JP2008273880A - 紫外線遮蔽樹脂、及び樹脂粉体、化粧料 - Google Patents

紫外線遮蔽樹脂、及び樹脂粉体、化粧料 Download PDF

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Abstract

【課題】UV−AおよびUV−Bの両紫外線に対し優れた紫外線防御効果を有し、しかも可視光領域での不自然な吸収、散乱のない優れた光学特性を有するポリイミド構造を有する樹脂、粉体、並びにポリイミド構造を有する粉体を含有する化粧料を提供する。
【解決手段】ポリイミド粒子に酸化チタンと同程度の極めて高い紫外線防御効果を有すること、並びに本ポリイミド粒子を化粧料中に配合することにより、使用感触が良好で使用時の不自然な白さがなく、また、紫外線防御効果に優れる化粧料を得られる。即ち、特定構造のポリイミド構造を有する紫外線遮蔽樹脂及びこの樹脂よりなる粉体、該粉体を配合した化粧料組成物である。
【選択図】図1

Description

本発明は紫外線遮蔽樹脂、及び樹脂粉体、化粧料、特に光学特性に優れたポリイミド構造を有する樹脂の改良に関する。
従来、サンスクリーンなどの日焼け止め化粧料等に含まれる無機の紫外線散乱剤として、酸化チタンや酸化亜鉛がおもに用いられている。しかしながら、酸化チタンは波長280〜320nmの紫外線B波(UV−B)に対する防御効果は高いものの、可視領域における透明性が低く、肌に塗布した場合、不自然な白さが目立つ。一方、酸化亜鉛は、可視領域での透明性が高く、波長320〜400nmの紫外線A波(UV−A)およびUV−Bの両紫外線に対する防御が可能であるものの、その紫外線防御効果は酸化チタンには及ばず、また水分散時には亜鉛イオンが溶出し、化粧料の安定性に影響を与える場合がある。
また多くの化粧料には使用感触を改善する為、アクリル酸系樹脂やポリアミド樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂等の各種の高分子化合物が配合されているが、これらには紫外線を防御する機能は有していない。
特開平8−60022 特開平8−253317 特開2003−84322 Jun Hu et al. Journal of Applied Polymer Science, 89,1124-1131(2003) 高分子論文集, Vol.57, No.5, p271-276, May.2000
本発明は前記従来技術に鑑みなされたものであり、その解決すべき課題は、UV−AおよびUV−Bの両紫外線に対し優れた紫外線防御効果を有し、しかも可視光領域での不自然な吸収、散乱のない優れた光学特性を有するポリイミド構造を有する樹脂、粉体、並びにポリイミド構造を有する粉体を含有する化粧料を提供することにある。
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ポリイミド粒子に酸化チタンと同程度の極めて高い紫外線防御効果を有することを見出し、本ポリイミド粒子を化粧料中に配合することにより、使用感触が良好で使用時の不自然な白さがなく、また、紫外線防御効果に優れる化粧料を得られることを見出した。
すなわち、本発明にかかる紫外線遮蔽樹脂は、ポリイミド構造を有する。
また、前記樹脂において、ポリイミド構造が下記式1の構成単位を含むことが好適である。
Figure 2008273880
なお、前記式1において、R1及びR2はそれぞれ下記の構造を有する。
Figure 2008273880
Figure 2008273880
また、nは整数である。
また、本発明にかかる紫外線遮蔽粉体は、前記紫外線遮蔽樹脂を含むものである。
また、前記粉体において、その平均粒子径が10nm〜100μmであることが好適である。
また、本発明にかかる化粧料は、前記式1に示す芳香族ポリイミド構造を有する樹脂を含む粉体を配合したことを特徴とする。
本発明は、ポリイミド構造を有する粉体を配合した樹脂、粉体及び化粧料に関するもので、紫外線A波(UV−A)、紫外線B波(UV−B)の双方に対する紫外線防御効果、仕上がり、使用感触に優れるるポリイミド含有粉体、並びにポリイミド含有粉体を配合した化粧料である。
以下、本発明について詳述する。
本発明におけるポリイミド樹脂については、当業者間で周知のどのような方法で調整しても構わないが、ジアミンと無水テトラカルボン酸を反応させ、前躯体のポリアミド酸を調整し、加熱によりイミド化することで得ることが望ましい。
