JP2008283317A - 携帯通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが容易な操作で指定位置の映像および/または音声を含む、所望の範囲のデータを取得できる携帯通信端末を実現する。
【解決手段】被写体を撮像するカメラ部35と、映像データおよび/または音声データを記録する記憶部18と、記録した前記データを表示および/または再生する再生部20と、前記データを通信相手に送信する通信部32と、ユーザの操作入力を受け付ける操作入力部12と前記操作入力に基づいて、連続する前記データの途中位置を指定する位置指定部14と、前記位置指定部14により指定した指定位置に基づいて、前記指定位置を含む所定の範囲の前記データを取得する編集部16とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像または音声のデータからユーザが希望するシーンの映像または音声を取得する携帯通信端末に関するものである。
通信環境の高度化により、多くの情報が各所から発信されている。近年、益々その要求が高まっている。インターネット上では、従来、法人関係からの情報提供ホームページ、物品販売目的のホームページ等からの情報発信量が多かったが、最近では、個人のホームページはもとより、ブログ、ソーシャルネットワーキングサービス、コンテンツ共有サイト等の個人からの情報発信を行う環境が整備されている。
具体的には、インターネットの動画共有サイトなどでは、個人が撮影した動画をアップロードすることができ、アップロードされた動画は自由に閲覧することができるサービスが存在する。このような動画共有サイトでは、アップロードする動画ファイルに時間や容量の制限を設けている。このため、動画共有サイトに動画をアップロードするためには、撮影した動画ファイルを公開したいシーンを含めて編集した後にアップロードする必要があった。
しかしながら、個人が情報発信を行うには、ある程度の知識と経験が必要となる。特に、映像コンテンツを扱うには、それぞれのサイトで規定されるコンテンツのデータ量や再生時の時間の長さなどには制約を知る必要があり、初心者には、それらを管理しながら映像情報を作成し情報発信することは困難であった。
特許文献1では、上記の問題を解決するために、グラフィカルユーザインタフェースを用いて映像素材の再生時間を編集する映像制作装置が開示されている。上記の映像制作装置では、映像素材を再生する開始時間、継続時間、素材遷移時間を記憶し、ある映像素材から別の映像素材へ切り替える際の遷移効果を考慮して、編集画面における時間カーソルや再生区間などの各種設定を自動的に行うことが示されている。
また、特許文献2では、撮影したい事象を的確に含む映像データ/音声データファイルを生成する撮影録画装置について開示されている。上記の撮影録画装置では、映像データおよび音声の符号化データを多重化して保存し、撮影の停止を指示タイミングから遡って記憶手段の一次保存領域から取得した符号化データを多重化している。
特開平7−184159号公報(1995年7月21日公開) 特開2006−229546号公報(2006年8月31日公開)
しかしながら、上記従来の構成では、データから所望の映像や音声を切り出しする操作が初心者には難しいという問題を生じる。特に、携帯端末などの入出力デバイスが限定されている環境においては、操作が難しいという問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、容易な操作でユーザが希望する箇所を含んだ範囲のデータを取得することができる携帯通信端末を実現することにある。
本発明に係る携帯通信端末は、上記課題を解決するために、映像データを入力する映像入力手段と、音声データを入力する音声入力手段と、映像データおよび/または音声データを記録する記録手段と、記録した前記データを表示および/または再生する再生表示手段と、前記データを通信相手に送信する通信手段と、ユーザの操作入力を受け付ける操作入力手段と前記操作入力に基づいて、連続する前記データの途中位置を指定する位置指定手段と、前記位置指定手段により指定した指定位置に基づいて、前記指定位置を含む所定の範囲の前記データを取得する取得手段とを備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、取得手段が、ユーザが指定した場面が含まれたデータから、所定の範囲の分だけ、データを切り出して新たなデータとして生成するので、ユーザは容易な操作で切り出し位置の映像および/または音声を含む、所望の範囲のデータを取得できるという効果を奏する。
なお、上記映像入力手段は、被写体を撮像する撮像手段であってもよいし、外部から映像データを入力する映像入力端子であってもよい。上記音声入力手段は、音声を録音する録音手段であってもよいし、外部から音声データを入力する音声入力端子であってもよい。また、映像および/または音声のデータは通信手段を介して受信するものであってもよいし、外部記憶メディアの読取装置を介して外部記録メディアから入力してもよい。
上記の携帯通信端末では、前記取得手段は、前記所定の範囲の先頭から前記指定位置までと、前記指定位置から前記所定の範囲の終端までがの差が、予め設定された範囲内に収まるように、前記データの取得を行うことが好ましい。
上記の構成によれば、ユーザが設定する必要なしに指定位置を中心として前後ほぼ等しいデータを切り出すので、簡易な操作でユーザが所望する指定位置を中心とした新たなデータを生成できるという効果を奏する。なお、ユーザにとって概ね等しいと感じられる程度、具体例をあげれば、0.1〜0.5秒程度であれば、先頭から指定位置、指定位置から終端までが厳密に等しいものでなくてもよい。
上記の携帯通信端末では、前記所定の範囲の先頭から前記指定位置までと、前記指定位置から前記所定の範囲の終端までの割合を設定するための設定手段をさらに備えることが好ましい。
上記の構成によれば、希望する指定位置の前後の範囲を含む映像および/または音声データの切り出し割合を、ユーザが自由に設定できるという効果を奏する。
