JP2008284579A - 液滴吐出ヘッドの製造方法、および液滴吐出ヘッド - Google Patents

液滴吐出ヘッドの製造方法、および液滴吐出ヘッド Download PDF

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公明 松田
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Abstract

【課題】液滴吐出口の入口側に発生するバリ等によって吐出特性が劣化しないようにした液滴吐出ヘッドの製造方法、および液滴吐出ヘッドを提供する。
【解決手段】ノズルプレート2にレーザ光を照射して液滴吐出用の貫通穴20aを形成する。次に、ノズルプレート2にレーザ光を照射して貫通穴20aの直径よりも大きな直径の座ぐり穴20cを貫通穴20aと同軸上に形成することにより、ノズルプレート2にノズル2aが形成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、液滴吐出ヘッドの製造方法、および液滴吐出ヘッドに関する。
近年、インクジェット式プリンタにおいて、インク滴を吐出するノズルを有するノズルプレートの製造方法として、超短パルスレーザ光を用いてノズルを加工する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
このノズルの加工方法は、鉄含有物質からなる厚さ50μmのプレートに、超短パルスレーザ光を照射して、テーパ角度80°、出口径20μm、入口径85μmのノズルを形成している。超短パルスレーザ光は、実質的に被加工物に熱影響を与えないことから、高精度な加工が可能となる。また、入口から出口に向かって小径化するテーパ形状のノズルを形成できることから、インク滴の高い吐出効率が得られる。
特表2005−533658号公報
本発明の目的は、液滴吐出口の入口側に発生するバリ等によって吐出特性が劣化しないようにした液滴吐出ヘッドの製造方法、および液滴吐出ヘッドを提供することにある。
本発明の一態様は、上記目的を達成するため、以下の液滴吐出ヘッドの製造方法、および液滴吐出ヘッドを提供する。
[1]板部材に第1のレーザ光を照射して液滴吐出用の貫通穴を形成する第1の工程と、前記板部材に前記第1のレーザ光と同じ方向から第2のレーザ光を照射して前記貫通穴の直径よりも大きな直径の座ぐり穴を前記貫通穴と同軸上に形成する第2の工程とを含む液滴吐出ヘッドの製造方法。
[2]前記第1の工程は、第1のマスクに形成された所定のサイズの開口を介して前記第1のレーザ光を前記板部材に所定の時間照射して前記貫通穴を形成し、前記第2の工程は、第2のマスクに形成された前記所定のサイズよりも大きなサイズの開口を介して前記第2のレーザ光を前記板部材に前記所定の時間よりも短い時間照射して前記座ぐり穴を形成する前記[1]に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
[3]前記第1の工程は、前記板部材上でエネルギー密度が異なる複数種類の前記第1のレーザ光を前記板部材に複数回照射して複数種類のテーパ角度を組み合わせた形状の前記貫通穴を形成する前記[1]に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
[4]前記第1の工程は、前記第1のレーザ光の光路上に配置された結像光学系による結像位置に対して前記板部材の位置を相対的に異ならせることにより、前記板部材上で前記エネルギー密度が異なる複数種類の前記第1のレーザ光を前記板部材に複数回照射する前記[3]に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
[5]前記板部材は、少なくとも前記レーザ光の入射面側が金属材料から形成されている前記[1]に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
[6]前記第1および第2の工程は、フェムト秒レーザ光源を用いて前記第1および第2のレーザ光を照射する前記[1]に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
