JP2008287491A - プローブデータ収集システム - Google Patents

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Abstract

【課題】プローブデータの提供に対してポイントを付与するプローブデータ収集システムを利用することで、乗客を運搬する車両に搭乗するインセンティブを人に与える技術を提供する。
【解決手段】プローブデータ収集システム10において、車載器3は、携帯電話機6に対して、乗員5が公共車両1に搭乗していた期間において車載器3が取得したプローブデータを特定することができるプローブデータIDを携帯電話機6に送信する。また、携帯電話機6は、車載器3から送信されたプローブデータIDに、提供者IDを関連付けたデータを、管理センタ4に送信する。また、管理センタ4は、車載器3から送信されたプローブデータを用いて、携帯電話機6から送信されたプローブデータIDに対応するプローブデータを特定し、特定した当該プローブデータに基づいてポイントを決定し、決定したポイントを、携帯電話機6から送信された提供者IDに追加付与する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プローブデータ収集システムに関する。
近年、複数の車両に搭載された車載器が、様々な車両の走行データを収集し、それをプローブデータとしてセンタに送信し、センタが、受信したプローブデータを利用して種々の情報提供を行うという、プローブデータ収集システムの技術の研究、実験が行われている。
そして、このような技術において、より多くのプローブデータを収集するために、プローブデータの提供車両、ひいては当該提供車両の所持者に、ポイントを付与する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような技術によって、当該提供車両の所持者に対して、プローブデータの提供に対するインセンティブが働く。
特開2005−258583号公報
本発明は、プローブデータの提供に対してポイントを付与するようなシステムを利用することで、乗客を運搬する車両に搭乗するインセンティブを人に与える技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の特徴は、センタ(4)と、乗客を運搬する車両に搭載されると共に当該車両のプローブデータを取得してセンタに送信する車載器(3)と、当該車両に搭乗する乗客が携帯する携帯通信機(6)と、を備えたプローブデータ収集システムに関するものである。
このプローブデータ収集システムにおいて、車載器は、携帯通信機に対して、乗員が当該車両に搭乗していた期間において車載器が取得したプローブデータを特定することができる第1識別情報を携帯通信機に送信する。また、携帯通信機は、車載器から送信された第1識別情報に、当該携帯通信機または当該携帯通信機の所有者を識別することができる第2識別情報を関連付けたデータを、センタに送信する。また、センタは、車載器から送信されたプローブデータを用いて、携帯通信機から送信された第1識別情報に対応するプローブデータを特定し、特定した当該プローブデータに基づいてポイントを決定し、決定したポイントを、当該第2識別情報に付与する。なお、このポイントは、当該形態通信機の所有者、すなわち上述の乗客への特典ポイントであり、その特典ポイントを乗客に還元する方法は、どのようなものであってもよい。
このようになっていることで、当該車両に搭乗した乗客は、その搭乗していた期間におけるプローブデータの内容に基づいたポイントの付与を受ける。したがって、乗客を運搬する車両に搭乗するインセンティブを携帯通信機の所有者に与えることができる。
また、センタがポイントを決定するときに用いるプローブデータの内容とは、プローブデータの示す情報の種別であってもよい。このようになっていることで、種別に応じた多彩なポイント付与を行うことができる。
また、車載器は、乗員が当該車両に搭乗する際に、携帯通信機に対して、その時の当該車両の位置の情報を、第1識別情報の一部である乗車位置情報として送信し、乗員が当該車両から降りる際に、携帯通信機に対して、その時の当該車両の位置の情報を、第1識別情報の一部である降車位置情報として送信するようになっていてもよい。このように、乗客の乗車位置および降車位置の情報を、第1識別情報に含めることで、センタは、この第1識別情報から、対応するプローブデータを、容易に特定することができる。
