JP2008281434A - 重量センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】直線摺動型可変抵抗器を用いた場合においても、重量の大きい被測定物を測定すること。
【解決手段】軸方向に移動可能な操作軸と、導電パターンを有する絶縁基板と、導電パターン上を摺動する摺動子と、摺動子を保持し操作軸の軸方向の移動に伴ってスライド移動可能な摺動子受けと、摺動子受けを初期位置に復帰させる復帰用ばねとを有する直線摺動型可変抵抗器13と、復帰用ばねと並列して配置され被測定物(洗濯槽20)を支持する補助用ばね12とを具備する重量センサ10において、補助用ばね12の変位量に応じて上記操作軸を移動させることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、重量センサに関し、特に、直線摺動型可変抵抗器を用いた重量センサに関する。
従来、直線摺動型可変抵抗器として、貫通孔を有するケースと、この貫通孔に挿通され軸方向に移動可能に係止された操作軸と、ケース内に配置される、その表面に導電パターンを有する絶縁基板と、この導電パターン上を摺動する摺動子と、この摺動子を保持し操作軸に固定される摺動子受けと、この摺動子受けを初期位置に復帰させる復帰用ばねとを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3665522号明細書
このような直線摺動型可変抵抗器を重量センサに適用する場合には、操作軸の軸方向の移動量(位置)を被測定物の重量として検出することが考えられる。しかしながら、このように被測定物の重量を検出する場合には、測定可能な重量に制限があり、重量の大きい被測定物を測定することができないという問題がある。すなわち、上記直線摺動型可変抵抗器には復帰用ばねを備えるが、この復帰用ばねは、軽量である摺動子を初期位置に復帰させるためのものである。このため、重量の大きい被測定物を支持することができないだけでなく、復帰用ばね自体が破損する可能性がある。
本発明はかかる問題点に鑑みて為されたものであり、直線摺動型可変抵抗器を用いた場合においても、重量の大きい被測定物を測定することができる重量センサを提供することを目的とする。
本発明の重量センサは、軸方向に移動可能な操作軸と、導電パターンを有する絶縁基板と、前記導電パターン上を摺動する摺動子と、前記摺動子を保持し前記操作軸の軸方向の移動に伴ってスライド移動可能な摺動子受けと、前記摺動子受けを初期位置に復帰させる復帰用ばねとを有する直線摺動型可変抵抗器と、前記復帰用ばねと並列して配置され被測定物を支持する補助用ばねとを具備し、前記補助用ばねの変位量に応じて前記操作軸を移動させることを特徴とする。
この構成によれば、復帰用ばねと並列して配置され被測定物を支持する補助用ばねを備え、補助用ばねの変位量に応じて操作軸を移動させることから、補助用ばねで被測定物を支持しながら操作軸を移動させることができるので、直線摺動型可変抵抗器を用いた場合においても、重量の大きい被測定物を測定することが可能となる。
特に、上記重量センサにおいては、前記補助用ばねのばね定数を、前記復帰用ばねのばね定数より大きく設定することが好ましい。この場合には、補助用ばねのばね定数が復帰用ばねのばね定数よりも大きいことから、被測定物の重量に応じて補助用ばねのばね定数を大きくすることで、被測定物の重量に制限されることなく当該被測定物の重量を測定することが可能となる。
また、上記重量センサにおいては、前記被測定物と接触して当該被接触物の荷重を受ける一方、前記補助用ばねと接触し当該補助用ばねの付勢力を受ける受け部材を具備し、前記受け部材は、前記補助用ばねの変位量に応じて前記操作軸を押圧することが好ましい。この場合には、受け部材を別々に設ける場合に対して被測定物の重量による補助用ばねの変位量を直接的に操作軸に伝達することができるので、精度良く被測定物の重量を測定することが可能となる。
また、上記重量センサにおいては、前記補助用ばねを円筒状のコイルばねで構成し、当該コイルばねの内部に前記直線摺動型可変抵抗器を配置することが好ましい。この場合には、コイルばねの内部に直線摺動型可変抵抗器が配置されることから、直線摺動型可変抵抗器を配設するスペースを別途設ける必要がなくなるので、重量センサ自体の小型化を図ることが可能となる。
