JP2008286760A - ピストンプルーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】ピストン内部のポペット弁をなくし、構造が簡単で、部品点数が少なく、かつシール箇所も少ない、低コスト、高信頼性のピストンプルーバを得る。
【解決手段】基準体積管1−1の両端の開口部に第1の退避室2−1と第2の退避室2−2を取り付けてシリンダ1とする。ピストン2の外周面2aに切欠2bを設ける。切欠2bは、ピストン2がシリンダ1内の計量区間A−Bの開始位置Aよりも流入口1d側に定められる始端位置STに位置している場合に流入口1dと流出口1fとを連通状態とし、ピストン2の計量区間A−Bへの移動に伴ってシリンダ1の内周面1gによって閉塞される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、流量計の校正や計測精度の検査などに用いて好適なピストンプルーバに関するものである。
従来より、シリンダ内をピストンが所定距離移動する間にシリンダから排出される基準体積の流体を被校正流量計(被試験流量計)へ送り、この被校正流量計へ送った基準体積の流体の流量(基準流量)と被校正流量計で計測された計測流量とを比較し、その比較結果に基づいて被校正流量計の計測流量を校正する単管型のピストンプルーバが知られている。
例えば、特許文献1には、上述した単管型のピストンプルーバの典型的な構造が示されている。この特許文献1に示されたピストンプルーバでは、ピストンの内部に通水弁(ポペット弁)を設け、非校正時にはポペット弁を開いて流体を通過させ、校正時にはポペット弁を閉じて流体の流れ方向にピストンを動かし、ピストンが所定距離移動する間にシリンダ内の流体を排出させ、この流体を基準体積の流体として被校正流量計へ送るようにしている。校正終了後、ピストンは、ポペット弁を開いた状態で、流体の流れ方向とは逆方向に引き戻される。
なお、このようなピストンプルーバは、管路に直接入れて電気式や機械式の流量計を検定し、密度や粘性が変化した場合でも基準体積の流量と誤差補正することが可能であるので、取引やタンクへの積載量管理に使われる。また、機械式や電気式の各種流量計測装置の校正規準器として使用される。例えば、電磁流量計の校正装置として使用されたり、水道メータの規準器などとして使用されたりする。
特公昭60−608号公報(図2、図3、図3A、5〜6頁の記載参照)
しかしながら、特許文献1に示されたピストンプルーバでは、ピストンの内部にポペット弁を必要とし、このポペット弁を開閉するための操作機構を設けなければならず、構造が複雑となり、高コストとなるという問題があった。
また、ポペット弁での流体のリークが計測誤差を生み、それを防止するためにシール箇所が多く、複雑な構造とならざるを得ない。また、シール箇所が多いので、リークの発生が起こり易く、信頼性に劣る。
また、部品点数が多く、構造も複雑なので、作業性が悪くコスト高となる。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、ピストン内部のポペット弁をなくし、構造が簡単で、部品点数が少なく、かつシール箇所も少ない、低コスト、高信頼性のピストンプルーバを提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、流体の流入口と流出口を有するシリンダと、このシリンダ内を移動するピストンとを備え、シリンダ内に流体が充満されている状態でかつ流入口と流出口とが非連通とされている状態で、シリンダ内の流入口と流出口との間に定められる計量区間の開始位置から終了位置までピストンが移動する間に流出口より排出される流体を基準体積の流体として被試験流量計へ送るピストンプルーバにおいて、シリンダを、計量区間を含む基準体積管と、基準体積管の一端側開口部に面して取り付けられ当該開口部よりも間口の広い内部空間およびこの内部空間に連通する流入口を有する第1の退避室と、基準体積管の他端側開口部に面して取り付けられ当該開口部よりも間口の広い内部空間およびこの内部空間に連通する流出口を有する第2の退避室とを備えた構成とし、シリンダ内に、ピストンがシリンダ内の計量区間の開始位置よりも流入口側に定められる始端位置に位置している場合、ピストンの基準体積管の一端側開口部から露出する部分が第1の退避室の内部空間に位置し、流入口と流出口とを連通させる第1の連通路が形成され、ピストンがシリンダ内の計量区間の終了位置よりも流出口側に定められる終端位置に位置している場合、ピストンの基準体積管の他端側開口部から露出する部分が第2の退避室の内部空間に位置し、流入口と流出口とを連通させる第2の連通路が形成されるようにしたものである。
