JP2008286523A - 受信装置、電子機器および受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】放送情報と時刻情報を受信し、低コストおよび低消費電力で小型化が可能な受信装置を提供する。
【解決手段】テレビジョン受信装置1は、入力された放送信号および時刻信号の中から、受信対象信号がそれぞれ選択され、前記選択された受信対象信号に応じて局発周波数を決定し、前記局発周波数を有する局部発振信号を生成する局部発振信号生成手段と、前記局部発振信号と前記受信信号とを混合することにより、前記受信信号に含まれる2つの受信対象信号を、中間周波信号にそれぞれ変換する周波数変換手段と、所定の周波数帯域に含まれる2つの中間周波信号をそれぞれ復調する復調手段40と、前記情報を出力する出力手段50とを備え、前記局部発振信号生成手段は、2つの中間周波信号の占有周波数帯域が、前記所定の周波数帯域に含まれると共に、前記占有周波数帯域が互いに重ならないように、前記局発周波数をそれぞれ決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、放送情報と時刻情報とを受信する受信装置、電子機器および受信方法に関する。
デジタル放送を受信するテレビ受信機や録画装置等の電子機器においては、予約録画の時刻設定や、有料放送あるいは著作権保護のための再生可能な有効期間の確定等のため、正確な時刻情報を取得することが極めて重要になっている。このような正確な時刻情報は、地上基地局から送信される長波帯域の標準電波や、GPS(Global Positioning System)衛星から送信される極超短波帯域の時刻データを受信することにより取得できることが知られている。更に、近年では、下記特許文献1に記載されているように、移動通信を目的として、CDMA(Code Division Multiple Access)変調されて送信される極超短波帯域の電波に含まれる時刻信号を受信して、正確な時刻を取得する装置が提案されている。このような極超短波帯域の電波は、種々の中継局から遍く中継されるため、長波帯域の標準電波やGPS衛星からの電波と比較して、建物の中や地下のような様々な移動先においても、良好に受信できることが知られている。
特開2000−321383号公報
しかしながら、テレビ受信機や録画装置等の電子機器において、変調された時刻信号の電波を受信して時刻情報を取得するためには、変調された受信信号を復調して時刻情報を抽出するための受信回路を、電子機器に新たに組み込む必要があるため、電子機器の製作に要するコストが上昇すると共に、電子機器のサイズが大型化され、消費電力も増大した。
本発明の受信装置は、放送情報が変調され、割当てられた放送チャンネルの周波数で送信される放送信号、および時刻情報が変調され、所定の周波数で送信される時刻信号とを含む受信信号が入力される入力手段と、前記入力された前記受信信号から、受信対象信号である前記放送信号および前記時刻信号を選択させる選択手段と、前記選択された前記放送信号に応じて決定された第1の局発周波数を有する第1の局部発振信号を生成するとともに、前記選択された前記時刻信号に応じて決定された第2の局発周波数を有する第2の局部発振信号を生成する局部発振信号生成手段と、前記第1の局部発振信号と前記受信信号とを混合することにより、前記受信信号に含まれる前記放送信号を、前記第1の局発周波数と前記放送信号の周波数との差分を周波数とする第1の中間周波信号に変換するとともに、前記第2の局部発振信号と前記受信信号とを混合することにより、前記受信信号に含まれる前記時刻信号を、前記第2の局発周波数と前記時刻信号の周波数との差分を周波数とする第2の中間周波信号に変換する変換手段と、所定の周波数帯域に含まれる前記第1の中間周波信号に含まれる前記放送情報および前記第2の中間周波信号に含まれる前記時刻情報を取り出すべく、前記第1の中間周波信号および前記第2の中間周波信号を復調する復調手段と、前記取り出された前記放送情報および前記時刻情報を出力する出力手段とを備え、前記局部発振信号生成手段は、前記第1の中間周波信号が占有する周波数帯域である第1の占有周波数帯域および前記第2の中間周波信号が占有する周波数帯域である第2の占有周波数帯域が、前記所定の周波数帯域に含まれると共に、前記第1および第2の占有周波数帯域が互いに重ならないように、前記第1の局発周波数および前記第2の局発周波数を決定することを特徴とする。