[7]液滴を吐出する貫通穴と前記貫通穴の入口側に前記貫通穴と同軸上に形成された座ぐり穴とを有する板部材を備えた液滴吐出ヘッド。
請求項1に係る液滴吐出ヘッドの製造方法によれば、第1のレーザ光の照射によって発生したバリ等が第2のレーザ光の照射によって除去され、液滴吐出口の入口側に発生するバリ等によって吐出特性が劣化しないようにすることができる。
請求項2に係る液滴吐出ヘッドの製造方法によれば、加工条件をマスクの開口と照射時間を制御するだけの簡単なものにすることができる。
請求項3に係る液滴吐出ヘッドの製造方法によれば、高い吐出効率が得られるとともに、液滴吐出口の出口側の精度を確保することができる。
請求項4に係る液滴吐出ヘッドの製造方法によれば、加工条件を板部材の位置を制御するだけの簡単なものにすることができる。
請求項5に係る液滴吐出ヘッドの製造方法によれば、剛性が高くなり、取り扱いが容易となる。
請求項6に係る液滴吐出ヘッドの製造方法によれば、精度の高い液滴吐出口を形成することができる。
請求項7に係る液滴吐出ヘッドによれば、液滴吐出口の入口側に発生するバリ等によって吐出特性が劣化しないようにすることができる。
(ノズルプレート)
図1(a)〜(e)は、本発明の実施の形態に係るノズルプレートの一例を示す断面図である。
図1(a)に示すノズルプレート(板部材)2は、金属材料から形成されたベースプレート20からなり、同図中、上方からレーザ光を照射して出口側に向かって径が小さくなるテーパ形状を有するノズル(液滴吐出口)2aがレーザ加工される。なお、レーザ加工については、後述する。
ベースプレート20は、例えば、厚さ10〜100μm、好ましくは20〜40μmのSUS304、42アロイ等の金属材料を用いる。
ノズル2aのテーパ角度θは、例えば、少なくとも入口側で10〜70°、好ましくは20〜60°、より好ましくは30〜50°である。
ノズル2aの出口側の直径doは、例えば、10〜30μm、好ましくは15〜25μmである。
図1(b)に示すノズルプレート2は、図1(a)に示すベースプレート20の表面に、例えば、厚さ10〜30nmのフッソ系樹脂蒸着膜からなる撥水膜21を形成したものである。
図1(c)に示すノズルプレート2は、図1(b)に示す撥水膜21の表面に、例えば、厚さ50〜100μmの保護フィルム22を形成したものである。
図1(d)に示すノズルプレート2は、図1(b)に示すベースプレート20と撥水膜21との間に、厚さ20〜40nmのSiO等からなる下地層(接着膜)23を形成したものである。
図1(e)に示すノズルプレート2は、図1(d)に示す撥水膜21の表面に、例えば、厚さ50〜100μmの保護フィルム22を形成したものである。
なお、ノズルプレート2は、図1のものに限定されず、少なくともレーザ光照射面側が金属材料から形成され、この金属材料と有機樹脂材料を組み合わせたもの、金属材料と無機化合物材料と有機樹脂材料を組み合わせたもの等を用いることができる。また、ノズル2aは、図1の形状のものに限定されない。
[第1の実施の形態]
図2は、本発明の第1の実施の形態に係るレーザ加工装置の概略の構成を示し、(a)は、第1回ノズル加工時の光学系を示す図、(b)は、第2回ノズル加工時の光学系を示す図である。同図中、X、Y、Zは、互いに直交するX軸方向、Y軸方向、Z軸方向(光軸方向)を示す。図3(a)は、第1回ノズル加工後のノズルプレートの要部断面図、図3(b)は、第2回ノズル加工後のノズルプレートの要部断面図である。
このレーザ加工装置100は、レーザ光120を出射するレーザ光源110を有し、レーザ光120の光路上に、レーザ光量調整器130、シャッタ140、1/4波長板150、加工マスク160、投影レンズ(結像光学系)170、およびノズルプレート2が取り付けられる可動ステージ180を各々配置して構成されている。
レーザ光源110は、例えば、パルス幅がフェムト秒オーダの直線偏光のレーザ光120を出射するフェムト秒レーザ光源を用いる。
レーザ光量調整器130は、レーザ光120の光量を調整するものであり、例えば、ND(Neutral Density Filter)フィルタを用いることができる。
シャッタ140は、レーザ光120を5ms以上で開閉可能な機構を有する。