この発明によれば、ピストンがシリンダ内の始端位置に位置している場合、ピストンの基準体積管の一端側開口部から露出する部分が第1の退避室の内部空間に位置し、流入口と流出口とを連通させる第1の連通路が形成され、この第1の連通路を通してシリンダの流入口と流出口とが連通状態とされ、シリンダの流入口から流入した流体がシリンダの内部を通って流出口から流出する。これにより、校正や計測精度の検査前の状態として、被試験流量計への通常の流体の流れが作られる。
計量区間へのピストンの移動が開始されると、この計量区間へのピストンの移動に伴って、流入口と流出口とを連通させる第1の連通路が閉塞される。これにより、シリンダ内に流体が充満した状態で、シリンダの流入口と流出口とが非連通状態とされる。
流入口と流出口とを連通させる第1の連通路が閉塞されると、流入口からの流体はピストンの下流側には流れず、ピストンの上流側を押圧して、ピストンを下流側に移動させ、シリンダ内の流体を流出口より排出させる。このピストンの移動中、計量区間の開始位置から終了位置までピストンが移動する間に流出口より排出される流体が基準体積の流体として、被試験流量計へ送られる。
ピストンが移動してシリンダ内の終端位置に達すると、ピストンの基準体積管の他端側開口部から露出する部分が第2の退避室の内部空間に位置し、流入口と流出口とを連通させる第2の連通路が形成され、この第2の連通路を通してシリンダの流入口と流出口とが連通状態とされ、シリンダの流入口から流入した流体がシリンダの内部を通って流出口から流出するようになる。
本発明において、ピストンが終端位置に位置している場合に、シリンダと被試験流量計との間の流路を切り替え、シリンダの流入口を流出口とし、流出口を流入口とするようにしてもよい。これにより、ピストンを終端位置から始端位置に戻しながら、被試験流量計の校正や計測精度の検査を連続して行うことが可能となる。
また、本発明では、流入口側へのピストンの移動を始端位置において停止したり、流出口側へのピストンの移動を終端位置において停止したりする規制手段を設けることが望まれるが、この規制手段は電気的な規制手段であてもよいし、機械的な規制手段であってもよい。
また、本発明では、シリンダを基準体積管の両端の開口部に第1の退避室と第2の退避室を取り付けた構造としているので、基準体積管の外径を小さくし、すなわち基準体積管の肉厚を薄くし、軽量化を図ることが可能となる。また、第1の退避室と第2の退避室とを共通部材として、部品の種類を削減し、管理コストや製作コストの低減を図ることが可能となる。
本発明によれば、シリンダを、計量区間を含む基準体積管と、基準体積管の一端側開口部に面して取り付けられ当該開口部よりも間口の広い内部空間およびこの内部空間に連通する流入口を有する第1の退避室と、基準体積管の他端側開口部に面して取り付けられ当該開口部よりも間口の広い内部空間およびこの内部空間に連通する流出口を有する第2の退避室とを備えた構成としたので、基準体積管の肉厚を薄くし、軽量化を図ることが可能となる。また、第1の退避室と第2の退避室とを共通部材として、部品の種類を削減し、管理コストや製作コストの低減を図ることが可能となる。
また、本発明によれば、シリンダ内に、ピストンがシリンダ内の計量区間の開始位置よりも流入口側に定められる始端位置に位置している場合、ピストンの基準体積管の一端側開口部から露出する部分が第1の退避室の内部空間に位置し、流入口と流出口とを連通させる第1の連通路が形成され、ピストンがシリンダ内の計量区間の終了位置よりも流出口側に定められる終端位置に位置している場合、ピストンの基準体積管の他端側開口部から露出する部分が第2の退避室の内部空間に位置し、流入口と流出口とを連通させる第2の連通路が形成されるようにしたので、第1の連通路や第2の連通路がポペット弁の役割を果たし、従来必要であったピストン内部のポペット弁をなくし、構造を簡単として、コストを低減することが可能となる。また、シール箇所を少なくして、リークの発生を起こり難くし、信頼性を高めることが可能となる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。図1はこの発明に係るピストンプルーバの一実施の形態の要部を示す側断面図である。
図1において、1はシリンダであり、シリンダ1は計量区間A−Bを含む基準体積管1−1と、基準体積管1−1の一端側開口部1aに面して取り付けられた第1の退避室1−2と、基準体積管1−2の他端側開口部1bに面して取り付けられた第2の退避室1−3とから構成されている。
第1の退避室1−2は、基準体積管1−1の一端側開口部1aよりも間口の広い、すなわち基準体積管1−1の内径L0よりもその内径L1(L1>L0)が大きい内部空間1cを有しており、第1の退避室1−2には内部空間1cに連通する流体の流入口1dが設けられている。
