JP2008277521A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】三次元に集積された半導体回路素子間の電気的な結合を有線接続によらず簡単な構成により得られるようにした半導体集積回路装置を提供する。
【解決手段】半導体集積回路装置100は、同一面上に平行に配置された所定の長さで帯状の一対の第1の差動伝送線路12A,12B、及び第1の差動伝送線路12A,12Bへ差動信号を出力する差動信号送信素子11を備えた第1の半導体集積回路素子1に対し、第1の差動伝送線路12A,12Bに対向かつ重なるように配置された一対の第2の差動伝送線路22A,22B及び第2の差動伝送線路22A,22Bの一端に接続された差動信号受信素子21を備えた第2の差動伝送線路22A,22Bを備えた第2の半導体集積回路素子2が誘電体4を介して積層されている。第1の差動伝送線路12A,12Bに信号が流れると、容量性結合を主として第2の差動伝送線路22A,22Bへ信号が伝送される。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体集積回路装置に関する。
近年、半導体集積回路の微細化が進んでいるが、さらなる高性能化の要求から一つのパッケージ内に複数の機能ブロックを実装してシステム化することが試みられている。
その代表例として、一つのベアチップに複数の機能ブロックを集約してシステム化するSoC(System on Chip)と呼ばれる方式と、1つのパッケージに複数のベアチップを封入するSiP(System in Package)と呼ばれる方式がある。
SoCは、一つのベアチップに異なるプロセスで素子を実現するのが困難であると共に、素子面積の増大による歩留まり低下によりコストが高くなるという問題がある。
また、SiPは、異なるプロセスで実現される機能を容易に集約できるというメリットがある反面、複数のベアチップ間を相互接続する必要があるため、個々のベアチップの歩留まりが良くてもトータルの歩留まりが悪くなる問題がある。従って、SiPの信頼性は、ベアチップ間の接続が大きな要素になる。
ベアチップ間の接続方法の1つにワイヤボンディング法がある。しかし、このワイヤボンディング法は、接続パッド数がワイヤボンディングを使用する単一チップのパッケージ以下となり、通信バンド幅を大きくできない。
また、他の接続方法として、マイクロバンプで接続する方法があるが、上に積むチップを小さくする必要があるなど、実装上の制約が大きい。このマイクロバンプによる方法は、ワイヤボンディング法よりも多数の接続パッド数を確保できるが、多数のバンプを並べて接続する際の信頼性が低くなる。また、多数の素子を実装するには、チップ自体又はビルドアップ基板を貫通する電極等を設ける必要があり、高度なプロセス技術による高い加工精度が要求されるため、高コストとなる。
上記したベアチップ間の接続法の問題を解決するため、1個のパッケージに複数のチップを搭載し、これら複数のチップの間の信号伝送を電極同士を直接接続するのではなく、チップを対面実装で積層してバンプ間の容量性結合により通信を行う方法が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
また、それぞれ配線により形成される送信コイル及び受信コイルを持つ複数のLSIチップを、送受信コイルのペアの開口の中心が一致するようにスタックし、誘導性結合を形成させて通信を可能とすることが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
Stephen Mick, Lei Luo, John Wilson and Paul Franzon "Buried Bump and AC Coupled Interconnection Technology" IEEE TRANSACTIONS ON ADVANCED PACKAGING VOL.27,NO.1(2004) 特開2005−228981号公報 特開2005−203657号公報
本発明の目的は、半導体回路素子間の電気的干渉を抑制しながら無線接続を可能にした半導体集積回路装置を提供することにある。
本発明の一態様は、上記目的を達成するため、以下の半導体集積回路装置を提供する。
[1]差動信号送信素子及び前記差動信号送信素子からの信号を伝送すると共に同一平面上に配設された一対の第1の差動伝送線路を備えた第1の半導体集積回路素子と、前記一対の第1の差動伝送線路と互いに容量性結合および誘導性結合による結合線路系をなすように前記一対の第1の差動伝送線路に所定の距離を有して平行に対向配置された一対の第2の差動伝送線路、及び前記一対の第1の差動伝送線路に流れる電流と同一方向に電流が流れる前記一対の第2の差動伝送線路の終端に接続された差動信号受信素子を備えると共に前記第1の半導体集積回路素子に積層された第2の半導体集積回路素子と、
を備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
[2]前記第1及び第2の差動伝送線路は、前記第1及び第2の半導体集積回路素子の積層面の近傍に配置されていることを特徴とする前記[1]に記載の半導体集積回路装置。
[3]前記第1及び第2の差動伝送線路は、終端または前記差動信号受信素子の接続端に前記第1及び第2の差動伝送線路の特性インピーダンスに等しい値の抵抗で終端されていることを特徴とする前記[1]に記載の半導体集積回路装置。
[4]前記第1及び第2の差動伝送線路は、相互に近接して配置した場合に比べ、幅広で十分な長さを有し、相互間の距離が最も遠くなる位置に配設されていることを特徴とする前記[1]に記載の半導体集積回路装置。
[5]前記第1及び第2の差動伝送線路は、前記対向配置により平行する部分の長さを、信号が前記第1及び第2の差動伝送線路を通過する時間をtd、前記差動信号受信素子における受信信号の立ち上がり時間をtrとするとき、td≧trに設定することを特徴とする前記[1]に記載の半導体集積回路装置。
[6]前記第1及び第2の差動伝送線路は、それぞれの線幅が50μm以下であると共に前記平行に配設された2つの線路間隔が50μm以下であり、他方の差動伝送線路に対して均一に平行する部分の長さが500μm以下であることを特徴とする前記[1]に記載の半導体集積回路装置。
[7]前記一対の第2の差動伝送線路は、複数からなり、それぞれの一端に差動信号送信素子が接続され、他端に差動信号受信素子が接続されていることを特徴とする前記[1]に記載の半導体集積回路装置。
[8]前記第1の半導体集積回路素子は、前記差動信号送信素子が前記一対の第1の伝送線路の一端に接続されると共に他端に差動信号受信素子が接続され、前記第2の半導体集積回路素子は、前記差動信号受信素子が前記一対の第2の差動伝送線路の一端に接続されると共に他端に差動信号送信素子が接続されていることを特徴とする前記[1]に記載の半導体集積回路装置。
[9]前記第1及び第2の半導体集積回路素子は、前記一対の第1及び第2の差動伝送線路の一端に差動信号送信素子と差動信号受信素子が並列に接続され、他端に終端抵抗が接続されていることを特徴とする前記[1]に記載の半導体集積回路装置。
