鉗子チャンネル64内へ挿入されている。そして、光プローブ10は、鉗子チャンネル64を挿通されて、挿入部55の先端開口部64aから先端部分を突出させて、測定対象Sbに光を照射することができる。光プローブ10の基端は、内視鏡50外にあり、コネクタ62を介して、コントローラ63に接続されている。コントローラ63には光ファイバ69が接続されており、この光ファイバ69の一端は光プローブ10と光学的に接続されている。光ファイバ69の他端は、内視鏡外に延出されて着脱自在なコネクタ70を介して光断層処理装置53と接続されている。
なお、内視鏡50の挿入部55の先端部には、測定対象Sbを観察するための観察窓、照明光を照射する照明窓、汚物等を除去する送気・送水ノズル等も設けられているが、図2ではこれらの図示は省略している。
次に図1(A)、図1(B)を参照して、光プローブ10について説明する。この光プローブ10は、その先端側の側面から測定対象Sbに測定光L1を照射するものであり、光断層画像化装置における照射光学系の一部を構成している。図1(B)は光プローブ10の先端側の側断面図、図1(A)は図1(B)のA−A線における断面図を示している。
光プローブ10は、光プローブ10の外周面を構成するシース11と、光プローブ10の内部に長手方向に延びる状態に配設された光ファイバ12と、固定部材13により光ファイバ12の先端に固定されたロッド状のGRINレンズ(屈折率分布型レンズ)14と、GRINレンズ14に固定されたプリズムミラー15とを備えている。光ファイバ12を出射した光は、測定対象Sbに合焦するようにGRINレンズ14により集光された後、プリズムミラー15の反射面により反射されて光軸を90度曲げられ、シース11の側面に向かうように偏向される。
シース11は光ファイバ12から出射される光が透過可能な透明な材質からなり、また測定対象Sbとの接触時に測定対象Sbを損傷しないような柔軟な材質からなる。一例として、シース11の材質として、透明なテフロン(登録商標)を用いることができる。また、シース11と測定対象Sbとの界面での反射を低減するため、シース11の屈折率が測定対象Sbの屈折率と同等または近い材質を選択することが好ましい。
本実施形態におけるシース11は、光プローブ10の長手方向に垂直な断面の外形が図1(A)に示す正三角形となるような角筒形状に構成されている。そして、シース11の周壁となる3つの側壁にはそれぞれ、プリズムミラー15により偏向された光を透過させ、その外面が平坦に形成された透光部16が形成されている。透光部16は、図1(B)において2本の破線で挟まれた部分である。
なお、シース11の透光部16以外の部分は、必ずしも透光部16と同一構成にする必要はないが、図1(B)に示す例のように、シース11の長手方向にわたり同一形状、同一材質となるように構成して、そのうちの一部を透光部16として使用すれば、製造が容易である。
光ファイバ12の外周には固定部材13によりフレキシブルシャフト17が固定されている。フレキシブルシャフト17は例えば、外周がコイル状のコイルシャフトからすることができる。光ファイバ12と、GRINレンズ14と、プリズムミラー15と、フレキシブルシャフト17は、図1(B)の矢印で示すように光プローブ10の長手方向の軸線の周りに、より詳しくは光ファイバ12の光軸の周りに、シース11に対して一体的に回動可能な構成となっている。
ここで図3を参照しながら、フレキシブルシャフト17を回動させる機構について説明する。光プローブ10の基端は、コネクタ62を介してコントローラ63内の回動機構に接続されている。フレキシブルシャフト17の基端はコネクタ64を介して回動機構側に接続され、光ファイバ12の光軸の周りに自在に回動可能となっている。フレキシブルシャフト17は、その外周に固定された歯車65と、この歯車65に噛合する歯車66を介して、シャフト回動用モータ67によって回動される。なお、回動機構は不図示の回動エンコーダを具備しており、シャフト回動用モータ67はこの回動エンコーダからの信号に基づいて所定の速度でフレキシブルシャフト17を回動させる。
また、光プローブ10内部の光ファイバ12の基端はコネクタ68を介して回動機構側の光ファイバ69に光学的に接続されている。コネクタ68は、光学的な接続を保ったまま、光ファイバ12の回動を可能にするものであり、不図示の光源からの光が光ファイバ69から光ファイバ12へ伝送される。
フレキシブルシャフト17の回動とともに、光ファイバ12および、図1(B)に示すプリズムミラー15も回動する。これにより、プリズムミラー15により偏向された光はシース11の周方向を光走査することになり、プリズムミラー15は本発明の偏向走査手段として機能する。なお、本発明の偏向走査手段を回動させる構成や、偏向走査手段は上記のものに限定されず、他の態様のものであってもよい。
図4に示すように、本実施形態の光プローブ10において、1つの透光部16に対する密着範囲として、光ファイバ12の光軸と密着範囲の両端を結ぶ角度で表すと、約120度とることができる。すなわち、1つの透光部16で周方向の光走査における視野角を約120度とることができる。