この発明によれば、放送信号および時刻信号の中から、それぞれ選択された2つの受信対象信号は、2つの中間周波信号に変換され、2つの中間周波信号の占有周波数帯域は、互いに重なることなく、何れも所定の周波数帯域に含まれる。この結果、復調手段は、2つの中間周波信号を互いに干渉することなく復調し、放送情報および時刻情報を欠落することなく取り出すことができる。従って、受信した2つの信号から、それぞれの信号が含む情報を取り出す処理を共通にできることから、このような受信装置の製作コストを低減できると共に、受信装置を小型化および低消費電力化できる。
本発明の受信装置では、前記局部発振信号生成手段は、前記第1の中間周波信号の周波数が、前記所定の周波数帯域の中心周波数と等しくなるように、前記第1の局発周波数を決定することが好ましい。
この発明によれば、放送信号を含む中間周波信号の周波数は、所定の周波数帯域の中心周波数に変換されるため、放送信号の復調処理が容易になる。
本発明の受信装置では、前記局部発振信号生成手段は、前記第1の占有周波数帯域が、前記所定の周波数帯域の一方の端部側に分布されると共に、前記第2の占有周波数帯域が、前記所定の周波数帯域の他方の端部側に分布されるように、前記第1および第2の局発周波数を決定することを特徴とする受信装置。
この発明によれば、2つの中間周波信号による相互干渉を回避できる。
本発明の受信装置では、前記出力手段は、前記取り出された前記放送情報および前記時刻情報を表示する表示手段を備え、前記表示手段は、前記放送情報および前記時刻情報を重畳して表示することが好ましい。
この発明によれば、放送情報と時刻情報とを同時に表示できる。
本発明の受信装置では、前記表示手段は、前記放送情報および前記時刻情報の何れか一方を表示すると共に、前記放送情報および前記時刻情報の何れか他方を縮小して表示しても良い。また、本発明の受信装置では、前記放送信号は、強階層と前記強階層よりも所要CN比が高い弱階層とを少なくとも含み、前記復調手段は、前記強階層を用いて放送される前記放送情報を取り出しても良い。
本発明の受信装置では、前記所定の周波数帯域は、前記復調手段が復調可能な周波数帯域であっても良い。また、本発明の受信装置では、前記時刻情報は、CDMA変調されていても良い。更に、本発明の受信装置では、前記時刻情報は、Personal Handyphone Systemの電波に重畳されていても良い。そして、上記した受信装置を電子機器に適用しても良い。
本発明の受信方法は、入力手段が、放送情報が変調され、割当てられた放送チャンネルの周波数で送信される放送信号、および時刻情報が変調され、所定の周波数で送信される時刻信号とを含む受信信号が入力される入力工程と、選択手段が、前記入力された前記受信信号から、受信対象信号である前記放送信号および前記時刻信号を選択させる選択工程と、局部発振信号生成手段が、前記選択された前記放送信号に応じて決定された第1の局発周波数を有する第1の局部発振信号を生成するとともに、前記選択された前記時刻信号に応じて決定された第2の局発周波数を有する第2の局部発振信号を生成する局部発振信号生成工程と、変換手段が、前記第1の局部発振信号と前記受信信号とを混合することにより、前記受信信号に含まれる前記放送信号を、前記第1の局発周波数と前記放送信号の周波数との差分を周波数とする第1の中間周波信号に変換するとともに、前記第2の局部発振信号と前記受信信号とを混合することにより、前記受信信号に含まれる前記時刻信号を、前記第2の局発周波数と前記時刻信号の周波数との差分を周波数とする第2の中間周波信号に変換する変換工程と、復調手段が、所定の周波数帯域に含まれる前記第1の中間周波信号に含まれる前記放送情報および前記第2の中間周波信号に含まれる前記時刻情報を取り出すべく、前記第1の中間周波信号および前記第2の中間周波信号を復調する復調工程と、出力手段が、前記取り出された前記放送情報および前記時刻情報を出力する出力工程とを含み、前記局部発振信号生成工程は、前記第1の中間周波信号が占有する周波数帯域である第1の占有周波数帯域および前記第2の中間周波信号が占有する周波数帯域である第2の占有周波数帯域が、前記所定の周波数帯域に含まれると共に、前記第1および第2の占有周波数帯域が互いに重ならないように、前記第1の局発周波数および前記第2の局発周波数を決定することを特徴とする。
