JP2008285934A - 引戸のスライドアシスト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
ケーシングへの支持を容易にする駆動機構のコンパクト性を維持する。駆動機構の構造を簡素化して製造コストを低くする。
【解決手段】
引戸の一方向へのスライド動作の際にアシスト力を蓄積し他方向へのスライド動作の際にアシスト力を発揮する駆動機構4と、駆動機構4を支持して引戸の走行部材2の走行を案内するレールRの内部に設置されるケーシング1とを備えている。駆動機構4は、アシスト力を蓄積,発揮するスプリング41と、スプリング41のアシスト力の発揮を抑制する流体圧ダンパ43とからなる。駆動機構4は、スプリング41,流体圧ダンパ43が別個の部品とされてケーシング1の内部に配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、引戸を開閉する操作を補助するための引戸のスライドアシスト装置に係る技術分野に属する。
最近、引戸の開閉を案内する各部の改良が進み、重厚な装飾性を備えて大型化,重量化された引戸であっても小さな操作力でスムースに開閉することができるようになってきている。ところが、引戸の開閉がスムースになりすぎて開閉の操作力を誤ることがあるため、引戸を戸枠に激しく衝突させてしまい、引戸,戸枠等が損傷したり反動で引戸が半開き状態になってしまうことが起きている。このため、引戸を戸枠に激しく衝突させずしかも確実に開閉させることができるように引戸を開閉する操作を補助する引戸のスライドアシス
従来、引戸のスライドアシスト装置としては、例えば、以下に記載のものが知られている。
特開2006−169723号公報 特許文献1には、引戸の一方向へのスライド動作の際にアシスト力を蓄積し他方向へのスライド動作の際にアシスト力を発揮する駆動機構がケーシングに支持されて引戸の走行部材の走行を案内するレールの内部に設置された引戸のスライドアシスト装置が記載されている。このアシスト力は、引戸の急速なスライド動作を抑制するとともに、引戸が完全に開放状態,閉鎖状態になるまでスライド動作を維持するものである。
特許文献1に係る引戸のスライドアシスト装置は、駆動機構としてアシスト力を蓄積,発揮するスプリングとスプリングのアシスト力の発揮を抑制する流体圧ダンパとからなるものを採用している。駆動機構は、シリンダタイプのエアダンパからなる流体圧ダンパの内部にスプリングが内蔵され、スプリング,流体圧ダンパがシリンダとして一体化されている。
特許文献1に係る引戸のスライドアシスト装置では、駆動機構としてスプリング,流体圧ダンパが一体化されたものが採用されているため、駆動機構がコンパクト化されてケーシングへの支持が容易であるものの、駆動機構の構造が複雑で製造コストが高くなるという問題点がある。
本発明は、このような問題点を考慮してなされたもので、ケーシングへの支持を容易にする駆動機構のコンパクト性を維持しつつ、駆動機構の構造を簡素化して製造コストを低くする引戸のスライドアシスト装置を提供することを課題とする。
前述の課題を解決するため、本発明に係る引戸のスライドアシスト装置は、特許請求の範囲の各請求項に記載の手段を採用する。
即ち、請求項1では、引戸の一方向へのスライド動作の際にアシスト力を蓄積し他方向へのスライド動作の際にアシスト力を発揮する駆動機構と、駆動機構を支持して引戸の走行部材の走行を案内するレールの内部に設置されるケーシングとを備え、駆動機構はアシスト力を蓄積,発揮するスプリングとスプリングのアシスト力の発揮を抑制する流体圧ダンパとからなる引戸のスライドアシスト装置において、駆動機構はスプリング,流体圧ダンパが別個の部品とされてケーシングの内部に配置されていることを特徴とする。
この手段では、駆動機構のスプリング,流体圧ダンパが別個の部品とされることで、駆動機構にスプリング,流体圧ダンパを一体化する精度面,構造面の要請がなくなる。また、駆動機構のスプリングが流体圧ダンパとともにケーシングの内部に配置されることで、駆動機構の各部の分散化や全体の大型化を避けることができる。
