JP2008276380A - 画像拡大装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】鮮鋭な高解像度画像を得る。
【解決手段】画像データのうち1フレームを基準フレームに設定し、基準フレームの画素値に基づく内挿処理により、基準フレームに含まれる画素数よりも多い画素数の仮高解像度画像の画素値を算出する仮高解像度画素値算出部と、画像データに含まれる1以上のフレームの中の複数の画素を1つずつ注目画素として順次設定し、注目画素の基準フレームへの1以上の対応位置を小数精度で算出する対応位置算出部と、仮高解像度画素値と注目画素の画素値と対応位置とから、対応位置に対応する仮高解像度画素値の修正量を並列に算出する仮高解像度画素値修正量算出部と、仮高解像度画素値修正量を複数保存する修正量一時保存部と、一時保存された複数の修正量を加算する加算部と、加算された修正量を用いて仮高解像度画素値を修正する仮高解像度画素値修正部とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像拡大装置および方法に関する。
画素数が多い、つまり高解像度のテレビやディスプレイが普及してきている。テレビやディスプレイは、画像を表示する場合、画像データの画素数をパネルの画素数に変換する。高解像度処理を施すとき、サンプリング定理に基づいたSinc関数でフィルタ処理を行う内挿法(三次畳込み法、BiCubic法など)や、これよりも鮮鋭な画像が得られる複数フレーム劣化逆変換法が知られている(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。
複数フレーム劣化逆変換法は、基準フレーム(高解像度化させる対象となるフレーム)に写っている被写体が、これに連続する別のフレームにも写っていることに注目し、被写体の動きを画素間隔以下の小数精度で検出し、被写体の同一の局所部分に対して微小に位置がずれた複数の標本値を求め、これら複数の標本値毎に、内挿法を用いて画素値を逐次修正する高解像度処理方法である。
特開2000−188680号公報 S. Park, et.al. "Super-Resolution Image Reconstruction: A Technical Overview," IEEE Signal Processing Magazine, USA, IEEE, May 2003, p.21-36.
従来の複数フレーム劣化逆変換法では、複数の標本値毎に逐次画素値を修正するため、修正処理に時間がかかり、高速に高解像度処理ができないという問題がある。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたものであり、高速に高解像度処理ができる画像拡大装置および方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明は、画面内に複数の画素を配し、前記画素の輝度を画素値として表した画像データが入力され、前記画像データのうち1フレームを基準フレームに設定し、前記基準フレームの画素値に基づく内挿処理によって、前記基準フレームに含まれる画素数よりも多い画素数の仮高解像度画像の画素値を算出する仮高解像度画素値算出部と、
前記画像データが入力され、前記画像データに含まれる少なくとも1以上のフレームの中の複数の画素を1つずつ注目画素として順次設定し、前記注目画素の前記基準フレームへの少なくとも1以上の対応位置を小数精度で算出する対応位置算出部と、
前記仮高解像度画素値と前記注目画素の画素値と前記対応位置とから、前記対応位置に対応する前記仮高解像度画素値の修正量を並列に算出する仮高解像度画素値修正量算出部と、
前記仮高解像度画素値修正量を複数保存する修正量一時保存部と、
前記一時保存された複数の修正量を加算する加算部と、
前記加算された修正量を用いて前記仮高解像度画素値を修正する仮高解像度画素値修正部とを具備することを特徴とする画像拡大装置を提供する。
また、本発明は、画面内に複数の画素が配され、前記画素の輝度を画素値として表された画像データを入力する工程と、
前記画像データのうち1フレームを基準フレームに設定する工程と、
前記基準フレームの画素値に基づく内挿処理によって、前記基準フレームに含まれる画素数よりも多い画素数の仮高解像度画像の画素値を算出する工程と、
前記画像データに含まれる少なくとも1以上のフレームの中の複数の画素を1つずつ注目画素として順次設定する工程と、
前記注目画素の前記基準フレームへの少なくとも1以上の対応位置を小数精度で算出する工程と、
前記仮高解像度画素値と前記注目画素の画素値と前記対応位置とから、前記対応位置に対応する前記仮高解像度画素値の修正量を並列に算出する工程と、
前記算出された複数の修正量を加算する工程と、
前記加算された修正量を用いて前記仮高解像度画素値を修正する工程とを具備することを特徴とする画像拡大方法を提供する。
本発明の画像拡大装置および方法によれば、修正処理の並列化が可能になり、高速に高解像度処理ができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態に係る画像拡大装置および方法について詳細に説明する。
なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく種々選択、工夫して用いることができる。また、以下の説明で画像のことをフレームと呼ぶことがある。
図1は、本発明の実施形態に係る画像拡大装置のブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の画像拡大装置は、仮高解像度画素値算出部101、対応位置算出部102、仮高解像度画素値修正量算出部103、修正量一時保存部104、仮高解像度画素値修正部105、加算部106を備えている。なお、以下、既に説明した装置部分と同様なものは同一の番号を付してその説明を省略する。
