JP2008278024A - 無線タグリーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】 別チャンネルの周波数で通信する他の無線タグリーダから強い電波が入力された場合でも、誤ったキャリアセンスを防いで確実な送信が可能な信頼性にすぐれた無線タグリーダを提供する。
【解決手段】 周波数変換部10で変換されたベースバンド信号I,Qのうち、当該無線タグリーダの通信速度(40kbps)に対応する周波数成分(40kHz)を通す低域通過フィルタ31,33を設け、その低域通過フィルタ31,33を経たベースバンド信号I,Qを復調する。さらに、帯域阻止フィルタ32,34を経たベースバンド信号I,Qのうち、当該無線タグリーダの通信速度(40kbps)に対応する周波数成分(40kHz)を阻止する帯域阻止フィルタ32,34を設け、その帯域阻止フィルタ32,34を経たベースバンド信号I,Qに対しキャリアセンスを実行する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、無線タグとの通信を行う無線タグリーダに関する。
RFID(radio frequency identification)タグなどの無線タグおよび無線タグリーダの通信方式として、バックスキャッタ方式がある。このバックスキャッタ方式では、無線タグリーダが無線タグに対して無変調の電波を送信し、無線タグはこの電波を受信して動作用の直流電源に変換し、さらに無線タグは無線タグのアンテナのインピーダンスを変化させることにより、受信電波の反射と吸収を行う。無線タグリーダは、無線タグからの反射波を受信することにより、無線タグとのデータ通信を行う。つまり、無線タグリーダは、動作電源用の電波を送出しながら、無線タグからの電波を受信することになる。この動作は無線タグと無線タグリーダとの通信に特有のものである。
このような無線タグリーダには、他の無線タグリーダとの混信を避けるため、キャリアセンス機能が搭載される。キャリアセンス機能とは、無線タグリーダが送信する前に、一定時間、送信しようとする周波数(チャンネル)と同じ受信信号をスキャンして、他の無線タグリーダが通信していないかを調査する機能のことで、他の無線タグリーダが通信していないことが確認できれば、自局は通信を開始することができる。このキャリアセンスの実行時間および感度等は電波法で定められており、例えば日本の場合には、1Wまで出力可能な無線タグリーダに対して、−74dBmのキャリアセンス感度が必要と定められている。
また、無線タグリーダの受信方式として、ダイレクトコンバージョン方式がしばしば用いられる。ダイレクトコンバージョン方式は、ローカル発信器の周波数を受信周波数とほぼ同一にして、中間周波数を用いずにベースバンド信号を生成するものとしてによく知られている。このダイレクトコンバージョン方式の無線タグリーダでも、同様にキャリアセンスが実行される。
一方、無線タグと同種のものとして複数の異なる変復調方式を持つ非接触型ICカードがあり、その非接触型ICカードと通信を行うリーダとして、通過帯域が互いに異なる複数のフィルタを設けてこれらフィルタを選択的に切替えて使用する非接触型ICカードリーダライタが知られている(例えば特許文献1)。
特開2003−92561号公報
通常、無線タグリーダのキャリアセンス感度は無線タグとの通信時の受信感度よりも高い。このため、受信信号を増幅するための高周波増幅器を設け、その利得をキャリアセンス時に大きくするか、あるいは通常受信時には高周波増幅器を使用せずにキャリアセンス時のみ高周波増幅器を使用するようにして、キャリアセンス時の利得を大きくするのが一般的である。
しかしながら、この場合、キャリアセンス時に大きなレベルの信号が受信されると、その受信信号がベースバンドで飽和し易いという特性をもっている。例えば、他の無線タグリーダの送信周波数が自局とは異なるチャンネルであっても、その無線タグリーダから発せられる強い電波が自局に入力されると、受信信号がベースバンド部で飽和して歪んでしまい、そのため他局の通信速度に相当する周波数成分が自局のキャリアセンス帯域に落ち込み、不要にキャリアセンスしてしまうという問題が発生する。
