JP2008280969A - オイル供給装置 - Google Patents

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Hitoshi Maekawa
仁之 前川
Takumi Kataoka
拓実 片岡
Toshihisa Sugiyama
敏久 杉山
Hideo Kobayashi
日出夫 小林
Katsuhiko Arisawa
克彦 蟻沢
Kenichi Yamada
賢一 山田
Kunihiko Hayashi
邦彦 林
Akira Michikawauchi
亮 道川内
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Abstract

【課題】 ピストンの冷却のためのオイルの噴射が、より適切に行われ得る、オイル供給装置を提供する。
【解決手段】 オイル供給装置は、オイルポンプと、第一オイル噴射手段と、第二オイル噴射手段と、を備えている。前記オイルポンプは、前記オイルを被潤滑部材に向けて送出し得るように構成されている。前記第一オイル噴射手段は、前記オイルポンプによる前記オイルの送出圧力が所定油圧以上に達した場合に、前記オイルを噴射して前記ピストンの下部に前記オイルを供給し得るように構成されている。前記第二オイル噴射手段は、前記送出圧力が前記所定油圧以上に達しない場合に、前記オイルを噴射して前記ピストンの下部に前記オイルを供給し得るように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジンの複数の被潤滑部材にオイルを供給し得るように構成された、オイル供給装置に関する。
この種の装置として、例えば、実願昭62−165733号(実開平1−71129号)のマイクロフィルム、特開平6−200724号公報、特開平8−246871号公報、特開平10−212916号公報、特開2003−20945号公報、特開2006−249940号公報、等に開示されているものが知られている。
これらの装置には、ピストンを冷却するためのオイルノズル(オイルジェット)が備えられている。このオイルノズルは、オイルポンプから供給された潤滑オイルを前記ピストンの背面(下部)に向けて噴射することで、前記ピストンを冷却し得るように構成されている。
実願昭62−165733号(実開平1−71129号)のマイクロフィルム 特開平6−200724号公報 特開平8−246871号公報 特開平10−212916号公報 特開2003−20945号公報 特開2006−249940号公報
上述の各装置においては、前記オイルノズルから前記ピストンに向けての前記オイルの噴射は、前記オイルポンプによる前記オイルの送出圧力、あるいは前記オイルの温度に基づいて行われていた。前者の場合、機関回転数の上昇に伴って前記圧力が上昇して所定値に達すると、リリーフバルブが開弁して、前記オイルノズルから前記ピストンに向けて前記オイルが噴射される。後者の場合、前記オイルの温度が上昇して所定値に達すると、開閉弁が開弁して、前記オイルノズルから前記ピストンに向けて前記オイルが噴射される。
しかしながら、前記圧力が前記所定値に達しない低油圧時(すなわち低回転時)であっても、機関負荷が高いために、前記ピストンに前記オイルを噴射して前記ピストンを冷却したい事態が生じ得る。また、前記ピストン及びその周辺部分の温度上昇と、前記オイルの温度上昇との間には、タイムラグが生じ得る。
本発明は、前記ピストンの冷却のための前記オイルの噴射が、より適切に行われ得る、オイル供給装置を提供するものである。
本発明のオイル供給装置は、エンジンの複数の被潤滑部材(ピストンを含む)にオイルを供給し得るように構成されている。このオイル供給装置は、オイルポンプと、第一オイル噴射手段と、第二オイル噴射手段と、を備えている。
前記オイルポンプは、前記オイルを前記被潤滑部材に向けて送出し得るように構成されている。前記第一オイル噴射手段は、前記オイルポンプによる前記オイルの送出圧力が所定油圧以上に達した場合に、前記オイルを噴射して前記ピストンの下部に前記オイルを供給し得るように構成されている。前記第二オイル噴射手段は、前記送出圧力が前記所定油圧以上に達しない場合に、前記オイルを噴射して前記ピストンの下部に前記オイルを供給し得るように構成されている。
ここで、前記オイル供給装置は、オイルパンと、オイル吸入路と、複数のサブオイル流路と、メインオイル流路と、オイル送出路と、バイパス路と、リリーフバルブと、を備え得る。
前記オイルパンは、前記オイルを貯留し得るように構成されている。前記オイル吸入路は、前記オイルポンプと前記オイルパンとを接続するように設けられている。複数の前記サブオイル流路は、前記被潤滑部材の各々に前記オイルを供給し得るように形成されている。前記メインオイル流路は、複数の前記サブオイル流路と接続されている。前記オイル送出路は、前記オイルポンプと前記メインオイル流路とを接続するように設けられている。
前記バイパス路は、前記オイル送出路から分岐して設けられている。このバイパス路は、前記オイルポンプよりも前記オイルの流動方向における上流側の所定の還流位置(例えば前記オイル吸入路あるいは前記オイルパン)に向けて前記オイルを還流させ得るように構成されている。
前記リリーフバルブは、前記バイパス路に設けられている。このリリーフバルブは、前記オイル送出路における油圧が上昇して所定のリリーフ油圧に達した場合に、開弁して前記オイルを前記オイル送出路から前記還流位置に前記バイパス路を介して還流させ得るように構成されている。
