JP2008280312A5 - - Google Patents

Description

本発明のベンゾ［ｇｈｉ］フルオランテン誘導体は、下記一般式［１］で表されることを特徴とする。

（式［１］において、Ｒ ₁ 乃至Ｒ ₄ 及びＲ ₆ 乃至Ｒ ₉ は、それぞれ水素原子を表す。Ｒ ₅ 及びＲ ₁₀ は、それぞれ水素原子、ナフチル基、フェナントリル基、クリセニル基、フルオレニル基、フルオランテニル基及びベンゾフルオランテニル基のいずれかから選ばれる二環以上からなる縮合多環基、又はキノリル基、イソキノリル基、ナフチリジニル基、アザフルオレニル基、アザフルオランテニル基及びアザベンゾフルオランテニル基のいずれかから選ばれる二環以上からなる縮合多環複素環基を表す。ただし、Ｒ ₅ 及びＲ ₁₀ のいずれかが二環以上からなる縮合多環基又は二環以上からなる縮合多環複素環基である。尚、二環以上からなる縮合多環基及び二環以上からなる縮合多環複素環基は、炭素数１以上４以下のアルキル基又はアリール基をさらに有してもよい。）

本発明のベンゾ［ｇｈｉ］フルオランテン誘導体の具体的な構造式を以下に示す。但し、これらは代表例を例示しただけで、本発明は、これに限定されるものではない。尚、以下に列挙される構造式のうち、１０２、１０５、１１５、１１６、１２５、１２６、１３１〜１３５、２０１〜２０７、２０９、２１１、２１３、２１６及び３０１〜３７４が本発明に含まれる。

以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明していくが、本発明はこれらに限定されるものではない。尚、後述する実施例のうち、実施例２及び実施例５が本発明に含まれる。

Claims (6)

1. 下記一般式［１］で示されることを特徴とする、ベンゾ［ｇｈｉ］フルオランテン誘導体。
   

   

   （式［１］において、Ｒ ₁ 乃至Ｒ ₄ 及びＲ ₆ 乃至Ｒ ₉ は、それぞれ水素原子を表す。Ｒ ₅ 及びＲ ₁₀ は、それぞれ水素原子、ナフチル基、フェナントリル基、クリセニル基、フルオレニル基、フルオランテニル基及びベンゾフルオランテニル基のいずれかから選ばれる二環以上からなる縮合多環基、又はキノリル基、イソキノリル基、ナフチリジニル基、アザフルオレニル基、アザフルオランテニル基及びアザベンゾフルオランテニル基のいずれかから選ばれる二環以上からなる縮合多環複素環基を表す。ただし、Ｒ ₅ 及びＲ ₁₀ のいずれかが二環以上からなる縮合多環基又は二環以上からなる縮合多環複素環基である。尚、二環以上からなる縮合多環基及び二環以上からなる縮合多環複素環基は、炭素数１以上４以下のアルキル基又はアリール基をさらに有してもよい。）
2. 下記式で示される化合物のいずれかであることを特徴とする、請求項１に記載のベンゾ［ｇｈｉ］フルオランテン誘導体。
   

   
3. 陽極及び陰極からなる一対の電極と、前記一対の電極間に挟持される有機化合物層と、からなり、前記陽極及び前記陰極のいずれかが透明又は半透明である有機発光素子において、前記有機化合物層が請求項１又は２に記載のベンゾ［ｇｈｉ］フルオランテン誘導体を含有することを特徴とする、有機発光素子。
4. 前記ベンゾ［ｇｈｉ］フルオランテン誘導体を含有する層が発光層であることを特徴とする、請求項３に記載の有機発光素子。
5. 前記発光層が、ホストとゲストとから構成されることを特徴とする請求項４に記載の有機発光素子。
6. 前記ホストが、下記式
   

   

   で示される化合物であり、
   前記ゲストが、下記式
   

   

   で示される化合物であることを特徴とする請求項５に記載の有機発光素子。