例えば、上記重量センサにおいては、洗濯機内に配設される洗濯槽を前記被測定物とし、当該洗濯槽の重量を測定することが考えられる。この場合には、直線摺動型可変抵抗器は、洗濯槽の重量に応じて大きな出力変化を検出することができるので、出力が僅かな歪み検出素子等を用いて検出する場合と比べて洗濯槽の重量を精度良く測定することが可能となる。
本発明によれば、復帰用ばねと並列して配置され被測定物を支持する補助用ばねを備え、補助用ばねの変位量に応じて操作軸を移動させることから、補助用ばねで被測定物を支持しながら操作軸を移動させることができるので、直線摺動型可変抵抗器を用いた場合においても、重量の大きい被測定物を測定することが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。本発明に係る重量センサは、直線摺動型可変抵抗器を用いて重量が大きい被測定物の重量を測定可能とするものである。例えば、本発明に係る重量センサは、洗濯機における洗濯槽や自動車などの燃料タンク等の重量を検出する重量センサに適用される。以下においては、洗濯機における洗濯槽の重量を測定する場合について説明するものとする。
図1は、本発明の一実施の形態に係る重量センサ10の構成について説明する正面図である。図2は、本実施の形態に係る重量センサ10の内部の構成について説明するため図である。なお、図1においては、説明の便宜上、被測定物である洗濯槽20、並びに、本重量センサ10が固定される洗濯機本体の固定部30を表示している。また、図2においては、説明の便宜上、一部の構成(後述する受け部材11)を省略している。
図1に示すように、本実施の形態に係る重量センサ10は、洗濯槽20の下方に配置される受け部材11と、この受け部材11と固定部30との間に配置される補助用ばね12と、この補助用ばね12の内部側に配置される直線摺動型可変抵抗器(以下、適宜「可変抵抗器」という)13とを含んで構成されている。
受け部材11は、例えば、樹脂材料で成形され、上方側に配置された大径部111と、下方側に配置された小径部112とを有している。大径部111は、上面部で洗濯槽20の下面部に当接する一方、その下面部で補助用ばね12の上端部に当接する。小径部112は、補助用ばね12の内径よりも小径に形成されており、補助用ばね12の内部に配置される。小径部112の下面は、後述する可変抵抗器13の操作軸133の上端部に当接し、補助用ばね12の変位量に応じて操作軸133を下方側に押圧する。
補助用ばね12は、例えば、圧縮コイルばねで構成され、受け部材11の小径部112又は固定部30に設けられた突出部31を収容可能な内径に設定されている。そして、固定部30に設けられた突出部31を収容するように固定部30に取り付けられる一方、その上端部で受け部材11の小径部112を収容する。補助用ばね12は、受け部材11を介して受ける洗濯槽20の重量に応じて下方側に撓むように構成されている。なお、補助用ばね12は、後述する可変抵抗器13の復帰用ばね134と並列して配置されている。そのばね定数は、復帰用ばね134のばね定数よりも大きく設定されている。詳細について後述するように、補助用ばね12のばね圧は、洗濯槽20の重量に応じて可変抵抗器13の操作軸133が適切に移動するように設定されている。
可変抵抗器13は、補助用ばね12の内部側に配置された突出部31の上面部に固定される。また、可変抵抗器13は、図2に示すように、上下方向に移動可能な操作軸133を備えている。この操作軸133は、その上端部で受け部材11の下面部に当接し、洗濯槽20の下方側への移動に伴って下方側に沈み込むように構成されている。可変抵抗器13は、この操作軸133の移動に伴って洗濯槽20の重量に応じた電圧の信号を出力する。
ここで、本実施の形態に係る重量センサ10が有する可変抵抗器13の構成について図3を用いて説明する。図3は、本実施の形態に係る重量センサ10が有する可変抵抗器13の分解斜視図である。なお、以下においては、適宜、図3に示す右方側を後方側又は可変抵抗器13の後方側と呼ぶものとし、図3に示す左方側を前方側又は可変抵抗器13の前方側と呼ぶものとする。
図3に示すように、可変抵抗器13は、ケース131と、ハウジング132と、ケース131及びハウジング132を貫通する操作軸133と、操作軸133に取り付けられる復帰用ばね134と、表面に導電パターンが設けられる絶縁基板135と、導電パターン上を摺動する摺動子136と、この摺動子136を保持する摺動子受け137と、これらの構成要素を収容すると共に、可変抵抗器13自体を突出部31に固定するブラケット138とから構成される。
