JP2008278248A - Imaging device, and control method and program thereof - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、被写体像を撮像面に対して露光中に移動させながら撮影することにより特殊効果のある画像を取得するデジタルカメラなどの撮像装置及びその制御方法、並びにプログラムに関する。 The present invention relates to an imaging apparatus such as a digital camera, a control method thereof, and a program that acquire an image having a special effect by capturing a subject image while moving it relative to an imaging surface during exposure.
近年、デジタルカメラの普及が進んでおり、多くのユーザが様々なシーンで多様な撮影を行うようになっている。このような様々なシーンにおいても適切に撮影が行えるよう、予めシーンに合わせた撮影プログラムを多数用意し、撮影モードとしてユーザが選択できるようにしたカメラが多く製品化されている。 In recent years, the spread of digital cameras has progressed, and many users have taken various pictures in various scenes. Many cameras have been commercialized in which a large number of shooting programs suitable for a scene are prepared in advance so that the user can select a shooting mode so that appropriate shooting can be performed even in such various scenes.
また、同時に手振れ補正機構を備えたデジタルカメラも多く製品化されている。この手振れ補正機構を備えたカメラは、ユーザの撮影時における手振れを軽減するよう、被写体像を撮像素子に対して相対的に移動しないように制御される。このような手振れ補正機構を備えたカメラは、さらにユーザの撮影シーンを広げる役割を担うものである。 At the same time, many digital cameras equipped with a camera shake correction mechanism have been commercialized. A camera equipped with this camera shake correction mechanism is controlled so as not to move the subject image relative to the image sensor so as to reduce camera shake during user shooting. A camera having such a camera shake correction mechanism plays a role of further expanding a user's shooting scene.
上述の撮影モードとして、手振れ補正機構を利用して特殊効果が得られるようにしたものが紹介されている。例えば、特許文献1によれば、手振れ補正機構を動かしながら露光することで、ソフトフィルタ効果やクロスフィルタ効果が得られている。
特殊効果の一例として、被写体像に輝点が含まれるときに、露光しながら被写体像を撮像面に対して相対的に動かすと、出力される画像には輝線が現れる。即ち、被写体像を移動させるための移動機構を露光中に制御することで、撮影画像上に輝線を描くことができる。 As an example of the special effect, when the subject image includes a bright spot, if the subject image is moved relative to the imaging surface while being exposed, a bright line appears in the output image. That is, by controlling a moving mechanism for moving the subject image during exposure, a bright line can be drawn on the captured image.
例えば、背景に点光源が存在し、ストロボの照射範囲内に人物が存在する場合に、人物はストロボ発光時以外は照射光をほとんど受けないというシーンを想定する。このとき、輝線を描き終わった後、もしくはその途中で瞬間的にストロボを発光すれば、所望の輝線を描画しつつ、ストロボ光によって人物もくっきりと写し込むことができる。 For example, a scene is assumed in which a point light source is present in the background and a person is present within the flash irradiation range, and the person receives almost no irradiation light except during the strobe light emission. At this time, if the strobe is instantaneously emitted after drawing the bright line or in the middle of the drawing, the person can be clearly captured by the strobe light while drawing the desired bright line.
しかしながら、決められた図形の輝線を露光時間中に描画し続ける場合、図形の途中で露光が終了すると、輝線に輝度むらが発生する恐れがあった。 However, when drawing the bright line of the decided figure during the exposure time, if the exposure is completed in the middle of the figure, there is a possibility that uneven brightness occurs in the bright line.
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、被写体像に含まれる輝点の描画処理において、輝度むらの発生を防止することができる撮像装置及びその制御方法、並びにプログラムを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above-described problems, and provides an imaging apparatus capable of preventing the occurrence of uneven brightness in a drawing process of a bright spot included in a subject image, a control method therefor, and a program The purpose is to do.
上記目的を達成するために、請求項1に記載の撮像装置は、撮像光学系により結像された被写体像を光電変換する撮像素子を備える撮像装置において、前記被写体像を前記撮像素子に対して相対的に移動させるための移動手段と、複数の図形から一つの図形を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された図形に対応する軌跡データに従って前記移動手段を移動させるための駆動手段と、前記撮像素子が前記被写体像を光電変換することにより得られた被写体画像の画像データに基づいて被写体を測光する測光手段と、前記測光手段の測光結果に基づいて前記撮像素子の露光時間を決定する決定手段とを有し、前記決定手段は、前記駆動手段による前記移動手段の移動に要する移動時間の整数倍となるように前記撮像素子の露光時間を決定することを特徴とする。
In order to achieve the above object, an imaging apparatus according to
請求項2に記載の撮像装置は、請求項1に記載の撮像装置において、前記駆動手段は、前記決定された露光時間中に前記移動手段の移動を反復することを特徴とする。 An imaging apparatus according to a second aspect is the imaging apparatus according to the first aspect, wherein the driving unit repeats the movement of the moving unit during the determined exposure time.
請求項3に記載の撮像装置は、請求項1または2に記載の撮像装置において、前記撮像装置の固定を検知する検知手段と、前記検知手段が前記撮像装置の固定を検知したときに、前記決定手段により決定される露光時間が所定の露光許容時間よりも長くなることを許可する第1の許可手段とを更に有することを特徴とする。
The imaging device according to
請求項4に記載の撮像装置は、請求項1または2に記載の撮像装置において、前記撮像装置の固定を検知する検知手段と、前記検知手段が前記撮像装置の固定を検知した場合において、前記複数の図形の中に前記移動時間が所定の露光許容時間よりも長い長秒描画図形が存在するときに、前記選択手段による当該長秒描画図形の選択を許可する第2の許可手段とを更に有することを特徴とする。
The imaging device according to
前記所定の露光許容時間は、手持ちで撮影する場合においても被写体画像の像振れを防止することができる露光時間である。 The predetermined exposure allowable time is an exposure time that can prevent image blurring of the subject image even when handheld.
上記目的を達成するために、請求項5に記載の撮像装置の制御方法は、撮像光学系により結像された被写体像を光電変換する撮像素子と、前記被写体像を前記撮像素子に対して相対的に移動させるための移動手段とを備える撮像装置の制御方法であって、複数の図形から選ばれた一つの図形を受け付ける選択工程と、前記選択工程により受け付けた図形に対応する軌跡データに従って前記移動手段を移動させるための駆動工程と、前記撮像素子が前記被写体像を光電変換することにより得られた被写体画像の画像データに基づいて被写体を測光する測光工程と、前記測光工程の測光結果に基づいて前記撮像素子の露光時間を決定する決定工程とを有し、前記決定工程では、前記駆動工程での前記移動手段の移動に要する時間の整数倍となるように前記撮像素子の露光時間を決定することを特徴とする。
In order to achieve the above object, a method for controlling an imaging apparatus according to
上記目的を達成するために、請求項6に記載のプログラムは、請求項5に記載の撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。 In order to achieve the above object, a program according to a sixth aspect causes a computer to execute the control method for an imaging apparatus according to the fifth aspect.
本発明によれば、被写体像を撮像面に対して相対的に移動する移動機構を用いた被写体像に含まれる輝点の描画処理において、輝度むらの発生を防止することができる。 According to the present invention, it is possible to prevent luminance unevenness from being generated in the process of drawing a bright spot included in a subject image using a moving mechanism that moves the subject image relative to the imaging surface.
また、本発明によれば、撮像装置の固定を検知する検知機構を用いることにより、被写体像を撮像面に対して相対的に移動する移動機構を用いた被写体像に含まれる輝点の描画処理において、像振れの発生を防止することができる。 Further, according to the present invention, by using a detection mechanism that detects fixation of the imaging apparatus, a process for rendering a bright spot included in the subject image using a moving mechanism that moves the subject image relative to the imaging surface. Thus, occurrence of image blur can be prevented.
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
まず、本発明の実施の形態に係る撮像装置について説明する。 First, an imaging device according to an embodiment of the present invention will be described.
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置のシステム構成図である。 FIG. 1 is a system configuration diagram of an imaging apparatus according to an embodiment of the present invention.
