JP2008281999A - 対物レンズと、プローバ部材と、これらを具備する顕微鏡 - Google Patents

対物レンズと、プローバ部材と、これらを具備する顕微鏡 Download PDF

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Abstract

【課題】電気的部品を内蔵し、外部との電気的接続を可能にする電極を有する対物レンズと、この対物レンズの電極と電気的接続を可能にする外部接続手段と、これらを有する顕微鏡を提供すること。
【解決手段】電気的部品を内蔵し、当該電気的部品と外部との接続を可能にする電極が鏡筒外周部に配設されていることを特徴とする対物レンズ7と、前記対物レンズ7を顕微鏡1の光軸Iに択一的に配置する対物レンズ交換装置8の近傍に配置され、前記顕微鏡1の光軸Iに配置された前記対物レンズ7の前記電極に電気的に接続することを特徴とするプロ−バ部材10と、前記対物レンズ7と、前記プロ−バ部材10とを具備することを特徴とする顕微鏡1。
【選択図】図1

Description

本発明は、顕微鏡の対物レンズとこの対物レンズに電気的接続を行うプローバ部材とこれらを有する顕微鏡に関する。
顕微鏡において、複数の対物レンズを用いて観察するとき、複数の対物レンズは顕微鏡のレボルバ等の対物レンズ交換装置にそれぞれ取り付けられ、観察に必要な対物レンズを選択して光軸に挿入することが行われ。そして、顕微鏡の制御装置に対物レンズを装着したレボルバの位置を記憶し、鏡筒の光軸方向の長さが短いものから長いものに対物レンズを切換えた際、対物レンズが標本と干渉して標本を破損しないように対物レンズの交換制御が行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−50226号公報
従来、対物レンズの情報、例えば倍率は、顕微鏡の制御装置の記憶部にユーザが前もってレボルバの取り付け位置情報と併せて入力して置かなければ対物レンズ交換時に標本を破損する虞があると言う問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みて行われたものであり、電気的部品を内蔵し、外部との電気的接続を可能にする電極を有する対物レンズと、この対物レンズの電極と電気的接続を可能にする外部接続手段と、これらを有する顕微鏡を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、電気的部品を内蔵し、当該電気的部品と外部との接続を可能にする電極が鏡筒外周部に配設されていることを特徴とする対物レンズを提供する。
また、本発明は、前記対物レンズを顕微鏡の光軸に択一的に配置する対物レンズ交換装置の近傍に配置され、前記顕微鏡の光軸に配置された前記対物レンズの前記電極に電気的に接続することを特徴とするプローバ部材を提供する。
また、本発明は、前記対物レンズと、前記プローバ部材とを具備することを特徴とする顕微鏡を提供する。
本発明によれば、電気的部品を内蔵し、外部との電気的接続を可能にする電極を有する対物レンズと、この対物レンズの電極と電気的接続を可能にする外部接続手段と、これらを有する顕微鏡を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る対物レンズと、プローバ部材と、これらを有する顕微鏡に関し説明する。
(第1実施の形態)
図1は、第1実施の形態に係る顕微鏡の概略構成図である。
図1において、顕微鏡1は、顕微鏡本体2とPC等から構成された制御装置3からなり、制御装置3は、顕微鏡本体2に動作指示を入力する入力装置4を有し、ケーブル5で顕微鏡本体2と接続されている。なお、制御装置3は顕微鏡本体2に内蔵されている場合には、入力装置4がケーブル5を介して直接顕微鏡本体2に接続された構成でも良い。
顕微鏡本体2は、標本を載置するテーブル6と後述する電極を有する複数の対物レンズ7を光軸Iに択一的に挿脱するレボルバ8と、標本像を観察する接眼光学系9と、不図示の焦準装置、光源等から構成されている。
また、レボルバ8の回転中心付近には、レボルバ8の回転に対して非回転に支持され対物レンズ7の電極に電気的接触可能な後述するプローバ部材10が配設され、光軸Iに挿入された対物レンズ8の電極と電気的接触を可能にする。
