JP2008281842A - トナー供給装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

トナー供給装置及びこれを用いた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008281842A
JP2008281842A JP2007126794A JP2007126794A JP2008281842A JP 2008281842 A JP2008281842 A JP 2008281842A JP 2007126794 A JP2007126794 A JP 2007126794A JP 2007126794 A JP2007126794 A JP 2007126794A JP 2008281842 A JP2008281842 A JP 2008281842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
container
supply device
toner supply
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007126794A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Aketo
秀一 明渡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2007126794A priority Critical patent/JP2008281842A/ja
Publication of JP2008281842A publication Critical patent/JP2008281842A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】トナー容器を位置決め保持し容器本体の回転による振れを抑制して安定したトナー供給を実現できるトナー供給装置及びこれを用いた画像形成装置を提供する。
【解決手段】容器本体310と支持部材350とを備えるトナー容器300と、トナー容器300を保持する保持トレイ360とを備え、容器本体310を回転させて容器本体310の略中央部に形成されたトナー排出孔314からトナーを排出するようにしたトナー供給装置30において、容器本体310の両端部に第1係合部310a,第2係合部310bを形成し、保持トレイ360にはそれぞれの係合部に対応する第1係止部362,第2係止部363を形成し、第1係合部310a,第2係合部310bを回転可能に支持するとともに、保持トレイ360にトナー容器300を位置決めすることを特徴とするものである。
【選択図】図4

Description

本発明は、トナー供給装置及びこれを用いた画像形成装置に関し、特に、電子写真方式を採用した複写機、プリンタ、ファクシミリ機等の画像形成装置に搭載される現像装置にトナーを自動供給するトナー供給装置及びこれを用いた画像形成装置に関する。
一般に、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、これらの少なくとも2つの機能を有する複合機等の画像形成装置においては、静電潜像を感光体ドラム上に形成し、現像剤を現像装置から感光体ドラムへと供給し、現像剤により感光体ドラム上の静電潜像を現像して、感光体ドラム上に現像剤の画像を形成し、現像剤の画像を感光体ドラムから記録用紙に転写し、記録用紙を加熱及び加圧して、現像剤の画像を記録用紙上に定着させている。
現像装置では、例えばトナーと磁性キャリアを混合してなる2成分現像剤を攪拌して、トナーを帯電させ、現像ローラを回転させつつ、2成分現像剤を現像ローラ表面に付着させて、2成分現像剤を現像ローラと感光体ドラム間の現像領域へと搬送供給し、2成分現像剤のトナーにより感光体ドラム上の静電潜像を現像する。
また、現像装置において、トナーは、2成分現像剤として感光体ドラム上の静電潜像を現像することにより消費されるため、その消費分をトナー供給装置によって、現像装置に逐次補給されるようになっている。トナー供給装置は、トナーが充填されたトナー容器と、現像装置に補給されるトナーを一時的に収納して現像装置に必要量のトナーを供給する中間ホッパ部(トナー補給槽)を備え、この中間ホッパ部にトナー容器から補給するトナーを供給するようになっている。中間ホッパ部にトナー容器を装着させる部位には、トナー容器を中間ホッパ部に着脱可能な構成となるような装着機構が設けられ、かかる装着機構には、トナー容器のトナー排出孔と中間ホッパを接続するための補給路が形成されている。
このようにして、トナーは、トナーカートリッジやトナーボトル等のトナー容器を含むトナー供給装置から現像装置に補給され、トナー容器内のトナーがほぼすべて消費されたときに、トナー容器はユーザによって適宜に新品のものと交換される。
従来では、トナー容器を装着する場合、トナー供給装置に対して明確なガイドや位置決め部材が無いと操作性が悪くなり、トナー容器が所定の位置に装着されずに乗り上げたり、誤挿入が生じるという問題があった。それに伴い、トナー供給装置において動作不良が生じたり、トナー容器装着部が破損する虞があった。また、トナー容器が正常に装着されていないとトナー排出量が安定しないことがあるという問題も生じる。
そこで、上記問題の対策として、トナー容器の脱着時にはトナー排出孔が常に上方を向くように位置決めして装着するための本体側位置決め部と、トナー容器の装着後に一定の付勢力により前記トナー容器の基端部を先端部方向に付勢する状態を維持する付勢部材と、を備えて、トナーカートリッジが提案されている(特許文献1を参照)。
特開2001−228692号公報
しかしながら、このような従来技術では、トナー容器をトナー供給装置に装着する場合、単にトナー容器の長手方向に該トナー容器を挿入して、付勢部材によりトナー容器の基端部を先端部方向に付勢しているだけなので、先端側のみが保持されて他端側が保持されていないため、容器本体の回転に伴い容器本体自体に振れが生じて、容器本体から排出されるトナーの量が安定しないという問題がある。
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で、トナー容器を位置決め保持し容器本体の回転による振れを抑制して安定したトナー供給を実現できるトナー供給装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明に係るトナー供給装置およびこれを用いた画像形成装置の各構成は、次の通りである。
