JP2008278405A - 画像形成装置、画像形成システム及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム及びプログラム Download PDF

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直毅 重野
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隆 冨塚
Takashi Oyama
隆 大山
Takumi Nishigata
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Abstract

【課題】アクセス数の多い画像データがサーバに保存されている場合においても、高画質な画像を短時間で確実に印刷することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置10上で動作する画像複写プログラム20は、画像データを記憶する画像データ記憶部204と、前記記憶されている画像データの印刷履歴を記憶する履歴記憶部218と、前記記憶されている印刷履歴に基づいて、外部の装置に記憶されている画像データを画像データ記憶部204に保存するか否かを判定する判定部208と、前記判定結果に基づいて画像データを画像データ記憶部204に保存する画像データ保存部212と、読取画像から画像データに関する情報を取得する情報取得部202と、前記取得された情報により識別される画像データが画像データ記憶部204に記憶されている場合、当該画像データが印刷されるように制御する印刷制御部200とを有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成システム及びプログラムに関する。
近年、パーソナルコンピュータやプリンタ、複写機の普及によって、印刷された機密文書の不正な複写(以降、不正コピーともいう)による情報漏洩の問題が出てきている。機密文書の不正コピーを抑制するために、機密文書の印刷時に印刷を行った使用者に関する情報、日時情報、出力した機器の識別情報等を例えば電子透かしとして埋め込んで出力し、印刷された原稿をスキャナ等で読み取り、読み取られた画像中に埋め込まれた使用者、クライアントPC、プリンタ、日時等の情報を解析することで、情報漏洩元を推定することがよく知られている。
特許文献1では、画像データ上に付加した電子透かし等の情報から画像データが保存されているサーバを認識することにより、何度コピーしても画像劣化の無い出力画像を得ることができる手法が開示されている。
特開2004−153566号公報
しかしながら、特許文献1に開示された手法では、出力画像はサーバに保存されている画像データから常に得られるので、サーバがアクセス数の多い画像データを数多く保存している場合、サーバへのアクセスが集中し、サーバの負荷が増大してしまう。
本発明は、アクセス数の多い画像データがサーバに保存されている場合においても、高画質な画像を短時間で確実に印刷することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る第1の画像形成装置は、画像データを記憶する画像データ記憶手段と、前記画像データ記憶手段に記憶されている画像データの印刷履歴を記憶する印刷履歴記憶手段と、前記印刷履歴記憶手段に記憶されている印刷履歴に基づいて、外部の装置に記憶されている画像データを前記画像データ記憶手段に保存するか否かを判定する判定手段と、読取画像から取得された情報により識別される画像データが前記画像データ記憶手段に記憶されている場合、当該画像データが印刷されるように制御する印刷制御手段とを有する。本発明によれば、アクセス数の多い画像データがサーバに保存されている場合においても、原稿が複写される際に、高画質な画像を短時間で印刷することができる。
好適には、読取画像から取得される情報には、更新情報が含まれ、前記印刷制御手段は、読取画像から取得された更新情報と前記画像データ記憶手段に記憶されている画像データの更新情報とが同一である場合、当該画像データが印刷されるように制御する。本発明によれば、更新される前の画像が印刷されることを防ぐことができる。
好適には、前記判定手段は、前記画像データ記憶手段に画像データが記憶されている期間に基づいて、記憶されている画像データを前記画像データ記憶手段から消去するか否かをさらに判定する。本発明によれば、必要な記憶容量を小さくすることができ、コストを削減することができる。