図1において、10は撮像装置1の光学系であり、ズームレンズ11a、焦点調節レンズ11b、シャッタ12、補正レンズユニット11c、絞りユニット13などによって構成される。14は、光学系10の光軸を表す。21は光学像を電気信号に光電変換する撮像素子、22は撮像素子21のアナログ信号出力をデジタル信号に変換するA/D変換器である。24は撮像素子21、A/D変換器22、D/A変換器27にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生部であり、メモリ制御部25及びシステム制御部50により制御される。
In FIG. 1,
23は画像処理部であり、A/D変換器22からのデータ或いはメモリ制御部25からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理やガンマ処理を行う。また、画像処理部23では、撮像した画像データを用いて所定の処理を行い、得られた結果に基づいてシステム制御部50が露光制御部41、フォーカス制御部42に対して制御を行う。つまり、コントラスト方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理等を行う。さらに、画像処理部23では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてAWB(オートホワイトバランス)処理も行うことも可能である。なお、露光制御部の具体的な演算処理については後に詳述する。
An
25はメモリ制御部であり、A/D変換器22、画像処理部23、タイミング発生部24、画像表示メモリ26、D/A変換器27、圧縮伸張部28、内部メモリ29を制御する。A/D変換器22のデータが画像処理部23、メモリ制御部25を介して、或いはA/D変換器22のデータが直接メモリ制御部25を介して、画像表示メモリ26或いは内部メモリ29に書き込まれる。26は画像表示メモリ、27はD/A変換器である。7はTFT,LCD等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ26に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器27を介して画像表示部7により表示される。画像表示部7を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現することが可能である。また、画像表示部7には画像が表示されるだけでなく、画像表示と共に、もしくは画像を表示することなく、撮像装置1の各種設定に関する様々なメニュー項目も表示する。ユーザは画像表示部7に表示されたメニュー項目を、操作スイッチ5を操作しながら適宜選択することにより、指定した項目の設定を変更することができる。
A memory control unit 25 controls the A /
28は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮伸長部であり、内部メモリ29に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータを内部メモリ29に書き込む。29は撮影した静止画像や動画像を格納するための内部メモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みを内部メモリ29に対して行うことが可能となる。また、内部メモリ29はシステム制御部50の作業領域としても使用することが可能である。
A compression /
30は補正レンズユニット制御部であり、通常の撮影時には、振れ検出器33によってカメラの振れ量を検出し、その振れ量に応じて、駆動制御部31、位置検出センサ32によって補正レンズユニット11cを制御し、カメラ振れによる像振れを抑える。振れ検出器33は例えばジャイロセンサを用いて構成されており、位置検出センサ32は例えばホール素子を用いて構成されている。被写体像に存在する輝点を用いて図形を描画するときには、更に不揮発性メモリ46に記録されている軌跡データを処理した上で補正レンズユニット11cを制御する。具体的な処理については後に詳述する。
41はシャッタ12や絞りユニット13を制御する露光制御部であり、ストロボ制御部8を介して制御されるストロボ9と連携することにより、ストロボ撮影にも対応する。42は焦点調節レンズ11bを制御するフォーカス制御部であり、43はズームレンズ11aによってズーミングを制御するズーム制御部であり、44はレンズの前面に配置される保護部材であるバリア2の動作を制御するバリア制御部である。
9はストロボであり、ストロボ制御部8によって制御されることにより、AF補助光の投光機能、ストロボ調光機能にも対応する。50は撮像装置1全体を制御するシステム制御部であり、45はシステム制御部50の動作用の定数、変数、プログラム等を一時的に記憶する揮発性メモリである。
46は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。撮像装置1の動作時に必要な定数、変数、プログラム等を、撮像装置1の非動作時にも失われないように記録している。撮像装置1の動作時には、システム制御部50の呼び出し指示に応じて記録されている定数、変数、プログラム等をシステム制御部50に送る。システム制御部は必要に応じて、呼び出した定数、変数、プログラム等を、適宜利用できるようにメモリ45に展開する。また、上述のように軌跡データも不揮発性メモリ46に記録されている。具体的な記録態様や、利用の仕方については後に詳述する。
47はシステム制御部50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置等の表示部である。この表示部47は撮像装置1の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDやLEDの組み合わせにより構成されている。また、表示部47は、その一部の機能が光学ファインダ6内に設置されていることもある。表示部47では、例えばシャッタスピードや絞り値、露出補正やストロボ発光の設定などを表示する。
3,4および5はシステム制御部50の各種の動作指示を入力するための操作部であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
3はレリーズスイッチであり、具体的には2段階に押し込むことができるように構成されている。ユーザは、1段目までの押し込み操作である半押し操作(SW1のオン)で撮影準備指示を行い、2段目までの押し込み操作である全押し(SW2のオン)操作で撮影指示を行うことができる。撮影準備指示であるSW1のオンで、システム制御部50は、AF(オートフォーカス)処理や、AE(自動露出)処理などの撮影準備動作を行うように制御する。そして、撮影指示であるSW2のオンで、システム制御部50は、露光制御部41を介してシャッタ12や絞りユニット13を駆動して、被写体画像を撮像素子21により取り込む制御を行う。具体的には、撮像素子21を蓄積状態にして、シャッタ12を開閉駆動することで被写体像を露光する。このシャッタ12の開閉の間が露光時間、すなわちシャッタスピードとなる。シャッタ12が閉状態に戻って撮像素子21の電荷蓄積を終了した後に、蓄積された電荷を信号として読み出す。システム制御部50およびメモリ制御部25は、撮像素子21から読み出した信号を、A/D変換器22、画像処理部23、圧縮伸張部28および内部メモリ29を用いて一連の現像処理や画像処理を行って画像データを生成する。そして、生成された画像データは、撮像装置1側のインターフェース51とコネクタ52、および着脱可能である記録媒体60側のコネクタ61とインタフェース62を介して、記録媒体60の記録部63に画像ファイルとして記録される。記録部63としては、ハードディスクやフラッシュメモリなどの、複数枚の画像データを記録するのに十分な容量を有するものが適している。なお、53は撮像装置1に対して記録媒体60が装着されているか否かを検出する記録媒体着脱検出部である。
A
手振れ補正がオンに設定されているときには、補正レンズユニット制御部30がSW1のオンに合わせて補正レンズユニット11cを動作させて、撮像素子21上で結像される被写体像の、ユーザの手振れに起因して生じる振れを軽減する。
When the camera shake correction is set to ON, the correction lens
更に、軌跡描画モードに設定されているときには、補正レンズユニット制御部30は、SW2のオン後の露光時間に指定された図形を描くように、補正レンズユニット11cを駆動する。
Further, when the locus drawing mode is set, the correction lens
4はモードダイアルスイッチであり、電源オフ、撮影モード(通常の撮影モード、軌跡描画モード等)、再生モード、PC接続モード等の各機能モードを切り換えて設定することができる。5は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作スイッチであり、メニューボタン、セットボタン、ストロボ設定ボタン等が設けられている。
手振れ補正のオンもしくはオフの設定をするためには、手振れ補正設定のために設けられた、例えばスライドスイッチから成る操作スイッチ5を操作する。
In order to turn on or off camera shake correction, an
また、軌跡描画機能をオンにする場合には、モードダイヤル4を軌跡描画モードに切り換えた後、画像表示部7に表示される描画メニューを、例えば十字キーから成る操作スイッチ5により選択して設定する。具体的な表示等については後述する。
When the locus drawing function is turned on, after the
6は光学ファインダであり、直接的に被写体を確認することが可能である。この場合、画像表示部7による電子ファインダ機能を使用すること無しに、光学ファインダ6のみを用いて撮影を行える。また、光学ファインダ6内には表示部47の一部を配設して、例えば、シャッタスピードや絞り値などを確認できるようにしても良い。
48は電源制御部であり、電池検出回路、DC/DCコンバータ、通電するブロックを切り換えるスイッチ回路等により構成されている。そして、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い検出結果をシステム制御部50に送る。また、システム制御部50の指示に基づいて、必要な電力を適宜撮像装置1の各部へ供給する。
A
70は供給電源であり、コネクタ71と撮像装置1側のコネクタ49を介して、電源部72の電力を撮像装置1側に供給する。電源部72は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池、またはNiCd電池やNiMH電池やLi電池等の二次電池、ACアダプター等のいずれか、もしくはこれらの組合わせにより構成される。
A
54は通信制御部であり、USBやIEEE1394、LAN、無線通信等の各種通信機能をサポートする。55は、通信部54により撮像装置1を他の機器と接続するためのコネクタ、あるいは無線通信をするためのアンテナである。
A
次に図2から図4を用いて軌跡描画モードおよび軌跡描画機能について説明する。 Next, the locus drawing mode and the locus drawing function will be described with reference to FIGS.
軌跡描画モードは、夕暮れ時や夜間など背景が暗いシーンの中に遠くの街灯などの点光源(輝点)が存在する場合に、撮像素子21の露光時間中に補正レンズユニット11cを駆動して、その点光源で予定した軌跡(輝線)を描くモードである。
In the locus drawing mode, when a point light source (bright spot) such as a distant street lamp exists in a scene with a dark background such as dusk or at night, the
図2は、通常の撮影モード設定時(軌跡描画機能オフ)と、軌跡描画モード設定時(軌跡描画機能オン)とで得られる画像を比較する概略図である。 FIG. 2 is a schematic diagram comparing images obtained when the normal shooting mode is set (trajectory drawing function off) and when the trajectory drawing mode is set (trajectory drawing function on).
図2(a)は、通常の撮影モード設定で撮影したときに得られる画像の例である。主たる被写体である人物が撮像装置1から比較的近い位置におり、その背景は夜景であって街灯などによる点光源がいくつか存在する。この画像の例は、少なくとも露光時には手振れ補正を行いつつ、露光中のあるタイミングでストロボ9を発光させて人物を照射したものである。このように撮影すると、ストロボ9の照射範囲内に存在する人物は、ストロボ光が反射して明るく写り、ストロボ9の照射範囲外の遠景は、自ら発光する点光源(ここでは街灯)のみが撮像素子21まで到達して写ることになる。ただし、遠景の街灯は撮像装置1に対して照度としては小さいので、いわゆるスローシャッタでなければ被写体像として写らない。そのためここでは手振れ補正をオンにして、点光源が点として写るようにしている。
FIG. 2A shows an example of an image obtained when shooting is performed with normal shooting mode settings. A person who is a main subject is located relatively close to the
図2(b)は、図2(a)と同じ構図で、軌跡描画モード設定で撮影したときに得られる画像の例を表している。ここでは、ユーザが予め星型を描画図形として選択していたものとする。撮像素子が露光の状態にある期間、すなわち露光中において、手振れ補正の目標値に星型を描画するための目標値を重畳して補正レンズユニット11cを駆動すると、背景の点光源は撮像素子21上で星型を描いて写ることになる。一方、人物はストロボ9により照射される。ストロボ9の発光時間は撮像素子21の露光時間に対して十分に短く、また、人物はストロボ発光時以外は何ら照射光を受けることのない低照度下に存在しているので、ほぼストロボ光が反射した像だけが撮像素子21に届いて静止したように写る。すると図2(b)のように、1枚の画像に、点光源である街灯については星型を描いて写り、人物は静止して写るこということになる。
FIG. 2B shows an example of an image obtained with the same composition as that in FIG. Here, it is assumed that the user has previously selected a star shape as a drawing figure. When the
図2(b)では星型の例を示したが、予め定められた複数の図形やサイズから、ユーザの選択により任意の図形やサイズを選択することができる。 FIG. 2B shows an example of a star shape, but an arbitrary figure or size can be selected by a user's selection from a plurality of predetermined figures and sizes.