1/4波長板150は、直線偏光のレーザ光120を円偏光に変換する機能を有する。
加工マスク160は、円形開口からなる開口パターン161が形成されており、本実施の形態では、光量調整段階では、例えば、直径1mmの円形開口を用い、加工段階では、例えば、直径1.5mmと3mmの円形開口を用いる。
投影レンズ170は、加工マスク160の開口パターン161を通過したレーザ光120を所望の倍率で変倍してノズルプレート2に照射するものであり、光軸方向(Z軸方向)に図示しない移動機構によって移動可能に構成されている。
可動ステージ180は、レーザ光120が通過するのに十分な大きさの開口181を有し、ステージ駆動部190によってX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向に移動可能となっている。
(ノズルプレートの製造方法)
次に、図1(a)〜(e)に示したノズルプレート2のうち、図1(a)に示したノズルプレート2を製造する場合について説明する。ここでは、ベースプレート20は、厚さ30μmの42アロイを用いる。
(1)光量の調整
ノズル2aが加工されていないノズルプレート2を可動ステージ180上に設置し、投影レンズ170を投影レンズ基準位置Zに設置し、可動ステージ180上に設置したノズルプレート2を投影レンズ170の結像位置Zに設置し、可動ステージ180を可動ステージ基準位置Zに設置し、図2に示す加工マスク160Aの代わりに、直径1mmの開口パターンが形成された光量調整用加工マスクを設置する。
次に、シャッタ140の開時間を所定の時間(例えば4秒)に設定し、光量調整用加工マスクの直径1mmの開口パターンを通過するレーザ光120の通過光量が5mWの光パワーとなるようにレーザ光量調整器130により調整する。
(2)第1回ノズル加工
次に、図2(a)に示すように、光量調整用加工マクスを、開口パターン161の直径が1.5mmの加工マスク160Aに交換し、他の加工条件を変えずにレーザ加工を開始する。
レーザ光源110から出射された直線偏光のレーザ光120は、1/4波長板150により円偏光に変換され、その円偏光のレーザ光120が加工マスク160Aに形成された直径1.5mmの円形の開口パターン161を通過することで、開口パターン161が投影レンズ170により所望の倍率(この例では約1/60倍)に変倍されてノズルプレート2上に結像され、ノズルプレート2にレーザ光120が4秒間照射される。
ノズルプレート2を結像位置Zに設置したので、照射されたレーザ光120のパターンに従って加工され、加工マスク160A上に形成された円形の開口パターン161と相似形の円形の穴開け加工が施される。
第1回ノズル加工によりノズルプレート2には、図3(a)に示すように、レーザ光入射面2bからレーザ光出射面2cに向かって穴径が細くなったテーパ形状の貫通穴20aが形成される。この貫通穴20aは、例えば、レーザ光出射面2cにおける直径(出口径)doは20μm、テーパ角度θは20°、レーザ光入射面2bにおける直径(入口径)diは41.8μmである。また、レーザ光入射面2b側の貫通穴20aの周囲には、0.2〜0.7μm程度の高さhのバリ20bが発生する。このバリ20bを除去するために、次に説明する第2回ノズル加工を行う。なお、第1回ノズル加工でレーザ光120を複数回照射して貫通穴20aを形成してもよい。
(3)第2回ノズル加工
第1回ノズル加工で用いた加工マスク160Aを、開口パターン161の直径が3.0mmの加工マスク160Bに交換した後、シャッタ140の開時間を第1回ノズル加工時よりも短い時間(例えば1/32秒)に設定する。他の加工条件は第1回ノズル加工時と同じので、設定の変更を要しない。
レーザ光源110から出射された直線偏光のレーザ光120は、1/4波長板150により円偏光に変換され、その円偏光のレーザ光120が加工マスク160Bに形成された直径3mmの円形の開口パターン161を通過することで、開口パターン161が投影レンズ170により所望の倍率(この例では約1/60倍)に変倍されてノズルプレート2上に結像され、ノズルプレート2にレーザ光120が1/32秒間照射される。
第2回ノズル加工だけを行った場合は、レーザ光照射時間が極端に短いので、レーザ光120はノズルプレート2を貫通せずに、レーザ光入射面2bを薄く削る(この例では、深さは0.2〜0.4μm)加工が施される。