上記の携帯通信端末では、前記データは、少なくとも映像データを含み、前記取得手段は、少なくとも映像を取得するものであり、前記範囲の先頭の映像、前記指定位置の映像、および、前記範囲の終端の映像のうち少なくとも1つを表示する指定映像表示制御手段をさらに備えることが好ましい。
上記の構成によれば、ユーザが前記期間の先頭の映像と前記期間の終端の映像とを確認しながら、指定位置を前後に調整することにより容易に必要な範囲の映像を切り出すことが可能となる。
上記の携帯通信端末では、前記取得手段は、前記指定位置を含む所定の範囲の前記データを取得後、前記所定の範囲を変更できることが好ましい。
上記の構成によれば、ユーザは所定の範囲のデータを取得後に、容易な操作で所定の範囲を変更し、所望の指定位置を含むデータを取得できるというさらなる効果を奏する。
上記の携帯通信端末では、前記取得手段は、前記データにおける前記所定の範囲以外の部分を、新たなデータとして生成することが好ましい。
上記の構成によれば、取得手段が、取得した範囲データを除いた、残りの映像を、新たなデータとして生成するので、必要な場面、または、不要な場面を取り除いた、ユーザが所望する任意のシーンを集めたデータを生成することができる。さらに、ユーザに余分な操作を強いることなく、選択した期間の映像を取り除いた映像を結合して新たなデータを生成することができる。
上記の携帯通信端末では、前記取得手段は、取得した前記データを前記記録手段の所定のフォルダに格納することが好ましい。
上記の構成によれば、切り出した映像データを所定のフォルダに格納するので、個別にアップロードするデータを指定しなくても、決められたフォルダ内のデータを転送するだけで、全てのデータをアップロードすることができるというさらなる効果を奏する。
上記の携帯通信端末では、前記所定の範囲を示す設定情報をサーバから受信する受信手段をさらに備え、前記取得手段は、前記受信手段で受信された設定情報に基づいて前記所定の範囲を設定することが好ましい。
上記の構成によれば、サーバの設定に基づいて所定の範囲を自動的に設定することができるので、ユーザが個別に設定する手間なく、サーバに対して適切なサイズのデータを切り出して転送することができるというさらなる効果を奏する。
上記の携帯通信端末では、映像データおよび/または音声データを一時記憶する一時記憶手段をさらに備え、前記取得手段は、前記一時記憶手段に記憶された前記データから前記所定の範囲を指定して新たなデータとして記録することが好ましい。
上記構成によれば、一時記憶部にカメラで撮影した映像を順次記憶していき、残したいシーンがあれば切り出し操作を行うことにより、そのシーンを含む前後のシーンを切り出して、記憶部に記憶することができる。
本発明に係る携帯通信端末および取得方法は、以上のように、ユーザが切り出しを希望する場面が含まれたデータから、所定の範囲のデータだけ取得することができるので、ユーザは容易な操作で指定位置のシーンの映像および/または音声を含むデータを生成できるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1から図7に基づいて説明すると以下の通りである。
図1は、本発明に係る通信システムの一実施形態を示す機能ブロック図である。
本実施形態の通信システム100は、携帯通信端末(携帯通信端末)10を含む携帯端末(携帯通信端末)30およびサーバ40を備えている。携帯通信端末30で編集されたデータは、携帯端末30の通信部を介してサーバ40に送信される。また、携帯通信端末30は、サーバ40から送信される設定情報に基づいてデータの編集処理を行う。以下、通信システム100の各部の機能について、詳細を説明する。
携帯通信端末30は、操作入力部12、位置指定部(位置指定手段)14、編集部(取得手段)16、記憶部18、再生部20、切り出し映像表示制御部2(編集場面表示制御手段)2、タイムライン表示制御部(指定映像表示制御手段)24、転送部26、通信部(通信手段)32、音声入出力部34、カメラ部(撮像手段)35、センサ部(モーションセンサ)36、表示部38、および入力キー39を備えている。サーバ40は、設定送信部42、受信部44、および記憶部46を備えている。
なお、本実施形態では、携帯通信端末30を例として映像の編集を行う構成を例に説明するが、これに限るものではない。映像だけでなく、音声を編集する音声携帯通信端末30であってもよいし、映像および音声の両方を編集するものであってもよい。上記の各部を備えることで、音声に対しても同様の効果を奏することができる。
まず、携帯通信端末30を構成する各部の機能について、詳細を説明する。操作入力部12は、ユーザからの入力操作に基づいて、携帯通信端末30の各部へ操作指示を伝達する。位置指定部14は、操作入力部12からの操作指示に基づいて、ユーザが映像データから切り出すことを希望する場面の指定を行う。編集部16は、位置指定部14からの指定に基づいて、希望する場面を含む新たなデータの生成を行う。新たなデータの生成方法について、詳細は後述する。なお、編集部16は、生成したデータを所定のフォルダに保存し、一定数のデータがたまった場合に、サーバに対してデータを転送する構成であってもよい。
記憶部18は、編集部16が生成したデータの記憶や、現在受信または再生しているデータの一時記憶を行う。再生部20は、記憶部18に記憶されているデータや、図示しない放送受信部によって受信した映像を再生して画面に表示させる。
編集場面表示制御部22およびタイムライン表示制御部24は、編集部16および再生部20からの出力に基づいて、編集するデータの内容について表示する。編集場面表示制御部22およびタイムライン表示制御部24が表示する編集画面について、詳細は後述する。
転送部26は、記憶部18に記憶されている、新たに生成されたデータを携帯端末30の通信部32を介してサーバ40へ転送する。サーバ40へ新たに生成したデータを転送するタイミングは、データを生成した段階ですぐに送信してもよいし、一定数のデータが蓄積されたら転送するように構成してもよい。また、ユーザによって操作入力部12から入力された操作入力に基づいて新たに生成したデータをサーバ40へ転送してもよい。