一方、従来の一般的な光プローブでは、図5に示すように、シース31が円筒状に構成されているため、実際の使用時程度の力で測定対象Sbに光プローブを押圧して密着させたとしても、その視野角はせいぜい約60〜90度である。なお、内視鏡の鉗子チャンネルに挿通される通常の光プローブの直径は約1〜2.5mmであることから、この光プローブの外形の曲率半径に比べると、測定対象Sbとなる体腔内の器官表面の曲率半径は非常に大きく、ほぼ平面と見なすことができる。
図4、図5からわかるように、本実施形態の光プローブ10によれば、断面が円形の光プローブに比して測定対象Sbとの密着面積を大きくとることができるので、視野角が広がるとともに、より安定した状態で測定対象Sbに接触させることができる。
光プローブ10と測定対象Sbを密着させることにより、これらの間に空気がある場合に生じていた界面での反射による光量損失や、これらの間に水溶性の膜が存在する場合に生じていた膜の表面での散乱による光量損失や、これらの間に液体がある場合に生じていた吸収や分散の影響をなくすことができる。よって、光プローブ10によれば、広範囲で高品質な光断層画像を取得することができる。
また、シースの断面が円形の光プローブでは、シースでの多重反射によるゴーストが発生しやすいが、図1(A)に示すような断面が正三角形のシース11の形状であれば、シースでの多重反射が再び光ファイバ12に帰還する可能性は極めて低いため、ゴーストを軽減することができる。
さらにまた、特許文献1に記載されているような側面に透光部が1つしか形成されていない光プローブでは、この透光部を測定対象Sbに対向させるために最大で180度回転させる必要がある。これに対して、本実施形態の光プローブ10のように、断面が正三角形で周方向にわたって1周するようにシース11の各側壁にそれぞれ透光部16が設けられたものでは、透光部16を測定対象Sbに対向させるためには最大で60度回転させればよく、調整操作が容易になる。
ここで、本実施形態の光プローブ10は、プリズムミラー15により偏向された光がシース11の内面で反射するのを低減するように、シース11内面には反射防止膜が施されていることが好ましい。その場合、透光部16の入射位置ごとにシース11に入射する光の入射角は異なるため、入射位置ごとに反射防止膜の最適入射角が異なるように、分布を有する膜を形成することが好ましい。
また、P偏光とS偏光では、反射率の入射角依存性が異なるため、測定光L1の入射位置ごとのシース11に対する入射角を考慮し、この偏光特性による影響を補正することが好ましい。例えば、後述の光断層画像化装置において、反射光と参照光を合波して干渉光を得た後、P偏光成分とS偏光成分に分離し、各偏光成分ごとに干渉光を検出するようにすれば、補正することが可能になる。これは特に、旋光性の計測等、偏光特性を観測する計測において必要となる。
上記のような入射角の問題を解決するためには、長手方向に垂直で前記透光部を含む断面におけるシースの内形が、軸線上の点を中心とする円形状であるようにシースを構成すればよい。図6にその一例を示す。図6に示す例のシース32は、断面における外形は三角形状であるが、内形が光ファイバ12の軸線上の点Oを中心とした円形状となるように構成されている。図6に示す例では、プリズムミラー15からシース32への入射角は常に90度となり、入射角依存性を考慮する必要がなくなる。
なお、図6に示すような、断面の形状が外形と内形で異なるシースは、シースの各部で厚みが異なる。そのため、シース32の入射位置ごとに光路長が異なり、形成される画像に歪みが生じるおそれがあるが、後述の画像取得手段150での演算処理において光路長の差を考慮して補正することでこの画像の歪みを軽減することができる。シースの各部に入射した光の光路長は、入射角、シースの屈折率、シースの形状および寸法等から容易に算出できるものであり、光路長の差を考慮した画像の補正は公知技術により可能である。
また、本実施形態の光プローブ10は、プリズムミラー15の光出射点からシースに密着している測定対象Sbまでの距離が、入射位置ごとに異なるため、GRINレンズ14による集光位置が必ずしも測定対象Sbに一致しない可能性がある。そのときは例えば、光ファイバ12とGRINレンズ14間の距離を可変とし、一方を圧電アクチュエータやマイクロモータ等の駆動手段により長軸方向に移動させる構成とすれば、GRINレンズ14による集光位置を変化させることができ、測定対象Sbに集光させることができる。
なお、本発明の光プローブのシースの形状は図1(A)や図6に示すものに限定されず、種種の変形例が考えられる。例えば、長手方向に垂直な面内のシースの外形が、多角形状、または多角形の角部を丸くした形状となるように構成することができる。角部を丸くしたものは、角部が尖っているものに比して測定対象Sbに損傷を与える虞が少なくなることから、より好ましいと考えられる。
図7(A)〜図7(F)は、各種変形例の長手方向に垂直で透光部を含む断面におけるシースの形状を示している。なお、図7(A)、図7(C)、図7(D)、図7(E)において、透光部は破線で挟まれた部分であり、図7(A)〜図7(E)においては、断面を示す斜線の図示を省略している。図7(A)は正三角形の角部を丸くした形状のシース11A、図7(B)は正方形状のシース11B、図7(C)は正方形の角部を丸くした形状のシース11C、図7(D)は対向する2つの透光部16を有し、その間を曲面で接続した形状のシース11Dを示している。