第1回ノズル加工を行った後、第2回ノズル加工を行うと、図3(b)に示すように、第1回ノズル加工でレーザ光入射面2bに形成されていたバリ20bが第2回ノズル加工によって除去され、貫通穴20aと同軸上に座ぐり穴20cが形成される。この第1回、第2回ノズル加工によって、出口径doは、所望の直径20μmが得られ、レーザ光入射面2b側にバリ20bを有していないノズル2aが形成される。
図4(a)、(b)は、それぞれ金属顕微鏡の反射光、透過光で撮った第1回ノズル加工後の貫通穴20aのレーザ光出射面2c側の写真を示す図である。図5は、加工された貫通穴20aについて作製したレプリカ品のSEM像を示す図、(a)は、第1回レーザ加工後のSEM像、(b)は、第2回レーザ加工後のSEM像である。
図4に示すように、第2回ノズル加工により、貫通穴20aのレーザ光出射面2c側は、バリの無い円形の状態となっていることが分かる。
また、第1回ノズル加工により、図5(a)に示すように、レプリカ品の側壁を観察した結果、テーパ角度θが約20°となっていることが分かる。また、第2回ノズル加工によって、図5(a)に見られたバリ20b’が図5(b)に示すようにほとんど消えていることが分かる。
[第2の実施の形態]
図6は、本発明の第2の実施の形態に係るレーザ加工装置に関し、(a)は第1回ノズル加工時の光学系を示す図、(b)は第2回ノズル加工時の光学系を示す図、(c)は第3回ノズル加工時の光学系を示す図である。同図中、X、Y、Zは、互いに直交するX軸方向、Y軸方向、Z軸方向(光軸方向)を示す。図7(a)は、第1回ノズル加工後のノズルプレートの要部断面図、図7(b)は、第2回ノズル加工後のノズルプレートの要部断面図、図7(c)は、第3回ノズル加工後のノズルプレートの要部断面図である。
このレーザ加工装置100は、第1の実施の形態と同様に、レーザ光源110、レーザ光量調整器130、シャッタ140、1/4波長板150、加工マスク160、投影レンズ170、および可動ステージ180を有して構成されている。
加工マスク160は、円形開口からなる開口パターン161が形成されており、本実施の形態では、光量調整段階では、例えば、直径1mmの円形開口を用い、加工段階では、例えば、直径1mmと、1.5mmと、4mmの円形開口を用いる。
(1)光量の調整
第1の実施の形態と同様に、ノズル2aが加工されていないノズルプレート2を可動ステージ180上に設置し、投影レンズ170を投影レンズ基準位置Zに設置し、可動ステージ180上に設置したノズルプレート2を投影レンズ170の結像位置Zに設置し、可動ステージ180を可動ステージ基準位置Zに設置し、直径1mmの開口パターン161が形成された加工マスク160Cを光量調整用加工マスクとして設置する。
次に、シャッタ140の開時間を所定の時間(例えば4秒)に設定し、光量調整用加工マスクとして用いた加工マスク160Cの直径1mmの開口パターン161を通過するレーザ光120の通過光量が5mWの光パワーとなるようにレーザ光量調整器130により調整する。
(2)第1回ノズル加工
次に、図6(a)に示すように、投影レンズ170を投影レンズ基準位置Zからレーザ光源110側に1.0mmに移動させる。投影レンズ170の移動によって焦点位置Zおよび結像位置Zがレーザ光源110側に移動するため、ノズルプレート2の位置が結像位置Zから同図において右へ1.0mm離れることになる。
上記の各条件を設定した後、レーザ加工を開始する。レーザ光源110から出射された直線偏光のレーザ光120は、1/4波長板150により円偏光に変換され、その円偏光のレーザ光120が加工マスク160Cに形成された直径1mmの円形の開口パターン161を通過することで、開口パターン161が投影レンズ170により所望の倍率(この例では約1/60倍)に変倍されて結像位置Z上に結像した後、ノズルプレート2上に投影されて、ノズルプレート2にレーザ光120が4秒間照射される。