なお、上記特許請求の範囲における括弧内の符号は、特許請求の範囲に記載された用語と後述の実施形態に記載される当該用語を例示する具体物等との対応関係を示すものである。
以下、本発明の一実施形態について説明する。図1に、本実施形態に係るプローブデータ収集システム10の構成を概略的に示す。プローブデータ収集システム10においては、路線バス、タクシー等の乗客を運搬する公共車両1に搭載されたセンサ群2が、公共車両1の各種走行情報(例えば、所在位置、走行速度、路面勾配、現在時刻、天候)を検出して車載器3に出力し、車載器3は、それら検出された走行情報を、プローブデータとして管理センタ4に送信する。管理センタ4は、車載器3と同様の構成の他の通信装置からもプローブデータを受け取り、受け取ったプローブデータをまとめて加工することで、渋滞情報、天候情報等、有用な交通情報を作成し、作成した交通情報を、各種通信装置に配信する。
また、公共車両1に搭乗する乗客5が携帯電話機6を所持している場合、乗客5の乗車時および降車時に車載器3と携帯電話機6とが通信を行うことで、車載器3から携帯電話機6に、プローブデータIDを送信する。プローブデータIDとしては、例えば、乗客5の乗車時における車両の所在位置(以下、乗車位置という)、乗客5の乗車時刻、乗客5の降車時における車両の所在位置(以下、降車位置という)、および乗客5の降車時刻の組を用いる。
携帯電話機6は、受信したプローブデータIDに、乗客5または携帯電話機6を識別するための提供者IDを関連付け、当該プローブデータIDおよび提供者IDを、管理センタ4に送信する。
また、管理センタ4においては、携帯電話機6から受信したプローブデータIDおよび提供者IDに基づいて、受信したプローブデータから、当該プローブデータIDに対応するプローブデータを特定し、特定したプローブデータの内容に応じて、当該提供者IDにポイントを加算する。
そして、提供者IDに該当する乗客5は、デパートでの買い物、レストランでの飲食、駐車場の使用、ガソリンスタンドでの給油等の好みのシチュエーションで、提供者IDに付与されたポイントを消費して支払いに充てることができる。以下、このようなプローブデータ収集システム10の構成および作動について詳細に説明する。
センサ群2は、車速センサ、GPS受信機、勾配センサ、加速度センサ、降雨センサ等、公共車両1の内外の状況および公共車両1の走行状態の情報を検出し、検出結果を車載器3に出力する。
図2に、車載器3の構成を概略的に示す。車載器3は、車内I/F31、車外無線部32、および制御部33を含んでいる。車内I/F31は、公共車両1に搭乗した乗客5の携帯電話機6と通信するためのインターフェースである。この車内I/F31は、有線通信のためのコネクタであってもよいし、無線通信のための送受信機であってもよい。
車外無線部32は、管理センタ4と通信するための無線送受信機である。なお、車外無線部32は、管理センタ4と直接無線通信するようになっていてもよいし、あるいは図示しない無線基地局および当該無線基地局から管理センタ4までの(無線または有線の)通信回線を介して、管理センタ4と通信するようになっていてもよい。
制御部33は、センサ群2からの信号、車内I/F31、および車外無線部32を用いて、後述するような処理を実行する。なお、制御部33は、そのような処理を実現するためのプログラムを実行するマイコンであってもよいし、あるいは、そのような処理を実現するための専用の回路構成を有するハードウェアであってもよい。
図3に、携帯電話機6の構成を概略的に示す。携帯電話機6は、車内I/F61、無線部62、制御部63を含んでいる。車内I/F61は、車載器3の車内I/F31と無線または有線で接続するためのインターフェースである。
無線部62は、管理センタ4と通信するための無線送受信機である。なお、無線部62は、管理センタ4と直接無線通信するようになっていてもよいし、あるいは、図示しない無線基地局および当該無線基地局から管理センタ4までの(無線または有線の)通信回線を介して、管理センタ4と通信するようになっていてもよい。
制御部63は、車内I/F61、無線部62を用いて、後述するような処理を実行する。また、制御部63は、携帯電話機6の所有者である乗客5または携帯電話機6それ自身を他から識別する情報である提供者IDのデータを記憶している。なお、制御部63は、そのような処理を実現するためのプログラムを実行するマイコンであってもよいし、あるいは、そのような処理を実現するための専用の回路構成を有するハードウェアであってもよい。