この発明によれば、放送信号および時刻信号の中から、それぞれ選択された2つの受信対象信号は、2つの中間周波信号に変換され、2つの中間周波信号の占有周波数帯域は、互いに重なることなく、何れも所定の周波数帯域に含まれる。この結果、復調手段は、2つの中間周波信号を互いに干渉することなく復調し、放送情報および時刻情報を欠落することなく取り出すことができる。従って、受信した2つの信号から、それぞれの信号が含む情報を取り出す処理を共通にできることから、このような受信装置の製作コストを低減できると共に、受信装置を小型化および低消費電力化できる。
以下、本発明に係る受信装置の実施形態について図面を参照して説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る受信装置の一実施例であるテレビジョン受信装置1の機能構成を示すブロック図である。このテレビジョン受信装置1は、所定の周波数帯域の電波を用いて配信される地上波のデジタルテレビ放送を受信すると共に、CDMA変調されて送信される極超短波帯域の電波に含まれる時刻情報を受信して、この時刻情報が有する正確な時刻を出力する。
テレビジョン受信装置1は、アンテナ10と、チューナ20と、操作指示手段38と、復調手段40と、出力手段50とを備える。また、チューナ20は、RF(Radio Frequency)部として機能し、ローノイズアンプ22と、TV信号用周波数変換手段24と、TV信号用局部発振信号生成手段(以降、「TV用局発信号生成手段」と略す。)26と、TV信号用IFバンドパスフィルタ28と、CDMA信号用局部発振信号生成手段(以降、「CDMA用局発信号生成手段」と略す。)30と、CDMA信号用周波数変換手段32と、CDMA信号用IFバンドパスフィルタ34と、IFアンプ36とを有する。更に、復調手段40は、ベースバンド部として機能し、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調手段42と、CDMA復調手段44と、時刻情報取得手段46と、MPEG(Moving Picture Experts Group)復調手段48とを有する。尚、チューナ20および復調手段40の各機能部は、図示は略すが、集積回路等の電気回路で実現させても良く、また、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)等で構成され、これらのハードウェアとソフトウェアとを協働させて実現しても良い。
アンテナ10は、所定の利得特性を有し、空中に放射された電波を入力するための入力手段である。本実施形態1では、放送情報が変調され、割当てられた放送チャンネルの周波数で送信される放送信号と、時刻情報が変調され、所定の周波数で送信される時刻信号とを含む受信信号が、このアンテナ10に入力される。ここで、放送信号の電波は、地上デジタル放送の電波であり、UHF(Ultra High Frequency)帯の周波数である473.14MHz(中心周波数)を13チャンネルとして、6MHzの帯域幅毎に62チャンネルまで割当てられている。1つの放送チャンネルを構成する帯域幅は、14分割されると共に、この中の13個がセグメントとして使用されている。これらのセグメントは、1セグメントから成る強階層と、12セグメントから成り、強階層よりも所要CN比(Carrier Noise ratio)が高い弱階層の2つの階層に分離され階層伝送される。このような階層伝送により、1セグメントから成る強階層を用いて低解像度のテレビ放送が配信され、12セグメントから成る弱階層を用いてハイビジョン等の高解像度のテレビ放送が配信されている。尚、本実施形態1では、テレビジョン受信装置1の受信可能な帯域幅を示す受信帯域幅は、地上波デジタル放送の13セグメント(占有周波数帯域幅:5.6MHz)に対応している。