また、請求項2では、請求項1の引戸のスライドアシスト装置において、駆動機構はスプリングが流体圧ダンパの上部に位置されてケーシングの内部の上部側に配置されることを特徴とする。
この手段では、駆動機構のスプリングが流体圧ダンパの上部に位置されてケーシングの内部の上部側に配置されることで、駆動機構のスプリングにゴミ等が付着し難くなる。
また、請求項3では、請求項2の引戸のスライドアシスト装置において、駆動機構はスプリングが流体圧ダンパの上部の側方側に相対して1対が設けられていることを特徴とする。
この手段では、駆動機構のスプリングが流体圧ダンパ上部の側方側に相対して1対が支持されることで、駆動機構のスプリングにおけるアシスト力の蓄積,発揮のバランスが良好になる。
また、請求項4では、請求項1〜3のいずれかの引戸のスライドアシスト装置において、駆動機構はスプリングの一端部がケーシングの端部を閉塞する端部材に固定されていることを特徴とする。
この手段では、駆動機構のスプリングの一端部がケーシングの端部を閉塞する端部材に固定されることで、駆動機構のスプリングの取付けのための特別な部材を不要にする。
また、請求項5では、請求項1〜4のいずれかの引戸のスライドアシスト装置において、ケーシングは断面形状が非対称の多角形である上枠部材,下枠部材が嵌合されて細長筒形に形成されていることを特徴とする。
この手段では、ケーシングが断面形状が非対称の多角形である上枠部材,下枠部材が嵌合されて細長筒形に形成されることで、ケーシングの断面形状が4角形ではない複雑な多角形となって剛性が高くなる。
また、請求項6では、請求項5の引戸のスライドアシスト装置において、ケーシングは上枠部材,下枠部材の側部に嵌合により広い面積で接合される接合面が設けられて接合面に互いに係合する係合突起,係合溝が設けられていることを特徴とする。
この手段では、ケーシングは上枠部材の上面の一部が切欠かれ内部へ向け屈曲形成されて駆動機構の一部を支持する支持片が設けられていることを特徴とする。
また、請求項7では、請求項5または6の引戸のスライドアシスト装置において、ケーシングは上枠部材の上面の一部が切欠かれ内部へ向け屈曲形成されて駆動機構の一部を支持する支持片が設けられていることを特徴とする。
この手段では、駆動機構の一部を支持する支持片がケーシングの上枠部材の上面の一部が切欠かれ内部へ向け屈曲形成されることで、ケーシングに剛性を補完することになる凹凸部が形成される。
また、請求項9では、請求項6〜8のいずれかの引戸のスライドアシスト装置において、ケーシングは下枠部材の両端部付近の底面にそれぞれわずかに隆起した格好の堰部が設けられていることを特徴とする。
この手段では、堰部がケーシングの下枠部材に凹凸構造を形成することで、ケーシングの剛性を高めるとともに、駆動機構がの流体圧ダンパがオイルダンパの場合に堰部の間がオイル溜として機能する。
本発明に係る引戸のスライドアシスト装置は、駆動機構のスプリング,流体圧ダンパが別個の部品とされることで、駆動機構にスプリング,流体圧ダンパを一体化する精度面,構造面の要請がなくなるため、駆動機構の構造を簡素化して製造コストを低くすることができる効果がある。また、駆動機構のスプリングが流体圧ダンパとともにケーシングの内部に配置されることで、駆動機構の各部の分散化や全体の大型化を避けることができるため、ケーシングへの支持を容易にする駆動機構のコンパクト性が維持される効果がある。
以下、本発明に係る引戸のスライドアシスト装置を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
この形態では、引戸Dの幅の一部分の長さに設置されて、引戸Dの閉鎖の操作を補助するものを示してある。即ち、引戸Dのスライド動作の一部においてアシスト力の蓄積,発揮がなされるもの(いわゆる一部アシストタイプ)を示してある。
