JP2008283639A - アンテナ装置及びその一部を形成する伝送路の長さ決定方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】同軸ケーブル8の端部にケーブル側コネクタ80が、他端に無反射終端93が、接続された状態で、VNA9から信号波30を入力し、ケーブル側コネクタ80の反射係数の位相θ1を測定する。ケーブル側コネクタ80を測定用コネクタ94に取替え、無反射終端93を取り外した状態で、VNA9から信号波30を入力し、得られた結果に基づいてVNA9をリセットする。続いて同軸ケーブル8にアンテナ部7を接続し、VNA9から信号波30を入力してアンテナ部7の反射係数の位相θ2を測定する。そして、信号波30の波長λ、反射係数の位相θ1及びθ2、正の整数Nを用いて同軸ケーブル8の伝送路長LをL≒(λ/2){N−(θ2―θ1)/π}となるように決定する。
【選択図】図6
Description
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る自動料金収受システムの概略図であり、図2は、本発明の実施の形態に係る車側無線装置本体の設置状況を示す図である。本実施の形態は、自動料金収受システムとしてのETC(Electronic Toll Collection)システムの車側無線装置に適用した場合について説明する。
自動料金収受システム1は、路側無線装置20が上部に設置された料金所ゲート2と、路側無線装置20から送信され、通行料金等の情報を有する電波3と、車両4と、車両4に搭載され、車側無線装置本体6、及びアンテナ部7を有する車側無線装置5とで概略構成されている。
図3は、本発明の実施の形態に係る車側無線装置のブロック図であり、図4(a)は、本発明の実施の形態に係る車側無線装置の概略構成図であり、図4(b)は、本発明の実施の形態に係る同軸ケーブル内を伝播する信号波の概略図である。なお、以下の図のコネクタ部分は、理解を容易にするため、互いに離れているが、実際は結合しているものとする。
図5は、本発明の実施の形態に係るアンテナ部の概略構成図である。アンテナ部7は、図示しない電気回路パターン等を有するアンテナ基板70と、同軸ケーブル8の中心導体82と電気的に接続するハンダ部71と、同軸ケーブル8を固定する固定金具72と、導電性を有する端子73と、アンテナ74とを有し、例えば、合成樹脂等の図示しない筐体に収められている。アンテナ基板70の表面には、固定金具72及び端子73が設けられ、裏面には、アンテナ74が設けられている。
同軸ケーブル8は、図5に示すように、中心導体82と、中心導体82の周囲に形成された絶縁体83と、絶縁体83の周囲に形成された外部導体84と、外部導体84の周囲に形成された保護被膜85とで構成されており、信号波30が伝播している。図4(a)に示す同軸ケーブル8の伝送路長Lは、中心導体82の長さを表している。
図6は、本発明の実施の形態に係る反射係数位相の測定に関する概略図であり、図6(a)は、ケーブル側コネクタの反射係数位相の測定に関する図であり、図6(b)は、校正面付近の拡大図である。図7は、本発明の実施の形態に係る反射係数位相の測定に関する概略図であり、図7(a)は、校正を取る場合に関する図であり、図7(b)は、アンテナ部の反射係数位相の測定に関する図であり、図7(c)は、アンテナ基板の拡大図である。図8は、本発明の実施の形態に係る損失抵抗と同軸ケーブルの長さに関する図であり、横軸を同軸ケーブルの伝送路長L(mm)、縦軸を損失抵抗RL(RLoss)(dB)としている。
端部に測定用コネクタ91が接続された測定用ケーブル90をVNA9に繋ぎ、続いて、測定用コネクタ91と同軸ケーブル8の端部に接続されたケーブル側コネクタ80を接続する。同軸ケーブル8は、他の端部に無反射終端93が接続されており、同軸ケーブル8と無反射終端93の接続部付近において、信号波30の反射は起こらない。その結果、図6(b)に示すように、ケーブル側コネクタ80における信号波30の第1の反射波31を測定することが可能になる。
続いて、同軸ケーブル8に接続されていたケーブル側コネクタ80と無反射終端93を取外し、測定用ケーブル90に接続された測定用コネクタ91と高い整合性を有する第2の無反射接続部としての測定用コネクタ94を同軸ケーブル8に接続し、測定用コネクタ91と測定用コネクタ94を接続する。VNA9から信号波30を測定用ケーブル90、測定用コネクタ91及び測定用コネクタ94を介して同軸ケーブル8に伝播させる。