請求項1に記載したトナー供給装置は、トナーが充填された筒状の容器本体と該容器本体を回転可能に支持する支持部材とを備えるトナー容器と、前記トナー容器を保持する保持部とを備え、前記トナー容器は、容器本体軸線方向の略中央部にトナー排出孔が形成され、前記容器本体をその軸線を回転軸として回転させることにより前記トナー排出孔からトナーを排出するようにしたトナー供給装置において、前記容器本体の軸線方向の両端部に凸状係合部を形成し、前記保持部には前記凸状係合部にそれぞれ対応する係止部を形成し、前記係止部が前記凸状係合部を回転可能に支持するとともに、前記保持部に対して前記トナー容器を位置決めすることを特徴とするものである。
請求項2に記載したトナー供給装置は、請求項1に記載した構成に加えて、前記係止部の一側部を、前記凸状係止部が着脱可能に開放形成することを特徴とするものである。
請求項3に記載したトナー供給装置は、請求項1または2に記載した構成に加えて、前記容器本体を、円筒状で一体成型で形成することを特徴とするものである。
請求項4に記載したトナー供給装置は、請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載した構成に加えて、前記容器本体の材質に高密度ポリエチレン(HDPE)を用いることを特徴とするものである。
請求項5に記載したトナー供給装置は、請求項1乃至4のうちの何れか一項に記載した構成に加えて、前記支持部材の外周部に取手を備えることを特徴とするものである。
請求項6に記載したトナー供給装置は、請求項1乃至5のうちの何れか一項に記載した構成に加えて、前記容器本体の両端部と前記係止部とを、容器本体軸線方向で1mmから3mmの範囲で間隙をとって配置することを特徴とするものである。
請求項7に記載したトナー供給装置は、請求項1乃至6のうちの何れか一項に記載した構成に加えて、前記保持部の構成を、前記トナー容器をスライド搬送させて前記トナー容器を回転駆動する駆動手段に連結するようにすることを特徴とするものである。
請求項8に記載した画像形成装置は、静電潜像が形成される静電潜像担持体を有する画像形成部と、帯電性のトナーと磁性のキャリアの2成分を混合して帯電された現像剤を前記静電潜像担持体に搬送する現像ローラを有する現像装置と、前記現像装置で使用されたトナー量に応じてトナーを供給するトナー供給装置とを備え、印刷画像情報に基づき電子写真方式により前記静電潜像担持体上に形成された静電潜像を前記現像剤によって顕像化するようにした画像形成装置において、前記トナー供給装置として、請求項1乃至7のうちの何れか一項に記載したトナー供給装置を用いることを特徴とするものである。
請求項1に記載した発明によれば、トナーが充填された筒状の容器本体と該容器本体を回転可能に支持する支持部材とを備えるトナー容器と、前記トナー容器を保持する保持部とを備え、前記トナー容器は、容器本体軸線方向の略中央部にトナー排出孔が形成され、前記容器本体をその軸線を回転軸として回転させることにより前記トナー排出孔からトナーを排出するようにしたトナー供給装置において、前記容器本体の軸線方向の両端部に凸状係合部を形成し、前記保持部には前記凸状係合部にそれぞれ対応する係止部を形成し、前記係止部が前記凸状係合部を回転可能に支持するとともに、前記保持部に対して前記トナー容器を位置決めすることで、簡単な構成で、容器本体の両端部を正確な位置で保持して容器本体の安定した回転を実現できるので、容器本体の回転による振れを抑制して、安定したトナー供給を実現できる。また、容器本体が正確に位置決めされるため、回転駆動を伝達するためにカップリング等の連結部材を用いた場合の駆動時の振動動作を抑えることができる。
また、請求項1〜8に記載の発明で得られる上記共通の効果に加え、各請求項に記載の発明によれば次の効果を得ることができる。
詳しくは、請求項2に記載した発明によれば、請求項1に記載の発明で得られる効果に加えて、前記係止部の一側部を、前記凸状係止部が着脱可能に開放形成することで、例えば、係止部の一側部を切り欠いてU字状とすることで、凸状係止部の着脱操作を容易に行うことができ、容器本体を正確に位置決め保持することができる。
請求項3に記載した発明によれば、請求項1または2に記載の発明で得られる効果に加えて、前記容器本体を、円筒状で一体成型で形成することで、トナー漏れなどがなく、簡単な構成で組み立て作業も効率化を図ることができる。
請求項4に記載した発明によれば、請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載の発明で得られる効果に加えて、前記容器本体の材質に高密度ポリエチレン(HDPE)を用いることで、強度を高くでき、大量のトナーを収容することができる。
請求項5に記載した発明によれば、請求項1乃至4のうちの何れか一項に記載の発明で得られる効果に加えて、前記支持部材の外周部に取手を備えることで、トナー容器の挿入、脱着をスムーズに行うことができる。
請求項6に記載した発明によれば、請求項1乃至5のうちの何れか一項に記載の発明で得られる効果に加えて、前記容器本体の両端部と前記係止部とを、容器本体軸線方向で1mmから3mmの範囲で間隙をとって配置することで、トナー容器の挿入、脱着をスムーズに行うことができる。また、容器本体の回転による振動などが発生し難いが起こりにくい。
請求項7に記載した発明によれば、請求項1乃至6のうちの何れか一項に記載の発明で得られる効果に加えて、前記保持部の構成を、前記トナー容器をスライド搬送させて前記トナー容器を回転駆動する駆動手段に連結するように構成することで、前記保持手段(トレー)を引出すことで広い作業スペースを確保できるので、トナー容器の挿入、脱着をスムーズに行うことができる。
請求項8に記載した画像形成装置は、静電潜像が形成される静電潜像担持体を有する画像形成部と、帯電性のトナーと磁性のキャリアの2成分を混合して帯電された現像剤を前記静電潜像担持体に搬送する現像ローラを有する現像装置と、前記現像装置で使用されたトナー量に応じてトナーを供給するトナー供給装置とを備え、印刷画像情報に基づき電子写真方式により前記静電潜像担持体上に形成された静電潜像を前記現像剤によって顕像化するようにした画像形成装置において、前記トナー供給装置として、請求項1乃至7のうちの何れか一項に記載したトナー供給装置を用いることで、前記トナー供給装置に装着されるトナー容器の回転動作をスムーズにして現像装置へのトナー補給量を安定させることができる画像形成装置を実現できる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は本発明に係るトナー供給装置が搭載される画像形成装置の実施形態の全体の構成を示す説明図、図2は前記画像形成装置の装置本体の構成を示す部分詳細図である。
なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態に係る画像形成装置1Aは、図1,図2に示すように、スキャナ等に読み込まれた画像データや外部から伝達された画像データを電子写真方式によって、画像形成部14において回転駆動される円筒状の感光体ドラム3上に静電潜像を形成して、現像装置2において前記静電潜像を帯電性のトナーと磁性キャリアの2成分を混合して帯電された現像剤によって現像剤像として可視像化した後、記録媒体となる所定のシート状の記録用紙(以下、用紙と称する。)に転写してモノクロ(単色)画像として出力する画像形成装置であって、現像装置2で使用されたトナー量に応じてトナーを供給するトナー供給手段として、本発明に係るトナー供給装置30を採用したものである。
画像形成装置1Aは、用紙Pを複数枚積載可能な給紙トレイ8と、この給紙トレイ8から供給される用紙Pを画像形成部14に搬送する用紙搬送部59と、画像形成部14で印字された用紙P上の未定着トナーを溶融させて定着させる定着ユニット6へ搬送する用紙搬送装置7とを備えており、予め設定された複数の排出処理モードに対応した用紙Pの搬送速度に基づいて、印字要求に応じて選択的に用紙Pの搬送速度を制御して給紙トレイ8から自動的に排紙トレイ9に用紙Pを供給可能としたものである。
まず、画像形成装置1Aの全体構成について説明する。
画像形成装置1Aは、図1に示すように、主に、露光ユニット1、現像装置2、トナー供給装置30、感光体ドラム3、帯電器4、除電装置41、クリーナユニット5、定着ユニット6、用紙搬送装置7、用紙搬送路7a、給紙トレイ8、排紙トレイ9および転写機構10等を備える装置本体1A1と、自動原稿処理装置1A2とにより構成されている。
装置本体1A1の上面部には、原稿が載置される透明ガラスからなる原稿載置台21が設けられ、この原稿載置台21の上方には、自動原稿処理装置1A2が上方に向かい揺動開放自在に設けられ、一方、この原稿載置台21の下方には、原稿の画像情報を読み取る原稿読み取り部であるスキャナ部22が配置されている。
そのスキャナ部22の下方には、露光ユニット1、現像装置2、感光体ドラム3、帯電器4、除電装置41、クリーナユニット5、定着ユニット6、用紙搬送装置7、用紙搬送路7a、排紙トレイ9、および転写機構10が配設され、さらに、その下方には、用紙Pが収納された給紙トレイ8が配設されている。
露光ユニット1は、不図示の画像処理部から出力された画像データに応じて、レーザ光を帯電器4によって均一に帯電された感光体ドラム3の表面に照射して露光することにより、かかる感光体ドラム3の表面に画像データに応じた静電潜像を書込み形成する機能を有するものである。かかる露光ユニット1は、スキャナ部22の直下で且つ感光体ドラム3上方に配置され、レーザ照射部11および反射ミラー12を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)13a、13bが採用されている。本実施形態では、高速印字処理を行うために、複数のレーザ光を利用し、照射タイミングの高速化を低減する手法を採用し、2ビーム手法を採用しているものとする。なお、本実施形態では、露光ユニット1にレーザスキャニングユニット(LSU)13a、13bを用いているが、発光素子をアレイ状に並べたもの、例えば、ELやLED書込みヘッドを用いるものであっても良い。
感光体ドラム3は、略円筒形状を呈し、露光ユニット1の下方に配設され、不図示の駆動手段と制御手段により所定方向(図中の矢印A方向)に回転するように制御されている。この感光体ドラム3の外周面に沿って、図2に示すように、画像転写終了後の位置を基準として感光体ドラム回転方向下流側に向かい、用紙剥離爪31、クリーナユニット5、電界発生部としての帯電器4、現像装置2、除電装置41の順に配置されている。
用紙剥離爪31は、ソレノイド32により感光体ドラム3の外周面に接離可能に配置されている。この用紙剥離爪31は、感光体ドラム3の外周面に当接した状態で、感光体ドラム3上の未定着トナー像を用紙Pに転写する際にその感光体ドラム3の表面に張り付いた用紙Pを剥離するものである。なお、用紙剥離爪31の駆動手段として、ソレノイド32の換わりに駆動用モータ等を採用しても良く、その他の駆動手段の選択も可能である。
現像装置2は、感光体ドラム3上に形成された静電潜像を黒トナーで顕像化するものであって、感光体ドラム回転方向(図中の矢印A方向)で帯電器4より下流側で感光体ドラム3の側方で略水平(図中で右側)に配置されている。この現像装置2の下方には、記録媒体搬送方向上流側にレジストローラ15が配置されている。
トナー供給装置30は、トナーが充填されたトナー容器300から排出されるトナーを一時的に中間ホッパ部33に貯留してから現像装置2に供給するものであって、現像装置2に隣接するようにして配置されている。なお、トナー供給装置30の詳細については、後述するものとする。
レジストローラ15は、給紙トレイ8から供給された用紙Pの先端と感光体ドラム3上のトナー像とを整合して感光体ドラム3と転写ベルト103との間に搬送するように、不図示の駆動手段および制御手段により動作制御されている。
帯電器4は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であって、感光体ドラム3の上方でその外周面に近接して配置されている。なお、本実施形態では、チャージャー型の帯電器4を使用しているが、接触型のローラ方式によるものやブラシ方式によるものに代用しても良い。
除電装置41は、感光体ドラム3の表面に形成されたトナー像を用紙Pに転写し易くするために、かかる感光体ドラム3の表面電位を低下させるための転写前除電手段であって、感光体ドラム回転方向で現像装置2より下流側で、かつ感光体ドラム3の下方でその外周面に近接して配置されている。なお、本実施形態では、除電装置41は、除電電極を用いて構成されているが、除電電極の替わりに除電ランプを使用したり、その他の方式により除電するようにしたものであっても良い。
クリーナユニット5は、現像・画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを除去・回収するものであって、感光体ドラム3を挟んで現像装置2と略対向する位置で感光体ドラム3の側方で略水平(図中で左側)に配置されている。
上述したように、感光体ドラム3上で顕像化された静電像は、静電像が有する電荷の逆極性の電界が搬送される用紙P上に転写機構10から印加されることで用紙P上に転写される。例えば、静電像が(−)極性の電荷を有している時は、転写機構10の印加極性は(+)極性となる。