この形態は、図1に示すように、細長筒形のケーシング1の一方の端部に引戸Dに連結される車輪構造の走行部材2が取付けられ他方の端部に引戸Dに連結されない簡略化された車輪構造の走行ガイド部材3が取付けられ、鴨居,戸枠,天井面等に取付けられた箱形のレールRの内部にそのまま挿入して設置される完成製品化されたものからなる。
ケーシング1は、断面形状がコ字形の角部を面取してさらに凹凸を形成した複雑な多角形(図2参照)の上枠部材11,下枠部材12が嵌合され両端口がブロック体の端部材13,14で閉塞された細長筒形に形成されている。
ケーシング1の上枠部材11,下枠部材12は、ステンレスの板材等から非対称に屈曲形成されたもので、側部に嵌合により接合される広い面積の接合面111,121が設けられ、接合面111,121に切欠き,切起こし形成された係合突起112,係合溝122で互いに適正位置で確実な強度で嵌合組付けされるようになっている。
ケーシング1の上枠部材11は、上面のほぼ中央部に一部が切欠かれて内部へL字形になるように屈曲形成された支持片113が設けられ、上面の支持片113を形成した窓形の切欠に連続してケーシング1の一方の端部材13付近まで後述のスライダ5の移動のための細幅のスライド用溝114が設けられ、上面のスライド用溝114の端部に連続して後述のスライダ5の変位のための窓形の係止溝115が設けられている。スライド用溝114に沿った縁面は、後述のスライダ5の移動のための平坦なスライド用面116となっている。係止溝115は、図4,図5,図8に詳細に示されるように、ケーシング1の内部の一方の端部材13との間に空間としての係止空間115aが設けられ、係止空間115aに向けてスライド用面116の端部から連続して傾斜して屈曲されたテーパ案内部115bが設けられ、テーパ案内部115bに連続してスライド用面116とほぼ直交する方向に屈曲されケーシング1の下枠部材12にまで到達しない自由端となった係止部115cが設けられている。なお、係止溝115は、テーパ案内部115bの上枠部材11の側部側の部分に少しの幅aで切欠115dが設けられ、プレス加工等での加工の際に周囲に曲げ応力による歪み等が生じないようになっている。
ケーシング1の下枠部材12は、図1,図5,図8に示すように、両端部付近の底面にそれぞれわずかに隆起した格好の堰部123が設けられている。
ケーシング1の端部材13,14は、合成樹脂材で成形されたもので、ケーシング1の上枠部材11,下枠部材12に係合,ネジ止等で固定されて、上枠部材11,下枠部材12の多角形を保形するとともにケーシング1の内部への異物の侵入を阻止している。
ケーシング1の一方の端部材13は、引戸Dに対応した走行部材2を選択できるように、走行部材2をネジ止で着脱可能に取付けている。この端部材13は、ケーシング1の上枠部材11の係止溝115の係止空間115aを区画する段部131が設けられるとともに、段部131の下部分が突出片132として、ケーシング1の上枠部材11の係止溝115の係止部115cの自由端となっている下端部に戻り変形を阻止する部材として当接されている。
ケーシング1の他方の端部材14は、走行ガイド部材3と一体化されている。従って、走行ガイド部材3として車輪構造以外のスライド構造等を選択する際には、端部材14ごとケーシング1に交換取付けすることになる。端部材14の上面には、ケーシング1の上枠部材11の収容部117に対応して突出した突出部141が設けられ、突出部141に差込溝142が設けられている。
ケーシング1には、アシスト力を蓄積,発揮する駆動機構4が支持されている。
駆動機構4は、図1,図2,図5に示すように、伸縮してアシスト力を蓄積,発揮するスプリング41と、スプリング41によるアシスト力の発揮を抑制する流体圧ダンパ43とからなる。スプリング41は、コイルスプリングからなるもので、アシスト力の蓄積,発揮のバランスを考慮して同一のものがケーシング1の上枠部材11の収容部117に収容され相対して1対が配置される。流体圧ダンパ43は、オイルが封入されたシリンダ431からロッド432が進退されロッド432が後退する際にオイル圧の抵抗が発生するシリンダタイプのオイルダンパからなるもので、シリンダ431がケーシング1の内部の他方の端部材14と上枠部材11の支持片113との間に挟込み係止されて配置され、ロッド432がケーシング1の内部で一方の端部材13側へ進出される。
