JP2008286118A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

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守 大野
Akinori Fukuda
昭徳 福田
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Abstract

【課題】クランク軸と軸受けの間から流れでるオイルが、圧縮機の外部へ吐出されるのを低減させるものである。
【解決手段】密閉容器1内に圧縮機構2と、この圧縮機構2の上方に設けた圧縮機構を駆動するための電動機3と、この電動機の回転力を圧縮機構部に伝達するためのクランク軸5と、密閉容器1内下部のオイル4をクランク軸5の軸受6や圧縮機構摺動部に供給する給油機構を備えた圧縮機において、クランク軸5の回転によって、クランク軸と軸受の間から流れでるオイルが、圧縮機構から吐出された冷媒ガスの流れにより飛散しないための手段を軸受に設けるようにしたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和装置や冷蔵庫や除湿機等の冷凍機器に使用される密閉型圧縮機のオイル吐出量低減に関するものである。
従来の密閉型圧縮機としては図3のように密閉容器1に圧縮機構部2と電動機部3を有し、密閉容器1内には圧縮機構部2の摺動部を潤滑するためのオイル4が封入され、密閉容器底部に貯留される。オイル4は電動機部3の回転子3aに直結されたクランク軸5の回転によって、クランク軸と軸受6の間から流れ出るオイルは、再び密閉容器内に戻るが、一部は噴霧状となり冷媒ガスとともに主として、吐出パイプ7より冷凍サイクルに吐出される。
上記、従来の構成においてクランク軸と軸受の間から流れ出るオイルが、圧縮機構部の吐出孔11から吐出された冷媒ガスと混ざり、固定子3cと密閉容器1の間の切欠き部3bを通って、前記吐出パイプ7に直接送出されるため、オイル吐出量が多くなる可能性があった。
この課題を解決する従来の技術として、図4に示すように吐出パイプ7内にオイル分離体8と密閉容器1内にオイルを戻す経路9を有するオイルセパレ−タ10を設けた技術などが知られている。
特開平5−195975号公報
しかしながら、上記従来の構成ではオイル分離体8とオイルを戻す経路9を有するオイルセパレ−タ10は複雑であり取付け工数も多くなりかつ材料コストも高くなるという課題があった。
本発明の目的は、圧縮機構部で圧縮されて吐出パイプ7から吐出される冷媒ガスに含まれるオイルの吐出量を、安価でかつ確実に低減する密閉型圧縮機を提供するものである。
前記従来の課題を解決するための本発明にかかる密閉型圧縮機の構成は、密閉容器内に圧縮機構部と電動機部を収納し前記密閉容器に封入されたオイルにより前記圧縮機構部の各摺動部を潤滑する密閉型圧縮機であって、クランク軸と軸受の間から流れ出るオイルが、圧縮機構部から吐出された冷媒ガスと混ざらないように、軸受にオイル溜まり部とオイル戻し通路を設け、オイル戻し通路を吐出穴から吐出される圧縮ガスの影響を受けない位置に配置したものである。
本構成によって、軸受にオイル溜まり部とオイル戻し通路を設けることのみにて簡素に、安価でかつ確実にオイル吐出量を低減することができる密閉型圧縮機を提供できる。
圧縮機構部から吐出された冷媒ガスと混ざらないように、軸受にオイル溜まり部とオイル戻し通路を設けるようにしたものである。
本構成により、簡素な構造で、安価でかつ確実にオイル吐出量を低減することができ、信頼性の高い密閉型圧縮機を提供することができるものである。
第1の発明は、密閉容器内に圧縮機構部と電動機部を収納し、前記密閉容器に封入されたオイルにより前記圧縮機構部の各摺動部を潤滑する密閉型圧縮機であって、クランク軸と軸受の間から流れ出るオイルが、圧縮機構部から吐出された冷媒ガスと混ざらないように、軸受にオイル溜まり部と、圧縮機構部の吐出孔と反対側にオイル戻し通路を設ける。
本構成によって、クランク軸の回転によりクランク軸と軸受の間から流れ出るオイルが、圧縮機構部の吐出穴とは反対側に流れるので、圧縮機構部から吐出された冷媒ガスと混ざらないので、前記吐出パイプからの、オイル吐出量を低減することができる。
第2の発明は、特に、第1発明の密閉型圧縮機の軸受にオイル戻し通路を圧縮機構部の吐出穴とは反対側に設置したオイル飛散防止管を設ける。
本構成によって、クランク軸の回転によりクランク軸と軸受の間から流れ出るオイルが、圧縮機構部の吐出孔とは反対側に流れるので、圧縮機構部から吐出された冷媒ガスと混ざらないので、前記吐出パイプからの、オイル吐出量を低減することができる。
第3の発明は、特に、第1〜2のいずれか1つの発明の密閉型圧縮機において、圧縮されるガスが塩素を含まない代替冷媒(例えばHFC冷媒)の場合には、摺動部の表面に耐摩耗性の塩化鉄層を形成しないため、密閉容器内にオイルを確保しておく必要が特に高いが、本発明により密閉容器外へオイル吐出量を低減できるので、摺動部の信頼性を確保することができる。
第4の発明は、特に、第1〜2のいずれか1つの発明の密閉型圧縮機において、圧縮されるガスが二酸化炭素のような自然冷媒の場合、圧縮機から吐出されるガスは高圧にする必要があり、摺動部の負荷体力も大きなものとなるため、密閉容器内にオイルを確保しておく必要が特に高いが、本発明により密閉容器外へオイル吐出量を低減できるので、摺動部の信頼性を確保することができる。
特に、第1〜2のいずれか1つの発明の密閉型圧縮機において、空気調和装置や冷蔵庫や除湿機等に設置する場合、装置の性能向上する必要があるが、本発明により、圧縮機からのオイル吐出量を低減できるので、装置の性能向上を図ることができる。
以下本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、各図において、それぞれ同じ構成要素については同じ符号を用い説明を省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の断面図である。図1において、密閉容器1内に圧縮機構部2と電動機部3を収納し、前記密閉容器1に封入されたオイル4により前記圧縮機構部2の各摺動部を潤滑する密閉型圧縮機であって、クランク軸5と軸受6の間から流れ出るオイルが、圧縮機構部の吐出孔11から吐出された冷媒ガスと混ざらないように、軸受にオイル溜まり部6aと、圧縮機構部の吐出孔11と反対側にオイル戻し通路6bを設けたことを特徴とする密閉型圧縮機である。
本構成によって、クランク軸5の回転によりクランク軸5と軸受6の間から流れ出るオイルが、圧縮機構部の吐出穴11とは反対側に流れるので、圧縮機構部から吐出された冷媒ガスと混ざらないので、固定子3cと密閉容器1の間の切欠き部3bを通って吐出パイプ7より圧縮機の外部へでていくオイル吐出量を低減できるのである。
(実施の形態2)
図2は本発明の実施の形態2における密閉型圧縮機の断面図である。図2において、軸受にオイル溜まり部12aと、圧縮機構部の吐出穴11とは反対側に設置したオイル戻し通路12bを備えたオイル飛散防止管12を設けたことを特徴とする密閉型圧縮機である。
本構成によって、クランク軸5の回転によりクランク軸5と軸受6の間から流れ出るオイルが、圧縮機構部の吐出孔11とは反対側に流れるので、圧縮機構部から吐出された冷媒ガスと混ざらないので、固定子3cと密閉容器1の間の切欠き部3bを通って、前記吐出パイプ7より圧縮機の外部へでていくオイル吐出量を低減できるのである。
なお、上記実施の形態においてオイル戻し通路の位置を吐出穴の反対側(周方向で180度離れた位置)に配置した場合について説明したが、オイル戻し通路の位置は排出されたオイルが吐出穴からのガス流によって吹き上げられない位置であれば良く、吐出口の反対側に配置しなければならないものではない。
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機は、簡素な構造で、安価でかつ確実にオイル吐出量を低減することが可能となるので、空気調和装置や冷蔵庫等の冷凍機器の用途に適用できる。
本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の断面図 本発明の実施の形態2における密閉型圧縮機の断面図 従来の密閉型圧縮機の断面図 従来の密閉型圧縮機の要部断面図
符号の説明
1 密閉容器
2 圧縮機構
3 電動機
3a 回転子
3b 切欠き部
3c 固定子
4 オイル
5 クランク軸
6 軸受
6a オイル溜まり部(軸受)
6b オイル戻し通路(軸受)
7 吐出パイプ
8 オイル分離体
9 経路
10 オイルセパレータ
11 吐出孔
12 オイル飛散防止管
12a オイル溜まり部(オイル飛散防止管部)
12b オイル戻し通路(オイル飛散防止管部)