この場合、前記オイルポンプは、前記オイルを、前記オイルパン内から吸い出して、前記被潤滑部材に向けて送出し得るように構成されている。また、前記第一オイル噴射手段は、前記サブオイル流路における油圧が所定の噴射開始油圧以上に達した場合に、前記オイルを噴射して前記ピストンの下部に前記オイルを供給し得るように構成されている。また、前記第二オイル噴射手段は、前記サブオイル流路における油圧が前記噴射開始油圧以上に達しない場合に、前記オイルを噴射して前記ピストンの下部に前記オイルを供給し得るように構成されている。
前記第一オイル噴射手段は、オイルノズルと、オイルノズル制御バルブと、を備え得る。
前記オイルノズルは、前記ピストンの下部に向けて前記オイルを噴射し得るように構成されている。このオイルノズルは、複数の前記サブオイル流路のうちの一つと接続され得る。
前記オイルノズル制御バルブは、前記送出圧力が前記所定油圧以上に達した場合に開弁して前記オイルノズルに前記オイルを供給し得るように構成されている。このオイルノズル制御バルブは、前記オイルノズルと接続された前記サブオイル流路に設けられ得る。そして、このオイルノズル制御バルブは、前記サブオイル流路における油圧が前記噴射開始油圧以上に達した場合に開弁して前記オイルノズルに前記オイルを供給し得るように構成され得る。
かかる構成を備えた本発明のオイル供給装置は、以下のように動作し得る。
前記エンジンの始動によって、前記オイルポンプが作動する。このオイルポンプの作動により、前記オイルが、前記被潤滑部材に向けて送出される。例えば、前記オイルパン内に貯留された前記オイルが、当該オイルパンから吸い出され、前記オイルポンプによって前記オイル送出路に送出され、前記メインオイル流路及び前記サブオイル流路を経て、前記被潤滑部材に向けて給送される。
前記エンジンの回転数が低く、前記オイル送出路における油圧が前記リリーフ油圧よりも低い場合、前記リリーフバルブは閉弁状態となる。よって、前記油圧は回転数に応じて単純に上昇する。一方、前記エンジンの回転数が上昇することで前記送出圧力が上昇し、前記油圧が上昇して前記リリーフ油圧に達すると、前記リリーフバルブが開弁状態となる。このとき、前記オイルポンプから前記オイル送出路に向けて送出された前記オイルの一部が、前記バイパス路を介して、前記還流位置(前記オイル吸入路又は前記オイルパン)に還流する。このようにして、前記油圧が制御される。
前記第一オイル噴射手段は、前記オイルポンプによる前記オイルの送出圧力が所定油圧以上に達した場合に、前記オイルを噴射する。例えば、前記サブオイル流路における油圧が、前記噴射開始油圧以上に達した場合に、前記オイルノズル制御バルブが開弁する。これにより、前記オイルノズルに前記オイルが供給され、当該オイルノズルからの前記オイルの噴射が行われる。
前記第一オイル噴射手段によるオイル噴射は、例えば、前記ピストンの下部に向けて行われ得る。すなわち、前記ピストンの下部への前記オイルの供給が、直接的に行われ得る。あるいは、このオイル噴射は、例えば、前記ピストンの下方に設けられたカウンターウエイト等の他の可動部材に対して噴射され得る。すなわち、前記ピストンの下部への前記オイルの供給が、前記カウンターウエイト等を介して間接的に行われ得る。
一方、前記第二オイル噴射手段は、前記オイルポンプによる前記オイルの送出圧力が所定油圧以上に達した場合(前記サブオイル流路における油圧が前記噴射開始油圧以上に達した場合)でなくても、例えば、前記エンジンの運転状態(負荷等)に応じて、前記オイルを適宜噴射する。これにより、前記ピストンの下部に前記オイルが供給される。このオイル供給も、前記ピストンの下部に向けて直接的に、あるいは、前記カウンターウエイト等を介して間接的に行われ得る。
このように、本発明のオイル供給装置によれば、前記エンジンの運転状態(負荷等)に応じて、前記オイルが前記第二オイル噴射手段から適宜噴射され得る。よって、前記ピストンの冷却のための前記オイルの噴射が、より適切に行われ得る。
また、本発明のオイル供給装置は、以下の構成を備え得る。これによれば、前記ピストンの冷却のための前記オイルの適切な噴射が、より簡略な装置構成によって実現され得る。
前記第二オイル噴射手段は、サブオイルノズルを備え得る。このサブオイルノズルは、前記オイルノズルとは別に設けられている。このサブオイルノズルは、前記オイルを噴射して前記ピストンの下部に前記オイルを供給し得るように構成されている。この場合、前記オイル供給装置は、サブオイルノズル制御バルブをさらに備え得る。このサブオイルノズル制御バルブは、前記サブオイルノズルへのオイル供給路に介装されている。ここで、前記サブオイルノズルは、前記バイパス路、又は前記サブオイル流路と接続され得る。
前記第二オイル噴射手段は、前記オイルノズルと、バイパス供給路と、バイパス供給路制御バルブと、を備え得る。ここで、前記バイパス供給路は、前記オイルノズル制御バルブをバイパスするように設けられている。また、前記バイパス供給路制御バルブは、前記バイパス供給路に介装されている。そして、前記第二オイル噴射手段は、前記送出圧力が前記所定油圧以上に達しない場合(前記サブオイル流路における油圧が前記噴射開始油圧以上に達しない場合)に、前記バイパス供給路制御バルブが開弁することで、前記ピストンの下部に前記オイルを供給し得るように構成されている。