通信部32は、転送部26からデータを受け取って、サーバ40に送信する。また、通信部32は、サーバ40の設定送信部42からサーバ40の設定情報を受信し、編集部16に送信する。編集部16は、受け取ったサーバ40の設定情報に基づいて、適切なサイズのデータを生成する。さらに、通信部32は、携帯電話回線を介した、他の携帯端末に対して通話を行う。携帯電話回線を介した通話については、本発明の特徴部分とは直接関係しない、従来の構成と同様であるため説明を省略する。
音声入出力部34は、携帯電話回線を介した通話を行う際に音声の入出力を行う。具体的には、音声入出力部34は、スピーカやマイク、イヤホンジャックなどの音声入出力デバイスである。
センサ部36は、傾き、速度、または加速度を検出するモーションセンサである。なお、センサ部36は、所定の傾き、速度、加速度だけではなく、それらの組み合わせからなる動作を検出してもよい。センサ部36の検出結果は編集部16に入力され、各種編集操作入力に変換され、編集が実行される。具体例をあげると、例えば、右に傾けると再生、早く右に傾けると早送りや、傾ける角度で送り速度を変える、前に倒すと位置指定などといった動作が、編集機能に割り当てられる。
表示部38は、携帯端末30で行われる各種処理に対する結果を表示するための表示パネルで、具体的には、液晶パネル、有機EL(Elector Luminescence)パネル、外部映像出力端子などの表示出力用デバイスで構成されている。
入力キー39は、携帯端末30で行われる各種処理に対する入力操作を行うためのキー群で、具体例をあげると、0〜9までの数字キー、*、#、通話、切断、機能、決定、電源などの各種記号や機能を入力するためのキーである。なお、編集操作入力および携帯電話通話操作が可能であれば、キーの種類および数は問わない。キーボードと同様の数および種類のキーを備えていても良いし、ボリューム、ジョグダイヤル、タッチパネルなどの入力デバイスであってもよい。
次に、サーバ40の各部の構成について、詳細を説明する。設定送信部42は、サーバ40における各種設定情報、具体例をあげると、ユーザがサーバ40上に保存できるデータの合計サイズ、保存する1つのファイルに許される最大サイズ、保存できるファイルの総数、およびその他のサーバ設定に関する情報である。携帯通信端末30の編集部16は、サーバ40から送信された設定情報に基づいて編集を行う。
受信部44は、携帯端末30から生成した新たなデータを受信する。記憶部46は、受信部44によって受信された新たなデータを受け取り、保存する。記憶部46に保存されたデータは、ウェブサーバなどの外部公開用プログラム(図示せず)を用いて、他の携帯端末やコンピュータ等にネットワークを介して配信や公開してもよい。
次に、図2を用いて、本実施形態におけるデータ編集方法について、詳細を説明する。図2(a)(b)は、本発明の携帯通信端末30における編集方法の一例を示す概念図である。
図2(a)は、記憶部18に録画された、または、現在録画を行っている、バッファに記録されている映像データ全体を表す概念図である。中央の帯が映像データの時間経過を表すタイムライン1であり、左端から右端まで時間軸に沿って連続する場面が録画されている。タイムライン1は、左側から右側に向かって、時間が進んでいるように表されている。
なお、ここでいう場面とは、静止画の集合であってもよいし、開始時点における静止画に対して差分や動作予想などを用いて圧縮された画像であってもよい。場面を連続して再生することで、映像データとして一連の流れを再現することができれば、記録方法はどのような方法であってもよい。
映像データの全体の長さを示すタイムライン1の左端が、映像の開始時点を示し、右端が映像の最後を示している。ここで、点oは画像の切り出しの起点として選択する場面を指している。本実施形態では、点oを映像の切り出しを希望する場面として指定し、点oから所定の時間だけ前の点a、および、点oから所定の時間だけ後ろの点bの間で、映像を切り出しすることでユーザが希望する場面を含む映像データを生成する方法について説明を行う。
図2(b)は、本実施形態の携帯通信端末30における編集画面の一例を示す概念図である。編集画面5には、タイムライン1、開始時刻2、終了時刻3、切り出し時刻4、切り出し開始点a、切り出し指定点o、切り出し終了点b、シーンa、シーンo、シーンb、および場面を説明するラベルが含まれている。
ここでは、映像データとして、野球の試合の模様が録画されているものを例に、ハイライトシーンの切り出し編集操作について説明する。シーンaとして、野球のピッチャーがバッターに対して投球する場面が、ハイライトシーンであるシーンoとして、バッターがアップになりボールを打つ場面が、シーンcとして、バッターがボールを打った後の場面が例示されている。
編集画面5の上方には、左からシーンa、シーンo、およびシーンbの場面を静止画として横方向に並べて表示している。各シーンの静止画の上には、「先頭画面」「指定画面」「終了画面」の各ラベルが表示されている。編集画面5の下方には、タイムライン1、開始時刻2、終了時刻3が表示されている。タイムライン1の横長の帯が映像データ全体の長さを表し、ここでは開始時刻である「0:00」から「1:00」までの1分間の映像データの編集を行っている。
タイムライン1上では、先頭画像と対応する点aから終了画像と対応する点bまでの間が別の色で示されている。これは、ユーザによって指定された指定時刻が点oに対応する「0:37」であり、1分間の映像の中で37秒目に対応する場面を起点として、前後5秒間、合計10秒間の場面が新たな映像データとして切り出されることを示している。なお、図2では、切り出す映像の時間を表示しているが、点aの時間を「0:32」、点bの時間を「0:42」と表示しても良い。