図3は、ユーザによる軌跡図形やサイズの選択等を説明するための図である。具体的には、モードダイヤル4で軌跡描画モードが選択されているときに、メニュー呼び出しのための操作スイッチ5が操作された場合に表示される画像表示部7のメニュー画面である。
FIG. 3 is a diagram for explaining selection of a locus graphic and a size by the user. Specifically, this is a menu screen of the
301は現在表示されているメニュー項目が、撮影に関する項目であることを示すためのアイコンタブである。この他に再生に関する項目であることを示すためのタブ302と、撮影/再生以外の設定項目であることを示すためのタブ303があり、これらは、操作スイッチ5の一部である十字キーのうち、左右キーの操作により移動および選択が可能である。
軌跡図形やサイズの選択については、撮影モードのひとつである軌跡描画モードに関する項目であるので、撮影に関するアイコンタブ301が選択されたときにメニュー項目として表示される。
The selection of the trajectory graphic and size is an item related to the trajectory drawing mode, which is one of the shooting modes, and is therefore displayed as a menu item when the
304から307は軌跡描画モードに関するメニュー項目である。それぞれのメニュー項目は、操作スイッチ5の一部である十字キーのうち、上下キーの操作により移動および選択が可能である。撮影に関するメニュー項目はこれら以外にも多数存在し、同様に上下キーを操作することで、メニュー項目はスクロールされて新たな項目が表示される。現在表示されているメニュー項目が、全体のメニュー項目に対してどのくらいの位置にあたるかを示すために、全体を示すためのバー308aと、バー308a上に重ねられた、位置を示すためのバー308bが表示されている。
304 to 307 are menu items related to the locus drawing mode. Each menu item can be moved and selected by operating the up and down keys of the cross key that is a part of the
304は、軌跡描画モードにおいて、同時に手振れ補正を行うか否かを選択するための、「手振れ補正」のメニュー項目である。手振れ補正設定のために別途設けられたスライドスイッチ(操作スイッチ5)で、手振れ補正がオフにされていたとしても、軌跡描画モードが選択されたときには自動的にオンにしたいときなどのために用意されている。これは、軌跡描画モードでは原則としてスローシャッタで撮影することが多いために、手持ち撮影では手振れが起きやすく、軌跡の描画とともに手振れ補正を行ったほうがきれいな図形が描けるからである。逆に、スライドスイッチでは手振れ補正がオンになっていても、撮像装置1を三脚に固定して軌跡描画をさせる場合には、むしろ手振れ補正機能が邪魔になることがある。このようなときには、予めこのメニュー項目で手振れ補正を「切」に選択しておけばよい。なお、図では「入」が選択されている様子を表している。
Reference numeral 304 denotes a “camera shake correction” menu item for selecting whether to perform camera shake correction at the same time in the locus drawing mode. Even if camera shake correction is turned off with the slide switch (operation switch 5) provided separately for camera shake correction setting, it is prepared for when you want to turn it on automatically when the locus drawing mode is selected. Has been. This is because, in principle, in the trajectory drawing mode, shooting is often performed with a slow shutter, so that hand shake is likely to occur in hand-held shooting, and a more beautiful figure can be drawn by performing hand shake correction together with the drawing of the trajectory. On the other hand, even if the camera shake correction is turned on in the slide switch, the camera shake correction function may be an obstacle when the
305は、軌跡描画モードで点光源を利用して描かせたい図形を選択するための、「図形選択」のメニュー項目である。図3においては、上下キーによりこの項目が選択されて太枠表示され、アクティブとなっている様子を示している。さらに、メニュー項目がハイライト表示された状態でセットボタン(操作スイッチ5)を操作すると、それぞれの図形が左右キーで選択できる状態になる。図3では、この選択できる状態を表している。また、それぞれの図形はアイコンで表示されている。現在選択されている図形のアイコンは網掛けされた状態で表示され、図3では星型が選択されていることを示す。また、ここに表示された星型、ハート型、円型以外にも選択可能な図形が用意されている。左向きの三角アイコンはさらに左側に隠れて選択可能な図形が存在することを表し、同様に、右向きの三角アイコンはさらに右側に隠れて選択可能な図形が存在することを表している。隠れて選択可能な図形としては、例えば、後述する渦巻き型や、ダイヤやスペードがあっても良い。ユーザは左右キーを操作することで網掛け部を移動させ、所望の図形を選択することができる。 Reference numeral 305 denotes a “graphic selection” menu item for selecting a graphic to be drawn using a point light source in the locus drawing mode. FIG. 3 shows that this item is selected by the up and down keys, is displayed in a thick frame, and is active. Further, when the set button (operation switch 5) is operated with the menu item highlighted, each figure can be selected with the left and right keys. FIG. 3 shows this selectable state. Each figure is displayed as an icon. The icon of the currently selected graphic is displayed in a shaded state, and FIG. 3 shows that a star shape is selected. In addition to the star shape, heart shape, and circle shape displayed here, selectable figures are also prepared. The left triangle icon indicates that there is a selectable figure hidden behind the left side. Similarly, the right triangle icon indicates that there is a selectable figure hidden behind the right side. Examples of the hidden and selectable figure may include a spiral shape, a diamond, and a spade described later. The user can select a desired figure by moving the shaded portion by operating the left and right keys.
306は、図形選択で選択した図形を、どれくらいの大きさで撮影画像中に描かせたいかを選択するための、「図形サイズ」のメニュー項目である。図3の例では「小」、「中」、「大」が選択できるようになっており、ここでは「中」が選択されている様子を示している。 Reference numeral 306 denotes a “graphic size” menu item for selecting a size of a graphic selected by graphic selection to be drawn in the captured image. In the example of FIG. 3, “small”, “medium”, and “large” can be selected. Here, “medium” is selected.
307は、図形選択で選択した図形の、どの点を描画の開始点とするかを選択するための、「描画始点」のメニュー項目である。例えば、「図形選択」で円型が選択されたときに、補正レンズユニット11cを、「下」→「上」→「下」と一周させるのか、「上」→「下」→「上」と一周させるかによって、描かれる円とストロボ照射される被写体との相対的な位置関係が変わってくる。従って、描画の開始点をユーザの意図によって選択できるようにしている。ここでは「上」、「下」、「右」、「左」が選択可能なように用意されており、図では「下」が選択されている様子を表している。なお、出力される画像と、撮像素子21上に結像される被写体像とでは、上下左右が逆の関係になるので、メニューにおける「上」、「下」、「右」、「左」は、補正レンズユニット11cの始動位置としては「下」、「上」、「左」、「右」に対応することになる。また、選択される図形によっては、「上」、「下」、「右」、「左」に対応する位置が明確ではない場合があるが、これは後に説明する軌跡データに予めどの位置が「上」、「下」、「右」、「左」に対応するかが定義付けられている。
Reference numeral 307 denotes a “drawing start point” menu item for selecting which point of the graphic selected by the graphic selection is the drawing start point. For example, when the circular shape is selected in “Figure selection”, the
図3では、モードダイヤル4で軌跡描画モードが選択されているときに呼び出されるメニュー画面について説明したが、これ以外のモードが選択されているときには、304から307のメニュー項目はグレーアウトされ、選択ができないようにされる。
In FIG. 3, the menu screen called when the mode drawing mode is selected with the
次に、描画始点の設定について図4を用いて更に説明する。 Next, the setting of the drawing start point will be further described with reference to FIG.
図4は、描画始点の違いにより、撮影画像としてどのような差が生じるかを説明する図である。 FIG. 4 is a diagram for explaining what kind of difference occurs as a captured image due to a difference in drawing start point.
図4(a)において、中央の点401は背景の輝点を示している。そして、撮像装置1の近くに手をかざして、背景の輝点との位置関係が図4(a)の関係になるように構図を決めて撮影する場合について述べる。低照度下でかざされた手はストロボ9の照射範囲内に存在する。なお、ここでは描画する図形として、「図形選択」メニューで「ハート型」が選択されているものとする。
In FIG. 4A, a
図4(b)は、描画始点として「下」が選択されているときに得られる画像を表すものである。描画始点を「下」にすると、ハート型の最下点から描画が開始されるため、図4(a)での輝点の位置よりも上側に輝線の描画が行われることになる。従って、描画されるハートは、あたかもかざされた手に乗ったように写し込まれる。 FIG. 4B shows an image obtained when “lower” is selected as the drawing start point. When the drawing start point is set to “below”, drawing starts from the heart-shaped lowest point, so that a bright line is drawn above the position of the bright point in FIG. Therefore, the drawn heart is copied as if it were on a hand held up.
一方、描画始点として「上」が選択されているときには、図4(c)のような撮影画像が得られる。描画始点を「上」にすると、ハート型の上部の一点から描画を開始するため、ハート型は図4(a)での輝点の位置よりも下側に輝線の描画が行われることになる。従って、かざされた手とハート型が重なった画像となる。 On the other hand, when “upper” is selected as the drawing start point, a captured image as shown in FIG. 4C is obtained. When the drawing start point is set to “above”, drawing starts from one point at the top of the heart shape, so that the heart shape draws a bright line below the position of the bright point in FIG. . Therefore, an image in which the hand held over the heart shape overlaps.