第2の退避室1−3は、基準体積管1−1の他端側開口部1bよりも間口の広い、すなわち基準体積管1−1の内径L0よりもその内径L2(L2>L0、L2=L1)が大きい内部空間1eを有しており、第2の退避室1−3には内部空間1eに連通する流体の流出口1fが設けられている。
本実施の形態では、第1の退避室1−2と第2の退避室1−3とを同一材料かつ同一構造で構成することにより、すなわち第1の退避室1−2と第2の退避室1−3とを共通部材とすることにより、部品の種類を削減し、管理コストや製作コストの低減を図っている。
2はシリンダ1内を移動するピストンである。ピストン2はシリンダ1内を貫通して設けられたシャフト3に固定されている。シャフト3は図示左右方向に摺動可能に軸支されている。このシャフト3と一体となってピストン2がシリンダ1内を移動する。
ピストン2の外周面2aには、その外周面2aとシリンダ1の内周面(基準体積管1−1の内周面)1gとの間の隙間を流れようとする流体の流通を阻止するためのシール部として、リング(シールリング)2−1,2−2が装着されている。
シャフト3の軸端には、このピストン2を補助的に駆動する装置(補助駆動装置)として、ボールネジ,台形ネジ,ラック&ピニオンなどの機構を介してサーボモータ4が連結されている。この補助駆動装置の機構中には、シリンダ1内におけるピストン2の移動位置を検出するためのエンコーダ5が設けられている。
図1の状態は、シリンダ1内の計量区間A−Bの開始位置Aよりも流入口1d側に定められた始端位置STにピストン2が位置している場合を示している。始端位置STでは、ピストン2の基準体積管1−1の一端側開口部1aから露出する部分が第1の退避室1−2の内部空間1cに位置し、ピストン2とシリンダ1との間に流入口1dと流出口1fとを連通させる連通路H1が形成される。本実施の形態では、ピストン2の外周面2aの前方に切欠(開口)2bが形成されており、この切欠2bが連通路H1となる(図3(a))。
図2にピストン2がシリンダ1内の計量区間A−Bの終了位置Bよりも流出口1f側に定められた終端位置ENDに位置している場合を示す。終端位置ENDでは、ピストン2の基準体積管1−1の他端側開口部1bから露出する部分が第2の退避室1−3の内部空間1eに位置し、ピストン2とシリンダ1との間に流入口1dと流出口1fとを連通させる連通路H2が形成される。本実施の形態では、ピストン2の外周面2aの後方に切欠(開口)2cが形成されており、この切欠2cが連通路H2となる(図3(c)参照)。
図4にこのピストンプルーバを用いた流量校正システムのシステム構成図を示す。同図において、図1と同一符号は図1で参照して説明した構成要素と同一或いは同等構成要素を示し、その説明は省略する。
図4において、6はタンク、7はタンク6に蓄えられた流体を吸い上げるポンプ、8はポンプ7から配管へ流す流体の流量を調整する制御弁、9は配管を流れている流体の流量を計測するモニタ流量計、10は被校正流量計、11はポンプ7とシリンダ1の流入口1dとを結ぶ配管P1の途中に設けられた第1のバルブ、12はシリンダ1の流出口1fと被校正流量計10とを結ぶ配管P2の途中に設けられた第2のバルブ、13はポンプ7とシリンダ1の流出口1fとを結ぶ配管P3の途中に設けられた第3のバルブ、14はシリンダ1の流入口1dと被校正流量計10への流体の流入口とを結ぶ配管P4の途中に設けられた第4のバルブであり、被校正流量計10の流体の流出口とタンク6との間は配管P5により結ばれている。
15は制御装置、16はシーケンサ、17はサーボアンプ、18は基準クロックを発生するクロックジェネレータ、19はシリンダ1の第1の退避室1−2内の流体圧と第2の退避室1−3内の流体圧との差圧ΔPを計測する差圧計である。
本実施の形態では、制御装置15として、パーソナルコンピュータを用いている。制御装置15とサーボアンプ17とはシーケンサ16を介して接続されており、制御装置15からのシーケンサ16を介する指令に従ってサーボモータ4が駆動される。また、制御装置15は、シーケンサ16を介して、エンコーダ5、制御弁8、モニタ流量計9、被校正流量計10、バルブ11〜14、クロックジェネレータ18、差圧計19とも接続されている。なお、クロックジェネレータ18に代えて、周波数発振器を用いてもよい。
制御装置15は、プロセッサや記憶装置からなるハードウェアと、これらのハードウェアと協働して各種機能を実現させるプログラムとによって実現される。具体的には、ハードディスクにプログラムがインストールされ、このインストールされたプログラムに従うCPUの処理動作として実現される。ハードディスクには、本実施の形態特有のプログラムとして、被校正流量計10の計測流量を校正するための計測流量校正プログラムが格納されている。