[10]前記第1及び第2の半導体集積回路素子は、前記一対の第1及び第2の差動伝送線路が配線されたメタル配線層を有し、前記メタル配線層は相互に対向配置されていることを特徴とする前記[1]に記載の半導体集積回路装置。
[11]前記第1の半導体集積回路素子は、前記一対の第1の差動伝送線路と同様に構成された電源供給用の一対の第1の差動伝送線路と、前記電源供給用の一対の第1の差動伝送線路の一端に高周波電流を印加する発振手段とを備え、前記第2の半導体集積回路素子は、前記一対の第2の差動伝送線路と同様に構成された電源供給用の一対の第2の差動伝送線路と、前記電源供給用の第2の差動伝送線路の終端に接続された整流回路とを備えることを特徴とするる前記[1]に記載の半導体集積回路装置。
[12]前記差動信号受信素子は、前記差動入力端子に入力された差動信号の立ち上がり及び立下りのタイミングで論理を反転させることにより前記差動信号を復調するデータ復調回路が接続されていることを特徴とする前記[1]に記載の半導体集積回路装置。
請求項1の半導体集積回路装置によれば、半導体回路素子間の電気的干渉を抑制しながら無線接続を行うことができる。
請求項2の半導体集積回路装置によれば、第1の差動伝送線路と第2の差動伝送線路の容量性結合を容易に構成することができる。
請求項3の半導体集積回路装置によれば、伝送線路の特性インピーダンスを所望の値に保持することができる。
請求項4の半導体集積回路装置によれば、第1の差動伝送線路と第2の差動伝送線路を近接させて対向配置することなく電気的に結合させることができる。
請求項5の半導体集積回路装置によれば、信号受信用の半導体素子が必要とする信号を確実に第1の半導体集積回路素子から第2の半導体集積回路素子へ伝送することができる。
請求項6の半導体集積回路装置によれば、周波数特性を有しない状態のもとでデータを伝送ことができる。
請求項7の半導体集積回路装置によれば、1つの伝送線路から複数の伝送線路へデータ伝送することができる。
請求項8の半導体集積回路装置によれば、第1の半導体集積回路素子と第2の半導体集積回路素子との間のいずれからも他方の半導体集積回路装置にデータを伝送することができる。
請求項9の半導体集積回路装置によれば、信号送信用の半導体素子と信号受信用の半導体素子が隣接した構成の半導体集積回路素子にすることができると共に、他端に半導体素子を接続しない構成にすることもできる。
請求項10の半導体集積回路装置によれば、第1及び第2の差動伝送線路を半導体集積回路素子と異なる層に形成できると共に、第1の差動伝送線路と第2の差動伝送線路を容易に近接させることができる。
請求項11の半導体集積回路装置によれば、信号受信用の半導体素子を搭載する半導体集積回路素子に電源を設けることなく、信号受信用の半導体素子を動作させることができる。
請求項12の半導体集積回路装置によれば、2値論理のデータを正確に復調することができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体集積回路装置を示す斜視図である。同図においては、内部に配置する各部材の配置をわかり易くするため、内部に配置する各部材を実線で示している。
(半導体集積回路装置の構成)
この半導体集積回路装置100は、データを送出する差動信号送信素子11を搭載した第1の半導体集積回路素子1と、データを受信する差動信号受信素子21を搭載すると共に薄厚のシリコン等からなる誘電体4を介して第1の半導体集積回路素子1に積層された第2の半導体集積回路素子2とを備えて構成されている。なお、第1および第1の2の半導体集積回路素子1,2との間に誘電体4を設けずに空間としてもよい。
第1の半導体集積回路素子1は、誘電体4に面して差動信号送信素子11の差動出力端子に接続されると共に平行に配置された所定長の一対の第1の差動伝送線路12A,12Bと、第1の差動伝送線路12A,12Bの終端間に接続された終端抵抗13とを備えて構成されている。
終端抵抗13は、第1の差動伝送線路12A,12Bの特性インピーダンスに等しい値の抵抗である。これにより、第1の半導体集積回路素子1の差動伝送線路12A,12Bは、擬似空中線のダミーロードと同様の原理で整合終端され、電磁界は近傍界で閉じられ、放射電磁界が生じない構成にできる。
第2の半導体集積回路素子2は、第1の差動伝送線路12A,12Bと同一の長さを有して第1の差動伝送線路12A,12Bに平行に重なる状態で誘電体4に面して配置され、かつ第1の差動伝送線路12A,12Bの終端側に差動信号受信素子21の差動入力端子が接続された一対の第2の差動伝送線路22A,22Bと、差動信号受信素子21の差動入力端子間に接続された終端抵抗23とを備えて構成されている。
終端抵抗23は、第2の差動伝送線路22A,22Bの特性インピーダンスに等しい値の抵抗である。これにより、第2の半導体集積回路素子2の差動伝送線路22A,22Bは、擬似空中線のダミーロードと同様の原理で整合終端され、電磁界は近傍界で閉じられ、放射電磁界が生じない構成にできる。
(データ復調回路の構成)
図2は、差動信号受信素子に接続されるデータ復調回路のブロック図である。データ復調回路30は、差動信号受信素子21の出力端に接続された第1,第2のスレッショルド検出手段31,32と、この第1,第2のスレッショルド検出手段31,32の両出力端に接続された論理反転手段33とを備えて構成されている。
(データ復調回路の具体的構成)
図3は、図2に示したデータ復調回路の具体的な回路構成を示す回路図である。このデータ復調回路30は、第1,第2のスレッショルド検出手段31,32としてのコンパレータ34,35と、論理反転手段33としてのR-S(リセット・セット)フリップフロップ(RS−FF)回路36とを備えて構成されている。
コンパレータ34,35は、差動演算増幅器を用いて構成されており、コンパレータ34の−入力端子には図示しない閾値設定回路から閾値VTH1が入力され、コンパレータ35の+入力端子には上記閾値設定回路から閾値VTH2が入力されている。また、コンパレータ34の出力信号はRSフリップフロップ回路36のS入力端子に入力され、コンパレータ35の出力信号はRSフリップフロップ回路36のR入力端子に入力されている。
なお、データ復調回路30は、上記した回路構成に限定されるものではなく、例えば、結合部分の微分特性を元に戻す積分回路を用いて元の台形波を復調する構成も可能である。
(半導体集積回路装置及びデータ復調回路の動作)
図4は、差動信号受信素子の動作を示す波形図である。図1〜図4を参照して、第1の実施の形態における半導体集積回路装置及びデータ復調回路の動作を説明する。
差動信号送信素子11から差動データ信号が出力されると、この差動データ信号は第1の差動伝送線路12A,12Bに出力され、その終端に向かって進行し、整合負荷となる終端抵抗13に到達する。
同時に、差動データ信号は、第1の差動伝送線路12A,12Bを伝送する過程で、誘電体4により第2の差動伝送線路22A,22Bとの間に主として存在している静電容量を介して第2の差動伝送線路22A,22Bに伝達し、第2の差動伝送線路22A,22Bを介して差動信号受信素子21に入力すると共に、終端抵抗23により終端される。