次に、図5を用いて駆動制御部31の内部構成とこれに関連する構成について説明する。図5はこれらの構成をブロック図を用いて示す図である。
Next, an internal configuration of the
まず、モードダイヤル4が軌跡描画モード以外の撮影モードに設定され、スライドスイッチ(操作スイッチ5)で手振れ補正がオンとされている場合について説明する。
First, a case where the
振れ検出器33によって検出された信号は、フィルタ31aやアンプ31bによって必要な信号のみ抽出され、A/D変換器31cによってアナログ値からデジタル値に変換される。そして、演算器31dで積分処理されることにより、ユーザの手振れ量に応じた、補正レンズユニット11cを駆動するための第1の移動目標量が演算され、そのまま駆動目標位置演算部31iに入力される。
From the signal detected by the
補正レンズユニット11cの位置検出センサ32によって検出された信号は、アンプ31eにて増幅され、A/D変換器31fを介して補正レンズユニット11cの位置信号として駆動目標位置演算部31iに入力される。
The signal detected by the
駆動目標位置演算部31iは、これら入力される信号を用いて、フィードバック制御を行う。駆動目標位置演算部31iでは、システム制御部50より入力されるズームレンズ11aの位置情報を用いて算出される敏感度等を考慮して、補正レンズユニット11cの移動目標位置を算出する。そして算出された移動目標位置に従って、駆動ドライバ31jは補正レンズユニット11cのコイルに通電し、補正レンズ(後述の補正レンズ800)を光軸と直交する平面内で移動させて目標位置に到達するように駆動する。
The drive target position calculation unit 31i performs feedback control using these input signals. The drive target position calculation unit 31i calculates the movement target position of the
これら一連の動作を高速かつ周期的に繰り返すことにより、ユーザの手振れによって撮像装置1が振れても、撮像素子21上で結像する被写体像はほぼ静止した状態を保つことができ、手振れの影響の軽減された撮影画像を得ることが可能となる。
By repeating these series of operations at high speed and periodically, even if the
次に、モードダイヤル4が軌跡描画モードに設定され、「手振れ補正」のメニュー項目304で、手振れ補正が「入」とされている場合について説明する。
Next, the case where the
振れ検出器33で検出された信号が入力されて、演算器31dで第1の移動目標量が演算されるまでは、上記の通常の手振れ補正の信号処理と同様である。
The processing is the same as that in the normal camera shake correction signal processing until the signal detected by the
軌跡描画モードで図形を描くときには、上述の軌跡データがシステム制御部50より軌跡制御部31gに入力される。同時にシステム制御部からは、ユーザによって設定された描画サイズと描画始点の情報が入力され、軌跡制御部31gは、上述のように描画始点のアドレスのセットや、描画サイズに応じた拡大/縮小の演算を行う。そして、補正レンズユニット11cを駆動する周期で、描画のための移動目標量としての第2の移動目標量を演算/生成する。
When drawing a figure in the locus drawing mode, the locus data described above is input from the
描画を行うための駆動を開始するタイミングは、シャッタが開いたタイミングに同期する。具体的には、露光制御部41からのタイミング信号が、システム制御部50を介して、軌跡制御部31gに入力されることにより、同期が実現される。
The timing to start driving for drawing is synchronized with the timing at which the shutter is opened. Specifically, the synchronization is realized by the timing signal from the
演算器31dより出力されるユーザの手振れ量に応じた移動量である第1の移動目標量と、軌跡制御部31gより出力される描画のための移動量である第2の移動目標量は、加算器31hで加算された後、駆動目標位置演算部31iに入力される。駆動目標位置演算部31iでは、入力された第1の移動目標量と第2の移動目標量の合算量と、A/D変換器31fより入力された補正レンズユニット11cの現在位置から、補正レンズユニット11cの移動目標位置を算出する。そして算出された移動目標位置に従って、駆動ドライバ31jは補正レンズユニット11cのコイルに通電し、補正レンズ(後述の補正レンズ800)を光軸と直交する平面内で移動させて目標位置に到達するように駆動する。
A first movement target amount that is a movement amount according to the amount of user shake output from the
これら一連の動作を撮像素子21の露光時間中に行うことにより、ユーザの手振れの影響を軽減しつつ、選択された図形を設定に従って描画することが可能となる。
By performing these series of operations during the exposure time of the
次に、モードダイヤル4が軌跡描画モードに設定され、「手振れ補正」のメニュー項目304で、手振れ補正が「切」とされている場合について説明する。
Next, the case where the
この場合は、システム制御部50の指示により演算器31dの出力が0とされ、振れ検出器からの影響を除去する。従って、駆動目標位置演算部31iへの入力は第2の移動目標量のみとなる。駆動目標位置演算部31iでは、入力された第2の移動目標量と、A/D変換器31fより入力された補正レンズユニット11cの現在位置から、補正レンズユニット11cの移動目標位置を算出する。そして算出された移動目標位置に従って、駆動ドライバ31jは補正レンズユニット11cのコイルに通電し、補正レンズ(後述の補正レンズ800)を光軸と直交する平面内で移動させて目標位置に到達するように駆動する。
In this case, the output of the
これら一連の動作を撮像素子21の露光時間中に行うことにより、選択された図形を設定に従って描画することが可能となる。このように制御を行うことは、複雑な図形や大きなサイズの図形を描かせる場合であって、露光時間が長くなるような場合に、三脚で撮像装置1を固定して撮影する状況下で有効である。
By performing these series of operations during the exposure time of the
上記の説明においては、光軸14に対して垂直な面内で移動する補正レンズユニット11cの、平面内の2軸分の駆動をまとめて説明しているが、2軸で移動させるためには各軸方向のそれぞれに上記各要素を有するものとする。
In the above description, driving of the
図6は、図5を用いて説明した、モードダイヤル4が軌跡描画モードに設定され、「手振れ補正」のメニュー項目304で、手振れ補正が「入」とされている場合における、補正レンズユニット11cの動作を概略的に説明するための図である。横軸は撮像素子21の露光開始からの時間の経過を表し、縦軸は光軸中心からの移動量を表す。なお、補正レンズユニット11cは、光軸14に対して垂直な面内で移動するので、2軸の方向を有するが、ここでは簡単のため、1軸方向の動作について説明する。
FIG. 6 illustrates the
図6(a)は、被写体像が撮像素子21上で振れることなく、光軸14を中心として結像するように、ユーザの手振れに応答して、補正レンズユニット11cを駆動した場合を表す図である。すなわち、通常の手振れ補正制御による駆動であり、第1の移動目標量のみに基づいて駆動ドライバ31jを制御したときの状態を示したものである。
FIG. 6A is a diagram illustrating a case where the
図6(b)は、軌跡制御部31gが出力する第2の移動目標量のみに基づいて駆動ドライバ31jを制御したときの状態を示した図である。すなわち、補正レンズユニット11cは、軌跡データに基づいて軌跡制御部31gが出力する軌跡を描くこととなる。
FIG. 6B is a diagram illustrating a state when the
なお、ここでは説明のため軌跡データは、
x軸方向に
x=αsin(ωt) …(1)
x軸と直交するy軸方向に、
y=αcos(ωt)−α …(2)
となるように、量子化されて座標値に換算されて与えられ、
露光時間は、
0≦t≦2π/ω …(3)
となるように与えられているものとする。すなわち、補正レンズユニット11cが、露光時間中に、(0,0)を始点として、(0、−α)を中心する半径αの円軌跡を1周描くように軌跡データと露光時間が与えられているものとする。従って、図6(b)は、このx軸の軌跡データに従って補正レンズユニット11cを駆動した場合の、x軸方向の移動量を表す図である。
For the sake of explanation here, the trajectory data is
x = αsin (ωt) in the x-axis direction (1)
In the y-axis direction orthogonal to the x-axis,
y = αcos (ωt) −α (2)
So that it is quantized and converted into coordinate values,
Exposure time is
0 ≦ t ≦ 2π / ω (3)
Is given to be That is, during the exposure time, the
図6(c)は、図6(a)で示した第1の移動目標量、および図6(b)で示した第2の移動目標量を足し合わせた移動目標量に基づいて、駆動ドライバ31jを制御した場合を示した図である。 FIG. 6C shows a driving driver based on the movement target amount obtained by adding the first movement target amount shown in FIG. 6A and the second movement target amount shown in FIG. It is the figure which showed the case where 31j was controlled.
図6(c)に示す補正レンズユニット11cの移動を行うことで、手振れは第1の移動目標量の効果により補正され、かつ、第2の移動目標量に従って撮像素子21上で設定された図形を描くことが可能となる。
By moving the
次に、補正レンズユニット11cの駆動機構について図7を用いて説明する。図7は、補正レンズユニット11cの補正レンズ800を移動させる機構を概略的に示す図である。
Next, the drive mechanism of the
図7(a)において、801はレンズを保持する可動枠、800は補正レンズ、803は鏡筒に取り付けられた固定部、804は可動枠上の支持/案内部、805は支持/案内部と同軸に取り付けられたバネを示す。また、806a、806bは固定部に取り付けられたコイル、807a、807bは可動枠に取り付けられたマグネットを示す。図7(b)は図7(a)に示した手振れ補正機構の右側面図である。図7(b)において、810、812は図7(a)には図示しないヨークである。811は図7(a)には図示しない可動部の位置を検出するセンサである。具体的には、位置検出センサ32を構成する要素であり、センサとしてはホール素子が用いられている。図7(c)は図7(a)の802矢視図である。可動枠801は支持/案内部804によって固定部803に対して平面運動可能に案内支持されている。図7(c)では、長円形の案内溝813の中に円形の支持/案内部804が挿入されている。手振れ補正機構は、3箇所とも同一の構造とすることによって、撮像光学系10の光軸14の方向には拘束され、光軸14に直行する平面上では運動させることができる。可動枠801上には、手振れ補正レンズ800及び駆動用のマグネット807a、807bが取り付けられている。また、可動枠801は支持/案内部804と同軸に取り付けられたバネ805によって弾性支持されており、駆動力が発生していないときは手振れ補正レンズ800の中心が光軸14に略一致するように配置されている。駆動部分は図7(b)に示すようにマグネット807aの両側をヨークで挟み込み、片側にコイル806aを備えた構成をしている。駆動部分の原理は図8を用いて説明する。
In FIG. 7A, reference numeral 801 denotes a movable frame that holds the lens, 800 denotes a correction lens, 803 denotes a fixed portion attached to the lens barrel, 804 denotes a support / guide portion on the movable frame, and 805 denotes a support / guide portion. Shows a spring mounted coaxially.