本発明に係る第2の画像形成装置は、画像データを記憶する画像データ記憶手段と、前記画像データ記憶手段に記憶されている画像データの印刷履歴を記憶する印刷履歴記憶手段と、前記印刷履歴記憶手段に記憶されている印刷履歴に基づいて、外部の装置に記憶されている画像データを前記画像データ記憶手段に保存するか否かを判定する判定手段と、読取画像から取得された情報により識別される画像データが前記画像データ記憶手段に記憶されていない場合、外部の装置に記憶されている当該画像データが印刷されるように制御する印刷制御手段とを有する。本発明によれば、高画質な画像が事前に保存されていない場合においても、原稿が複写される際に、高画質な画像を印刷することができる
本発明に係る第3の画像形成装置は、画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
前記画像データ記憶手段に記憶されている画像データの印刷履歴を記憶する印刷履歴記憶手段と、前記印刷履歴記憶手段に記憶されている印刷履歴に基づいて、外部の装置に記憶されている画像データを前記画像データ記憶手段に保存するか否かを判定する判定手段と、読取画像から取得された情報により識別される画像データが前記画像データ記憶手段に記憶されている場合、当該画像データが印刷されるように制御し、当該画像データが前記画像データ記憶手段に記憶されていない場合、外部の装置に記憶されている当該画像データが印刷されるように制御する印刷制御手段とを有する。本発明によれば、アクセス数の多い画像データがサーバに保存されている場合においても、原稿が複写される際に、高画質な画像を短時間で印刷することができる。
本発明に係る画像形成システムは、画像データを記憶する第1の画像データ記憶手段と、複数の画像形成装置とを含み、前記複数の画像形成装置のそれぞれは、画像データを記憶する第2の画像データ記憶手段と、前記第2の画像データ記憶手段に記憶されている画像データの印刷履歴を記憶する印刷履歴記憶手段と、前記印刷履歴記憶手段に記憶されている印刷履歴に基づいて、前記第1の画像データ記憶手段に記憶されている画像データを前記第2の画像データ記憶手段に保存するか否かを判定する判定手段と、読取画像から取得された情報により識別される画像データが前記第2の画像データ記憶手段に記憶されている場合、当該画像データが印刷されるように制御する印刷制御手段とを有する。本発明によれば、アクセス数の多い画像データがサーバに保存されている場合においても、原稿が複写される際に、高画質な画像を短時間で印刷することができる。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを含む画像形成装置において、印刷履歴に基づいて、外部の装置に記憶されている画像データを保存するか否かを判定する判定ステップと、読取画像から取得された情報により識別される画像データが前記判定の結果に基づいて保存されている場合、当該画像データが印刷されるように制御する印刷制御ステップとを前記画像形成装置に実行させる。本発明によれば、アクセス数の多い画像データがサーバに保存されている場合においても、原稿が複写される際に、高画質な画像を短時間で印刷することができる。
本発明によれば、アクセス数の多い画像データがサーバに保存されている場合においても、原稿が複写される際に、高画質な画像を短時間で印刷することができる。
まず、本発明の実施形態に係る画像形成装置により原稿が複写された場合の印刷結果を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置による印刷結果を説明する図である。
図1(A)は、本発明の実施形態に係る画像形成装置により印刷された原稿を例示する。図1(A)に例示するように、原稿には、不可視の電子透かしが印刷されている。電子透かしには、印刷した画像データを保存するサーバに関する情報が含まれている。このような情報を電子透かし情報ともいう。例えば、電子透かし情報には、サーバのIPアドレス、画像データを保存するディレクトリ、画像データのファイル名、ファイルの更新情報(例えば、改訂番号)電子透かし情報が付加された印刷物を複写できる使用者を識別する識別子(ID)及びパスワードが含まれている。なお、電子透かし情報には、印刷データを送信した図示しない端末装置、印刷した画像形成装置等を識別する識別子及び印刷された日時などが含まれてもよい。
また、原稿には、背景地紋画像が印刷されている。背景地紋画像は、例えば、潜像文字領域と背景領域の2つの領域で構成されており、それぞれの領域は、異なる微小パターンで構成されている。例えば、潜像文字領域は、比較的小さいドットパターンで構成され、背景領域は、2種類の微小な斜線パターンの配列で構成されている。