第1回ノズル加工によって、ノズルプレート2には、図7(a)に示すように、大きなテーパ角度(例えば40°)を有する貫通穴20a1が形成される。貫通穴20a1は、レーザ光出射面2cにおける直径(出口径)dO1は、例えば、数μm〜10μmと小さい。テーパ角度θは40°、レーザ光入射面2bにおける直径(入口径)diは、doを10μmとすると、60.3μmである。レーザ光入射面2b側の貫通穴20a1の周囲には、0.2〜0.7μm程度の高さhのバリ20bが発生する。このバリを除去するために、後述する第3回ノズル加工を行う。なお、第1回ノズル加工でレーザ光120を複数回照射して貫通穴20a1を形成してもよい。
(貫通穴のテーパ角度と光学系の関係)
ここで、貫通穴20aのテーパ角度と光学系の関係を図8を参照して説明する。図8は、ノズルプレート2の結像位置Zからのずれ量と貫通穴20aのテーパ角度θとの関係を示す図である。なお、同図中、結像位置Zからレーザ光源110に近づく方向のずれ量をマイナス、レーザ光源110から遠のく方向のずれ量をプラスで表わしている。
加工条件は、以下の通りである。
(a)開口パターン161の直径:1.5mm
(b)投影レンズ170の焦点距離:16mm
(c)加工マスク160Aと基準位置Zの投影レンズ170との間の距離:1.5m
(d)レーザ光の中心波長:800nm
(e)レーザ光のパルス幅:100fs
(f)レーザ光のエネルギー密度:2.29J/cm
(g)レーザ光のパルス繰返し周波数:1kHz
(h)レーザ光のパルス数:4000パルス
図8から、ノズルプレート2の結像位置Zからのずれ量に応じて貫通穴20aのテーパ角度が異なることが分かる。
図9(a)、(b)は、ノズルプレート2の結像位置Zからのずれ量がそれぞれ−0.7mm、+0.6mmで加工された貫通穴のレプリカ品のSEM像である。図8から、ずれ量が−0.7mmのときのテーパ角度は約34°、ずれ量が+0.6mmのときのテーパ角度は約37°となることが分かる。また、テーパ角度が大きい方の図9(b)では、レーザ光出射面2cの径が小さくなっていることが分かる。
また、第1回ノズル加工で形成された貫通穴20a1の出口径はテーパ角度が大きいため、本来の出口径(ここでは20μm)よりも小さい(ここでは数μm〜10μm)。このため、所望のテーパ角度は得られるが出口径が不足するので、本来の出口径とするために第2回ノズル加工を行う。
(3)第2回ノズル加工
図6(b)に示すように、加工マスク160Cを直径1.5mmの開口パターン161が形成された加工マスク160Aに交換し、シャッタ140の開時間を0.5秒に設定し、投影レンズ170を投影レンズ基準位置Zに戻す。これにより、ノズルプレート2の位置は投影レンズ170の結像位置Zとなる。他の加工条件は第1回ノズル加工時と同じので、設定の変更を要しない。
上記の各条件を設定した後、第2回ノズル加工を開始する。レーザ光源110から出射された直線偏光のレーザ光120は、1/4波長板150により円偏光に変換され、その円偏光のレーザ光120が加工マスク160Aに形成された直径1.5mmの円形の開口パターン161を通過することで、開口パターン161が投影レンズ170により所望の倍率(この例では約1/60倍)に変倍されてノズルプレート2上に結像され、ノズルプレート2にレーザ光120が0.5秒間照射される。ノズルプレート2は結像位置Zに位置しているので、照射されたレーザ光120のパターンに従って加工され、加工マスク160A上に形成された開口パターン161と相似形の円形の穴開け加工が施される。
図7(b)に示すように、第2回ノズル加工によってテーパ角度θが第1回ノズル加工時よりも小さい貫通穴20a2が形成される。レーザ光入射面2b側には、所望のテーパ角度θが得られ、レーザ光出射面2c側には、加工精度の高い出口径do2が得られるが、貫通穴20a1のレーザ光入射面2b側の周囲にバリ20bが存在するので、バリ20bを除去するために第3回ノズル加工を行う。
(4)第3回ノズル加工
図6(c)に示すように、加工マスク160Aを開口パターン161の直径が4.0mmの加工マスク160Dに交換し、シャッタ140の開時間を1/32秒に設定する。他の加工条件は第2回ノズル加工時と同じので、設定の変更を要しない。