差動信号受信素子21に入力された差動データ信号は差動信号受信素子21で増幅された後、第1,第2のスレッショルド検出手段31,32に入力される。また、第1,第2のスレッショルド検出手段31,32には、閾値VTH1,VTH2が入力される。
図3の構成では、コンパレータ31の+入力端子及びコンパレータ32の−入力端子に差動データ信号が入力され、コンパレータ31の−入力端子及びコンパレータ32の+入力端子に閾値VTH1,VTH2が入力される。
差動信号受信素子21が受信する信号は、半導体集積回路素子1,2間を結合する差動伝送線路12A,12B,22A,22Bの特性から、送信側からの信号の台形波を微分した形状になる。
このため、論理Lから論理Hへの変化点を第1のスレッショルド検出手段31で閾値VTH1を超えたことを検出し、また、論理Hから論理Lへの変化点を第2のスレッショルド検出手段32でVTH2を超えたことを検出し、論理反転手段33(RSフリップフロップ回路36)の出力を論理Lから論理Hへの変化点でHに、また、論理Hから論理Lへの変化点でLに変化させることにより、図4に示すように、元の2値論理(送信信号)を復調している。
[第2の実施の形態]
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体集積回路装置を示す断面図である。
(半導体集積回路装置の構成)
本実施の形態は、第1の実施の形態において、第1,第2の半導体集積回路素子1,2のそれぞれに差動信号送信素子及び差動信号受信素子を設ける構成にしたものであり、その他の構成は第1の実施の形態と同様である。なお、第1および第1の2の半導体集積回路素子1,2との間に誘電体4を設けずに空間としてもよい。
第1の半導体集積回路素子1は、第1の差動伝送線路12A,12Bが設けられたメタル配線層15と、差動信号送信素子11及び差動信号受信素子14が設けられた半導体集積回路層16とから構成されている。
第2の半導体集積回路素子2は、一端に差動信号受信素子21及び終端抵抗23が接続された第2の差動伝送線路22A,22Bが設けられたメタル配線層25と、差動信号受信素子21と共に第2の差動伝送線路22A,22Bの他端に接続された差動信号送信素子24が設けられた半導体集積回路層26とから構成されている。差動信号送信素子24には、図2、図3に示したデータ復調回路30と同様のデータ復調回路が接続されている。
第1の差動伝送線路12A,12Bは、接続用電極17A〜17Dを介して差動信号送信素子11及び差動信号受信素子14に接続されている。
第2の差動伝送線路22A,22Bは、接続用電極27A〜27Dを介して差動信号送信素子24及び差動信号受信素子21に接続されている。
(半導体集積回路装置の動作)
次に、第2の実施の形態における半導体集積回路装置の動作を説明する。
(差動信号送信素子11から差動信号受信素子21への伝送)
差動信号送信素子11から差動データ信号が出力されると、この差動データ信号は接続用電極17A,17Bを介して第1の差動伝送線路12A,12Bに出力され、その終端に向かって進行した後、接続用電極17C,17Dを介して終端抵抗13で終端されると共に差動信号受信素子14に入力される。
なお、差動信号受信素子14においては、差動信号送信素子11からの差動データ信号を受信することも、受信を拒否することも可能である。
同時に、差動信号送信素子11からの差動データ信号は、第1の差動伝送線路12A,12Bを伝送する過程で、誘電体4により第2の差動伝送線路22A,22Bとの間に主として静電容量が存在していることから、第2の差動伝送線路22A,22Bに伝達し、接続用電極27C,27Dを介して差動信号受信素子21に入力する。
差動信号受信素子21に入力した差動データ信号は、差動信号受信素子21で増幅された後、図2、図3に示したデータ復調回路30により第1の実施の形態で説明した処理が行われる。
(差動信号送信素子24から差動信号受信素子14への伝送)
次に、差動信号送信素子24から差動データ信号が出力されると、この差動データ信号は、接続用電極27A,27Bを介して第2の差動伝送線路22A,22Bに出力され、その終端に向かって進行し、接続用電極27C,27Dを介して終端抵抗23で終端されると共に差動信号受信素子21に入力される。
なお、差動信号受信素子21においては、差動信号送信素子24からの差動データ信号を受信することも、拒否することも可能である。
同時に、差動信号送信素子24からの差動データ信号は、第2の差動伝送線路22A,22Bを伝送する過程で、誘電体4により第1の差動伝送線路12A,12Bとの間に存在している静電容量を介して第1の差動伝送線路12A,12Bに伝達し、接続用電極17C,17Dを介して差動信号受信素子14に入力する。
差動信号受信素子14に入力された差動データ信号は、差動信号受信素子14で増幅された後、図2、図3に示したデータ復調回路30と同様のデータ復調回路により、第1の実施の形態で説明した処理が行われる。
[第3の実施の形態]
図6は、本発明の第3の実施の形態に係る半導体集積回路装置を示す断面図である。
(半導体集積回路装置の構成)
本実施の形態は、第2の実施の形態において、第2の半導体集積回路素子2に誘電体5を介して第3の半導体集積回路素子3を積層すると共に、第1,第2の半導体集積回路素子1,2の層構造及び素子配置を変更し、更に、第2の半導体集積回路素子2に差動信号送信素子、差動伝送線路及び差動信号受信素子を増設したものであり、その他の構成は第2の実施の形態と同様である。なお、第1および第1の2の半導体集積回路素子1,2との間に誘電体4を設けずに空間としてもよく、第2および第3の2の半導体集積回路素子2,3との間に誘電体5を設けずに空間としてもよい。
即ち、第1の半導体集積回路素子1は、誘電体4側に配設された背面配線層101と、背面配線層101上に順次設けられた半導体集積回路層102及びメタル配線層103とからなる積層構造になっている。
背面配線層101は、第1の差動伝送線路12A,12Bを備えている。
半導体集積回路層102は、第1の差動伝送線路12A,12Bに一端が接続された貫通電極41A,41B,41C,41Dと、貫通電極41A,41Bの他端に接続された差動信号送信素子11と、貫通電極41C,41Dの他端に接続された差動信号受信素子14及び差動信号受信素子14の差動入力端子間に接続された終端抵抗13を備えている。
メタル配線層103には、貫通電極41A〜41Dに接続された接続用電極17A,17B,17C,17Dが設けられている。
また、第2の半導体集積回路素子2は、誘電体5側に配設された背面配線層201と、背面配線層201上に順次設けられた半導体集積回路層202及びメタル配線層203とからなる積層構造になっている。
背面配線層201は、誘電体5に面して設けられた第3の差動伝送線路42A,42Bを備えている。
半導体集積回路層202は、差動信号受信素子21と、差動信号送信素子24,43と、差動信号受信素子44と、貫通電極45A,45B,45C,45Dと、差動信号送信素子21,43の各差動入力端子間に接続された終端抵抗23,46とを備えている。