図7(E)は、断面における外形が楕円形状で、その楕円の長軸に対向する側の曲面に透光部18を有するシース11Eを示している。このように、従来の一般的な円筒状のシースよりも曲率が緩い面を有するシースを形成し、その面に透光部を設ければ、従来のものよりも密着面積を大きくでき、前述の実施形態と同様の効果が得られる。
また、シースの外形を図7(A)〜図7(E)のような形状とし、シースの内形を図6に示すような軸線上の点を中心とする円形状であるように構成してもよく、この場合には、前述のように入射角依存性の問題を解決できる。この場合の一例を図7(F)に示す。図7(F)は、断面におけるシース33の外形が楕円形状であり、その内形が光ファイバ12の軸線上の点Oを中心とした円形状となるように構成されている。
なお、シースは、透光部を含む長軸に垂直な断面が上記の例示したような形状になっていればよく、透光部を含まないその他の部分の形状は必ずしも透光部と同じ形状でなくてもよい。
次に、上記構成の光プローブ10の作用について説明する。図2に示す光断層処理装置53内にはレーザ等の光源(図示せず)が配置されており、この光源からの光のうち、測定光L1となる光が、光ファイバ69により導波された後、光ファイバ69と接続されている光ファイバ12に入射する。測定光L1は光ファイバ12により導波され、その先端から出射され、GRINレンズ14で集光された後プリズムミラー15で反射されて90°光路を偏向され、シース11の透光部16を透過して光プローブ10外に出射する。
そして、シャフト回動用モータ67が駆動されると、前述のように歯車66、65が回動されて、フレキシブルシャフト17が回動し、GRINレンズ14、プリズムミラー15、光ファイバ12も長手方向の軸線の周りに回動する。
プリズムミラー15が回動することにより、そこから出射した測定光L1は、光プローブ10の周方向に偏向し、測定対象Sbを図2の矢印R方向に走査する。この測定光L1は測定対象Sbにおいて散乱されながら反射され、その反射光の一部は測定光L1と同一経路を逆方向に進行して、シース11の透光部16を透過して、プリズムミラー15で反射され、GRINレンズ14に入射して集光され、光ファイバ12および光ファイバ69により導波されて、光断層処理装置53に伝送される。光断層処理装置53内において上記反射光は、光プローブ10側に向かう光の光路から分岐され、図示しない光検出器によって検出される。そして、この光検出器の出力に基づいて測定対象Sbの断層画像が形成され、その断層画像がモニタ54に表示される。
次に、本発明による光プローブが適用される光断層画像化装置の例について説明する。まず図8に示す光断層画像化装置100は、例えば体腔内の生体組織や細胞等の生物学的な測定対象Sbの断層画像をSS−OCT計測により取得するものである。光断層画像化装置100は、光Lを射出する光源ユニット110と、光源ユニット110から射出された光Lを測定光L1と参照光L2とに分割する光分割手段3と、光分割手段3により分割された参照光L2の光路長を調整する光路長調整手段20と、光分割手段3により分割された測定光L1を測定対象Sbまで導波する光プローブ10と、光プローブ10から測定光L1が測定対象Sbに照射されたときの測定対象Sbからの反射光L3と参照光L2とを合波する合波手段4と、合波手段4により合波された反射光L3と参照光L2との干渉光L4を検出する干渉光検出手段40と、干渉光検出手段40により検出された干渉光L4の周波数および強度に基づいて、測定対象Sbの複数の深さ位置における反射光の強度を検出し、これらの各深さ位置における反射光の強度に基づいて測定対象Sbの断層画像を取得する画像取得手段150とを有している。
本装置における光源ユニット110は、波長を一定の周期で掃引させながらレーザ光Lを射出するものである。具体的に該光源ユニット110は、半導体光増幅器(半導体利得媒質)311と光ファイバFB10とを有しており、光ファイバFB10が半導体光増幅器311の両端に接続された構造を有している。半導体光増幅器311は駆動電流の注入により微弱な放出光を光ファイバFB10の一端側に射出するとともに、光ファイバFB10の他端側から入射された光を増幅する機能を有している。そして、半導体光増幅器311に駆動電流が供給されたとき、半導体光増幅器311および光ファイバFB10により形成される光共振器によりパルス状のレーザ光Lが光ファイバFB0へ射出されるようになっている。
さらに、光ファイバFB10にはサーキュレータ312が結合されており、光ファイバFB10内を導波する光の一部がサーキュレータ312から光ファイバFB11側へ射出されるようになっている。光ファイバFB11から射出した光はコリメータレンズ313、回折光学素子314、光学系315を介して回転多面鏡(ポリゴンミラー)316において反射される。そして反射された光は光学系315、回折光学素子314、コリメータレンズ313を介して再び光ファイバFB11に入射される。
ここで、この回転多面鏡16は矢印R1方向に回転するものであって、各反射面の角度が光学系315の光軸に対して変化するようになっている。これにより、回折光学素子314において分光された光のうち、特定の波長域からなる光だけが再び光ファイバFB11に戻るようになる。この光ファイバFB11に戻る光の波長は光学系315の光軸と反射面との角度によって決まる。そして光ファイバFB11に入射した特定の波長域からなる光がサーキュレータ312から光ファイバFB10に入射され、結果として特定の波長域からなるレーザ光Lが光ファイバFB0側に射出されるようになっている。