転写機構10は、駆動ローラ101、従動ローラ102、および他のローラで架橋されると共に、所定の抵抗値(本実施形態では、1×10〜1×1013Ω・cmの範囲)を有する転写ベルト103が配置された転写ベルト式ユニットで構成され、感光体ドラム3の下方で、転写ベルト103の表面が感光体ドラム3の外周面の一部と接触するように配置されている。この転写ベルト103により、用紙Pを感光体ドラム3に押圧しながら搬送するようになっている。感光体ドラム3と転写ベルト103の接触部104には、駆動ローラ101および従動ローラ102とは、異なる導電性で転写電界を印加可能な弾性導電性ローラ105が配置されている。
弾性導電性ローラ105は、弾性ゴム、発泡性樹脂等の軟質材料により構成されている。この弾性導電性ローラ105が弾性を有することで、感光体ドラム3と転写ベルト103とが線接触でなく、転写ニップと呼ばれる所定の幅を有する面接触となるので、搬送される用紙Pへの転写効率の向上を図ることができる。
さらに、転写ベルト103の転写領域の用紙搬送方向下流側には、搬送される用紙Pが転写領域で印加された電界を除電し、次工程への搬送をスムーズに行う為の除電ローラ106が転写ベルト103の背面側に配置されている。
また、図2に示すように、転写機構10には、転写ベルト103の残留トナーによる汚れを取るクリーニングユニット107と、転写ベルト103の除電を行う複数の除電機構108が配置されている。この除電機構108に用いられる除電を行うための手法として、装置を介して接地する手法、若しくは積極的に転写電界の極性と逆極性を印加する手法がある。
転写機構10で用紙P上に転写された静電像(未定着トナー)は、定着ユニット6に搬送されて加圧・加熱されることで未定着トナーが溶融されて用紙P上に定着される。定着ユニット6は、図2に示すように、加熱ローラ6a、加圧ローラ6bを備え、この加熱ローラ6aと加圧ローラ6bとによって、用紙Pを挟持した状態で加熱ローラ6aを回転させ、加熱ローラ6aと加圧ローラ6bとの間を通過させることにより、用紙P上に転写されたトナー像を溶融して定着させるものである。定着ユニット6の用紙搬送方向下流側には、用紙Pを搬送する搬送ローラ16が設けられている。
加熱ローラ6aは、その外周部には用紙剥離爪611、ローラ表面温度検出部材であるサーミスター612、ローラ表面クリーニング部材613が配置され、内周部には、加熱ローラ表面を所定温度(定着設定温度:概ね160〜200℃)とする熱源614が設けられている。加圧ローラ6bは、ローラの両端部で加熱ローラ6aに対し所定圧量で加圧ローラ6bが圧接することが可能な加圧部材621が配置され、さらに、加圧ローラ6bの外周には加熱ローラ6aの外周と同様に用紙剥離爪622、ローラ表面クリーニング部材623が配置されている。
定着ユニット6は、図2に示すように、いわゆる定着ニップ部と呼ばれる加熱ローラ6aと加圧ローラ6bとの圧接部600において、搬送される用紙P上の未定着トナーを加熱ローラ6aにより加熱して溶融し、かかる加熱ローラ6aと加圧ローラ6bとの圧接力による用紙P上への投鋲作用で、未定着トナーを用紙P上に定着するようになっている。
給紙トレイ8は、画像情報が出力(印字)されるシート(用紙)を複数枚蓄積しておくためのものであり、露光ユニット1、現像装置2、感光体ドラム3、帯電器4、除電装置41、クリーナユニット5、定着ユニット6等で構成される画像形成部14の下側に構成されている。この給紙トレイ8の排紙側上部には、用紙ピックアップローラ8aが配置されている。
この用紙ピックアップローラ8aは、給紙トレイ8内に積載収容された用紙Pを最上層から1枚ずつピックアップし、下流側に向かって(便宜上の用紙Pの流れ出し側、換言するとカセット側を上流、排紙側を下流とする。)用紙搬送路7a上のレジストローラ(「アイドルローラ」とも称する。)15側に搬送するようになっている。
本実施形態に係る画像形成装置1Aでは、高速印字処理を行うことを目的とするため、画像形成部14の下方に定型サイズの用紙Pを各々のトレイに500〜1500枚収納可能な複数の給紙トレイ8が配置され、一方、装置側面には複数の用紙種類を多量に収納可能な大容量給紙カセット81が配置されると共に、かかる大容量給紙カセット81の上方に、主に不定型サイズの印字等に対応する手差しトレイ82が設けられている。
排紙トレイ9は、手差しトレイ82とは反対側の装置側面に配置されている。また、排紙トレイ9に変わって、排紙用紙のステープル、パンチ処理等を行う後処理装置や複数段排紙トレイ等をオプションとして配置することも可能な構成となっている。
用紙搬送装置7は、前述した感光体ドラム3と給紙トレイ8との間に構成され、用紙搬送装置7に備わる用紙搬送路7aを経由させて、給紙トレイ8から供給される用紙Pを一枚ずつ転写機構10に搬送し、転写機構10において、感光体ドラム3からトナー像が転写された用紙を定着ユニット6に搬送し、定着ユニット6において、未定着トナー像を用紙に定着した後に、指定された排紙処理モードに応じて形成された用紙搬送路や分岐爪によって用紙を搬送するように構成されている。
本実施形態に係る画像形成装置1Aは、予め設定された排出処理モードとして、片面印字モードおよび両面印字モードが設定されている。片面印字モードにおいて、排出処理として印字面を上方に向けて排出されるフェースアップ排出、および、印字面を下方に向けて排出されるフェースダウン排出が設定されている。
次に、本実施形態に係る特徴的なトナー供給装置30と現像装置2の構成について図面を参照して詳細に説明する。
図3は本実施形態に係る画像形成装置に備わる現像装置とトナー供給装置の構成を示す概略側面断面図、図4は前記トナー供給装置の構成を示す図3のP矢視図、図5は前記トナー供給装置を構成するトナー容器とそれを保持する保持トレイの構成を示す斜視図である。
現像装置2は、図3に示すように、外装部を形成するホッパ200のトナー供給装置30に備わるトナーを供給するための開口部30aと当接する部位には、トナーを導入するためのトナー導入口201が形成されている。ホッパ200内部には、現像ローラ202、パドルローラ203、混合ローラ204、搬送ローラ205、仕切り板206、および規制部材となるドクター207が設けられている。
ホッパ200では、トナー供給装置30から供給され、トナー導入口201から導入されたトナーが搬送ローラ205で混合ローラ204へ搬送され、磁性キャリアと混合されて二成分系現像剤が形成される。かかる現像剤がパドルローラ203で撹拌されながら、静電潜像を現像するための現像ローラ202に供給され、感光体ドラム3に担持された静電潜像に搬送される。また、現像ローラ202に供給された現像剤は、ドクター207により供給量を規制され、規制された余剰現像剤は、仕切り板206によって、ドクター207と離隔する位置へ還流される。