先ず、仮高解像度画素値算出部101は、画面内に複数の画素を配し、これら画素の輝度を画素値として表した低解像度画像データが入力される。この低解像度画像データのうち1フレームを基準フレームに設定し、この基準フレームの画素値に基づく内挿処理によって、基準フレームに含まれる画素数よりも多い画素数の仮高解像度画像データの画素値を算出する。算出された仮高解像度画像データは仮高解像度画素値修正部105に保存しておく。低解像度画像データは、動画像でも静止画像でも構わない。ここでは、低解像度画像データを、例えば、カメラや携帯電話が撮影した画像データ、テレビや携帯AVプレイヤーが受信した画像データ、HDDに保存された画像データなどとして説明する。
次に、対応位置算出部102は、低解像度画像データが入力され、この低解像画像データに含まれる少なくとも1以上のフレームの中の複数の画素を1つずつ注目画素として順次設定する。そして、この注目画素が基準フレームへ対応する少なくとも1以上の位置(以下対応位置と記す)を小数精度で算出する。小数精度で算出する方法としては、例えば、低解像度画像データの画素間隔でマッチング誤差を求め、連続な対称関数を当てはめることで、マッチング誤差が極小となる小数精度の位置を求める方法(マッチング誤差補間法)或いは低解像度画像データを拡大し、この拡大された画像における画素間隔で対応位置を求める方法(オーバーサンプリング法)がある。また、小数精度で算出する別の方法として、カメラにジャイロを搭載して、カメラの揺れを測定することで、物理的に小数精度の対応位置を検出することもできる。
仮高解像度画素値修正量算出部103は、仮高解像度画素値修正部105に保存されていた仮高解像度画像データの画素値と、対応位置算出部102で設定された注目画素の画素値と、対応位置算出部102で算出された対応位置とから、対応位置に対応する仮高解像度画素値の修正量を並列に算出する。ここでは4つの画素ごとに並列に算出している例を示している。
仮高解像度画素値の修正量を算出する方法としては、例えば、POCS法やIterative Back-Projection法(上記のS. Park, et.al. "Super-Resolution Image Reconstruction: A Technical Overview"のp.29、p.31参照)がある。
修正量一時保存部104は、仮高解像度画素値修正量算出部103で並列に算出された複数の対応位置に対応する複数の修正量を保存する。
加算部106は、修正量一時保存部104に保存されている複数の修正量を加算する。このとき仮高解像度画像データと同じ画素数に対応する修正量を加算して1フレーム分の加算された修正量を算出し修正量一時保存部104に保存する。
或いは、加算部106は、仮高解像度画像データよりも少ない画素数に対応する修正量を加算して1フレームの一部分の加算された修正量を算出し、これと対応する対応位置の情報と共に修正量一時保存部104に保存する。
このように修正量を加算して一時保存することで、演算量の多い仮高解像度画素値修正量算出部103を複数並列に動作させることが可能になる。
仮高解像度画素値修正部105は、修正量一時保存部104で一時保存された、加算された修正量が入力され、この加算された修正量を用いて仮高解像度画素値算出部101から入力された仮高解像度画素値を修正する。
以下、仮高解像度画素値修正量算出部103によって仮高解像度画素値の修正量を複数算出し、修正量一時保存部104によって複数の仮高解像度画素値の修正量を保存し、加算部106によって複数の仮高解像度画素値を加算し、仮高解像度画素値修正部105によって加算さえれた修正量を用いて仮高解像度画素値を修正する動作を、順次設定される低解像度画像データの全ての注目画素について繰り返し行う。
こうすることで、修正された仮高解像度画素値を持つ仮高解像度画像データを鮮鋭な高解像度画像データとして出力することができる。
図2は、図1で説明した画像拡大装置によって低解像度画像データから高解像度画像データを出力する動作を説明するためのフローチャートである。以下図2及び図1を用いて高解像度画像データの形成方法について説明する。
図2に示すように、先ず、仮高解像度画像データを生成する(ステップS301)。具体的には図1の仮高解像度画素値算出部101において、画面内に複数の画素が配され、画素の輝度を画素値として表された低解像度画像データのうち1フレームを基準フレームに設定し、この基準フレームの画素値に基づく内挿処理によって、基準フレームに含まれる画素数よりも多い画素数の仮高解像度画像の画素値を算出する。
この内挿処理は、サンプリング定理に基づくSinc関数でのフィルタ処理による内挿法(三次畳込み法、BiCubic法)などを用いることができる。このようにして低解像度画像データから設定された基準フレームを仮高解像度画像として拡大する。
この段階では、この仮高解像度画像は、画面内の被写体がぼけていたり、本来、連続的な直線である部分が、ジャギーと呼ばれる階段状に表現されてしまったりしている。
次に、図2に示すように、画面空間における対応位置を算出する(ステップS302)。具体的には、図1の対応位置算出部102において、低解像画像データに含まれる少なくとも1以上のフレームの中の複数の画素、例えば、低解像度フレームのエッジ画素を1つずつ注目画素として順次設定し、注目画素の基準フレームへの少なくとも1以上の対応位置を小数精度で算出する。
小数精度での対応位置の算出処理は、低解像画像データを元にマッチング誤差補間法やオーバーサンプリング法で算出したり、カメラに搭載されたジャイロによって検出したりできる。
次に、図2に示すように、仮高解像度画像の修正量を並列処理によって算出する(ステップS303)。具体的には図1の仮高解像度画素値修正量算出部103において、仮高解像度画素値105に保存されている仮高解像度画素値と、対応位置算出部102にて設定された注目画素の画素値と、対応位置算出部102で算出された対応位置とから、仮高解像度画素値の修正量を並列に算出する。
