JP2008288982A - 色処理装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 任意の重要色の再現目標に基づいて、色相、明度、彩度それぞれを独立して制御するとともに、滑らかな階調再現を実現し、好ましい色再現を得ることを目的とする。
【解決手段】 色相、明度、彩度それぞれ独立に制御することが可能な色変換パラメータを設定する設定手段と、前記設定手段で設定したパラメータと一次元スプライン関数を利用して、標本点と出力色域内の変換後標本点との対応関係を生成する生成手段と、前記生成した対応関係と三次元スプライン関数とを用いて、処理対象である入力信号値を前記出力色域内の出力信号値に変換する変換手段とを有することを特徴とする。
【選択図】 図3
【解決手段】 色相、明度、彩度それぞれ独立に制御することが可能な色変換パラメータを設定する設定手段と、前記設定手段で設定したパラメータと一次元スプライン関数を利用して、標本点と出力色域内の変換後標本点との対応関係を生成する生成手段と、前記生成した対応関係と三次元スプライン関数とを用いて、処理対象である入力信号値を前記出力色域内の出力信号値に変換する変換手段とを有することを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
本発明は、入力信号値を前記出力色域内の出力信号値に変換するものに関する。
近年、カラー画像を扱うデバイスの普及により、同じカラー画像を異なるデバイスで扱う機会が増加している。例えば、ディジタルカメラで撮影した画像の出力先としてモニタやプリンタが考えられる。しかし、デバイス毎に再現可能な色の範囲(以下、色域という)が異なるため、同じ画像であってもモニタで表示される色とプリンタで出力される色が異なるという問題がある。そこで、異なるデバイス間での色域の差を吸収するために、出力色域外の入力色を出力色域の内部の色に変換する色域変換処理が重要になっている。一般に色域変換処理はCIELAB色空間やCIELUV色空間などのデバイス非依存な均等色空間で実施され、図15のように圧縮方向を決めて色変換する方法や色差が最小となる色に変換する方法などが広く知られている。
ところで、上記の色域圧縮処理において、出力機器でより好ましい色になるように画像の色を変換するために、肌色や青色といった一般に記憶色と呼ばれる色をより好ましい色に変換する場合がある。この好ましい色再現を得るためには記憶色を始めとしたいくつかの重要色を所望の色に高精度に変換することが重要となる。また、それと同時に画像全体としての好ましさを得るためには重要色の局所的な調整によらず階調が良好に再現されている必要がある。
また、特許文献1には、入力色の色相および明度に基づいて色域圧縮関数のパラメータを決定して色変換する技術が記載されている。しかしながら、調整項目が明度と彩度に限定されている為、肌色や空色等の色相を変換してより好ましい色に再現することは難しい。
特開2003−37745号公開
従来の色変換方法では調整可能な重要色の数や色域圧縮関数のパラメータの数が制限されていたり、色再現精度が不十分であったりしたために、所望の好ましい色再現を得ることが難しいという問題があった。
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、任意の重要色の再現目標に基づいて、色相、明度、彩度それぞれを独立して制御するとともに、滑らかな階調再現を実現し、好ましい色再現を得ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、色相、明度、彩度それぞれ独立に制御することが可能な色変換パラメータを設定する設定手段と、前記設定手段で設定したパラメータと一次元スプライン関数を利用して、標本点と出力色域内の変換後標本点との対応関係を生成する生成手段と、前記生成した対応関係と三次元スプライン関数とを用いて、処理対象である入力信号値を前記出力色域内の出力信号値に変換する変換手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、任意の重要色の再現目標に基づいて、色相、明度、彩度それぞれを独立して制御するとともに、滑らかな階調再現を実現し、好ましい色再現を得ることができる。
(第1実施例)
図1は、色処理装置のブロック図である。101は画像処理をする処理部、102は画像やプログラムを表示する表示部、103は画像データを出力する出力部、104は画像ファイルやデバイスプロファイルを保持する記録部である。