トナー供給装置30は、図3に示すように、現像装置2に隣接して配設され、トナーが充填されたトナー容器300から排出されるトナーを一時的に中間ホッパ部33に貯留してから現像装置2に供給する。本実施形態では、トナー容器300は、トナーが充填される容器本体310が支持部材350に回転可能に支持される構成である。
容器本体310は、円筒状を呈し、その軸線方向の両端部には、第1係合部(凸状係合部)310a,第2係合部(凸状係合部)310bが軸線方向に円柱状に突出形成されている。支持部材350の外周部には取手350cが形成されている。
中間ホッパ部33の上部には、トナー容器300を保持する保持トレイ360が設けられている。保持トレイ360は、図3,図4に示すように、配置されるトナー容器300の軸線方向の略中央部で支持部材350を保持するとともに、両端部で容器本体310の両端部を回転可能に保持するようにされている。
保持トレイ360は、図5に示すように、上方からトナー容器300が装着可能に構成され、トナー容器300の下側の一部を軸線方向に渡り包囲するとともに支持部材350が装着される底部361を備え、該底部361の長手方向の両端部、すなわち、装着される容器本体310の軸線方向の両端部には、容器本体310の両端部の第1係合部310a及び第2係合部310bがそれぞれ取付けられる第1係止部(係止部)362及び第2係止部(係止部)363が形成されている。
底部361の略中央部には、支持部材350が装着される支持部材装着部361aが形成され、支持部材350に形成されたトナー供給孔300aと対向する位置にトナーを通過させるトナー連通口361bが開口形成されている。
第1係止部362及び第2係止部363は、容器本体310の軸線方向に対して略垂直方向に設けられ、それぞれの係止部に配置される第1係合部310a及び第2係合部310bを回転可能に支持するとともに、保持トレイ360に対して容器本体310を位置決め保持するようにされている。
具体的には、第1係止部362,第2係止部363には、図中上方の一側部を開放したU字状に形成された切り欠き係止部362a,363aが構成されている。切り欠き係止部362a,363aの底部は、それぞれ第1係合部310a,第2係合部310bに対応して円弧状に形成されている。この切り欠き係止部362a,363aにより第1係合部310a,第2係合部310bの着脱操作を容易にしている。
また、保持トレイ360は、図4に示すように、第1係止部362と第2係止部363との間にトナー容器300を装着した状態で、容器本体310の軸線方向の両端部318,319とこれらに対向する第1係止部362及び第2係止部363の側面との隙間R1,R2が、容器本体軸線方向で1mmから3mmの範囲となるように構成することが好ましい。本実施形態では、隙間R1,R2をそれぞれ1.5mmに設定することで、作業性と嵌合性の両立を図ることができた。
また、保持トレイ360は、トナー容器300をその軸線方向にスライド搬送させて該トナー容器300を回転駆動する本体側連結部800に連結するようになっている。
具体的には、図3,図4に示すように、保持トレイ360の幅方向(トナー容器300の軸線方向に対して水平に直交する方向)の両側部に、保持トレイ360と中間ホッパ部33とをトナー容器300の軸線方向に沿ってスライド動作可能に連結するスライドガイド(または、スライドレール)370,370が設けられている。
トナー容器300の容器本体310の一端側は、図4に示すように、画像形成装置1Aの本体側に設けられている本体側連結部800に連結される。本体側連結部800は、画像形成装置1Aのモータ等の駆動源805からの駆動力によって回転する略円盤状の継手受部801を有し、この継手受部801と容器本体310とが連結される。
ここで、トナー容器300と本体側連結部800との連結を詳細に説明する。
容器本体310の一端部318には嵌合凸部311および補給蓋312が設けられている。本体側連結部800には、嵌合凸部311および補給蓋312と嵌合関係にある凹型受部802が形成された継手受部801に設けられている。
容器本体310の嵌合凸部311および補給蓋312が形成された一端部318が継手受部801に向かう方向(図4に示す矢印S方向)にトナー容器300を動かすことによって、トナー容器300を画像形成装置1Aに設置する際に、継手受部801の凹型受部802に嵌合凸部311および補給蓋312が嵌め込まれて、容器本体310が継手受部801に連結される。また、容器本体310が継手受部801に連結される状態では、トナー容器300が保持トレイ360を介して中間ホッパ部33に載置され、容器本体310の支持部材350に形成されたトナー供給孔300aと中間ホッパ部33に形成された開口部33aが連通可能な位置関係となる。
継手受部801は、図4に示すように、画像形成装置1Aの筐体808を貫通する回転軸804の回転中心に一致するように、回転軸804に取り付けられ、筐体808と継手受部801との間の回転軸804には、圧縮コイルばね等のばね部材803が取り付けられている。ばね部材803は、継手受部801を筐体808から離間する方向へ付勢している。そのため、トナー供給装置30が継手受部801を押圧した状態となるように図示しない規制部材によって、トナー供給装置30の装着方向(矢印S方向)に沿った移動が規制される。
上述したように、画像形成装置1Aに装着されたトナー供給装置30では、画像形成装置1Aの駆動源805からの駆動力が、歯車等の減速装置806および回転軸804を介して継手受部801に伝達される。この継手受部801が回転することにより、容器本体310が円筒軸を中心に回転して容器本体310内に充填されたトナーが排出され、支持部材350に形成されたトナー供給孔300aからトナーが中間ホッパ部33へ送出される。
中間ホッパ部33に送出されたトナーは、中間ホッパ部33内にて、まず、撹拌部材34によって撹拌される。撹拌部材34は、図4に示すように、撹拌軸34aに撹拌羽根34bが設けられている。この撹拌軸34aが回転することによって、撹拌軸34a周りを撹拌羽根34bが回転して、トナー容器300から供給された中間ホッパ部33内のトナーが撹拌される。
撹拌部材34によって撹拌されたトナーは、図3に示すように、撹拌部材34の撹拌動作によって、搬送ローラ35を介して供給ローラ36側に送出される。供給ローラ36は、撹拌部材34から搬送ローラ35を経て送出されたトナーを中間ホッパ部33の現像装置2と当接する部位に形成された開口部30aへ送出する。このようにして現像装置2にトナーの供給が行われる。