また、時刻信号の電波は、携帯電話のような移動通信を目的として、CDMA変調された時刻情報を含み、例えば、843.9MHz(セカンダリーチャンネル)や860.95MHz(プライマリーチャンネル)のような極超短波帯域に1.23MHzの占有周波数帯域幅で基地局から送信される。ここで、CDMA変調とは、狭帯域の変調波を拡散符号によって再度変調し、受信側で通信チャネルごとに異なる拡散符号を割当てることで多チャネルでの通信を可能にする変調方式である。
チューナ20は、入力された受信信号の中から選択された放送信号または時刻信号を、所定の中間周波信号に変換して出力する。対象とする信号の選択は、操作指示手段38を介して指示される。操作指示手段38は、放送信号および時刻信号の中から、受信対象信号を選択する機能を有し、ユーザにより操作されるリモコンを想定しても良い。ユーザは、このリモコンを操作することで、視聴する放送チャンネルを選択し、選択された放送チャンネルのデジタルテレビ放送を視聴できる。また、このリモコンの操作により、デジタルテレビ放送を視聴中に、時刻表示を指示できる。
TV用局発信号生成手段26は、操作指示手段38からの指示に従い、受信する放送チャンネルの周波数に応じた第1の局発周波数を有する第1の局部発振信号を生成する。生成された第1の局部発振信号は、TV信号用周波数変換手段24に送られる。同様に、CDMA用局発信号生成手段30は、操作指示手段38からの指示に従い、受信する時刻信号の周波数に応じた第2の局発周波数を有する第2の局部発振信号を生成する。生成された第2の局部発振信号は、CDMA信号用周波数変換手段32に送られる。
他方で、ローノイズアンプ22は、チューナ20に入力された受信信号を増幅する。本実施形態1では、このローノイズアンプ22の動作帯域は、地上デジタル放送の13チャンネルから62チャンネルまでの周波数帯域(470MHz〜770MHz)、CDMA基地局からのセカンダリーチャンネル送信周波数(843.9±0.615MHz)およびCDMA基地局からのプライマリーチャンネル送信周波数(860.95±0.615MHz)である。このローノイズアンプ22により増幅された受信信号は、TV信号用周波数変換手段24およびCDMA信号用周波数変換手段32に送られる。
TV信号用周波数変換手段24およびCDMA信号用周波数変換手段32は、それぞれ入力された局部発振信号と受信信号とを混合することにより、受信信号に含まれる受信対象信号を、この受信対象信号の周波数と局部発振信号の局発周波数との差分を周波数とするIF(Intermediate Frequency:中間周波)信号にそれぞれ変換する。一般的に、高周波信号を受信する受信機では、後段の復調処理を容易にすべく、IF信号の周波数は、受信信号よりも周波数が低い中間周波数に変換される。本実施形態1のテレビジョン受信装置1では、中間周波数は57MHzに設計され、TV用局発信号生成手段26は、放送信号を含むIF信号の中心周波数が中間周波数(57MHz)になるように、それぞれの放送チャンネル毎に第1の局発周波数を決定する。決定された第1の局発周波数に応じて、TV信号用周波数変換手段24で変換されたIF信号は、TV信号用IFバンドパスフィルタ28に送られる。
