JP2008275814A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気光学パネルの基板端縁にフレキシブル配線基板が実装されてなる電気光学装置において、フレキシブル配線基板の配線パターンが基板端縁のエッジ部によって切断されることを防止する。
【解決手段】本発明の電気光学装置100は、電気光学パネル10と、電気光学パネルを構成する基板の一方の面側の基板端縁に実装された端子接続部30Aを備えたフレキシブル配線基板30と、電気光学パネルを収容するケースとを具備し、ケースは、前記基板端縁から外側の前記フレキシブル配線基板と重なる領域の前記基板の他方の面側に配置された規制部102を有し、規制部は、フレキシブル配線基板の前記基板端縁の外側に隣接する隣接部位30Bを前記基板の一方の面の延長面に沿って平坦に延在させた態様で、隣接部位に密接し、或いは、隣接部位に対しフレキシブル配線基板の厚み以下の間隙Gを介して対向配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は電気光学装置及び電子機器に係り、特に、電気光学装置及び電子機器に関する。
一般に、電気光学装置である液晶表示体においては、液晶表示パネルの基板端縁にフレキシブル配線基板が実装される場合があり、このフレキシブル配線基板を介して外部より駆動電位や表示データが導入されることで所望の表示が実現される。また、通常、液晶表示パネルはバックライトなどともに合成樹脂製のケースに収容される。
上記液晶表示体では、基板端縁に実装されたフレキシブル配線基板をケースの外側を通して背面側に折り曲げた状態とする場合がある(たとえば、以下の特許文献1参照)。
特開2006−64905号公報
しかしながら、前述の液晶表示体では、図8に示すように、製造過程や製品搬送中にフレキシブル配線基板30が繰り返し撓む(図示二点鎖線参照)ことで、液晶表示パネルの端子15aに導電接続されるフレキシブル配線基板30の端子接続部30Aの背面上に露出した配線パターンが基板端縁のエッジ部(通常、スクライブ・ブレイク法によって鋭利な角部に形成される。)11eによって切断され、電気的接続不良を招くことがあった。
そこで、従来の製造過程では、フレキシブル配線基板の実装部の裏面と基板端縁の端面との間に樹脂等を付着させてモールドすることで、配線パターンの切断を防止していたが、当該モールドによる保護は手間がかかりコストの上昇を招くとともに、パネルの位置決めやフレキシブル配線基板の折り曲げ等に支障をもたらすという問題点があった。
そこで、本発明は上記問題点を解決するものであり、その課題は、電気光学パネルの基板端縁にフレキシブル配線基板が実装されてなる電気光学装置において、フレキシブル配線基板の配線パターンが基板端縁のエッジ部によって切断されることを防止することにある。
斯かる実情に鑑み、本発明の電気光学装置は、電気光学パネルと、該電気光学パネルを構成する基板の一方の面側の基板端縁に実装された端子接続部を備えたフレキシブル配線基板と、前記電気光学パネルを収容するケースとを具備する電気光学装置であって、前記ケースは、前記基板端縁から外側の前記フレキシブル配線基板と重なる領域の前記基板の他方の面側に配置された規制部を有し、前記規制部は、前記フレキシブル配線基板の前記基板端縁の外側に隣接する隣接部位を前記基板の一方の面の延長方向に沿って平坦に延在させた態様で、前記隣接部位に密接し、或いは、前記隣接部位に対し前記フレキシブル配線基板の厚み以下の間隙を介して対向配置されることを特徴とする。
この発明によれば、フレキシブル配線基板の前記基板端縁の外側に隣接する隣接部位を前記基板の一方の面の延長方向に沿って平坦に延在させた態様にあるときに、ケースの規制部がフレキシブル配線基板の隣接部位に密接するか、或いは、該隣接部位に対しフレキシブル配線基板の厚み以下の間隙を介して対向配置するように構成することで、フレキシブル配線基板の隣接部位の規制部側への撓み変形が制限されるため、基板端縁のエッジ部による端子接続部の近傍の配線パターンの切断を防止することができる。
本発明において、前記規制部は、前記フレキシブル配線基板側に前記基板の一方の面と略平行な平坦面を備えていることが好ましい。これによれば、基板端縁の表面と平坦面によってフレキシブル配線基板の隣接部位をより確実に規制することができる。
本発明において、前記フレキシブル配線基板は前記配線パターンを前記規制部側から被覆する絶縁層を有し、該絶縁層が前記規制部上に配置されていることが好ましい。これによれば、配線パターンと規制部との間に絶縁層が介在していることで、規制部によって配線パターンが損傷を受けることも防止できる。