図4に、管理センタ4の構成を概略的に示す。管理センタ4は、通信部41、および記憶部42を含んでいる。通信部41は、車載器3の車外無線部32、携帯電話機6の無線部62、および他の通信装置と通信を行うための送受信装置である。記憶部42は、受信したプローブデータ、および提供者ID毎のポイント等を記憶するための、不揮発性記憶媒体である。
制御部43は、通信部41、記憶部42を用いて、後述するような処理を実行する。なお、制御部43は、そのような処理を実現するためのプログラムを実行するマイコンであってもよいし、あるいは、そのような処理を実現するための専用の回路構成を有するハードウェアであってもよい。
ここで、以上のような構成の車載器3、管理センタ4、および携帯電話機6の作動について、図5を用いて説明する。まず、乗客5が携帯電話機6を携帯して公共車両1に搭乗する際に、車載器3と携帯電話機6とが通信し、その通信において、車載器3が携帯電話機6に対して、乗車位置および乗車時刻の情報を、プローブデータIDの一部として送信する(ステップ310)。そして、携帯電話機6の制御部63は、車内I/F61を介して、この乗車位置および乗車時刻の情報を受信する(ステップ610)。
具体的には、車載器3の制御部33は、乗客5の公共車両1への搭乗を検出すると、車内I/F31を用いて、乗車位置および乗車時刻の情報を、携帯電話機6に送信する。乗車位置および乗車時刻は、例えば、センサ群2のGPS受信機から取得してもよい、また、乗車時刻は、図示しない内部時計から取得してもよい。このとき、乗客5が公共車両1に搭乗したか否かの判定方法としては、以下のような方法がある。
例えば、車載器3と携帯電話機6との通信が有線によるものである場合、車載器3の制御部33は、乗客5が公共車両1に搭乗したことを、車内I/F31と車内I/F61とが物理的に結合したことに基づいて、乗客5が搭乗したと判定してもよい。
また例えば、車載器3と携帯電話機6との通信が(例えばBluetooth、無線LAN等の)無線によるものであって、車載器3の通信可能範囲が、公共車両1内の全域に渡っている場合、車内I/F31と車内I/F61との無線接続が確立したことに基づいて、乗客5が乗車したと判定してもよい。
また例えば、車載器3と携帯電話機6との通信が(例えばBluetooth、無線LAN等の)無線によるものであり、車内I/F31が公共車両1の入口と出口のそれぞれに設置され、入口の車内I/F31は入口付近の携帯電話機6のみとしか通信できず、出口の車内I/F31は出口付近の携帯電話機6のみとしか通信できないようになっている場合は、入口の車内I/F31と車内I/F61との無線接続が確立したことに基づいて、乗客5が乗車したと判定してもよい。
また例えば、車載器3と携帯電話機6との通信が確立した後に、乗客5が携帯電話機6の図示しない操作部に対して乗車通知の操作を行ったことに基づいて、携帯電話機6の車内I/F61が乗車通知を車載器3に送信し、車載器3の車内I/F31がその乗車通知を受信したことに基づいて、乗客5が搭乗したと判定してもよい。
また例えば、車載器3と携帯電話機6との通信が確立した後に、乗客5が車載器3の図示しない操作部に対して乗車通知の操作を行ったことに基づいて、乗客5が乗車したと判定してもよい。
乗客5が乗車した後、公共車両1の移動中、制御部33は、センサ群2からプローブデータを取得し(ステップ320)、取得したプローブデータを、車外無線部32を用いて定期的に管理センタ4に送信する(ステップ330)。なお、ここで送信するプローブデータには、プローブデータの検出時における時刻、およびその時刻における公共車両1の所在位置に加え、車載器3が搭載される公共車両1の種別および個体を特定するための車両IDを含める。制御部33は、車両IDのデータをあらかじめ記憶している。そして管理センタ4の制御部43は、通信部41を介してこのプローブデータを受信すると、受信したプローブデータを、他のプローブデータが蓄積されている記憶部42に追加記録する(ステップ410)。
そして、乗客5が公共車両1から降りる際に、車載器3と携帯電話機6とが通信し、その通信において、車載器3が携帯電話機6に対して、降車位置および降車時刻の情報を、プローブデータIDの一部として送信する(ステップ340)。そして、携帯電話機6の制御部63は、車内I/F61を介して、この降車位置および降車時刻の情報を受信する(ステップ620)。