また、CDMA用局発信号生成手段30は、時刻信号を含むIF信号の中心周波数が、54.9MHzになるように、第2の局発周波数を決定する。従って、セカンダリーチャンネルを受信対象とする場合、第2の局発周波数は789MHzとなり、プライマリーチャンネルを受信対象とする場合、第2の局発周波数は806.05MHzとなる。ここで、図2は、放送信号が変換されたIF信号の周波数帯域と、時刻信号が変換されたIF信号の周波数帯域をそれぞれ示す図である。この図2に示すように、時刻信号の占有周波数帯域(1.23MHz)は、中間周波数を中心周波数とする放送信号の13セグメント分の帯域(5.6MHz)の端部に含まれる。尚、中心周波数は、54.9MHzに限定されるものではなく、時刻信号の占有周波数帯域が放送信号の13セグメント分の帯域に含まれると共に、地上波デジタル放送の1セグメント分の占有周波数帯域と互いに重ならないような中心周波数であれば良い。また、何れかの第2の局発周波数に応じて、CDMA信号用周波数変換手段32で変換されたIF信号は、CDMA信号用IFバンドパスフィルタ34に送られる。尚、時刻信号を含むIF信号の中心周波数を、中間周波数(57MHz)とし、放送信号を含むIF信号を、13セグメント分の帯域(5.6MHz)の端部に分布するように、局発周波数をそれぞれ決定しても良い。
TV信号用IFバンドパスフィルタ28は、放送信号を含むIF信号をフィルタリングする。このTV信号用IFバンドパスフィルタ28は、本実施形態1では、中間周波数である57MHzを中心周波数として、地上波デジタル放送の1セグメント分(0.429MHz)の帯域が少なくとも通過可能な特性を有する。従って、IF信号が含む放送信号は、13セグメント帯域のうち、中央部の1セグメントの信号のみがTV信号用IFバンドパスフィルタ28を透過できる。また、本実施形態1では、このようなTV信号用IFバンドパスフィルタ28として、SAW(Surface Acoustic Wave)フィルタを採用する。SAWフィルタは、一般的に、入手が容易であることに加え、図2に示すように、急峻な減衰特性を有することが知られている。TV信号用IFバンドパスフィルタ28を通過したIF信号は、IFアンプ36に送られる。
また、CDMA信号用IFバンドパスフィルタ34は、時刻信号を含むIF信号をフィルタリングする。このCDMA信号用IFバンドパスフィルタ34は、本実施形態1では、54.9MHzを中心周波数として、時刻信号の占有周波数帯(1.23MHz)が少なくとも通過可能となるような特性を有する。CDMA信号用IFバンドパスフィルタ34を通過したIF信号は、IFアンプ36に送られる。IFアンプ36は、放送信号と時刻信号を含むIF信号を増幅し、増幅したIF信号は復調手段40に送られる。
復調手段40は、本実施形態1では、テレビジョン受信装置1の中間周波数(57MHz)を中心周波数として、13セグメント分の帯域幅を有する周波数帯域(54.2MHz〜59.8MHz)を復調可能な周波数帯域とし、この周波数帯域に含まれるIF信号を復調することにより、このIF信号が含む放送情報および時刻情報を取り出す。本実施形態1では、IFアンプ36から出力されたIF信号は、A/D変換された後、OFDM復調手段42とCDMA復調手段44に送られる。OFDM復調手段42は、OFDM変調された搬送波の信号を、デジタル信号に復調する。復調されたデジタル信号は、1セグメントから成る強階層を用いて送信される低解像度のテレビ放送の信号であり、MPEG復調手段48に送られて復調されることにより、圧縮された音声信号と映像信号が伸張されて取り出され、出力手段50に送られる。
また、CDMA復調手段44は、入力されたIF信号のうち、時刻信号を含むIF信号を復調する。より詳細には、時刻信号を含むIF信号は、位相が直交する2つのデジタル信号(I信号、Q信号)に対してシンクチャンネル信号が復調される。復調されたシンクチャンネル信号は、時刻情報取得手段46に送られる。時刻情報取得手段46は、復調されたシンクチャンネル信号から時刻データを含むシンクチャンネル信号のデータを復号し、このシンクチャンネル信号のデータに含まれる時刻データを抽出する。抽出された時刻データは、出力手段50に送られる。尚、本実施形態1では、OFDM復調手段42およびCDMA復調手段44に入力されるIF信号は、放送信号を含むIF信号と時刻信号を含むIF信号とが混合された状態で入力されるが、それぞれのIF信号を分離するためのフィルタを、チューナ20と復調手段40の間に設けても良い。