以下、図6〜図8に分割して示すフローチャートを参照して、この計測流量校正プログラムに従って制御装置15のCPUが実行する処理動作について説明する。
なお、本実施の形態では、ピストンプルーバの要部構成を図1に示したが、このピストンプルーバの構成には制御装置15,シーケンサ16,サーボアンプ17,クロックジェネレータ18,差圧計19なども含まれるものとする。また、実際には制御装置15のCPUがシーケンサ16を介して以下の処理動作を実行するが、制御装置15が実行するものとして説明を進める。また、被校正流量計10の上流配管は、被校正流量計10の種類や規格によって流れの安定性を配慮した配管長さや直管長の配慮がなされているものとする。
〔校正前〕
今、校正前の状態として、ポンプ7が運転状態とされ、制御弁8は所定の開度で開かれているものとする。また、制御装置15が、バルブ11と12を開き、バルブ13と14を閉じているものとする。また、シリンダ1内のピストン2は、その基準体積管1−1から露出する部分が第1の退避室1−2内に位置しているものとする。図4はこの状態を示している。
この場合、ポンプ7によってタンク6から吸い上げられた流体は、制御弁8でその流量が絞られ、バルブ11(配管P1)を通って、シリンダ1の流入口1dへ送られる。シリンダ1の流入口1dから流入した流体は、ピストン2の外周面2aの前方の切欠2bを通過し(図3(a)参照)、基準体積管1−1内を通り、下流の流出口1fへと流れて行く。流出口1fから出た流体は、バルブ12(配管P2)を通って、被校正流量計10へ送られ、被校正流量計10を通過してタンク6へ戻される。これにより、校正前の状態として、被校正流量計10への通常の流体の流れが作られている。
〔往路での校正〕
制御装置15は、オペレータからの校正開始の指示を受けると(図6:ステップ101のYES)、設定流量をQSとし(ステップ102)、管路を流れている現在の流体の流量QRをモニタ流量計9で計測し、この流量QRが設定流量QSとなるように制御弁8の開度を制御する(ステップ103〜105)。なお、この実施の形態では、モニタ流量計9をシリンダ1の上流側に設けているが、下流側に設けるようにしても構わない。
流量QRが設定流量QSとなれば(ステップ105のYES)、設定流量QSをピストン2の有効断面積Sで除して基準体積管1−1内の流体の速度Vpを求め(ステップ106)、ピストン2の移動速度がVpとなるようにサーボモータ4の回転数Nを設定する(ステップ107)。すなわち、基準体積管1−1内を流れている流体の現在の速度Vpを求め、この速度Vpをピストン2の初速として設定する。
そして、サーボモータ4へ運転開始指令を送り(ステップ108)、初速Vpでピストン2を前進させる。このピストン2の前進により、ピストン2がシリンダ1の基準体積管1−1内に入り込み、ピストン2の外周面2aの前方の切欠2bが基準体積管1−1の内周面によって塞がれる。これにより、シリンダ1内に流体が充満した状態で、シリンダ1の流入口1dと流出口1fとが非連通状態とされる。
ピストン2の外周面2aの切欠2bが閉塞されると、流入口1dからの流体はピストン2の下流側には流れず、ピストン2の上流側を押圧して、ピストン2を下流側に移動させ、シリンダ1内の流体を流出口1fより排出させる。この時、ピストン2は、その移動速度がそれまで基準体積管1−1内を流れていた流体の速度Vpと同じであるので、流入口1dからの流体の圧力を受けて、流体に急激な流量変化を生じさせることなく、スムーズに基準体積管1−1内に入り込む。また、切欠2bの形状によって、ピストン2の移動に伴う流体の通過面積変化に特性がもたらされ、ピストン2が動き出して基準体積管1−1を塞ぐようになる時に発生する急激な流量変化が緩和される。
ピストン2の移動中、ピストン2の外周面2aと基準体積管1−1の内周面1gとの間の隙間を流体が流れようとする。この流体の流れは、ピストン2の外周面2aに装着されたリング2−1,2−2によって阻止される。すなわち、ピストン2の外周面2aの中央部に前後して装着されたリング2−1,2−2のうち、前方に装着されたリング2−1によって基準体積管1−1内の流出口1f側から流入口1d側へ抜けようとする流体の流れが阻止され、後方に装着されたリング2−2によって基準体積管1−1内の流入口1dから流出口1f側へ抜けようとする流体の流れが阻止される。