上記の各条件を設定した後、第3回ノズル加工を開始する。レーザ光源110から出射された直線偏光のレーザ光120は、1/4波長板150により円偏光に変換され、その円偏光のレーザ光120が加工マスク160Dに形成された直径4mmの円形の開口パターン161を通過することで、開口パターン161が投影レンズ170により所望の倍率(この例では約1/60倍)に変倍されてノズルプレート2上に結像され、ノズルプレート2にレーザ光120が1/32秒間照射される。
図7(c)に示すように、第3回ノズル加工では、レーザ照射時間が極端に短いので、レーザ光120はノズルプレート2を貫通せずに、レーザ光入射面2bを薄い膜を削る(この例では、深さは0.2〜0.4μm)加工が施される。第1、第2、第3回ノズル加工によって、所望のテーパ角度(この例では約40°)と、所望の出口径(この例では20μm)が得られ、さらにレーザ光入射面2b側にバリ20bを有していないノズル2aが形成される。
(第2の実施の形態の変形例1)
図10(a)〜(c)は、第2の実施の形態の変形例1を示すノズルプレートの要部断面図である。この第2の実施の形態の変形例1は、図10(a)に示すように、テーパ角度θの大きな貫通穴20a1を形成し、この貫通穴20a1の加工によって発生したバリ20bを、図10(b)に示すように、座ぐり穴20cを形成して除去し、図10(c)に示すようにテーパ角度θの小さな貫通穴20a2を形成したものである。
(第2の実施の形態の変形例2)
図11(a)〜(c)は、第2の実施の形態の変形例2を示すノズルプレートの要部断面図である。この第2の実施の形態の変形例2は、図11(a)に示すように、テーパ角度θの小さな貫通穴20a2を形成し、この貫通穴20a2の加工によって発生したバリ20bを、図11(b)に示すように、テーパ角度θの大きな貫通穴20a1を形成して除去し、この貫通穴20a1の加工によって発生したバリ20bを、図11(c)に示すように、座ぐり穴20cを形成して除去したものである。
[第3の実施の形態]
図12(a)は、本発明の第3の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドを示す要部断面図、図12(b)は、(a)のA部詳細図である。なお、同図は、1つのノズルの部分を示す。
この液滴吐出ヘッド1は、図12(a)に示すように、略平行四辺形の振動板7と、振動板7上に配置された複数の圧電素子8と、複数の圧電素子8に対向する位置に形成された複数のノズル2aとを有し、圧電素子8を駆動することにより、内部に貯留されている液体がノズル2aから液滴として吐出するように構成されている。
また、液滴吐出ヘッド1は、ノズル2aが形成されたノズルプレート2を有し、このノズルプレート2の吐出側と反対側の面(裏面)に、流路部材13として、連通孔3a及び液プール3bを有するプールプレート3と、連通孔4a及び供給孔4bを有する供給孔プレート4Aと、連通孔5a及び供給路5bを有する供給路プレート5と、連通孔4a及び供給孔4bを有する供給孔プレート4Bと、圧力発生室6aを有する圧力発生室プレート6と、振動板7とが順次積層して構成されている。
また、複数の圧電素子8を覆うように、圧電素子8に電圧を印加するためのフレキシブルプリント配線基板(FPC)12が配設されている。
また、液プール3bは紙面に垂直な方向に連続して液体供給路12を構成している。さらに、液体供給路12からは、供給孔4b及び供給路5bを介して圧力発生室6aに連通し、圧力発生室6aから連通孔5a,4a,3aを介してノズル2aに連通する、各ノズル2aに液滴を供給するためのノズル供給路14が構成されている。
ノズルプレート2は、図12(b)に示すように、図1(a)に対応するノズルプレート2を用いている。貫通穴20aのレーザ光出射面2c側が吐出側となる。なお、ノズルプレート2は、図1(a)に示すものの他、図1(b)〜(e)に示すものや、その他のものを用いてもよい。例えば、ノズル2aの周囲に撥水膜21を形成した図1(b)、(d)に示すノズルプレート2を用いた場合は、ノズル2aから吐出する液滴が安定して吐出されるようになる。また、ノズル2aの周辺に保護フィルム22を形成した図1(c)、(e)に示すノズルプレート2を用いた場合は、ノズル2a周辺の撥水膜21を用紙ジャム等による機械的な破損から保護することができる。
図12では、1つの液滴吐出ヘッド1を示すが、複数の液滴吐出ヘッド1を組み合わせて液滴吐出ヘッドユニットとして、また、複数の液滴吐出ヘッドユニットを配列して液滴吐出ヘッドアレイとして用いることができる。