この仮高解像画像の修正量の算出処理は、例えば、POCS法やIterative Back-Projection法(上記のS. Park, et.al. "Super-Resolution Image Reconstruction: A Technical Overview"のp.29、p.31参照)によって算出する。
次に、図2に示すように、仮高解像度画像の修正量を保存する(ステップS304)。具体的には、図1の修正量一時保存部104において、仮高解像度画素値修正量算出部103で算出された複数の対応位置に対応する複数の修正量を保存する。修正量は、仮高解像度画像データと同じ画素数の修正量を複数保存したり、複数の修正量を加算した仮高解像度画像データと同じ画素数の修正加算量を1フレーム分保存したり、算出された対応位置と対応位置の周辺の画素における狭い局所領域の修正量を複数保存したりできる。このように並列処理を行うことで、演算量の多い仮高解像度画素値修正量算出部103を複数、同時に動作させることが可能になる。
次に、図1の加算部106において、修正量一時保存部104に保存している複数のい修正量を一つのフレームに対する修正量として加算し、再び修正量一時保存部104に保存する。
次に、図2に示すように、複数の修正量を保存したかどうか判定する(ステップS305)。具体的には、図1の修正量一時保存部104が、修正量が複数の対応位置について保存されたかどうかを判定し、NOであればステップS303に戻って、次の対応位置についての仮高解像度画像の修正量を算出し、YESであれば、ステップS306に進む。
次に、図2に示すように、仮高解像度画像の画素値を修正する(ステップS306)。具体的には、図1の仮高解像度画素値修正部105において、修正量一時保存部104で一時保存されている加算された修正量を用いて、仮高解像度画素値修正部105に保存されている仮高解像度画素値を修正する。
次に、図2に示すように、基準フレームの全対応位置について終了しているかどうか判定する(ステップS307)。具体的には、図1の仮高解像度画素値修正部105において、基準フレームの全対応位置を用いた修正処理が終了したかどうかを判定し、NOであればステップS303に戻って、次の対応位置についての仮高解像度画像の修正量を算出し、YESであれば、ステップS308に進む。
次に、図2に示すように、既定の繰り返し回数を終了しているかどうか判定する(ステップS308)。具体的には、図1の仮高解像度画素値修正部105において、全対応位置を用いた修正処理が既定の繰り返し回数だけ終了したかどうかを判定し、NOであればステップS303に戻って、再び、初めの対応位置から仮高解像度画像の修正量を算出し、YESであれば、仮高解像度画像を高解像度画像として出力して、終了する。
以下に、図1の対応位置算出部102の動作について詳しく説明するために、先ず図3、図4を用いて、低解像度画像データと基準フレームの関係について説明する。
図3は、連続する低解像度画像(映像データ)を用いて、時間順序で高解像映像を生成する様子を説明している。
図3に示すように、ここでは4枚目の高解像度画像のフレームを生成している。この拡大処理をそのときに行っている低解像度画像のフレーム、この例では4枚目の低解像度画像のフレームを基準フレームとしている。この基準フレームを拡大するために、低解像度画像のうち、基準フレームとその前後の時刻と3枚目の低解像度画像フレームと5枚目の低解像度画像フレームを用いて拡大処理を行う。これら拡大処理に使われる全ての低解像度画像フレーム(ここでは、3枚目〜5枚目)を低解像度画像データと呼ぶ。
図4は、基準フレームの低解像度画像フレームだけを用いて、フレーム内処理のみで拡大処理を行っている。静止画像の場合も、入力される低解像度画像は1枚だけなので、これを基準フレームに設定し、その基準フレーム1枚だけを用いて拡大処理をする。便宜上、静止画像は1フレームであると表現する。
図5は、低解像度画像フレームの画面601と画素602と標本点603の位置関係を示す図である。
画像は元来、画面空間において輝度が連続的に分布しているものである。しかし、ここで扱うデジタル画像データの場合は図5に示すように画面空間に離散的な標本点として画素を配置し、その輝度だけでその周囲の輝度を代表させている。
次に、図5乃至図8を用いて、低解像度画像と高解像度画像の関係について説明する。
図5は、画面を横6列、縦4行の24個の正方形に分割し、その中心点を標本点603として、24個の画素602を配した様子である。各標本点603が持つ輝度の代表値のことを画素値と呼ぶ。
図6は、図5で示した画面を横2倍、縦2倍に高解像度化した図である。
高解像度画像フレームの画素702の標本点703を白丸で表す。このように、画素702の標本点703の間隔は、図5の低解像度画像フレームの1/2になる。
図7は、元の低解像度画像フレームの画素を高解像度画像フレームと同じ間隔で示した図である。
この場合、低解像度画像フレームの大きさは、高解像度画像フレームの大きさよりも小さくなる。 このように、低解像度画像フレームは、その高解像度画像フレームと画面の大きさを合わせると画素の標本点の間隔が広がり、画素の標本点の間隔を合わせると画面の大きさが小さくなる。しかし、これらは同じことを表しており、適宜、低解像度画像フレームを図5のように表したり、図7のように表したりする。
図8は、低解像度画像フレームの画素の標本点を黒丸で、高解像度画像フレームの画素の標本点を白丸で示した図である。
図8に示すように、拡大処理、つまり、高解像度化の処理は、黒丸の標本点に与えられた画素値を元にして、白丸の標本点の画素値を求めることである。その際、低解像度画像のうち選定される基準フレームだけでなく、例えば、その時間的に前後のフレームなどの低解像度画像データを用いることで、鮮鋭な高解像度化を行うことができる。
次に、図1の対応位置算出部102及び図2のステップS302の画面空間における対応位置を算出する動作について、図9乃至図14を用いて詳細に説明する。
図9は、移動する自動車を撮影した動画像のうち、時間的に前後する2枚のフレーム1001、1002を示した図である。