出力手段50は、ディスプレイ52およびスピーカ54を備える。ディスプレイ52は、復調手段40から送られる時刻データおよび映像信号の何れかを表示する。また、スピーカ54は、音声信号を出力する。図3(a)および(b)は、ディスプレイ52に表示される情報を説明する図である。図3(a)は、映像信号の映像に時刻データが重畳されて表示される場合を示し、図3(b)は、映像信号の映像の一部領域に、縮小された時刻データが表示される場合を示す。このような表示方法の選択は、操作指示手段38から指示されても良い。
尚、出力手段50は、ディスプレイ52およびスピーカ54に限定されるものでは無く、USB(Universal Serial Bus)規格のようなインターフェイス規格に従い電気信号に変換し、通信可能に接続された他の情報機器装置等に出力しても良い。また、時刻信号は、テレビジョン受信装置1が備える時計機能部(図示は略す。)に出力し、テレビジョン受信装置1は内蔵する時計を時刻信号に基づき修正しても良い。
以上述べた実施形態1によれば、以下のような効果を奏する。
(1)デジタル放送は、放送信号の復調・復元処理等に時間を要するため、放送信号から取得される時刻には誤差を含むが、本実施形態1のテレビジョン受信装置1は、CDMA変調された時刻信号から時刻情報を取得できるため、デジタル放送を視聴中においても、正確な時刻情報を必要に応じて表示できる。
(2)放送情報および時刻情報から、それぞれの信号が含む情報を取り出す処理を共通にできることから、このような受信装置の製作コストを低減できると共に、受信装置を小型化および低消費電力化できる。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2について、図4を参照して説明する。尚、以下の説明では、既に説明した部分と同じ部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
図4は、放送信号が変換されたIF信号の周波数帯域と、時刻信号が変換されたIF信号の周波数帯域をそれぞれ示す図である。実施形態1では、TV用局発信号生成手段26で生成される第1の局部発振信号の第1の局発周波数は、TV信号を含むIF信号の中心周波数が中間周波数(57MHz)になるように生成されたが、本実施形態2では、1セグメントを用いて送信される放送信号を含むIF信号の占有周波数帯域が、復調手段40の復調可能な周波数帯域、即ち、57MHzを中心周波数として13セグメント分の帯域幅を有する周波数帯域に含まれると共に、時刻信号を含むIF信号の占有周波数帯域から離れるように第2の局発周波数が決定される。本実施形態2では、放送信号を含むIF信号の中心周波数が59.58MHzになるように、第1の局発周波数が決定される。この結果、時刻信号を含むIF信号は、13セグメント分の帯域幅を有する復調可能な周波数帯域の一方の端部に含まれ、1セグメントを用いて送信される放送信号を含むIF信号は、この周波数帯域の他方の端部に含まれる。また、本実施形態2におけるTV信号用IFバンドパスフィルタ28は、59.58MHzを中心周波数として、地上波デジタル放送の1セグメント分(0.429MHz)の帯域のみを通す特性を有する。
以上述べた実施形態2によれば、実施形態1で述べた(1)、(2)の効果に加え、以下の効果を奏する。
(3)放送信号および時刻信号をそれぞれ含むIF信号は、占有周波数帯域が十分離れて分布するため、それぞれのIF信号は信号干渉の影響をさらに受けにくい。そのため、減衰特性が充分ではないSAWフィルタやLCフィルタであっても、TV信号用IFバンドパスフィルタ28として採用できる可能性があるため、低コスト化を図ることができる。
以上、本発明を図示した実施形態に基づいて説明したが、本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、以下に述べるような変形例も想定できる。
(1)ディスプレイ52に表示される時刻情報は、デジタル形式に限定されるものではなく、アナログ形式で指針により時刻表示されても良い。
(2)時刻情報の取得は、ユーザ指示によるほか一定時間毎に自動的に行い、テレビジョン受信装置1が備える時計機能部の時刻校正を実行しても良い。また、その場合の時刻は、ディスプレイ52に表示してもしなくても良い。