以下、本発明の実施形態(本願の出願時点において取り敢えず出願人が最良と考えている実施形態)について、図面を参照しつつ説明する。
なお、以下の実施形態に関する記載は、法令で要求されている明細書の記載要件(記述要件・実施可能要件)を満たすために、本発明の具体化の単なる一例を、可能な範囲で具体的に記述しているものにすぎない。よって、後述するように、本発明が、以下に説明する実施形態の具体的構成に何ら限定されるものではないことは、全く当然である。本実施形態に対して施され得る各種の変更(modification)は、当該実施形態の説明中に挿入されると、一貫した実施形態の説明の理解が妨げられるので、末尾にまとめて記載されている。
<エンジンの概略構成>
図1は、本発明のオイル供給装置の一実施形態が適用されたエンジン1の概略構成図である。このエンジン1の内部には、ピストン11、クランクシャフト12、等の複数の被潤滑部材が収容されている。
クランクシャフト12には、カウンターウエイト13が装着されている。また、クランクシャフト12とピストン11とは、コンロッド14を介して連結されている。
コンロッド14には、ピストンピン連通路14aが形成されている。このピストンピン連通路14aは、ピストンピン15に向けてオイルを供給するためのオイル供給路である。ピストンピン連通路14aの一方の端部には、コンロッド14の側面から外部に向けて開口する開口部が設けられている。
このエンジン1は、本実施形態のオイル供給装置20を備えている。このオイル供給装置20は、ピストン11を含む複数の被潤滑部材にオイルを供給し得るように構成されている。
<実施形態のオイル供給装置の構成>
オイル供給装置20は、オイルパン21と、オイルストレーナー22と、オイルポンプ23と、オイルフィルタ24と、オイルノズル25と、を備えている。これらは、オイル供給路26を介して互いに接続されている。また、オイル供給装置20は、制御部27を備えている。この制御部27は、エンジン1の運転状態に応じて、オイル供給装置20の動作状態を制御し得るように構成されている。
オイルパン21は、その内側にオイルを貯留し得るように構成されている。本実施形態におけるオイルパン21は、いわゆる2槽式オイルパン構造を備えている。具体的には、オイルパン21は、オイルパンカバー21aと、オイルパンセパレーター21bと、から構成されている。
オイルパンカバー21aは、内側の空間内にオイルを貯留可能なバスタブ状の部材であって、鋼板をプレス加工することで形成されている。オイルパンセパレーター21bは、オイルパンカバー21aの内側の空間を2つの区画(内槽・外槽)に分割するためのバスタブ状の部材であって、熱伝導性の低い合成樹脂を射出成形することによって一体に成形されている。このオイルパンセパレーター21bは、オイルパンカバー21aの上方に重ねられるように配置されている。すなわち、上述の被潤滑部材に一旦供給されて潤滑作用に用いられるとともに被潤滑部材から熱を吸収したオイルが、オイルパンセパレーター21bの内側の空間に還流するように、オイルパン21が構成されている。
前記内槽(オイルパンセパレーター21bの内側の空間)における底部には、オイルストレーナー22が配置されている。このオイルストレーナー22は、そのオイル吸入口が、オイルパンセパレーター21bの底板の内面(上面)から所定の狭い間隔(例えば10mm程度)を隔てるように配置されている。
オイルパンセパレーター21bの上部ないし中腹部には、上部連通孔21cが設けられている。この上部連通孔21cは、貫通孔であって、暖機運転終了前の低温で粘度の高いオイルであっても通過が困難でない程度の大きさ(例えば直径8〜10mm程度の円形又はこれに相当する面積の多角形若しくは楕円形)に形成されている。
このオイルパン21は、暖機運転終了前は前記内槽とその外側の前記外槽(オイルパンカバー21aとオイルパンセパレーター21bとの間で囲まれた空間)とのオイルの交流が制限されることで専らオイルパンセパレーター21bの内側のオイルが被潤滑部材に供給される一方、暖機運転終了後は上述の制限が解除されることで前記内槽及び前記外槽内のオイルが被潤滑部材に供給され得るように構成されている。
オイルポンプ23は、オイルを、オイルパン21内から吸い出して、被潤滑部材に向けて送出し得るように構成されている。このオイルポンプ23は、周知のロータリーポンプから構成されていて、クランクシャフト12と機械的に結合されている。すなわち、オイルポンプ23は、エンジン1の回転数に応じて、オイルの送出圧力が変化するように構成されている。
オイルフィルタ24は、オイルポンプ23によって送出されたオイルを濾過し得るように構成されている。オイルノズル25は、ピストン11の下部(背面)に向けてオイルを噴射し得るように、構成及び配置されている。
<<オイル供給路>>
次に、本実施形態のオイル供給装置20の要部を構成するオイル供給路26の詳細について説明する。
オイル吸入路26aは、オイルストレーナー22と、オイルポンプ23のオイル吸入口と、を接続するように設けられている。すなわち、オイル吸入路26aは、オイルパン21とオイルポンプ23とを接続するように設けられている。
オイル送出路26bは、オイルポンプ23のオイル吐出口と接続されている。このオイル送出路26bには、オイルフィルタ24が介装されている。また、このオイル送出路26bは、オイルポンプ23とメインオイル流路26cとを接続するように設けられている。