本発明において、前記規制部は、前記フレキシブル配線基板側の端部に厚み方向に張り出し形成された張出規制部を有し、或いは、前記ケースの隣接する外周部より厚く形成されることが好ましい。これによって、前記規制部の幅を大きく形成することが可能になるから、フレキシブル配線基板を広い範囲に亘って支持することができるため、その規制部側への撓み変形をさらに確実に制限することができる。
次に、本発明の別の電気光学装置は、電気光学パネルと、該電気光学パネルを構成する基板の一方の面側の基板端縁に実装された端子接続部を備えたフレキシブル配線基板と、前記電気光学パネルを収容するケースとを具備する電気光学装置であって、前記ケースは、前記基板端縁から外側の前記フレキシブル配線基板と重なる領域の前記基板の他方の面側に配置された規制部を有し、前記規制部は、前記フレキシブル配線基板の前記基板端縁の外側に隣接する隣接部位を前記基板の一方の面の延長方向に沿って平坦に延在し、前記隣接部位と前記規制部との間に両者に密接するスペーサが介挿されていることを特徴とする。
この発明によれば、フレキシブル配線基板の隣接部位とケースの規制部との間にスペーサが介挿されていることで、フレキシブル配線基板の規制部側への撓み変形を制限することができるため、配線パターンの切断を防止することができる。
この場合に、前記スペーサは可撓性樹脂材であることが好ましい。これによれば、スペーサが可撓性を有することでフレキシブル配線基板に与える機械的影響を低減できるとともに、絶縁性を確保することも容易になる。
本発明において、前記隣接部位が前記規制部に直接若しくは間接的に接着されていることが好ましい。これによれば、フレキシブル配線基板の隣接部位がケースの規制部と接着されることで、フレキシブル配線基板の規制部側及び反規制部側への撓み変形を制限することができるため、配線パターンの切断を確実に防止することができる。
次に、本発明の電気光学装置は、上記のいずれかに記載の電気光学装置と、該電気光学装置の制御手段とを搭載したことを特徴とする。このような電子機器としては、たとえば、電気光学装置を表示部として搭載した各種の電子機器、たとえば、携帯電話、携帯型情報端末、電子時計、コンピュータ装置、テレビ受像機、カーナビゲーションシステムなどがあげられる。
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。最初に、本発明に係る各実施形態に共通な全体構成について図1及び図2を参照して説明する。図1は、実施形態の全体構成を示す概略平面図、図2は実施形態の基板端縁近傍の実装構造を示す拡大縦断面図である。
[全体構成]
本実施形態の電気光学装置100は、図1に示すように、電気光学パネル10と、この電気光学パネル10に実装された集積回路(半導体チップ)20と、電気光学パネル10に実装されたフレキシブル配線基板(第2電子部品)30と、電気光学パネル10を収容するケース101とを有する。
電気光学パネル10は、2枚のガラス等よりなる透明な基板11、12がシール材13等により貼り合わされ、基板11と基板12の間に図示しない液晶が封入されてなる。基板11,12の内面(相互に対向する面)上には配線や電極が形成され、パネルの平面領域としての駆動領域(表示領域)100A内には、基板11上に形成された上記電極と基板12上に形成された上記電極とが平面的に重なる領域であるサブ画素100Bが複数縦横に配列されている。
基板11には、上記基板12の外形より外側に張り出してなる基板張り出し領域11Tが設けられ、当該基板張り出し領域11T上には、基板11及び12上に形成された上記電極に導電接続された複数の配線14が上記基板11と12の対向範囲から引き出される形で形成されている。図2に示すように、当該配線14の先端部には第1駆動端子14aが形成され、集積回路20に形成された後述する第2出力端子22に導電接続されている。
また、基板張り出し領域11T上には、集積回路20に設けられた第2入力端子21とフレキシブル配線基板30に設けられた第3出力端子32aとが導電接続される入力配線15が形成されている。入力配線15の両端には上記第2入力端子21と導電接続した第1出力端子15bと、上記第3出力端子32aに導電接続された第1入力端子15aとが設けられている。
なお、上記の端子間の導電接続状態については、たとえば、一方の端子が半田等で形成される場合には半田等の溶着により端子同士が直接に導電接続されていてもよく、また、いわゆるACF(異方性導電フィルム)を介して導電接続されてもよく、さらには、端子同士が直接に当接した状態が接着剤(NCF等)により固定されることで導電接続されたものであってもよい。
集積回路20は、たとえば、図示例のような半導体チップで構成されていてもよく、パッケージ化された半導体で構成されていてもよいが、通常、なるべくコンパクトに構成するためにチップ状に構成されたものが用いられる。集積回路20の下面(能動面)上には上記第2出力端子22及び第2入力端子21が突起電極として構成されている。当該突起電極としては、典型的には、上記下面上に露出した接続パッド上に、Ni/Au(Auで被覆したNiめっき層)等で構成されたものが用いられる。