図2はレボルバ8の構造を示す拡大図であり、(a)は側面から見た図であり、(b)は対物レンズ7側から見た図である。
図2(a)、(b)において、レボルバ8は、顕微鏡本体2に顕微鏡取り付けアリ8aを介して取り付けられ、レボルバ回転軸Oに対して回転可能に構成されている。レボルバ8は、例えば、8個の対物レンズ7を取り付け可能であり、対物レンズ7に形成されたネジ部7b(図3参照)を対物レンズ取り付け穴8bに形成されたネジ部8fにネジ込むことによって対物レンズ7を保持する。対物レンズ7の鏡筒部には、後述する複数の電極からなる電極部7aを有している。
レボルバ8の対物レンズ7の取り付け部8cのレボルバ回転軸Oの近傍には、プローバ部材10を遥動可能に支持する台座部8dが設けられている。台座部8dは、不図示の支持基板に固定され、対物レンズ取り付け部8cが回転する際に台座部8dの外周部がレンズ取り付け部8cと摺動可能に構成されており、対物レンズ取り付け部8cの回転にかかわらず非回転に固定されている。
プローバ部材10は、台座部8dからレボルバ回転軸Oに沿って延在するアーム部aとこれに対してほぼ90度光軸I方向に曲げられ、対物レンズ7に向かって延在するアーム部bとで形成されている。アームbの対物レンズ7の電極部7aに接触する部分には、複数の電極からなるプローバ接触子10b、10bが配設されている。
プローバ接触子10b、10bが対物レンズ7の電極部7aに接触して、対物レンズ7に内蔵されている電気的部品と外部との電気的接続が可能になる。プローバ接触子10b、10bと対物レンズ7の電極部7aの接触を確実にするために、プローバ接触子10b、10bは、例えばばね力によって対物レンズ7に向けて押圧されるように構成されている。また、プローバ部材10は、アーム部aが、台座部8dに遥動可能に支持され、レボルバ8を回転して対物レンズ7を光軸Iから外す際に、対物レンズ7の移動方向に遥動して過大な負荷がアーム部bに加わらないように構成されている。プローバ部材10の遥動方向は、レボルバ8の時計方向回転或いは反時計方向回転のいずれの方向にも可能である。遥動範囲θは対物レンズ7の鏡筒直径を見込む角度より大きく設定されている。
また、プローバ接触子10b、10bへの配線は、プローバ部材10の内部に設けられ、レボルバ回転軸Oの台座部8dの設けられた不図示の開口を通してレボルバ8内に入り、レボルバ8の固定部を介して制御装置3に接続されている。このように配線が非回転のプローバ部材10の内部と台座部8dを通して行われるため、レボルバ8の回転によってねじれることがない。さらに配線の途中に摺動子等の特別な接触部を設ける必要もなく、安定した接続を維持することが可能になる。
図3は、実施の形態に係る電極部を有する対物レンズを側面から見た示す図である。図4は対物レンズの断面の部分図である。図5は図3の対物レンズを先端レンズ側から見た図である。図6は、対物レンズの電極部に使用される絶縁リングの一例を示し、(a)は側面図、(b)は正面図をそれぞれ示す。図7は対物レンズの電極部に使用される電極リングの一例を示す。図8は電気部品等を搭載するフレキシブル基板の一例である。
実施の形態に係る対物レンズを図3から図8を参照しつつ説明する。
図3に示すように、対物レンズ7は、対物レンズ7の鏡筒の外周部に対物レンズ7をほぼ一周する電極部7aが形成されている。電極部7aは対物レンズ7のネジ部7bに近い側に設けられている。電極部7aは電極リング7c、7cとこの電極リング7c、7cを絶縁しつつ保持する絶縁リング7dで構成されている。
図4に示すように、対物レンズ7の対物レンズスリーブ7eの絶縁リング7dを配置する部分は、ほぼ一周に亘って凹溝が形成され、電極リング7cに形成された電極タブ7fを通す電極タブ穴7g、7gが形成されている。対物レンズスレーブ7eに絶縁リング7dを電極タブ穴7gと7h(図5,6,7参照)が一致するようにはめ込んだ後、電極リング7c、7cを電極タブ7fが電極タブ穴7h、7gに通るように位置付けして電極リング7c、7cを絶縁リング7dにはめ込む。このようにして、図3に示す電極部7aが形成される。
その後、対物レンズスリーブ7e中に配設されたフレキシブル基板7iの電極部分と電極タブ7f、7fとを接続ケーブル7j、7jで配線し、フレキシブル基板7iに配設された電気的部品との電気的接続を可能にする。接続ケーブル7j、7jの配線が終了した後、対物レンズスレーブ7eを対物レンズ枠7kに被せ電気的部品を内蔵し、電極を有する対物レンズ7が完成する。