メタル配線層203は、第1の差動伝送線路12A,12Bに対向配置された第2の差動伝送線路22A,22Bと、第2の差動伝送線路22A,22Bの両端に接続された接続用電極27A,27B,27C,27Dと、差動信号送信素子43及び差動信号受信素子44に接続された接続用電極47A,47B,47C,47Dとを備えている。
第3の半導体集積回路素子3は、誘電体5側に配設された背面配線層301と、背面配線層301上に積層された半導体集積回路層302とからなる。
背面配線層301には、第3の差動伝送線路42A,42Bに対面配置された第4の差動伝送線路49A,49Bと、この第4の差動伝送線路49A,49Bの両端に接続された接続用電極50A,50B,50C,50Dとを備えている。
半導体集積回路層302は、接続用電極50A,50Bに接続された差動信号送信素子51と、接続用電極50C,50Dに接続された差動信号受信素子52と、差動信号受信素子52の差動入力端子間に接続された終端抵抗53とを備えている。
(半導体集積回路装置の動作)
次に、第3の実施の形態における半導体集積回路装置の動作を説明する。
(差動信号送信素子11から差動信号受信素子21への伝送)
第1の半導体集積回路素子1の差動信号送信素子11から差動データ信号が出力されると、この差動データ信号は接続用電極17A,17B及び貫通電極41A,41Bを介して第1の差動伝送線路12A,12Bに出力され、その終端に向かって進行した後、貫通電極41C,41D及び接続用電極17C,17Dを介して終端抵抗13で終端されると共に、差動信号受信素子14に入力される。
なお、差動信号受信素子14においては、差動信号送信素子11からの差動データ信号を受信することも、受信を拒否することも可能である。
同時に、差動信号送信素子11からの差動データ信号は、第1の差動伝送線路12A,12Bを伝送する過程で、誘電体4により第2の差動伝送線路22A,22Bとの間に存在している静電容量を介して第2の差動伝送線路22A,22Bに伝達し、接続用電極27C,27Dを介して差動信号受信素子21に入力する。
差動信号受信素子21に入力した差動データ信号は、差動信号受信素子21で増幅された後、図2、図3に示したデータ復調回路30により、第1の実施の形態で説明した処理が行われる。
(差動信号送信素子24から差動信号受信素子14への伝送)
次に、第2の半導体集積回路素子2の差動信号送信素子24から差動データ信号が出力されると、この差動データ信号は、接続用電極27A,27Bを介して第2の差動伝送線路22A,22Bに出力され、終端に向かって進行した後、接続用電極27C,27Dを介して終端抵抗23で終端されると共に、差動信号受信素子21に入力される。
なお、差動信号受信素子21においては、差動信号送信素子24からの差動データ信号を受信することも、受信を拒否することも可能である。
同時に、差動信号送信素子24からの差動データ信号は、第2の差動伝送線路22A,22Bを伝送する過程で、誘電体4により第1の差動伝送線路12A,12Bとの間に主として存在している静電容量を介して第1の差動伝送線路12A,12Bに伝達し、貫通電極41C,41D及び接続用電極17C,17Dを介して差動信号受信素子14に入力する。
差動信号受信素子14に入力した差動データ信号は、差動信号受信素子14で増幅された後、図2、図3に示したデータ復調回路30と同様のデータ復調回路により、第1の実施の形態で説明した処理が行われる。
(差動信号送信素子43から差動信号受信素子52への伝送)
次に、差動信号送信素子43から差動データ信号が出力されると、この差動データ信号は、接続用電極47A,47B及び貫通電極45A,45Bを介して第3の差動伝送線路42A,42Bに出力され、その終端に向かって進行した後、貫通電極45C,45D及び接続用電極47C,47Dを介して終端抵抗46で終端されると共に、差動信号受信素子44に入力される。
同時に、差動信号送信素子43からの差動データ信号は、第3の差動伝送線路42A,42Bを伝送する過程で、誘電体5により第4の差動伝送線路49A,49Bとの間に存在している静電容量を介して第4の差動伝送線路49A,49Bに伝達し、接続用電極50C,50Dを介して差動信号受信素子52に入力する。
差動信号受信素子52に入力した差動データ信号は、差動信号受信素子52で増幅された後、図2、図3に示したデータ復調回路30と同様のデータ復調回路により、第1の実施の形態で説明した処理が行われる。
(差動信号送信素子51から差動信号受信素子44への伝送)
次に、差動信号送信素子51から差動データ信号が出力されると、この差動データ信号は、接続用電極50A,50Bを介して第4の差動伝送線路49A,49Bに出力され、終端に向かって進行した後、接続用電極50C,50Dを介して終端抵抗53で終端されると共に、差動信号受信素子52に入力される。
なお、差動信号受信素子52においては、差動信号送信素子51からの差動データ信号を受信することも、受信を拒否することも可能である。
同時に、差動信号送信素子51からの差動データ信号は、第4の差動伝送線路49A,49Bを伝送する過程で、誘電体5により第3の差動伝送線路42A,42Bとの間に存在している静電容量を介して第3の差動伝送線路42A,42Bに伝達し、貫通電極45C,45D及び接続用電極47C,47Dを介して差動信号受信素子44に入力する。
差動信号受信素子44に入力した差動データ信号は、差動信号受信素子44で増幅された後、図2、図3に示したデータ復調回路30と同様のデータ復調回路により、第1の実施の形態で説明した処理が行われる。
以上のように、半導体集積回路装置100は、半導体集積回路素子が何層になっても、層間で双方向のデータ伝送が行えるようになっている。
[第4の実施の形態]
図7は、本発明の第4の実施の形態に係る半導体集積回路装置を示す断面図である。
(半導体集積回路装置の構成)
この半導体集積回路装置100は、第2の実施の形態と同様に、第1〜第3の半導体集積回路素子1〜3を積層した構成を有するが、メタル配線層が対面する配置にせず、半導体集積回路層とメタル配線層が交互になるように配置したものである。そして、第1〜第3の半導体集積回路素子1〜3のメタル配線層は、共に上側に配置されている。なお、第1および第1の2の半導体集積回路素子1,2との間に誘電体4を設けずに空間としてもよく、第2および第3の2の半導体集積回路素子2,3との間に誘電体5を設けずに空間としてもよい。
即ち、第1の半導体集積回路素子1は、差動信号送信素子11及び差動信号受信素子14を備えた半導体集積回路層104と、前記各実施の形態に比べて線幅を大きくし、かつ長さを延ばした第1の差動伝送線路55A,55B、及び第1の差動伝送線路55A,55Bの両端に接続された接続用電極56A,56B,56C,56Dを備えたメタル配線層105とを積層して構成されている。
第2の半導体集積回路素子2は、差動信号受信素子21及び差動信号送信素子24を備えた半導体集積回路層204と、第1の差動伝送線路55A,55Bと同様の形状を有する第2の差動伝送線路57A,57B及び第2の差動伝送線路57A,57Bの両端に接続された接続用電極58A,58B,58C,58Dを備えたメタル配線層205とを積層して構成されている。