フレキシブル配線基板30は、たとえば、図示例のような可撓性のポリイミド樹脂等を基材層31として有し、当該基材層31に沿って複数の配線層32を含む配線パターンが設けられ、この配線パターンをカバーフィルム33が被覆してなる断面構造を備えている。
フレキシブル配線基板30の端部近傍では、基材層31上に銅箔等よりなる複数の配線層32が並列に形成されている。フレキシブル配線基板30の端縁には、上記配線層32がカバーフィルム33に覆われずに露出した領域が設けられ、当該領域において配線層32の表面を金メッキ層等の表面層が被覆することで上記第3出力端子32aが形成される。
フレキシブル配線基板30は、基板張り出し領域11Tに対する実装部分である、上記第3出力端子32aが設けられてなる接続端子部30Aと、この接続端子部30Aの外側に隣接する隣接部位30Bとを有する。この隣接部位30Bは、基本的に後述するケース101の規制部102と平面的に重なる範囲とされる。
ケース101はたとえば光反射性の良好な白色ポリエチレン等の樹脂で一体成形され、電気光学パネル10を平面的に位置決めする態様で収容する枠構造を有している。なお、電気光学パネル10の背後にバックライトを配置する場合には、ケース101は当該バックライトをも収容し、位置決めするように構成される。
上記ケース101には電気光学パネル10の外側を取り巻く外周部101aを有し、その一部が上記フレキシブル配線基板30の背後(上記基板端縁の他方の面側に相当する。)に配置される規制部102となっている。この規制部102は、上記隣接部位30Bと対向配置されている。
[第1実施形態]
次に、本発明に係る第1実施形態について図2を参照して説明する。本実施形態では、フレキシブル配線基板30において、ケース101の規制部102の前面は、基板張り出し領域11Tの表面(上記基板端縁の一方の面に相当する。)と略平行な平坦面102aとして構成されている。そして、上記端子接続部30Aから隣接部位30Bに至る範囲が基板張り出し領域11Tの表面の延長面に沿って平坦に延在する態様(平坦姿勢)とされたとき、この平坦面102aは、フレキシブル配線基板30の隣接部位30B(の背面33a)に対し僅かな隙間Gを介して対向配置されている。この隙間Gは、フレキシブル配線基板30の厚み以下となるように構成されている。一般的には、上記間隙Gは0.2mm以下であることが好ましく、0.1mm以下であることが望ましい。たとえば、フレキシブル配線基板の基材層31の厚みが25μm、配線層32が12〜35μm、カバーフィルム33の厚みが図示しない接着層の厚みをも含め37.5μmであれば、フレキシブル配線基板30の厚みは約70μm〜100μm程度となるから、上記間隙Gはこれらの厚み以下の値となる。
一方、図8は、本実施形態と同様の上記態様(平坦姿勢)にあるフレキシブル配線基板30に対して、従来のケース構造を用いた場合のフレキシブル配線基板30と規制部102の関係を示す拡大縦断面図である。従来においては、上記間隙Gがフレキシブル配線基板30の厚みを大きく越える値となるように設定されており、図示二点鎖線で示すように、フレキシブル配線基板30が規制部102側に大きく撓み変形可能とされるため、フレキシブル配線基板30に繰り返し撓み変形が生ずることで、配線層32が基板張り出し領域11Tの表面側のエッジ部11eで切断され、電気的不良が発生する虞があった。
本実施形態では、フレキシブル配線基板30の厚み以下の僅かな間隙Gを介してフレキシブル配線基板30と平坦面102aとが対向しているので、フレキシブル配線基板30の規制部102側への撓み変形が制限され、これによって配線層32の切断が防止される。
特に、規制部102には基板張り出し領域11Tの表面と略平行な平坦面102aが設けられているため、平坦面102aに沿ってフレキシブル配線基板30が端子接続部30Aから隣接部位30Bに至る範囲がほぼ平坦に支持され、平坦に延在することになることから、基板張り出し領域11Tの表面側のエッジ部の影響をほとんど無くすことができる。
なお、本実施形態のみならず、以下の他の実施形態でも同様であるが、図示例ではフレキシブル配線基板30は端子接続部30Aから隣接部位30Bを経てさらに平坦に延在する姿勢で示してあるが、フレキシブル配線基板の端子接続部30Aから隣接部位30Bに至る範囲が平坦姿勢とされているときに各実施形態で説明する構成を有するものであれば、結果として隣接部位30Bから先の部分が折り曲げられるなど、平坦姿勢以外の他の形状とされるものであっても構わない。
[第2実施形態]