上記特許文献1のように、通過帯域が互いに異なる複数のフィルタを複数設けてそれを選択的に切替えて使用するものもあるが、これは、互いに異なる周波数で応答する非接触型ICカードに対して複数のフィルタを切替えているのみで、強い電波が入力された場合に誤ったキャリアセンスを行ってしまい、送信できなくなる。
この発明は、上記の事情を考慮したもので、その目的は、別チャンネルの周波数で通信する他の無線タグリーダから強い電波が入力された場合でも、誤ったキャリアセンスを防いで確実な送信が可能な信頼性にすぐれた無線タグリーダを提供することである。
請求項1に係る発明の無線タグリーダは、受信信号をキャリアセンス実行時に通常受信時よりも増幅する増幅手段と、この増幅手段から出力された受信信号をベースバンド信号に変換する変換手段と、この変換手段で変換されたベースバンド信号のうち当該無線タグリーダの通信速度に対応する周波数成分を阻止する第1フィルタと、当該無線タグリーダの送信前にその送信周波数と同じ周波数成分を前記第1フィルタを経たベースバンド信号から検出し検出無しの場合に当該無線タグリーダの送信を許容するキャリアセンスを実行するキャリアセンス手段と、を含む信号処理手段と、を備える。
この発明の無線タグリーダによれば、別チャンネルの周波数で通信する他の無線タグリーダから強い電波が入力された場合でも、誤ったキャリアセンスを防ぐことができる。これにより、確実な送信が可能となり、信頼性が向上する。
以下、この発明の一実施形態について図面を参照して説明する。通信方式としてダイレクトコンバージョン方式を採用した無線タグリーダの要部を図1に示している。
送受信用のアンテナ1に帯域通過フィルタ(バンドパスフィルタ;BPF)2を介してサーキュレータ(方向性結合器)3が接続されている。帯域通過フィルタ2は、アンテナ1の受信信号(高周波信号)のうち、送受信用の予め定められた帯域の周波数成分を通す。この帯域通過フィルタ2を通った受信信号は、上記サーキュレータ3によって増幅・非増幅切替回路(増幅手段)4に導かれる。
増幅・非増幅切替回路4は、受信信号を信号処理部20からの指令に応じて増幅または非増幅するもので、切替器(SW)5,6および高周波増幅器7からなる。このうち、切替器5は、帯域通過フィルタ2からの受信信号を切替器6および高周波増幅器7のいずれか一方に供給するもので、非キャリアセンス時(通常受信時)は高周波増幅器7を経ず直接切替器6に供給し、キャリアセンス時は高周波増幅器7を経て切替器6に供給する。高周波増幅器7は、切替器5から供給される受信信号を後述するキャリアセンス部36のキャリアセンス感度に必要なレベルに増幅する。この高周波増幅器7で増幅された受信信号が切替器6に供給される。切替器6は、切替器5からの受信信号および高周波増幅器7からの受信信号のいずれか一方を選択的に出力するもので、非キャリアセンス時は切替器5からの受信信号を出力し、キャリアセンス時は高周波増幅器7からの受信信号を出力する。また、キャリアセンスの実行時に信号処理部20からの指示に基づいて、受信信号を増幅するために切替器5,6を制御する切替手段を備えている。
増幅・非増幅切替回路4を経た受信信号は、周波数変換部(変換手段)10に供給される。周波数変換部10は、増幅・非増幅切替回路4から供給される受信信号をベースバンド信号に変換するもので、ミキサ11,15、および90度位相シフト器19などを有している。また、ベースバンド部24は低域通過フィルタ(ローパスフィルタ;LPF)12,16、低周波増幅器13,17、アナログ・ディジタル(A/D)変換器14,18などを有している。
上記ミキサ11は、増幅・非増幅切替回路4からの受信信号と後述のローカル発振器21から供給される高周波信号(受信信号とほぼ同一の周波数を有する)とを混合することにより、ローカル信号と同相成分(I成分)のベースバンド信号IAを生成する。このベースバンド信号IAが、低域通過フィルタ12を通過し、かつ低周波増幅器13で増幅された後、アナログ・ディジタル変換器14でディジタル変換されて信号処理部20に供給される。
上記90度位相シフト器19は、後述のローカル発振器21から供給される高周波信号の位相を90度変化させた信号を出力する。