ここでこれら低解像度画像フレームのうち、フレーム1002を基準フレームとして高解像度化する場合を説明する。図1の対応位置算出部102及び図2のステップS302では、低解像度画像フレーム1001の中の注目画素1003に対して、その標本点1004が基準フレーム1002のどの位置に対応するかを画素間隔より細かい小数精度で算出する。この位置を対応位置と呼ぶ。なお、低解像度画像フレーム1001、1002は、見やすいように、図5或いは図7で説明したような横6画素、縦4画素の24画素で示しているが、実際には、例えば、SDサイズの映像のサイズは、横720画素、縦480画素の画素数を有する。
図10乃至図12を用いて、図1の対応位置算出部102及び図2のステップS302の動作の例として、マッチング誤差補間法を用いた小数精度の対応位置算出方法について説明する。
図10に示すように、マッチング誤差補間法では、初めに、ブロックマッチング法のように画素間隔の精度で低解像度画像フレーム1001から基準フレーム1002へフレーム間のマッチング誤差を算出する。
次に、図10に示すように、注目画素1003を中心に低解像度画像フレーム1001から数画素四方、例えば5×5画素や3×3画素の矩形のブロック1105を注目画像領域として取り出す。
次に、注目画像領域1105と画素値の変化パターンが近い部分を基準フレーム1002から探索する。画素間隔で算出するマッチング誤差としては、フレーム間での注目画像領域内の各画素値の差の2乗和であるSSD(Sum of Square Distance)や、各画素値の差の絶対値和であるSAD(Sum of Absolute Distance)などを用いることができる。
ここでは低解像度画像フレーム1001に含まれる注目画像領域1105と、基準フレーム1002に含まれる画像領域1106とのSADを計算して、注目画素1003と画素1108とのマッチング誤差を算出する。同様にして基準フレーム1002のその他の画素についてもマッチング誤差を算出することで、画素間隔でのマッチング誤差が算出できる。この各マッチング誤差の中で最小のマッチング誤差を持つ画素が、ブロックマッチング法で算出される対応画素となる。これは、画素間隔、つまり、整数精度での対応位置に相当する。
図11は、低解像度画像フレーム1001内の注目画素1003の対応画素として、基準フレーム1002内の画素1210が求まったことを示した図である。
図11に示すグラフは、それぞれの画素で算出されたマッチング誤差を対応画素1210の周り3×3画素について示したグラフである。9個のマッチング誤差のうち、注目画素1210のマッチング誤差が最小となっているのが分かる。
先ず、横方向についての対応位置の算出について説明する。対応画素1210とその横方向に両隣のマッチング誤差に対称な連続関数1211を当てはめる。対称な連続関数は、放物線や、マッチング誤差の軸に対称な2本の直線を用いれば良い。このようにして当てはめた連続関数が極小となる横位置(白丸で図示)を、小数精度での対応位置1212と呼ぶ。縦方向についても同様に、縦方向の対応位置を算出できる。また、横方向、縦方向の対応位置をそれぞれ別々に算出せずに、対称な曲面を当てはめることで、同時に横方向、縦方向の対応位置を算出することもできる。
図12は、上記した操作を施すことによって、小数精度の対応位置が算出されたことを表す図である。
図12に示すように、時間的に前後する2枚の低解像度画像フレーム1001と基準1002のうち、低解像度フレーム1001の注目画素1003が対応する基準フレーム1002の対応画素1210を求め、連続関数の当てはめることにより、注目画素1003の標本点1004が対応する基準フレーム1002の対応位置1313が算出される。
次に、図13及び図14を用いて、図1の対応位置算出部102及び図2のステップS302の動作の例として、オーバーサンプリング法を用いた小数精度の対応位置算出方法について説明する。
図13に示すように、オーバーサンプリング法では、初めに、注目画素1003の注目画像領域1105、及び、低解像度の基準フレーム1002(図9参照)の各画素を、高解像度化して高解像度な注目画像領域1405、及び、高解像度な基準フレーム1402を作成する。例えば、サンプリング定理に基づくSinc関数でのフィルタ処理による内挿法(三次畳込み法、BiCubic法)などを用いて高解像度化することができる。ここでは、横3倍、縦3倍に高解像度化してある。そして、この高解像度な注目画像領域1405と高解像度な基準フレーム1402において、マッチング誤差補間法の図10で説明したように、ブロックマッチング法のように画素間隔の精度で対応画素を算出する。低解像度フレームが縦3倍、横3倍に高解像度化された、つまり、画素間隔は1/3になって、対応画素が検出されるため、低解像度画素間隔の1/3という細かい精度で、対応位置を検出できることに相当する。
図14では、具体的に、オーバーサンプリング法によって、小数精度での対応位置が検出されている。高解像度な注目画像領域1405を用いて、高解像度の画素間隔の基準フレームの画素についてマッチング誤差を算出する。このマッチング誤差が最小となる画素の標本点1514を、注目画素1003の標本点1004の基準フレームへの小数精度の対応位置として算出する。
次に、図1の仮高解像度画素値修正量算出部103及び図2のステップS303で行う仮高解像度画像の修正量の算出について具体例を挙げて詳細に説明する。
図15は、図1の仮高解像度画素値算出部101で図9の低解像度な基準フレーム1002が縦2倍、横2倍に高解像度化されており、仮高解像度フレーム1601の各画素(白丸)の画素値が求まっている。また、対応位置算出部102で、注目画素1602の対応位置1603が黒丸として算出されている。注目画素1602は、注目画素が含まれる低解像度フレームにおいて、既に画素値が、撮影された正しい画素値である。