次に、本発明に係る第2実施形態について図3を参照して説明する。本実施形態において、規制部102以外の部分は第1実施形態と同様に構成されるので、同一部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
本実施形態では、フレキシブル配線基板30の端子接続部30Aから隣接部位30Bに至る範囲が基板張り出し領域11の表面に沿って略平行に延在する態様(平坦姿勢)で、上記規制部102の平坦面102aがフレキシブル配線基板30の隣接部位30Bの背面に密接した状態とされている点で異なる。これによってフレキシブル配線基板30の隣接部位30Bが規制部102側に撓み変形することはほぼ完全に防止され、その結果、配線層32の切断を確実に防止できる。
[第3実施形態]
次に、本発明に係る第3実施形態について図4を参照して説明する。本実施形態において、規制部102以外の部分は第1実施形態と同様に構成されるので、同一部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
本実施形態では、フレキシブル配線基板30の端子接続部30Aから隣接部位30Bに至る範囲が基板張り出し領域11の表面の延長面に沿って略平行に延在している点では上記第1及び第2実施形態とほぼ同様であるが、隣接部位30Bと規制部102の間にスペーサ103が介挿されている点で異なる。このスペーサ103は隣接部位30Bと規制部102の双方に密接した状態とされ、フレキシブル配線基板30が上記態様(平坦姿勢)に維持されるように支持している。図示例の場合、スペーサ103は規制部102の厚み(すなわち、平坦面102aの図示左右方向の幅)より幅広に形成され、これによって平坦面102aより広い範囲に亘ってフレキシブル配線基板30の隣接部位30Bを支持することができるようになっている。このようにすると、第2実施形態よりもさらに広範囲においてフレキシブル配線基板30の規制部102側への撓み変形を制限することができる。
スペーサ103は可撓性樹脂材で構成されることが好ましい。スペーサ103が可撓性材料で構成されることにより、フレキシブル配線基板30と規制部102との間の隙間に挿入しやすくなるとともに、当該隙間内においてより密着した状態に介挿しやすくなる。また、スペーサ103が樹脂材料(絶縁材料)で構成されることにより電気的な短絡の危険をも避けることができる。
[第4実施形態]
次に、本発明に係る第4実施形態について図5を参照して説明する。本実施形態において、規制部102以外の部分は第1実施形態と同様に構成されるので、同一部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
本実施形態では、フレキシブル配線基板30の端子接続部30Aから隣接部位30Bに至る範囲が基板張り出し部11の表面の延長面に沿って略平行に延在する点では上記第1及び第2実施形態とほぼ同様であるが、隣接部位30B(の背面33a)と規制部102(の平坦面102a)との間に接着剤104が充填され、この接着剤104によってフレキシブル配線基板30が上記態様で規制部102に固定される。この接着剤104は上記第3実施形態のスペーサ103と同様にフレキシブル配線基板30を上記態様で支持する機能を有するだけでなく、隣接部位30Bを規制部102に固定する機能をも有するので、フレキシブル配線基板30の規制部102側への撓み変形を規制することはもちろんのこと、規制部102とは反対側(上側)への撓み変形をも防止できるため、配線層32の損傷をさらに確実に防止できる。
なお、本実施形態の構成は、上記第1実施形態乃至第3実施形態においてもそれぞれ適用することができる。すなわち、フレキシブル配線基板30の隣接部位30Bと規制部102とを、第1実施形態では上記間隙Gを接着剤が充填する形で接着固定し、第2実施形態では密着する面同士を接着固定し、第3実施形態ではスペーサ103を介して接着固定すればよい。
[第5実施形態]
次に、本発明に係る第5実施形態について図6を参照して説明する。本実施形態において、規制部102以外の部分は第1実施形態と同様に構成されるので、同一部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
本実施形態では、フレキシブル配線基板30の端子接続部30Aから隣接部位30Bに至る範囲が基板張り出し領域11の表面の延長面に沿って略平行に延在する点では上記第1及び第2実施形態と同様であるが、規制部102のフレキシブル配線基板30側の端部に外側へ張り出した張出規制部102bが設けられ、この張出規制部102bに上記平坦面102aが形成されている点で上記各実施形態とは異なる。
張出規制部102bは規制部102の他の部分より外側に張り出しているため、平坦面102aの幅を広げることができ、その結果、第1実施形態のように間隙Gが存在しても、或いは、間隙Gが第1実施形態よりも多少大きくなっても、フレキシブル配線基板30の規制部102側への撓み変形を低減できる。