上記ミキサ15は、増幅・非増幅切替回路4からの受信信号と90度位相シフト器19から供給される高周波信号とを混合することにより、ローカル信号と直交成分(Q成分)のベースバンド信号QAを生成する。このベースバンド信号QAが、低域通過フィルタ16を通過し、かつ低周波増幅器17で増幅された後、アナログ・ディジタル変換器18でディジタル変換されて信号処理部20に供給される。
ローカル発振器21は、信号処理部20の指令に応じて動作し、無線タグからの受信信号の周波数とほぼ同一の周波数の高周波信号(例えば953MkHz)を発する。この高周波信号が、上記ミキサ11、上記90度位相シフト器19、および変調器22に供給される。変調器22は、データ送信時にローカル発振器21からの高周波信号をデータTxDに基づいて変調するとともに、非データ送信時にローカル発振器21からの高周波信号を無変調のまま無線タグ用動作電源として出力する。この変調器22の出力信号がパワーアンプ23で電力増幅され、サーキュレータ3によって帯域通過フィルタ2側に導かれる。そして、帯域通過フィルタ2を通過した高周波信号がアンテナ1から送信される。
信号処理部20は、主要な構成として、図2に示すように、ベースバンド部24でA/D変換されたベースバンド信号IBが供給される低域通過フィルタ(LPF;第2フィルタ)31、この低域通過フィルタ31を経たベースバンド信号ICが供給される帯域阻止フィルタ(BPF;第1フィルタ)32、ベースバンド部24でA/D変換されたベースバンド信号QBが供給される低域通過フィルタ(LPF;第2フィルタ)33、この低域通過フィルタ33を経たベースバンド信号QCが供給される帯域阻止フィルタ(BPF;第1フィルタ)34、上記低域通過フィルタ31,33を経たベースバンド信号IC,QCが供給されるデータ復調部35、および上記帯域阻止フィルタ32,34を経たベースバンド信号ID,QDが供給されるキャリアセンス部36、これらデータ復調部35およびキャリアセンス部36が接続された制御部40などを備えている。帯域阻止フィルタ32,34はキャリアセンス実行時の専用フィルタである。
上記低域通過フィルタ31,33は、上記ベースバンド部24で生成されたベースバンド信号IB,QBのうち、当該無線タグリーダの通信速度(例えば40kbps)に対応する周波数成分(例えば40kHz)をそれぞれ通す。
上記帯域阻止フィルタ32,34は、低域通過フィルタ31,33を経たベースバンド信号IC,QCのうち、当該無線タグリーダの通信速度に対応する周波数成分をそれぞれ阻止する。
データ復調部35は、低域通過フィルタ31,33を経たベースバンド信号IC,QCを復調して制御部40に供給する。
キャリアセンス部36は、当該無線タグリーダの送信前に、その送信周波数(例えば953kHz)と同じ周波数成分を帯域阻止フィルタ32,34を経たベースバンド信号から検出し、検出無しの場合に当該無線タグリーダの送信を許容するキャリアセンスを実行する。このキャリアセンスの結果が制御部40に供給される。
制御部40は、主要な機能として、次の(1)(2)を備えている。
(1)通常受信時(非キャリアセンス時)、データ復調部35の復調データを認識してデータ送受信に関わる各種制御を実行する手段。
(2)キャリアセンス部36のキャリアセンスの結果に応じて、当該無線タグリーダの送信を許容または禁止する手段。
つぎに、上記の構成の作用を説明する。
アンテナ1で受信される高周波信号は、帯域通過フィルタ2およびサーキュレータ3を介して増幅・非増幅切替回路4に入力される。このとき、キャリアセンスの非実行時(通常受信時)であれば、増幅・非増幅切替回路4に入力された受信信号が増幅されずに周波数変換部10に供給される。キャリアセンスの実行時は、必要なキャリアセンス感度を得るべく、増幅・非増幅切替回路4に入力された受信信号が高周波増幅器7で増幅されて周波数変換部10に供給される。
周波数変換部10に供給された受信信号は、ローカル発振器21からの高周波信号に基づいてベースバンド信号IA,QAに変換される。ベースバンド部24でデジタル信号に変換されたこのベースバンド信号IB,QBが、低域通過フィルタ31,33を介してデータ復調部35に入力されるとともに、低域通過フィルタ31,33および帯域阻止フィルタ32,34を介してキャリアセンス部36に入力される。