したがって、回転多面鏡316が矢印R1方向に等速で回転したとき、再び光ファイバFB11に入射される光の波長λは、時間の経過に伴って一定の周期で変化することになる。こうして光源ユニット110からは、波長掃引されたレーザ光Lが光ファイバFB0側に射出され、そのレーザ光Lはさらに光ファイバカプラ2を経由して光ファイバFB1側に射出される。
光分割手段3は、たとえば2×2の光ファイバカプラから構成されており、光源ユニット110から光ファイバFB1を介して導波された光Lを測定光L1と参照光L2に分割する。光分割手段3は、2本の光ファイバFB2、FB3にそれぞれ光学的に接続されており、測定光L1は光ファイバFB2により導波され、参照光L2は光ファイバFB3により導波される。なお、本実施形態における光分割手段3は、合波手段4としても機能するものである。
光ファイバFB2には先に図1(A)、図1(B)に示した光プローブ10が光学的に接続されており、測定光L1は光ファイバFB2から光プローブ10へ導波される。光ファイバFB2は、図2の光ファイバ69を含むものであり、コネクタ62を介して光ファイバ12と接続されている。
一方、光ファイバFB3の参照光L2の射出側には光路長調整手段20が配置されている。光路長調整手段20は、断層画像の取得を開始する位置を調整するために、参照光L2の光路長を変更するものであって、光ファイバFB3から射出された参照光L2を反射させる反射ミラー22と、反射ミラー22と光ファイバFB3との間に配置された第1光学レンズ21aと、第1光学レンズ21aと反射ミラー22との間に配置された第2光学レンズ21bとを有している。
第1光学レンズ21aは、光ファイバFB3のコアから射出された参照光L2を平行光にするとともに、反射ミラー22により反射された参照光L2を光ファイバFB3のコアに集光する機能を有している。また、第2光学レンズ21bは、第1光学レンズ21aにより平行光にされた参照光L2を反射ミラー22上に集光するとともに、反射ミラー22により反射された参照光L2を平行光にする機能を有している。
したがって、光ファイバFB3から射出した参照光L2は、第1光学レンズ21aにより平行光になり、第2光学レンズ21bにより反射ミラー22上に集光される。その後、反射ミラー22により反射された参照光L2は、第2光学レンズ21bにより平行光になり、第1光学レンズ21aにより光ファイバFB3のコアに集光される。
さらに光路長調整手段20は、第2光学レンズ21bと反射ミラー22とを固定した基台23と、該基台23を第1光学レンズ21aの光軸方向に移動させるミラー移動手段24とを有している。そして基台23が矢印A方向に移動することにより、参照光L2の光路長が変えられるようになっている。
また合波手段4は、前述の通り2×2の光ファイバカプラからなり、光路長調整手段20により光路長の調整が施された参照光L2と、測定対象Sbからの反射光L3とを合波し、光ファイバFB4を介して干渉光検出手段40側に射出するように構成されている。
干渉光検出手段40は、合波手段4により合波された反射光L3と参照光L2との干渉光L4を検出する。上記干渉光検出手段40は例えばパーソナルコンピュータ等のコンピュータシステムからなる画像取得手段150に接続され、画像取得手段150はCRTや液晶表示装置等からなる表示装置160に接続されている。表示装置160は前述の図2に示すモニタ54であってもよい。画像取得手段150は、干渉光検出手段40により検出された干渉光L4をフーリエ変換することにより測定対象Sbの各深さ位置における反射光L3の強度を検出し、測定対象Sbの断層画像を取得する。そして、この取得された断層画像が表示装置160により表示される。なお、本例の装置においては、干渉光L4を光分割手段3で二分した光を光検出器40aと40bに導き、演算手段においてバランス検波を行う機構を有している。
ここで、干渉光検出手段40および画像取得手段150における干渉光L4の検出および画像の生成について簡単に説明する。なお、この点の詳細については「武田 光夫、「光周波数走査スペクトル干渉顕微鏡」、光技術コンタクト、2003、Vol41、No7、p426−p432」に詳しい記載がなされている。
測定光L1が測定対象Sbに照射されたとき、測定対象Sbの各深さからの反射光L3と参照光L2とがいろいろな光路長差をもって干渉しあう際の各光路長差lに対する干渉縞の光強度をS(l)とすると、干渉光検出手段40において検出される光強度I(k)は、
I(k)=∫ S(l)[1+cos(kl)]dl ・・・(1)
で表される。ここで、kは波数、lは光路長差である。式(1)は波数kを変数とする光周波数領域のインターフェログラムとして与えられていると考えることができる。このため、画像取得手段150において、干渉光検出手段40が検出した干渉光をフーリエ変換にかけて周波数解析を行い、干渉光L4の光強度S(l)を決定することにより、測定対象Sbの各深さ位置における反射情報を取得し、断層画像を生成することができる。そして、生成された断層画像は、表示装置160において表示される。