また、トナー容器300の支持部材350の底面側(画像形成装置1Aにトナー容器300を装着したときの下面)には、図3に示すように、トナー容器300から供給されるトナーを支持部材350外部に排出するためのトナー供給孔300aを開閉するためのシャッタ開閉機構400が設けられている。つまり、シャッタ開閉機構400により支持部材350のトナー供給孔300aが開放状態になると、トナー供給孔300aと、中間ホッパ部33に設けられた開口部33aとが保持トレイ360のトナー連通口361bを介して連通状態となり、トナー容器300から排出されるトナーが中間ホッパ部33に供給される。
次に、本実施形態に係る特徴的なトナー容器300の構成について、図面を参照して詳細に説明する。
図6は本実施形態におけるトナー容器の構成を示す正面図であって、図3のP矢視図、図7は前記トナー容器を組み立てる状態を示す正面図、図8は図7のQ矢視図、図9は前記トナー容器を構成する容器本体の構成を示す正面図であって、図7に示す容器本体の背面図、図10(a)は前記容器本体の本体側連結部に連結される端部の構成を示す斜視図、(b)は前記端部の構成を示す正面図である。
トナー容器300は、上述したように、略円筒形状の容器本体310と支持部材350を含む構成である。容器本体310は、図6,図7および図8に示すように、略半円筒形状の第1支持部材350a、第2支持部材350bを組み合わせて構成される支持部材350に回転可能に支持されている。
容器本体310は、図9に示すように、3つの略円筒状の、第1容器部315、第2容器部316、第3容器部317からなり、これらの各容器部は、例えば、ポリフェニレンエーテルや高密度ポリエチレン(HDPE)などの合成樹脂をブロー成型することによって一体成型されて製造される。
第3容器部317は、第1容器部315と第2容器部316との間に設けられ、第1容器部315および第2容器部316は、それぞれ円筒状の容器本体310の軸線方向の端部となる端部318,319を備える。
また、容器本体310は、図7,図8に示すように、内部にトナーを収容するトナー収容部を含み、容器本体310の第3容器部317の略中央の外周面には、半径方向内側方向に陥没するトナー供給凹部313が設けられ、このトナー供給凹部313の一端には、容器本体310に収容されるトナーを排出するためのトナー排出孔314が設けられる。このような構成の容器本体310の第3容器部317を支持部材350で支持するとともに、図4に示すように、端部318,319を保持トレイ360により回転可能に支持して円筒軸の中心に回転しながら、トナー排出孔314からトナーを容器本体310の外周面に形成されたトナー供給凹部313に排出する。
第1容器部315は、前述した画像形成装置1Aに設けられる本体側連結部800(図4参照)に配置される側となる。そのため、第1容器部315の端部318には、図10(a),(b)に示すように、本体側連結部800に連結するための連結部として端部318に同軸線上で円筒状に突出形成された第1係合部310aから突出する4つの嵌合凸部311が設けられている。
嵌合凸部311は、端部318の中心、すなわち略円筒状の容器本体310の円筒軸(軸線)を中心としてそれぞれ向かい合う嵌合凸部311が互いにほぼ対称に位置するようにそれぞれ配置されている。これら嵌合凸部311を介して、トナー供給装置30が画像形成装置1Aの本体側連結部800に装着されることにより、画像形成装置1Aの駆動源からの駆動力を受けて、容器本体310が軸線を中心に回転する。
また、端部318には、第1係合部310aの一部を貫通して開口されたトナー補給口320が設けられていると共に、トナー補給口320に対して補給蓋312が着脱可能に取り付けられている。トナー補給口320は、トナー容器300の容器本体310にトナーを補給するために設けられ、端部318の中央部に、上記円筒軸を中心として円形状に開口形成されている。補給蓋312は、トナー補給口320全体を覆ってトナー補給口320を密閉する。
この補給蓋312は、容器本体310の円筒軸を中心とした回転によってトナー補給口320から離脱しないように装着されている。さらに、補給蓋312は、トナー補給口320から容器本体310へのトナーの補給に際しては、トナー補給口320から離脱するようになっている。
第1容器部315の周面の内表面(以下、内周面)には、トナー容器300の容器本体310内のトナーを、円筒軸方向に搬送するために、複数の搬送部321が設けられている。これら搬送部321は、内周面から円筒軸方向に突出するように形成され、第1容器部315の周方向、および、軸線方向に沿って所定間隔を隔てて形成されている。また、搬送部321は、軸線方向に沿って互いに平行となるように形成されている。
また、搬送部321は、端部318側から第3容器部317方向へトナーを搬送するために、内周面における、容器本体310の円筒軸に垂直な方向に対して、搬送部321が所定の角度で傾斜するように形成されている。つまり、この搬送部321の円筒軸を中心とした容器本体310の回転方向に対して下流側が上流側に比べて、トナー排出孔314を有する第3容器部317側に位置するように、搬送部321が形成されている。
第2容器部316は、図9に示すように、略円筒状の容器本体310のうち、画像形成装置1Aに設けられる本体側連結部800(図4参照)に配置される側とは反対側の端部に設けられ、容器本体310の端部319を有している。第2容器部316の内径は、第1容器部315の内径と等しくなるように形成されている。
端部319には、同軸線上で円筒状に突出形成された第2係合部310bが設けられている。前述した第1係合部310aと第2係合部310bとは容器本体310の軸線と同軸線上で形成されている。
第2容器部316の内周面には、容器本体310内のトナーを、円筒軸方向に搬送するために、複数の搬送部322が設けられている。これら搬送部322は、内周面から円筒軸方向に突出するように形成され、第2容器部316の周方向および円筒軸方向に、所定間隔を隔てて形成されている。搬送部322は、円筒軸方向に互いに平行となるように形成されている。
また、搬送部322は、端部319側から第3容器部317方向へトナーを搬送するために、内周面における容器本体310の円筒軸に垂直な方向に対して搬送部322が所定の角度で傾斜するように形成されている。つまり、搬送部322は、円筒軸を中心とした容器本体310の回転方向に対して下流側が上流側に比べて、トナー排出孔314を有する第3容器部317側に位置するように形成されている。
さらに、第2容器部316の背面側には、図9に示すように、支持部材350に備わるシャッタ開閉機構400に係止する容器本体側係止凸部335が第3容器部317寄りに形成されている。