図1(B)は、図1(A)に示される原稿が、本発明の実施形態に係る画像形成装置とは異なる画像形成装置により複写された印刷結果を例示する。図1(B)に例示するように、印刷結果には、潜像文字(本例では、「複写禁」の文字列)が浮かび上がっている。このように、潜像文字の領域には、潜像文字領域の背景地紋画像が印刷されており、原稿が複写されると、潜像文字領域が黒く塗りつぶされる。また、例えば印刷時の解像度と複写時における読み取りの解像度とが異なることにより、印刷結果における文字「A」の画質は、劣化することがある。
本発明の実施形態に係る画像形成装置は、複数のモードで動作する。具体的には、画像形成装置は、高画質複製モード又はそれ以外のモードで動作する。画像形成装置が高画質複製モードで動作している場合、画像形成装置は、電子透かしから取得されたサーバのIPアドレスに基づいてサーバにアクセスし、サーバから高画質の画像データ(以降、高画質画像ともいう)を取得して印刷する。
図1(C)は、図1(A)に示される原稿が、本発明の実施形態に係る画像形成装置により印刷された高画質画像を例示する。図1(C)に例示するように、原稿が複写された場合においても、「複写禁」の文字列は、浮かび上がらない。また、印刷時の解像度と複写時における読み取りの解像度とが異なる場合においても、画質は劣化せず、高画質画像が印刷される。なお、図1(C)に示される印刷結果においても、背景地紋画像は印刷されている。
画像形成装置が高画質複製モード以外のモードで動作している場合、画像形成装置は、サーバにアクセスせず、読み取られた読取画像を印刷する。この場合、印刷結果は、図1(B)に示されるものとなる。
また、図1(B)及び図1(C)のいずれの印刷結果においても、電子透かしは、印刷されている。したがって、印刷結果が繰り返し複写される場合、電子透かし情報は、当該印刷結果が読み取られた読取画像データから取得される。
次に、本発明の実施形態に係る画像形成装置により実行される画像データの事前保存処理を説明する。
本発明の実施形態に係る画像形成装置は、画像データの印刷履歴を記憶し、当該印刷履歴に基づいて、例えばサーバなど外部の装置に記憶されている画像データを当該外部の装置から取得して保存するか否かを判定する。また、画像形成装置は、複写される原稿に対応する画像データが既に画像形成装置に保存されている場合、画像形成装置は、保存されている画像データを印刷して出力する。
図2は、画像データの事前保存処理が実行される場合におけるサーバへのアクセス数を例示する図である。本例では、サーバが10の画像データを記憶しており、100の画像形成装置のそれぞれにおいて、午前10時から11時までの間に、原稿が50回ずつ複写されることを想定する。
図2に例示するように、事前保存処理がない場合、100の画像形成装置のそれぞれは、複写される原稿の電子透かしから取得された電子透かし情報に基づいて、サーバに50回アクセスする。したがって、総アクセス数は、5,000回(100×50)である。また、これらのアクセスは全て、午前10時から11時までの間に発生する。
一方、事前保存処理がある場合、100の画像形成装置のそれぞれは、例えば、午前5時から10時までの間、1時間に2つずつ、サーバから画像データを取得して保存する。したがって、アクセスは、午前5時から10時までの間、1時間に200回(100×2)発生する。また、総アクセス数は、1,000回である。
このため、サーバへのアクセスが平均化されるので、サーバに掛かる負荷は低減する。したがって、サーバに掛かるコスト及びサーバにおいて障害が発生するリスクを低減することができる。また、複写時における印刷完了までの時間は短縮される。さらに、使用者は、サーバ2及びネットワーク3の少なくともいずれかに障害が発生したいる場合においても、高画質な印刷物を入手することができる。
以降、本発明の実施形態に係る画像形成装置及び当該画像形成装置を含む画像形成システムを説明する。
図3は、本発明の実施形態に係る画像形成システム1を示す図である。
図3に示すように、画像形成システム1は、ネットワーク3を介して接続された複数の画像形成装置10−1〜10−n及びサーバ2を含む。なお、画像形成装置10−1〜10−nなど、複数ある構成部分のいずれかを特定せずに示すときには、単に画像形成装置10などと略記することがある。
サーバ2は、ハードディスクドライブなどの記憶装置を含み、IPアドレスにより識別されるコンピュータである。サーバ2は、所定のファイルシステム上で所定のディレクトリに、ファイルとして画像データを保存する。したがって、サーバ2は、画像を記憶する画像データ記憶手段を構成する。なお、ディレクトリは、フォルダともいう。