ケーシング1には、アシスト力の蓄積,発揮の切換部材となるスライダ5が支持されている。
スライダ5は、図2,図3,図5〜〜図10に示すように、ケーシング1に対して摩擦の少ない滑り性の良好な合成樹脂材からなるもので、ブロック体のスライダ本体51にカム体の可動係止部52が支軸53で回転可能に支持されている。スライダ本体51は、駆動機構4の流体圧ダンパ43のロッド432が連結され断面形状がケーシング1の断面形状とほぼ一致されて、ほぼ全体がケーシング1の内部の上枠部材11のスライド用溝114が配設された長さをスライド可能とされたもので、ケーシング1の他方の端部材14側の上面の両側寄りに端部材14の突出部141,差込溝142に対応した突出部515,差込溝516が設けられ、ケーシング1の一方の端部材13側の端面から上面に可動係止部52の大部分を収容して回転を確保する空間を形成する収容空間部512が堀込まれている。可動係止部52は、下半部の幅がスライダ本体51の収容空間部512の幅と一致されて下半部がスライダ本体51とともにケーシング1の内部の上枠部材11のスライド用溝114が配設された長さをスライド可能とされたもので、上半部のほぼ中央に後述の受部材6が係止する係止部521が設けられ、上半部の係止部521を介したケーシング1の他方の端部材14側に下半部の幅と同一の幅bの傾斜面の第1の傾斜部522が設けられ、上半部の係止部521を介したケーシング1の一方の端部材13側に下半部の幅(ケーシング1の上枠部材11のスライド用溝114の幅)よりも大きくケーシング1の上枠部材11の係止溝115の幅とほぼ一致した幅cの傾斜面の第2の傾斜部523が設けられている。従って、この可動係止部52は、第2の傾斜部523の下面がケーシング1の上枠部材11のスライド用面116に当接してスライドされ、ケーシング1の上枠部材11の係止溝115において第2の傾斜部523が係止溝115に落込まれるように回動して変位される。支軸53は、可動係止部52のほぼ中央部を貫通してスライダ本体51の収容空間部512の隅部に支持されている。
レールRには、スライダ5と連係する受部材6が取付けられている。
受部材6は、図1,図5〜図10に示すように、レールRの天井内壁に当接され中央部がネジ止めで固定された基片61と、基片61の一方の端部が長さ方向でコ字形に屈曲されてスライダ5の可動係止部52の係止部521に係止する係止片62と、基片61の一方の端部が幅方向で両側からL字形に相対して屈曲された1対のリカバリ片63とからなる。リカバリ片63は、相対する間隔がスライダ5の可動係止部52の第1の傾斜部522の幅bよりも大きく第2の傾斜部523の幅cよりも小さく設定されている。
この形態によると、レールRの内部にそのまま挿入して設置されるように完成製品化されているため、施工現場での設置工事が容易になる。また、走行部材2,走行ガイド部材3がケーシング1やその端部材14に着脱可能であるため、必要に応じて引戸D,レールRに対応して施工現場で走行部材2,走行ガイド部材3を交換することもできる。
さらに、ケーシング1に支持されている駆動機構4は、スプリング41,流体圧ダンパ43が一体化されずに別個の部品とされている。このため、駆動機構4のスプリング41,流体圧ダンパ43を一体化する精度面,構造面の要請がなくなるため、駆動機構4の構造が簡素化されて駆動機構4の製造コストが低くなる。また、駆動機構4の構造の簡素化によって、駆動機構4の使用中における故障も少なくてすみ使用中における動作に確実性も得られる。また、駆動機構4のスプリング41は、設置されたレールRの内部のさらに内部のケーシング1の上部に配置されているため、ゴミ等が付着し難い位置にありゴミ等の噛込みによる動作不良を引起こすことがなく、オイルダンパである流体圧ダンパ43から漏出したオイルとの接触を避けることができ漏出オイルの固化物等の付着により動作不良を起こすことがない。なお、ケーシング1の下枠部材12の底面の堰部123の間は、駆動機構4のオイルダンパである流体圧ダンパ43から漏出したオイル溜としても機能する。