また、第3の半導体集積回路素子3は、差動信号送信素子52及び差動信号受信素子51を備えた半導体集積回路層303と、第1の差動伝送線路55A,55Bと同様の形状を有する第3の差動伝送線路59A,59B及び第3の差動伝送線路59A,59Bの両端に接続された接続用電極60A,60B,60C,60Dを備えた背面配線層304とを積層して構成されている。
なお、図7においては、差動信号受信素子14,21,52のそれぞれの差動信号入力端子に接続される各終端抵抗の図示を省略している。
(半導体集積回路装置の動作)
次に、第4の実施の形態における半導体集積回路装置の動作を説明する。
(差動信号送信素子11から差動信号受信素子21への伝送)
第1の半導体集積回路素子1の差動信号送信素子11から差動データ信号が出力されると、この差動データ信号は接続用電極56A,56Bを介して第1の差動伝送線路55A,55Bに出力され、その終端に向かって進行した後、接続用電極56C,56Dを介して終端抵抗で終端されると共に差動信号受信素子14に入力される。
なお、差動信号受信素子14においては、差動信号送信素子11からの差動データ信号を受信することも、受信を拒否することも可能である。
同時に、第1の差動伝送線路55A,55Bと第2の差動伝送線路57A,57Bの間には、主として誘導結合が存在しているため、差動信号送信素子11からの差動データ信号は、第1の差動伝送線路55A,55Bから第2の差動伝送線路57A,57Bに伝達し、接続用電極58C,58Dを介して差動信号受信素子21に伝送される。
第1の差動伝送線路55A,55B及び第2の差動伝送線路57A,57Bとの間の結合を成す電磁界の広がりは、各々の半導体集積回路素子内部の個々の機能素子の動作に関わる電磁界の広がりに対して1桁以上大きいため、半導体集積回路素子1〜3の内部動作に影響を与えることはない。
差動信号受信素子21に入力された差動データ信号は、差動信号受信素子21で増幅された後、図2、図3に示したデータ復調回路30により、第1の実施の形態で説明した処理が行われる。
(差動信号送信素子24から差動信号受信素子14への伝送)
次に、第2の半導体集積回路素子2の差動信号送信素子24から差動データ信号が出力されると、この差動データ信号は、接続用電極58A,58Bを介して第2の差動伝送線路57A,57Bに出力され、その終端に向かって進行し、接続用電極58C,58Dを介して差動信号受信素子21に伝送される。
なお、差動信号受信素子21においては、差動信号送信素子24からの差動データ信号を受信することも、受信を拒否することも可能である。
同時に、第2の差動伝送線路57A,57Bと第1の差動伝送線路55A,55Bの間には、主として誘導結合が存在しているため、差動信号送信素子24からの差動データ信号は、第2の差動伝送線路57A,57Bから第1の差動伝送線路55A,55Bに伝達し、接続用電極56C,56Dを介して差動信号受信素子14に伝送される。
差動信号受信素子14に入力した差動データ信号は、差動信号受信素子14で増幅された後、図2、図3に示したデータ復調回路30と同様のデータ復調回路により、第1の実施の形態で説明した処理が行われる。
第2の半導体集積回路素子2と第3の半導体集積回路素子3との間の通信も同様にして行われる。
なお、第4の実施の形態においては、半導体回路素子の積層数は3個に限定されるものではなく、任意の数にすることができる。
[第5の実施の形態]
図8は、本発明の第5の実施の形態に係る半導体集積回路装置を示す接続図である。なお、図8においては、メタル配線層、半導体集積回路層及び誘電体の図示を省略している。また、誘電体を設けずに空間としてもよい。
図8の半導体集積回路装置100は、図5に示した第2の実施の形態において、差動信号受信素子21と差動信号送信素子24の配置を入れ換えたものである。以下に、信号伝送について説明する。
(半導体集積回路装置の動作)
(差動信号送信素子11から差動信号受信素子21への伝送)
差動信号送信素子11から差動データ信号が出力されると、この差動データ信号は第1の差動伝送線路12A,12Bに出力され、その終端に向かって進行した後、終端抵抗13で終端されると共に差動信号受信素子14に入力される。
なお、差動信号受信素子14においては、差動信号送信素子11からの差動データ信号を受信することも、受信を拒否することも可能である。
同時に、差動信号送信素子11からの差動データ信号は、第1の差動伝送線路12A,12Bと第2の差動伝送線路22A,22Bの間の静電結合を介して第2の差動伝送線路22A,22Bに伝達し、終端抵抗23で終端されると共に差動信号受信素子21に入力する。
差動信号受信素子21に入力した差動データ信号は、差動信号受信素子21で増幅された後、図2、図3に示したデータ復調回路30により第1の実施の形態で説明した処理が行われる。
(差動信号送信素子24から差動信号受信素子14への伝送)
次に、差動信号送信素子24から差動データ信号が出力されると、この差動データ信号は、第2の差動伝送線路22A,22Bへ出力され、その終端に向かって進行し、終端抵抗23で終端されると共に差動信号受信素子21に入力される。
なお、差動信号受信素子21においては、差動信号送信素子24からの差動データ信号を受信することも、拒否することも可能である。
同時に、差動信号送信素子24からの差動データ信号は、第2の差動伝送線路22A,22Bに静電結合された第1の差動伝送線路12A,12Bに伝達し、差動信号受信素子14に入力する。
差動信号受信素子14に入力された差動データ信号は、差動信号受信素子14で増幅された後、図2、図3に示したデータ復調回路30と同様のデータ復調回路により、第1の実施の形態で説明した処理が行われる。
[第6の実施の形態]
図9は、本発明の第6の実施の形態に係る半導体集積回路装置を示す接続図である。なお、図9においては、メタル配線層、半導体集積回路層及び誘電体の図示を省略している。また、誘電体を設けずに空間としてもよい。
図9の半導体集積回路装置100は、図8に示す第5の実施の形態の構成において、第1の差動伝送線路12A,12B及び第2の差動伝送線路22A,22Bの各一端間に終端抵抗18,28を接続し、第1の差動伝送線路12A,12Bの他端に差動信号送信素子11と差動信号受信素子14を並列接続すると共に、第2の差動伝送線路22A,22Bの他端に差動信号送信素子24と差動信号受信素子21を並列接続する構成にしたものである。以下に、信号伝送について説明する。
(半導体集積回路装置の動作)
(差動信号送信素子11から差動信号受信素子21への伝送)
差動信号送信素子11から差動データ信号が出力されると、この差動データ信号は終端抵抗13及び差動信号受信素子14に印加されると共に、第1の差動伝送線路12A,12Bへ出力され、その終端に向かって進行した後、終端抵抗18で終端される。
なお、差動信号受信素子14においては、差動信号送信素子11からの差動データ信号を受信することも、拒否することも可能である。
同時に、差動信号送信素子11からの差動データ信号は、第1の差動伝送線路12A,12Bに主として静電結合された第2の差動伝送線路22A,22Bへ伝達し、両端に向かって進行する。第2の差動伝送線路22A,22Bの右側端で終端抵抗28により終端され、左側端で終端抵抗23により終端されると共に差動信号受信素子21に入力する。