(3)テレビジョン受信装置1で受信するテレビ放送は、1セグメントを用いて送信される低解像度の放送に限定されるものではなく、例えば、4セグメントを用いて送信される通常解像度のスタンダード放送でも良い。この場合、図5に示すように、放送信号を含むIF信号の中心周波数が58.94MHzになるように、第1の局発周波数が決定されても良い。
(4)チューナ20部をダブルスーパヘテロダイン構成として、更に低い中間周波数に変換しても良い。
本発明の実施形態1に係る受信装置の一実施例であるテレビジョン受信装置の機能構成を示すブロック図。 放送信号が変換されたIF信号の周波数帯域と時刻信号が変換されたIF信号の周波数帯域を示す図。 (a)は、映像信号の映像に時刻データが重畳されてディスプレイに表示される場合を示し、(b)は、映像信号の映像の一部領域に時刻データが縮小されてディスプレイに表示される場合を示す図。 本発明の実施形態2における、放送信号が変換されたIF信号の周波数帯域と時刻信号が変換されたIF信号の周波数帯域を示す図。 変形例における、放送信号が変換されたIF信号の周波数帯域と時刻信号が変換されたIF信号の周波数帯域を示す図。
符号の説明
1…テレビジョン受信装置、10…アンテナ、20…チューナ、22…ローノイズアンプ、24…TV信号用周波数変換手段、26…TV信号用局部発振信号生成手段、28…TV信号用IFバンドパスフィルタ、30…CDMA信号用局部発振信号生成手段、32…CDMA信号用周波数変換手段、34…CDMA信号用IFバンドパスフィルタ、36…IFアンプ、38…操作指示手段、40…復調手段、42…OFDM復調手段、44…CDMA復調手段、46…時刻情報取得手段、48…MPEG復調手段、50…出力手段、52…ディスプレイ、54…スピーカ。

Claims (11)

  1. 放送情報が変調され、割当てられた放送チャンネルの周波数で送信される放送信号、および時刻情報が変調され、所定の周波数で送信される時刻信号とを含む受信信号が入力される入力手段と、
    前記入力された前記受信信号から、受信対象信号である前記放送信号および前記時刻信号を選択させる選択手段と、
    前記選択された前記放送信号に応じて決定された第1の局発周波数を有する第1の局部発振信号を生成するとともに、前記選択された前記時刻信号に応じて決定された第2の局発周波数を有する第2の局部発振信号を生成する局部発振信号生成手段と、
    前記第1の局部発振信号と前記受信信号とを混合することにより、前記受信信号に含まれる前記放送信号を、前記第1の局発周波数と前記放送信号の周波数との差分を周波数とする第1の中間周波信号に変換するとともに、前記第2の局部発振信号と前記受信信号とを混合することにより、前記受信信号に含まれる前記時刻信号を、前記第2の局発周波数と前記時刻信号の周波数との差分を周波数とする第2の中間周波信号に変換する変換手段と、
    所定の周波数帯域に含まれる前記第1の中間周波信号に含まれる前記放送情報および前記第2の中間周波信号に含まれる前記時刻情報を取り出すべく、前記第1の中間周波信号および前記第2の中間周波信号を復調する復調手段と、
    前記取り出された前記放送情報および前記時刻情報を出力する出力手段とを備え、
    前記局部発振信号生成手段は、前記第1の中間周波信号が占有する周波数帯域である第1の占有周波数帯域および前記第2の中間周波信号が占有する周波数帯域である第2の占有周波数帯域が、前記所定の周波数帯域に含まれると共に、前記第1および第2の占有周波数帯域が互いに重ならないように、前記第1の局発周波数および前記第2の局発周波数を決定することを特徴とする受信装置。
  2. 請求項1に記載の受信装置において、
    前記局部発振信号生成手段は、前記第1の中間周波信号の周波数が、前記所定の周波数帯域の中心周波数と等しくなるように、前記第1の局発周波数を決定することを特徴とする受信装置。
  3. 請求項1に記載の受信装置において、
    前記局部発振信号生成手段は、前記第1の占有周波数帯域が、前記所定の周波数帯域の一方の端部側に分布されると共に、