具体的には、車載器3の制御部33は、乗客5の公共車両1からの退出を検出すると、車内I/F31を用いて、降車位置および降車時刻の情報を、携帯電話機6に送信する。降車位置および降車時刻は、例えば、センサ群2のGPS受信機から取得してもよい、また、降車時刻は、図示しない内部時計から取得してもよい。このとき、乗客5が降車するか否かの判定方法としては、以下のような方法がある。
また例えば、車載器3と携帯電話機6との通信が無線によるものであり、車内I/F31が公共車両1の入口と出口のそれぞれに設置され、入口の車内I/F31は入口付近の携帯電話機6のみとしか通信できず、出口の車内I/F31は出口付近の携帯電話機6のみとしか通信できないようになっている場合は、出口の車内I/F31と車内I/F61との無線接続が確立したことに基づいて、乗客5が降車すると判定してもよい。
また例えば、降車直前において車載器3と携帯電話機6との通信が確立しているときに、乗客5が携帯電話機6の図示しない操作部に対して降車通知の操作を行ったことに基づいて、携帯電話機6の車内I/F61が降車通知を車載器3に送信し、車載器3の車内I/F31がその降車通知を受信したことに基づいて、乗客5が降車したと判定してもよい。
また例えば、降車直前において車載器3と携帯電話機6との通信が確立しているときに、乗客5が車載器3の図示しない操作部に対して降車通知の操作を行ったことに基づいて、乗客5が降車すると判定してもよい。
降車位置および降車時刻の情報を受信した制御部63は、この受信した情報と、先に受信していた乗車位置および乗車時刻とから成るプローブデータIDを生成する(ステップ630)。さらに制御部63は、このプローブデータIDに提供者IDを付加したデータパケットを生成することで、当該プローブデータIDと当該提供者IDとを関連付ける。そして、このデータパケットを、車外無線部32を用いて管理センタ4に送信する(ステップ640)。
管理センタ4の制御部43は、このデータパケットを、通信部41を介して受信する(ステップ420)。続いて制御部43は、当該データパケットに該当するプローブデータを、記憶部42中のプローブデータから特定する(ステップ430)。当該データパケットに該当するプローブデータとしては、例えば、当該乗車時刻に当該乗車位置におり、当該降車時刻に当該降車位置にいる旨を示すプローブデータの、当該乗車位置から当該降車位置までの部分を採用する。
続いて制御部43は、受信したデータパケット中の提供者IDに対して、ステップ430で特定したプローブデータの内容に基づいたポイントを追加付与する(ステップ440)。ここで、プローブデータの内容とポイントの関係について説明する。例えばプローブデータの示す情報の種別によって、追加付与するポイントが変化するようになっていてもよい。このようになっていることで、種別に応じた多彩なポイント付与を行うことができる。
例えば、プローブデータの示す情報の種別として、特定したプローブデータに含まれる車両IDを用いる場合、車両IDがタクシー等の比較的小人数を運搬することができる車両を示している場合よりも、車両IDがバス等の比較的多人数を運搬することができる車両を示している場合の方が、追加付与のポイントが高くなっていてもよい。このようになっていることで、より多人数を運搬する車両に乗車したいというインセンティブが働き、結果として交通の混雑が緩和され、環境に対する排気ガスの総排出量も低下する。
また例えば、以下の例に示すように、特定したプローブデータに含まれる交通状態(例えば車速)が、それまでに記憶部42に蓄積された他のプローブデータから推測される交通状態と同じである場合、そのようなプローブデータの価値は低いという観点から、追加付与ポイントを、プローデータの単位量当り1ポイントとする。
そして、当該プローブデータに含まれる交通状態が、非定常的な渋滞の変化タイミングにおける、当該渋滞内の情報であった場合、そのようなプローブデータの価値は非常に高いという観点から、追加付与ポイントを、プローデータの単位量当り5ポイントとする。
そして、当該プローブデータに含まれる天候情報が、雨の降り始めまたは止み始めを示している場合、そのようなプローブデータの価値は中程度であるという観点から、追加付与ポイントを、プローデータの単位量当り3ポイントとする。