さらに、駆動機構4のスプリング41がケーシング1に収容されて、外装に無用の凹凸がなくなるため、包装,運搬等が容易となって完成製品化がより促進される。また、駆動機構4のスプリング41,流体圧ダンパ43が近接され、スプリング41,流体圧ダンパ43の分散化や全体の大型化が避けられているため、ケーシング1への支持を容易にする駆動機構4のコンパクト性が維持される。
なお、駆動機構4のスプリング41は、両端部付近に形成された縮径部分がケーシング1の他方の端部材14の差込溝142とスライダ5のスライダ本体51の差込溝516とに差込み支持される。このため、駆動機構4のスプリング41の取付けのための特別な部材が不要になって、駆動機構4やその周囲の構造の簡素化が図られる。
この形態は、図5(A)に示すように、レールRの内部に設置されて、受部材6の係止片62にスライダ5の可動係止部52の係止部521が係止された状態でセットされる。
図5(A)に示す状態では、駆動機構4のスプリング41が収縮して流体圧ダンパ43のロッド432がシリンダ431に後退し、スライダ5がスライダ本体51から可動係止部52を起立(可動係止部52の第2の傾斜部523の下面がケーシング1の上枠部材11のスライド用面116に当接)させてケーシング1の上枠部材11のスライド用溝114の端部(係止溝115の反対側の)に位置(原位置)している。
引戸Dについて開放の操作をすると、図5(B)に示すように、受部材6の係止片62にスライダ5の可動係止部52の係止部521が係止されているため、引戸Bのスライド動作にしたがいスライダ5がケーシング1の上枠部材11の係止溝115方向へ移動することになる。即ち、駆動機構4のスプリング41が伸張して流体圧ダンパ43のロッド432がシリンダ431から進出し、駆動機構4にアシスト力が蓄積されていくことになる。
スライダ5がケーシング1の上枠部材11の係止溝115に至ると、図6(A)に示すように、スライダ5の可動係止部52の第2の傾斜部523の下面が当接していたケーシング1の上枠部材11のスライド用面116が消失するため、駆動機構4のスプリング41の引張力によってスライダ5の可動係止部52が支軸53を中心として回動を開始する。
スライダ5の可動係止部52の回動は、図6(B)に示すように、ケーシング1の上枠部材11の係止溝115のテーパ案内部115bによって案内される。即ち、スライダ5の可動係止部52は、第2の傾斜部523の下面がケーシング1の上枠部材11の係止溝115のテーパ案内部115bの上を滑るように斜め下方へ移動する。従って、スライダ5の可動係止部52は、ケーシング1の上枠部材11の係止溝115に引掛かったりすることなく円滑,確実に回動される。
そして、図6(C)に示すように、スライダ5の可動係止部52の回動が進行すると、受部材6の係止片62からスライダ5の可動係止部52の係止部521が離脱する。このとき、スライダ5の可動係止部52の第2の傾斜部523の下面がケーシング1の上枠部材11の係止溝115の係止部115cに当接している。即ち、スライダ5の可動係止部52は、駆動機構4のスプリング41の引張力によって、ケーシング1の上枠部材11の係止溝115の係止部115cに係止されていることになる。なお、ケーシング1の上枠部材11の係止溝115の屈曲片形となった係止部115cにケーシング1の端部材13の突出片132で戻り変形が阻止されているため、係止されたスライダ5の可動係止部52の第2の傾斜部523が一定の位置に確実に保持される。
この結果、スライダ5の可動係止部52は、ケーシング1の上枠部材11の係止溝115の係止空間115aの内部で落込まれるように変位して、駆動機構3に蓄積されたアシスト力を保持する状態に維持される。