画像形成装置10は、例えば、スキャナ等の読取装置とプリントエンジン等の印刷装置とを備えたコピー機、複合機等である。したがって、画像形成装置10は、印刷(プリント)機能、複写(コピー)機能及び読取(スキャン)機能を有する。
ネットワーク3は、LAN及びWAN(Wide Area Network)の少なくともいずれかにより構成されている。したがって、サーバ2及び画像形成装置10は、所定のデータをネットワーク3を介して送信及び受信する。なお、ネットワーク3は、有線であってもよいし、無線であってもよい。
図4は、本発明の実施形態に係る画像形成装置10のハードウェア構成を示す図である。
図4に示すように、画像形成装置10は、制御装置12、画像を読み取って読取画像データをCPU100に対して出力する例えばスキャナ等の読取装置110、及び読取装置110又は通信装置106を介して入力された画像を記録用紙上に印刷する印刷装置112を有する。制御装置12には、CPU100、メモリ102、ハードディスクドライブ等の記憶装置104、ネットワーク3を介してサーバ2とデータの通信を行う通信装置106、及びタッチパネル又は液晶ディスプレイ並びにキーボードを含むユーザインタフェース(UI)装置108が含まれる。これらの構成要素は、バス114を介して互いに接続されている。なお、サーバ2もまた、制御装置12と同等のハードウェア構成を有する。
図5は、画像形成装置10により実行される画像複写プログラム20の機能構成を示す図である。
図5に示すように、画像複写プログラム20は、印刷制御部200、情報取得部202、画像データ記憶部204、認証部206、判定部208、電子透かし埋込み部210、画像データ保存部212、画像データ消去部214、履歴生成部216及び履歴記憶部218を有する。画像複写プログラム20は、例えば、通信装置106を介して供給され、メモリ102にロードされて、CPU100で動作するOS上で、ハードウェアを具体的に利用して実行される。なお、画像複写プログラム20の全部又は一部の機能は、画像形成装置10に設けられたハードウェアにより実現されてもよい。
画像複写プログラム20において、印刷制御部200は、画像形成装置10が動作するモードに基づいて画像複写プログラム20の各構成要素を制御し、これらの構成要素との間でデータの入出力を行い、出力画像を生成し、出力画像データを印刷装置112に対して出力する。
具体的には、画像形成装置10が、高画質複製モード以外のモードで動作している場合、印刷制御部200は、読取装置110により読み取られた読取画像に電子透かしを合成するように後述する電子透かし埋込み部210を制御する。この場合、出力画像は、電子透かしが合成された読取画像である。
一方、画像形成装置10が、高画質複製モードで動作している場合、印刷制御部200は、次のように動作する。印刷制御部200は、後述する情報取得部202により取得された情報により識別される高画質画像の画像データが画像データ記憶部204に記憶されている場合、当該画像データが印刷されるように制御する。また、高画質画像の画像データが画像データ記憶部204に記憶されていない場合、印刷制御部200は、サーバ2に記憶されている当該画像データが印刷されるように制御する。この場合、印刷制御部200は、後述する画像データ保存部212がサーバ2に記憶されている当該画像データを保存するように制御する。
情報取得部202は、読取装置110により読み取られた読取画像データから当該読取画像データに関する情報を取得する。より具体的には、情報取得部202は、読取画像の所定の領域に含まれる電子透かしに埋め込まれた電子透かし情報(以降、印刷制御情報ともいう)を取得する。情報取得部202は、印刷制御情報を印刷制御部200に対して出力する。
認証部206は、使用者の認証を行う。例えば、認証部206は、使用者の識別子(個人ID)及びパスワードを要求し、入力された個人ID及びパスワードと、情報取得部202により取得された印刷制御情報に含まれている複写権限を有する個人ID及びパスワードと一致するか否かを判定する。認証部206は、認証結果を印刷制御部200に対して出力する。なお、認証部206は、入力された個人ID及びパスワードと、印刷制御情報に含まれているIPアドレスにより識別されるサーバ2に記憶されている個人ID及びパスワードとが一致するか否かを判定してもよい。
画像データ記憶部204は、画像データを記憶する。画像データ記憶部204は、メモリ102及び記憶装置104の少なくともいずれかにより実現される。