先ず、図1の仮高解像度画素値算出部101及び図2のステップS303は、仮高解像度フレーム1601の各画素(白丸)の画素値の確からしさを評価するために、仮高解像度フレーム1601の各画素(白丸)の画素値から、注目画素1602の画素値を試算する。このためには、注目画素1602が重なりを持つ9個の仮高解像度フレーム1601の画素を基に算出する。例えば、面積比に応じて加重平均して試算できる。仮高解像度フレームの画素1604が持つ画素値に対する重みは、注目画素1602の面積を1とした際の矩形1605の面積を重みにすれば良い。矩形1605は、仮高解像度フレームの画素1604と注目画素1602の重なり合う部分である。注目画素1602が重なる9個の矩形について、その重なる面積を重みとして、それら9個の画素値から加重平均値を求めることで、仮高解像度フレーム1601の画素(白丸)の画素値から、注目画素1602の画素値を試算できる。
このときの仮高解像度フレームが正確なものであれば、試算された注目画素1602の画素値と、撮影された正しい注目画素1602の画素値は一致するはずである。しかし、通常は、仮高解像度画素値算出部101での、従来のフィルタ処理による拡大では、画面内の被写体がぼけていたり、本来、連続的な直線である部分が、ジャギーと呼ばれる階段状に表現されてしまったりしているために一致しない。そこで、これが一致するように、仮高解像度フレームの画素値を修正すべき修正量を算出する。
修正量の算出のために、まず、
差分値=(注目画素の撮影された画素値)−(注目画素の試算された画素値)
を算出する。この差分値を、試算した際の重みで分配すると、差分値は0になる。このように修正量を算出するのがPOCS法(上記のS. Park, et.al. "Super-Resolution Image Reconstruction: A Technical Overview"のp.29、p.31参照)である。これで、重みによって分配された9個の修正量を、仮高解像度フレーム1601の9個の画素値に加算すれば、そのとき計算した注目画素については、差分が0になり、注目画素の撮影された画素値と試算された画素値が一致する。しかし、別の注目画素の対応位置によっては、これを用いた修正によって、同じ高解像度フレーム1601の画素値が修正されることがある。そこで、この修正処理は、算出された全対応位置について、逐次的に行い、これを、更に、既定された回数繰り返す。この反復により、次第に、仮高解像度フレームは正確なものに近づくので、予め決めた回数反復して得られた仮高解像度フレームを、高解像度フレームとして出力する。
また、修正量の算出の際に、差分値が0になるように算出するのではなく、差分値が減少する方向に修正量を算出するのが、Iterative Back-Projection法である(上記のS. Park, et.al. "Super-Resolution Image Reconstruction: A Technical Overview"のp.29、p.31参照)。
次に、図16乃至図18を用いて、図1の修正量一時保存部104及び加算部106及び図2のステップS304で行う加算された仮高解像度画像の修正量の保存について具体例を挙げて詳細に説明する。
修正量は、仮高解像度画素値修正量算出部103が算出した修正量を、直接、複数の修正量を加算した修正加算量を保存したり、算出された対応位置と対応位置の周辺の画素における狭い局所領域の修正量を複数加算して保存したりできる。
図16は、注目画素1701の対応位置から算出された修正量1703と、注目画素1702の対応位置から算出された修正量1704を示す図である。図1の修正量一時保存部104は、例えば、このように、2つの修正量を並列処理で同時に算出されたものを保存する。
従来の修正量の算出では、複数の対応位置について、順次、修正処理を行っていた。つまり、第1の注目画素1701の第1の対応位置、第1の画素値、及び、仮高解像度フレームの画素値から第1の修正量を算出して、仮高解像度フレームの画素値を修正する。続いて、第2の注目画素1702の第2の対応位置、第2の画素値、及び、第1の注目画素1701で修正された仮高解像度フレームの画素値から第2の修正量を算出して、第1の注目画素1701で修正された仮高解像度フレームを修正した。第1の修正量が、第2の修正量に影響を及ぼすために、第1の修正量を求めて、次に、第2の修正量を求めていた。よって、第1の修正量と第2の修正量を並列処理で同時に別々に求めることができなかった。
しかし、図2のステップS307では、全対応位置での修正が成されたかを判定しているように、低解像度画像データのうち異なる時間に撮影されたフレームから仮高解像度画像へ更新処理を逐次行っている。また、ステップS308では、全対応位置を用いた修正処理を既定の回数繰り返して終了したかどうかを判定しているように、既定回数、更新処理を逐次行っている。このように十分な逐次処理が行われており、全ての対応位置についての修正処理を逐次行わなくても、鮮鋭な高解像度化ができる。
また、一部の修正量を並列して算出し、保存した複数の修正量で仮高解像度フレームを修正することで、高速に鮮鋭な高解像度フレームを生成することができる。
また、図17のように、図1の修正量一時保存部104は、複数の修正量を加算した修正加算量を保存する。注目画素1701の対応位置から算出された修正量1703と、注目画素1702の対応位置から算出された修正量1704は、一部、重なりがあるが、全画素の修正量を加算して修正加算量1805を算出する。これにより、修正量を保存するメモリが1フレーム分で済むようになる。
また、図18のように、図1の修正量一時保存部104は、算出された対応位置と対応位置の周辺の画素における狭い局所領域の修正量を複数保存してもよい。注目画素1701の対応位置から算出された修正量1703と、注目画素1702の対応位置から算出された修正量1704は、それぞれ9個の修正量からなる。よって、9個の修正量を保存するメモリ1906、1907と、例えば、左上の修正量の仮高解像度フレームへのアドレス情報(図19では、第1の修正量のアドレス情報(横5画素目、縦4画素目)、第2の修正量のアドレス情報(横6画素目、縦6画素目))という情報を、並列に算出して、修正量一時保存部104に保存する。これにより、修正量を保存するメモリを更に小さくすることができる。