続いて、引戸Dについて開放の操作が継続されると、図7に示すように、前述の幅bからスライダ5の可動係止部52の第1の傾斜部522が受部材6のリカバリ片63の間を通過する。なお、スライダ5の可動係止部52の第2の傾斜部523は、回動して変位しているため、受部材6のリカバリ片63の下方を通過することになる。この後、引戸Dが完全な開放状態に至る。
引戸Dについて閉鎖の操作をすると、基本的に前述の開放の操作に伴う各部の動作の逆の動作が奏されることになる。特に、スライダ5の可動係止部52の逆方向への回動は、ケーシング1の上枠部材11の係止溝115のテーパ案内部115bによって案内され、第2の傾斜部523の下面がケーシング1の上枠部材11の係止溝115のテーパ案内部115bの上を滑るように斜め上方へ移動する。このため、スライダ5の可動係止部52は、ケーシング1の上枠部材11の係止溝115に引掛かったりすることなく円滑,確実に逆方向へ回動される。
そして、受部材6の係止片62にスライダ5の可動係止部52の係止部521が係止されると、駆動機構4に蓄積されたアシスト力が、流体圧ダンパ43によって抑制されたスプリング41の引張力として、引戸Dの急速なスライド動作を抑制するとともに引戸Gが完全に開放状態,閉鎖状態になるまでスライド動作を維持するように適正な補助力として発揮される。このとき、スライダ5の可動係止部52は、起立して原位置に向けて移動することになる。
図5(A)に示されるセット状態を構成するための現場工事では、図8(A)に示すように、スライダ5,受部材6への無用の応力が掛かるのを防止するためと戸枠とのおさまり等との関係から、引戸Dを取付ける前にスライダ5,受部材6を離した状態でレールRへ挿入する。そして、レールRを配設固定した後、引戸Dを取付けて引戸Dを閉鎖方向へ移動させる。この移動に伴って、図9に示すように、前述の幅bからスライダ5の可動係止部52の第2の傾斜部523が受部材6のリカバリ片63に当接する。このとき、ケーシング1の長さ方向のほぼ中央に位置(原位置)しているスライダ5が受部材6のリカバリ片63に押されるため、細長筒形でわずかに弾性を有しているケーシング1が下方へ湾曲するように弾性変形する。この結果、スライダ5の可動係止部52の第2の傾斜部523が受部材6のリカバリ片63の下を通過することができる(図8(B)参照)。
この通過の後、引戸Dを開放方向へ移動させると、図10に示すように、受部材6のリカバリ片63が前述の係止片62のアシスト力を蓄積する場合と同様に機能して、スライダ5をケーシング1の上枠部材11の係止溝115で回動させることになる。従って、この後に引戸Dを閉鎖方向へ移動させると、受部材6の係止片62とスライダ5の可動係止部52の係止部521とが係止された状態となる。
なお、引戸Dの開放状態において、スライダ5の可動係止部52がケーシング1の上枠部材11の係止溝115での係止状態から振動等で逆方向へ不測に回動して原位置に戻ってしまっている場合には、前述の図8〜図10に示される動作によって、受部材6の係止片62とスライダ5の可動係止部52の係止部521とが係止された状態が復元される。
さらに、この形態では、ケーシング1が多角形で剛性が備えられているため、長期の使用によってもケーシング1に歪み等を生じてスライダ5の動作に支障を生じするようなことがない。なお、ケーシング1の嵌合される上枠部材11,下枠部材12が非対称の多角形で広い面積の接合面111,121で接合されていることも、種々の方向からの捻れ,荷重等に耐えてケーシング1の剛性を高めることに役立っている。また、ケーシング1の両端口に端部材13,14が取付けられて嵌合された上枠部材11,下枠部材12の多角形を保形することも、ケーシング1の剛性を高めることに役立っている。また、ケーシング1の上枠部材11に設けられた支持片113とケーシング1の下枠部材12に設けられた堰部123ともケーシング1に凹凸構造を形成して、ケーシング1の剛性を高めることに役立っている。