以上説明したように、本実施形態のトナー容器300の容器本体310では、第1容器部315と第2容器部316との間に第3容器部317が設けられているので、第2容器部316に形成されている搬送部322の傾斜は、第1容器部315に形成された搬送部321の傾斜とは逆方向となるように形成される。これにより、容器本体310が円筒軸を中心に回転(図8での矢印R方向)することにより、第1容器部315側に収容されているトナー、および、第2容器部316に収容されているトナーが、それぞれ、容器本体310の端部318、319から第3容器部317へと、搬送部321、322に沿って案内される。
第3容器部317は、上述したように、支持部材350に回転可能に支持される部位であり、図7および図9に示すように、その内周の径が、第1容器部315および第2容器部316の内周の径よりも幾分大きくなるように形成されている。これにより、第1容器部315および第2容器部316から搬送されたトナーを、確実に第3容器部317内に搬送して落とし込むことができるので、第3容器部317内には、常に一定量のトナーが保持されることになる。従って、容器本体310の回転が停止した場合にも、第3容器部317は所定量のトナーを保持しているので、再び、容器本体310が回転駆動した直後においても、安定してトナーの供給を行うことができる。また、容器本体310内のトナーの残量が少なくなった場合にも、第3容器部317に、一定量のトナーを保持することができるので、長時間にわたって、トナーの供給を安定に行うことができる。
次に、本実施形態に係るトナー供給装置30によるトナー供給における作用・効果を検証した結果について図面を参照して説明する。
図11は本実施形態に係るトナー供給装置によるトナーの供給状態を示すグラフである。
トナー供給装置によるトナー供給量の検証は、本実施形態に係るトナー供給装置30と従来のトナー供給装置とを用いて、トナー供給装置を30秒間運転した後に30秒間停止させる1分間を1サイクルとして連続運転により行ったもので、トナー容器を回転させるトナー・カートリッジ・モータ(以下、TCMと称する。)の運転に応じてトナー供給装置から落下するトナー量を比較したものである。
1サイクル毎のトナー落下量は、図11に示すグラフ、すなわち、縦軸にトナー落下量(トナー供給量)、横軸にTCM(トナー・カートリッジ・モータ)運転時間を表したグラフのようになった。
図11のグラフによると、従来のトナー供給装置の場合のトナー落下量は、運転開始から10分位経過する間は、トナー落下量が13g/分程度から30g/分程度の範囲で大きく変動して、それ以降90分程経過する間は、15g/分程度から27g/分程度の間でばらついて10g/分以上変動していることが解る。詳しくは、20分から50分付近において、トナー落下量が低下する傾向にある。
一方、本実施形態に係るトナー供給装置30の場合のトナー落下量は、運転開始から80分程経過する間で、23g/分程度から27g/分までの範囲で4g/分程度の少ない変動量で安定していることが解る。尚、双方において、100分程経過した以降130分程経過するまでトナー落下量が減少し続けているのは、トナー容器内のトナーがなくなりつつある状態を示している。
従って、上記結果より、本実施形態に係るトナー供給装置30によれば、運転開始直後から大きく変動することなく安定してトナーを供給することができる。これにより、トナー供給装置30を用いることでトナー濃度の変動が少ない現像装置を実現できるので、安定した画像出力を実現できる。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、トナー供給装置30の構成として、トナー容器300を保持する第1係止部362及び第2係止部363を備えた保持トレイ360を設け、容器本体310の両端部318,319に円柱状に突出した第1係合部310a,第2係合部310bを形成して、第1係止部362及び第2係止部363により容器本体310の両端部318,319を回転可能に支持するとともに、保持トレイ360に対してトナー容器300を位置決めすることで、容器本体310の回転動作を安定して行うことができる。これにより、容器本体310からトナーを安定して排出することができるので、現像装置2に対して安定したトナー供給を行うことができる。
また、本実施形態によれば、第1係止部362,第2係止部363に、上方の一側部を開放したU字状に形成された切り欠き係止部362a,363aをそれぞれ形成したことで、トナー容器300の着脱操作を容易に行うことができる。
さらに、本実施形態によれば、保持トレイ360と中間ホッパ部33とをスライドガイド(または、スライドレール)370,370によってスライド動作可能に構成したので、トナー容器交換作業を行う際に作業スペースを広くとることができるので、トナー容器300の着脱操作をさらに容易に行うことができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本実施形態では、一つのトナー容器を設置するモノクロ用の画像形成装置に設置されるトナー供給装置に本発明が適用されているが、複数のトナー容器を設置するカラー用の画像形成装置に本発明に係るトナー供給装置を適用することも可能である。
本発明に係るトナー供給装置が搭載される画像形成装置の実施形態の全体の構成を示す説明図である。 前記画像形成装置の装置本体の構成を示す部分詳細図である。 前記画像形成装置に備わる現像装置とトナー供給装置の構成を示す概略側面断面図である。 前記トナー供給装置の構成を示す図3のP矢視図である。 前記トナー供給装置を構成するトナー容器とそれを保持する保持トレイの構成を示す斜視図である。 前記トナー容器の構成を示す正面図であって、図3のP矢視図である。 前記トナー容器を組み立てる状態を示す正面図である。 図7のQ矢視図である。 前記トナー容器を構成する容器本体の構成を示す正面図であって、図7に示す容器本体の背面図である。 (a)は前記容器本体の本体側連結部に連結される端部の構成を示す斜視図、(b)は前記端部の構成を示す正面図である。 本実施形態に係るトナー供給装置によるトナーの供給状態を示すグラフである。
符号の説明
1A 画像形成装置
2 現像装置
30 トナー供給装置
310 容器本体
310a 第1係合部(凸状係合部)
310b 第2係合部(凸状係合部)
318,319 端部
350 支持部材
350c 取手
360 保持トレイ
361 底部
361a 支持部材装着部
361b トナー連通口
362 第1係止部(係止部)
362a 切り欠き係止部
363 第2係止部(係止部)
363a 切り欠き係止部
800 本体側連結部
R1,R2 隙間

Claims (8)