従来、ユーザは希望するハイライトシーンを含む映像を切り出す場合には、切り出し開始時刻および切り出し終了時刻を指定する必要があり、また、ハイライトシーンが短い場合、何度も当該ハイライトシーンの前後を往復しつつ調節を行う必要があった。また、ハイライトシーンを切り出したいと思っていても、リアルタイムで放送中であったり、目の前で行なわれている模様を直接撮影していたりする場合には、ハイライトシーンを取り逃してしまうことがあった。本実施形態の携帯通信端末30では、切り出しを希望する場面を指定するだけで、ハイライトシーンを含む映像データを生成することができる。
なお、ここでは録画されている映像や、現在放送されている映像に対して編集を行うことを例に説明したが、これに限るものではない。現在放送中または撮影中の映像を常にバッファに転送し、録画を指定した時点で、その時点よりも過去の映像を含む録画を開始する、いわゆる後追い録画やワンショット録画であってもよい。
上記のような場合でも、現在放送中または撮影中の映像が指定画像としてシーンoに表示され、所定の時間前の映像がシーンaに表示され、所定の時間経過後の映像がシーンbに表示され、バッファ内に一次保存されている映像が1分間で、切り出しする時間が10秒間であることがタイムライン1に示されるので、ユーザは希望のハイライトシーンが切り出され、先頭画像および終了画像がどのようなものか一目で確認することができる。
次に、図3を参照して、本実施形態における携帯通信端末30の構成について説明する。図3は、携帯通信端末30における各部の構成の一例を示すブロック図である。
携帯通信端末30は、主制御部50を中心に、操作入力部12、記憶部18、通信部32、音声入出力部34、センサ部36、表示部38、カメラ64、映像処理部65、ワークメモリ70、および、プログラムメモリ部74を備えている。
さらに、主制御部50は、メモリインターフェース部51、映像時間/容量表示部52、時間/容量カーソル表示部53、切り出し区間表示部54、先頭画像表示部55、ハイライト画像表示部56、最終画像表示部57、および、画像合成部58を備えている。
記憶部18は、映像記憶部61、音声記憶部62、および、映像一時記憶部63を備えている。通信部32は、無線部75、および、通信制御部76を備えている。音声入出力部34は、音声処理部68、スピーカ80、および、マイク82を備えている。ワークメモリ70は、切り出し時間/容量記憶部71、切り出し割合記憶部72、切り出しポイント記憶部73を備えている。なお、図1と同様の機能を持つ機能ブロックには同じ番号を振り、説明を省略する。
主制御部50は、携帯通信端末30の各部の間でのデータのやり取りを制御する。メモリインターフェース部51、記憶部18、映像処理部65、ワークメモリ70、および各表示部間のデータのやり取りを制御し、映像データをメモリに保存させる。
映像時間/容量表示部52は、図2のタイムライン1における開始時刻2や終了時刻3、切り出し時刻3などを表示する。なお、時刻または時間ではなく、容量を表示してもよい。時間/容量カーソル表示部53、図2のタイムライン1における「0:37」の数字が振られた下向き矢印を表示する。切り出し区間表示部54は、図2のタイムライン1における点aから点bまでの間を、別の色で表示するなどして切り出し区間をユーザに分かるように表示する。先頭画像表示部55、ハイライト画像表示部56、および最終画像表示部57は、シーンa、シーンo、およびシーンbの場面を所定の場所にそれぞれ表示する。画像合成部58は、上記各表示制御部が生成した画面を合成し、表示部38上に表示する。
映像記憶部61および音声記憶部62は、蓄積を目的として撮影した映像および音声を記憶する。映像一時記憶部63は、映像処理部65から入力された映像を一時保存するためのメモリである。映像一時記憶部63は、画像のバッファリングなどに用いられ、一時保存された映像データは、後追い録画や追いかけ再生などといった処理や、画像保存を行うために用いられる。
カメラ64は、外部の映像を入力するための光学入力デバイスで、光学レンズやCCD(charge coupled device)などの光学受像素子が組み合わせられて構成されている。映像処理部65は、カメラ64から入力された映像にデジタル処理を加え符号化してメモリインターフェース部51に入力する。
音声処理部68は、主制御部50から受け取った各種音声データのA/D変換およびD/A変換を行って、スピーカ80から出力し、マイク82から入力を受け付ける。
ワークメモリ70は、編集に用いる各種設定やデータを一時保存するためのメモリである。切り出し時間/容量記憶部71には切り出し時間または容量が、切り出し割合記憶部72には現在の切り出し割合が、切り出しポイント記憶部73には、ユーザが指定した切り出しポイントが一時記憶される。
プログラムメモリ部74には、主制御部50で行われる各種処理を行うためのプログラムが保存されている。プログラムメモリ部74は、ROM(Read Only Memory)などの読み取り専用メモリで構成され書き換え不可の状態であってもよいし、書き換え可能なメモリカードや外部記憶装置で構成され、プログラムを任意に変更できる構成でもよい。
無線部75は、アンテナ77を介して主制御部50から受け取った各種データを外部に送信する。無線部75は、携帯電話回線を用いて外部と通信を行ってもよいし、無線LAN(Local Area Network)やBlueTooth(登録商標)などの近距離無線通信を用いて外部と通信を行ってもよい。
次に、図4〜図7を用いて、本実施形態の通信システム100で行われる各処理の手順について説明する。図4は、ハイライトシーンを含む映像の切り出し処理を示すフロー図である。図5は、切り出す映像の長さを設定して行う切り出し処理を示すフロー図である。図6は、撮影した映像から所定の期間の場面を取り除き、新たな映像データとして生成する切り出し処理を示すフロー図である。図7は、撮影した映像から必要な期間の場面を切り出し、新たな映像データとして保存する処理を示すフロー図である。
まず、図4を参照して、ハイライトシーンを含む映像データの切り出し処理について説明する。最初に、S101において、携帯通信端末30は、ユーザに携帯端末30の入力キー39を操作させて、メモリに記憶されている複数の映像データの中から、編集する映像データを選択させる。その後、S102において、携帯通信端末30は、ユーザに新たな映像データとして切り出す時間の長さを指定させる。図2の例では、切り出す時間の長さとして10秒間を指定している。