次に、図1の仮高解像度画素値修正部105及び図2のステップS306で行う仮高解像度画像の画素値を修正する動作について具体例を挙げて説明する。
仮高解像度画素値修正部105は、修正量一時保存部104で一時保存された修正量で、仮高解像度画素値算出部101で算出され、仮高解像度画素値修正部105に保存されている仮高解像度画素値を修正する。
修正量一時保存部104が、図16に示したように、算出された修正量を、直接、複数保存している場合は、仮高解像度フレームの画素値に、まず、第1の修正量1703を加算し、次に、第2の修正量1704を加算していくことで、仮高解像度画素値を修正する。
また、修正量一時保存部104が、図17に示したように、複数の修正量を加算した修正加算量1805を保存している場合は、仮高解像度フレームの画素値に、この修正加算量1805を一度加算すれば良い。
また、修正量一時保存部104が、図18に示したように、算出された対応位置と対応位置の周辺の画素における狭い局所領域の修正量を複数保存している場合は、仮高解像度フレームの画素値に、まず、第1の局所領域の修正量1906を加算し、次に、第2の局所領域の修正量1907を加算していくことで、仮高解像度画素値を修正する。
次に、図19及び図20を用いて、図1の対応位置算出部102及び図2のステップS302の画面空間における対応位置を算出する動作として、被写体のフレーム内(基準フレーム内)の自己合同性を利用する場合について説明する。これは静止画など、動画のような連続する前後のフレームが無い場合に適用できる。
図19は、横軸が画素の横座標、縦軸が輝度を示す画素値を表す、実際のデジタル画像のデータを示す図である。ここでは同じフレーム内の異なる5行のデータをそれぞれ別の折れ線で示した。
図19に示すように、同じフレーム内の異なる行でも、非常に似た輝度変化をする部分があることが分かる。このような同じフレーム内に似た輝度変化を有する画像の性質を、自己合同性と定義する。ある注目画素の回りに存在する自己合同性を有する位置を自己合同位置と定義する。
被写体のフレーム内の自己合同性を用いて高解像度化を行う処理では、連続する複数の低解像度画像データをメモリで保持する必要がなく、少ないメモリ量で高解像度化を行うことができるという利点がある。
この自己合同性をフレーム内処理の劣化逆変換法に用いた高輝度化は、ステップS302において、対応位置算出部102が、1フレームの静止画からなる画像データを基準フレームに設定し、基準フレーム内の複数の画素、例えば、基準フレームのエッジ画素を1つずつ注目画素として順次設定し、注目画素の周辺への1以上の対応位置を小数精度で算出する。また、自己合同性を、低解像画像データを元にマッチング誤差補間法やオーバーサンプリング法に適用することで、注目画素の周辺への1以上の対応位置を小数精度で算出することもできる。
図20は、縦方向のエッジを持つ被写体2106の低解像度の基準フレーム2101を自己合同性を用いて高解像度化する例を説明するための図である。
図20に示すように、注目画素を2102、その標本点を2103とする。図2のステップS302では、その標本点2103の周りに存在する自己合同位置を算出する。自己合同位置が1ライン上、もしくは、1ライン下にあると仮定して、マッチング誤差補間法や、オーバーサンプリング法にて、小数精度の自己合同位置を求めた結果が、第1の自己合同位置2104、第2の自己合同位置2105である。
このようにして、注目画素、注目画素の画素値、注目画素の基準フレームへの小数精度の対応位置(ここでは、自己合同位置)を算出すれば、以降、図2のステップS303による仮高解像度画像の修正量の算出、ステップS304による仮高解像度画像の修正量の保存、ステップS306による仮高解像度画素値の修正を行うことで、鮮鋭な高解像度化を、高速に行うことができる。
図21は、本発明の別の実施形態に係る画像拡大装置のブロック図である。この画像拡大装置は、修正量一時保存部2204から仮高解像度画素値修正部105の間に、修正量フィルタリング部2206を介することによって、加算した修正量にフィルタリング処理を施して、劣化逆変換法に固有のアーチファクトノイズと呼ばれるノイズを除去することができる。他の構成は図1にて説明した画像拡大装置と同様であるので、同一箇所は同一符号を付しその説明は省略する。
複数フレーム劣化逆変換法やフレーム内劣化逆変換法では、劣化逆変換法で発生してしまう固有の問題である市松模様状のアーチファクトノイズと呼ばれるノイズが発生することがある。
図21に示すように、この画像拡大装置は、修正量一時保存部2204から仮高解像度画素値修正部105の間に、修正量フィルタリング部2206を介することによって、加算した修正量にフィルタリング処理を施して、加算した修正量からインパルス型の修正量を除去することで、アーチファクトノイズを除去しつつ、鮮鋭な高画質化が可能になる。
具体的には、図21に示すように、修正量一時保存部2204は、仮高解像度画素値修正量算出部103で算出された複数の対応位置に対応する複数の修正量を加算した修正量を保存する。
修正量フィルタリング部2206は、加算した修正量からインパルス型の修正量を除去する。例えば、空間的なメディアンフィルタなどを用いる。これは、修正量の空間分布を用いて、高解像度フレームのアーチファクトノイズを除去するためである。
図22は、図21の画像拡大装置の動作を説明するフローチャートである。図2のフローチャートとは、ステップS305とステップS306の間に、加算した修正量からインパルス方信号を除去するステップが挿入されているところが異なり、他のステップは図2のフローチャートと同一であり同一の符号を付しその説明は省略する。
ステップS2309では、図21の修正量フィルタリング部2206が、修正量一時保存部104に保存された加算された修正量からインパルス型の修正量をメディアンフィルタなどで除去する。これによりアーチファクトノイズを発生させるような修正量が除去されて、ステップS306での仮高解像度画像の修正において、鮮鋭に高解像度化をすることができる。