  1. トナーが充填された筒状の容器本体と該容器本体を回転可能に支持する支持部材とを備えるトナー容器と、前記トナー容器を保持する保持部とを備え、前記トナー容器は、容器本体軸線方向の略中央部にトナー排出孔が形成され、前記容器本体をその軸線を回転軸として回転させることにより前記トナー排出孔からトナーを排出するようにしたトナー供給装置において、
    前記容器本体は、軸線方向の両端部に凸状係合部が形成され、
    前記保持部は、前記凸状係合部にそれぞれ対応する係止部が形成され、
    前記係止部は、前記凸状係合部を回転可能に支持するとともに、前記保持部に対して前記トナー容器を位置決めすることを特徴とするトナー供給装置。
  2. 前記係止部は、一側部が前記凸状係止部の着脱可能に開放形成されていることを特徴とする請求項1に記載のトナー供給装置。
  3. 前記容器本体は、円筒状で一体成型で形成されることを特徴とする請求項1または2に記載のトナー供給装置。
  4. 前記容器本体は、材質に高密度ポリエチレンを用いることを特徴とする請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載のトナー供給装置。
  5. 前記支持部材は、外周部に取手を備えることを特徴とする請求項1乃至4のうちの何れか一項に記載のトナー供給装置。
  6. 前記容器本体の両端部と前記係止部とは、容器本体軸線方向で1mmから3mmの範囲で間隙をとって配置されることを特徴とする請求項1乃至5のうちの何れか一項に記載のトナー供給装置。
  7. 前記保持部は、前記トナー容器をスライド搬送させて前記トナー容器を回転駆動する駆動手段に連結することを特徴とする請求項1乃至6のうちの何れか一項に記載のトナー供給装置。
  8. 静電潜像が形成される静電潜像担持体を有する画像形成部と、帯電性のトナーと磁性のキャリアの2成分を混合して帯電された現像剤を前記静電潜像担持体に搬送する現像ローラを有する現像装置と、前記現像装置で使用されたトナー量に応じてトナーを供給するトナー供給装置とを備え、印刷画像情報に基づき電子写真方式により前記静電潜像担持体上に形成された静電潜像を前記現像剤によって顕像化するようにした画像形成装置において、
    前記トナー供給装置として、請求項1乃至7のうちの何れか一項に記載したトナー供給装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
JP2007126794A 2007-05-11 2007-05-11 トナー供給装置及びこれを用いた画像形成装置 Pending JP2008281842A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007126794A JP2008281842A (ja) 2007-05-11 2007-05-11 トナー供給装置及びこれを用いた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007126794A JP2008281842A (ja) 2007-05-11 2007-05-11 トナー供給装置及びこれを用いた画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008281842A true JP2008281842A (ja) 2008-11-20

Family

ID=40142692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007126794A Pending JP2008281842A (ja) 2007-05-11 2007-05-11 トナー供給装置及びこれを用いた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008281842A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101379857B1 (ko) 현상제 용기, 현상 장치, 처리 유닛 및 화상 형성 장치
JP4215784B2 (ja) トナー容器、トナー供給装置、および画像形成装置
JP4440901B2 (ja) 画像形成装置
US10969730B2 (en) Image forming apparatus and image forming unit
US11378909B2 (en) Image forming apparatus and image forming unit
US7606518B2 (en) Toner container and toner supply device using the same
JP2007212766A (ja) トナー補給装置、トナー補給ボックス、及び中継ボックス
JP2009151228A (ja) トナーカートリッジ、画像形成装置
JP2009069417A (ja) 画像形成装置
US20070206975A1 (en) Toner container and toner loading method
JP6465631B2 (ja) カートリッジ及び画像形成装置
JP2007271884A (ja) トナー補給装置及びこれを用いた画像形成装置
JP4621785B2 (ja) 現像カートリッジおよびそれを用いた画像形成装置
US7904003B2 (en) Developing device and image forming apparatus
JP4579172B2 (ja) トナー搬送装置、トナー供給装置および画像形成装置
JP2009115885A (ja) トナーカートリッジ及びこれを用いた画像形成装置
JP4560566B2 (ja) トナーホッパ、現像ユニット、画像形成装置
JP4749135B2 (ja) 画像形成装置
JP2009015056A (ja) トナー容器及びこれを用いたトナー補給装置
US7676188B2 (en) Developer conveying member, developer container, image forming apparatus, and method of assembling a developer conveying member
JP2017076112A (ja) カートリッジ及び画像形成装置
JP2008197470A (ja) トナー搬送装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2008281842A (ja) トナー供給装置及びこれを用いた画像形成装置
JP6397305B2 (ja) 現像剤収容体及び画像形成装置
JP6069879B2 (ja) 画像形成装置