次に、上記構成を有する光断層画像化装置100の動作例について説明する。まず、基台23が矢印A方向に移動することにより、測定可能領域内に測定対象Sbが位置するように光路長の調整が行われる。その後、レーザ装置10から光Lが射出され、光Lは光分割手段3により測定光L1と参照光L2とに分割される。測定光L1は光プローブ10により体腔内に導波され測定対象Sbに照射される。そして、測定対象Sbからの反射光L3が反射ミラー22において反射した参照光L2と合波手段4により合波され、反射光L3と参照光L2との干渉光L4が干渉光検出手段40により検出される。この検出された干渉光L4の信号が画像取得手段150において周波数解析されることにより断層画像が取得される。
そして、光プローブ10により上述のように測定光L1を測定対象Sb上で走査させれば、この走査方向に沿った各部分において測定対象Sbの深さ方向の情報が得られるので、この走査方向を含む断層面についての断層画像を取得することができる。このようにして取得された断層画像は、表示装置160に表示される。なお、例えば光プローブ10を図8の左右方向に移動させて、測定対象Sbに対して測定光L1を、上記走査方向に対して直交する第2の方向に走査させることにより、この第2の方向を含む断層面についての断層画像をさらに取得することも可能である。
次に、本発明による光プローブが適用される光断層画像化装置の別の例について説明する。図9に示す光断層画像化装置200は、測定対象の断層画像を前述のSD−OCT計測により取得するものであって、具体的に図8の光断層画像化装置100と異なる点は、光源ユニットおよび干渉光検出手段の構成である。図9の光断層画像化装置200において図1の光断層画像化装置100と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。
光断層画像化装置200が有する光源ユニット210は、たとえばSLD(Super Luminescent Diode)やASE(Amplified Spontaneous Emission)等の低コヒーレンス光を射出する光源211と、光源211から射出された光を光ファイバFB1内に入射するための光学系212とを有している。なお、光源211としては、測定対象Sb内を透過するときの散乱・吸収による光の減衰を最小限に抑えることができる、たとえば広スペクトル帯域の超短パルスレーザ光源等を用いるのが好ましい。
一方、干渉光検出手段240は、合波手段4により合波された反射光L3と参照光L2との干渉光L4を検出するものであって、複数の波長帯域を有する干渉光L4を各波長帯域毎に分光する分光手段42と、分光手段42により分光された各波長帯域の干渉光L4毎に設けられた光検出手段44とを有している。この分光手段42はたとえば回折光学素子等により構成されており、光ファイバFB4からコリメータレンズ41を介して入射される干渉光L4を分光し、光検出手段44側に射出するようになっている。
また、光検出手段44は、たとえば1次元もしくは2次元にCCD等の複数の光センサを配列した構造を有し、各光センサが光学レンズ43を介して入射される干渉光L4を波長帯域毎にそれぞれ検出するようになっている。ここで、干渉光検出手段240において、光源ユニット210のスペクトルに反射情報の関数をフーリエ変換したものを加えた干渉光L4が観測される。そして、干渉光検出手段240において検出された干渉光L4を画像取得手段150において周波数解析することにより、測定対象Sbの各深さ位置における反射情報を取得し、断層画像を生成する。生成された断層画像は、表示装置160において表示される。
この光断層画像化装置200においても、図8の装置に用いられたものと同様の構成を有する光プローブ10が用いられており、その作用も図8の装置におけるのと同様である。
以上、光プローブ10が用いられた光断層画像化装置100、200について説明したが、その光プローブ10に代えて、先に述べた本発明の変形例にかかる光プローブを用いることも勿論可能である。
また、上記説明では本発明の光プローブを適用する光断層画像化装置の例としてSS−OCT装置とSD−OCT装置を挙げて説明したが、同様に本発明の光プローブをTD−OCT装置に適用することも可能である。
なお、光プローブの構成は上記のものに限定されず種々変更することが可能である。例えば、光プローブの外周面を覆うシースは、1つの部品のみから構成してもよいし、あるいは複数の部品を組み合わせてもよい。光プローブの最先端をキャップ状の部品で構成し、これと両端が開口したシースとを組み合わせて使用するようにしてもよい。また、シースを、透光部を含む先端側シースと、透光部を含まない基端側シースとに分けて構成し、先端側シースを交換可能にするように構成してもよい。
以下、シースを複数の部材で構成した光プローブの例について説明する。まず、第2の実施形態による光プローブについて、図10(A),図10(B)を参照しながら説明する。図10(B)は、円筒状のシース本体81と、シース本体81の先端部を覆うキャップ状のキャップ部材82とからなるシース83を備えた光プローブ80の先端側の側断面図、図10(A)は図10(B)のB−B線における断面図を示している。
シース本体81の内部空間には、第1の実施形態と同様に光ファイバ12と、固定部材13と、GRINレンズ14と、プリズムミラー15とが配設されている。