図23は、本発明の別の実施形態に係る画像拡大装置のブロック図である。この画像拡大装置は、修正量一時保存部2204から仮高解像度画素値修正部105の間に、修正量マスキング部2406を介することによって、加算した修正量にマスク情報に基づくマスキング処理を施している。他の構成は図1にて説明した画像拡大装置と同様であるので、同一箇所は同一符号を付しその説明は省略する。
複数フレーム劣化逆変換法やフレーム内劣化逆変換法では、対応位置がどこを差すかが事前に分からないため、例えば、事前に画像データの一部分のみ高解像度化したいといった指定ができない。写真や文字が混在するスキャンした書類データでは、文字領域は高解像度化したいが、カラーディザ部などの写真領域は高解像度化したくないといったようなニーズがある。
図23に示す画像拡大装置は、複数の修正量を加算した修正量にマスキング処理を施すことで、修正処理は全て並列に行い、画像データの一部分のみの鮮鋭な高画質化が可能になる。
具体的には、図23に示すように、修正量マスキング部2406は、外部からのマスク情報に基づいて、加算された修正量にマスキング処理を施して、一部の加算された修正量を強制的に0にする。
図24は、図23の画像拡大装置の動作を説明するフローチャートである。図2のフローチャートとは、ステップS305とステップS306の間に、加算された修正量を、マスキング情報に基づくマスキング処理を施すステップが挿入されているところが異なり、他のステップは図2のフローチャートと同一であり同一の符号を付しその説明は省略する。
図24に示すように、ステップS2509では、図23の修正量マスキング部2406が、修正量一時保存部104に保存された加算された修正量に、マスク情報に基づいてマスキング処理を施して、一部の加算された修正量を切り出す。これにより高解像度化したい領域と高解像度化したくない領域の情報(マスク情報)に基づいて、高解像度化することができる。
本発明による画像拡大装置では、8bitの画像(画素値0〜255)での1画素当たりの画素値の差の平均(RMS:Root Mean Square error)は1より小さく0.5729であり、1画素当たりの画素値の差の割合(RMS/255)は、0.2247[%]である。これは、PSNRでは、52.969[dB]と非常に高いPSNRに相当する。
また、本発明による画像拡大装置は、一部の修正量を並列して算出し、保存した複数の修正量で仮高解像度フレームを修正することで、高速に鮮鋭な高解像度フレームを生成することができる。最近の並列演算可能なCPUなどを用いる場合に適する。
また特に、フレーム内で処理を行う場合には、被写体のフレーム内の自己合同性を用いて高解像度化を行うため、複数の低解像度画像データをメモリで保持する必要がなく、並列処理による高速化に加えて、更に、少ないメモリ量で高解像度化を行うことができる。
また、複数の修正量を加算した加算修正量からインパルス型の修正量を除去する場合には、劣化逆変換法に固有の市松模様状のアーチファクトノイズを除去することができて、鮮鋭で高画質化な高解像度化が可能である。
また、複数の修正量を加算した加算修正量にマスキング処理を施す場合には、修正処理は全て並列に行い、画像データの一部分のみの鮮鋭な高画質化が可能になる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を組み合わせてもよい。
本発明の実施形態に係る複数の仮高解像度画素値修正量算出部から成る画像拡大装置のブロック図。 本発明の画像拡大装置の動作の一例を示すフローチャート。 3枚の低解像度フレームから高解像度フレームを生成する様子を示す図。 1枚の低解像度フレームから高解像度フレームを生成する様子を示す図。 低解像度フレームの画面と画素との位置関係を示す図。 低解像度フレームを高解像度化した高解像度フレームを示す図。 画像の画素間隔を画素間隔に合わせた低解像度フレームを示す図。 画素の位置関係を示した図。 画面空間における対応位置の算出での注目画素と基準フレームを示す図。 画面空間における対応位置の算出での注目画像領域と画像領域を示す図。 画面空間における対応位置の算出でのマッチング誤差補間法を示す図。 画面空間における対応位置の算出での基準フレームへの対応位置を示す図。 画面空間における対応位置の算出でのオーバーサンプリング法を示す図。 画面空間における対応位置の算出での基準フレームへのオーバーサンプリングされた対応画素を示す図。 仮高解像度画像の修正量を算出する様子を示す図。 直接保存される複数の修正量を示す図。 複数の修正量を加算した修正加算量を示す図。 複数の局所領域の修正量を示す図。 局所パターンの自己合同性を示す図。 画面空間における自己合同位置を算出する様子を示す図。 本発明の別の実施形態に係る画像拡大装置のブロック図。 本発明の別の実施形態に係る画像拡大装置の動作の一例を示すフローチャート。 本発明の別の実施形態に係る画像拡大装置のブロック図。 本発明の別の実施形態に係る画像拡大装置の動作の一例を示すフローチャート。
符号の説明
101・・・仮高解像度画素値算出部
102・・・対応位置算出部
103・・・仮高解像度画素値修正量算出部
104、2204・・・修正量一時保存部
105・・・仮高解像度画素値修正部
106・・・加算部
601・・・画面
602、702、1108、1109・・・画素
603、703・・・標本点
1001・・・注目画素が含まれる低解像度画像データの1フレーム
1002、2101・・・基準フレーム
1003、1602、1701、1702、2102・・・注目画素
1004、2103・・・標本点
1105・・・注目画像領域
1106、1107・・・画像領域
1210・・・対応画素
1211・・・対称な連続関数
1212・・・小数精度の対応位置
1313、1514、1603・・・基準フレームへの対応位置
1402・・・高解像度な基準フレーム
1405・・・高解像度な注目画像領域