この際に、原料として用いるジアミンや無水テトラカルボン酸の構造中に水酸基やアミノ基、カルボキシル基、アルデヒド基、スルホン酸基、チオール基等の各種官能基を導入してもかまわない。
また、本発明に用いられるポリイミド樹脂粉体は特に限定されるものでないが、化粧料に配合する点から、平均一次粒子径10nm〜100μmが好ましい。
特に化粧料に粉体を用いる場合などには使用感を向上させる観点から球状であることが好ましく、例えば乳化重合法等、周知の方法により製造することができ、また前記非特許文献1,2及び特許文献3等に記載された方法を採用することもできる。
なお、本発明にかかる粉体は、前記紫外線遮蔽樹脂のみで形成してもよいが、例えばポーラスシリカなどの基粉体に前記樹脂を常法により被覆して用いてもよい。
これらのポリイミド粉体、或いはポリイミド複合粉体はすでに公知であるが、これらに優れた紫外線遮蔽能が有ることは知られていない。
ポリイミド構造を有する粉体の紫外線防御効果の測定については、後述の実施例において具体的に述べる。
本発明では、ポリイミド構造を有する粉体には化粧料に配合するために粉体の分散性を向上させる目的で、各種の表面処理(疎水化処理・親水化処理)して用いてもよい。
表面処理方法としては、粉体に撥水性および/または撥油性を付与できる方法であればいかなるものでもよく、その方法は問わないが、例えば気相法、液相法、オートクレーブ法、メカノケミカル法等、通常の表面処理方法を用いることができる。
例えば表面処理剤を原料粉末(ポリイミド粉体)に添加して処理を行う場合、適当な溶媒(水、ジクロルメタン、クロロホルム、ヘキサン、エタノール、キシレン、揮発性シリコーン等)に希釈して添加してもよく、あるいは直接添加してもよい。原料粉末と処理剤の混合攪拌には、ボールミル、ホジャーサイトボールミル、振動ボールミル、アトライター、ポットミル、ロッドミル、パンミル、ホモミキサー、ホモディスパー、ヘンシェルミキサー、ナウターミキサー等も使用することができる。この他にも、原料粉末表面の活性を利用し、気相反応により100℃以下の低温で環状オルガノシロキサンを粉体表面上で重合させる方法(特公平1−54380号)や、前記方法の後に表面のシリコーンポリマーのSi−H部分にグリセロールモノアリルエーテル等のペンダント基を付加させる方法(特公平1−54381号)等も用いることができる。
疎水化処理剤としては、特に限定されるものではないが、脂肪酸デキストリン処理粉末、トリメチルシロキシ珪酸処理粉末、フッ素変性トリメチルシロキシ珪酸処理粉末、メチルフェニルシロキシ珪酸処理粉末、フッ素変性メチルフェニルシロキシ珪酸処理粉末、ジメチルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等の低粘度〜高粘度油状ポリシロキサン処理粉末、ガム状ポリシロキサン処理粉末、メチルハイドロジェンポリシロキサン処理粉末、フッ素変性メチルハイドロジェンポリシロキサン処理粉末、メチルトリクロルシラン、メチルトリアルコキシシラン、ヘキサメチルジシラン、ジメチルジクロルシラン、ジメチルジアルコキシシラン、トリメチルクロルシラン、トリメチルアルコキシシラン等の有機シリル化合物あるいはそれらのフッ素置換体による処理粉末、エチルトリクロルシラン、エチルトリアルコキシシラン、プロピルトリクロルシラン、プロピルトリアルコキシシラン、ヘキシルトリクロルシラン、ヘキシルトリアルコキシシラン、長鎖アルキルトリクロルシラン、長鎖アルキルトリエトキシシラン等の有機変性シランあるいはそれらのフッ素置換体による処理粉末、アミノ変性ポリシロキサン処理粉末、フッ素変性ポリシロキサン処理粉末、フッ化アルキルリン酸処理粉末等が挙げられる。
親水化処理は有機処理、無機処理共に可能である。親水化処理剤としては、特に限定されるものではないが、多価アルコール、多糖類、水溶性高分子、金属アルコキシド、水ガラス等が挙げられる。
本発明のポリイミド粉体を化粧料に含有させて用いることにより、紫外線防御効果に優れ、また、使用性が良く不自然な白さの無い仕上がりに優れた化粧料を得ることができる。
本発明化粧料においては、本発明の効果を損なわない範囲において、通常化粧料中に配合される他の成分を配合することができる。このような成分としては、例えばワセリン、ラノリン、セレシン、カルナバロウ、キャンデリラロウ、高級脂肪酸、高級アルコール等の固形または半固形油分、スクワラン、流動パラフィン、エステル油、トリグリセライド等の流動油分、シリコーン油等の油分、ヒアルロン酸ナトリウム、グリセリン等の保湿剤、界面活性剤、顔料、防腐剤、香料、賦活剤、本発明のポリイミド粉体以外の紫外線吸収剤等が挙げられる。