図1は、色処理装置のブロック図である。101は画像処理をする処理部、102は画像やプログラムを表示する表示部、103は画像データを出力する出力部、104は画像ファイルやデバイスプロファイルを保持する記録部である。
処理部101は、表示部102と出力部103のデバイスプロファイルを読み込み、表示部102の色信号を出力部103の好ましい色信号に変換するLUTを生成する。さらに、表示部102に表示したカラー画像を、生成したLUTを用いて処理部101で色変換する。
本実施例では、色変換アプリケーションを用いて画像の色を変換する。
色変換アプリケーションの起動に関するユーザ指示を入力すると、処理部101は記録部104に格納されている色変換アプリケーションを起動する。表示部102に、図2に示す色変換アプリケーションのウィンドウを表示する。
201は入力デバイスプロファイルの入力を指示するためのボタン、202は出力デバイスプロファイルの入力を指示するためのボタンである。203(a)、203(b)、203(c)はそれぞれ色相、明度、彩度の色変換を実行するかどうかを選択するためのチェックボックスである。204は203のチェック結果に従ったLUTの生成を指示するためのボタンである。205は変換するカラー画像の入力を指示するためのボタンである。206(a)は色変換前の画像を表示するプレビュー領域、206(b)はLUTで変換後の画像を表示するプレビュー領域である。207は生成したLUTを用いて色変換されたカラー画像をプリンタ109に出力することを指示するためのボタンである。
以下では、色変換アプリケーションの動作について図2と図3を用いて説明する。
ステップ301において、入力デバイスプロファイルボタン201および出力デバイスボタン202の押下の検出に応じて、記録部104から表示部102と出力部103のそれぞれに対応するデバイスプロファイルを読み込む。尚、このデバイスプロファイルはPCS(Profile Connection Space)をCIELAB色空間とする。入力デバイスプロファイルはデバイス依存のRGB値とデバイス非依存のL*a*b*値で構成され、出力デバイスプロファイルはデバイス依存のCMYK値とデバイス非依存のL*a*b*値で構成されるものとする。
ステップ302において、カラー画像ファイル入力ボタン205の押下に応じて、ユーザに指定されたカラー画像を記録部104から読み込み、206(a)のプレビュー領域にカラー画像を表示する。
ステップ303において、色変換を制御するチェックボックス203(a)、203(b)、203(c)ののオン、オフを検出する。但し、色変換パラメータの制御に関しては本実施例の様な単純な変換のオン、オフだけでなく所望の明度階調カーブを読み込ませるなど一次元LUTで表される色調整パラメータを外部から設定可能にしても良い。
ステップ304において、LUT生成ボタン204の押下の検出に応じて、ステップ301で読み込まれた入出力デバイスプロファイルおよび、ステップ303の制御項目のチェック結果に基づいてLUTを生成する。LUTの生成方法の詳細に関しては後述する。
ステップ305において、ステップ304で生成した色変換LUTを用いて、ステップ302で読み込んだカラー画像の色を変換する。変換された画像は206(b)のプレビュー領域に表示される。
ステップ306において、ユーザが目視により、プレビュー領域206(a)および206(b)に表示された画像を比較して所望の色変換が行われているかどうか確認する。所望の色変換が行われていればステップ307に移行し、所望の色変換が行われていない場合はステップ303に移行して色変換パラメータを再調整する。
ステップ306では、印刷ボタンの押下に応じて、色変換済みの画像を出力部103に送信し、出力部に画像を出力させる。
(スプライン関数)
ここで、以後の説明のために色変換に用いるスプライン関数について説明する。入力値xに対する出力値をyとすると、スプライン関数は次式になる。
ここで、以後の説明のために色変換に用いるスプライン関数について説明する。入力値xに対する出力値をyとすると、スプライン関数は次式になる。
ここで、Bi(x)は基底関数、αiはスプライン係数、iは基底関数番号である。このスプライン関数を用いて所望の標本点を通るような補間関数を得るには、与えられた標本点からスプライン係数を算出する必要がある。そこで、このスプライン係数の算出方法を図4のフローチャートに示す。
ステップ401において、標本点を取得する。ここで標本点の入力値のベクトルをX={x0,x1,x2,x3,x4}(但し、
ステップ402において、与えられた標本点に対して節点を適当に設定する。シェーンバーグ・ホイットニの条件を満たしていれば任意に設定してかまわない。例えば節点を標本点の中点に設定したり、標本点と同一の点に設定したりしても良い。
