JP2008282445A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ローダーシャーシの構造を僅かに変更するだけで、コストアップを招くことなく、偏重心光ディスクの高速回転時におけるトラバースシャーシとローダーシャーシの共振を抑えることができる光ディスク装置を提供する。
【解決手段】トラバースシャーシから突き出した主凸部13と副凸部14を、ローダーシャーシの前枠部の縦壁1eに形成された主スリット15と副スリット16に挿入し、主凸部13と副凸部14が主スリット15と副スリット16の内部を上昇したとき、主凸部13と副凸部14が互いに離反する方向に押されるように、主スリットの副スリット側の側縁の上部15cと副スリット16の主スリット側の側縁の上部16cをスリット内方へ少し突入させた構成の光ディスク装置とする。主凸部13又は副凸部14が両側から挟まれるように、主スリット15又は副スリット16の両側縁の上部をスリット内方へ少し突入させてもよい。
【選択図】図3

Description

本発明はCD、DVDなどの光ディスク装置に関し、特に、偏重心の光ディスクを高速回転させたときのトラバースシャーシとローダーシャーシの共振を抑えるように改良した光ディスク装置に関する。
従来より、この種の光ディスク装置として、光ピックアップやターンテーブルなどが搭載されたトラバースシャーシ(ドライブシャーシ)を、その後端部の二箇所でゴムダンパーを介してローダーシャーシに上下回動可能に取付け、主カム溝と副カム溝が形成されたカムスライダーをローダーシャーシの前枠部に左右スライド可能に取付けると共に、トラバースシャーシの前端から突き出した主凸部と副凸部を、カムスライダーの主カム溝と副カム溝を通して、ローダーシャーシの前枠部の縦壁に形成された昇降ガイド用の縦の主スリットと副スリットに挿入したものが知られている。
また、偏重心の光ディスクを高速回転させたときのドライブ機構ユニットのガタツキや振動を抑制するために、ドライブ機構ユニットの後端部をメインシャーシに取付ける軸にリング状の緩衝部材を装着し、ドライブ機構ユニットの前方部分を側方から押圧するバネ部材をメインシャーシに取付けた光ディスク装置も知られている(特許文献1)。
特開平10−21680号公報
前述した従来の光ディスク装置は、光ディスク回転時の振動を抑えるために、トラバースシャーシの前端から突き出した主凸部にゴムダンパーを被着しているが、その防振効果が不十分であるため、偏重心の光ディスクをターンテーブルとクランパーで挟んで高速回転させると、トラバースシャーシとローダーシャーシが共振するという問題があった。
一方、前記特許文献1の光ディスク装置は、ドライブ機構ユニットの前方部分を側方からバネ部材で押圧するため、偏重心の光ディスクを高速回転させても、ガタツキや振動をある程度抑えることができる。けれども、バネ部材でドライブ機構ユニットを強く押圧するとドライブ機構ユニットの昇降動作に支障を来す恐れがあるので、あまり強く押圧することができず、それ故、偏重心光ディスクの高速回転時にドライブ機構ユニットとメインシャーシの共振を十分に防止することが困難であった。しかも、バネ部材を組み込む必要があるため、部品点数や組立工数が増え、コストアップを招くという問題もあった。
本発明は上記事情の下になされたもので、その解決しようとする課題は、ローダーシャーシの構造を僅かに変更するだけで、コストアップを招くことなく、偏重心光ディスクの高速回転時におけるトラバースシャーシとローダーシャーシの共振を抑えることができる光ディスク装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明に係る第一の光ディスク装置は、光ピックアップやターンテーブルなどが搭載されたトラバースシャーシを、その後端部の二箇所でゴムダンパーを介してローダーシャーシに上下回動可能に取付け、主カム溝と副カム溝が形成されたカムスライダーをローダーシャーシの前枠部に左右スライド可能に取付けると共に、トラバースシャーシの前端から突き出した主凸部と副凸部を、カムスライダーの主カム溝と副カム溝を通して、ローダーシャーシの前枠部の縦壁に形成された昇降ガイド用の縦の主スリットと副スリットに挿入した光ディスク装置において、主凸部と副凸部が主スリットと副スリットの内部を上昇したとき、主凸部と副凸部が互いに離反する方向に押されるように、主スリットの副スリット側の側縁の上部を主スリットの内方へ少し突入させると共に、副スリットの主スリット側の側縁の上部を副スリットの内方へ少し突入させたことを特徴とするものである。