本発明化粧料は、粉末状、ケーキ状、ペンシル状、ステイック状、軟膏状、液体状等、任意の形態をとり得る。例えば、化粧水、乳液、クリーム等のフェーシャル化粧料;ファンデーション、口紅、アイシャドー、頬紅、アイライナー、ネイルエナメル、マスカラ等のメーキャップ化粧料;ヘアトリートメント、ヘアリキッド、セットローション等の毛髪化粧料;サンスクリーン等の日焼け止め化粧料などが本発明化粧料の適応対象となり得る。
なお、上記ポリイミド粉体を化粧料に配合する場合、その配合量は用いる化粧料の形態等により適宜変更し得る。通常、0.1重量%程度以上で目的に応じた量が配合され得るが、一般に0.1〜60重量%程度、好ましくは0.1〜40重量%程度である。
本発明のポリイミド粉体を用いることにより、該被覆粉体自体、UV−A、UV−B領域を通じて紫外線防御効果に優れことから、少ない配合量でも優れた紫外線防御効果を奏する化粧料を得ることができる。他方、紫外線防御効果を高めるために従来に比べて多量に配合しても、酸化チタンのような白っぽい仕上がりになってしまう等の不具合も生じない。
本発明にかかる紫外線遮蔽樹脂によれば、特定のポリイミド構造を有する樹脂の採用により優れた紫外線遮蔽能を発揮することができる。
また、本発明にかかる化粧料によれば、紫外線防御効果に優れるポリイミド粉体、並びに、ポリイミド粉体を含む複合粉体を配合することで、仕上がり、紫外線防御効果に優れる化粧料が提供される。
以下に実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明の技術的範囲はこれら実施例によってなんら限定されるものではない。なお、配合量は、特記しない限り、重量%で示す。
I.ポリイミド粉体
(合成例1)
芳香族ジアミンと当量の無水テトラカルボン酸をDMF溶媒中、室温で24時間攪拌することにより、ポリアミド酸を合成した。得られたポリアミド酸を遠心分離、洗浄後、トルエンを加え、135℃で加熱還流することによりイミド化を行い、遠心分離、洗浄、乾燥により目的とするポリイミド粉体を得た。
〈光透過率〉
[光透過率の測定方法]
試料粉末5%または10%のヒマシ油分散体を5μmのアプリケーターを用いてドローダウンにより石英板に塗布することにより透過率測定用薄膜を作成した。得られた薄膜について積分球を装着した分光光度計(「U−3410」;(株)日立製作所製)で紫外〜可視領域(280〜700nm)の透過率を測定した。
合成例1で得たポリイミド粉体と、現行の紫外線防御剤として汎用されている微粒子酸化チタン(テイカ社製MT-100TV)、それぞれヒマシ油5%分散体としたものの光透過率スペクトルを図1として示す。
図1から明らかなように、本発明のポリイミド粉体は汎用の紫外線防御剤の酸化チタンと同様に、波長280〜400nmの紫外領域では光透過率が低減し、紫外線を透過しにくい(すなわち、紫外線遮断性を有する)ことが認められた。
合成例1で得たポリイミド粉体と、酸化チタンと同様に紫外線防御剤として汎用されている微粒子酸化亜鉛(堺化学社製FINEX-50)、それぞれヒマシ油10%分散体としたものの光透過率スペクトルを図2として示す。
図2から明らかなように、本発明のポリイミド粉体は、酸化亜鉛に比べ、波長280〜400nmの紫外領域、特に波長280〜320nmの紫外線B波長領域で光透過率が低く、より紫外線を透過しにくい(すなわち、酸化亜鉛よりも紫外線B波の防御効果が高い)ことが認められた。
II.ポリイミド粉体を含む化粧料
上記の合成例1で述べた方法により得たポリイミド粉体を用いて、下記表2に示す組成でサンスクリーンを調製した(実施例1)。また、コントロールとして、紫外線散乱剤として酸化チタン(比較例1)、酸化亜鉛(比較例2)を配合したものを用いた。これらを用いて、下記に示す評価方法により紫外線防御効果(光透過率の低下)と使用性の評価を行った。結果を表1に示す。
[紫外線防御効果]
試料を石英板に1mg/cm2塗布し、ソーラーシミュレーター(米国ソーラー・ライト社製)を照射し、スペクトルラジオメーター(ウシオ電気社製)にて透過紫外線(290〜400nm)を測定した。
[使用性の評価]
上記実施例のポリイミド粉体を配合した各種化粧料を、20名の専門パネルによる使用テストを行い、塗布時の化粧料ののび、塗布後の肌のなめらかさ、仕上がりの自然さ等の使用感、仕上がりに関する評価項目それぞれについて、下記の評価点基準に基づいて評価した。次いで、各人がつけた評価点の平均点より実用特性評価を行った。
