JP2008281568A - 非晶質材料を採用した放射線検出器 - Google Patents

非晶質材料を採用した放射線検出器 Download PDF

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Abstract

【課題】高い電気抵抗、滑らかな表面仕上げ、良好な耐腐食性および高抗張力を持つ陽極線の提供。
【解決手段】非晶質金属合金からなる陽極線120を有する放射線検出器100は陰極140アセンブリを含む。陰極アセンブリは、主要部、第1端部および第2端部を含み、第1端部は第2端部の反対側に位置する。また陰極アセンブリは、放射線と相互作用する材料も含む。陽極は、陰極アセンブリ内で第1端部から第2端部まで伸び、またコバルト、鉄、クロム、ケイ素、ボロンを組成とする非晶質金属合金で形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、概して、放射線検出器に関する。特に本発明は、放射線検出器の陽極線に非晶質材料を使用することに関する。
放射線検出器、たとえば、比例放射線カウンターや中性子検出器などは、原油、ガス、および鉱物の探鉱(たとえば、坑井の用途)に使用されることが多く、また、原子炉および工業用ゲージングと連携して科学研究(たとえば、中性子散乱の調査)に使用されたり、放射性物質または「汚い爆弾」を検出する自国の保安対策の用途に使用されたりすることも多い。
放射線検出器の1つのタイプは比例カウンターであり、このタイプの検出器は、多くの場合、中性子の検出に用いられる。一般的な比例カウンターは、略円筒状の陰極管と、その陰極管を通って伸びる陽極線を含む。通常陽極線は、極めて薄く(たとえば、直径が5〜25ミクロン以上)、高い電気抵抗を持っている。陰極管は両端部において封止されるため、ヘリウム−3(He)ガスまたはBFガスなどで充填することができる。陽極線は陰極と絶縁されており、通常は正の電圧に維持されるが、陰極は接地(または負の電圧に維持)される。
中性子などの入射放射線は、使用時に陰極内部のガスと相互作用して、ガスの原子をイオン化して電子を生じる荷電粒子を発生させる。電子は正の陽極線に引き寄せられて衝突し、検出可能な電流パルスを発生する。この発生は、入射放射線イベントと呼ぶこともできる。発生した電流パルスの大きさは、イオン化イベントにおいて放出されたエネルギー(すなわち、イオン化ガスと相互作用する中性子)に比例する。
一部の用途において、比例カウンターは位置敏感型検出器として使用することができ、その場合、到着するイオン化電子の位置は、陽極線の両端における電流パルスの立ち上がり時間の差異から、または前記両端に到達する電荷の相対量(たとえば、電荷分割法)から特定される。陽極線の電気抵抗を大きくすることで電流パルスを減速させ、制御電子回路の電流パルス検出時間を増やすことによって、位置敏感型検出器の空間分解能は向上する。したがって、位置敏感型検出器の空間分解能を改善するためには、陽極線が高い抵抗を持つことが好ましい。
放射線検出器、比例放射線カウンターおよび中性子検出器は、過酷な環境で使用されることが多い。これらの検出器は、極端な低温および高温、低周波または高周波の振動、および腐食環境に曝される可能性がある。このような環境に耐え得る極めて薄い陽極線を設計することは、かなり困難な作業である。陽極線は、高い電気抵抗(良好な空間分解能を得るため)、滑らかな表面仕上げ、均一な厚さ(全長に渡る均一な抵抗と、均一なガス利得またはガス増幅を得るため)、耐腐食性(過酷な環境に対応するため)、および高い抗張力(望ましくない振動からの悪影響を排除するため)を持つことが好ましい。
米国特許第3,856,513号公報 米国特許第4,038,073号公報 米国特許第4,056,411号公報 米国特許第4,188,211号公報 米国特許第4,225,339号公報 米国特許第4,411,716号公報 米国特許第4,420,348号公報 米国特許第4,439,253号公報 米国特許第4,473,417号公報 米国特許第4,482,400号公報 米国特許第4,566,917号公報 米国特許第4,668,310号公報 米国特許第4,755,239号公報 米国特許第4,863,526号公報 米国特許第4,938,267号公報 米国特許第5,037,494号公報 米国特許第5,151,137号公報 米国特許第5,200,002号公報 米国特許第5,539,380号公報 米国特許第5,567,537号公報 米国特許第5,628,840号公報 米国特許第5,650,023号公報 米国特許第5,757,272号公報 米国特許第5,821,129号公報 米国特許第6,093,261号公報 米国特許第6,239,594号公報 米国特許第2001/0001397 A1号公報 米国特許第6,270,591号公報 米国特許第2002/0189718 A1号公報 米国特許第6,559,808号公報 米国特許第6,580,348号公報 米国特許第3,956,654号公報 米国特許第4,197,462号公報 米国特許第5,422,480号公報 米国特許第5,812,620号公報 米国特許第6,426,504号公報 米国特許第2003/0213917 A1号公報 米国特許第2005/0205798 A1号公報 G. M. PHARR, Measurement of Mechanical Properties By Ultra−Low Indentation, Materials Science And Engineering, 1998, p. 151−159, Vol. A253, Elsevier Science. I. OHNAKA et al., Production Of Amorphous Filament By In−Rotating−Liquid Spinning Method, Proc. Of The Fourth International Conference On Rapidly Quenched Metals, Aug. 24−28, 1981,p. 31−34. J. STROM−OLSEN, Fine Fibres By Melt Extraction, Materials Science & Engineering, Vol. A178,1994, p. 239−243, Elsevier Sequoia.