ステップ403において、ステップ402で設定した節点から基底関数を算出する。ここで、基底関数の算出には一般的なDe Boor−Coxのアルゴリズムを用いる。基底関数が3位のB−Spline基底であるとすると、非周期B−Spline基底は4つの節点(q0,q1,q2,q3、但しxi<qi<xi+1,i=0〜3)に対して図5のようになる。また、周期B−Spline基底は5つの節点(q0,q1,q2,q3,q4、但しxi=qi,i=0〜4,q0=q4)に対して図6のようになる。
ステップ404において、ステップ401で取得した標本点とステップ403で算出した基底関数とから係数行列Mを生成する。係数行列Mは次式になる。
さらに、スプライン係数のベクトルをCとすると、上記スプライン関数の式は次の行列式になる。
Y=MC
ステップ405において、ステップ604で生成した行列式を、LU分解等を用いてスプライン係数について解くとスプライン係数ベクトルC={c0,c1,c2,c3,c4}を得る。
Y=MC
ステップ405において、ステップ604で生成した行列式を、LU分解等を用いてスプライン係数について解くとスプライン係数ベクトルC={c0,c1,c2,c3,c4}を得る。
(色変換LUTの生成)
以下では、ステップ304における色変換LUTの生成について図7のフローチャートを用いて説明する。本実施例における色変換LUTは標本点と変換後標本点との対応関係を示すものである。
以下では、ステップ304における色変換LUTの生成について図7のフローチャートを用いて説明する。本実施例における色変換LUTは標本点と変換後標本点との対応関係を示すものである。
ステップ701において、203(a)がオンになっているかどうか判定する。オンになっている場合はステップ702に移行し、オフの場合はステップ703に移行する。ステップ702では、前述の方法を用いて色相を変換するスプライン関数を生成して入力色相を変換する。ここで図8に示すように、色相変換前の重要色の色相をhsrc={h0,h1,h2,h3,h4}、変換後の色相の再現目標をhdst={h’0,h’1,h’2,h’3,h’4}とすると、前述のスプライン係数の算出において入力値のベクトルをhsrc、出力値のベクトルをhdst−hsrc、周期360(°)の周期スプライン関数とすればよい。以上の条件で算出されるスプライン係数をαi={α0,α1,α2,α3,α4}とすると、スプライン関数は図9のようになり、色相hinの変換後の色相houtは次式になる。
、但し、
但し、ここでは重要色の色相の数を5点としたがその数に制限はない。また、任意の周期に変更しても構わないし、色域の領域毎に色相変換関数を生成しても良い。
ステップ703において、203(b)がオンになっているかどうか判定する。オンになっている場合はステップ704に移行し、オフの場合はステップ705に移行する。ステップ704では、前述の手法で明度を変換するスプライン関数を生成して入力明度を変換する。ここで図10に示すように、明度変換前の重要色の明度をLsrc={L0,L1,L2}、変換後の明度の再現目標をLdst={L’0,L’1,L’2}とすると、前述のスプライン係数の算出において入力値のベクトルを、出力値のベクトルをLdstの非周期スプライン関数とすればよい。以上の条件で算出されるスプライン係数をβi={β0,β1,β2}とすると、スプライン関数は図11のようになり、明度Linの変換後の明度Loutは次式になる。
但し、ここでは重要色の明度の数を3点としたがその数に制限はない。また、明度変換関数は出力値を色相変換関数同様差分にする、色域の領域毎に異なる重要色に基づいて明度変換関数を生成するなど他の方法をとってもかまわない。
ステップ705において、203(c)がオンになっているかどうか判定する。オンになっている場合はステップ706に移行し、オフの場合はステップ707に移行する。ステップ706では、前述の手法で彩度を変換するスプライン関数を生成して入力彩度を変換する。ここで図12に示すように、彩度変換前の重要色の彩度をCsrc={C0,C1,C2}、変換後の彩度の再現目標をCdst={C’0,C’1,C’2}とすると、前述のスプライン係数の算出において入力値のベクトルをCsrc、出力値のベクトルをCdstの非周期スプライン関数とすればよい。以上の条件で算出されるスプライン係数をγi={γ0,γ1,γ2}とすると、スプライン関数は図13のようになり、色相Cinの変換後の色相Coutは次式になる。