制御装置15は、ピストン2の移動位置がシール位置S1に達すると(ステップ109のYES)、すなわちリング2−1,2−2の両方がシール部として作用し始めると、差圧計19からのシリンダ1の第1の退避室1−2内の流体圧と第2の退避室1−3内の流体圧との差圧ΔPをチェックし(図7:ステップ110)、この差圧ΔPが0となるようにサーボモータ4の回転数Nを調整する(ステップ111)。これにより、ピストン2が流体に対して無抵抗(無負荷)の状態で移動するものとなり、シリンダ1内をピストン2がスムーズに移動し、リークの発生が起こり難くなる。
そして、ピストン2の移動位置がシリンダ1内の計量区間A−Bの開始位置Aに達すると(ステップ112のYES、図3(b)参照)、制御装置15は、クロックジェネレータ18からの基準クロックのカウントを開始する(ステップ113)。これにより、ピストン2がシリンダ1内の計量区間A−Bの開始位置Aに達してからの経過時間TCの計測が開始される。また、制御装置15は、この経過時間TCの計測の開始と同時に、被校正流量計10からの通過する流体の流量に応じたパルス(流量信号)のカウントを開始する(ステップ114)。被校正流量計のパルスをトリガーにクロックジェネレータ18からの基準クロックのカウントを開始する。
ピストン2の移動位置がシリンダ1内の計量区間A−Bの終了位置Bに達すると(ステップ115のYES)、制御装置15は、計量区間A−Bの開始位置Aから終了位置Bまでピストン2が移動する間に流出口1fより排出された流体の流量を基準体積の流体とし、この基準体積の流体の流量を基準流量QCとして算出する(ステップ116)。また、被校正流量計10から発信されたこの間の流量信号のカウント値から、被校正流量計10における基準流量QCに対する計測流量QVを算出する(ステップ117)。
そして、基準流量QCをその間の経過時間TCで除して平均基準流量Qc(Qc=QC/TC)を求め(ステップ118)、計測流量QVをその間の経過時間TCで除して平均計測流量Qv(Qv=QV/TC)を求め(ステップ119)、平均基準流量Qcと平均計測流量Qvとを比較する(図8:ステップ120)。
ここで、Qc=Qvであれば(ステップ120のYES)、制御装置15は、計測流量QVに誤差が生じていないものと判断し、ディスプレイ上にその旨の表示を行ったうえ(ステップ121)、ステップ124へ進む。
これに対し、Qc≠Qvであれば(ステップ120のNO)、Qc−Qv=ΔQcとして誤差量を求め(ステップ122)、この誤差量ΔQcを計測流量に対する補正情報として被校正流量計10にセットし(ステップ123)、ステップ124へ進む。
ステップ124において、制御装置15は、サーボモータ4の回転数Nをアップし、回転数Nmaxとする。そして、ピストン2がシリンダ1内の終端位置ENDに達すると(ステップ125のYES)、サーボモータ4へ運転停止指令を送り、ピストン2の移動を停止する(ステップ126)。これにより、ピストン2は、計量区間A−Bの通過後、シリンダ1内の終端位置ENDまで高速で移動し、校正に要する時間の短縮が図られる。
ピストン2は、シリンダ1内の終端位置ENDにおいて、その基準体積管1−1から露出する部分が第2の退避室1−3内に位置する(図3(c)参照)。この場合、シリンダ1の流入口1dから流入し、基準体積管1−1内を流れてくる流体は、ピストン2の外周面2aの後方の切欠2cを通過し、下流の流出口1fへと流れて行く。流出口1fから出た流体は、バルブ12(配管P2)を通って、被校正流量計10へ送られ、被校正流量計10を通過してタンク6へ戻される。
なお、上述において、シリンダ1内の計量区間A−Bは、被校正流量計10の発生パルス(流量パルス)が計測時の測定流量(流速)でその区間内に10000パルス以上になる区間を選定して使用するのが良い。この時間計測はいわゆるパルス内挿法によるのがよい。
〔復路での校正〕
制御装置15は、オペレータから次の校正開始指示を受けると(ステップ127のYES)、バルブ11と12を閉じ、バルブ13と14を開き、シリンダ1と被校正流量計10との間の流路を切り替える(ステップ128)。これにより、図5に示されるように、シリンダ1の流出口1fが流入口となり、流入口1dが流出口となる。以下、流出口1fを流入口、流入口1dを流出口、終端位置ENDを始端位置、始端位置STを終端位置、計量区間A−Bの終了位置Bを開始位置、計量区間A−Bの開始位置Aを終了位置と呼び替える。
この場合、ポンプ7によってタンク6から吸い上げられた流体は、制御弁8によってその流量が絞られ、バルブ13(配管P3)を通って、シリンダ1の流入口1fへ送られる。この時、シリンダ1内のピストン2は、その基準体積管1−1から露出する部分が第2の退避室1−3内に位置している。