(液滴吐出ヘッドの製造方法)
次に、本液滴吐出ヘッド1の製造方法の一例を説明する。
(1)流路部材の形成
流路部材用プレートの一部を所定のパターンにエッチングして、液体供給路12及びノズル供給路14を有する流路部材13を形成する。なお、エッチング方法は、例えば、フォトリソグラフィ法によって、所望の形状となるようにパターニングしたレジストをマスクとした汎用の方法を用いることができる。
(2)ノズル加工
次に、第1の実施の形態で説明したように、ベースプレート20のレーザ光入射面2b、すなわち流路部材13側からレーザー加工をすることによってノズル2aを形成してノズルプレート2を形成する。なお、第2の実施の形態で説明した加工方法によってノズル2aを形成してもよい。
(3)振動板及び圧電素子の接合
次に、図12に示すように、流路部材13上に、振動板7及び複数の圧電素子8を接合する。接合方法としては、例えば、ポリイミド,ポリスチレン等の熱可塑性樹脂や、フェノール樹脂,エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂等の接着剤を用いることができる。
(4)フレキシブルプリント配線基板の配設
次に、図12に示すように、複数の圧電素子8を覆うように、圧電素子8に電圧を印加するためのFPC12を配設する。
(液滴吐出ヘッドの動作)
液滴吐出ヘッド1をインクジェットプリンタに適用した場合の動作について説明する。液滴吐出ヘッド1の液プール3bは、図示しないインクタンクから供給されたインクで満たされており、液プール3bからインクが供給孔4b及び供給路5bを介して圧力発生室6aに供給され、圧力発生室6aにインクが貯留している。
図示しない制御部が、画像信号に基づいて複数の圧電素子8にFPC12を介して駆動電圧を選択的に印加すると、振動板13は圧電素子8の変形に伴ってたわみ、これにより、圧力発生室6a内の容積が変化し、圧力発生室6aに貯留しているインクが連通孔5a,4a,3aを介してノズル2aからインク滴として用紙上に吐出し、用紙に画像を記録する。
[他の実施の形態]
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々に変形実施が可能である。また、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、各実施の形態の構成要素を任意に組み合わせることができる。
図1(a)〜(e)は、本発明の実施の形態に係るノズルプレートの一例を示す断面図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態に係るレーザ加工装置の概略の構成を示し、(a)は、第1回ノズル加工時の光学系を示す図、(b)は、第2回ノズル加工時の光学系を示す図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係るノズル加工工程を示し、図3(a)は、第1回ノズル加工後のノズルプレートの要部断面図、図3(b)は、第2回ノズル加工後のノズルプレートの要部断面図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態に係る貫通穴の状態を示し、図4(a)は、第1回加工後の貫通穴のレーザ光出射面側の顕微鏡写真(反射光)、図4(b)は、第1回加工後の貫通穴のレーザ光出射面側の顕微鏡写真(透過光)である。 図5(a)は、第1回ノズル加工後の貫通穴のレプリカ品のSEM像(テーパ角度およびバリ)、図5(b)は、第2回ノズル加工後の貫通穴のレプリカ品のSEM像(テーパ角度およびバリ除去効果)である。 図6は、本発明の第2の実施の形態に係るレーザ加工装置に関し、(a)は第1回ノズル加工時の光学系を示す図、(b)は第2回ノズル加工時の光学系を示す図、(c)は第3回ノズル加工時の光学系を示す図である。 図7は、本発明の第2の実施の形態に係るノズル加工工程を示し、図7(a)は、第1回ノズル加工後のノズルプレートの要部断面図、図7(b)は、第2回ノズル加工後のノズルプレートの要部断面図、図7(c)は、第3回ノズル加工後のノズルプレートの要部断面図である。 