JP2008287093A - 液晶表示装置 - Google Patents

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武志 山本
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Abstract

【課題】液晶表示装置において、配線の高密度化を実現しつつUVシールの強度低下を抑制することを目的とする。
【解決手段】アレイ基板上に形成された配線104を横断するように重なって配置された接着剤400の内部に障壁500を設けることで、アレイ基板側から照射された紫外線が配線104で遮られ配線104に重なった部分の接着剤の強度が不足した結果、接着剤内部に浸入した液晶が外部へ漏れ出すのを防止することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、液晶表示装置に関する。
液晶表示装置は、薄型、軽量、低消費電力である等の様々な特徴を有していることから、OA機器、情報端末、時計、及びテレビ等の様々な情報機器の表示装置として使用されている。特に、各画素にスイッチング素子として薄型トランジスタ(以下、TFTと称する)を備えた液晶表示装置は、その高い応答性から、携帯テレビやコンピュータなどのような多量の情報を表示する表示装置として使用されている。
近年、情報量の増加に伴い、画像の高精細化や表示速度の高速化に対する要求が高まっている。画像の高精細化の要求については、例えばアレイ基板上に形成するTFTを微細化することによって実現されている。一方、表示速度の高速化については、表示モードとして、ネマチック液晶を用いたOCBモード、VANモード、HANモード、及びπ配列モード、最近ではスメチック液晶を用いた界面安定型強誘電性液晶(Surface Stabilized Ferroelectric Liquid Crystal)モード及び反強誘電性液晶モードを採用することが検討されている。これらの液晶モードでは高いコントラストを得るため、或いは、高速動画を表示するため、さまざまな工夫がなされている。例えば、昨今の大画面化・高速動画表示の要求に応えるために、液晶層の厚さを薄くして応答速度を高くしている。このような狭セルギャップ化に対応するために、近年では、液晶滴下工法による量産化が進んでいる。
液晶滴下工法では、対向して配置されたアレイ基板と対向基板の間に液晶層を囲むようにして紫外線硬化形接着剤(以下、UVシールと称する)を配置し、UVシールに紫外線を照射して硬化させる。液晶表示装置は、表示領域の外周の額縁部からバックライトの光漏れを防ぐために対向基板上に遮光領域を設けるのが一般的な構成である。このためアレイ基板側から配線の隙間から紫外線をシールに照射し、ある程度硬化させた後、加熱処理してUVシールの重合反応を完了させる手法が取られている。
最近では、UVシールの強度を更に高めるために、上記硬化処理に加えてUVシールの内部に突起物を同時形成する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。その他、対向基板側から紫外線を照射する際に、遮光マスクに設けた光学レンズを利用して紫外線を集光させて、UVシールの内壁面に効率的に照射する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−57661号公報 特開2005−321455号公報
しかしながら、従来の液晶表示装置では、基板構造の微細化に伴って、アレイ基板上に形成する配線の密度が高くなるとUVシールが配線上に重なって配置されてしまう場合がある。UVシールに紫外線をアレイ基板側から照射した場合、配線とUVシールが重なった領域では紫外線は配線に照射されてしまい、配線上に重なった部分のUVシールの強度が低下する。このため、加熱処理時の液晶膨張に耐えられず、UVシールが破裂してしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、液晶表示装置において、配線の高密度化を実現しつつUVシールの強度低下を抑制することを目的とする。
本発明に係る液晶表示装置は、対向して配置されたアレイ基板及び対向基板と、前記両基板の間に挟持された液晶層と、前記アレイ基板上の対向基板側に形成された配線と、 前記両基板の間の基板面に前記液晶層を囲むようにして配置された接着剤と、前記配線を横断するように重なって配置された接着剤の内壁、内部及び外壁のいずれかに設けられた障壁と、を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、配線を横断するように重なって配置された接着剤の内壁、内部及び外壁のいずれかに障壁を設けることで、アレイ基板側から照射された紫外線が配線で遮られ配線に重なった部分の接着剤の強度が不足した結果、接着剤内部に浸入した液晶が外部へ漏れ出すのを防止することができる。
上記液晶表示装置は、前記アレイ基板上に形成されたスペーサを備えたものであって、前記障壁の材料は前記スペーサの材料と同一であることを特徴とする。