差動信号受信素子21に入力した差動データ信号は、差動信号受信素子21で増幅された後、図2、図3に示したデータ復調回路30により第1の実施の形態で説明した処理が行われる。
(差動信号送信素子24から差動信号受信素子14への伝送)
次に、差動信号送信素子24から出力された差動データ信号は、終端抵抗23及び差動信号受信素子21に印加されると共に、第2の差動伝送線路22A,22Bを介して終端抵抗28で終端される。
なお、差動信号受信素子21においては、差動信号送信素子24からの差動データ信号を受信することも、拒否することも可能である。
同時に、差動信号送信素子24からの差動データ信号は、第2の差動伝送線路22A,22Bに主として静電結合された第1の差動伝送線路12A,12Bの両端に向かって進行する。第1の差動伝送線路12A,12Bの右側端で終端抵抗18により終端され、更に、左側端で終端抵抗13により終端されると共に差動信号受信素子14に入力する。
差動信号受信素子14に入力された差動データ信号は、差動信号受信素子14で増幅された後、図2、図3に示したデータ復調回路30と同様のデータ復調回路により、第1の実施の形態で説明した処理が行われる。
[第7の実施の形態]
図10は、本発明の第7の実施の形態に係る半導体集積回路装置を示す接続図である。なお、図10においても、メタル配線層、半導体集積回路層及び誘電体の図示を省略している。また、誘電体を設けずに空間としてもよい。
図10の半導体集積回路装置100は、図9に示す第6の実施の形態の構成において、差動信号送信素子11、終端抵抗13及び差動信号受信素子14と、終端抵抗18を交換したものである。以下に、信号伝送について説明する。
(半導体集積回路装置の動作)
(差動信号送信素子11から差動信号受信素子21への伝送)
差動信号送信素子11から差動データ信号が出力されると、この差動データ信号は終端抵抗13及び差動信号受信素子14に印加されると共に、第1の差動伝送線路12A,12Bに出力され、その終端に向かって進行した後、終端抵抗18で終端される。
なお、差動信号受信素子14においては、差動信号送信素子11からの差動データ信号を受信することも、拒否することも可能である。
同時に、差動信号送信素子11からの差動データ信号は、第1の差動伝送線路12A,12Bに主として静電結合された第2の差動伝送線路22A,22Bへ伝達し、両端に向かって進行する。第2の差動伝送線路22A,22Bの右側端で終端抵抗28により終端され、更に、左側端で終端抵抗23により終端されると共に差動信号受信素子21に入力する。
差動信号受信素子21に入力した差動データ信号は、差動信号受信素子21で増幅された後、図2、図3に示したデータ復調回路30により第1の実施の形態で説明した処理が行われる。
(差動信号送信素子24から差動信号受信素子14への伝送)
次に、差動信号送信素子24から差動データ信号が出力されると、この差動データ信号は、終端抵抗23及び差動信号受信素子21に印加されると共に、第2の差動伝送線路22A,22Bを介して終端抵抗28で終端される。
なお、差動信号受信素子21においては、差動信号送信素子24から差動データ信号を受信することも、拒否することも可能である。
同時に、差動信号送信素子24からの差動データ信号は、第2の差動伝送線路22A,22Bに主として静電結合された第1の差動伝送線路12A,12Bの両端に向かって進行する。第1の差動伝送線路12A,12Bの左側端で終端抵抗18により終端され、更に、右側端で終端抵抗13により終端されると共に差動信号受信素子14に入力する。
差動信号受信素子14に入力された差動データ信号は、差動信号受信素子14で増幅された後、図2、図3に示したデータ復調回路30と同様のデータ復調回路により、第1の実施の形態で説明した処理が行われる。
[第8の実施の形態]
図11は、本発明の第8の実施の形態に係る半導体集積回路装置を示す接続図である。本実施の形態は、第1の差動伝送線路12A,12Bを前記各実施の形態に比べて長くし、更に、図5の第2の実施の形態に示した第2の半導体集積回路素子2における各部材の3組分からなる第5〜第7の差動伝送線路80A,80B,81A,81B,82A,82Bを第1の差動伝送線路12A,12Bに対向させて所定間隔に配置したものである。
そして、第5の差動伝送線路80A,80Bの両端に差動信号送信素子91A及び差動信号受信素子92Aを接続し、第6の差動伝送線路81A,81Bの両端に差動信号送信素子91B及び差動信号受信素子92Bを接続し、第7の差動伝送線路82B,82Bの両端に差動信号送信素子91C及び差動信号受信素子92Cを接続している。また、差動信号受信素子92A〜92Cのそれぞれの差動入力端子は、終端抵抗90A〜90Cが接続されている。
なお、図11においては、差動信号送信素子91A〜91Cを左側に配置し、差動信号受信素子92A〜92Cを右側に配置しているが、逆に、差動信号送信素子91A〜91Cと差動信号受信素子92A〜92Cを入れ換えた構成にすることもできる。
(半導体集積回路装置の動作)
次に、半導体集積回路装置100の動作について説明する。
(差動信号送信素子11から差動信号受信素子21への伝送)
差動信号送信素子11から第1の差動伝送線路12A,12Bに差動データ信号が出力されると、この差動データ信号は、その終端に向かって進行した後、終端抵抗13で終端されると共に差動信号受信素子14に入力される。
なお、差動信号受信素子14においては、差動信号送信素子11からの差動データ信号を受信することも、拒否することも可能である。
同時に、差動信号送信素子11からの差動データ信号は、第1の差動伝送線路12A,12Bに主として静電結合された第5〜第7の差動伝送線路80A,80B,81A,81B,82A,82Bへ伝達し、それぞれの差動伝送線路の両端に向かって進行する。
第5の差動伝送線路80A,80Bにおいては、終端で終端抵抗90Aにより終端されると共に差動信号受信素子92Aに入力する。同様に、第6の差動伝送線路81A,81Bにおいては、終端で終端抵抗90Bにより終端されると共に差動信号受信素子92Bに入力し、第7の差動伝送線路82A,82Bにおいては、終端で終端抵抗90Cにより終端されると共に差動信号受信素子92Cに入力する。
なお、差動信号受信素子92A〜92Cにおいては、差動信号を必ずしも受信する必要はなく、受信する動作モードにあるときに受信を行う。
差動信号受信素子92Aに入力した差動データ信号は、差動信号受信素子92Aで増幅された後、図2、図3に示したデータ復調回路30により第1の実施の形態で説明した処理が行われる。
差動信号受信素子92B,92Cにおいても、差動信号受信素子92Aと同様に増幅及び復調処理が実施される。
(差動信号送信素子91Aから差動信号受信素子14への伝送)
差動信号送信素子91Aから差動データ信号が出力された場合、
第5の差動伝送線路80A,90Bを介して終端抵抗90Aで終端されると共に差動信号受信素子92Aに印加される。
なお、差動信号受信素子92Aにおいては、差動信号送信素子91Aから差動データ信号を受信することも、拒否することも可能である。