図8(a)、(b)は、図7(a)に示す点線808を断面として駆動回路部分を抜粋した矢視図である。駆動用マグネット807aは2極で厚み方向に着磁されている。更に、マグネット807aの着磁方向の両側にはヨーク810、812が設けられており、多くの磁束は外に漏れることなく、図8(a)の図中に示すような矢印方向の磁界を発生させている。この状態でコイル806aに通電すると、コイル806a上の領域901と902には、それぞれ反対方向の電流が流れる。一方、磁界の方向も反対であるため、フレミング左手の法則によって同一方向の力が発生する。このときコイルが固定されているため、作用反作用の法則によって可動部に取り付けられたマグネット807aが力を受けて駆動される。駆動力はコイル806aの電流に比例し、コイル806aに流す電流の向きを反対方向にすることによって、マグネット807aが受ける駆動力も反対にすることができる。駆動力が発生すると、可動部がバネ805によって弾性支持されているので、バネ力と釣り合う点まで変位する。つまり、コイル806aの電流を適切に制御することによって、可動部の位置を制御することができる。
FIGS. 8A and 8B are arrow views extracted from the drive circuit portion with the dotted
更に、ヨーク810上にはホール素子811が取り付けられており、図8(b)に示すように、コイル806aに電流を印加することにより発生した駆動力によってマグネット807aが変位すると、ホール素子811上の磁気バランスも変化する。そのため、ホール素子811の信号を得ることによって、マグネット807aの位置を検出することが可能となる。
Further, a
図7、図8では、可動部にマグネットが配置され、固定部にコイルが配置されたムービングマグネット方式での実施の形態を例示した。しかしながら、本実施の形態は、可動部にコイルが配置され、固定部にマグネットが配置されたムービングコイルについても適用可能である。 7 and 8 exemplify an embodiment using a moving magnet system in which a magnet is arranged in the movable part and a coil is arranged in the fixed part. However, this embodiment can also be applied to a moving coil in which a coil is arranged in the movable part and a magnet is arranged in the fixed part.
次に、本実施の形態に係る撮像装置が実行する選択可能図形判定/長秒撮影設定処理について説明する。 Next, the selectable figure determination / long-second shooting setting process executed by the imaging apparatus according to the present embodiment will be described.
図9は、本実施の形態に係る撮像装置が実行する選択可能図形判定/長秒撮影設定処理のフローチャートである。 FIG. 9 is a flowchart of selectable graphic determination / long-second shooting setting processing executed by the imaging apparatus according to the present embodiment.
図9において、まず、図形選択のメニュー項目である305内の複数の図形から1つの図形を選択して、当該選択された図形の基準描画時間を取得する(ステップS901)。なお、基準描画時間とは、基準図形サイズの図形に対応する軌跡データに従う補正レンズユニット11cによる被写体像の撮像素子21に対する移動に要する移動時間である。本実施の形態では、例えば、図13に示すように、渦巻き型、星型、ハート型、円型の図形の基準描画時間を1秒、1/2秒、1/4秒、1/8秒とする。
In FIG. 9, first, one figure is selected from a plurality of figures in the figure selection menu item 305, and the reference drawing time of the selected figure is acquired (step S901). The reference drawing time is a movement time required for the movement of the subject image with respect to the
次いで、図形サイズのメニュー項目である306内の図形サイズを取得する(ステップS902)。 Next, the figure size in the figure size menu item 306 is acquired (step S902).
次いで、ステップS901において取得した基準描画時間及びステップS902において取得した図形サイズに基づいて図形の描画時間を演算する(ステップS903)。本実施の形態では、例えば、基準図形サイズを小サイズとし、中サイズの図形の描画時間を基準描画時間の1.5倍とし、大サイズの図形の描画時間を基準描画時間の2倍とする。したがって、本実施の形態では、中サイズの渦巻き型の図形の描画時間は1.5秒となり、大サイズの星型の図形の描画時間は1秒となる。 Next, a graphic drawing time is calculated based on the reference drawing time acquired in step S901 and the graphic size acquired in step S902 (step S903). In the present embodiment, for example, the reference figure size is set to a small size, the drawing time of a medium-sized figure is set to 1.5 times the reference drawing time, and the drawing time of a large-size figure is set to twice the reference drawing time. . Therefore, in the present embodiment, the drawing time of a medium-sized spiral figure is 1.5 seconds, and the drawing time of a large-size star figure is 1 second.
続くステップS904では、ステップS903において演算した描画時間が所定の露光許容時間としての長秒撮影時間よりも長いか否かを判別し、当該描画時間が長秒撮影時間よりも短いときは(ステップS904でNO)、本処理を終了する。なお、所定の露光許容時間とは、手持ちで撮影する場合においても被写体画像の像振れを防止することができる撮像素子21の露光時間である。
In subsequent step S904, it is determined whether or not the drawing time calculated in step S903 is longer than the long second shooting time as the predetermined exposure allowable time. If the drawing time is shorter than the long second shooting time (step S904). NO), this process is terminated. The predetermined exposure allowable time is the exposure time of the
ステップS904の判別の結果、描画時間が長秒撮影時間よりも長いときは(ステップS904でYES)、撮像装置1が固定されているか否かを判別する(ステップS905)(検知手段)。ステップS905では、振れ検出器33によって検出されて、演算器31dによって積分処理された信号の周波数に基づいて撮像装置1が固定されているか否かを判別する。具体的には、当該信号の周波数が低周波数である場合、撮像装置1が固定されていると判別する。
As a result of the determination in step S904, if the drawing time is longer than the long second shooting time (YES in step S904), it is determined whether or not the
ステップS905の判別の結果、撮像装置1が固定されているときは(ステップS905でYES)、露光時間が長秒撮影時間よりも長くなることを許可する長秒撮影機能(第1の許可手段)がオンであるか否かを判別し(ステップS906)、長秒撮影機能がオンであるときは(ステップS906でYES)、本処理を終了する。
If the result of determination in step S905 is that the
ステップS905の判別の結果、撮像装置1が固定されていないときは(ステップS905でNO)、図形選択のメニュー項目である305内において当該選択された図形(長秒描画図形)の選択を禁止して(第2の許可手段、ステップS907)、本処理を終了する。
If the result of determination in step S905 is that the
ステップS906の判別の結果、長秒撮影機能がオンでないときは(ステップS906でNO)、長秒撮影機能をオンにして、すなわち露光時間が長秒撮影時間よりも長くなることを許可して(ステップS908)、本処理を終了する。 If the result of determination in step S906 is that the long-second shooting function is not on (NO in step S906), the long-second shooting function is turned on, that is, the exposure time is allowed to be longer than the long-second shooting time ( Step S908), the process is terminated.
なお、本処理は、図形選択のメニュー項目である305内の複数の図形の全てに対して実行される。 This process is executed for all of the plurality of figures in the figure selection menu item 305.
図9の処理によれば、撮像装置1が固定されているときに(ステップS905でYES)、長秒撮影機能をオンにする、すなわち露光時間が長秒撮影時間よりも長くなることを許可する(ステップS908)ので、描画時間が長秒撮影時間よりも長くなる図形がユーザによって選択された場合においても、像振れの発生を防止し、かつ、輝度むらの発生を防止することができる。さらに、撮像装置1が固定されていないときに(ステップS905でNO)、描画時間が長秒撮影時間よりも長くなる図形の選択を禁止する(ステップS907)ので、ユーザが手持ち撮影で像振れの可能性のある図形を選択できず、もって、像振れの発生を防止することができる。
According to the process of FIG. 9, when the
次に、本実施の形態に係る撮像装置の撮像動作について説明する。 Next, the imaging operation of the imaging apparatus according to the present embodiment will be described.
図10〜図11は、本実施の形態に係る撮像装置の撮像動作のフローチャートである。なお、図3を用いて説明したメニュー画面等により、種々の動作の実行/不実行が予めユーザの設定によって決定されているものとする。 10 to 11 are flowcharts of the imaging operation of the imaging apparatus according to the present embodiment. It should be noted that execution / non-execution of various operations is determined in advance by user settings on the menu screen described with reference to FIG.