これにより、シリンダ1の流入口1fから流入した流体は、ピストン2の外周面2aの前方の切欠2cを通過し、基準体積管1−1内を通り、下流の流出口1dへと流れて行く。流出口1dから出た流体は、バルブ14(配管P4)を通って、被校正流量計10へ送られ、被校正流量計10を通過してタンク6へ戻される。
この後、制御装置15は、設定流量をQSとし(図6:ステップ102)、管路を流れている現在の流体の流量QRをモニタ流量計9で計測し、この流量QRが設定流量QSとなるように制御弁8の開度を制御する(ステップ103〜105)。
流量QRが設定流量QSとなれば(ステップ105のYES)、設定流量QSをピストン2の有効断面積Sで除して基準体積管1−1内の流体の速度Vpを求め(ステップ106)、ピストン2の移動速度がVpとなるようにサーボモータ4の回転数Nを設定する(ステップ107)。そして、サーボモータ4へ運転開始指令を送り(ステップ108)、速度Vpでピストン2を後退させる。
以下、往路での校正の場合と同様にして、ピストン2が終端位置ENDまで移動し(ステップ108〜128)、すなわち最初の始端位置STまで移動し、その間に計量区間A−Bにおける平均基準流量Qcと平均計測流量Qvとが求められ(ステップ118,119)、Qc≠Qvである場合(ステップ120のYES)、Qc−Qv=ΔQcが計測流量に対する補正情報として被校正流量計10にセットされる(ステップ123)。
なお、この例では、ステップ127において、オペレータから次の校正開始指示を受けるものとして説明したが、往路だけの校正とするか、往路と復路とを合わせた校正とするかの設定を可能とし、往路と復路とを合わせた校正の場合に、自動的にステップ128以降の処理が実行されるものとしてもよい。
以上の説明から分かるように、本実施の形態によれば、ピストン2の外周面2aに形成された切欠2bや2cがポペット弁の役割を果たす。これにより、特許文献1のピストンプルーバで必要としていたピストン内部のポペット弁をなくし、構造を簡単とし、コストを低減することができるようになる。また、シール箇所を少なくして、リークの発生を起こり難くし、信頼性を高めることができるようになる。
また、本実施の形態では、ピストン2がシャフト3に固定されているので、いつでもシリンダ1内の同じ位置で基準体積の計量を行うことができるように、ピストン2の移動位置を制御することができる。これに対し、特許文献1に示されたポペット弁を用いたものでは、ピストンが位置検出のための棒に拘束されておらず、遊動状態にある。この場合、ポペット弁が閉じたときの隔壁との位置が変化すれば、計量管の異なる位置を動くことになり、計量管の形状誤差が繰り返し性の不確かさ生じさせることなる。本実施の形態では、シリンダ1内の同じ位置で常に基準体積の計量を行うことができるので、このような不確かさは生じない。
なお、本実施の形態では、切欠(開口)2bや2cを矩形に近い形状としているが、図9(a)に示すように半円状としたり、図9(b)に示すように三角形状としたり、図9(c)に示すように階段状としたり、図9(d)に示すように半円形状を連ねた形状としたり、図9(e)に示すように貫通孔とするなどしてもよい。このような形状の変化により、ピストン2の移動に伴う流体の通過面積変化に特性を持たせ、ピストン2が動き出して基準体積管1−1を塞ぐようになる時に発生する急激な流量変化を緩和する流量制御の特性を自由に作ることができる。
また、本実施の形態では、シリンダ1を基準体積管1−1の両端の開口部に第1の退避室1−2と第2の退避室1−3を取り付けた構造としたが、これらを一体化した管構造としてもよい。一体化構造とする場合、例えば、全加工でシリンダ1の3室(基準体積管、第1の退避室、第2の退避室)を製作し、端面を鏡板で塞ぐような構造とする。本実施の形態のように、基準体積管1−1の両端の開口部に第1の退避室1−2と第2の退避室1−3を取り付けた構造とすることにより、基準体積管1−1の外径を小さくし、すなわち基準体積管1−1の肉厚を薄くし、軽量化を図ることが可能となる。
また、本実施の形態では、シリンダ1内の始端位置STや終端位置ENDにピストン2を電気的に停止させるようにしているが、係止部材などを設けるなどして始端位置STや終端位置ENDにピストン2を機械的に停止させるようにしてもよい。すなわち、シリンダ1内の始端位置STや終端位置ENDにおいてピストン2の移動を規制する手段は、電気的にその位置に停止させる手段であってもよいし、機械的にその位置に停止させる手段であってもよい。
また、本実施の形態では、被校正流量計10を流体が流れる配管中の最も下流側に設けるようにしたが、配管の上流側に設けるようにしてもよい。例えば、モニタ流量計9の直後でバルブ11,13の手前の配管に設けるようにする。被校正流量計10を配管の上流側に設ける場合、被校正流量計10を通過した流体がシリンダ1に送られるものとなるが、シリンダ1から排出された基準体積の流体が被校正流量計10に送られてくることに変わりはない。