同時に、差動信号送信素子91Aからの差動データ信号は、第2の差動伝送線路80A,80Bに主として静電結合された第1の差動伝送線路12A,12Bの終端に向かって進行する。差動データ信号は、第1の差動伝送線路12A,12Bの左側端で終端抵抗13により終端されると共に差動信号受信素子14に入力する。
差動信号受信素子14に入力した差動データ信号は、差動信号受信素子14で増幅された後、図2、図3に示したデータ復調回路30により第1の実施の形態で説明した処理が行われる。
以上は差動信号送信素子91Aから差動信号受信素子14への伝送であるが、差動信号送信素子91B,91Cから差動信号受信素子14への伝送も同様にして行われる。
上記各実施の形態においては、差動信号受信素子14,24,44,52,92A〜92Cの動作電源は、当該差動信号受信素子を実装する半導体集積回路素子において用意するものとしたが、差動伝送線路を介して電源供給を行うこともできる。以下に、図を示して説明する。
[第9の実施の形態]
図12は、本発明の第9の実施の形態に係る半導体集積回路装置を示す接続図である。
本実施の形態は、第1の実施の形態において、送信側から受信側に電源供給を行うための電源供給回路を追加したものである。
電源供給回路70は、第1の差動伝送線路12A,12Bと同様の構成を有する電源供給用の一対の第1の差動伝送線路12A’,12B’と、第1の差動伝送線路12A’,12B’の一端へ高周波信号(高周波電流)を印加する発振手段としての発振回路71とを第1の半導体集積回路素子1に設け、第2の差動伝送線路22A,22Bと同様の構成を有する電源供給用の一対の第2の差動伝送線路22A’,22B’と、第2の差動伝送線路22A’,22B’の他端に接続されて第1の差動伝送線路12A’,12B’から第2の差動伝送線路22A’,22B’に誘導された高周波信号を整流して直流電圧を得る整流回路72とを第2の半導体集積回路素子2に設けている。
発振回路71は、例えば、図示しないCMOS(Complementary Metal Oxcide Semiconductor)デバイス、抵抗(R)及びコンデンサ(C)を用いて構成されており、f=1/(2.2CR)の周波数の信号を発振し、発信出力を第1の差動伝送線路12A’,12B’の一端に印加する構成を有する。なお、発振回路71は、第1の半導体集積回路素子1に搭載のクロック回路のクロック信号を代用することもできる。
整流回路72は、同一仕様のダイオードからなる4つのダイオード721A〜721Dと、その整流出力間に接続された平滑コンデンサ722とを備えて構成され、その入力端は、第2の差動伝送線路22A’,22B’の終端側に接続されている。
ダイオード721A〜721Dは、ブリッジ整流回路を構成するようにブリッジ接続されており、同一極性に直列接続されたダイオード721A,721Bの接続点とダイオード721A,721Bの接続点とが第2の差動伝送線路22A,22Bの他端に接続されている。
(電源供給の動作)
図12において、発振回路71が高周波数で発振すると、その発振信号は第1の差動伝送線路12A’,12B’の一端に印加される。第1の差動伝送線路12A’,12B’には、第2の差動伝送線路22A’,22B’が容量結合及び誘導結合により結合されているため、発振回路71からの高周波信号は、第2の差動伝送線路22A’,22B’に伝送され、整流回路72に入力される。
整流回路72は、第2の差動伝送線路22A’,22B’からの高周波信号、即ち交流をダイオード721A〜721Dで整流した直流電圧を平滑コンデンサ722に印加する。平滑コンデンサ722は、ダイオード721A〜721Dからの脈流波を平滑し、リップル分を除去する。平滑コンデンサ722の端子電圧は、第2の半導体集積回路素子2の差動信号受信素子21の電源端子に印加される。
次に、本発明の実施例について説明する。
図13は、本発明の実施例に係る伝達特性図である。本発明者らは、第1の実施の形態に示した半導体集積回路装置100を以下のパラメータで構成し、その特性の解析を行った。なお、図13において、「S21」は20log(out/in)を示し、1milは25.4μである。
図13の(a)は、以下の条件のもとで、差動信号送信素子11から差動信号受信素子21への伝達特性を測定したものである。
即ち、第1の差動伝送線路12A,12B及び第2の差動伝送線路22A,22Bの配線は、線幅が50μm、金属厚さが25μmであり、第1及び第1の差動伝送線路12A,12B,22A,22Bのそれぞれの2線路の間隔は50μm、第1の差動伝送線路12A,12Bと第2の差動伝送線路22A,22Bを流れる電流が互いに平行となる部分(均一に平行する部分)における第1の差動伝送線路12A,12Bと第2の差動伝送線路22A,22Bの距離が25μmであるとき、上記平行部分の長さを75μmから500μmまで変化させた結果を示している。
図13の(a)から明らかなように、結合部分の長さが500μmであれば、10GHz以上の成分は、ほぼ周波数特性を持たずに伝達できることが分かる。
図13の(b)は、図11の(a)と線路構造が同一で、結合部分(均一に平行する部分)の長さを200μmとし、第1の差動伝送線路12A,12Bと第2の差動伝送線路22A,22Bの距離を変化させた場合の伝達特性を示している。
図13の(b)から明らかなように、第1の差動伝送線路12A,12Bと第2の差動伝送線路22A,22Bの間隔を更に小さくすれば、より低い周波数まで周波数特性を持つことなく信号を伝送でき、また、結合部分の長さが更に短くとも同じ周波数まで伝送できることが分かる。
なお、本発明者らの検討によれば、第1の差動伝送線路12A,12Bから第2の差動伝送線路22A,22Bへの漏れ信号は、第1の差動伝送線路12A,12Bの信号強度の1/10以上であれば、データ復調回路30で復調可能な受信信号を差動信号受信素子21に印加できることが分かった。
具体的には、第1,第1の差動伝送線路12A,12B,22A,22Bが対向配置しながら平行する部分の長さをl、前記長さlを信号が通過する時間をtd、前記信号受信用の半導体素子における受信信号の立ち上がり時間をtrとするとき、td≧trに設定することで、最良の結果が得られることを見いだした。
また、本発明者らは、解析により、本構造のまま3次元的に均等に縮小しても周波数伝達特性は劣化せず、更なる微細化が可能であることを確認している。
[他の実施の形態]
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されず、その要旨を変更しない範囲内で種々な変形が可能である。例えば、各実施の形態間の構成要素の組合せは任意に行うことができる。