但し、ここでは重要色の彩度の数を3点としたがその数に制限はない。また、彩度変換関数は出力値を色相変換関数同様差分にする、色域の領域毎に異なる重要色に基づいて彩度変換関数を生成するなど他の方法をとってもかまわない。尚、プライマリカラーの色相、デバイスの明度の最大値や最小値、等色相面における最大彩度点の明度や彩度等の色は適宜デバイスプロファイルから取得して重要色や再現目標色として利用することも可能である。
ステップ707において、LUTの標本点を設定する。ここで、標本点は色相、明度、彩度の各々の成分に対して値を持ち、図14に示すように入力デバイスの色域を包含するように設定する。
ステップ708において、ステップ707で設定した標本点をステップ702、ステップ703、ステップ704のそれぞれで算出した色変換関数によって色変換し、変換後標本点を求める。尚、色変換関数を生成していない場合は入力値をそのまま出力値にする。
ステップ709では、全ての標本点の色変換が終了したかどうか確認する。色変換が終了していればステップ710に移行し、色変換が終了していなければステップ708へ移行する。
ステップ710では、出力色域外の点を出力色域内に写像する。本実施例では、図15のように焦点方向や色差が最小になる方向に変換して出力色域の表面に写像する。但し、ここで実施される写像に関しては上記に限らず、他の方法を用いてもかまわない。
(色変換)
以下では、ステップ305における色変換LUTを用いた画像の色変換について図16のフローチャートを用いて説明する。
以下では、ステップ305における色変換LUTを用いた画像の色変換について図16のフローチャートを用いて説明する。
ステップ1601において、ステップ304で生成したLUTの標本点を取得する。ここで、以降の説明において標本点の値はL*C*h値であり、図14に示すように入力色域を囲むように設定されているものとする。また、標本点は各次元それぞれ5つ、計125個のデータであるとし、i番目のデータに関して、入力色域のL*C*h値をIi、ci、,hi、出力色域のL*C*h値をLi、Ci、Hkと表すこととする。
ステップ1602において、三次元スプライン関数の係数を算出する。三次元スプライン関数は上述の一次元スプライン関数を拡張することによって次式になる。
そして、一次元の場合と同様にして各次元のスプライン係数を算出する。以下、上記方程式によるスプライン係数α、β、γの算出について詳しく説明する。
行列Mは125×125の行列であり、s行t列成分mstを次のように設定する。
従って、s番目の出力Hsを上記スプライン関数を用いて表すと次のようになる。
これを行列式に変換すると
H=Mα
そして、この行列式をLU分解で解き、スプライン係数のベクトルαを算出する。
α=[α0,α1,・・・,α124]
同様に、s番目の出力Lsを上記スプライン関数で表すと次のようになる。
H=Mα
そして、この行列式をLU分解で解き、スプライン係数のベクトルαを算出する。
α=[α0,α1,・・・,α124]
同様に、s番目の出力Lsを上記スプライン関数で表すと次のようになる。
これを行列式に変換すると
L=Mβ
この行列式をLU分解で解き、スプライン係数ベクトルβを算出する。
β=[β0,β1,・・・,β124]
さらに、s番目の出力Csを上記スプライン関数で表すと次のようになる。
L=Mβ
この行列式をLU分解で解き、スプライン係数ベクトルβを算出する。
β=[β0,β1,・・・,β124]
さらに、s番目の出力Csを上記スプライン関数で表すと次のようになる。
これを行列式に変換すると
C=Mγ
この行列式をLU分解で解き、スプライン係数ベクトルγを算出する。
γ=[γ0,γ1,・・・,γ124]
ステップ1603において、処理対象の入力信号値を読み込む。例えば、入力された画像のピクセルのRGB値を読み込む。
C=Mγ
この行列式をLU分解で解き、スプライン係数ベクトルγを算出する。
γ=[γ0,γ1,・・・,γ124]
ステップ1603において、処理対象の入力信号値を読み込む。例えば、入力された画像のピクセルのRGB値を読み込む。
ステップ1604において、読み込んだRGB値を、入力デバイスプロファイルを用いてL*a*b*値に変換後、次式でL*C*h値に変換する。
ステップ1605において、ステップ1602で算出したスプライン係数に基づき、ステップ1604で入力されたL*C*h値をスプライン関数に代入して色を変換する。入力値を(I,c,h)、出力値を(L,C,H)とするとスプライン関数は次式になる。
ステップ1606において、ステップ1605で算出されたL*C*h値を次式でL*a*b*値に変換後、出力デバイスプロファイルによりプリンタのCMYK値(出力信号値)に変換する。
a=Ccos(h)
b=Csin(h)