(評価点基準)
5点:非常に優れている。
4点:優れている。
3点:普通。
2点:劣る。
1点:非常に劣る。
化粧料の処方と評価結果を以下に示す。
Figure 2008273880
表1の結果から明らかなように、コントロールに比べ試料1では、より自然な仕上がりと高い紫外線防御効果が得られることがわかる。
III.処方例
以下に実施例2〜10の処方を示す。各処方中、ポリイミド粉体は上記合成例1で得た粉体を用い、必要に応じ常法により表面処理(疎水化処理)を施した。
実施例2 日焼け止めクリーム
(配合成分) (重量%)
(1)デカメチルシクロペンタシロキサン 28
(2)ジメチルポリシロキサン 3
(3)セチルイソオクタノエート 2
(4)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 3
(5)ビタミンEアセテート 0.05
(6)パラベン 適量
(7)香料 適量
(8)有機変性粘土鉱物 1
(9)ポリイミド粉末 18
(10)球状ポリエチレン 3
(11)ジプロピレングリコール 5
(12)エデト酸3ナトリウム 0.1
(13)精製水 残余
[製法]
(1)〜(8)を70℃に加熱溶解し、(9)、(10)を加え、分散機で分散混合した(油相)。(10)〜(12)を混合して50℃に加熱し、これを油相にホモミキサーで攪拌しながら徐々に加え、十分均一に混合攪拌した後、冷却した。
実施例3 日中用クリーム
(配合成分) (重量%)
(1)セタノール 2
(2)ステアリン酸 3
(3)スクワラン 5
(4)ホホバ油 10
(5)自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 3
(6)香料 適量
(7)精製水 残余
(8)ジプロピレングリコール 7
(9)モンモリロナイト 1
(10)エデト酸3ナトリウム 0.07
(11)ヘキサメタリン酸ソーダ 0.1
(12)ポリイミド粉末 8
(13)トリエタノールアミン 1
[製法]
(1)〜(6)を70℃に加熱し、完全溶解した(油相)。(7)〜(12)を分散機にて分散混合し、70℃に加熱した(水相)。油相を水相に加えて、乳化機で乳化した後、熱交換器を用いて冷却した。
実施例4 クリーム状ファンデーション
(配合成分) (重量%)
(1)デカメチルシクロペンタシロキサン 30
(2)ジメチルポリシロキサン 3
(3)流動パラフィン 2
(4)ベンジルジメチルステアリルアンモニウムクロライド 0.6
(5)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 3
(6)ビタミンEアセテート 0.05
(7)パラベン 適量
(8)香料 適量
(9)ポリイミド粉末 1
(10)金属石鹸処理タルク 1
(11)着色顔料 適量
(12)グリセリン 5
(13)スメクトン 1
(14)エデト酸3ナトリウム 0.02
(15)精製水 残余
[製法]
(1)〜(8)を70℃に加熱溶解し、次いでここに(9)〜(11)を加え、分散機で分散混合した(油相)。(12)〜(15)を混合して50℃に加熱し、これを油相にホモミキサーで攪拌しながら徐々に加え、十分均一に混合攪拌した後、冷却した。
以下、実施を行った他の処方を示す。
実施例5 乾式製造パウダリーファンデーション
タルク 残余
セリサイト 15
マイカ 10
酸化チタン 10
ベンガラ 0.8
黄酸化鉄 2
黒酸化鉄 0.1
シリコンエラストマー 5
微粒子酸化亜鉛 1
微粒子酸化チタン 3
ポリイミド粉末 3
合成金雲母 1
ベンガラ被覆雲母チタン 1
パラメトキシ桂皮酸2−エチルへキシル 3
ジメチルポリシロキサン 5
リンゴ酸ジイソステアリル 1
トリ2−エチルヘキサンサングリセリル 3
セスキイソステアリン酸ソルビタン 1
エチルパラベン 適量
酸化防止剤 適量
香料 適量
実施例6 湿式製造パウダリーファンデーション
シリコン処理セリサイト 10
シリコン処理タルク 5
シリコン処理雲母 残余
アルキル変性シリコン樹脂処理黄酸化鉄 2
アルキル変性シリコン樹脂被覆ベンガラ 1
アルキル変性シリコン樹脂被覆黒酸化鉄 適量
アルキル変性シリコン樹脂被覆酸化チタン 10
リン酸水素カルシウム 3
ポリイミド粉末 5
硫酸バリウム 2
マイカ被覆シリコンエラストマー 8
パラメトキシ桂皮酸2−エチルへキシル 3
無水ケイ酸 1
酸化チタン 2
α−オレフィンオリゴマー 3