キャップ部材82は、周面に形成されたねじ部84によりシース本体81に着脱自在に装着される。キャップ部材82は、例えば、光プローブ80の長手方向に垂直な断面の外形が図10(A)に示す正三角形となるような角筒形状に構成することができる。そして、キャップ部材82の周壁となる3つの側壁にはそれぞれ、プリズムミラー15により偏向された光を透過させ、その外面が平坦に形成された透光部16が形成されている。透光部16は、図10(B)において2本の破線で挟まれた部分である。
キャップ部材82とシース本体81とは同じ材質で構成することが好ましい。キャップ部材82とシース本体81の材質としては例えば、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)、ポリエチレン、ポリプロピレン等を用いることができる。キャップ部材82とシース本体81の材質が異なる場合は、光透過性が良く、柔軟性があり、両者の屈折率が同じまたは近いものが好ましい。
プリズムミラー15により偏向された光の光路におけるキャップ部材82とシース本体81との間隙85には、光量損失を低減するために、屈折率整合剤を充填することが好ましく、間隙85が微小の場合には、キャップ部材82の内面またはシース本体81の外面に屈折率整合剤を塗布することが好ましい。屈折率整合剤としては、例えばキャップ部材82およびシース本体81の屈折率と同じまたは近い屈折率を有するゲル状の物質等が使用可能である。
なお、図10(B)に示す例では、シース本体81の先端は閉口し、偏向された光はシース本体81を透過するよう構成されているが、図11に示す光プローブ87のように、先端が開口した円筒状のシース本体88を図10(B)に示すシース本体81の代わりに用いてシース89を構成することも可能である。図11に示すシース本体88は、プリズムミラー15を覆わないようにシース本体81よりも先端部が短く構成されている。偏向された光は、光プローブ80においてはシース本体81とキャップ部材82を透過しなければならなかったのに対し、光プローブ87においてはキャップ部材82のみを透過すればよいため、光プローブ87の方が光プローブ81よりも光量損失を低減できる。
次に、第3の実施形態による光プローブについて、図12(A),(B)を参照しながら説明する。図12(B)は、円筒状のシース本体91と、シース本体91の外周面の一部を覆う帯状部材92とからなるシース93を備えた光プローブ90の先端側の側断面図、図12(A)は図12(B)のC−C線における断面図を示している。
シース本体91の内部空間には、第1の実施形態と同様に光ファイバ12と、固定部材13と、GRINレンズ14と、プリズムミラー15とが配設されている。
帯状部材92は、クリック部94によりシース本体91に着脱自在に装着される。図12(B)に示すクリック部94は、シース本体91に設けられた突起と、その突起と係合するように帯状部材92に設けられた溝とからなる。
帯状部材92は、例えば、光プローブ90の長手方向に垂直な断面の外形が図9(A)に示す正三角形となるような角筒形状に構成することができる。そして、帯状部材92の周壁となる3つの側壁にはそれぞれ、プリズムミラー15により偏向された光を透過させ、その外面が平坦に形成された透光部16が形成されている。透光部16は、図9(B)において2本の破線で挟まれた部分である。
帯状部材92の材質については、第2の実施形態のキャップ部材と同様に考えることができる。また、本実施形態においても、第2の実施形態と同様に、光量損失を低減するために、帯状部材92とシース本体91の間に屈折率整合剤を充填したり、これらに塗布したりすることが好ましい。
なお、第2の実施形態および第3の実施形態では、シースを構成する複数の部材を着脱自在とする構成として、ねじ部やクリック部からなる係合部を示したが、これらの構成に限定されるものではなく、別の構成からなる係合部を採用してもよい。
あるいは、シースを複数の部材で構成する場合、必ずしも着脱自在とせず、接着剤で固定するようにしてもよい。その場合には、接着剤は、シースを構成する部材と同じか近い屈折率を有するものが好ましい。
次に、第4の実施形態による光プローブについて、図13(A),(B)、図14を参照しながら説明する。図13(A),(B)は内視鏡の挿入部における本実施形態の光プローブ103の先端側の側断面図であり、図14は図13(B)のD−D線における断面図を示している。本実施形態の光プローブ103は、内視鏡の挿入部の鉗子チャンネル64内に透光部を有するカバー部材101を設けておき、使用時にこのカバー部材101がシース本体102に装着されるようにした点が特徴である。
本実施形態においては、図13(A)に示すように、鉗子チャンネル64の先端部に、基端側より内径が大きな拡径部64cが形成されており、カバー部材101はこの拡径部64c内部に収納可能に配設されている。カバー部材101は、拡径部64cの内壁に沿って摺動自在であり、その移動範囲は拡径部64cに設けられた段差部64d、64eにより規制される。
カバー部材101は、例えば、光プローブ103の長手方向に垂直な断面の外形が図114に示す正三角形となるような角筒形状に構成することができる。そして、カバー部材101の周壁となる3つの側壁にはそれぞれ、プリズムミラー15により偏向された光を透過させ、その外面が平坦に形成された透光部16が形成されている。透光部16は、図13(B)において2本の破線で挟まれた部分である。