ステップ1607において、入力された画像の全ピクセルの色が変換されたかどうか確認する。全ピクセルの色変換が終了していれば処理を終了し、色変換が終了していなければステップ1603に移行する。
a=Ccos(h)
b=Csin(h)
ステップ1607において、入力された画像の全ピクセルの色が変換されたかどうか確認する。全ピクセルの色変換が終了していれば処理を終了し、色変換が終了していなければステップ1603に移行する。
本実施例によれば、任意の重要色の色再現目標値に基づいて、色相、明度、彩度それぞれを一次元非線型色変換関数によって独立して色変換することで高精度に重要色を再現する色変換テーブルを生成することが可能となる。また、色変換テーブルおよび色変換テーブルの生成に用いた一次元非線型色変換関数に基づく三次元非線型補間演算を利用してカラー画像の色を変換することによって、滑らかな階調再現が得られる。従って、高精度かつ滑らかな階調を持つ色再現が可能となるためプリンタ等の出力機器で出力する際に好ましい色再現を得ることが可能になる。
(変形例)
上記実施例では、基底関数としてB−Splineを用いて説明した。しかしながら、基底関数にはRational B−Spline、Non Uniform Rational B−Spline、Bezier、Rational Bezier等、あらゆる区分的関数を用いることが出来る。基底関数の局所性が存在するとより望ましいことから、最も代表的なB−Splineを用いて前記実施例を説明した。
上記実施例では、基底関数としてB−Splineを用いて説明した。しかしながら、基底関数にはRational B−Spline、Non Uniform Rational B−Spline、Bezier、Rational Bezier等、あらゆる区分的関数を用いることが出来る。基底関数の局所性が存在するとより望ましいことから、最も代表的なB−Splineを用いて前記実施例を説明した。
上記実施例では標本点の入力値に対応する色空間としてL*C*h色空間を用いた。だが、色相、明度、彩度の各成分からなる円筒座標系を利用して表現可能な色空間であれば他の色空間であっても用いることは可能である。また、出力値に対応する色空間に関しては用いる色空間になんら制限は無く、RGB色空間、CMYK色空間、L*a*b*色空間、JCh色空間、XYZ色空間、xy色空間等を用いることが可能である。
Claims (7)
- 色相、明度、彩度それぞれ独立に制御することが可能な色変換パラメータを設定する設定手段と、
前記設定手段で設定したパラメータと一次元スプライン関数を利用して、標本点と出力色域内の変換後標本点との対応関係を生成する生成手段と、
前記生成した対応関係と三次元スプライン関数とを用いて、処理対象である入力信号値を前記出力色域内の出力信号値に変換する変換手段とを有することを特徴とする色処理装置。 - 前記設定手段は、色相、明度、彩度それぞれについて、前記色変換パラメータを設定するか否かを設定することを特徴とする請求項1記載の色処理装置。
- 前記設定手段は、色相、明度、彩度それぞれについて、一次元の変換テーブルを設定することを特徴とする請求項1記載の色処理装置。
- 前記生成手段は、
前記設定手段で設定したパラメータと一次元スプライン関数を利用して、前記標本点を変換する変換手段と、
前記変換された標本点を前記出力色域内に写像する写像手段とを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の色処理装置。 - 前記変換手段は、
前記対応関係に基づいて前記三次元スプライン関数の係数を算出する手段と、
前記算出した三次元スプライン関数の係数を用いて、前記入力信号値を前記出力色域内の出力信号値に変換する手段とを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の色処理装置。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載の色処理装置をコンピュータを用いて実現するために、コンピュータが読み取り可能に記憶媒体に記憶されたプログラム。
- 色相、明度、彩度それぞれ独立に制御することが可能な色変換パラメータを設定する設定工程と、
前記設定手段で設定したパラメータと一次元スプライン関数を利用して、標本点と出力色域内の変換後標本点との対応関係を生成する生成工程と、
前記生成した対応関係と三次元スプライン関数とを用いて、処理対象である入力信号値を前記出力色域内の出力信号値に変換する変換工程とを有することを特徴とする色処理方法。
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