メインオイル流路26cは、複数のサブオイル流路26dと接続されている。各サブオイル流路26dは、メインオイル流路26cから分岐するように設けられている。各サブオイル流路26dは、上述の被潤滑部材の各々にオイルを供給し得るように形成されている。複数のサブオイル流路26dのうちの1つであるサブオイル流路26d1は、オイルノズル25と接続されている。
メインバイパス路26eは、オイル送出路26bから分岐するように設けられている。メインバイパス路26eは、オイルポンプ23よりもオイルの流動方向における上流側であるオイル吸入路26aに向けてオイルを還流させ得るように構成されている。
サブバイパス路26fは、オイル送出路26bから分岐するように設けられている。サブバイパス路26fは、オイルポンプ23よりも前記流動方向における上流側であるオイル吸入路26aに向けてオイルを還流させ得るように構成されている。このサブバイパス路26fは、メインバイパス路26eとパラレルに設けられている。
サブバイパス路26fから分岐するように、サブオイルジェット26gが設けられている。サブオイルジェット26gは、オイルノズル25とは別に、ピストン11の下部にオイルを供給し得るように構成されている。具体的には、サブオイルジェット26gの先端部であるサブオイルノズル26g1は、ピストンピン連通路14aにおける上述の開口部に向けてオイルを噴射することで、ピストン11の下部に間接的にオイルを供給し得るように構成されている。
オイル送出路26bにおける、オイルフィルタ24よりも上流側と、オイルフィルタ24よりも下流側と、を接続するように、フィルタバイパス路26hが設けられている。すなわち、フィルタバイパス路26hは、オイルフィルタ24をバイパスするように設けられている。
<<制御部>>
次に、本実施形態のオイル供給装置20の要部を構成する制御部27の詳細について説明する。
メインバイパス路26eには、逆止弁からなるメインリリーフバルブ27aが介装されている。このメインリリーフバルブ27aは、オイル送出路26bにおける油圧(オイルポンプ23によるオイルの送出圧力)が上昇して、所定のメインリリーフ油圧に達した場合に、開弁して、オイル送出路26bからオイル吸入路26aへオイルを還流させるように構成されている。また、このメインリリーフバルブ27aは、メインバイパス路26eにおけるオイルの逆流(オイル吸入路26aからオイル送出路26bへの、オイルポンプ23をバイパスしてのオイルの流れ)が禁止されるように構成されている。
前記メインリリーフ油圧は、エンジン1においてオイルが各部に良好な信頼性で供給され得る(オイル漏れや各部の故障が生じるような高すぎる圧力ではない)程度の圧力であって、且つオイルノズル25から噴射されるオイルが霧状にならない程度の圧力に設定されている。具体的には、本実施形態においては、前記メインリリーフ油圧は6気圧に設定されているものとする。
なお、オイル送出路26bにおける油圧、メインオイル流路26cにおける油圧、サブオイル流路26dにおける油圧、メインバイパス路26eにおける油圧、及びサブバイパス路26fにおける油圧は、流路抵抗による若干の違いはあるものの、ほぼ同一と言い得る。よって、以後、これらを、「オイル供給路26内の油圧」と総称する。
サブバイパス路26fには、逆止弁からなるサブリリーフバルブ27bが介装されている。このサブリリーフバルブ27bも、オイル供給路26内の油圧が上昇して、所定のサブリリーフ油圧に達した場合に、開弁して、オイル送出路26bからオイル吸入路26aへオイルを還流させるように構成されている。また、このサブリリーフバルブ27bも、サブバイパス路26fにおけるオイルの逆流が禁止されるように構成されている。
前記サブリリーフ油圧は、周囲温度が常温の場合にエンジン1が冷間始動された際の、通常運転時のオイル供給路26内の油圧(例えば3〜4気圧程度)よりも低く、且つエンジン1が良好に始動し得る程度にオイルポンプ23の作動負荷が軽減されるような低い圧力に設定されている。また、前記サブリリーフ油圧は、エンジン1内の各部に配置された被潤滑部材に対して最低限必要なオイル量が供給され得る程度の圧力よりも若干高めに設定されている。具体的には、本実施形態においては、前記サブリリーフ油圧は2気圧に設定されているものとする。
サブリリーフバルブ27bは、サブオイルジェット26gがサブバイパス路26fから分岐している位置よりも、オイル還流方向(サブバイパス路26f内のオイルの流動方向)における下流側の位置に設けられている。
サブバイパス路26fには、電磁弁(開閉弁)からなるサブバイパス制御バルブ27cが介装されている。このサブバイパス路26fは、サブリリーフバルブ27bよりも前記オイル還流方向における下流側に設けられている。また、サブオイルジェット26gには、電磁弁(開閉弁)からなるサブオイルノズル制御バルブ27dが介装されている。すなわち、サブオイルノズル制御バルブ27dは、サブオイルノズル26g1へのオイル供給路に介装されている。
オイルノズル制御バルブ27eは、所定の噴射開始油圧で開弁する逆止弁からなり、サブオイル流路26d1に介装されている。この噴射開始油圧は、前記サブリリーフ油圧(2気圧)よりも高い油圧であって、暖機運転終了後の高油温(例えば70℃以上)時や高回転時に到達する油圧よりも低い油圧に設定されている。具体的には、本実施形態においては、前記噴射開始油圧は3気圧に設定されているものとする。