次に、S103において、携帯通信端末30の編集場面表示制御部22およびタイムライン表示制御部24は、編集を行う映像データにおける最初の映像である「0:00」の映像をシーンaの表示領域に、映像の先頭から(切り出し時間/2)後である「0:05」の映像をシーンoの表示領域に、映像の先頭から切り出し時間後である「0:10」の映像をシーンbの表示領域に、タイムライン1を各シーンの表示領域の下部に表示する。
S104において、携帯通信端末30は、ユーザに携帯端末30の入力キー39を操作させて、タイムライン1上のカーソルを移動させてハイライトシーンとして切り出す場面の選択を行わせる。図2(b)の例では、入力キー39である右矢印キーおよび左矢印キーを操作することでカーソルを移動させ、移動の割合に応じて指定画像として指定する場面の時刻を、先頭画像からの経過時間を変動させることで表示する。
このとき、編集場面表示制御部22およびタイムライン表示制御部24は、カーソルの表示を移動させると共に、点a、点o、点b、シーンa、シーンo、シーンb、および、切り出し時刻4の表示も更新する。
その後、S105において、編集部16は、位置指定部14からの切り出し時刻の指定に基づいて、ユーザに現在の切り出し時刻で映像の切り出しを行ってもよいか確認を行う。切り出してよい場合(S105でYES)、処理はS106へ進む。切り出してよくない場合(S105でNO)、処理はS104に戻る。S106において、携帯通信端末30の編集部16は、切り出した映像を新たな映像データとして記憶部18に記憶して、映像の切り出し処理を終了する。
次に、図5を参照して、切り出す映像データの長さを設定して行う切り出し処理の手順について説明する。S201において、ユーザは図4のS101と同様に編集する映像の選択を行う。S202において、ユーザは図4のS104と同様に映像から切り出す場面を指定する。
ここで、切り出す場面の設定方法について、基準として用いるデータの種類によって処理が分岐する。切り出す場面のサイズを時間の長さで設定する場合、処理はS203へ進む。切り出す場面のサイズを映像データの容量、すなわちデータサイズで設定する場合、処理はS204に進む。切り出す場面のサイズを外部のサーバなどから取得する場合、処理はS205に進む。
S204において、切り出す場面のサイズを時間に基づいて設定させる。具体的には、切り出す時間をユーザに対して入力キー39などを用いて入力させる。処理はS206へ進む。S205において、切り出す場面のサイズをデータの容量に基づいて設定する。具体的には、ユーザに対して入力キー39などを用いて上限となるデータサイズを入力させる。処理はS206へ進む。S206において、切り出す場面のサイズを外部から取得した設定情報に基づいて設定する。具体的には、ネットワークを介して外部のサーバ40へ接続し、設定情報を受信し、設定情報に応じた適切なサイズを決定する。処理はS206へ進む。
S206において、携帯通信端末30は、ユーザが選択した場面であるハイライトシーンを中心として、前後にどの程度の期間を映像データとして切り出すかを設定させる。期間の設定は数字キーを用いて時間を入力してもよいし、上矢印や下矢印などをアイコンにして上下キーなどを用いて入力してもよい。また、グラフィカルユーザインタフェースで視覚的に表示しながら、切り出し期間をユーザに変更させてもよい。
S207において、図4におけるS103と同様に、携帯通信端末30の編集場面表示制御部22およびタイムライン表示制御部24は、先頭画像であるシーンa、ハイライトシーンにあたる指定画像であるシーンo、終了画像であるシーンb、および、タイムライン1を表示する。
S208において、図4におけるS104の処理と同様に、携帯通信端末30は、ユーザに携帯端末30の入力キー39を操作させて、タイムライン1上のカーソルを移動させてハイライトシーンとして切り出す場面の選択を行わせ、編集場面表示制御部22およびタイムライン表示制御部24は、点a、点o、点b、シーンa、シーンo、シーンb、および、切り出し時刻4の表示を更新する。
S209において、図4におけるS105と同様の処理で、編集部16は、S208における切り出し時刻の指定に基づいて、ユーザに現在の切り出し時刻で映像の切り出しを行ってもよいか確認を行う。切り出してよい場合(S209でYES)、処理はS210へ進む。切り出してよくない場合(S209でNO)、処理はS211に進む。
S210において、携帯通信端末30の編集部16は、切り出した映像を新たな映像データとして記憶部18に記憶して、映像の切り出し処理を終了する。S211において、携帯通信端末30の編集部16は、映像を切り出すための設定を別のものに変更するかどうかユーザに確認する。ユーザが設定の変更を希望した場合(S211でYES)、処理はS202へ進み、切り出し方法の設定を再選択しなおす。設定の変更を希望しない場合(S211でNO)、処理はS208へ戻る。
次に、図6を参照して、撮影した映像から所定の期間の場面を取り除き、新しい映像データとして生成する切り出し処理の手順について説明する。S301において、ユーザは図4のS101と同様に編集する映像の選択を行う。S302において、携帯通信端末30の編集部16は、ユーザに映像データをカットする時間、すなわち、新たな映像データとして生成する映像の再生時間を入力させる。
S303において、編集部16は、カットポイント、すなわち、ハイライトシーンを指定して、新たな映像データとして生成するシーンを中心に前後どの程度の期間を新たな映像データとして切り出すかをユーザに入力させる。S304において、携帯通信端末30の編集場面表示制御部22およびタイムライン表示制御部24は、図4のS103と同様に、先頭画像であるシーンa、ハイライトシーンにあたる指定画像であるシーンo、終了画像であるシーンb、および、タイムライン1を表示する。