    前記第2の占有周波数帯域が、前記所定の周波数帯域の他方の端部側に分布されるように、前記第1および第2の局発周波数を決定することを特徴とする受信装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の受信装置において、
    前記出力手段は、前記取り出された前記放送情報および前記時刻情報を表示する表示手段を備え、
    前記表示手段は、前記放送情報および前記時刻情報を重畳して表示することを特徴とする受信装置。
  5. 請求項4に記載の受信装置において、
    前記表示手段は、前記放送情報および前記時刻情報の何れか一方を表示すると共に、前記放送情報および前記時刻情報の何れか他方を縮小して表示することを特徴とする受信装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の受信装置において、
    前記放送信号は、強階層と前記強階層よりも所要CN比が高い弱階層とを少なくとも含み、
    前記復調手段は、前記強階層を用いて放送される前記放送情報を取り出すことを特徴とする受信装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の受信装置において、
    前記所定の周波数帯域は、前記復調手段が復調可能な周波数帯域であることを特徴とする受信装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の受信装置において、
    前記時刻情報は、CDMA変調されていることを特徴とする受信装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の受信装置において、
    前記時刻情報は、Personal Handyphone Systemの電波に重畳されていることを特徴とする受信装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の受信装置を有する電子機器。
  11. 入力手段が、放送情報が変調され、割当てられた放送チャンネルの周波数で送信される放送信号、および時刻情報が変調され、所定の周波数で送信される時刻信号とを含む受信信号が入力される入力工程と、
    選択手段が、前記入力された前記受信信号から、受信対象信号である前記放送信号および前記時刻信号を選択させる選択工程と、
    局部発振信号生成手段が、前記選択された前記放送信号に応じて決定された第1の局発周波数を有する第1の局部発振信号を生成するとともに、前記選択された前記時刻信号に応じて決定された第2の局発周波数を有する第2の局部発振信号を生成する局部発振信号生成工程と、
    変換手段が、前記第1の局部発振信号と前記受信信号とを混合することにより、前記受信信号に含まれる前記放送信号を、前記第1の局発周波数と前記放送信号の周波数との差分を周波数とする第1の中間周波信号に変換するとともに、前記第2の局部発振信号と前記受信信号とを混合することにより、前記受信信号に含まれる前記時刻信号を、前記第2の局発周波数と前記時刻信号の周波数との差分を周波数とする第2の中間周波信号に変換する変換工程と、
    復調手段が、所定の周波数帯域に含まれる前記第1の中間周波信号に含まれる前記放送情報および前記第2の中間周波信号に含まれる前記時刻情報を取り出すべく、前記第1の中間周波信号および前記第2の中間周波信号を復調する復調工程と、
    出力手段が、前記取り出された前記放送情報および前記時刻情報を出力する出力工程とを含み、
    前記局部発振信号生成工程は、前記第1の中間周波信号が占有する周波数帯域である第1の占有周波数帯域および前記第2の中間周波信号が占有する周波数帯域である第2の占有周波数帯域が、前記所定の周波数帯域に含まれると共に、前記第1および第2の占有周波数帯域が互いに重ならないように、前記第1の局発周波数および前記第2の局発周波数を決定することを特徴とする受信方法。
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