図10において、ステップS1001では、モードダイヤル4で軌跡描画モードが設定されているか否かを確認する。軌跡描画モードでないときは通常の撮影モードが設定されている(軌跡描画機能オフ)ものとして、ステップS1002へ進む。ここではまず、通常の撮影モードが設定されている場合について説明する。
In FIG. 10, in step S <b> 1001, it is confirmed whether or not the locus drawing mode is set with the
ステップS1002はレリーズスイッチ3のSW1の入力待機状態である。ステップS1002でSW1がオンされると、ステップS1003において、システム制御部50はスライドスイッチ(操作スイッチ5)により手振れ補正がオンに設定されているかを確認する。手振れ補正がオンに設定されていれば、ステップS1004で手振れを補正するための補正レンズユニット11cの駆動を開始する。すなわち図6(a)を用いて説明した通常の手振れ補正制御による駆動を開始する。
Step S1002 is an input standby state of SW1 of the
ステップS1004で手振れを補正するための補正レンズユニット11cの駆動を開始した後、もしくはステップS1003で手振れ補正がオフに設定されていると判断された場合には補正レンズユニット11cを駆動することなく、ステップS1005に進む。
After driving the
ステップS1005では、システム制御部50およびフォーカス制御部42で焦点調節レンズ11bを制御することにより、AF(オートフォーカス)を実行する。具体的には、焦点調節レンズ11bを微小量駆動させつつ連続的に取り込んだ被写体画像のコントラストをシステム制御部50で検出し、コントラストが最も高くなる位置を合焦位置とする公知のコントラスト方式を用いる。
In step S1005, the
次に、ステップS1006では、システム制御部50がAE(自動露出)処理を行う。具体的には、オートフォーカス実行時に得られる被写体画像を用いて、メインになると想定される被写体、例えば画面中央付近の被写体が適正露出となるように、シャッタスピード、絞り値および撮像素子21の出力ゲインであるISO感度を演算し決定する。
Next, in step S1006, the
このAE処理は被写体の測光と、露出演算の2段階からなる。被写体の測光としては、オートフォーカス実行時に得られる1枚の被写体画像を複数の領域に分割し、それぞれの輝度値に重み付け等の処理をして平均輝度値を算出することにより行われる。露出演算では、測光結果である平均輝度値と目標輝度値の差分を演算し、この演算結果に基づいて、シャッタスピード、絞り値およびISO感度を決定する。 This AE process consists of two steps: subject photometry and exposure calculation. Metering of a subject is performed by dividing one subject image obtained at the time of execution of autofocus into a plurality of areas, and performing processing such as weighting on each luminance value to calculate an average luminance value. In the exposure calculation, the difference between the average luminance value, which is a photometric result, and the target luminance value is calculated, and the shutter speed, aperture value, and ISO sensitivity are determined based on the calculation result.
撮影モードとしては、全自動モード、絞り優先モード、シャッタスピード優先モードが用意されている。全自動モードは、システム制御部50がシャッタスピード、絞り値およびISO感度を任意に決定する。具体的には、予め不揮発性メモリ46に用意されたプログラム線図に則って決定する。このプログラム線図は、例えば被写体輝度が小さい(暗い)場合には、できるだけ手振れを起こさないシャッタスピードと、開放に近い絞り値および高いISO感度となるように考慮されている。絞り優先モードの場合には、ユーザが指定した絞り値を維持するように、プログラム線図に則ってシャッタスピードとISO感度を調整する。シャッタスピード優先モードの場合には、ユーザが指定したシャッタスピードを維持するように、プログラム線図に則って被写体輝度に合わせて絞り値とISO感度を調整する。
As shooting modes, a fully automatic mode, an aperture priority mode, and a shutter speed priority mode are prepared. In the fully automatic mode, the
ステップS1006でAE処理を行った後、ステップS1007では、レリーズスイッチ3のSW2の入力を待つ。ステップS1002のSW1オンから所定時間内にSW2がオンされない場合には、再度ステップS1002まで戻り、SW1オンの入力待機状態となる。
After performing the AE process in step S1006, in step S1007, the input of SW2 of the
ステップS1007でSW2がオンされると、ステップS1008で、システム制御部50はストロボ制御部8を介してストロボ9の調光発光を行う。なお、ステップS1006のAE処理で被写体輝度が十分大きい(明るい)と判断されれば、ストロボを発光させる必要がないが、ここでは説明のため被写体輝度が小さくストロボを発光させる必要がある場合について説明する。
When SW2 is turned on in step S1007, the
ステップS1009では、ステップS1008で調光発光を行った結果を受け、システム制御部50は、その反射量から本発光量を演算する。具体的には、本発光をさせたときに撮像素子21で飽和画素が生じないように(白飛びしないように)調整される。
In step S1009, in response to the result of the dimming light emission in step S1008, the
ステップS1010では、露光制御部41がシステム制御部50の指示を受けて、撮像素子21が露光状態となるように、シャッタ12を開き、絞りユニット13を定められた絞り値に従って絞り込むことにより、露光を開始する。
In step S1010, the
ステップS1011では、所定のタイミングで、ステップS1009で演算された本発光量に従って、ストロボ制御部8がストロボ9を発光する。
In step S1011, the
次に、ステップS1006で定められたシャッタスピードに応じた露光時間が経過したら、ステップS1012で、露光制御部41はシャッタ12を閉じ、絞りを開放状態に戻す。撮像素子21の露光が終了すると、ステップS1013では、図1を用いて説明したように画像処理を行い、ステップS1014では、処理された画像ファイルを記録媒体60へ記録し、かつ画像表示部7へ処理された画像データを表示する。
Next, when the exposure time corresponding to the shutter speed determined in step S1006 has elapsed, in step S1012, the
以上で通常の撮影モードによる一連の撮影動作を終了する。 Thus, a series of shooting operations in the normal shooting mode is completed.
次に、ステップS1001において、モードダイヤル4で軌跡描画モードが設定されていると判断した場合について説明する。軌跡描画モード(軌跡描画機能オン)であるときは、ステップS1015へ進む。
Next, a case where it is determined in step S1001 that the locus drawing mode is set with the
図11において、ステップS1015は、ステップS1002と同様に、レリーズスイッチ3のSW1の入力待機状態である。ステップS1015でSW1がオンされると、ステップS1016において、システム制御部50は手振れ補正のメニュー項目304で、手振れ補正を行うように設定されているかを確認する。ここでは、ステップS1003と異なり、図3を用いて説明したように、スライドスイッチ(操作スイッチ5)による手振れ補正の設定に関わらず、メニュー項目304による設定に従う。
In FIG. 11, step S1015 is in the input standby state of SW1 of the
手振れ補正がオンに設定されていれば、ステップS1017で手振れを補正するための補正レンズユニット11cの駆動を開始する。すなわち図6(a)を用いて説明した通常の手振れ補正制御による駆動を開始する。
If camera shake correction is set to ON, driving of the
ステップS1017で手振れを補正するための補正レンズユニット11cの駆動を開始した後、もしくはステップS1016で手振れ補正がオフに設定されていると判断された場合には補正レンズユニット11cを駆動することなく、ステップS1018に進む。
After driving the
ステップS1018では、ステップS1005と同様に、システム制御部50およびフォーカス制御部42で焦点調節レンズ11bを制御することにより、AF(オートフォーカス)を実行する。
In step S1018, as in step S1005, the
ステップS1018でAFを実行すると、次にAE処理を行う。ここで、軌跡描画モードでは、このAE処理に本実施の形態の特徴が表れるので、被写体の測光と、露出演算の2段階をそれぞれ分けて説明することにする。 If AF is executed in step S1018, AE processing is next performed. Here, in the trajectory drawing mode, the features of the present embodiment appear in this AE process, so that the two steps of subject photometry and exposure calculation will be described separately.
ステップS1019では、被写体の測光を行う(測光手段)。被写体の測光は、ステップS1006で説明した測光と同様に、オートフォーカス実行時に得られる1枚の被写体画像を複数の領域に分割し、それぞれの輝度値に重み付け等の処理をして平均輝度値を算出することにより行われる。次に露出演算を行うが、測光結果である平均輝度値と目標輝度値の差分を演算し、この演算結果に基づいて、シャッタスピード、絞り値およびISO感度を決定するという原則はステップS1006のAE処理と同様である。 In step S1019, subject photometry is performed (photometry means). Similar to the photometry described in step S1006, the subject photometry is performed by dividing one subject image obtained at the time of execution of autofocus into a plurality of areas and performing processing such as weighting on each luminance value to obtain an average luminance value. This is done by calculating. Next, the exposure calculation is performed. The principle of calculating the difference between the average luminance value, which is a photometric result, and the target luminance value, and determining the shutter speed, aperture value, and ISO sensitivity based on the calculation result is the AE in step S1006. It is the same as the processing.
ステップS1019で被写体の測光が行われたら、次にステップS1020で、システム制御部50は、図形選択のメニュー項目である305で選択されている図形に対応する基準描画時間及び図形サイズのメニュー項目である306で選択されているサイズを取得する。
If subject photometry is performed in step S1019, then in step S1020, the
基準描画時間及び図形サイズを取得すると、次にステップS1021ではまず、シャッタスピードを決定する(決定手段)。具体的には、まずステップS1020で取得した基準描画時間及び図形サイズに基づいて図形の描画時間を演算して、シャッタスピードを当該演算された描画時間の整数倍となるように決定する。例えば、図形選択のメニュー項目である305で円型が選択され、図形サイズのメニュー項目である306で大サイズが選択されている場合では、シャッタスピードは1/8(基準描画時間)×2(大サイズの図形の描画時間に換算)×n(整数値)=(1/4)×n秒となる。 When the reference drawing time and the figure size are acquired, first in step S1021, the shutter speed is determined (decision unit). Specifically, first, a graphic drawing time is calculated based on the reference drawing time and graphic size acquired in step S1020, and the shutter speed is determined to be an integral multiple of the calculated drawing time. For example, in the case where a circle is selected in the graphic selection menu item 305 and a large size is selected in the graphic size menu item 306, the shutter speed is 1/8 (reference drawing time) × 2 ( It is converted into the drawing time of a large-sized figure) × n (integer value) = (1/4) × n seconds.