ケース131は、例えば、樹脂材料で成形され、図3に示す下方側と後方側が開口した箱状の形状を有している。そして、ハウジング132と一体化することで、図4に示す後方側に開口した箱状体を構成する。ケース131の上面部には、操作軸133の上方側の端部が貫通する貫通孔1311が形成されている。このケース131の上面部における貫通孔1311の周囲には、上方側に突出する突出部1312が形成されている。また、ケース131の前面部には、前方側に突出する突出部1313が形成されている。さらに、ケース131の側面部の後方側には、側方側に突出する一対の係合片1314が形成されている。この係合片1314は、後述するブラケット138の開口部1383と係合する。
ハウジング132は、例えば、樹脂材料で成形され、図3に示す上方側が開口した箱状の形状を有している。ハウジング132の下面部には、操作軸133の下方側の端部が挿入される挿入孔1321(不図示)が形成されている。ハウジング132の前面部には、ケース11の突出部1313を収容する収容部1322が形成されている。また、ハウジング132の前面部には、後述する絶縁基板135の端子1351を露出させる露出部1323が形成されている。
操作軸133は、図3に示す上下方向に延在する円柱形状を有しており、その中央部近傍に鍔部1331が形成されている。操作軸133の上方側の端部は、ケース131の貫通孔1311から上方側に突出する。一方、操作軸133の下方側の端部は、ハウジング132の挿入孔1321に挿入される。このように貫通孔1311を貫通すると共に、挿入孔1321に挿入されることで、操作軸133が、ケース131及びハウジング132内で水平移動可能に保持される。
復帰用ばね134は、例えば、圧縮コイルばねで構成され、操作軸133における鍔部1331の下方側の部分に取り付けられる。復帰用ばね134の上方側の端部は、後述する摺動子受け137の下方側の保持片1372に当接する。一方、復帰用ばね134の下方側の端部は、ハウジング132における内壁面に当接する。復帰用ばね134は、摺動子受け137に対してこれを上方側に付勢する力を付与している。操作軸133に洗濯槽20の重量に応じた負荷が加わっていない状態において、摺動子受け137は、復帰用ばね134の付勢力によって可変抵抗器13内における最も上方側に配置した初期位置に付勢されている(図7(a)参照)。操作軸133が洗濯槽20の重量に応じた負荷が加わると、初期位置から下方移動する一方、この負荷から解放された場合には、復帰用ばね134の付勢力により初期位置に復帰する。
絶縁基板135は、概して長方形状を有する板状部材で構成されている。絶縁基板135の表面(図3に示す後方側の面)に導電パターンが設けられている。絶縁基板135は、ケース131の内部において、ケース131の前方側の内壁面に対向して配置される。絶縁基板135の下方側の端部には、この導電パターンに接続される複数の端子1351が設けられている。複数の端子1351は、絶縁基板135の前面部に設けられ、下方側が開口した略U字形状を有している。このU字形状の前方側の一端がハウジング132の露出部1323から前方側に露出する。これらの複数の端子1351を介して摺動子136の位置に応じた電圧の信号が出力される。
摺動子136は、摺動子受け137に固定される基部1361と、この基部1361から延在し、絶縁基板135の導電パターンに接触する一対のブラシ部1362とを有する。摺動子136は、弾性を有する金属板(例えば、ステンレスやリン青銅等)で構成されている。ブラシ部1362の上方側の端部を導電パターンに弾接した状態で、基部1361の下方側の端部が摺動子受け137に固定されている。
摺動子受け137は、例えば、樹脂材料等で成形され、概して正方形状を有する板状部1371と、この板状部1371から後方側に突出形成された一対の保持片1372とを有している。一対の保持片1372は、一定の間隙を空けた状態で操作軸133の軸方向に並んで配置されている。それぞれの保持片1372は、後方側に開口した略U字形状を有し、その開口部で操作軸133の軸方向と直交する方向にクリアランスを有した状態で操作軸133を保持する。一対の保持片1372の間の間隙には、後述するように、操作軸133の鍔部1331が収容される。摺動子受け137は、操作軸133の軸方向の移動に伴ってスライド移動可能に構成されている。