1601・・・仮高解像度フレーム
1604・・・仮高解像度フレームの画素
1605・・・矩形
1703、1704・・・修正量
1805・・・複数の修正量を加算した修正量
1906、1907・・・修正量を保存するメモリ
2104、2105・・・自己合同位置
2106・・・縦方向のエッジを持つ被写体
2206・・・修正量フィルタリング部
2406・・・修正量マスキング部

Claims (12)

  1. 画面内に複数の画素を配し、前記画素の輝度を画素値として表した画像データが入力され、前記画像データのうち1フレームを基準フレームに設定し、前記基準フレームの画素値に基づく内挿処理によって、前記基準フレームに含まれる画素数よりも多い画素数の仮高解像度画像の画素値を算出する仮高解像度画素値算出部と、
    前記画像データが入力され、前記画像データに含まれる少なくとも1以上のフレームの中の複数の画素を1つずつ注目画素として順次設定し、前記注目画素の前記基準フレームへの少なくとも1以上の対応位置を小数精度で算出する対応位置算出部と、
    前記仮高解像度画素値と前記注目画素の画素値と前記対応位置とから、前記対応位置に対応する前記仮高解像度画素値の修正量を並列に算出する仮高解像度画素値修正量算出部と、
    前記仮高解像度画素値修正量を複数保存する修正量一時保存部と、
    前記一時保存された複数の修正量を加算する加算部と、
    前記加算された修正量を用いて前記仮高解像度画素値を修正する仮高解像度画素値修正部とを具備することを特徴とする画像拡大装置。
  2. 前記加算された修正量は1フレームごとの単位で加算されていることを特徴とする請求項1に記載の画像拡大装置。
  3. 前記加算された修正量は1フレームを分割した単位で加算され、前記対応位置と対応付けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像拡大装置。
  4. 前記仮高解像度画素値算出部は、1フレームの静止画像からなる画像データを基準フレームに設定し、前記基準フレームの画素値に基づく内挿処理によって、前記基準フレームに含まれる画素数よりも多い画素数の仮高解像度画像を算出し、
    前記対応位置算出部は、前記基準フレームの中の複数の画素を1つずつ注目画素として順次設定し、前記注目画素の前記基準フレームへの1以上の対応位置を小数精度で算出することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像拡大装置。
  5. 前記加算された修正量からインパルス型の信号量を除去する修正量フィルタリング部をさらに具備し、
    前記フィルタリングされた後の、加算された修正量を用いて前記仮高解像度画素値を修正することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載された画像拡大装置。
  6. 前記加算された修正量を、マスク情報に基づいてマスキング処理し、一部の修正量を切り出す修正量マスキング部をさらに具備し、
    前記マスキングされた後の、切り出された修正量を用いて前記仮高解像度画素値を修正することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載された画像拡大装置。
  7. 画面内に複数の画素が配され、前記画素の輝度を画素値として表された画像データを入力する工程と、
    前記画像データのうち1フレームを基準フレームに設定する工程と、
    前記基準フレームの画素値に基づく内挿処理によって、前記基準フレームに含まれる画素数よりも多い画素数の仮高解像度画像の画素値を算出する工程と、
    前記画像データに含まれる少なくとも1以上のフレームの中の複数の画素を1つずつ注目画素として順次設定する工程と、
    前記注目画素の前記基準フレームへの少なくとも1以上の対応位置を小数精度で算出する工程と、
    前記仮高解像度画素値と前記注目画素の画素値と前記対応位置とから、前記対応位置に対応する前記仮高解像度画素値の修正量を並列に算出する工程と、
    前記算出された複数の修正量を加算する工程と、
    前記加算された修正量を用いて前記仮高解像度画素値を修正する工程とを具備することを特徴とする画像拡大方法。
  8. 前記加算された修正量は1フレームごとの単位で加算されていることを特徴とする請求項7に記載の画像拡大方法。
  9. 前記加算された修正量は1フレームを分割した単位で加算され、前記対応位置と対応付けられていることを特徴とする請求項7に記載の画像拡大方法。
  10. 1フレームの静止画像からなる画像データを基準フレームに設定し、前記基準フレームの画素値に基づく内挿処理によって、前記基準フレームに含まれる画素数よりも多い画素数の仮高解像度画像を算出し、
    前記基準フレームの中の複数の画素を1つずつ注目画素として順次設定し、前記注目画素の前記基準フレームへの1以上の対応位置を小数精度で算出することを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれかに記載の画像拡大方法。
  11. 前記加算された修正量からインパルス型の信号量を除去するフィルタリング処理を施し、
    前記フィルタリングされた後の、加算された修正量を用いて前記仮高解像度画素値を修正することを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれかに記載された画像拡大方法。
  12. 前記加算された修正量を、マスク情報に基づいてマスキング処理し、一部の修正量を切り出し、
    前記マスキングされた後の、切り出された修正量を用いて前記仮高解像度画素値を修正することを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれかに記載された画像拡大方法。
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