S304において、編集場面表示制御部22およびタイムライン表示制御部24は、図4のS104と同様に、カーソルの表示を移動させると共に、点a、点o、点b、シーンa、シーンo、シーンb、および、切り出し時刻4の表示を更新する。
その後、S306において、編集部16は、図4のS105と同様に、位置指定部14からの切り出し時刻の指定に基づいて、ユーザに現在の切り出し時刻で映像のカットを行ってもよいか確認を行う。カットしてよい場合(S306でYES)、処理はS307へ進む。カットしてよくない場合(S306でNO)、処理はS305に戻る。
S307において、携帯通信端末30の編集部16は、図4のS106と同様にカットした映像を新たな映像データとして記憶部18に記憶する。S308において、編集部16は、カットした映像を取り除いた残りの部分の映像を結合し、新たな映像データとして保存する。
S309において、編集部16は、ユーザに対してカット作業を続けて行うかどうか問い合わせを行う。カット作業を続ける場合(S309でYES)、処理はS305に戻ってカット作業が繰り返される。カット作業を続けない場合(S309でNO)、処理はS310へ進む。S310において、携帯通信端末30の編集部16は、図4のS106と同様にカットした後の映像を新たな映像データとして結合し、記憶部18に記憶して、映像の切り出し処理を終了する。
次に、図7を用いて、撮影した映像から必要な期間の位置を切り出し、新たな映像データとして保存する処理の手順について説明する。S401において、携帯通信端末30は、図5のS206と同様に、ユーザが選択した位置であるハイライトシーンを中心として、前後にどの程度の割合の期間を映像データとして切り出すかを設定させる。なお、この割合とは、切り出し期間の始点から指定ポイントまでの時間または容量と、指定ポイントから切り出し期間の終点までの時間または容量との割合を指すものとする。
S402において、ユーザは撮影を開始し、編集部16は、カメラ64から撮影され映像処理部65で画像処理を行った映像データを、記憶部18内の映像一時記憶部63に保存する。S403において、編集部16は、撮影した映像が映像一時記憶部63の容量を超えたかどうか判断する。映像一時記憶部63の容量を超えていた場合(S403でYES)、処理はS404へ進む。超えてない場合(S403でNO)、処理はS405へ進む。
S404において、編集部16は、映像一時記憶部63に入りきらない分の映像を削除する。処理はS405へ進む。S405において、編集部16は、ユーザによってハイライトシーンである指定画像が指定されたかどうか判断する。ハイライトシーンが選択された場合(S405でYES)、処理はS406へ進む。ハイライトシーンが選択されなかった場合(S405でNO)、処理はS403へ戻り、撮影処理を続行する。
S406において、編集部16は、撮影した映像が映像一時記憶部63の容量を超えたかどうか判断する。映像一時記憶部63の容量を超えていた場合(S406でYES)、処理はS407へ進む。超えてない場合(S406でNO)、処理はS408へ進む。
S408において、編集部16は、S401で設定した時間または容量に達するまで撮影した映像のサイズが増えたかどうか判断する。設定した時間または容量に達していた場合(S408でYES)、処理はS409へ進む。設定した時間または容量に達していない場合(S408でNO)、処理はS406へ戻って、撮影処理を繰り返す。
S409において、編集部16はカメラ64から撮影された映像の録画を停止する。S410において、携帯通信端末30の編集部16は、切り出したハイライトシーンの前後の位置を設定した容量または時間で切り出し、映像を新たな映像データとして記憶部18に記憶して、映像の切り出し処理を終了する。
上記の手順によって、本実施形態の携帯通信端末30は、撮影された画像のうち、ハイライトシーンを含む、短い、新たな映像データを確実に生成することができる。
本発明の実施により、連続する映像データおよび/または音声データから一部情報を取得できることにより、全体に対して短いが重要な情報、具体例をあげれば、電話番号や住所等などの情報を、電話中に的確にピックアップできる。従来では、電話開始前や通話途中などに、慌てて録音の準備や操作をしていたこと考えると、大幅な改善となる。
また、最近、電話着信時にお気に入りの映像や音楽を準備して再生されるような楽しみ方が行われている。このようなコンテンツを準備する時、本発明によって、手持ちの映像情報や音楽情報等から必要なコンテンツを、手軽に作成することができる。上述のように、本実施例の携帯通信端末30では、カメラ64やマイク72が設けられているので、自作の映像や音楽コンテンツを、簡単な操作で取得することができる。
以上のように、本実施形態の携帯通信端末30は、被写体を撮像するカメラ部35と、映像データおよび/または音声データを記録する記憶部18と、記録した前記データを表示および/または再生する再生部20と、前記データを通信相手に送信する通信部32と、ユーザの操作入力を受け付ける操作入力部12と前記操作入力に基づいて、連続する前記データの途中位置を指定する位置指定部14と、前記位置指定部14により指定した指定位置に基づいて、前記指定位置を含む所定の範囲の前記データを取得する編集部16とを備えている。
上記の構成によれば、編集部16が、ユーザが切り出しを希望する位置が含まれたデータから、所定の範囲だけデータを取得するので、ユーザは容易な操作で指定位置の映像および/または音声を含む、所望の範囲のデータを取得できる。
上記の携帯通信端末30では、編集部16は、前記所定の範囲の先頭から前記指定位置までと、前記指定位置から前記所定の範囲の終端までが略等しくなるように、前記データの取得を行う。
上記の構成によれば、切り出し位置を中心として前後等しいデータをユーザが設定する必要なしに切り出すので、簡易な操作でユーザが所望する指定位置を中心とした所定の範囲のデータを生成できる。なお、切り出し位置はデータ取得範囲の中心でなくてもよい。切り出し位置が中心でなくても取得範囲は予め設定されているので、ユーザは感覚的に1シーンを取得することができる。