陽極線は、放射線検出器の組み立て中に、張力を受けた状態に置かれるため、陽極線は、製造プロセスに耐え得ることに加え、稼動中に課される熱および機械的ストレスにも耐え得るものでなければならない。陽極線としては、結晶質金属の合金が使用されているが、この合金は抗張力が低く、その抗張力を超えてしまうと塑性変形する。陽極線の損傷および塑性変形に起因する寸法変化のいずれかが発生すると、放射線検出器の動作が低下する。また、場合によっては、放射線検出器を使用する際に、低周波振動の影響を受けないように放射線検出器を処理することが求められる。このような処理は通常、機械的張力が高い状態に陽極線を配置することによって達成される。残念ながら、結晶質金属の合金は塑性変形または破断する可能性があるため、故障率が高く、耐用年数が短い。したがって、この分野において、高い電気抵抗、滑らかな表面仕上げ、良好な耐腐食性および高抗張力を持つ陽極線を求める要望がある。
本発明の一側面において、陰極および陽極を持つ放射線検出器が提供される。この陽極は非晶質金属合金で形成される。
本発明の他の側面において、陰極アセンブリを持つ放射線検出器が提供される。この陰極アセンブリは、主要部、第1端部および第2端部を含む。前記第1端部は前記第2端部に対向して位置する。陰極アセンブリは容量を画定し、その容量の内部に放射線と相互作用する材料が収容される。陽極は、陰極アセンブリ内で前記第1端部から前記第2端部まで伸張する。この陽極は非晶質金属合金で形成される。
放射線検出器は、異なるタイプの検出器を多く含むものである。比例カウンターは放射線検出器の一例であり、中性子検出に使用することができる。放射線検出器は種類が豊富であり、ほんの一例を挙げただけでも、シールド管カウンター、窓なしフローカウンター、パンケーキ型検出器(pancake detector)、単線式検出器、多線式検出器、増倍管検出器、平行板アバランシカウンター、位置敏感型比例計数管、およびガス比例シンチレーションカウンターなどがある。放射線検出器は、切断面において略円筒形であることが多いが、楕円形、略楕円形および長方形の断面形状を持っていてもよい。放射線検出器を使用して、さまざまな種類の放射線を検出することができ、検出できる放射線は、荷電微粒子放射線(たとえば、高速電子、ベータ粒子、重荷電粒子、アルファ粒子、または陽子)および非荷電粒子(たとえば、電磁放射線または中性子)を含むが、これらに限定されるものではない。下記において、放射線検出器の用語は、中性子検出器を含め、放射線の検出に使用できるすべての装置を包含することは理解されるであろう。
図1に、本発明の一側面によって実施される、非晶質金属の陽極線120と陰極140を有する、ガス充填式比例放射線検出器100の簡単な模式図を示す。この非晶質金属の陽極線120は、ガラス塗膜付きマイクロワイヤーからガラス塗膜を除去することによって取得できる。一般に、陽極線120は正電位に保持され、陰極140は負電位に保持されるか、または接地される。陽極線120の正電位は陽極140に電子を引き寄せるため、入射放射線イベントを検出することができる。図1に示した回路では、出力パルスは負荷抵抗Rの両端に生じる。この出力パルスを適切な回路配線(図1には示さず)で検出することによって、入射放射線イベントが発生したことを判定できる。
図2は、本発明の一側面によって具現される位置敏感型放射線検出器200のブロック図である。陽極線210は説明のために抵抗として図示したが、陰極215に封入されている。陽極線210は正電位HVに維持されるが、陰極215は接地される。陰極はその両端において封止されており、陰極にはヘリウム−3(He)またはBFガスなどのガスを充填できる。使用時には中性子などの入射放射線が陰極215内部のガスと相互作用して、荷電粒子を発生させる。この荷電粒子はガス原子をイオン化して電子を発生させる。電子は正の陽極線210に引き寄せられて衝突し、検出可能な電流パルスを生成する。