すなわち、オイルノズル25及びオイルノズル制御バルブ27eが、本発明の第一オイル噴射手段に対応する。また、サブオイルジェット26g(サブオイルノズル26g1)及びサブオイルノズル制御バルブ27dが、本発明の第二オイル噴射手段に対応する。
フィルタバイパス路26hには、逆止弁からなるフィルタバイパスバルブ27fが介装されている。このフィルタバイパスバルブ27fは、オイルフィルタ24が目詰まり等により劣化したときに、オイルフィルタ24をバイパスして、オイルをオイル送出路26bからメインオイル流路26cに供給し得るように構成されている。
メインオイル流路26cには、油圧センサ27gが介装されている。この油圧センサ27gは、その先端部に形成された検知部がメインオイル流路26c内に露出するように配置されていて、オイル供給路26内の油圧に応じた信号を出力するように構成されている。
ピストン11を収容するシリンダの近傍には、水温センサ27hが装着されている。この水温センサ27hは、その先端に形成された検知部がエンジン1の冷却水の通路であるウオータージャケットの内側の空間内に露出するように配置されていて、冷却水温に応じた信号を出力するように構成されている。
アクセル開度センサ27jは、運転者によって操作されるアクセルペダルの操作量を表す信号を出力するように構成されている。
サブバイパス制御バルブ27c、サブオイルノズル制御バルブ27d、油圧センサ27g、水温センサ27h、及びアクセル開度センサ27jは、電気制御装置(ECU)27kと電気的に接続されている。
ECU27kは、マイクロコンピュータからなり、油圧センサ27g、水温センサ27h、アクセル開度センサ27j等の各種のセンサからの信号に基づいて、サブバイパス制御バルブ27c及びサブオイルノズル制御バルブ27dの作動を制御するように構成されている。
<実施形態の構成による動作及び作用・効果>
以下、上述の構成を備えたエンジン1の動作、及び上述の構成による作用・効果を、各図面を参照しつつ説明する。
<<始動時>>
エンジン1の始動時においては、セルモータ(図示せず)によりエンジン1が外部的に駆動される。このときのエンジン回転数(rpm)は400回転程度である。このエンジン始動時においては、ECU27kによって、サブバイパス制御バルブ27cが開弁状態に制御される。すると、始動時におけるオイル供給路26内の油圧の上限が、サブバイパス路26fに設けられたサブリリーフバルブ27bにおける前記サブリリーフ油圧(2気圧)によって制限される。よって、オイルポンプ23の負荷が大幅に軽減される。
このとき、オイル供給路26内の油圧は、オイルノズル制御バルブ27eの開弁圧である前記噴射開始油圧(3気圧)よりも低くされているので、オイルノズル制御バルブ27eは閉弁状態となる。よって、オイルノズル25からのオイルの噴射は停止される。また、ECU27kによって、サブオイルノズル制御バルブ27dが閉弁状態に制御される。よって、サブオイルノズル26g1からのオイルの噴射も停止される。
このように、本実施形態の構成によれば、始動時のオイルポンプ23の負荷が大幅に軽減される。これにより、エンジン1の始動性が良好になる。また、始動時には不要な、ピストン冷却のためのオイル噴射が停止される。これにより、オイルパンセパレーター21bの内側(内槽)のオイルレベルの急激な低下が、可及的に抑制される。よって、オイルの供給が必要な他の被潤滑部材に対して、オイルが良好に供給される。
<<暖機運転中>>
暖機運転中は、ECU27kによって、サブバイパス制御バルブ27cが開弁状態に制御される。これにより、上述と同様に、オイル供給路26内の油圧の上限が、前記サブリリーフ油圧(2気圧)によって制限される。よって、オイルノズル25からのオイルの噴射が停止される。
このとき、ECU27kによって、運転中の負荷状態が判定される。この負荷状態の判定は、アクセル開度センサ27jからの信号や、図示しないエアコンディショナー等の電装品の稼働状態、等に基づいて行われる。
ECU27kによって、高負荷運転中であることが判定されると、サブオイルノズル制御バルブ27dが開弁状態に制御される。すると、サブオイルノズル26g1からのオイルの噴射が行われる。サブオイルノズル26g1から噴射されたオイルは、コンロッド14内のピストンピン連通路14aを通って、ピストン11の下部(ピストンピン15の近傍)に供給される。
このように、本実施形態の構成によれば、オイル供給路26内の油圧が前記噴射開始油圧よりも低く制限されていてオイルノズル25からのオイル噴射が停止されている場合であっても、高負荷運転中には、サブオイルノズル26g1からのオイルの噴射が行われる。これにより、オイル噴射によるピストン11の冷却が、必要な時期に適切に行われ得る。
また、本実施形態の構成によれば、暖機運転中においてもオイルポンプ23の負荷が大幅に低減される。したがって、暖機運転中におけるエンジン1の燃費が向上する。
<<暖機運転終了後>>
暖機運転終了後は、ECU27kによって、サブバイパス制御バルブ27cが閉弁状態に制御される。これにより、サブリリーフバルブ27bは閉弁状態にて維持される。よって、高回転時であっても、オイル供給路26内の油圧の上限が、前記メインリリーフ油圧(6気圧)に制限される。これにより、フリクションロスが低減され、燃費が向上する。
オイル供給路26内の油圧は、エンジン回転数に応じて変動する。よって、高回転時においては、オイル供給路26内の油圧が、前記噴射開始油圧以上に達する。この場合、オイルノズル制御バルブ27eが開弁して、オイルノズル25からピストン11の背面に向けてオイルが噴射され、ピストン11の冷却が行われる。