本発明にあっては、上記障壁の材料を、アレイ基板上に形成されたスペーサの材料と同一とすることで、スペーサを形成する工程で障壁を同時に形成することができるので、製造コストの増加を抑制することが可能となる。
上記液晶表示装置における障壁には前記配線の幅と同程度の大きさの部材を使用することを特徴とする。
本発明にあっては、上記障壁には小さくとも配線の幅と同程度の大きさの部材を使用することで、液晶の漏れ出しを確実に防止することができる。
上記液晶表示装置における接着剤は前記液晶層を囲むように切れ目なく配置されることを特徴とする。
本発明にあっては、液晶層を囲むように切れ目なく接着剤を配置することで、液晶滴下注入法により接着剤の内壁で囲まれた領域に滴下された液晶が領域外に漏れ出すことなく、両基板を貼り合わせることが可能となる。
尚、本発明において、接着剤とは紫外線を照射することによって硬化する紫外線硬化形接着剤を指す。
本発明の液晶表示装置によれば、配線の高密度化を実現しつつUVシールの強度低下を抑制することが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、一実施の形態に係る液晶表示装置の一画素の断面を概略的に示している。同図に示すように、液晶表示装置1は、対向して配置されたアレイ基板100及び対向基板200と、両基板の間に挟持された液晶層300と、両基板の間に配置された接着剤400とを備える。
アレイ基板100では、ガラス基板101上において成膜とパターニングを繰り返し、画素TFT103、画素電極102及び電極配線104などの部材が形成される。ここで画素は例えば3つの副画素から構成され、副画素は画素電極102及び画素TFT103を有する。一方、図示しない絶縁層上には柱状のスペーサ105が均一な高さで液晶層300側に形成される。スペーサ105は、例えば以下のようにして製造される。まず、感光性透明樹脂をスピンナー塗布して90℃の環境下で10分間乾燥させた後、フォトマスクを介して365nmの波長の紫外線を80mJ/cmの露光量で照射する。更にpH11.5のアルカリ水溶液にて現像し、200℃の環境下で60分間焼成させることで高さ5.2μmの突起物がスペーサとして形成される。ここでは電極配線104上の接着剤400の内部に対応する領域にスペーサと同じ高さの障壁500が形成される。障壁500の構成については後述する。障壁500の材料はスペーサの材料と同一とする。これによりスペーサ105を形成する工程で障壁を同時に形成することができるので、製造コストの増加を抑制することが可能となる。ガラス基板101上の液晶層300と反対側には偏光板106が配置される。アレイ基板100の背面側には図示しないバックライトが配置される。
対向基板200では、液晶層300と反対側のガラス基板201上に偏光板205が配置される。ガラス基板201上の液晶層300側には表示領域に対応してカラーフィルタ202が形成される。ここでは副画素のそれぞれに対応して赤(R)、緑(G)、青(B)の着色層を有するカラーフィルタが形成される。カラーフィルタ202の上には対向電極204が形成される。ここでは対向電極204として、スパッタ法により厚さ500Åの透明なITO膜が成膜される。一方、表示領域の周辺には額縁状の遮光層203が形成される。アレイ基板100と対向基板200の液晶層300側の基板面には厚さ800Åの図示しない配向膜が形成される。
液晶層300では、例えば画素電極及び対向電極に電圧が印加されない状態では液晶分子301の長軸方向が基板面に平行に配向する。接着剤400は、図2の液晶表示装置の平面図に示すように、液晶層300を囲むように切れ目なく配置される。これにより、液晶滴下注入法により接着剤の内壁で囲まれた領域に滴下された液晶が領域外に漏れ出すことなく、両基板を貼り合わせることが可能となる。ここで接着剤400は、紫外線を照射することによって硬化する紫外線硬化形接着剤である。具体的には、基板上に液晶を所定量滴下し、真空中で両基板を貼り合わせ、アレイ基板100側から紫外線を3000mJ/cm照射して接着剤を硬化させる。その後、130℃で1時間加熱処理して接着剤400の硬化処理が完了する。硬化処理においては接着剤400の下に配線104が存在する領域では紫外線が配線104に照射されこの部分の接着剤の強度が不足して破裂してしまうことがある。
図3は、接着剤400付近の拡大平面図である。同図に示すように、配線104を横断するように重なって配置された接着剤400の内部に障壁500が設けられる。これにより、配線104に重なって強度が不足した部分の接着剤400が破裂して、接着剤内部に浸入した液晶が外部へ漏れ出すのを防止することができる。
また、障壁500は接着剤400内部において、50μm以上の幅を有する電極配線104上に配線を遮断するような位置に設ける。ここでは幅が50μm、80μmの2本の電極配線104上に、液晶層300に対して厚さ20μmの障壁500を設ける。このように障壁500を小さくとも配線104の幅と同程度の大きさとすることで、接着剤400内部に浸入した液晶層300の液晶が外部へ漏れ出すのを確実に防止することができる。