この例におけるガス(たとえば、HeまたはBF)は、放射線と相互作用する物質であるが、他のガスを使用することもできる。放射線作用物質として使用するのに適した他のガスは、希ガス、アルゴン、メタン、クリプトン、キセノン、エチレン、水素、ヘリウム、酸素、二酸化炭素および窒素のうちの1つまたはこれらの組み合わせを含むものであってよいが、特に限定するものではない。場合によっては、ストッピング(stopping)ガスまたはクエンチガスが望ましいこともある。一例として、メタンなどの多原子気体をクエンチガスに使用することができる。クエンチガスは、放射線捕獲サイトから離れて寄生するアバランシを防ぐために使用される。このことは、位置敏感型検出器で使用される場合に重要性を持つことになる。放射線作用物質として、固体の材料も使用できる。たとえば、イオン化ガスを使用する代わりに、またはそれに加え、陰極の内壁にホウ素の固体コーティングを被覆することもできる。ホウ素コーティングは、入射放射線(たとえば中性子)を捕獲して、ガス成分をイオン化する弾道粒子(ballistic particle)を発生させる。
本発明によって実現される検出器200は、電荷分割法を使用して、陽極線210に沿って生じる入射放射線イベントの位置を特定することができる。増幅器220および221は、陽極線上の信号を増幅する。増幅器220は信号Qを出力するが、この信号Qは、陽極線210の左端(図2の左側端部)に到達する電荷の量に比例する。増幅器221は、信号Qを出力し、この信号Qは、陽極線210の右端(図2の右側端部)に到達する電荷の量に比例する。この2つの増幅器220および221の出力はブロック230において合算され、その合算結果が出力パルスQである(Q=Q+Q)。Qの大きさは、入射放射線イベントの合計電荷に比例する。ブロック240において、位置信号は、陽極線の一方の端部、この場合はQからの電荷の部分を合計電荷(Q+Q)で除算することによって生成される。これに代わる方法として、電荷Qを合計電荷(Q+Q)で除算することもできる。結果245で得られる出力パルスは、陽極線210に沿った入射放射線イベントの相対位置を示している。
陽極線210上の入射放射線イベントの位置を特定する代替方法では、陽極線210の各端部におけるパルスの相対立ち上がり時間の差異を使用することができる。たとえば、陽極線210の各端部に前置増幅器を設けることができる。陽極線210上の入射放射線イベントを示す位置信号は、この2つの前置増幅器によって生成されるパルス間の立ち上がり時間差から取得できる。位置信号を取得する他の方法も、同様に、本発明に考慮される。
ここでは、いくつかのタイプの放射線検出器を記載しただけであるが、本発明は、あらゆるタイプの適切な放射線検出器で使用できることは理解されるであろう。本発明によって実施されるように、放射線検出器の陽極線(120,210)は、非晶質金属合金で形成されると好ましい。
アモルファス合金は、潜在的な有用性に満ちたさまざまな特性を持つ。特に、アモルファス合金は、同様の化学成分を持つ結晶質合金より強度が高い傾向を示す。非晶質金属の強度は、その非結晶の構造から直接的に得られるもので、この構造には、結晶質合金の強度を制限しているような欠点(たとえば転位など)はいずれも存在しない。非晶質金属合金は、放射線検出器の陽極線としての使用に極めて適していることが判明している。
直径が小さい(たとえば、1〜150ミクロン)非晶質金属線は、マイクロワイヤーと呼ばれているが、この非晶質金属線は、ガラス管と所望の金属を高周波誘導電磁界にさらすTaylor−Ulitovsky製造工程によって作製できる。高周波誘導電磁界によって金属が溶融され、その熱でガラス管が柔らかくなると、軟化したガラス管から金属薄片入り毛細管が引き出される。この金属入り毛細管が過熱状態の冷却帯に入り、急激に冷却されることにより、所望の非晶質構造が得られる。このプロセスにおいて、合金溶融体は、軟化したガラスシース内で急速に凝固する。軟化したガラスシースの存在は、合金溶融体の不安定な性質を抑制すると共に、均一な直径と滑らかな金属−ガラス界面を持つガラス塗膜付きマイクロワイヤーの形成を促進する。高速冷却が求められるのは、一般に、非晶質構造を得るためである。冷却率は、10度C/秒以上、好ましくは、10〜10度C/秒である。