ブラケット138は、例えば、金属製の板状部材を打ち抜き加工すると共に、折り曲げ加工することで形成される。ブラケット138は、円形状の開口部1381が形成された上面部1382と、上下に延在する開口部1383が形成された側面部1384と、一対の固定片1385が形成された下面部1386とを有し、前方側に開口した形状を有している。開口部1381は、ケース131の突出部1312を保持するためのものである。開口部1383は、ケース131の係合片1314を収容するためのものである。固定片1385は、可変抵抗器13自体を突出部31に固定するものである。固定片1385には、穴部1387が形成されている。この穴部1387を介してねじ等で突出部31に締結することで、可変抵抗器13が突出部31に固定される。
これらのような構成部品を組み立てることにより、図4に示すような可変抵抗器13が完成する。図4は、本実施の形態に係る重量センサ10が有する可変抵抗器13の斜視図である。
可変抵抗器13においては、図4に示すように、内部に操作軸133や絶縁基板135等を収納した状態でケース131及びハウジング132の後方側の一部がブラケット138に収容される。この場合において、ケース131の係合片1314は、ブラケット138の開口部1383に収容されている。また、ケース131の突出部1312は、ブラケット138の上面部1382に形成された開口部1381に保持されている。そして、操作軸133の上方側の端部は、ケース131の貫通孔1311から可変抵抗器13の上方側に突出している。さらに、ケース131の突出部1313は、ハウジング132の収容部1322に収容されている。さらに、絶縁基板135に設けられた複数の端子1351の一部は、ハウジング132の露出部1323から下方側に突出している。
ここで、可変抵抗器13の内部の構成について図5及び図6を用いて説明する。図5は、本実施の形態に係る重量センサ10が有する可変抵抗器13の内部の構成を説明するための側面図である。図6は、本実施の形態に係る重量センサ10が有する可変抵抗器13の内部の構成を説明するための斜視図である。なお、図5及び図6においては、説明の便宜上、操作軸133、復帰用ばね134、絶縁基板135、摺動子136及び摺動子受け137のみを示している。また、図6においては、これらの構成を可変抵抗器13の後方側から見た場合について示している。
図5に示すように、可変抵抗器13の内部において、操作軸133を保持する摺動子受け137は、絶縁基板135と対向配置されている。摺動子受け137に保持された摺動子136は、絶縁基板135側に延び、その上方側の先端が絶縁基板135に設けられた導電パターンに弾接している。そして、操作軸133の上下動作に応じて導電パターン上を摺動するように構成されている。
また、図6に示すように、摺動子受け137の一対の保持片1372には、ケース131及びハウジング132によって保持される操作軸133が収容されている。この場合において、操作軸133は、鍔部1331を一対の保持片1372の間に配置した状態で一対の保持片1372に収容されている。鍔部1331が一対の保持片1372の間に配置されることから、操作軸133が上下移動すると、これに伴って摺動子受け137も上下移動するように構成されている。
なお、一対の保持片1372の間に設けられる間隙は、図5に示すように、鍔部1331の厚みよりも僅かに大きく設けられている。また、保持片1372が操作軸133を収容する開口部は、操作軸133の径よりも僅かに大きく形成されている(図6参照)。このため、保持片1372は、一定のクリアランスをもって操作軸133を保持可能となっている。このように一定のクリアランスをもった状態で操作軸133を保持することから、操作軸133に加わった軸方向と直交する方向の振動を吸収できるようになっている。
復帰用ばね134は、図5に示すように、摺動子受け137の下方側の保持片1372の下面部と、ハウジング132の内壁面との間に配設されており、摺動子受け137を上方側に付勢している。この場合において、鍔部1331が一対の保持片1372の間隙に配置されていることから、復帰用ばね134の付勢力により操作軸133も上方側に付勢された状態となっている。
以下、本実施の形態に係る重量センサ10が有する可変抵抗器13の動作について図7を用いて説明する。図7は、本実施の形態に係る重量センサ10が有する可変抵抗器13の動作について説明するための斜視図である。なお、図7においては、操作軸133の軸方向に沿って可変抵抗器13の断面について示している。また、図7(a)は、操作軸133に負荷が加わっていない場合について示し、図7(b)は、操作軸133に負荷が加わっている場合について示している。