電子透かし埋込み部210は、印刷制御部200の制御により、読取装置110により読み取られた読取画像データ及び画像データ記憶部204に記憶されている画像データのいずれかに、電子透かしを合成する。また、電子透かし埋込み部210は、画像データ記憶部204に記憶されている画像データが印刷される場合、当該画像データに背景地紋画像を合成する。例えば、電子透かし埋込み部210は、出力画像の所定の色成分へ背景地紋画像を論理和合成する。なお、画像データ記憶部204に記憶されている画像データには、背景地紋画像が予め合成されていてもよい。この場合、電子透かし埋込み部210は、背景地紋画像を画像データに合成しない。
履歴記憶部218は、画像データ記憶部204に記憶されている画像データの印刷履歴を記憶する。印刷履歴には、画像データ毎に、画像データの識別子(例えば、ファイル名)、更新情報及び保存場所(例えば、サーバ2のIPアドレス、ディレクトリ)、画像データに関するサーバ2へのアクセス日時及びアクセス回数、及び履歴の有効期限が含まれる。履歴記憶部218は、画像データ記憶部204と同様に、記憶装置104等により実現される。
履歴生成部216は、印刷された画像データに関する印刷履歴を生成して履歴記憶部218に保存する。より具体的には、履歴生成部216は、新規の画像データが印刷された場合、当該画像データに関する印刷履歴を新たに作成し、既に印刷履歴が作成されている画像データが印刷された場合、当該画像データに関する印刷履歴を更新する。また、履歴生成部216は、履歴記憶部218に記憶されている印刷履歴のうち、有効期限を超えている印刷履歴を消去する。
判定部208は、履歴記憶部218に記憶されている印刷履歴に基づいて、例えばサーバ2など外部の装置に記憶されている画像データを画像データ記憶部204に保存するか否かを判定する。具体的には、判定部208は、履歴記憶部218に記憶されている印刷履歴を参照し、保存すべき画像データの有無を判定する。
より具体的には、判定部208は、単位時間あたりのサーバ2へのアクセス回数に基づいて、保存すべき画像データを判定する。例えば、判定部208は、1時間あたり10回のアクセスを発生した場合、当該画像データを、保存すべき画像データであるとする。なお、判定基準は、上記の例に限定されず、次のようなものであってもよい。例えば、判定基準は、「サーバ2へのアクセスが1回発生した画像データは、保存期間を1日として保存する」、「サーバ2へのアクセスにかかわらず、サーバ2において更新された画像データ及び最新の画像データを保存する」等であってもよい。
判定基準は、画像データ毎に適用されてもよいし、複数の画像データを含むグループ毎に適用されてもよい。判定基準がグループに適用される場合、例えば、「グループに含まれる画像データのいずれかに少なくとも1回アクセスが発生した場合、当該グループに含まれる画像データを保存する」などの判定基準が用いられる。
また、判定部208は、画像データ記憶部204に画像データが記憶されている期間に基づいて、記憶されている画像データを画像データ記憶部204から消去するか否かをさらに判定する。具体的には、判定部208は、画像データが画像データ記憶部204に所定期間以上記憶されている場合、当該画像データを消去すると判定する。
画像データ保存部212は、判定部208による判定結果に基づいて画像データを画像データ記憶部204に保存する。具体的には、画像データ保存部212は、保存すべきであると判定された画像データについて、サーバ2のIPアドレス等に基づいてネットワーク3を介してサーバ2にアクセスし、所定のディレクトリに保存されている画像データを取得する。画像データ保存部212は、取得した画像データに対して、サーバ2から取得した日付及び時刻と、保存期間(又は消去する日付及び時刻)とを設定する。
また、画像データ保存部212は、情報取得部202により取得された印刷制御情報に含まれている画像データの識別子により識別される画像データが画像データ記憶部204に記憶されていない場合、印刷制御部200の制御により画像データをサーバ2から取得して保存する。さらに、画像データ保存部212は、印刷制御情報に含まれている画像データの更新情報と、記憶されている当該画像データの更新情報とが異なる場合、サーバ2にアクセスし、取得された更新情報に該当する画像データを取得して画像データ記憶部204に保存する。
画像データ消去部214は、判定部208による判定結果に基づいて画像データを消去する。具体的には、画像データ消去部214は、保存されてから所定期間を経過した画像データであって画像データ記憶部204にまだ記憶されているものを消去する。なお、当該所定期間を保存期間ともいう。