非晶質金属合金ワイヤーは他の方法を用いて加工することもでき、回転水溶融紡糸法を含むが、特に限定するものではない。この回転水溶融紡糸法は、オオナカ(I.Ohnaka)他により、液体急冷金属国際会議(International Conference On Rapidly Quenched Metals)第4回議事録(Vol.1,P.31〜34,1981年8月24〜28日)に開示されている。また、他の方法には、溶融急冷法があり、これは、ストレム・オルセン(J.Strom−Olsen)により、材料科学および機械工学(Materials Science And Engineering)、「溶融急冷法による細繊維(Fine Fibres By Melt Extraction)」(Vol.A178,P.239〜243,1994年)に記載されている。ただし、これらは、非晶質金属合金ワイヤーの作製に使用可能な方法の僅かな例に過ぎない。また、他の適切な方法も使用することができる。
改善された電気抵抗と、表面仕上げと、耐腐食性と、抗張力とを持つ非晶質金属合金は、強磁性体ベースの合金に追加の金属元素を付加することによって取得できる。強磁性体をベースとする代表的な合金は、鉄またはコバルトをベースとする合金である。この追加の金属元素は、遷移金属およびメタロイド元素から選択できる。
具体的には、追加の金属元素は、スカンジウム(Sc)、チタニウム(Ti)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、イットリウム(Y)、ジルコニウム(Zr)、ニオビウム(Nb)、モリブデン(Mo)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、銀(Ag)、カドミウム(Cd),ランタン(La)、セリウム(Ce)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、ルテチウム(Lu)、ハフニウム(Hf)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、レニウム(Re)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)、白金(Pt)、金(Au)、水銀(Hg)を含む。
鉄またはコバルトベースの合金に追加される、好ましい追加の金属元素は、クロム(Cr)、マンガン(Mn)、モリブデン(Mo)、およびバナジウム(V)を含む。これらは、非強磁性体遷移金属元素であり、アモルファス合金の電子的、磁気的、かつ構造的な無秩序を拡大させるために選択される。このような無秩序の拡大は、(電子散乱の増加による)電気抵抗の増加と、(せん断帯形成の抑制による)抗張力の向上をもたらす。選択された追加の金属元素は、4〜50原子パーセントの合金を含むことができる。好ましい追加の金属元素は、単独または組み合わせて追加することができる。追加できる範囲は、4〜25原子パーセントのクロム、10〜25原子パーセントのマンガン、15〜30原子パーセントのモリブデン、および15〜40原子パーセントのバナジウムのうち、少なくともいずれかである。
メタロイド元素、たとえば、ボロン(B)、ケイ素(Si)、リン(P)、炭素(C)、ゲルマニウム(Ge)などは、「ガラス形成剤」として知られており、非晶質でガラス状の金属状態の形成を補助するために使用できる。これらのガラス形成剤は、全化学成分の10〜40原子パーセントの範囲で追加することができる。好ましい元素はボロンおよびケイ素である。ボロンは10〜20原子パーセントの範囲で存在でき、10〜15原子パーセントの範囲であると好ましい。ケイ素は5〜15原子パーセントの範囲で存在でき、10〜15原子パーセントの範囲であると好ましい。ガラス形成元素としてボロンとケイ素を組み合わせると好ましい。
本発明の一側面において、非晶質金属の合金は、原子パーセントを単位とする次の一般式:(Col−aFe100−b−c−dCrによって表される化学成分を持ち、Tは、遷移金属から選択される少なくとも1つの元素であり、Mn、MoおよびVからなる群から選択されると好ましく、Xは、B、SiおよびPからなる群から選択される少なくとも1つの元素であり、a,b,cおよびdはそれぞれ、0≦a≦100,4≦b≦25,0≦c≦40,15≦d≦40の式を満たす。合金構造は完全なアモルファスで、構造において非晶質である。完全な非晶質構造は、3500MPaを超える高抗張力を持つことができる合金を産出する。このような合金の電気抵抗は、145μΩ−cmより大きくなり得る。