フレキシブル基板7iは、対物レンズ7の倍率、開口数、作動距離、鏡筒全長、或いは色収差特性等の各種情報を記憶する書き換え可能な記憶素子、その他ドライバ素子等が搭載可能である。なお、電極リング7c、7cは、対物レンズ7の鏡筒のほぼ一周に亘って形成されている場合について説明したが、対物レンズ7のねじ込みずれを考慮すれば鏡筒の半分程度以上形成されていれば電極部7aとプローバ接触子10b、10bとの接続を行うことができる。電極部7aの領域は設計より適宜変更することができる。
図9は、プローバ部材10の断面図である。
図9において、プローバ部材10の内部には、プローバ接触子10b、10bに配線するために配線部材10eと、プローバ部材10を台座部8dに遥動可能に支持するためのプローバシャフト10cを有し、プローバシャフト10cにはプローバ接触子10b、10bを対物レンズ7の電極部7aに押圧するためのばねのような押圧部材が設けられている。
以上述べた構成により、実施の形態に係る対物レンズ7は、電極部7aがプローバ部材10のプローバ接触子10b、10bを介して制御装置3と情報の送信、受信或いは送受信が可能になる。また対物レンズ7は、対物レンズ7に内蔵されている記憶素子に記憶された対物レンズ7自身の各種情報を、制御装置3に出力することができるので、従来のように対物レンズ7の情報をユーザが入力する必要がなくなる。また、対物レンズ7をレボルバ8から取り外して別の対物レンズ7に交換した時でも対物レンズ7から情報を得ることができ、各種条件を制御装置3が設定することができるので、誤って標本を損傷するような事故を防止することができる。
例えば、対物レンズ7の鏡筒の長さは倍率によって異なっている。このようにレボルバ8に倍率の異なる長さの複数の対物レンズ7が装着されている場合は、レボルバ8を回転させ(例えば、レボルバ8の全ての対物レンズ装着部に対物レンズ7が装着されている場合にレボルバ8を1回転させる等)各対物レンズ7に設けられている各電極部7aとプローバ接触子10bとをそれぞれ接触させ、対物レンズ7に関する情報の送受信を行う。
ここでレボルバ8の対物レンズ7のうち光路中に配設されている対物レンズ7の先端とステージ6との間隔が小さい場合において、対物レンズ鏡筒のより長い対物レンズ7をプローバ部材10との接触位置に移動させた場合は、対物レンズ7の先端がステージ6と衝突してしまう恐れがある。従って、対物レンズ7の情報を送受信しようとして、電極部7aとプローバ接触子10bを接触させる際には、対物レンズ7の先端とステージ6との間隔が十分に離れるようにするために一旦、ステージ6を対物レンズ7から離れる方向に移動させることが好ましい。この移動は、ステージ6を支持するサブステージを対物レンズ7の光軸方向に移動させる一般的な駆動装置を用いて行うことができる。
そして、この移動は、対物レンズ7の情報を送受信するための最初の対物レンズ7の電極部7aとプローバ接触子10bを接触させる動作を行う指示をしたことを検知したときに、自動的に対物レンズ7とステージ6との間隔を大きくするようにステージ6の駆動機構を制御する。または、ステージ6が上下動しない顕微鏡の場合には、レボルバ8をステージ6から離れる方向に移動させてもよい。
そして、全ての対物レンズ7の情報の送受信が終了後、対物レンズ7の先端とステージ6の間隔が大きい状態のままであると、その後の焦点合わせの動作において、対物レンズ7とステージ6との距離を近づけるための動作時間が長くなってしまい、使用者が煩わしさを感じる恐れがある。この煩わしさを感じないようにするために、対物レンズ7の情報の送受信が終了後に対物レンズ7の先端とステージ6との間隔を近づける動作を行うことが好ましい。例えば、取得した対物レンズ情報から、最も鏡筒の長さが長い鏡筒に合わせて、この鏡筒とステージ6の間隔を衝突しない範囲で近接させるようにすることも可能である。または、最初に使用する対物レンズ7が予め決定している場合は、その対物レンズ7に合わせて、つまり、対物レンズ7の鏡筒の光軸方向の長さに合わせて、ステージ6と対物レンズ7までの間隔を調整するようにしてもよい。