校正面92を同軸ケーブル8の終端面に設定したのち、図5に示すように、同軸ケーブル8をアンテナ基板70に接続する。接続したのち、VNA9から信号波30を測定用ケーブル90、測定用コネクタ91及び測定用コネクタ94を介して同軸ケーブル8に伝播させる。
こうして得られた反射係数位相θ1及びθ2に基づいて、同軸ケーブル8の伝送路長Lを算出する。算出する式は、第1及び第2の反射波31、32の位相が、信号波30の位相と強め合うようになれば良いので、信号波30の波長をλ、自然数をN、反射係数位相θ1及びθ2とすると、次の式として与えられる。
L≒(λ/2){N−(θ2―θ1)/π}・・・(A)
上記した実施の形態によると、伝送路を伝播する信号波の利得の損失を抑えた同軸ケーブル8の伝送路長Lが決定できる。
Claims (3)
- 所定の長さで形成された伝送路と、
前記伝送路の第1の接続部に設けられ、電子部品に設けられたコネクタと接続するコネクタ部と、
前記伝送路の第2の接続部に設けられ、信号波を送受信するアンテナ部と、
を有し、
前記伝送路は、前記所定の長さを伝送路長L、前記アンテナ部における前記信号波の反射波の反射係数の位相θ1、前記コネクタ部における前記信号波の反射波の反射係数の位相θ2、前記信号波の前記伝送路内波長λ、及び正の整数をNとするとき、前記伝送路長Lは、
L≒(λ/2){N−(θ2―θ1)/π}
で表される長さで形成されていることを特徴とするアンテナ装置。 - 前記伝送路は、ストリップライン、マイクロストリップライン、導波管又は同軸ケーブルであることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
- 伝送路の端部に第1の接続部が、他端に前記伝送路を伝播する信号波が反射しない無反射終端が接続された状態で、前記第1の接続部と接続する測定装置の第1の無反射接続部から入力する前記信号波の前記第1の接続部による反射波の反射係数の位相θ1を前記測定装置によって測定する位相θ1測定手段と、
前記伝送路の前記端部に接続された前記第1の接続部を第2の無反射接続部に取替え、前記伝送路の前記他端に接続された前記無反射終端を接続解除した状態で、前記測定装置から前記第1及び第2の無反射接続部を介して前記信号波を前記伝送路に入力し、得られた結果に基づいて前記測定装置をリセットするリセット手段と、
前記伝送路の前記他端に第2の接続部を接続し、前記信号波の前記第2の接続部による前記反射波の反射係数の位相θ2を前記測定装置によって測定する位相θ2測定手段と、
前記信号波の前記伝送路内波長λ、前記反射係数の位相θ1及びθ2、正の整数Nを用いて伝送路長LをL≒(λ/2){N−(θ2―θ1)/π}となるように決定する伝送路長決定手段とを有することを特徴とする伝送路の長さ決定方法。
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JP2007128350A JP2008283639A (ja) | 2007-05-14 | 2007-05-14 | アンテナ装置及びその一部を形成する伝送路の長さ決定方法 |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09139618A (ja) * | 1995-11-16 | 1997-05-27 | Kyocera Corp | アンテナ装置 |
JPH11330834A (ja) * | 1998-05-19 | 1999-11-30 | Mitsubishi Electric Corp | アンテナ装置 |
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2007
- 2007-05-14 JP JP2007128350A patent/JP2008283639A/ja active Pending
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JPH11330834A (ja) * | 1998-05-19 | 1999-11-30 | Mitsubishi Electric Corp | アンテナ装置 |
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