そして、本発明に係る第二の光ディスク装置は、光ピックアップやターンテーブルなどが搭載されたトラバースシャーシを、その後端部の二箇所でゴムダンパーを介してローダーシャーシに上下回動可能に取付け、主カム溝と副カム溝が形成されたカムスライダーをローダーシャーシの前枠部に左右スライド可能に取付けると共に、トラバースシャーシの前端から突き出した主凸部と副凸部を、カムスライダーの主カム溝と副カム溝を通して、ローダーシャーシの前枠部の縦壁に形成された昇降ガイド用の縦の主スリットと副スリットに挿入した光ディスク装置において、主凸部と副凸部が主スリットと副スリットの内部を上昇したとき、主凸部又は副凸部が両側から挟まれるように、主スリット又は副スリットの両側縁の上部を主スリット又は副スリットの内方へ少し突入させたことを特徴とするものである。
本発明の第一の光ディスク装置においては、主スリットの副スリット側の側縁を、その下端から上部に近づくほど主スリットの内方へ傾くように傾斜させ、この側縁の上部を垂直に形成する一方、副スリットの主スリット側の側縁を、その下端から上部に近づくほど副スリットの内方へ傾くように傾斜させ、この側縁の上部を垂直に形成することが好ましい。また、本発明の第二の光ディスク装置においては、主スリット又は副スリットの両側縁を、その下端から上部に近づくほど主スリット又は副スリットの内方へ傾くように傾斜させ、この両側縁の上部を垂直に形成することが好ましい。
更に、本発明の第一及び第二の光ディスク装置においては、主凸部が、トラバースシャーシの前端から突き出したボス部にゴムダンパーを介してキャップを被着したものであることが好ましい。
本発明に係る第一の光ディスク装置では、カムスライダーによってトラバースシャーシが上昇(上方へ回動)し、偏重心の光ディスクがターンテーブルとクランパーで挟持されて回転すると、主スリットの内部を上昇した主凸部が、主スリットの副スリット側の側縁の上部(主スリットの内方へ突入した上部)によって副凸部から離反する方向に押圧されると共に、副スリットの内部を上昇した副凸部が、副スリットの主スリット側の側縁の上部(副スリットの内方へ突入した上部)によって主凸部から離反する方向に押圧され、主凸部も副凸部も横方向(左右方向)の移動が規制されて、トラバースシャーシがローダーシャーシの前枠部の縦壁に対して仮固定された状態となるため、偏重心光ディスクの回転によるトラバースシャーシの自励振動やトラバースシャーシとローダーシャーシの共振が抑えられる。
また、本発明に係る第二の光ディスク装置では、カムスライダーによってトラバースシャーシが上昇(上方へ回動)し、偏重心の光ディスクがターンテーブルとクランパーで挟持されて回転すると、主スリットの内部を上昇した主凸部又は副スリットの内部を上昇した副凸部が、主スリット又は副スリットの両側縁の上部(主スリット又は副スリットの内方へ突入した上部)によって両側から挟まれ、主凸部又は副凸部の横方向(左右方向)の移動が規制されて、トラバースシャーシがローダーシャーシの前枠部の縦壁に対して仮固定された状態となるため、第一の光ディスク装置の場合と同様に、偏重心光ディスクの回転によるトラバースシャーシの自励振動やトラバースシャーシとローダーシャーシの共振が抑えられる。
本発明の第一及び第二の光ディスク装置はいずれも、ローダーシャーシの前枠部の縦壁に形成された昇降ガイド用の主スリットや副スリットの側縁の形状を、その上部がスリット内方へ突入するように僅かに変更するだけで目的を達成できるものであり、部品点数や組立工数の増加が全くないものであるから、コストアップを招くことがなく、経済的に有利である。また、主スリットや副スリットの側縁の上部をスリット内方へ突入させて主凸部や副凸部の横方向の移動を規制しているため、トラバースシャーシの昇降動作に悪影響を及ぼす危惧は少ない。