このようにシャッタスピードが決定されると、ユーザが選択した図形を、途中で途切れることなく、また、滲みやムラを生じることなく描くことができる。 When the shutter speed is determined in this way, the figure selected by the user can be drawn without being interrupted and without causing blurring or unevenness.
シャッタスピードが決定されると、このシャッタスピードと、ステップS1019で得られた測光演算結果に基づいて、メインになると想定される被写体、例えば画面中央付近の被写体が適正露出となるように絞り値とISO感度が決定される。 When the shutter speed is determined, based on the shutter speed and the photometric calculation result obtained in step S1019, the aperture value is set so that the subject that is assumed to be the main, for example, the subject near the center of the screen has a proper exposure. ISO sensitivity is determined.
ここで、ステップS1021で軌跡描画モードとして基準となる適正露出は、ステップS1006で通常の撮影モードとして基準となる適正露出に対して、例えば1段程度アンダーに設定される。これは、次の理由による。 Here, in step S1021, the appropriate exposure serving as the reference as the trajectory drawing mode is set to, for example, about one step under the appropriate exposure serving as the reference as the normal photographing mode in step S1006. This is due to the following reason.
軌跡描画モードが想定するシーンの一つとして図2で示したように、背景に点光源が存在し、ストロボ9の照射範囲内に人物が存在する場合に、人物はストロボ発光時以外は照射光をほとんど受けない。しかしながら、人物が完全に照射光を受けない状況は現実的には少なく、実際は何らかの照明下に存在することが多い。軌跡描画モードではシャッタスピードが長く(長秒時に)なることが多いので、人物にわずかでも光があたっていると、補正レンズユニット11cの駆動により、さらには被写体である人物の揺れにより、人物の部分が全体的にブレや滲みのある画像となってしまう。ここで、例えば1段絞り込んだりISO感度を落とすことにより、このブレや滲みを相対的に暗くすることができる。一方、ストロボの発光量は調光発光により適切に設定され、かつ照射時間は極めて短時間であるので、ストロボ光により照射された期間の像は、適正な明るさであって、ブレや滲みを生じない像となることが期待できる。
As shown in FIG. 2 as one of the scenes assumed in the locus drawing mode, when a point light source exists in the background and a person exists within the irradiation range of the
具体的には、システム制御部50は、通常の撮影モードで、1/8秒、F2.0、ISO400が適正露出と判断される場合は、同一シーンで軌跡描画モードのときは、1/8秒、F4.0、ISO400、もしくは1/8秒、F2.0、ISO200を適正露出と判断する。なお、アンダーにする段数は1段に限られるものではなく、1/2段や1/3段などの段数でもよい。また、ステップS1019での被写体測光時に、人物と思われる被写体(画角中央付近の被写体)の輝度を測っておいて、システム制御部がこの輝度に応じてアンダーにする段数を変化させるように構成してもよい。
Specifically, the
ステップS1021を経て、シャッタスピード、絞り値およびISO感度が決定されると、ステップS1022では、レリーズスイッチ3のSW2の入力を待つ。ステップS1015のSW1オンから所定時間内にSW2がオンされない場合には、再度ステップS1015まで戻り、SW1オンの入力待機状態となる。
When the shutter speed, aperture value, and ISO sensitivity are determined through step S1021, input of SW2 of the
ステップS1022でSW2がオンされると、ステップS1023で、システム制御部50はストロボ制御部8を介してストロボ9の調光発光を行う。
When SW2 is turned on in step S1022, the
ステップS1024では、ステップS1023で調光発光を行った結果を受け、システム制御部50は、その反射量から本発光量を演算する。具体的には、本発光をさせたときに撮像素子21で飽和画素が生じないように(白飛びしないように)調整される。
In step S1024, in response to the result of the dimming light emission in step S1023, the
ステップS1025では、露光制御部41がシステム制御部50の指示を受けて、撮像素子21が露光状態となるように、シャッタ12を開き、絞りユニット13を定められた絞り値に従って絞り込むことにより、露光を開始する。
In step S1025, the
撮像素子21の露光と同時にステップS1026では、ステップS1024で演算された本発光量に従って、ストロボ制御部8がストロボ9を発光する。これと同時にステップS1027では、撮像装置1は後述する軌跡駆動処理を実行する。
Simultaneously with exposure of the
図12は、本実施の形態に係る撮像装置が実行する軌跡駆動処理のフローチャートである。 FIG. 12 is a flowchart of trajectory driving processing executed by the imaging apparatus according to the present embodiment.
図12において、まずステップS1201では、駆動制御部31がシステム制御部50から必要な情報を受け取って、補正レンズユニット11cを動作させて、正方向の軌跡駆動を開始する。具体的には、駆動制御部31は、システム制御部50からユーザによって選択された図形、例えば円型の軌跡データ(図14)を受け取り、当該受け取った軌跡データから描画始点アドレス(図示しない)を取得し、ユーザによって選択された描画始点に対応する座標値から描画が開始されるように座標番号をセットする。
In FIG. 12, first, in step S1201, the
図14は、軌跡データの記録形式を概念的に説明するための図である。軌跡データは、メニュー画面でユーザによって選択された設定に従って、補正レンズユニット11cを駆動させるためのデータである。システム制御部50が不揮発性メモリ46から、ユーザによって選択された図形の軌跡データを読み出し、その他の図形サイズや描画始点といった設定項目や、露出情報などと共に駆動制御部31に送る。駆動制御部を構成する軌跡制御部31g(後述)は、これらの情報を受け取り、描画を行うために必要な補正レンズユニット11cの移動量を演算する。図14に示す軌跡データでは、必要な数だけ座標値が格納されている。座標値は座標番号0、座標番号1、座標番号2…と続き、補正レンズユニット11cは、順番にこれらに対応する位置に駆動されることで、選択された図形をトレースすることになる。矢印は補正レンズユニット11cの移動開始位置に対応する座標番号を概念的に示すものである。描画開始時には、描画始点アドレスに従って矢印がセットされる。その後は順次インクリメントされて(矢印が次の座標アドレスへセットされて)座標値が読み出される。
FIG. 14 is a diagram for conceptually explaining the recording format of the trajectory data. The locus data is data for driving the
そして、駆動制御部31は、ステップS1017で手振れ補正駆動を開始している場合は、すでに補正レンズユニット11cを動作させている(図6(a)に相当する動作)。この場合、ステップS1201では、ステップS1025の露光開始と共に、描画始点としてセットされた座標値に応じた第2の移動目標量を、ユーザの手振れ量に応じた第1の移動目標量に加算することで、補正レンズユニット11cの移動目標量とする。駆動制御部31は、この移動目標量に従って補正レンズユニット11cを駆動する。これを、軌跡データに従って順次座標番号をインクリメントし、サンプリング周期に同期して移動目標量を更新していくことにより、ユーザの手振れを補正しつつ、選択された図形を選択されたサイズで正方向に描くことが可能になる(図6(c)に相当する動作)。
Then, when the camera shake correction drive is started in step S1017, the
次いで、駆動制御部31が補正レンズユニット11cを描画終点の座標値まで駆動させた(ステップS1202でYES)後、露光時間が経過する以前においては(ステップS1203でNO)、描画終点の座標値が描画始点の座標値と異なるときは(ステップS1204でNO)、逆方向の軌跡駆動を開始して(ステップS1205)、ステップS1202以降の処理を繰り返する。一方、描画終点の座標値が描画始点の座標値と同じであるときは(ステップS1204でYES)、再び正方向の軌跡駆動を開始して(ステップS1201)、ステップS1202以降の処理を繰り返す。
Next, after the
ステップS1205の処理では、描画終点の座標値に対応する座標番号を描画始点としてセットして、軌跡データに従って順次座標番号をデクリメントして、サンプリング周期に同期して移動目標量を更新していくことにより、逆方向の軌跡駆動を開始する。 In the processing of step S1205, the coordinate number corresponding to the coordinate value of the drawing end point is set as the drawing start point, the coordinate number is sequentially decremented according to the trajectory data, and the movement target amount is updated in synchronization with the sampling period. Thus, trajectory driving in the reverse direction is started.