操作軸133に負荷が加わっていない場合には、可変抵抗器13は、図7(a)に示すように、復帰用ばね134の付勢力に応じて摺動子受け137が上方側に付勢されている。これに伴って、鍔部1331も上方側に付勢され、操作軸133が可変抵抗器13の上方側に突出した状態となっている。
図7(a)に示す状態から、操作軸133に負荷が加えられると、この負荷に応じて操作軸133が下方側に押し込まれる。この場合、図7(b)に示すように、鍔部1331の下方側への移動に伴って、摺動子受け137が復帰用ばね134の付勢力に抗して下方側に移動する。摺動子受け137に固定された摺動子136も下方側に移動することから、その先端が絶縁基板135の導電パターン上を下方側に移動する。
そして、図7(b)に示す状態から、操作軸133に加わっていた負荷が解放されると、摺動子受け137が復帰用ばね134の付勢力に応じて上方側に移動し、操作軸133も上方側に移動する。摺動子受け137に固定された摺動子136も上方側に移動することから、その先端が絶縁基板135の導電パターン上を上方側に移動する。
本実施の形態に係る重量センサ10においては、このような導電パターン上における摺動子136の位置に伴って変化する出力電圧を検出することで、洗濯槽20の重量を検出している。この場合において、本実施の形態に係る重量センサ10においては、洗濯槽20の重量を受け止める補助用ばね12を備え、この補助用ばね12の変位量に応じて可変抵抗器13の操作軸133を下方側に移動させる。
具体的には、本実施の形態に係る重量センサ10においては、補助用ばね12の変位量に応じて操作軸133を下方側に移動させるために、補助用ばね12のばね圧を、洗濯槽20の重量と、操作軸133の移動距離とが関連付けられるように設定している。
例えば、可変抵抗器13が有する操作軸133の最大移動距離が7cmである一方、被測定対象である洗濯槽20の最大重量が20Kgである場合、補助用ばね12のばね圧を、洗濯槽20の重量が20Kgの場合に操作軸133の移動距離が7cmになるように設定する。これにより、洗濯槽20の重量に応じた距離だけ、操作軸133が絶縁基板135の導電パターン上を移動するように構成されている。
図8は、本実施の形態に係る重量センサ10が有する可変抵抗器13の操作軸133の移動距離と、出力電圧との関係について説明するための図である。図8においては、縦軸に出力電圧(割合)を示し、横軸に操作軸133の移動距離及び洗濯槽20の重量を示している。
上述したように、本実施の形態に係る重量センサ10においては、洗濯槽20の重量と、可変抵抗器13の操作軸133の移動距離とを関連付けている。従って、洗濯槽20の重量の増加に対応して操作軸133の移動距離が大きくなる。そして、図8に示すように、この移動距離に応じて出力電圧の割合を増加させている。
具体的には、図8に示すように、洗濯槽20に水や洗濯物が収納されていない状態(MIN)、すなわち、洗濯槽20のみの重量の状態においては、出力電圧の割合を全体電圧の5%としている。そして、水や洗濯物の収納状態に応じて出力電圧の割合を上昇させる。さらに、水や洗濯物が最大限収納された状態(MAX)においては、出力電圧の割合を全体電圧の95%としている。
このように本実施の形態に係る重量センサ10においては、可変抵抗器13が有する復帰用ばね134と並列して配置され、被測定物(洗濯槽20)を支持する補助用ばね12を備え、補助用ばね12の変位量に応じて可変抵抗器13の操作軸133を移動させている。これにより、補助用ばね12で被測定物を支持しながら操作軸133を移動させることができるので、直線摺動型可変抵抗器13を用いた場合においても、重量の大きい被測定物を測定することが可能となる。
特に、本実施の形態に係る重量センサ10においては、補助用ばね12のばね定数を、復帰用ばね134のばね定数より大きく設定していることから、被測定物(洗濯槽20)の重量に応じて補助用ばねのばね定数を大きくすることで、被測定物の重量に制限されることなく当該被測定物の重量を測定することが可能となる。
また、本実施の形態に係る重量センサ10においては、被測定物(洗濯槽20)と接触して当該被接触物の荷重を受ける一方、補助用ばね12と接触し当該補助用ばね12の付勢力を受ける受け部材11を備え、この受け部材11によって補助用ばね12の変位量に応じて操作軸133を下方側に押圧するようにしたことから、受け部材を別々に設ける場合に対して被測定物の重量による補助用ばね12の変位量を直接的に操作軸133に伝達することができるので、精度良く被測定物の重量を測定することが可能となる。