特に、第一の光ディスク装置において、主スリットの副スリット側の側縁を、その下端から上部に近づくほど主スリットの内方へ傾くように傾斜させ、この側縁の上部を垂直に形成する一方、副スリットの主スリット側の側縁を、その下端から上部に近づくほど副スリットの内方へ傾くように傾斜させ、この側縁の上部を垂直に形成したものは、トラバースシャーシが上昇(上方へ回動)するときに、主凸部が主スリットの傾斜した側縁に沿って垂直な側縁上部までスムーズに移動し、副凸部も副スリットの傾斜した側縁に沿って垂直な側縁上部までスムーズに移動するので、トラバースシャーシの昇降動作に支障を来す恐れは皆無に等しい。
同様に、第二の光ディスク装置において、主スリット又は副スリットの両側縁を、その下端から上部に近づくほど主スリット又は副スリットの内方へ傾くように傾斜させ、この両側縁の上部を垂直に形成したものも、トラバースシャーシが上昇するときに、主凸部又は副凸部が主スリット又は副スリットの傾斜した両側の側縁に沿って垂直な両側の側縁上部までスムーズに移動するので、トラバースシャーシの昇降動作に支障を来す恐れは皆無に等しい。
また、第一及び第二の光ディスク装置において、主凸部が、トラバースシャーシの前端から突き出したボス部にゴムダンパーを介してキャップを被着したものであると、ゴムダンパーによる防振効果も加わるため、トラバースシャーシとローダーシャーシの共振をより顕著に抑えることができる。
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を詳述する。
図1は本発明の一実施形態に係る光ディスク装置の平面図、図2は同光ディスク装置のターンテーブルや光ピックアップが搭載されたトラバースシャーシとカムスライダーを示す概略斜視図、図3はトラバースシャーシが上昇した状態にある同光ディスク装置の要部拡大説明図、図4はトラバースシャーシが下降した状態にある同光ディスク装置の要部拡大説明図、図5は図3のA−A線に沿った概略断面図である。
この光ディスク装置は、図1,図2に示すように、合成樹脂製のローダーシャーシ1の内側に、合成樹脂製のトラバースシャーシ2が、その後端部の左右二箇所において、グロメット形状のゴムダンパー3を介して下方からネジ4をネジ孔1aにねじ込むことにより、上下回動可能に取付けられている。従って、このトラバースシャーシ2の後部に生じる振動は、ゴムダンパー3によって減衰されるようになっている。
図2に示すように、このトラバースシャーシ2には、ターンテーブル5と光ピックアップ6が搭載されており、ターンテーブル5は、トラバースシャーシ2の前部に搭載されたスピンドルモータ7の出力軸7aに固着されている。そして、光ピックアップ6は、図1,図2に示すように、トラバースシャーシ2に設けた2本のガイド軸8,8(主軸と副軸)に沿って、トラッキング方向、即ち、ターンテーブル5に対して接近・離反する方向に移動するように搭載されている。
ターンテーブル5の上方にはディスククランパー9が配置されており、このディスククランパー9は、図1に示すようにローダーシャーシ1の左右側壁間に架設されたブリッジ部1bの中央のクランパー保持部1cに回転自在に保持されている。
ローダーシャーシ1の内側には、図1に仮想線で示すように、光ディスクをターンテーブル5とディスククランパー9との間に送り込むトレイ10が前後方向にスライド可能に取付けられており、また、ローダーシャーシ1の前枠部1dには、トラバースシャーシ2を昇降(上下に回動)させるカムスライダー11が左右スライド可能に取付けられている。そして、光ピックアップ6、トレイ10、カムスライダー11を作動させる駆動モータ(不図示)と駆動力伝達歯車機構(不図示)が、ローダーシャーシ1とトラバースシャーシ2に設けられている。