一方、低回転時においては、オイル供給路26内の油圧が、前記噴射開始油圧以上に達しないことがある。この場合、オイルノズル制御バルブ27eは閉弁状態となる。よって、オイルノズル25からのオイルの噴射は停止される。しかしながら、低回転時であっても、高負荷運転されることがあり得る。このような場合、上述と同様に、ECU27kによって、サブオイルノズル制御バルブ27dが開弁状態に制御される。
ここで、サブオイルジェット26gは、サブリリーフバルブ27b及びサブバイパス制御バルブ27cよりも前記オイル還流方向における上流側にて、サブバイパス路26fから分岐している。よって、サブリリーフバルブ27b及びサブバイパス制御バルブ27cが閉弁状態であっても、サブオイルノズル制御バルブ27dが開弁されれば、サブオイルノズル26g1からのオイルの噴射が行われる。これにより、サブオイルノズル26g1から噴射されたオイルが、ピストン11の下部(ピストンピン15の近傍)に供給される。
このように、本実施形態の構成によれば、オイル供給路26内の油圧が前記噴射開始油圧よりも低い低回転時であって、オイルノズル25からのオイル噴射が停止されている場合であっても、高負荷運転中には、サブオイルノズル26g1からのオイルの噴射が行われる。これにより、オイル噴射によるピストン11の冷却が、必要な時期に適切に行われ得る。
<<実施形態の効果まとめ>>
以上の通り、本実施形態の構成においては、オイル供給路26内の油圧が所定油圧以上に達した場合に、オイルノズル25からオイルが噴射され、ピストン11の下部にオイルが供給される。また、オイル供給路26内の油圧が前記所定油圧以上に達しない場合であっても、サブオイルノズル制御バルブ27dが運転状態(負荷等)に応じて開弁されることで、サブオイルノズル26g1からオイルが噴射され、ピストン11の下部にオイルが供給される。したがって、本実施形態の構成によれば、低油圧化による燃費向上とともに、ピストン11の冷却のためのオイルの噴射がより適切に行われることによる信頼性の向上が達成され得る。
<変形例の例示列挙>
なお、上述の実施形態は、上述した通り、出願人が取り敢えず本願の出願時点において最良であると考えた本発明の実施形態等を単に例示したものにすぎないのであって、本発明はもとより上述の実施形態によって何ら限定されるべきものではない。よって、当然に、上述の実施形態に示された具体的構成に対しては、本発明の本質的部分を変更しない範囲内において、種々の変形が施され得る。
以下、変形例について幾つか例示する。ここで、以下の変形例の説明において、上述の実施形態における各構成要素と同様の構成・機能を有する構成要素については、当該変形例においても同一の名称及び同一の符号が付されているものとする。そして、当該構成要素の説明については、上述の実施形態における説明が、矛盾しない範囲で適宜援用され得るものとする。
もっとも、変形例とて、下記のものに限定されるものではないことは、いうまでもない。本願発明を、上述の実施形態や下記変形例の記載に基づいて限定解釈することは、(特に先願主義の下で出願を急ぐ)出願人の利益を不当に害する反面、模倣者を不当に利するものであって、許されない。
また、上述の実施形態の構成、及び下記の各変形例に記載された構成は、技術的に矛盾しない範囲において、適宜複合して適用され得ることも、いうまでもない。
(1)本発明は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等、エンジンの種類を問わず適用可能である。また、燃料噴射方式についても、限定はない。
(2)オイルノズル25及びサブオイルノズル26g1の噴射方向については、特に限定はない。例えば、ピストン11における比較的高温になりやすい位置(燃焼室の直下、あるいは、ピストンピン15近傍、等)に対してオイルが噴射されるように、オイルノズル25及び/又はサブオイルノズル26g1が構成され得る。あるいは、ピストン11の下方に設けられたカウンターウエイト13等の他の可動部材に対してオイルが噴射されるように、オイルノズル25及び/又はサブオイルノズル26g1が構成され得る。
図2は、図1に示されているオイル供給装置20の一つの変形例が適用されたエンジン1の概略構成図である。図2を参照すると、本変形例におけるサブオイルノズル26g1は、カウンターウエイト13に向けてオイルを噴射し得るように構成されている。
かかる構成によれば、サブオイルノズル26g1からカウンターウエイト13に向けて噴射されたオイルは、カウンターウエイト13の回転によって、ピストン11に向けて跳ね上げられる。このようにして跳ね上げられたオイルが、ピストン11の下部に付着する。これにより、ピストン11の下部へのオイルの供給が行われる。
図3は、図1に示されているオイル供給装置20の他の変形例が適用されたエンジン1の概略構成図である。図3を参照すると、本変形例におけるサブオイルノズル26g1は、オイルノズル25と同様に、オイルをピストン11の下部(背面)に向けて直接的に噴射し得るように構成されている。
かかる構成によれば、サブオイルノズル26g1からピストン11の下部(背面)に向けて直接的に噴射されたオイルによって、ピストン11が効果的に冷却される。
(3)サブオイルジェット26g(サブオイルノズル26g1)は、複数のサブオイル流路26dのうちの1つ(サブオイル流路26d1を含む)と接続され得る。