したがって、本実施の形態によれば、アレイ基板100上に形成された配線104を横断するように重なって配置された接着剤400の内部に障壁500を設けることで、アレイ基板側から照射された紫外線が配線で遮られ配線104に重なった部分の接着剤の強度が不足した結果、接着剤内部に浸入した液晶が外部へ漏れ出すのを防止することができる。よって、配線の高密度化を実現しつつUVシールの強度低下を抑制することが可能となる。
[比較例]
次に、本実施の形態に係る効果についての理解を容易なものとするために、比較例の液晶表示装置について説明する。比較例の液晶表示装置の基本的な構成は、本実施の形態の液晶表示装置と同様であるので詳細な説明については省略する。本実施の形態と異なる点は障壁を備えていない点である。
本発明者は、比較例のカラー表示型アクティブマトリクス液晶表示装置を10パネル作製して点灯評価を行った。その結果、10パネルのうち1パネルに点灯異常が確認された。図4の平面図は、比較例の液晶表示装置において接着剤付近を拡大して示したものである。照射された紫外線が配線で遮られ配線104に重なった部分の接着剤が破裂し接着剤内部に浸入した液晶300aが外部へ漏れ出している。
そこで、本実施の形態で説明したように、アレイ基板100上に形成された配線104を横断するように重なって配置された接着剤400の内部に障壁500を設ける。本発明者は、障壁500を備えたカラー表示型のアクティブマトリクス液晶表示装置を10パネル作製して点灯評価を行った。その結果、いずれの液晶表示装置においても接着剤が破裂した場合であっても接着剤内部に浸入した液晶が外部へ漏れ出すのを防止することができ、優れた表示品位が得られることを確認した。
また、本実施の形態においては、障壁の材料を、アレイ基板上に形成されたスペーサの材料と同一とすることで、スペーサを形成する工程で障壁を同時に形成することができるので、製造コストの増加を抑制することが可能となる。
更に、本実施の形態においては、障壁には小さくとも配線の幅と同程度の大きさの部材を使用することで、液晶の漏れ出しを確実に防止することができる。
また、本実施の形態においては、液晶層を囲むように切れ目なく接着剤を配置することで、液晶滴下注入法により接着剤の内壁で囲まれた領域に滴下された液晶が領域外に漏れ出すことなく、両基板を貼り合わせることが可能となる。
[変形例]
尚、本実施の形態の液晶表示装置において、障壁500は接着剤400内部に設ける構成としたが、液晶の外部への漏れ出しを防止することが可能な場所であればこれに限られるものではない。障壁500は、例えば、図5に示すように接着剤400の内壁に設ける構成、若しくは、図6に示すように接着剤400の外壁に設ける構成でもよい。
また、本実施の形態の液晶表示装置において、障壁500の材料はスペーサの材料と同一としたが、液晶の侵入を防止する程度の強度を有する部材であれば、これに限られるものではなく、本実施の形態と同様な効果を奏することができる。また、使用する部材は小さくとも配線の幅と同程度の大きさとすることが望ましい。
一実施の形態に係る液晶表示装置の一画素の断面図である。 上記液晶表示装置の概略的な構成を示す平面図である。 上記液晶表示装置において接着剤付近を拡大して示した平面図である。 比較例の液晶表示装置において接着剤付近を拡大して示した平面図である。 第1の変形例の液晶表示装置において接着剤付近を拡大して示した平面図である。 第2の変形例の液晶表示装置において接着剤付近を拡大して示した平面図である。
符号の説明
1…液晶表示装置
100…アレイ基板
101…ガラス基板
102…画素電極
103…画素TFT
104…配線
105…スペーサ
106…偏光板
200…対向基板
201…ガラス基板
202…カラーフィルタ
203…遮光層
204…対向電極
205…偏光板
300…液晶層
300a…漏出した液晶
301…液晶組成物
400…接着剤
500…障壁

Claims (4)

  1. 対向して配置されたアレイ基板及び対向基板と、
    前記両基板の間に挟持された液晶層と、
    前記アレイ基板上の対向基板側に形成された配線と、
    前記両基板の間の基板面に前記液晶層を囲むようにして配置された接着剤と、
    前記配線を横断するように重なって配置された接着剤の内壁、内部及び外壁のいずれかに設けられた障壁と、
    を備えることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記アレイ基板上に形成されたスペーサを備えたものであって、
    前記障壁の材料は前記スペーサの材料と同一であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記障壁には前記配線の幅と同程度の大きさの部材を使用することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記接着剤は前記液晶層を囲むように切れ目なく配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の液晶表示装置。
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