キャリアセンス部36は、当該無線タグリーダの送信前に、キャリアセンスを実行する。例えば、日本用に割り当てられた無線タグ用の周波数帯域のうち、5チャンネルの周波数(953MHz)で送信を開始しようとする場合、その送信周波数と同じ周波数成分が低域通過フィルタ31,33および帯域阻止フィルタ32,34を経たベースバンド信号ID,QDから検出される。ベースバンド信号ID,QDのレベルが設定値未満であれば、送信周波数と同じ周波数成分が無いと判断される。この場合、送信が許容される。ただし、ベースバンド信号ID,QDのレベルが設定値以上であれば、送信周波数と同じ周波数成分が有ると判断される。この場合、送信が禁止される。
ここで、当該無線タグリーダの5チャンネルの周波数(953MHz)に対して400kHz離れた7チャンネルの周波数(953.4MHz)の電波が他の無線タグリーダから送信されている場合を想定する。以下の説明では簡単のため、同相(I成分)のベースバンド信号についてのみ説明し、直交相(Q成分)のベースバンド信号についての説明は同様なので省略する。
まず、図3は、他の無線タグリーダから7チャンネルの周波数(953.4MHz)の電波が送信されている場合を想定して、信号発生器で40kHzのAM信号を発生させ、−70dBm程度の小さなレベルの信号をアンテナ1に入力した場合に、ベースバンド部24における低周波増幅器13とアナログ・ディジタル変換器14との間のラインのベースバンド信号Iをモニタするとともに、そのベースバンド信号IをFFT(高速フーリエ変換)して周波数成分として見たものである。
すなわち、ベースバンド信号Iの波形には、5チャンネルと7チャンネルの周波数差に相当する400kHzのスペクトルが存在するとともに、その両側の変調周波数である40kHz離れたところにそれぞれスペクトルが存在することが確認できる。
低域通過フィルタ31,33は、アナログ・ディジタル変換器14,18で使用されるサンプリング周波数を減衰させ、かつ当該無線タグリーダの通信速度(40kbps)に対応する周波数成分(40kHz)を通過させる特性であればよく、図4に示すように40kHzの周波数成分を通過させつつ、その40kHzの倍の80kHzの周波数成分については減衰させる特性のものが採用される。
図3に示す例では、低域通過フィルタ31,33の通過帯域である50kHz以下には周波数成分はほとんど存在しないため、7チャンネルの周波数(953.4MHz)の信号をキャリアセンスすることはない。
これに対し、図5は、同様に40kHzでAM変調された7チャンネルの周波数(953.4MHz)ではあるが、−30dBm程度の大きなレベルの信号をアンテナ1に入力した場合に、ベースバンド部24における低周波増幅器13とアナログ・ディジタル変換器14との間のラインのベースバンド信号Iをモニタし、かつそのベースバンド信号IをFFT(高速フーリエ変換)して周波数成分として見たものである。
この場合、受信信号のレベルがもともと大きいことに加え、その受信信号が高周波増幅器7によって増幅されるため、ベースバンド信号Iが飽和して歪んでしまう。このときのベースバンド信号Iの波形には、図3の場合と同じく400kHzおよび400kHz±40kHzのスペクトルが存在するとともに、40kHzおよびそのn倍(nは2以上の整数)の80kHz等のスペクトルが存在する。
とくに、通信速度に対応する周波数(変調周波数)に等しい40kHzのスペクトルが存在するため、仮に、帯域阻止フィルタ32,34がないと仮定すると、キャリアセンス部36がキャリアセンスしてしまうことになる。
そこで、図6に示すような周波数特性を有する帯域阻止フィルタ32,34が設けられ、ベースバンド信号I,Qの40kHzの周波数成分が除去される。これにより、キャリアセンス部36の誤ったキャリアセンスが回避される。
ベースバンド信号I,Qには80kHzのスペクトルも存在するが、その80kHzの周波数成分は前段の低域通過フィルタ31,33によって減衰されるので、誤ったキャリアセンスの心配はない。