なお、本実施形態の構成を上記第1実施形態乃至第4実施形態の特徴点と共に採用することができることはもちろんである。たとえば、第4実施形態の構成を採用し、張出規制部102bをフレキシブル配線基板30の隣接部位30Bに接着固定してもよい。
[第6実施形態]
次に、本発明に係る第6実施形態について図7を参照して説明する。本実施形態において、規制部102以外の部分は第1実施形態と同様に構成されるので、同一部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
本実施形態では、フレキシブル配線基板30の端子接続部30Aから隣接部位30Bに至る範囲が基板張り出し領域11の表面の延長面に沿って略平行に延在する点では上記第1及び第2実施形態とほぼ同様であるが、規制部102が隣接する外周部101a(ケース101の外周部101aのうち、フレキシブル配線基板30に覆われない左右両側の部分、図1参照)に比べて厚肉に構成されている点で異なる。そして、この規制部102のフレキシブル配線基板102側の端部に平坦面102aが形成されている。
このように隣接する外周部101aよりも規制部102が厚く形成されることにより、平坦面102aの幅を広げることができ、その結果、第1実施形態のように間隙Gが存在しても、或いは、間隙Gが第1実施形態よりも多少大きくなっても、フレキシブル配線基板30の規制部102側への撓み変形をさらに低減できる。
なお、本実施形態の構成を上記第1実施形態乃至第5実施形態の特徴点と共に採用することができることはもちろんである。たとえば、第4実施形態の構成を採用し、規制部102をフレキシブル配線基板30の隣接部位30Bに接着固定してもよい。
[電子機器]
最後に、上述した各実施形態に係る電気光学装置を電子機器に搭載してなる実施形態に説明する。この電子機器は、上記電気光学装置100を表示部に搭載してなる電子機器であり、図9は、電子機器における電気光学装置100に対する制御系(表示制御系)の全体構成を示す概略構成図である。ここに示す電子機器は、表示情報出力源291と、表示情報処理回路292と、電源回路293と、タイミングジェネレータ294と、バックライト40への電力供給を行う光源制御回路295とを含む表示制御回路290を有する。また、電気光学装置(液晶表示装置)100には、上述の構成を有する電気光学パネル10と、この電気光学パネル10を駆動する駆動回路20と、電気光学パネル10を照明するためのバックライト40とが設けられている。この駆動回路20は、上記のように電気光学パネル10に直接実装されている電子部品で構成されるが、上記のような態様の他に、電気光学パネル10の基板表面上に形成された回路パターン、或いは、電気光学パネル10に導電接続された回路基板、上記のフレキシブル配線基板30などの他の電子部品上に実装された半導体ICチップ若しくは回路パターンなどによっても構成することができる。
表示情報出力源291は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等からなるメモリと、磁気記録ディスクや光記録ディスク等からなるストレージユニットと、デジタル画像信号を同調出力する同調回路とを備え、タイミングジェネレータ294によって生成された各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号等の形で表示情報を表示情報処理回路292に供給するように構成されている。
表示情報処理回路292は、シリアル−パラレル変換回路、増幅・反転回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回路等の周知の各種回路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、その画像情報をクロック信号CLKと共に駆動回路20へ供給する。駆動回路20は、走査線駆動回路、信号線駆動回路及び検査回路を含む。また、電源回路293は、上述の各構成要素にそれぞれ所定の電圧を供給する。
光源制御回路295は、電源回路293から供給される電圧に基づいてバックライト40の光源に電力を供給し、所定の制御信号に基づいて光源の点灯の有無及びその輝度等を制御するようになっている。
図10は、本発明に係る電子機器の一実施形態である携帯電話機を示している。ここに示す携帯電話機200は、複数の操作ボタン、送話口などを備えた操作部201と、受話口などを備えた表示部202とを有し、表示部202の内部に上記の電気光学装置100が組み込まれてなる。そして表示部202の表面(内面)上に電気光学装置100の表示領域100A(図1参照)を視認することができるようになっている。この場合、携帯電話機200の内部には、上記電気光学装置100を制御する上記の表示制御回路290が設けられる。この表示制御回路290は電気光学装置100の表示態様を決定する。