さらに、本実施の形態に係る重量センサ10においては、補助用ばね12を円筒状のコイルばねで構成し、当該コイルばねの内部に可変抵抗器13を配置するようにしたことから、可変抵抗器13を配設するスペースを別途設ける必要がなくなるので、重量センサ10自体の小型化を図ることが可能となる。
本実施の形態に係る重量センサ10は、上述したように、洗濯機内に配設される洗濯槽20を被測定物とし、当該洗濯槽20の重量を測定することが考えられる。この場合には、可変抵抗器13は、洗濯槽20の重量に応じて大きな出力変化を検出することができるので、出力が僅かな歪み検出素子等を用いて検出する場合と比べて洗濯槽20の重量を精度良く測定することが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記実施の形態においては、被測定物(洗濯槽20)と接触して当該被接触物の荷重を受ける一方、補助用ばね12と接触し当該補助用ばね12の付勢力を受ける受け部材11を備える場合について説明しているが、必ずしも受け部材11は必要ではない。例えば、補助用ばね12で直接、洗濯槽20を支持すると共に、当該洗濯槽20の一部で操作軸133を下方側に押圧するようにしても良い。
また、上記実施の形態においては、補助用ばね12の内部に可変抵抗器13を配置する場合について説明しているが、可変抵抗器13の位置については、これに限定されるものではなく、適宜変更が可能である。補助用ばね12の変位量に応じて操作軸133を移動することができれば、例えば、補助用ばね12の外部側に配置するようにしても良い。
本発明の一実施の形態に係る重量センサの構成について説明する正面図である。 上記実施の形態に係る重量センサの内部の構成について説明するため図である。 上記実施の形態に係る重量センサが有する可変抵抗器の分解斜視図である。 上記実施の形態に係る重量センサが有する可変抵抗器の斜視図である。 上記実施の形態に係る重量センサが有する可変抵抗器の内部の構成を説明するための側面図である。 上記実施の形態に係る重量センサが有する可変抵抗器の内部の構成を説明するための斜視図である。 上記実施の形態に係る重量センサが有する可変抵抗器の動作について説明するための斜視図である。 上記実施の形態に係る重量センサが有する可変抵抗器の操作軸の移動距離と、出力電圧との関係について説明するための図である。
符号の説明
10 重量センサ
11 受け部材
12 補助用ばね
13 直線摺動型可変抵抗器(可変抵抗器)
131 ケース
132 ハウジング
133 操作軸
1331 鍔部
134 復帰用ばね
135 絶縁基板
136 摺動子
137 摺動子受け
1372 保持片
138 ブラケット
20 洗濯槽

Claims (5)

  1. 軸方向に移動可能な操作軸と、導電パターンを有する絶縁基板と、前記導電パターン上を摺動する摺動子と、前記摺動子を保持し前記操作軸の軸方向の移動に伴ってスライド移動可能な摺動子受けと、前記摺動子受けを初期位置に復帰させる復帰用ばねとを有する直線摺動型可変抵抗器と、前記復帰用ばねと並列して配置され被測定物を支持する補助用ばねとを具備し、前記補助用ばねの変位量に応じて前記操作軸を移動させることを特徴とする重量センサ。
  2. 前記補助用ばねのばね定数を、前記復帰用ばねのばね定数より大きく設定したことを特徴とする請求項1記載の重量センサ。
  3. 前記被測定物と接触して当該被接触物の荷重を受ける一方、前記補助用ばねと接触し当該補助用ばねの付勢力を受ける受け部材を具備し、前記受け部材は、前記補助用ばねの変位量に応じて前記操作軸を押圧することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の重量センサ。
  4. 前記補助用ばねを円筒状のコイルばねで構成し、当該コイルばねの内部に前記直線摺動型可変抵抗器を配置したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の重量センサ。
  5. 洗濯機内に配設される洗濯槽を前記被測定物とし、当該洗濯槽の重量を測定することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の重量センサ。
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