ステップS1203の判別の結果、露光時間が経過したときは(ステップS1203でYES)、駆動制御部31は描画のための軌跡駆動を終了する(ステップS1206)。
As a result of the determination in step S1203, when the exposure time has elapsed (YES in step S1203), the
図12の軌跡駆動処理によれば、露光時間が経過するまでは(ステップS1203でNO)、正方向の軌跡駆動の開始(ステップS1201)または逆方向の軌跡駆動の開始(ステップS1205)が反復制御される、すなわち駆動制御部31による描画のための軌跡駆動が反復されるので、輝度むらの発生を確実に防止することができる。
According to the locus driving process of FIG. 12, until the exposure time elapses (NO in step S1203), the start of the locus driving in the forward direction (step S1201) or the start of the locus driving in the reverse direction (step S1205) is repeatedly controlled. That is, since the locus driving for drawing by the
図11に戻り、ステップS1028で露光制御部41はシャッタ12を閉じ、絞りを開放状態に戻す。
Returning to FIG. 11, in step S1028, the
撮像素子21の露光が終了すると、ステップS1029では、図1を用いて説明したように画像処理を行う。ただし、ここで適用される入力輝度値に対する出力輝度値を規定するγ曲線は、ステップS1013において通常の撮影モードで適用されるγ曲線と異なる。
When the exposure of the
軌跡描画モードにおけるγ補正について説明する。上述のように、軌跡描画モードが想定するシーンの一つとして図2で示したように、背景に点光源が存在し、ストロボ9の照射範囲内に人物が存在する場合に、人物はストロボ発光時以外は照射光をほとんど受けない。しかしながら、人物が完全に照射光を受けない状況は現実的には少なく、実際は何らかの照明下に存在することが多い。軌跡描画モードではシャッタスピードが長く(長秒時に)なることが多いので、人物にわずかでも光があたっていると、補正レンズユニット11cの駆動により、さらには被写体である人物の揺れにより、人物の部分が全体的にブレや滲みのある画像となってしまう。すると、点光源によって描いた輝線が、このブレや滲みと重畳してしまい、鮮明にならない場合がある。そこで、軌跡描画モードでは、輝度の高い輝線と、薄暗く表れるブレや滲みとの間でコントラストを明確にするために、通常の撮影モードにおけるγ補正とは異なるγ補正を施す。具体的には、低輝度の被写体は相対的に目立たなくし、高輝度の被写体は強調されるようなγ曲線を用いたγ補正を行う。
The γ correction in the locus drawing mode will be described. As described above, as shown in FIG. 2 as one of the scenes assumed by the trajectory drawing mode, when a point light source exists in the background and a person is present within the irradiation range of the
図15(a)は、通常の撮影モードで適用されるγ曲線の一例を示す図であり、図15(b)は、軌跡描画モードで適用されるγ曲線の一例を示す図である。通常の撮影モードに比べ、軌跡描画モードでは輝線を鮮明にするために、低輝度側の入力信号に対する出力信号を十分に下げ、高輝度側の入力信号に対する出力信号を相対的に上げている。このように変化させることで、低輝度側の被写体に対して高輝度側の被写体が強調され、画像全体としてコントラストが高くなる。 FIG. 15A is a diagram illustrating an example of the γ curve applied in the normal photographing mode, and FIG. 15B is a diagram illustrating an example of the γ curve applied in the locus drawing mode. Compared to the normal shooting mode, in the locus drawing mode, in order to make the bright line clear, the output signal for the low luminance side input signal is sufficiently lowered and the output signal for the high luminance side input signal is relatively increased. By changing in this way, the high-luminance subject is emphasized with respect to the low-luminance subject, and the contrast of the entire image is increased.
図11に戻り、ステップS1029で画像処理が終わると、ステップS1014に進む。 Returning to FIG. 11, when the image processing is completed in step S1029, the process proceeds to step S1014.
図10に戻り、ステップS1014では、処理された画像ファイルを記録媒体60へ記録し、かつ画像表示部7へ処理された画像データを表示する。以上で軌跡描画モードによる一連の撮影動作を終了する。
Returning to FIG. 10, in step S <b> 1014, the processed image file is recorded on the
図10及び図11の撮影動作によれば、選択されている図形に対応する基準描画時間及び図形サイズを取得して(ステップS1020)、当該取得した基準描画時間及び図形サイズに基づいて図形の描画時間を演算して、シャッタスピードを当該演算された描画時間の整数倍となるように決定する(ステップS1021)ので、輝度むらの発生を防止することができる。 10 and 11, the reference drawing time and the figure size corresponding to the selected figure are acquired (step S1020), and the figure is drawn based on the acquired reference drawing time and the figure size. Since the time is calculated and the shutter speed is determined to be an integral multiple of the calculated drawing time (step S1021), the occurrence of uneven brightness can be prevented.
上記の実施の形態では、撮像素子21の露光と同時にストロボ制御部8がストロボ9を発光させたが、ストロボ制御部8によるストロボ9の発光タイミングはこれに限らず、撮像素子21の露光中であればどのタイミングでもよい。
In the above embodiment, the
また、上記の実施の形態においては、光学系10に補正レンズユニット11cを配置し、これを駆動することにより、撮像素子21上で結像される被写体像について、ユーザの手振れに起因して生じる振れを軽減すると共に、露光時間に指定された図形を描くように制御した。
In the above-described embodiment, the
しかし、ユーザの手振れに起因して生じる振れを軽減すると共に、露光時間に指定された図形を描く構成は、これに限られるものではない。例えば、撮像素子21が光軸14に対して直交する方向に2次元的にシフト移動するように構成しても、同様の作用を得ることができる。具体的には、撮像素子21が2軸方向に摺動するように2本のガイドバーを設け、撮像素子側にコイル、固定側にマグネットを配置して、その反発力を利用して位置制御を行えば良い。
However, the configuration for reducing the shake caused by the hand shake of the user and drawing the figure designated for the exposure time is not limited to this. For example, even if the
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによって達成される。即ち、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。 The object of the present invention is achieved by executing the following processing. That is, a storage medium storing software program codes for realizing the functions of the above-described embodiments is supplied to a system or apparatus, and a computer (or CPU, MPU, etc.) of the system or apparatus is stored in the storage medium. This is a process of reading the program code. In this case, the program code itself read from the storage medium realizes the functions of the above-described embodiments, and the program code and the storage medium storing the program code constitute the present invention.
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。 Moreover, the following can be used as a storage medium for supplying the program code. For example, floppy (registered trademark) disk, hard disk, magneto-optical disk, CD-ROM, CD-R, CD-RW, DVD-ROM, DVD-RAM, DVD-RW, DVD + RW, magnetic tape, nonvolatile memory card, ROM or the like. Alternatively, the program code may be downloaded via a network.
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。 Further, the present invention includes a case where the function of the above-described embodiment is realized by executing the program code read by the computer. In addition, an OS (operating system) running on the computer performs part or all of the actual processing based on the instruction of the program code, and the functions of the above-described embodiments are realized by the processing. Cases are also included.
更に、前述した実施の形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。 Furthermore, the present invention includes a case where the functions of the above-described embodiment are realized by the following processing. That is, the program code read from the storage medium is written in a memory provided in a function expansion board inserted into the computer or a function expansion unit connected to the computer. Thereafter, based on the instruction of the program code, the CPU or the like provided in the function expansion board or function expansion unit performs part or all of the actual processing.
1 撮像装置
11c 補正レンズユニット
21 撮像素子
31 駆動制御部
33 振れ検出器
41 露光制御部
50 システム制御部
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記被写体像を前記撮像素子に対して相対的に移動させるための移動手段と、
複数の図形から一つの図形を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された図形に対応する軌跡データに従って前記移動手段を移動させるための駆動手段と、
前記撮像素子が前記被写体像を光電変換することにより得られた被写体画像の画像データに基づいて被写体を測光する測光手段と、
前記測光手段の測光結果に基づいて前記撮像素子の露光時間を決定する決定手段とを有し、
前記決定手段は、前記駆動手段による前記移動手段の移動に要する移動時間の整数倍となるように前記撮像素子の露光時間を決定することを特徴とする撮像装置。 In an imaging apparatus including an imaging element that photoelectrically converts a subject image formed by an imaging optical system,
Moving means for moving the subject image relative to the image sensor;
A selection means for selecting one figure from a plurality of figures;
Driving means for moving the moving means in accordance with trajectory data corresponding to the graphic selected by the selecting means;
Photometric means for measuring the subject based on image data of a subject image obtained by photoelectrically converting the subject image by the imaging device;
Determining means for determining an exposure time of the image sensor based on a photometric result of the photometric means;
The determination unit determines an exposure time of the image sensor so as to be an integral multiple of a movement time required for the movement of the moving unit by the driving unit.
前記検知手段が前記撮像装置の固定を検知したときに、前記決定手段により決定される露光時間が所定の露光許容時間よりも長くなることを許可する第1の許可手段とを更に有することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。 Detecting means for detecting fixation of the imaging device;
And a first permission unit that permits the exposure time determined by the determination unit to be longer than a predetermined exposure allowable time when the detection unit detects that the imaging device is fixed. The imaging apparatus according to claim 1 or 2.
前記検知手段が前記撮像装置の固定を検知した場合において、前記複数の図形の中に前記移動時間が所定の露光許容時間よりも長い長秒描画図形が存在するときに、前記選択手段による当該長秒描画図形の選択を許可する第2の許可手段とを更に有することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。 Detecting means for detecting fixation of the imaging device;
When the detection unit detects that the imaging apparatus is fixed, when the long-second drawing figure whose movement time is longer than a predetermined exposure allowable time exists in the plurality of figures, the length by the selection unit The imaging apparatus according to claim 1, further comprising a second permission unit that permits selection of a second drawing figure.
複数の図形から選ばれた一つの図形を受け付ける選択工程と、
前記選択工程により受け付けた図形に対応する軌跡データに従って前記移動手段を移動させるための駆動工程と、
前記撮像素子が前記被写体像を光電変換することにより得られた被写体画像の画像データに基づいて被写体を測光する測光工程と、
前記測光工程の測光結果に基づいて前記撮像素子の露光時間を決定する決定工程とを有し、
前記決定工程では、前記駆動工程での前記移動手段の移動に要する時間の整数倍となるように前記撮像素子の露光時間を決定することを特徴とする撮像装置の制御方法。 An imaging apparatus control method comprising: an imaging element that photoelectrically converts a subject image formed by an imaging optical system; and a moving unit that moves the subject image relative to the imaging element.
A selection process for accepting one figure selected from a plurality of figures;
A driving step for moving the moving means in accordance with trajectory data corresponding to the figure received by the selection step;
A photometric step of measuring the subject based on image data of a subject image obtained by photoelectrically converting the subject image by the imaging element;
A determination step of determining an exposure time of the imaging device based on a photometric result of the photometry step,
In the determining step, the exposure time of the imaging device is determined so as to be an integral multiple of the time required for the movement of the moving means in the driving step.
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