カムスライダー11は、図2に示すように、垂下板部11aに主カム溝11bと副カム溝11cが形成されると共に、天板部11dの片側(図2では右側)の突片にラック11eが形成されたものであって、図1,図5に示すように、垂下板部11aがローダーシャーシ1の前枠部1dの縦壁1eの後面に沿うように天板部11dが前枠部1dの上面に重ねられ、且つ、垂下板部11aの下端が縦壁1eの下端の敷居部1fで支持されて、スライド可能にカムスライダー11が前枠部1dに取付けられており、ラック11eに噛み合うピニオン12が回転すると、カムスライダー11が左右にスライドするようになっている。
トラバースシャーシ2の前端には、図1に示すように、主凸部13と、この主凸部13よりも細い副凸部14が突設されている。主凸部13は、図2,図5に示すように、トラバースシャーシ2の前端から突き出したボス部13aに中空のゴムダンパー13bを介して合成樹脂製のキャップ13cを被着したものであり、副凸部14は、トラバースシャーシ2の前端から突き出したボス部14のみからなるものである。
上記の主凸部13は、図3〜図5に示すように、カムスライダー11の主カム溝11bを貫通して、ローダーシャーシ1の前枠部1dの縦壁1eに形成された昇降ガイド用の縦の主スリット15に挿入されており、上記の副凸部14は、カムスライダーの副カム溝11cを貫通して、上記縦壁1eに形成された昇降ガイド用の縦の副スリット16に挿入されている。
主スリット15の副スリットと反対側の側縁15a、及び、副スリット16の主スリットと反対側の側縁16aは、いずれも垂直に形成しているが、トラバースシャーシの上昇に伴って主凸部13と副凸部14が図3に示すように主スリット15と副スリット16の内部を上昇したとき、主凸部13と副凸部14が矢印の如く互いに離反する方向に押圧されるように、主スリット15の副スリット側の側縁15bの上部15cを主スリット15の内方へ少し突入させると共に、副スリット16の主スリット側の側縁16bの上部16cを副スリット16の内方へ少し突入させている。そして、主スリット15の副スリット側の側縁15bを、その下端から上部15cに近づくほど主スリット15の内方へ傾くように傾斜させ、上部15cを垂直に形成すると共に、副スリット16の主スリット側の側縁16bを、その下端から上部16cに近づくほど副スリット16の内方へ傾くように傾斜させ、上部16cを垂直に形成している。
以上のように構成された光ディスク装置は、トラバースシャーシ2が下降したトレイオープンの状態において、光ディスクをトレイ10に載置してターンテーブル5とディスククランパー9との間に送り込むと、ラック11eに噛み合ったピニオン12が回転して、カムスライダー11が図1,図3に示すように右方向にスライドする。このようにカムスライダー11がスライドすると、主凸部13と副凸部14が主カム溝11bと副カム溝11cの内部を摺動しながら主スリット15と副スリット16の内部を上昇するため、それに伴ってトラバースシャーシ2が上昇(上方に回動)し、光ディスクがターンテーブル5とディスククランパー9とで挟持されて回転する。すると、光ピックアップ6がターンテーブル5に向かって移動しながらレーザービームを光ディスクに照射し、記録・再生が行われる。そして、記録・再生が終わると、上記と逆動作して光ディスクがトレイ10に載って取り出される。
上記のように、トラバースシャーシ2が上昇して光ディスクがターンテーブル5とクランパー9により挟持されて回転すると、図3に示すように、主スリット15の内部を上昇した主凸部13が、主スリット15の副スリット側の側縁15bの上部15c(主スリットの内方へ突入した上部)によって副凸部16から離反する方向に押圧されると共に、副スリット16の内部を上昇した副凸部14が、副スリット16の主スリット側の側縁16bの上部16c(副スリットの内方へ突入した上部)によって主凸部13から離反する方向に押圧され、主凸部13も副凸部14も横方向(左右方向)の移動が規制されて、トラバースシャーシ2がローダーシャーシ1の前枠部1dの縦壁1eに対して仮固定された状態となるため、光ディスクが偏重心光ディスクであっても、該偏重心光ディスクの回転によるトラバースシャーシ2の自励振動やトラバースシャーシ2とローダーシャーシ1の共振が抑えられる。そして、主凸部13の中空のゴムダンパー13bも防振作用を発揮する。