なお、対物レンズ7の記憶素子に記憶させておく情報は、工場出荷時に記憶素子に書き込み記憶させておくことによって、ユーザが必要な時に適宜取り出して使用することができる。また、ユーザ自身が新たな情報を制御装置3を介して対物レンズ7の記憶素子に記憶することも可能であり、ユーザ固有の情報を対物レンズ7に持たせることができる。
(第2実施の形態)
次に、第2実施の形態にかかる対物レンズと、プローバ部材と顕微鏡について図面を参照しつつ説明する。第2実施の形態は、対物レンズの交換装置が第1実施の形態と異なりスライドするものであり、第1実施の形態と同様の構成には同じ符号を付し説明を省略する。図10は、第2実施の形態に係る対物レンズと、プローバ部材と、これらを有する顕微鏡の概略構成図である。図11は、対物レンズ交換装置の拡大図で、標本側から見た図を示す。
図10、図11において、複数の電極からなる電極部7aを有する対物レンズ7は、スライド式の対物レンズ交換装置30に保持され、それぞれの対物レンズ7を光軸Iにスライドすることによって位置付けする構成である。スライド式対物レンズ交換装置30は、顕微鏡本体2の固定スライド部材28と固定スライド部材28に対して前後又は左右にスライド可能なスライド部材29が摺動可能に取り付けられて構成されている。スライド部材29には、複数の対物レンズ7、7が取り付け可能である。図10では、観察者に対してスライド部材29は前後方向(図10では紙面左右方向)にスライド可能に構成されている。なお、対物レンズ7の構成は第1実施の形態と同様であり説明を省略する。
プローバ部材10の構成は第1実施の形態と同様であるが、その取り付け位置が異なっている。プローバ部材10は、固定スライド部材29の側面、かつ光軸Iほぼ平行な位置の台座部31に光軸Iに平行な方向を軸として遥動可能に支持されている。光軸Iの位置に対物レンズ7挿入された際、対物レンズ7の電極部7aにプローバ部材10のプローバ接触子10b、10b、が電気的に接触して、対物レンズ7に内蔵されている電気的部品と電気的接続を可能にする構成となっている。
プローバ部材10は、対物レンズ7がスライドされて光軸Iの位置に挿入される際に、対物レンズ7のスライド方向に沿って遥動可能に構成されているので、プローバ部材10に過度の負荷がかかることを防止することができる。また、第1実施の形態と同様にプローバ部材10にはばね等の押圧部材が内蔵されているので、プローバ接触子10b、10bを対物レンズ7の電極部7aに押圧して確実に接触させることができ、電気的接続を確実に行うことができる。
なお、上記実施の形態では、プローバ部材10は遥動可能に構成しプローバシャフト10cを中心としてプローバ接触子10b、10bが円弧状の軌跡となるように遥動かつ電極部7aに押圧する構成であるが、プローバ部材10を台座部31に固定して、プローバ部材10のプローバ接触子10b、10bを支持しているアーム部bを伸縮可能とし、対物レンズ7が光軸Iの位置に挿入されたときに接触して縮むと共に電極部7aに押圧して電気的接触を維持する構成も可能である。
このような構成により、第2実施の形態に係る対物レンズ7は、電極部7aがプローバ部材10のプローバ接触子10bを介して制御装置3と情報の送信、受信或いは送受信が可能になる。また対物レンズ7は、対物レンズ7に内蔵されている記憶素子に記憶された対物レンズ7自身の各種情報を、制御装置3に出力することができるので、従来のように対物レンズ7の情報をユーザが入力する必要がなくなる。また、対物レンズ7をスライド式対物レンズ交換装置30から取り外して別の対物レンズ7に交換した時でも対物レンズ7から情報を得ることができ、各種条件を制御装置3が設定することができるので、誤って標本を損傷するような事故を防止することができる。なお、対物レンズ7の記憶素子に記憶させておく情報は、工場出荷時に記憶素子に書き込み記憶させておくことによって、ユーザが必要な時に適宜取り出して使用することができる。また、ユーザ自身が新たな情報を制御装置3を介して対物レンズ7の記憶素子に記憶することも可能であり、ユーザ固有の情報を対物レンズ7に持たせることができる。
なお、第1実施の形態において、ブローバ部材10は、顕微鏡本体2のレボルバ8を回転可能に支持する顕微鏡本体2の支持部に第2実施の形態と同様に支持され、顕微鏡1の光軸Iに挿入された対物レンズ7の電極部7aにプローバ接触子10b、10bを接触させるように構成することも可能である。
また、電気的部品には、メモリなど以外に小型のモータ等の電動部品を配置することも可能である。