図4は、図1に示されているオイル供給装置20の他の変形例が適用されたエンジン1の概略構成図である。図4を参照すると、本変形例におけるサブオイルジェット26gは、サブオイル流路26d1から分岐するように設けられている。この変形例におけるサブオイルジェット26gは、オイルノズル制御バルブ27eよりも前記流動方向における上流側の位置にて、サブオイル流路26d1と接続されている。
(4)オイルノズル制御バルブ27eをバイパスするオイル流路(バイパス供給路)を設けることで、サブオイルジェット26g(サブオイルノズル26g1)が省略され得る。
図5は、本変形例が適用されたエンジン1の概略構成図である。図5を参照すると、バイパス供給路26jは、オイルノズル制御バルブ27eをバイパスするように、サブオイル流路26d1に接続されている。
すなわち、バイパス供給路26jの前記流動方向における上流側の端部は、オイルノズル制御バルブ27eよりも前記流動方向における上流側にて、サブオイル流路26d1に接続されている。また、バイパス供給路26jの前記流動方向における下流側の端部は、オイルノズル制御バルブ27eよりも前記流動方向における下流側(オイルノズル25とオイルノズル制御バルブ27eとの間)にて、サブオイル流路26d1に接続されている。
また、バイパス供給路26jには、電磁弁(開閉弁)からなるバイパス供給路制御バルブ27mが介装されている。バイパス供給路制御バルブ27mは、ECU27kと電気的に接続されている。
すなわち、本変形例においては、本発明の第二オイル噴射手段が、オイルノズル25と、バイパス供給路26jと、バイパス供給路制御バルブ27mと、から構成されている。
かかる本変形例の構成においては、オイル供給路26内の油圧が前記噴射開始油圧以上に達しない場合に、運転状態に応じてバイパス供給路制御バルブ27mが開弁されることで、オイルノズル25からのオイルの噴射が行われる。これにより、ピストン11の下部にオイルが供給される。
(5)メインバイパス路26eを流れるオイルが、オイルパン21(内槽)内に還流するように、メインバイパス路26eがオイルパン21と接続されていてもよい(サブバイパス路26fも同様)。
(6)メインリリーフバルブ27a、サブリリーフバルブ27b、オイルノズル制御バルブ27e、及びフィルタバイパスバルブ27fの開弁圧力の絶対値や相対関係も、上述の実施形態のものに限定されない。
(7)メインバイパス路26eは省略可能である。あるいは、逆に、サブバイパス路26fが省略されて、サブオイルジェット26gがメインバイパス路26eに設けられていてもよい。
(8)機関負荷は、アクセル開度センサ27jからの信号以外の様々な要因(例えばスロットルポジションセンサからの信号等)から取得され得る。また、サブオイルノズル制御バルブ27dやバイパス供給路制御バルブ27mの開閉動作は、上述のような機関負荷の他にも、様々な運転パラメータに基づいて行われ得る。例えば、水温センサ27hからの信号に基づいて、サブオイルノズル制御バルブ27dやバイパス供給路制御バルブ27mの開閉動作が行われてもよい。
(9)その他、特段に言及されていない変形例についても、本発明の本質的部分を変更しない範囲内において、本発明の範囲内に含まれることは当然である。また、本発明の課題を解決するための手段を構成する各要素における、作用・機能的に表現されている要素は、上述の実施形態や変形例にて開示されている具体的構造の他、当該作用・機能を実現可能ないかなる構造をも含む。
本発明のオイル供給装置の一実施形態が適用されたエンジンの概略構成図である。 図1に示されているオイル供給装置の一つの変形例が適用されたエンジンの概略構成図である。 図1に示されているオイル供給装置の他の変形例が適用されたエンジンの概略構成図である。 図1に示されているオイル供給装置の他の変形例が適用されたエンジンの概略構成図である。 図1に示されているオイル供給装置の他の変形例が適用されたエンジンの概略構成図である。
符号の説明
1…エンジン 11…ピストン
13…カウンターウエイト 14…コンロッド
14a…ピストンピン連通路 15…ピストンピン
20…オイル供給装置 23…オイルポンプ
25…オイルノズル
26…オイル供給路 26a…オイル吸入路
26b…オイル送出路 26c…メインオイル流路
26d…サブオイル流路 26d1…サブオイル流路
26e…メインバイパス路 26f…サブバイパス路
26g…サブオイルジェット 26g1…サブオイルノズル
26j…バイパス供給路
27…制御部 27a…メインリリーフバルブ
27b…サブリリーフバルブ 27c…サブバイパス制御バルブ
27d…サブオイルノズル制御バルブ 27e…オイルノズル制御バルブ
27f…フィルタバイパスバルブ 27k…電気制御装置(ECU)
27m…バイパス供給路制御バルブ

Claims (12)

  1. ピストンを含むエンジンの複数の被潤滑部材にオイルを供給し得るように構成された、オイル供給装置において、
    前記オイルを貯留し得るように構成された、オイルパンと、
    前記オイルを前記オイルパン内から吸い出して前記被潤滑部材に向けて送出し得るように構成された、オイルポンプと、
    前記オイルポンプと前記オイルパンとを接続するように設けられた、オイル吸入路と、
    複数の前記被潤滑部材の各々に前記オイルを供給し得るように形成された、複数のサブオイル流路と、
    複数の前記サブオイル流路と接続された、メインオイル流路と、