本発明の他の側面において、非晶質金属の合金は、原子パーセントを単位とする次の一般式:(Col−aFe100−b−c−dCrによって表される化学成分を持ち、Tは、遷移金属から選択される少なくとも1つの元素であり、Mn、MoおよびVからなる群から選択されると好ましく、Xは、B、SiおよびPからなる群から選択される少なくとも1つの元素であり、a,b,cおよびdは、それぞれ、5≦a≦25,4≦b≦25,20≦c≦40,15≦d≦30の式を満たす。合金構造は完全なアモルファスで、構造において非晶質である。完全な非晶質構造は、4500MPaを超える高抗張力を持つことができる合金を産出する。このような合金の電気抵抗は、160μΩ−cmより大きくなり得る。
本発明の付加的側面において、その代表的な例のみを示すと、非晶質金属の合金は、次の化学成分:Co46.5FeCr20Si1213.5,Co46.5FeCr24Si1213.5,Co46.5FeCrMn20Si1213.5,Co46.5FeCrMo20Si1213.5,Co20.5FeCr25Mo25Si1213.5,Co26.5FeCr40Si1213.5,Co26.5FeCrMn40Si1213.5,Co68FeCrSi10,Co67FeCrSi20,Co46.5FeCr10Mn10Si1213.5(単位:原子パーセント)を持つものであってよい。
Co46.5FeCr24Si1213.5からなる合金は、優れた可鋳性を持つことが判明した。この文脈において、優れた可鋳性は、長尺の連続した長さを持つリボンまたはワイヤーを形成する能力として定義される。貧弱な可鋳性は、合金が凝固して、塗布に適さない離散した薄片または断片になる場合に顕現する。この合金の溶融温度は、約1,050℃であることが判った。溶融温度が高すぎると、誘導加熱コイル内に原材料を完全に溶融することが困難になる。誘導加熱コイルは、多くの場合、ガラスが塗布されたマイクロワイヤーを形成するTaylor−Ulitovsky法で使用される。また、融点が非常に高い場合、その高い融点は、合金が共晶混合物組成と考えられるものとはかけ離れたものであることを示しており、このことは、通常、ガラス形成性が乏しいことを意味する。通常は、より低い融点であることが好ましく、この低融点は、高抗張力、硬度、および高電気抵抗という所望の材料特性と釣り合いの取れるものでなければならない。このような合金のナノ硬度は、約13.1GPaであることが判明した。ナノ硬度は、オリバー・ファー法(材料科学および機械工学(Materials Science and Engineering)、(Vol.A253,P.151〜159,1998年、G.M Pharr)を使用して測定した。前述の合金の電気抵抗は、約163μΩ−cmであることが判明した。
本発明の他の側面において、非晶質金属合金は、原子パーセントでCoFeCrSiの化学成分を持つことができる。ここで、Coはコバルト、Feは鉄、Crはクロム、Siはケイ素、そして、Bはホウ素であり、a,b,c,dおよびeはそれぞれ、Co,Fe,Cr,Si,Bの各原子パーセントを表し、かつ、次の値:20≦a≦50,1≦b≦10,4≦c≦25,5≦d≦12,10≦e≦20を持ち、a+b+c+d+e=100である。ここで、このa,b,c,dおよびeは、次の値:20≦a≦50,1≦b≦20,4≦c≦25,5≦d≦15,10≦e≦20を持ち、a+b+c+d+e=100とすることができ、この場合には、33≦a≦50,1≦b≦10,5≦d≦12であることが好ましい。
本発明のさらに他の側面において、非晶質金属合金は、CoFeCrSiの化学成分を持つことができ、Tは、マンガン(Mn)と、モリブデン(Mo)と、バナジウム(V)とからなる群から選択される少なくとも1つの元素であり、a,b,c,d,e,fは、それぞれ、Co,Fe,Cr,Si,B,Tの各原子パーセントを表し、かつ、次の値:20≦a≦50,1≦b≦10,4≦c≦25,5≦d≦15,10≦e≦20,0≦f≦40を持ち、a+b+c+d+e+f=100である。