図6は、画像複写プログラム20の履歴生成部216による履歴情報の管理処理(S10)を示すフローチャートである。
図6に示すように、ステップ100(S100)において、履歴生成部216は、印刷される画像データが新規であるか否かを判定する。履歴生成部216は、画像データが新規である場合にはS102の処理に進み、そうでない場合にはS104の処理に進む。
ステップ102(S102)において、履歴生成部216は、画像データに関する印刷履歴を作成して履歴記憶部218に保存する。
ステップ104(S104)において、履歴生成部216は、履歴記憶部218に記憶されている画像データを更新する。
ステップ106(S106)において、履歴生成部216は、有効期限を超えた印刷履歴情報が履歴記憶部218に記憶されているか否かを判定する。履歴生成部は、有効期限を超えた印刷履歴情報が履歴記憶部218に記憶されている場合にはS108の処理に進み、そうでない場合には処理を終了する。
ステップ108(S108)において、履歴生成部216は、該当する印刷履歴情報を消去して処理を終了する。
図7は、画像複写プログラム20の判定部208による画像データの管理処理(S20)を示すフローチャートである。
図7に示すように、ステップ200(S200)において、判定部208は、履歴記憶部218に記憶されている印刷履歴を参照し、所定の判定基準に基づいて、保存すべき画像データがあるか否かを判定する。判定部208は、保存すべき画像データがある場合にはS202の処理に進み、そうでない場合には処理を終了する。
ステップ202(S202)において、判定部208は、現在の時刻は、保存すべき画像データがサーバ2から取得された時間から保存期間内であるか否かを判定する。判定部208は、現在の時刻が保存期間内である場合にはS204の処理に進み、そうでない場合にはS208の処理に進む。
ステップ204(S204)において、判定部208は、該当する画像データは既に画像データ記憶部204に記憶されているか否かを判定する。判定部208は、当該画像データが既に記憶されている場合にはS212の処理に進み、そうでない場合にはS212の処理に進む。
ステップ206(S206)において、画像データ保存部212は、サーバ2に対してアクセスし、保存すべき画像データを取得して画像データ記憶部204に保存する。
ステップ208(S208)において、判定部208は、該当する画像データが画像データ記憶部204に記憶されているか否かを判定する。判定部208は、当該画像データが記憶されている場合にはS210の処理に進み、そうでない場合にはS212の処理に進む。
ステップ210(S210)において、画像データ消去部214は、該当する画像データを画像データ記憶部204から消去する。
ステップ212(S212)において、判定部208は、保存すべき画像データの全てについて上記の処理を終了したか否かを判定する。判定部208は、保存すべき画像データの全てについて上記の処理を終了した場合には画像データの管理処理を終了し、そうでない場合にはS202の処理に戻って次の画像データに対する処理を行う。
このようにして、判定部208は、画像データの保存及び消去を判定し、画像データ保存部212は、判定結果に基づいて画像データを事前に保存する。また、画像データの管理処理(S20)が実行される時期は、予め決められていてもよい。したがって、画像形成システム1に複数の画像形成装置10が含まれる場合においても、複数の画像形成装置10において、画像データの管理処理が実行される時期が分散されていれば、サーバ2へのアクセスは分散される。
なお、画像形成装置10は、画像形成システム1において、画像形成システム1に含まれる他の画像形成装置10にアクセスし、当該他の画像形成装置10から画像データを取得してもよい。例えば、画像データが、画像形成装置10−1に記憶されておらず、画像形成装置10−2には記憶されている場合、画像形成装置10−1は、画像形成装置10−2から画像データを取得してもよい。
図8は、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の複写時における全体動作(S30)を示すフローチャートである。
図8に示すように、ステップ300(S300)において、画像形成装置10上で動作する画像複写プログラム20の印刷制御部200は、読取装置110により読み取られた読取画像データを受け付ける。