また、本実施の形態では、被校正流量計を1つとして説明したが、被校正流量計が直列に複数接続された構成であってもよい。この場合、直列に接続された被校正流量計の流量の計測範囲(レンジ)が同じであるとすれば、被校正流量計から個々に流量信号を取り込んで、ピストン2の始端位置STから終端位置ENDまでの移動により、上述と同様の処理によって、全ての被校正流量計についての流量校正を一度に行うことができる。
なお、被校正流量計がレンジの異なる組合せのときは、シリンダ1の異なる区間で計量を行うようにすればよい。このときの計量対象のデータは、制御装置15から該当する被校正流量計と通信して求めたり、シーケンサ16に設けたマルチチャンネルのカウンタの値を当該チャンネルから読み出すことによって求めたりすればよい。
また、1つの被校正流量計でレンジ設定を複数有するような場合、通信でその設定を変えてから適切な計量区間で計量を行うようにすればよい。この場合、シリンダ1が1つなので、短時間で全ての計量を行うようにするために、計量の順序を予め決めておくようにするとよい。
また、本実施の形態では、ピストン2の初速を決定するためにモニタ流量計9を設けているが、このモニタ流量計9の精度はそれほど高くなくてよい。すなわち、必要に応じてピストンプルーバでモニタ流量計9の補正(校正)を行うことが可能であるので、モニタ流量計9の精度は低くても構わない。
また、本実施の形態では、シリンダ1の第1の退避室1−2内の流体圧と第2の退避室1−3内の流体圧との差圧ΔPを差圧計19によって計測するようにしたが、第1の退避室1−2内の流体圧を計測する第1の圧力計と、第2の退避室1−3内の流体圧を計測する第2の圧力計を設け、この第1および第2の圧力計の計測値を制御装置15へ送り、制御装置15において差圧ΔPを求めるようにしてもよい。
また、必ずしも第1の退避室1−2内の流体圧と第2の退避室1−3内の流体圧の圧力差を差圧ΔPとして計測しなくてもよく、シリンダ1の上流側の配管中の流体圧と下流側の配管中の流体圧との圧力差を差圧ΔPとして計測するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、ピストン2の外周面2aの前後に切欠2bおよび2cを形成するようにしたが、切欠2bのみを形成するようにしてもよい。例えば、ピストン2がシリンダ1内の計量区間A−Bを通過した後、途中で流体の流れ方向を切り替えて、ピストン2を始端位置STに戻すというような制御方法とした場合、ピストン2の外周面2aの切欠2cを省略し、切欠2bのみとすることが可能である。
また、本実施の形態では、配管に設けたバルブ11〜14の開閉によってシリンダ1と被構成流量計10との間の流路を切り替えるようにしたが、例えばタンク6と被校正流量計10との間に第2のポンプを設け、この第2のポンプによって逆方向に流体を流すようにしてもよい。また、タンク6側に流出路と流入路とを切り替えるバルブを設け、これによって逆方向に流体を流すようにしてもよい。
また、本実施の形態では、第1の退避室1−2や第2の退避室1−3の軸方向の端面に流入口1dや流出口1fを設けるようにしたが、第1の退避室1−2や第2の退避室1−3の上面や下面に流入口1dや流出口1fを設けるようにしてもよい。また、基準体積管1−1の端部に適当なテーパーを設けることで、ピストン2に装着したリング2−1や2−2を損傷しないような構造に容易にすることが可能である。
また、本実施の形態では、ピストン2に切欠2aや2bを設けるようにしたが、必ずしもこのような切欠をピストン2に設けなくてもよい。例えば、図10(a)や(b)に示すように、切欠2a,2bを有さないピストン2’を基準体積管1−1から完全に脱した位置に停止させ、この場合に生じるピストン2’と基準体積管1−1との隙間を連通路H1やH2として、流入口1dと流出口1fとの連通を図るようにしてもよい。
また、本実施の形態では、被校正流量計10の流量校正を行うものとしたが、被校正流量計10の計測精度を検査するようにしてもよい。計測精度を検査する場合、被校正流量計は被検査流量計となるが、本発明では被校正流量計や被検査流量計を含む流量計を被試験流量計と呼んでいる。また、本発明では、流量校正を行うための補正情報や計測精度を含む情報を検定情報と呼んでいる。