抗張力は、直径の小さいワイヤーにとっては極めて重要な特性である。多くの場合、放射線検出器は、直径が5〜50ミクロンの範囲である陽極線を使用する。一部の用途においては、ワイヤーは、直径が1〜100ミクロンの範囲に及ぶことがある。このような陽極線がその全長に渡って一定の直径を持つことは、検出器の精度にとって極めて重要である。全長に渡って直径が一定であるワイヤーは、そのワイヤー全長で不変の抵抗を持つワイヤーである。高精度の空間分解能のためには、抵抗が不変であることが好ましい。高抗張力の他の利点は、塑性変形に対する耐性である。固定張力という形でワイヤーに負荷が印加される場合、ワイヤーは、塑性変形し難いものでなければならない。ワイヤーが塑性変形してしまうと、そのワイヤーは伸張し、ワイヤーの長さ方向で直径が不均一になる。その結果、電気抵抗に不整合が生じて空間分解能が低下する。アモルファスワイヤーの有利な特徴は、負荷が加えられたときに、破断に先立って塑性変形することがないという点である。3,500MPa以上の抗張力を持つワイヤーは、変形し難く、その断面直径を維持でき、過酷な環境においても堅牢であり、さらに、製造工程(特に長尺の陽極線を製造する場合の行程)を耐え抜くことができるものとなる。
放射線検出器に使用される小径ワイヤーにとっては、電気抵抗も極めて重要な特性である。位置敏感型放射線検出器において、陽極線上の到達中性子の位置は、陽極線の両端部における電気パルス到達時間の時間差によって特定することができる。陽極線の電気抵抗が大きくなるにつれて、陽極線に沿って移動する電気パルスの速度が低下する。その結果、陽極線の両端における到達時間の差異が大きくなるため、検出器の制御電子回路は、到達した中性子の位置を特定する際に、より向上した空間分解能を持つことができる。145μΩ−cmを超える電気抵抗、好ましくは、160μΩ−cmより高い電気抵抗を持つ陽極線を用いて製造された検出器は、優れた空間分解能を持つことになる。
高抗張力および高電気抵抗を持つ非晶質金属合金ワイヤーは、結晶質金属からなる合金ワイヤーに勝る多くの利点を持つ。向上した抗張力は、直径がより小さいワイヤーの使用を可能にする。より小径のワイヤーは、より高い抵抗を持つ。より高抵抗のワイヤーは、放射線検出器において極めて有利であり、検出器の空間分解能を飛躍的に向上させる。一部の放射線検出器は、長さが4メートル以上になる陽極線を必要としており、破壊および塑性変形に耐え得る高抗張力を持つワイヤーを設けることは、このような用途において極めて重要である。
ここに開示した放射線検出器を使用して、荷電粒子放射(たとえば、高速電子、ベータ粒子、重荷電粒子、アルファ粒子、または陽子)および非荷電粒子(たとえば、電磁放射線または中性子)を検出することができる。
本発明について、各種の具体的な実施形態に基づいて説明したが、請求項の精神および範囲内で本発明に修正を加えて実施できることは、当業者であれば理解できるであろう。
ガスが充填された放射線検出器を簡略化して示した模式図である。 本発明の第1実施形態に係る放射線検出器を示すブロック図である。
符号の説明
100 放射線検出器
120 陽極線
140 陰極
200 放射線検出器
210 陽極線
215 陰極
220 増幅器
221 増幅器
230 Q+Q
240 Q/(Q+Q
245 位置信号
負荷抵抗

Claims (10)

  1. 陰極(140,215)と陽極(120,210)を含む放射線検出器(100,200)であって、
    前記陽極(120,210)は、非晶質金属合金で形成されることを特徴とする放射線検出器(100,200)。
  2. 請求項1に記載の放射線検出器(100,200)であって、
    前記非晶質金属合金は、式:CoFeCrSiで表される成分を持ち、
    前式において、Coはコバルト、Feは鉄、Crはクロム、Siはケイ素、Bはボロンであり、a,b,c,d,eは、それぞれ、Co,Fe,Cr,Si,Bの各原子パーセントを表すと共に、次の値:
    20≦a≦50と、
    1≦b≦10と、
    4≦c≦25と、
    5≦d≦12と、
    10≦e≦20と、
    a+b+c+d+e=100を持つこと