図8は、ノズルプレートの結像位置Zからのずれ量と貫通穴のテーパ角度θとの関係を示す図である。 図9(a)、(b)は、ノズルプレートの結像位置Zからのずれ量がそれぞれ−0.7mm、+0.6mmで加工された貫通穴のレプリカ品のSEM像である。 図10(a)〜(c)は、第2の実施の形態の変形例1に係るノズルプレートのノズル加工工程を示すノズルプレートの要部断面図である。 図11(a)〜(c)は、第2の実施の形態の変形例2に係るノズルプレートのノズル加工工程を示すノズルプレートの要部断面図である。 図12(a)は、本発明の第3の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドを示す要部断面図、図12(b)は、(a)のA部詳細図である。
符号の説明
1 液滴吐出ヘッド
2 ノズルプレート
2a ノズル
2b レーザ光入射面
2c レーザ光出射面
3 プールプレート
3a 連通孔
3b 液プール
4A 供給孔プレート
4B 供給孔プレート
4a 連通孔
4b 供給孔
5 供給路プレート
5a 連通孔
5b 供給路
6 圧力発生室プレート
6a 圧力発生室
7 振動板
8 圧電素子
12 液体供給路
13 振動板
13 流路部材
14 ノズル供給路
20 ベースプレート
20a,20a1,20a2 貫通穴
20b,20b’ バリ
20c 座ぐり穴
21 撥水膜
22 保護フィルム
23 下地層
100 レーザ加工装置
110 レーザ光源
120 レーザ光
130 レーザ光量調整器
140 シャッタ
150 波長板
160,160A〜160D 加工マスク
161 開口パターン
170 投影レンズ
180 可動ステージ
181 開口
190 ステージ駆動部
di 入口径
do 出口径
h バリの高さ
投影レンズ基準位置
焦点位置
結像位置
可動ステージ基準位置
θ,θ,θ テーパ角度

Claims (7)

  1. 板部材に第1のレーザ光を照射して液滴吐出用の貫通穴を形成する第1の工程と、
    前記板部材に前記第1のレーザ光と同じ方向から第2のレーザ光を照射して前記貫通穴の直径よりも大きな直径の座ぐり穴を前記貫通穴と同軸上に形成する第2の工程とを含む液滴吐出ヘッドの製造方法。
  2. 前記第1の工程は、第1のマスクに形成された所定のサイズの開口を介して前記第1のレーザ光を前記板部材に所定の時間照射して前記貫通穴を形成し、
    前記第2の工程は、第2のマスクに形成された前記所定のサイズよりも大きなサイズの開口を介して前記第2のレーザ光を前記板部材に前記所定の時間よりも短い時間照射して前記座ぐり穴を形成する請求項1に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  3. 前記第1の工程は、前記板部材上でエネルギー密度が異なる複数種類の前記第1のレーザ光を前記板部材に複数回照射して複数種類のテーパ角度を組み合わせた形状の前記貫通穴を形成する請求項1に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  4. 前記第1の工程は、前記第1のレーザ光の光路上に配置された結像光学系による結像位置に対して前記板部材の位置を相対的に異ならせることにより、前記板部材上で前記エネルギー密度が異なる複数種類の前記第1のレーザ光を前記板部材に複数回照射する請求項3に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  5. 前記板部材は、少なくとも前記レーザ光の入射面側が金属材料から形成されている請求項1に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  6. 前記第1および第2の工程は、フェムト秒レーザ光源を用いて前記第1および第2のレーザ光を照射する請求項1に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  7. 液滴を吐出する貫通穴と前記貫通穴の入口側に前記貫通穴と同軸上に形成された座ぐり穴とを有する板部材を備えた液滴吐出ヘッド。
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