    前記オイルポンプと前記メインオイル流路とを接続するように設けられた、オイル送出路と、
    前記オイルポンプよりも前記オイルの流動方向における上流側の所定の還流位置に向けて前記オイルを還流させ得るように、前記オイル送出路から分岐して設けられた、バイパス路と、
    前記バイパス路に設けられていて、前記オイル送出路における油圧が上昇して所定のリリーフ油圧に達した場合に開弁して前記オイルを前記オイル送出路から前記還流位置に前記バイパス路を介して還流させ得るように構成された、リリーフバルブと、
    前記サブオイル流路における油圧が所定の噴射開始油圧以上に達した場合に、前記オイルを噴射して前記ピストンの下部に前記オイルを供給し得るように構成された、第一オイル噴射手段と、
    前記サブオイル流路における油圧が前記噴射開始油圧以上に達しない場合に、前記オイルを噴射して前記ピストンの下部に前記オイルを供給し得るように構成された、第二オイル噴射手段と、
    を備えたことを特徴とする、オイル供給装置。
  2. 請求項1に記載のオイル供給装置であって、
    前記第一オイル噴射手段は、
    複数の前記サブオイル流路のうちの一つと接続されていて、前記ピストンの下部に向けて前記オイルを噴射し得るように構成された、オイルノズルと、
    前記オイルノズルと接続された前記サブオイル流路に設けられていて、当該サブオイル流路における油圧が前記噴射開始油圧以上に達した場合に開弁して前記オイルノズルに前記オイルを供給し得るように構成された、オイルノズル制御バルブと、
    を備えたことを特徴とする、オイル供給装置。
  3. 請求項2に記載のオイル供給装置であって、
    前記第二オイル噴射手段は、
    前記オイルノズルとは別に設けられていて、前記オイルを噴射して前記ピストンの下部に前記オイルを供給し得るように構成された、サブオイルノズルを備えたことを特徴とする、オイル供給装置。
  4. 請求項3に記載のオイル供給装置であって、
    前記サブオイルノズルは、前記バイパス路と接続されていることを特徴とする、オイル供給装置。
  5. 請求項3に記載のオイル供給装置であって、
    前記サブオイルノズルは、前記サブオイル流路と接続されていることを特徴とする、オイル供給装置。
  6. 請求項3ないし請求項5のいずれかに記載のオイル供給装置において、
    前記サブオイルノズルへのオイル供給路に介装されたサブオイルノズル制御バルブをさらに備えたことを特徴とする、オイル供給装置。
  7. 請求項2に記載のオイル供給装置であって、
    前記第二オイル噴射手段は、
    前記オイルノズルと、
    前記オイルノズル制御バルブをバイパスするように設けられた、バイパス供給路と、
    前記バイパス供給路に介装された、バイパス供給路制御バルブと、
    を備え、
    前記サブオイル流路における油圧が前記噴射開始油圧以上に達しない場合に、前記バイパス供給路制御バルブが開弁することで、前記ピストンの下部に前記オイルを供給し得るように構成されたことを特徴とする、オイル供給装置。
  8. ピストンを含むエンジンの複数の被潤滑部材にオイルを供給し得るように構成された、オイル供給装置において、
    前記オイルを前記被潤滑部材に向けて送出し得るように構成された、オイルポンプと、
    前記オイルポンプによる前記オイルの送出圧力が所定油圧以上に達した場合に、前記オイルを噴射して前記ピストンの下部に前記オイルを供給し得るように構成された、第一オイル噴射手段と、
    前記送出圧力が前記所定油圧以上に達しない場合に、前記オイルを噴射して前記ピストンの下部に前記オイルを供給し得るように構成された、第二オイル噴射手段と、
    を備えたことを特徴とする、オイル供給装置。
  9. 請求項8に記載のオイル供給装置であって、
    前記第一オイル噴射手段は、
    前記ピストンの下部に向けて前記オイルを噴射し得るように構成された、オイルノズルと、
    前記送出圧力が前記所定油圧以上に達した場合に開弁して前記オイルノズルに前記オイルを供給し得るように構成された、オイルノズル制御バルブと、
    を備えたことを特徴とする、オイル供給装置。
  10. 請求項9に記載のオイル供給装置であって、
    前記第二オイル噴射手段は、
    前記オイルノズルとは別に設けられていて、前記オイルを噴射して前記ピストンの下部に前記オイルを供給し得るように構成された、サブオイルノズルを備えたことを特徴とする、オイル供給装置。
  11. 請求項3に記載のオイル供給装置において、
    前記サブオイルノズルへのオイル供給路に介装されたサブオイルノズル制御バルブをさらに備えたことを特徴とする、オイル供給装置。
  12. 請求項9に記載のオイル供給装置であって、
    前記第二オイル噴射手段は、
    前記オイルノズルと、
    前記オイルノズル制御バルブをバイパスするように設けられた、バイパス供給路と、
    前記バイパス供給路に介装された、バイパス供給路制御バルブと、
    を備え、
    前記送出圧力が前記所定油圧以上に達しない場合に、前記バイパス供給路制御バルブが開弁することで、前記ピストンの下部に前記オイルを供給し得るように構成されたことを特徴とする、オイル供給装置。
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