上記の携帯通信端末30では、前記所定の範囲の先頭から前記指定位置までと、前記指定位置から前記所定の範囲の終端までの割合を設定するための設定手段を編集部16にさらに備えている。
上記の構成によれば、希望する切り出し位置の前後の範囲を含む映像および/または音声データの切り出し割合を、ユーザが自由に設定できる。
上記の携帯通信端末30では、前記データは、少なくとも映像データを含み、編集部16は、少なくとも映像を取得するものであり、前記範囲の先頭の映像、前記指定位置の映像、および、前記範囲の終端の映像のうち少なくとも1つを表示する編集場面表示制御部22をさらに備えている。
上記の構成によれば、ユーザが前記期間の先頭の映像と前記期間の終端の映像とを確認しながら、切り出し位置を前後に調整することが可能となる。
上記の携帯通信端末30では、編集部16は、前記指定位置を含む所定の範囲の前記データを取得後、前記所定の範囲を変更できる。
上記の構成によれば、ユーザは所定の範囲のデータを取得後に、容易な操作で所定の範囲を変更し、所望の指定位置を含むデータを取得できる。
なお、上記の携帯通信端末30では、(1)切り出し位置の映像と、映像データおよび/または音声データの先頭から切り出し位置までの時間またはデータサイズとの対応関係、(2)範囲の先頭の映像と、映像データおよび/または音声データの先頭から範囲の先頭までの時間またはデータサイズとの対応関係、および(3)範囲の終端の映像と、映像データおよび/または音声データの先頭から範囲の終端までの時間またはデータサイズとの対応関係を表示する位置表示制御部24を備えてもよい。
上記の構成によれば、(1)切り出し位置の映像と、(2)切り出し位置の先頭の映像と、(3)切り出し位置の終端の映像とが、それぞれ、時間またはデータサイズと対応づけられて表示されるので、それぞれの映像が映像データ中のどの位置に存在するのかという、全映像データに対する切り出し位置の割合を時間またはデータサイズに基づいて、ユーザが容易に把握することができる。
上記の携帯通信端末30では、編集部16は、前記データにおける前記所定の範囲以外の部分を、新たなデータとして生成している。
また、上記の携帯通信端末30では、編集部16は、所定の範囲以外のデータを結合し、新たなデータとして生成している。
上記の構成によれば、編集部16が、取得したデータを除いた、残りの部分を新たなデータとして生成するので、必要な場面、または、不要な場面を取り除いた、ユーザが所望する任意の場面を集めたデータを生成している。さらに、ユーザに余分な操作を強いることなく、選択した期間の映像を取り除いた映像を結合して新たなデータを生成している。
上記の携帯通信端末30では、編集部16は、取得したデータを所定のフォルダに格納している。
上記の構成によれば、切り出した映像データを所定のフォルダに格納するので、個別にアップロードするデータを指定しなくても、決められたフォルダ内のデータを転送するだけで、全てのデータをアップロードすることができる。
上記の携帯通信端末30では、傾き、速度、または加速度を検出するモーションセンサをさらに備え、編集部16は、モーションセンサで検出された傾き、速度、および加速度のいずれか1つに対応して映像および/または音声の切り出しを行ってもよい。
上記の構成によれば、モーションセンサによって検出された動作に対応して編集部16の各機能を実行することができるので、入力デバイスが不十分な状態であっても、また、入力デバイスの操作が困難な状態であっても、携帯端末を傾けたり、所定の方向へ加速させたり、所定の動きを繰り返したりすることで、編集機能を実行している。
上記の携帯通信端末30では、所定の範囲を示す設定情報をサーバから受信する通信部32を備え、編集部16は、通信部32で受信された設定情報に基づいて前記所定の範囲を設定することが好ましい。
上記の構成によれば、サーバの設定に基づいて所定の範囲を自動的に設定することができるので、ユーザが個別に設定する手間なく、サーバに対して適切なサイズのデータを切り出して転送することができる。
上記の携帯通信端末30と、携帯通信端末30に対して、所定の範囲を設定するための設定情報を送信し、携帯通信端末30が生成した新たなデータを受信するサーバ40を備えることで、通信システム100を構成している。
上記の構成によれば、サーバ40が必要な設定情報を送信するので、携帯通信端末30はサーバ40に対して適切なデータサイズの切り出しを行い、切り出したデータをサーバ40に対して送信してもよい。
また、映像データおよび/または音声データを受信する受信部44と、上記の携帯通信端末30とを備え、携帯通信端末30が、受信部44によって受信された映像データおよび/または音声データから範囲の映像および/または音声を切り出して新たな映像データおよび/または音声データとして記録することで、記録装置を構成してもよい。
上記の携帯通信端末30と、携帯電話回線を介して通話を行う通信部32と、通信部32が通話を行う場合に編集部16の機能を停止させる停止部35とを備えることで、携帯端末30を構成している。
上記構成によれば、編集機能によって通話機能が阻害されることなく、携帯通信端末30と同様の効果を奏することができる携帯端末30を構成している。