Claims (6)

  1. クランク軸により動力伝達可能に連結された電動機と圧縮機構とを、圧縮機構が下側となるように密閉容器内に収納し、前記圧縮機構は少なくとも上端部に前記クランク軸を軸支する軸受を有し、前記軸受には圧縮機構で圧縮された気体を密閉容器内空間に吐出する吐出穴を設け、前記圧縮機構の摺動部を潤滑したオイルが前記クランク軸と軸受の摺動部上端に形成された隙間から流れ出て前記密閉容器底部空間に戻るように構成された密閉型圧縮機であって、前記隙間から流れ出たオイルを一時的に溜めるオイル溜まり部と、前記吐出穴に対向しない位置に設けられて前記オイル溜まり部に溜まったオイルを密閉容器内空間に排出するオイル戻し通路を有する密閉型圧縮機。
  2. オイル戻し通路の位置が、吐出穴から周方向で90度以上離れた位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載の密閉型圧縮機。
  3. オイル戻し通路の位置が、吐出穴とは周方向で180度離れた位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載の密閉型圧縮機。
  4. オイル溜まり部とオイル戻し通路とを形成するオイル飛散防止管を軸受に取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  5. 圧縮されるガスが、塩素を含まない代替冷媒である請求項1〜4のいずれか1項に記載の密閉型圧縮機。
  6. 圧縮されるガスが、二酸化炭素などの自然冷媒である請求項1〜4のいずれか1項に記載の密閉型圧縮機。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61192889A (ja) * 1985-02-20 1986-08-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回転式圧縮機
JPS61192887A (ja) * 1985-02-20 1986-08-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回転式圧縮機
JP2004169657A (ja) * 2002-11-22 2004-06-17 Fujitsu General Ltd ロータリ圧縮機

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