    を特徴とする放射線検出器(100,200)。
  3. 先行する請求項のいずれか1項に記載の放射線検出器(100,200)であって、前記非晶質金属合金は、3500MPaより高い抗張力と、145μΩ−cmより高い電気抵抗を呈することを特徴とする放射線検出器(100,200)。
  4. 請求項2に記載の放射線検出器(100,200)であって、前記成分はさらに元素群Tを含み、Tは、マンガン(Mn)と、モリブデン(Mo)と、バナジウム(V)からなる群から選択される少なくとも1つの元素であり、前記非晶質金属合金は、式:
    CoFeCrSiによって表される成分を持ち、
    前式において、fは、原子パーセントの単位で、次の値:
    10≦f≦40と、
    a+b+c+d+e+f=100を持つこと
    を特徴とする放射線検出器(100,200)。
  5. 先行する請求項のいずれか1項に記載の放射線検出器(100,200)であって、前記非晶質金属合金は、4500MPaより高い抗張力と、160μΩ−cmより高い電気抵抗を呈することを特徴とする放射線検出器(100,200)。
  6. 請求項4に記載の放射線検出器(100,200)であって、
    前記放射線検出器は、
    第1と第2の対向端部を含む陰極(140,215)を含み、前記陰極は、イオン化ガスが充填される容量を囲繞し、
    前記陽極(120,210)は、前記陰極内で、前記第1の対向端部から前記第2の対向端部まで伸張することに加え、前記陰極から電気的に絶縁され、
    前記放射線検出器は、中性子を検出するように構成されること、
    を特徴とする放射線検出器(100,200)。
  7. 先行する請求項のいずれか1項に記載の放射線検出器(100,200)であって、
    前記陽極(210)と連結され、入射放射線イベントを検出する信号検知手段(220,221)をさらに含み、前記信号検知手段は、第1信号検知要素と、第2信号検知要素を含み、
    前記陽極(210)は、第1端部と、前記第1端部に対向する第2端部とを持ち、前記第1端部には前記第1信号検知要素が連結され、前記第2端部には前記第2信号検知要素が連結され、
    前記陽極(210)に沿って生じる前記入射放射線イベントの位置は、前記第1信号検知要素によって受信される第1信号と、前記第2信号検知要素によって受信される第2信号との間の時間差を分析することによって特定できること
    を特徴とする放射線検出器(100,200)。
  8. 先行する請求項のいずれか1項に記載の放射線検出器(100,200)であって、
    前記陽極と連結され、入射放射線イベントを検出する電荷検知手段をさらに含み、前記電荷検知手段は第1電荷検知要素と第2電荷検知要素を含み、
    前記陽極(210)は、第1端部と、前記第1端部に対向する第2端部を含み、前記第1端部には前記第1電荷検知要素が連結され、前記第2端部には前記第2電荷検知要素が連結され、
    前記陽極に沿って生じる前記入射放射線イベントの位置は、前記第1電荷検知要素または前記第2電荷検知要素のいずれかによって出力される電荷の量を、前記第1電荷検知要素と前記第2電荷検知要素の両方から出力された電荷を合算することによって得られる電荷の合計値で除算することによって特定できること
    を特徴とする放射線検出器(100,200)。
  9. 先行する請求項のいずれか1項に記載の放射線検出器(100,200)であって、前記非晶質金属合金は、成分:Co46.5FeCr24Si1213.5を持つことに加え、前記非晶質金属合金は、4500MPaより高い抗張力と、160μΩ−cmより高い電気抵抗を呈することを特徴とする放射線検出器(100,200)。
  10. 先行する請求項のいずれか1項に記載の放射線検出器(100,200)であって、前記非晶質金属合金は、成分:Co46.5FeCrMn20Si1213.5を持つことに加え、前記非晶質金属合金は、4500Mpaより高い抗張力と、160μΩ−cmより高い電気抵抗を呈することを特徴とする放射線検出器(100,200)。
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