カバー部材101の外周後端には拡径した段差部101aが形成されており、カバー部材101が拡径部64cに収納された状態では、段差部101aは段差部64eに当接した状態となる。一方、鉗子チャンネル64の先端は、段差部64dを形成することにより拡径部64cの内径よりも小さく構成されており、カバー部材の段差部101aは段差部64dに当接する寸法となっている。
また、カバー部材101は、略角筒形状であり、円筒状のシース本体102の先端部を挿入可能な内径を有するが、その先端開口部の径はシース本体102よりも小さくなるようにカバー部材の先端側内面には段差部101bが形成されている。
シース本体102の内部空間には、第1の実施形態と同様に、光ファイバ12と、固定部材13と、GRINレンズ14と、プリズムミラー15とが配設されている。本実施形態においては、カバー部材101とシース本体102がシースを構成するものであり、このシースとシース本体内部に配設された上記光ファイバ等により光プローブ103が構成される。
本実施形態における動作について説明する。まず始めは、カバー部材101は拡径部64cに収納された状態で挿入部55が体腔内に挿入される。挿入部55の挿入が完了した後、シース本体102を鉗子チャンネル64に挿入して先端方向へ移動させる。そして、図13(A)に示すように、シース本体102をカバー部材101の内部に挿入させる。
図13(A)の状態からさらにシース本体102を鉗子チャンネル64の先端方向へ移動させると、シース本体102の先端がカバー部材101の段差部101bに当接し、シース本体102にカバー部材101が装着された状態となる。
その状態からさらにシース本体102を先端方向へ移動させると、シース本体102の先端によりカバー部材101が押圧されて、シース本体102にカバー部材101が装着されて両者が一体化した状態のまま光プローブ103が挿入部55から突出して先端方向へ移動する。この光プローブ103の移動は、カバー部材101の後端の段差部101aが拡径部64cの段差部64dに当接するまで行われ、この当接により停止される。
なお、図13(B)に示すようなカバー部材101がシース本体102の先端部を被覆した状態において、プリズムミラー15により偏向された光が透光部16を透過して射出されるように、カバー部材101に設ける透光部16の位置は予め設定されている。
なお、カバー部材101の構成は、図13に示すものに限定されず、例えば、図13のカバー部材101の代わりに、図15に示すような先端が閉口したキャップ状のカバー部材104を用いて光プローブ105を構成することも可能である。
図15に示すようなカバー部材104を用いれば、鉗子チャンネル64の先端を気密構造にすることが可能であり、その場合には、シース本体102が測定対象や体液等に接触しないため、これらによるシース本体102の汚染を回避でき、光プローブの保守が容易になる。ただし、この場合は、カバー部材104が配設されている間は、鉗子チャンネル64に鉗子を挿通させて使用することはできないため、鉗子チャンネルとは異なる管路にこのカバー部材104を配設することが好ましい。
以上述べた第2〜第4の実施形態のように、シースを複数の部材で構成して着脱自在とすれば、洗浄が容易であるとともに、劣化時の交換も容易である。交換が容易であることから、外形が異なるもの等、複数種類のキャップ部やバンド部を容易しておき、測定状況に応じて好適なものを選択して使用することができる。また、透光部を有するシースのごく一部のみを外形が多角形等の特殊な形状にし、シースの大部分であるシース本体を円筒状にすれば、シースを一部品で構成してシース全体の外形を多角形等にしたものに比べて、製作が容易となり、生産性が向上する。
さらに、第4の実施形態については、以下に述べる効果も得られる。第1〜第3の実施形態では、本発明の透光部を有する部分の光プローブの外径に合わせて、光プローブを挿通させる鉗子チャンネルの径を挿通経路全てにわたって設定する必要があるため、鉗子チャンネル全域にわたって大径化を招く虞があった。これに対して、第4の実施形態では、カバー部材101が摺動する部分のみ鉗子チャンネルの径を大きくすればよく、鉗子チャンネルの大部分を占めるその他の部分は、円筒状のシース本体102が挿入可能な小さな径でよいため、第1〜第3の実施形態で懸念される大径化を回避することができる。
なお、第2〜第4の実施形態では、透光部を含む断面における外形が三角形状のシースを例示したが、これに限定するものではない。複数の部材でシースを構成する場合も、透光部を含む着脱自在な部材の外形は、透光部を含む断面において、多角形状または多角形の角部を丸くした形状や、略楕円形状であるように構成してもよい。
これらの例として、図16(A)〜図16(E)に断面図を示す。図16(A)は外形が正三角形の角部を丸くした形状のキャップ部材82A、図13(B)は外形が正方形状のキャップ部材82B、図13(C)は外形が正方形の角部を丸くした形状のキャップ部材82C、図13(D)は外形が対向する2つの平面の間を曲面で接続した形状のキャップ部材82D、図13(E)は、外形が楕円形状のキャップ部材82Eを示している。第3,第4の実施形態における帯状部材やカバー部材についても、上記キャップ部材と同様の変形が可能である。
また、第2〜第4の実施形態で示した光プローブも、第1の実施形態の光プローブと同様に、光断層画像化装置に適用することが可能である。