そして、当該プローブデータに含まれる走行状態が、急ブレーキ、急ハンドル等、非定常な運転状況を示している場合、そのような緊急度の高いプローブデータの価値は最も高いという観点から、追加付与ポイントを、プローデータの単位量当り10ポイントとする。
制御部43は、このようにして決定した追加付与ポイントを、記憶部42において当該提供者IDにそれまでに付与されているポイントを、当該追加付与ポイントの追加が反映されるように、書き換える。
このように、提供者IDと関連付けられて記録されたポイントは、当該提供者IDに対応する人(すなわち提供者)の好みの用途に利用できる。例えば、提供者が、デパート等で買い物をしたときに、この提供者IDを提示することで、デパートに設置された端末から、管理センタ4に、金額の情報および提供者IDが送信され、管理センタ4の記憶部42は、当該提供者IDに付与されているポイントから、当該金額に対応するポイントを差し引く。
なお、携帯電話機6は、携帯電話機6が記憶している提供者IDに対応するポイントを、管理センタ4に問い合わせることで、管理センタ4から当該ポイントの通知を受けるようになっていてもよい。このようになっていることで、提供者が、自らの利用可能なポイントを利用したい時にどこにいても確認できる。例えば、管理センタ4の制御部43は、このようなポイント情報の提供のために、Webサーバ機能を実現するようになっていてもよい。
以上説明した通り、プローブデータ収集システム10において、車載器3は、携帯電話機6に対して、乗員5が公共車両1に搭乗していた期間において車載器3が取得したプローブデータを特定することができるプローブデータID(第1識別情報の一例に相当する)を携帯電話機6に送信する。また、携帯電話機6は、車載器3から送信されたプローブデータIDに、提供者ID(第2識別情報の一例に相当する)を関連付けたデータを、管理センタ4に、プローブデータそのものとは別の経路を介して、送信する。また、管理センタ4は、車載器3から送信されたプローブデータを用いて、携帯電話機6から送信されたプローブデータIDに対応するプローブデータを特定し、特定した当該プローブデータに基づいてポイントを決定し、決定したポイントを、携帯電話機6から送信された提供者IDを対象として追加付与する。
このようになっていることで、公共車両1に搭乗した乗客5は、その搭乗していた期間におけるプローブデータの内容に基づいたポイントの付与を受ける。したがって、乗客を運搬する公共車両1に搭乗するインセンティブを携帯電話機6の所有者に与えることができる。
また、車載器3は、乗員5が公共車両1に搭乗する際に、携帯電話機6に対して、その時の携帯電話機6の位置および時刻の情報を、プローブデータIDの一部である乗車位置情報として送信し、乗員が公共車両1から降りる際に、携帯電話機6に対して、その時の公共車両1の位置および時刻の情報を、プローブデータIDの一部である降車位置情報として送信するようになっている。このように乗客5の乗車位置および降車位置等の情報を、プローブデータIDに含めることで、管理センタ4は、このプローブデータIDから、対応するプローブデータを、容易に特定することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の各発明特定事項の機能を実現し得る種々の形態を包含するものである。
例えば、上記実施形態において、センサ群2、車載器3は、公共車両1に搭載されるようになっているが、私有車に搭載されるようになっていてもよい。この場合、車両IDと提供者IDとが一致することが多いので、管理センタ4は、当該私有車の車両IDと、当該私有者のオーナーの提供者IDとを関連付けて記憶し、車載器3から受けたプローブデータ中の車両IDから提供者IDを特定し、特定した提供者IDに、当該プローブデータの内容に応じたポイントを付与するようになっていてもよい。
この場合のプローブデータの内容とポイントとの関係としては、例えば、車載カメラを使って撮影された画像データをプローブデータが含んでいれば、付与するポイントが高くなるようになっていてもよい。また、プローブデータの内容の詳細度(例えば、現在位置の送信頻度)が高いほど、付与するポイントを高くするようになっていてもよい。
また、上記実施形態においては、携帯通信機の一例として携帯電話機6を挙げているが、本発明の携帯通信機は、このようなものに限らず、ノート型パーソナルコンピュータ等、乗客が持ち運べ、車載器3、および管理センタ4と通信可能なものであれば、どのようなものに適用してもよい。