ステップ302(S302)において、印刷制御部200は、モードが高画質複製モードか否かを判定する。印刷制御部200は、モードが高画質複製モードである場合にはS304の処理に進み、そうでない場合にはS318の処理に進む。
ステップ304(S304)において、印刷制御部200は、読取画像データを情報取得部202に対して出力する。情報取得部202は、読取画像データの電子透かしから印刷制御情報を取得して、印刷制御部200に対して出力する。
ステップ306(S306)において、認証部206は、UI装置108を介して使用者のID及びパスワードの入力を受け付ける。
ステップ308(S308)において、認証部206は、入力されたID及びパスワードと、印刷制御情報に含まれるID及びパスワードとが一致するか否かを判定することにより使用者を認証し、認証結果を印刷制御部200に対して出力する。印刷制御部200は、使用者が認証された場合にはS310の処理に進み、そうでない場合にはS318の処理に進む。
ステップ310(S310)において、印刷制御部200は、画像データ記憶部204を参照し、印刷制御情報に含まれる、画像データの識別子(例えばファイル名)により識別される画像データが記憶されているか否かを判定する。印刷制御部200は、当該画像データが記憶されている場合にはS312の処理に進み、そうでない場合にはS316の処理に進む。
ステップ312(S312)において、印刷制御部200は、当該画像データから情報取得部202により取得された更新情報と記憶されている画像データの更新情報とが一致するか否かを判定する。印刷制御部200は、これらの更新情報が一致する場合にはS314の処理に進み、そうでない場合にはS316の処理に進む。
ステップ314(S314)において、印刷制御部200は、画像データ記憶部204に記憶されている画像データを読み出し、当該画像データを出力画像とする。
一方、ステップ316(S316)において、印刷制御部200は、印刷制御情報に含まれるサーバ2のIPアドレス及び高画質画像の保存場所(ディレクトリ及びファイル名)を画像データ保存部212に対して出力する。画像データ保存部212は、ネットワーク3を介してサーバ2にアクセスし、サーバ2から高画質画像の画像データを取得して画像データ記憶部204に保存し、印刷制御部200に対して出力する。印刷制御部200は、このようにして取得された高画質画像の画像データを出力画像とする。
また、画像形成装置10のモードが高画質複製モード以外のモードである場合、ステップ318(S318)において、印刷制御部200は、読取画像の画像データを出力画像とし、S320の処理に進む。
ステップ320(S320)において、印刷制御部200は、出力画像の画像データを電子透かし埋込み部210に対して出力する。電子透かし埋込み部210は、印刷制御情報を含む電子透かしを出力画像データに埋め込んで、印刷制御部200に対して出力する。
ステップ322(S322)において、印刷制御部200は、電子透かしが埋め込まれた出力画像データを印刷装置112に対して出力し、出力画像が印刷されるように制御する。よって、印刷装置112は、用紙などの記憶媒体に出力画像を印刷する。
さらに、印刷された画像データについて、履歴情報の管理処理(S10;図6)が実行されて、印刷履歴が作成又は更新される。なお、履歴情報の管理処理(S10)は、いずれの時期に実行されてもよく、例えば、画像の印刷処理(S322)の前に実行されてもよい。
本発明の実施形態に係る画像形成装置による印刷結果を説明する図である。 画像データの事前保存処理が実行される場合におけるサーバへのアクセス数を例示する図である。 本発明の実施形態に係る画像形成システム1を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置10のハードウェア構成を示す図である。 画像形成装置10により実行される画像複写プログラム20の機能構成を示す図である。 画像複写プログラム20の履歴生成部216による履歴情報の管理処理(S10)を示すフローチャートである。 画像複写プログラム20の判定部208による画像データの管理処理(S20)を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像形成装置10の複写時における全体動作(S30)を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成システム
2 サーバ
3 ネットワーク
10 画像形成装置
12 制御装置
20 画像複写プログラム
100 CPU
102 メモリ
104 記憶装置
106 通信装置
108 UI装置
110 読取装置
112 印刷装置