図1(B)は本発明の第1の実施形態による光プローブの概略的な側断面図、図1(A)は図1(B)のA−A線における断面図 図1の光プローブが適用された光断層画像化装置の全体斜視図 図1に示す光プローブの回動機構の断面図 図1に示す光プローブを密着させたときの様子を示す図 従来の光プローブを密着させたときの様子を示す図 本発明の光プローブの変形例を示す断面図 図7(A)〜図7(F)は本発明の光プローブの変形例の断面の形状を示す図 本発明の光プローブが用いられるSS−OCT計測による光断層画像化装置の一例を示す概略構成図 本発明の光プローブが用いられるSD−OCT計測による光断層画像化装置の一例を示す概略構成図 図10(B)は本発明の第2の実施形態による光プローブの概略的な側断面図、図10(A)は図10(B)のB−B線における断面図 本発明の光プローブの変形例を示す側断面図 図12(B)は本発明の第3の実施形態による光プローブの概略的な側断面図、図12(A)は図12(B)のC−C線における断面図 図13(A)、図13(B)は本発明の第4の実施形態による光プローブの概略的な側断面図 図13(B)のD−D線における断面図 本発明の光プローブの変形例を示す側断面図 図16(A)〜図16(E)は本発明の光プローブの変形例の断面の形状を示す図
符号の説明
10 光プローブ
11、11A、11B、11C、11D、11E、32 シース
12 光ファイバ
13 固定部材
14 GRINレンズ
15 プリズムミラー
16、18 透光部
17 フレキシブルシャフト
50 内視鏡
100、200 光断層画像化装置
L1 測定光

Claims (9)

  1. 内視鏡の挿入部の先端部で開口する管路に挿通される長尺の光プローブであって、
    該光プローブの外周面を構成するシースと、
    前記シースの内部空間に長手方向に延びる状態に配設された光ファイバと、
    前記シースの内部空間に配設され、前記光ファイバから射出した光を偏向するとともに、前記長手方向の軸線の周りに回動されて、偏向された光を前記軸線の周方向に走査させる偏向走査手段と、を備え、
    前記シースの側壁には、前記走査する光を透過させ、その外面が平坦に形成された透光部が前記周方向にわたって複数設けられていることを特徴とする光プローブ。
  2. 前記長手方向に垂直で前記透光部を含む断面における前記シースの外形が、多角形状または多角形の角部を丸くした形状であることを特徴とする請求項1記載の光プローブ。
  3. 内視鏡の挿入部の先端部で開口する管路に挿通される長尺の光プローブであって、
    該光プローブの外周面を構成するシースと、
    前記シースの内部空間に長手方向に延びる状態に配設された光ファイバと、
    前記シースの内部空間に配設され、該光ファイバから射出した光を偏向するとともに、前記長手方向の軸線の周りに回動されて、偏向された光を前記軸線の周方向に走査させる偏向走査手段と、を備え、
    前記シースの側壁には前記走査する光を透過させる透光部が前記周方向にわたって複数設けられ、前記長手方向に垂直で前記透光部を含む断面における前記シースの外形が略楕円形状であることを特徴とする光プローブ。
  4. 前記長手方向に垂直で前記透光部を含む断面における前記シースの内形が、前記軸線上の点を中心とする円形状であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の光プローブ。
  5. 前記シースが、円筒状の第1の部材と、該第1の部材に着脱自在に装着されて前記透光部が前記周方向にわたって複数設けられた第2の部材とを含んで構成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の光プローブ。
  6. 前記第2の部材が、前記第1の部材の先端部を覆うキャップ部材であることを特徴とする請求項5記載の光プローブ。
  7. 前記第2の部材が、前記第1の部材の外周面の一部を覆う帯状部材であることを特徴とする請求項5記載の光プローブ。
  8. 前記第2の部材が、前記第1の部材の先端部を挿入可能な内径を有し、内視鏡の挿入部の先端部まで導通する管路の内部に収納可能で前記管路の方向に摺動自在に配設されたカバー部材であり、
    前記第1の部材を前記管路の先端方向へ移動させることにより、前記カバー部材が前記第1の部材の先端部を被覆する状態で前記挿入部から突出し、前記光が前記透光部を透過して射出可能となるように構成されたことを特徴とする請求項5記載の光プローブ。
  9. 光を射出する光源と、
    該光源から射出された光を測定光と参照光とに分割する光分割手段と、
    前記測定光を測定対象に照射する照射光学系と、
    前記測定対象に測定光が照射されたときの該測定対象からの反射光と前記参照光とを合波する合波手段と、
    合波された前記反射光と前記参照光との干渉光を検出する干渉光検出手段と、
    この検出された干渉光の周波数および強度に基づいて、前記測定対象の複数の深さ位置における反射光の強度を検出し、これらの各深さ位置における反射光の強度に基づいて測定対象の断層画像を取得する画像取得手段とを備えてなる光断層画像化装置において、
    前記照射光学系が、請求項1から8のいずれか1項記載の光プローブを含んで構成されていることを特徴とする光断層画像化装置。
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