また、上記実施形態においては、プローブデータIDとして、乗車位置、乗車時刻、降車位置、および降車時刻の組が用いられているが、プローブデータIDは、乗員が車両に搭乗していた期間において当該車載器が取得したプローブデータを特定することができるようなものであれば、どのようなものでもよい。例えば、車載器3が管理センタ4に送信するプローブデータのそれぞれに、連続する通し番号が付されている場合、プローブデータIDは、乗客5の乗車時に車載器3が取得したプローブデータの通し番号、および、乗客5の降車時に車載器3が取得したプローブデータの通し番号であってもよい。
本発明の実施形態に係るプローブデータ収集システム10の全体構成を示す図である。 車載器3の構成を概略的に示すブロック図である。 携帯電話機6の構成を概略的に示すブロック図である。 管理センタ4の構成を概略的に示すブロック図である。 車載器3、管理センタ4、携帯電話機6の処理内容および車載器3、管理センタ4、携帯電話機6間のデータのやりとりを示すシーケンス図である。
符号の説明
1…公共車両、2…センサ群、3…車載器、4…管理センタ、5…乗客、
6…携帯電話機、10…プローブデータ収集システム、31、61…車内I/F、
32…車外無線部、33、43、63…制御部、41…通信部、42…記憶部、
62…無線部。

Claims (4)

  1. センタ(4)と、乗客を運搬する車両に搭載されると共に前記車両のプローブデータを取得して前記センタに送信する車載器(3)と、前記車両に搭乗する乗客が携帯する携帯通信機(6)と、を備えたプローブデータ収集システムであって、
    前記車載器は、前記携帯通信機に対して、前記乗員が前記車両に搭乗していた期間において当該車載器が取得したプローブデータを特定することができる第1識別情報を前記携帯通信機に送信し、
    前記携帯通信機は、前記車載器から送信された前記第1識別情報に、前記携帯通信機または前記携帯通信機の所有者を識別することができる第2識別情報を関連付けたデータを、前記センタに送信し、
    前記センタは、前記車載器から送信された前記プローブデータを用いて、前記携帯通信機から送信された前記第1識別情報に対応するプローブデータを特定し、特定した当該プローブデータの内容に基づいてポイントを決定し、決定したポイントを、前記携帯通信機によって前記第2識別情報に関連付けられて送信された前記第2識別情報に付与することを特徴とするプローブデータ収集システム。
  2. 前記センタが前記ポイントを決定するときに用いる前記プローブデータの内容とは、前記プローブデータの示す情報の種別であることを特徴とする請求項1に記載のプローブデータ収集システム。
  3. 前記車載器は、前記乗員が前記車両に搭乗する際に、前記携帯通信機に対して、その時の前記車両の位置の情報を、前記第1識別情報の一部である乗車位置情報として送信し、前記乗員が前記車両から降りる際に、前記携帯通信機に対して、その時の前記車両の位置の情報を、前記第1識別情報の一部である降車位置情報として送信することを特徴とする請求項1または2に記載のプローブデータ収集システム。
  4. 乗客を運搬する車両に搭乗する乗客が携帯する携帯通信機と通信を行うプローブデータ収集システムであって、
    センタと、
    前記車両に搭載されると共に前記車両のプローブデータを取得して前記センタに送信する車載器と、前記車両に搭乗する乗客が携帯する携帯通信機と、を備え、
    前記車載器は、前記携帯通信機に対して、前記乗員が前記車両に搭乗していた期間において当該車載器が取得したプローブデータを特定することができる第1識別情報を前記携帯通信機に送信し、
    前記車載器から送信された前記第1識別情報に、前記携帯通信機または前記携帯通信機の所有者を識別することができる第2識別情報が関連付けられたデータを、前記携帯通信機から受信し、受信した前記プローブデータを用いて、前記携帯通信機から送信された前記第1識別情報に対応するプローブデータを特定し、特定した当該プローブデータの内容に基づいてポイントを決定し、決定したポイントを、前記携帯通信機によって前記第2識別情報に関連付けられて送信された前記第2識別情報に付与することを特徴とするプローブデータ収集システム。
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