しかも、この光ディスク装置は、主凸部13と副凸部14が主スリット15と副スリット16の傾斜した側縁15b,16bに沿って垂直な側縁上部15c,16cまでスムーズに上昇できるようにし、主スリット15と副スリット16の内方へ突入した垂直な側縁上部15c,16cのみによって主凸部13と副凸部14の横方向の移動を規制しているため、トラバースシャーシ2の昇降動作に悪影響を及ぼす心配は殆どない。
また、この光ディスク装置は、主スリット15と副スリット16の側縁15b,16bの形状を、上記のように側縁上部15c,16cがスリット内方へ突入するように僅かに変更するだけで、偏重心光ディスクの回転時の振動を抑えることができるものであり、部品点数や組立工数の増加が全くないものであるから、コストアップを招くことがなく、経済的に有利である。
図6は、トラバースシャーシが上昇した状態にある本発明の他の実施形態に係る光ディスク装置の要部拡大説明図である。
この光ディスク装置は、ローダーシャーシの前枠部の縦壁1eに、昇降ガイド用の主スリット15と副スリット16が形成されているが、主スリット15の両側縁15a,15bの上部15d,15cは、主凸部13が主スリット15の内部を上昇したときに矢印の如く両側から挟圧されるように、主スリット15の内方へ少し突入して、上部15d,15cの相互間隔が主凸部13の外径と同一もしくは若干小さくなっており、一方、副スリット16の両側縁16a,16bはいずれも垂直に形成されて、両側縁16a,16bの相互間隔が副凸部14の外径よりも少し大きくなっている。そして、主スリット15の両側縁15a,15bは、その下端から上部15d,15cに近づくほど主スリット15の内方へ傾くように傾斜し、これらの側縁上部15d,15cは垂直に形成されている。
この光ディスク装置のその他の構成は、前述した光ディスク装置のそれと同様であるから、図6において同一部材に同一符号を付して説明を省略する。
このような光ディスク装置は、トラバースシャーシが上昇して光ディスクがターンテーブルとクランパーにより挟持されて回転すると、主スリット15の内部を上昇した主凸部13が主スリット15の両側縁15a,15bの上部15d,15c(主スリットの内方へ突入した上部)によって両側から挟圧され、主凸部13の横方向(左右方向)の移動が規制されて、トラバースシャーシがローダーシャーシの前枠部の縦壁1eに対して仮固定された状態となるため、前述した光ディスク装置の場合と同様に、偏重心光ディスクの回転によるトラバースシャーシの自励振動やトラバースシャーシとローダーシャーシの共振が抑えられる。
図6に示す光ディスク装置では、主スリット15の両側縁15a,15bの上部15d,15cを主スリット15の内方へ突入させ、副スリット16の両側縁16a,16bを垂直に形成しているが、これとは逆に、副スリット16の両側縁16a,16bの上部を副スリット15の内方へ突入させ、主スリット15の両側縁15a,15bを垂直に形成してもよく、その場合も同様の防振効果を得ることができる。また、以上の光ディスク装置はいずれも、主凸部13がボス部13aにゴムダンパー13bを介してキャップ13cを被着したものであるが、主凸部13をボス部13aのみで構成しても勿論よい。
本発明の一実施形態に係る光ディスク装置の平面図である。 同光ディスク装置のターンテーブルや光ピックアップが搭載されたトラバースシャーシとカムスライダーを示す概略斜視図である。 トラバースシャーシが上昇した状態にある同光ディスク装置の要部拡大説明図である。 トラバースシャーシが下降した状態にある同光ディスク装置の要部拡大説明図である。 図3のA−A線に沿った概略断面図である。 トラバースシャーシが上昇した状態にある本発明の他の実施形態に係る光ディスク装置の要部拡大説明図である。
符号の説明
1 ローダーシャーシ