200 印刷制御部
202 情報取得部
204 画像データ記憶部
206 認証部
208 判定部
210 電子透かし埋込み部
212 画像データ保存部
214 画像データ消去部
216 履歴生成部
218 履歴記憶部

Claims (7)

  1. 画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
    前記画像データ記憶手段に記憶されている画像データの印刷履歴を記憶する印刷履歴記憶手段と、
    前記印刷履歴記憶手段に記憶されている印刷履歴に基づいて、外部の装置に記憶されている画像データを前記画像データ記憶手段に保存するか否かを判定する判定手段と、
    読取画像から取得された情報により識別される画像データが前記画像データ記憶手段に記憶されている場合、当該画像データが印刷されるように制御する印刷制御手段と
    を有する画像形成装置。
  2. 読取画像から取得される情報には、更新情報が含まれ、
    前記印刷制御手段は、読取画像から取得された更新情報と前記画像データ記憶手段に記憶されている画像データの更新情報とが同一である場合、当該画像データが印刷されるように制御する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記判定手段は、前記画像データ記憶手段に画像データが記憶されている期間に基づいて、記憶されている画像データを前記画像データ記憶手段から消去するか否かをさらに判定する
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
    前記画像データ記憶手段に記憶されている画像データの印刷履歴を記憶する印刷履歴記憶手段と、
    前記印刷履歴記憶手段に記憶されている印刷履歴に基づいて、外部の装置に記憶されている画像データを前記画像データ記憶手段に保存するか否かを判定する判定手段と、
    読取画像から取得された情報により識別される画像データが前記画像データ記憶手段に記憶されていない場合、外部の装置に記憶されている当該画像データが印刷されるように制御する印刷制御手段と
    を有する画像形成装置。
  5. 画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
    前記画像データ記憶手段に記憶されている画像データの印刷履歴を記憶する印刷履歴記憶手段と、
    前記印刷履歴記憶手段に記憶されている印刷履歴に基づいて、外部の装置に記憶されている画像データを前記画像データ記憶手段に保存するか否かを判定する判定手段と、
    読取画像から取得された情報により識別される画像データが前記画像データ記憶手段に記憶されている場合、当該画像データが印刷されるように制御し、当該画像データが前記画像データ記憶手段に記憶されていない場合、外部の装置に記憶されている当該画像データが印刷されるように制御する印刷制御手段と
    を有する画像形成装置。
  6. 画像データを記憶する第1の画像データ記憶手段と、
    複数の画像形成装置とを含み、
    前記複数の画像形成装置のそれぞれは、
    画像データを記憶する第2の画像データ記憶手段と、
    前記第2の画像データ記憶手段に記憶されている画像データの印刷履歴を記憶する印刷履歴記憶手段と、
    前記印刷履歴記憶手段に記憶されている印刷履歴に基づいて、前記第1の画像データ記憶手段に記憶されている画像データを前記第2の画像データ記憶手段に保存するか否かを判定する判定手段と、
    読取画像から取得された情報により識別される画像データが前記第2の画像データ記憶手段に記憶されている場合、当該画像データが印刷されるように制御する印刷制御手段と
    を有する画像形成システム。
  7. コンピュータを含む画像形成装置において、
    印刷履歴に基づいて、外部の装置に記憶されている画像データを保存するか否かを判定する判定ステップと、
    読取画像から取得された情報により識別される画像データが前記判定の結果に基づいて保存されている場合、当該画像データが印刷されるように制御する印刷制御ステップと
    を前記画像形成装置に実行させるプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016159429A (ja) * 2015-02-26 2016-09-05 ブラザー工業株式会社 画像記録装置、および制御プログラム

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