また、本発明に係る電子機器としては、図10に示す携帯電話機の他に、液晶テレビ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワークステーション、テレビ電話、POS端末機などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として本発明に係る液晶表示装置を用いることができる。
尚、本発明は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記の実施形態においては、電気光学パネルの例示として液晶表示パネルを備えた液晶表示装置について説明したが、本発明は、液晶表示装置に限らず、有機エレクトロルミネッセンス表示装置や電気泳動表示装置などの他の電気光学装置であっても構わない。
第1実施形態の全体構成を示す概略平面図。 第1実施形態のフレキシブル配線基板の実装部近傍を示す拡大部分縦断面図。 第2実施形態のフレキシブル配線基板の実装部近傍を示す拡大部分縦断面図。 第3実施形態のフレキシブル配線基板の実装部近傍を示す拡大部分縦断面図。 第4実施形態のフレキシブル配線基板の実装部近傍を示す拡大部分縦断面図。 第5実施形態のフレキシブル配線基板の実装部近傍を示す拡大部分縦断面図。 第6実施形態のフレキシブル配線基板の実装部近傍を示す拡大部分縦断面図。 従来構造を各実施形態の構成に対応させて示す拡大部分縦断面図。 電子機器の表示制御系を示す概略構成ブロック図。 電子機器の外観を示す概略斜視図。
符号の説明
100…電気光学装置、10…電気光学パネル、20…集積回路、30…フレキシブル配線基板、30A…端子接続部、30b…隣接部位、101…ケース、101a…外周部、102…規制部、102a…平坦面、102b…張出規制部、103…スペーサ、104…接着剤

Claims (8)

  1. 電気光学パネルと、該電気光学パネルを構成する基板の一方の面側の基板端縁に実装された端子接続部を備えたフレキシブル配線基板と、前記電気光学パネルを収容するケースとを具備する電気光学装置であって、
    前記ケースは、前記基板端縁から外側の前記フレキシブル配線基板と重なる領域の前記基板の他方の面側に配置された規制部を有し、
    前記規制部は、前記フレキシブル配線基板の前記基板端縁の外側に隣接する隣接部位を前記基板の一方の面の延長方向に沿って平坦に延在させた態様で、前記隣接部位に密接し、或いは、前記隣接部位に対し前記フレキシブル配線基板の厚み以下の間隙を介して対向配置されることを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記規制部は、前記フレキシブル配線基板側に前記基板の一方の面と略平行な平坦面を備えていることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記フレキシブル配線基板は前記配線パターンを前記規制部側から被覆する絶縁層を有し、該絶縁層が前記規制部上に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気光学装置。
  4. 前記規制部は、前記フレキシブル配線基板側の端部に厚み方向に張り出し形成された張出規制部を有し、或いは、前記ケースの隣接する外周部より厚く形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  5. 電気光学パネルと、該電気光学パネルを構成する基板の一方の面側の基板端縁に実装された端子接続部を備えたフレキシブル配線基板と、前記電気光学パネルを収容するケースとを具備する電気光学装置であって、
    前記ケースは、前記基板端縁から外側の前記フレキシブル配線基板と重なる領域の前記基板の他方の面側に配置された規制部を有し
    前記規制部は、前記フレキシブル配線基板の前記基板端縁の外側に隣接する隣接部位を前記基板の一方の面の延長方向に沿って平坦に延在し、
    前記隣接部位と前記規制部との間に両者に密接するスペーサが介挿されていることを特徴とする電気光学装置。
  6. 前記スペーサは可撓性樹脂材であることを特徴とする請求項5に記載の電気光学装置。
  7. 前記隣接部位が前記規制部に直接若しくは間接的に接着されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電気光学装置と、該電気光学装置の制御手段とを搭載したことを特徴とする電気光学装置。
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