以上、図示した形態の外に、引戸Dの開放を補助する構造としたり、引戸Dのスライド動作の全部においてアシスト力の蓄積,発揮がなされる構造とすることも可能である。
さらに、ケーシング1を他の多角形とすることも可能である。
さらに、駆動機構4のスプリング41を他の支持構造によってケーシング1に支持することも可能である。
本発明に係る引戸のスライドアシスト装置を実施するための最良の形態の斜視図である。 図1のZ−Z線拡大断面図である。 図1の要部の一部を切断し分解した拡大図である。 図1の他の要部の一部を切断した拡大図である。 図1の動作を示す縦断面図であり、(A)に引戸の閉鎖状態が示され、(B)に引戸の開放中途状態が示されている。 図5の要部の拡大図であり、(A)に図5(B)の動作の状態が示され、(B)に図5(B)に続く動作の状態が示され、(C)にさらに(B)に続く動作の状態が示されている。 図6(C)に続く動作の状態図である。 図1のセットの際の要部の動作を示す側面図であり、(A),(B)に動作順が示されている。 図8(A)から図6(B)に至る中途状態の要部拡大図である。 図8(B)に続く図1のセットの際の要部の動作を示す側面図である。
符号の説明
1 ケーシング
11 上枠部材
12 下枠部材
14 端部材
2 走行部材
4 駆動機構
41 スプリング
43 流体圧ダンパ
5 スライダ
D 引戸
R レール

Claims (8)

  1. 引戸の一方向へのスライド動作の際にアシスト力を蓄積し他方向へのスライド動作の際にアシスト力を発揮する駆動機構と、駆動機構を支持して引戸の走行部材の走行を案内するレールの内部に設置されるケーシングとを備え、駆動機構はアシスト力を蓄積,発揮するスプリングとスプリングのアシスト力の発揮を抑制する流体圧ダンパとからなる引戸のスライドアシスト装置において、駆動機構はスプリング,流体圧ダンパが別個の部品とされてケーシングの内部に配置されていることを特徴とする引戸のスライドアシスト装置。
  2. 請求項1の引戸のスライドアシスト装置において、駆動機構はスプリングが流体圧ダンパの上部に位置されてケーシングの内部の上部側に配置されることを特徴とする引戸のスライドアシスト装置。
  3. 請求項2の引戸のスライドアシスト装置において、駆動機構はスプリングが流体圧ダンパの上部の側方側に相対して1対が設けられていることを特徴とする引戸のスライドアシスト装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかの引戸のスライドアシスト装置において、駆動機構はスプリングの一端部がケーシングの端部を閉塞する端部材に固定されていることを特徴とする引戸のスライドアシスト装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかの引戸のスライドアシスト装置において、ケーシングは断面形状が非対称の多角形である上枠部材,下枠部材が嵌合されて細長筒形に形成されていることを特徴とする引戸のスライドアシスト装置。
  6. 請求項5の引戸のスライドアシスト装置において、ケーシングは上枠部材,下枠部材の側部に嵌合により広い面積で接合される接合面が設けられて接合面に互いに係合する係合突起,係合溝が設けられていることを特徴とする引戸のスライドアシスト装置。
  7. 請求項5または6の引戸のスライドアシスト装置において、ケーシングは上枠部材の上面の一部が切欠かれ内部へ向け屈曲形成されて駆動機構の一部を支持する支持片が設けられていることを特徴とする引戸のスライドアシスト装置。
  8. 請求項5〜7のいずれかの引戸のスライドアシスト装置において、ケーシングは下枠部材の両端部付近の底面にそれぞれわずかに隆起した格好の堰部が設けられていることを特徴とする引戸のスライドアシスト装置。
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