1d 前枠部
1e 縦壁
2 トラバースシャーシ
5 ターンテーブル
6 光ピックアップ
7 スピンドルモータ
9 ディスククランパー
10 トレイ
11 カムスライダー
11b 主カム溝
11c 副カム溝
13 主凸部
13a ボス部
13b ゴムダンパー
13c キャップ
14 副凸部
15 主スリット
15b 主スリットの副スリット側の側縁
15c 側縁の上部
16 副スリット
16b 副スリットの主スリット側の側縁
16c 側縁の上部

Claims (5)

  1. 光ピックアップやターンテーブルなどが搭載されたトラバースシャーシを、その後端部の二箇所でゴムダンパーを介してローダーシャーシに上下回動可能に取付け、主カム溝と副カム溝が形成されたカムスライダーをローダーシャーシの前枠部に左右スライド可能に取付けると共に、トラバースシャーシの前端から突き出した主凸部と副凸部を、カムスライダーの主カム溝と副カム溝を通して、ローダーシャーシの前枠部の縦壁に形成された昇降ガイド用の縦の主スリットと副スリットに挿入した光ディスク装置において、
    主凸部と副凸部が主スリットと副スリットの内部を上昇したとき、主凸部と副凸部が互いに離反する方向に押されるように、主スリットの副スリット側の側縁の上部を主スリットの内方へ少し突入させると共に、副スリットの主スリット側の側縁の上部を副スリットの内方へ少し突入させたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 光ピックアップやターンテーブルなどが搭載されたトラバースシャーシを、その後端部の二箇所でゴムダンパーを介してローダーシャーシに上下回動可能に取付け、主カム溝と副カム溝が形成されたカムスライダーをローダーシャーシの前枠部に左右スライド可能に取付けると共に、トラバースシャーシの前端から突き出した主凸部と副凸部を、カムスライダーの主カム溝と副カム溝を通して、ローダーシャーシの前枠部の縦壁に形成された昇降ガイド用の縦の主スリットと副スリットに挿入した光ディスク装置において、
    主凸部と副凸部が主スリットと副スリットの内部を上昇したとき、主凸部又は副凸部が両側から挟まれるように、主スリット又は副スリットの両側縁の上部を主スリット又は副スリットの内方へ少し突入させたことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 主スリットの副スリット側の側縁を、その下端から上部に近づくほど主スリットの内方へ傾くように傾斜させ、この側縁の上部を垂直に形成する一方、副スリットの主スリット側の側縁を、その下端から上部に近づくほど副スリットの内方へ傾くように傾斜させ、この側縁の上部を垂直に形成したことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  4. 主スリット又は副スリットの両側縁を、その下端から上部に近づくほど主スリット又は副スリットの内方へ傾くように傾斜させ、この両側縁の上部を垂直に形成したことを特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。
  5. 主凸部が、トラバースシャーシの前端から突き出したボス部にゴムダンパーを介してキャップを被着したものであることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の光ディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010277630A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Funai Electric Co Ltd ディスク装置
US8997129B2 (en) 2013-04-15 2015-03-31 Funai Electric Co., Ltd. Optical disc device

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