例えば、上記各実施の形態においては、差動信号送信素子、差動伝送線路及び差動信号受信素子による差動伝送の構成にしたが、差動に限定されるものではなく、シングル伝送の構成であってもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体集積回路装置を示す斜視図である。 差動信号受信素子に接続されるデータ復調回路の回路図である。 図2のデータ復調回路の具体的な回路構成を示すブロック図である。 差動信号受信素子の動作を示す波形図である。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体集積回路装置を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体集積回路装置を示す断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る半導体集積回路装置を示す断面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る半導体集積回路装置を示す接続図である。 本発明の第6の実施の形態に係る半導体集積回路装置を示す接続図である。 本発明の第7の実施の形態に係る半導体集積回路装置を示す接続図である。 本発明の第8の実施の形態に係る半導体集積回路装置を示す接続図である。 本発明の第9の実施の形態に係る半導体集積回路装置を示す接続図である。 (a)、(b)は、本発明の実施例に係る伝達特性図である。
符号の説明
1 第1の半導体集積回路素子
2 第2の半導体集積回路素子
3 第3の半導体集積回路素子
4,5 誘電体
11,21 差動信号送信素子
14,24,44,52 差動信号受信素子
12A,12B,12A’,12B’,55A,55B 第1の差動伝送線路
22A,22B,22A’,22B’,57A,57B 第2の差動伝送線路
13,18,23,28,46,53 終端抵抗
15,25 メタル配線層
16,26 半導体集積回路層
17A〜17D,27A〜27D 接続用電極
30 データ復調回路
31 第1のスレッショルド検出手段
32 第2のスレッショルド検出手段
33 論理反転手段
34,35 コンパレータ
36 R-Sフリップフロップ回路
41A〜41D,45A〜45D 貫通電極
42A,42B,59A,59B 第3の差動伝送線路
43,51 差動信号送信素子
47A〜47D,50A〜50D 接続用電極
49A,49B 第4の差動伝送線路
56A〜56D,58A〜58D,60A〜60D 接続用電極
70 電源供給回路
71 発振回路
72 整流回路
80A,80B,81A,81B,82A,82B 第5〜第7の差動伝送線路
90A〜90C 終端抵抗
91A〜91C 差動信号送信素子
92A〜92C 差動信号受信素子
100,102 半導体集積回路装置
101,201,301 背面配線層
103,105,203,205 メタル配線層
104,202,204 半導体集積回路層
302,303 半導体集積回路層
721A〜721D ダイオード
722 平滑コンデンサ
TH1,VTH2 閾値

Claims (12)

  1. 差動信号送信素子及び前記差動信号送信素子からの信号を伝送すると共に同一平面上に配設された一対の第1の差動伝送線路を備えた第1の半導体集積回路素子と、
    前記一対の第1の差動伝送線路と互いに容量性結合および誘導性結合による結合線路系をなすように前記一対の第1の差動伝送線路に所定の距離を有して平行に対向配置された一対の第2の差動伝送線路、及び前記一対の第1の差動伝送線路に流れる電流と同一方向に電流が流れる前記一対の第2の差動伝送線路の終端に接続された差動信号受信素子を備えると共に前記第1の半導体集積回路素子に積層された第2の半導体集積回路素子と、
    を備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 前記第1及び第2の差動伝送線路は、前記第1及び第2の半導体集積回路素子の積層面の近傍に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  3. 前記第1及び第2の差動伝送線路は、終端または前記差動信号受信素子の接続端が前記第1及び第2の差動伝送線路の特性インピーダンスに等しい値の抵抗で終端されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  4. 前記第1及び第2の差動伝送線路は、相互に近接して配置した場合に比べ、幅広で十分な長さを有し、相互間の距離が最も遠くなる位置に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  5. 前記第1及び第2の差動伝送線路は、信号が前記第1及び第2の差動伝送線路を通過する時間をtd、前記差動信号受信素子における受信信号の立ち上がり時間をtrとするとき、前記対向配置により平行する部分の長さをtd≧trに設定することを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  6. 前記第1及び第2の差動伝送線路は、それぞれの線幅が50μm以下であると共に前記平行に配設された2つの線路間隔が50μm以下であり、他方の差動伝送線路に対して均一に平行する部分の長さが500μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  7. 前記一対の第2の差動伝送線路は、複数からなり、それぞれの一端に差動信号送信素子が接続され、他端に差動信号受信素子が接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  8. 前記第1の半導体集積回路素子は、前記差動信号送信素子が前記一対の第1の差動伝送線路の一端に接続されると共に他端に差動信号受信素子が接続され、
    前記第2の半導体集積回路素子は、前記差動信号受信素子が前記一対の第2の差動伝送線路の一端に接続されると共に他端に差動信号送信素子が接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  9. 前記第1及び第2の半導体集積回路素子は、前記一対の第1及び第2の差動伝送線路の一端に差動信号送信素子と差動信号受信素子が並列に接続され、他端に終端抵抗が接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  10. 前記第1及び第2の半導体集積回路素子は、前記一対の第1及び第2の差動伝送線路が配線されたメタル配線層を有し、前記メタル配線層は相互に対向配置されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  11. 前記第1の半導体集積回路素子は、前記一対の第1の差動伝送線路と同様に構成された電源供給用の一対の第1の差動伝送線路と、前記電源供給用の一対の第1の差動伝送線路の一端に高周波電流を印加する発振手段とを備え、
    前記第2の半導体集積回路素子は、前記一対の第2の差動伝送線路と同様に構成された電源供給用の一対の第2の差動伝送線路と、前記電源供給用の第2の差動伝送線路の終端に接続された整流回路とを備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  12. 前記差動信号受信素子は、前記差動入力端子に入力された差動信号の立ち上がり及び立下りのタイミングで論理を反転させることにより前記差動信号を復調するデータ復調回路が接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
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