以上述べたように、上記実施の形態によれば、電気的部品を内蔵し、外部との電気的接続を可能にする電極を有する対物レンズと、この対物レンズの電極と電気的接続を可能にするプローバ部材と、これらを有する顕微鏡を提供することが可能になる。
対物レンズが各種電気部品を内蔵することができ、鏡筒外周部に設けられた電極と、顕微鏡側に設けられたプローバ部材とによって電気的接触ができるため、対物レンズの各種情報を対物レンズ自身が内蔵することが可能になる。また、対物レンズの情報を顕微鏡の制御装置が受信して顕微鏡の動作を制御することが可能になる。また、使用中の対物レンズに対するユーザ固有の情報を対物レンズに記憶することも可能であり、再度使用するときに迅速に各種条件を制御装置が顕微鏡に設定することができる。
なお、上述の実施の形態は例に過ぎず、上述の構成や形状に限定されるものではなく、本発明の範囲内において適宜修正、変更が可能である。
第1実施の形態に係る顕微鏡の概略構成図である。 レボルバの構造を示す拡大図であり、(a)は側面から見た図であり、(b)は対物レンズ7側から見た図である。 実施の形態に係る電極部を有する対物レンズを示す図である。 対物レンズの断面の部分図である。 図3の対物レンズを先端レンズ側から見た図である。 対物レンズの電極部に使用される絶縁リングの一例を示し、(a)は側面図、(b)は正面図をそれぞれ示す。 対物レンズの電極部に使用される電極リングの一例を示す。 電気部品等を搭載するフレキシブル基板の一例である。 プローバ部材10の断面図である。 第2実施の形態に係る対物レンズと、プローバ部材と、これらを有する顕微鏡の概略構成図である。 第2実施の形態にかかる顕微鏡の対物レンズ交換装置の拡大図で、標本側から見た図を示す。
符号の説明
1 顕微鏡
2 顕微鏡本体
3 制御装置
4 入力装置
5 ケーブル
6 ステージ
7 対物レンズ
7a 電極部
8 レボルバ
9 観察光学系
10 プローバ部材
10b プローバ接触子
28 固定スライド部材
29 スライド部材
30 スライド式対物レンズ交換装置
31 台座部
a、b アーム部
I 光軸
O レボルバ回転軸

Claims (9)

  1. 電気的部品を内蔵し、当該電気的部品と外部との接続を可能にする電極が鏡筒外周部に配設されていることを特徴とする対物レンズ。
  2. 前記電極は、前記鏡筒外周部のほぼ一周に亘って配設されていることを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ。
  3. 前記電気的部品は、前記対物レンズのレンズ枠と対物レンズスリーブとの間に配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の対物レンズ。
  4. 請求項1から請求項3に記載の対物レンズを顕微鏡の光軸に択一的に配置する対物レンズ交換装置の近傍に配置され、前記顕微鏡の光軸に配置された前記対物レンズの前記電極に電気的に接続することを特徴とするプローバ部材。
  5. 前記対物レンズ交換装置はレボルバであり、前記レボルバの回転中心近傍に前記レボルバの回転に対して非回転に支持されていることを特徴とする請求項4に記載のプローバ部材。
  6. 前記対物レンズの前記電極に接触するプローバ電極部分を前記対物レンズの前記電極に向けて押圧する押圧手段を有することを特徴とする請求項4または5に記載のプローバ部材。
  7. 請求項1から請求項3に記載の対物レンズと、請求項4から請求項6に記載のプローバ部材とを具備することを特徴とする顕微鏡。
  8. 前記顕微鏡は、観察標本を載置するステージと、
    前記対物レンズの光軸方向の前記対物レンズと前記ステージとの間隔を可変にする駆動装置を有し、
    前記対物レンズに設置された電極に前記プローバ部材の電極を接触させ、対物レンズ情報の送受信を行う際、前記駆動装置は、前記対物レンズと前記ステージとの間の間隔を広げる方向に駆動することを特徴とする請求項7に記載の顕微鏡。
  9. 前記対物レンズ情報の送受信が終了した後、前記駆動装置は、前記対物レンズと前記ステージとの間の間隔を近づける方向に駆動することを特徴とする請求項8に記載の顕微鏡。
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