また、本実施の形態では、正、逆、両方向で計測を行うことができる構造としているので、ピストン2にリング(シールリング)2−1,2−2を設け、2箇所の位置(シール位置)でシールを行っている。この場合、厳密に言えば、正方向と逆方向では異なる区間の容積を移動させていることになる。これを修正するためには、計測スタート、ENDの位置をシール位置の差分、制御装置15上で補正して、時間計測の開始、終了を行うようにすることで、同じ計測区間を使うようにすることができる。シールリングを1本にすればこのような問題は生じない。
本発明に係るピストンプルーバの一実施の形態の要部(ピストンが始端位置に位置している場合)を示す側断面図である。 本発明に係るピストンプルーバの一実施の形態の要部(ピストンが終端位置に位置している場合)を示す側断面図である。 ピストンがシリンダ内の始端位置から終端位置まで移動する場合の流体の流れを示す図である。 このピストンプルーバを用いた流量校正システムのシステム構成図(ピストンが始端位置に位置している場合)である。 このピストンプルーバを用いた流量校正システムのシステム構成図(ピストンが終端位置に位置している場合)である。 このピストンプルーバの制御装置が実行する計測流量校正プログラムに従う処理動作を示すフローチャートである。 図6に続くフローチャートである。 図7に続くフローチャートである。 ピストンの外周面に形成する切欠(開口)の他の例を示す図である。 ピストンを基準体積管から完全に脱した位置に停止させるようにした例を示す図である。
符号の説明
1…シリンダ、1−1…基準体積管、1−2…第1の退避室、1−3…第2の退避室、1a…一端側開口、1b…他端側開口、1c…内部空間、1d…流入口、1e…内部空間、1f…流出口、1g…内周面、2,2’…ピストン、2a…外周面、2b,2c…切欠、2−1,2−2…リング(シールリング)、3…シャフト、4…サーボモータ、5…エンコーダ、6…タンク、7…ポンプ、8…制御弁、9…モニタ流量計、10…被校正流量計、11…第1のバルブ、12…第2のバルブ、13…第3のバルブ、14…第4のバルブ、15…制御装置、16…シーケンサ、17…サーボアンプ、18…クロックジェネレータ、19…差圧計、P1〜P5…配管、ST…始端位置、S1…シール位置、A−B…計量区間、END…終端位置、H1,H2…連通路。

Claims (4)

  1. 流体の流入口と流出口を有するシリンダと、このシリンダ内を移動するピストンとを備え、前記シリンダ内に流体が充満されている状態でかつ前記流入口と流出口とが非連通とされている状態で、前記シリンダ内の前記流入口と流出口との間に定められる計量区間の開始位置から終了位置まで前記ピストンが移動する間に前記流出口より排出される流体を基準体積の流体として被試験流量計へ送るピストンプルーバにおいて、
    前記シリンダは、
    前記計量区間を含む基準体積管と、
    前記基準体積管の一端側開口部に面して取り付けられ当該開口部よりも間口の広い内部空間およびこの内部空間に連通する前記流入口を有する第1の退避室と、
    前記基準体積管の他端側開口部に面して取り付けられ当該開口部よりも間口の広い内部空間およびこの内部空間に連通する前記流出口を有する第2の退避室とを備え、
    前記シリンダ内に、
    前記ピストンが前記シリンダ内の前記計量区間の開始位置よりも前記流入口側に定められる始端位置に位置している場合、前記ピストンの前記基準体積管の一端側開口部から露出する部分が前記第1の退避室の内部空間に位置し、前記流入口と前記流出口とを連通させる第1の連通路が形成され、
    前記ピストンが前記シリンダ内の前記計量区間の終了位置よりも前記流出口側に定められる終端位置に位置している場合、前記ピストンの前記基準体積管の他端側開口部から露出する部分が前記第2の退避室の内部空間に位置し、前記流入口と前記流出口とを連通させる第2の連通路が形成される
    ことを特徴とするピストンプルーバ。
  2. 請求項1に記載されたピストンプルーバにおいて、
    前記基準体積管は、
    前記流入口側への前記ピストンの移動を前記始端位置において規制する第1の規制手段と、
    前記流出口側への前記ピストンの移動を前記終端位置において規制する第2の規制手段と
    を備えることを特徴とするピストンプルーバ。
  3. 請求項1に記載されたピストンプルーバにおいて、
    前記第1の退避室と前記第2の退避室とが共通部材とされている
    ことを特徴とするピストンプルーバ。
  4. 請求項1に記載されたピストンプルーバにおいて、
    前記ピストンが前記終端位置に位置している場合に、前記シリンダと前記被試験流量計との間の流路を切り替え、前記シリンダの流入口を流出口とし、流出口を流入口とする流路切替手段
    を備えることを特徴とするピストンプルーバ。
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