以上のように、ベースバンド部24で生成されたベースバンド信号IB,QBのうち、当該無線タグリーダの通信速度(40kbps)に対応する周波数成分(40kHz)を通す低域通過フィルタ31,33を設け、その低域通過フィルタ31,33を経たベースバンド信号IC,QCを復調するとともに、当該無線タグリーダの通信速度(40kbps)に対応する周波数成分(40kHz)を阻止する帯域阻止フィルタ32,34を設け、その帯域阻止フィルタ32,34を経たベースバンド信号ID,QDに対しキャリアセンスを実行することにより、別チャンネルの周波数で通信する他の無線タグリーダから強い電波が入力され、それが増幅・非増幅切替回路4で増幅された場合でも、誤ったキャリアセンスを防ぐことができる。これにより、常に確実な送信が可能となり、信頼性が大幅に向上する。
なお、上記実施形態の帯域阻止フィルタ32,34に代えて、周波数成分(40kHz)を阻止する特性の低域通過フィルタを用いても、同様の効果が得られる。
また、上記実施形態において、増幅・非増幅切替回路4における高周波増幅器7として利得が可変のものを採用し、キャリアセンスの非実行時には高周波増幅器7を低利得で動作させ、キャリアセンスの実行時には高周波増幅器7を高利得で動作させるようにしてもよい。この場合、増幅・非増幅切替回路4の切替器5,6を不要とすることができる。
その他、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、要旨を変えない範囲で種々変形実施可能である。
一実施形態の要部の構成を示すブロック図。 図1における信号処理部の主要な構成を示すブロック図。 一実施形態における他の無線タグリーダから小信号が入力された場合のベースバンド信号Iおよびその周波数成分を示す図。 一実施形態における低域通過フィルタの周波数特性を示す図。 一実施形態における他の無線タグリーダから大信号が入力された場合のベースバンド信号Iおよびその周波数成分を示す図。 一実施形態における帯域阻止フィルタの周波数特性を示す図。
符号の説明
1…アンテナ、2…帯域通過フィルタ、3…サーキュレータ、4…増幅・非増幅切替回路、5,6…切替器、7…高周波増幅器、10…周波数変換部、11,15…ミキサ、12,16…低域通過フィルタ、13,17…低周波増幅器、14,18…アナログ・ディジタル変換器、19…90度位相シフト器、20…信号処理部、21…ローカル発信器、22…変調器、23…パワーアンプ、24…ベースバンド部、31,33…低域通過フィルタ(第2フィルタ)、32,34…帯域阻止フィルタ(第1フィルタ)、35…データ復調部(復調手段)、36…キャリアセンス部(キャリアセンス手段)、40…制御部

Claims (4)

  1. 受信信号をキャリアセンス実行時に通常受信時よりも増幅する増幅手段と、
    この増幅手段から出力された受信信号をベースバンド信号に変換する変換手段と、
    この変換手段で変換されたベースバンド信号のうち当該無線タグリーダの通信速度に対応する周波数成分を阻止する第1フィルタと、
    当該無線タグリーダの送信前にその送信周波数と同じ周波数成分を前記第1フィルタを経たベースバンド信号から検出し検出無しの場合に当該無線タグリーダの送信を許容するキャリアセンスを実行するキャリアセンス手段と、を含む信号処理手段と、
    を備えていることを特徴とする無線タグリーダ。
  2. キャリアセンスの実行時に前記信号処理手段からの指示に基づいて、受信信号を増幅するために前記増幅手段の切替を制御する切替手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の無線タグリーダ。
  3. 前記第1のフィルタの前段に設けられ、前記変換手段で変換されたベースバンド信号のうち、当該無線タグリーダの通信速度に対応する周波数成分を通す第2フィルタと、
    前記第1フィルタを経ることなく前記第2のフィルタを経たベースバンド信号を復調する復調手段と、を備えていることを特徴とする請求項1または2記載の無線タグリーダ。
  4. 前記第1フィルタは帯域阻止フィルタである、
    ことを特徴とする請求項1乃至3記載のいずれか一に記載の無線タグリーダ。
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