なお、本実施形態では、携帯通信端末30を携帯端末30の内部に備える構成を例に説明したが、これに限るものではない。携帯通信端末30をICチップで構成し、携帯電話30内の機能部として備えてもよいし、USB(Universal Serial Bus)端子やシリアルポート、カードバスや拡張スロットなどの接続インタフェースを介して携帯通信端末30を携帯端末30の外部に接続するものであっても良い。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、携帯通信端末30の各ブロック、特に編集部16、切り出し映像位置表示制御部22、および、タイムライン表示制御部24は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、携帯通信端末30は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである携帯通信端末30の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記携帯通信端末30に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、携帯通信端末30を通信ネットワークと接続可能に構成し、通信ネットワークを介して上記プログラムコードを供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明によれば、ユーザは容易な操作で任意の映像を含む映像データを生成することができるので、携帯電話機、デジタルカメラ、携帯端末、モバイルコンピュータなどの編集機能として好適に利用することができる。
本発明の実施形態を示すものであり、本発明に係る通信システムの一実施形態を示す機能ブロック図である。 (a)(b)は、上記通信システムで用いられる携帯通信端末における編集方法の一例を示す概念図である。 上記携帯通信端末における各部のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 ハイライトシーンを含む映像の切り出し処理を示すフロー図である。 切り出す映像の長さを設定して行う切り出し処理を示すフロー図である。 撮影した映像から所定の期間の映像を取り除き、新しいデータとして生成する切り出し処理を示すフロー図である。 撮影した映像から必要な期間の映像を切り出し、新たなデータとして保存する処理を示すフロー図である。
符号の説明
1 タイムライン
2 開始時刻
3 終了時刻
4 切り出し時間
5 編集画面
10 携帯通信端末
12 操作入力部
14 位置指定部(位置指定手段)
16 編集部(取得手段)
18 記憶部
20 再生部
22 編集場面表示制御部(編集場面表示制御手段)
24 タイムライン表示制御部(指定映像表示制御手段)
26 転送部
30 携帯端末
32 通信部
34 音声入出力部(音声入力手段)
35 カメラ部(映像入力手段)
36 センサ部(モーションセンサ)
38 表示部
39 入力キー
40 サーバ
42 設定送信部
44 受信部
46 記憶部
50 主制御部
51 メモリインターフェース部
52 時間/容量表示部
53 時間/容量カーソル表示部
54 切り出し区間表示部
55 先頭画像表示部
56 ハイライト画像表示部
57 最終画像表示部
58 画像合成部
61 映像記憶部
62 音声記憶部
63 映像一時記憶部
64 カメラ
65 映像処理部
68 音声処理部
70 ワークメモリ
71 切り出し時間/容量記憶部
72 切り出し割合記憶部
73 切り出しポイント記憶部
74 プログラムメモリ部
75 無線部
76 通信制御部
80 スピーカ
82 マイク
100 通信システム

Claims (9)

  1. 映像データを入力する映像入力手段と、
    音声データを入力する音声入力手段と、
    映像データおよび/または音声データを記録する記録手段と、
    記録した前記データを表示および/または再生する再生表示手段と、
    前記データを通信相手に送信する通信手段と、
    ユーザの操作入力を受け付ける操作入力手段と
    前記操作入力に基づいて、連続する前記データの途中位置を指定する位置指定手段と、
    前記位置指定手段により指定した指定位置に基づいて、前記指定位置を含む所定の範囲の前記データを取得する取得手段とを備えることを特徴とする携帯通信端末。
  2. 前記取得手段は、前記所定の範囲の先頭から前記指定位置までと、前記指定位置から前記所定の範囲の終端までの差が、予め設定された範囲内に収まるように、前記データの取得を行うことを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
  3. 前記所定の範囲の先頭から前記指定位置までと、前記指定位置から前記所定の範囲の終端までの割合を設定するための設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
  4. 前記データは、少なくとも映像データを含み、
    前記取得手段は、少なくとも映像を取得するものであり、
    前記範囲の先頭の映像、前記指定位置の映像、および、前記範囲の終端の映像のうち少なくとも1つを表示する指定映像表示制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の携帯通信端末。
  5. 前記取得手段は、前記指定位置を含む所定の範囲の前記データを取得後、前記所定の範囲を変更できることを特徴とする携帯通信端末。
  6. 前記取得手段は、前記データにおける前記所定の範囲以外の部分を、新たなデータとして生成することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の携帯通信端末。
  7. 前記取得手段は、取得した前記データを前記記録手段の所定のフォルダに格納することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の携帯通信端末。
  8. 前記所定の範囲を示す設定情報をサーバから受信する受信手段をさらに備え、
    前記取得手段は、前記受信手段で受信された設定情報に基づいて前記所定の範囲を設定することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の携帯通信端末。
  9. 映像データおよび/または音声データを一時記憶する一時記憶手段をさらに備え、
    前記取得手段は、前記一時記憶手段に記憶された前記データから前記所定の範囲を指定して新たなデータとして記録することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の携帯通信端末。
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