ジメチルポリシロキサン 8
メチルハイドロジェンポリシロキサン 0.5
セスキイソステアリン酸ソルビタン 1
酸化防止剤 適量
防腐剤 適量
実施例7 ルースタイプ白粉
シリコン被覆タルク 残余
シリコン被覆マイカ 20
ミリスチン酸亜鉛 3
ステアリン酸アルミニウム 0.1
無水ケイ酸 5
シリコンエラストマー 10
ポリイミド粉末 20
無水ケイ酸 6
ベンガラ被覆雲母チタン 2
黄酸化鉄 0.1
色素 適量
酸化防止剤 適量
防腐剤 適量
香料 適量
実施例8 W/O乳化型ファンデーション
ジメチルポリシロキサン 15
デカメチルシクロペンタシロキサン 20
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 5
高分子量アミノ変性シリコン 0.1
グリセリン 5
1,3−ブチレングリコール 10
パルミチン酸 0.5
マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル 0.1
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 0.2
シリコン被覆黄酸化鉄 2
シリコン被覆ベンガラ 1
シリコン被覆黒酸化鉄 0.3
シリコン被覆酸化チタン 7
シリコン被覆タルク 5
シリコン被覆紡錘状酸化チタン 3
ポリイミド粉末 5
L−グルタミン酸ナトリウム 0.5
酢酸DL−α−トコフェロール 適量
パラオキシ安息香酸エステル 適量
トリメトキシケイヒ酸メチルビス 適量
(トリメチルシロキシ)シリルイソペンチル 0.1
ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 1.5
タルク被覆シリコンエラストマー 5
精製水 残余
香料 適量
実施例9 W/O 2層分散型 乳化ファンデーション
デカメチルシクロペンタシロキサン 10
ドデカメチルシクロヘキサシロキサン 20
トリメチルシロキシケイ酸 1
ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)
メチルポリシロキサン共重合体 3
エタノール 10
イソステアリン酸 0.5
シリコン被覆酸化チタン 10
シリコン被覆タルク 5
ポリイミド粉末 1
球状無水ケイ酸 5
シリコンエラストマー粉末 5
シリコン被覆マイカ 適量
クエン酸ナトリウム 適量
N−ラウロイル−L−リジン 0.5
酢酸DL−α−トコフェロール 0.1
D−δ−トコフェロール 0.1
クララエキス 1
シリコン被覆ベンガラ 適量
シリコン被覆黄酸化鉄 適量
シリコン被覆黒酸化鉄 適量
メリロートエキス 2
精製水 残余
実施例10 油性 2層分散型 ファンデーション
ドデカメチルシクロヘキサシロキサン 15
デカメチルシクロペンタシロキサン 残余
3−トリス(トリメチルシロキシ)
シリルプロピルカルバミド酸プルラン 3
エタノール 10
イソステアリン酸 0.5
ミリスチン酸処理酸化亜鉛 0.5
シリコン被覆酸化チタン 8
シリコン被覆タルク 7
ステアリン酸アルミ被覆微粒子酸化チタン 3
ポリイミド粉末 2
シリコンエラストマー 5
球状無水ケイ酸 2
リン酸L−アスコルビルマグネシウム 0.2
酢酸DL−α−トコフェロール 0.1
D−δ−トコフェロール 0.1
パラメトキシ桂皮酸2−エチルへキシル 5
シリコン被覆ベンガラ 適量
シリコン被覆黄酸化鉄 適量
シリコン被覆黒酸化鉄 適量
香料 適量
実施例11 油中水型乳化日焼け止め乳液
(配 合 成 分) (質量%)
(1)デカメチルシクロペンタシロキサン 15
(2)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 1
(3)オレフィンオリゴマー 10
(4)ジメチルポリシロキサン 10
(5)オクチルメトキシシンナメート 10
(6)オクトクリレン 5
(7)ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 2
(8)フェノキシエタノール 0.5
(9)香料 0.5
(10)有機変性粘土鉱物 0.1
(11)疎水化処理(シラン処理)・カチオン処理酸化亜鉛 15
(12)ポリイミド粉末 5
(13)架橋型シリコーン・網状型シリコーンブロック共重合体 5
(KSP100)
(14)イオン交換水 残余
(15)グリセリン 3
16)エデト酸塩 適量
(製造方法)
(1)〜(9)を室温で混合溶解し、あらかじめ油相を調製しておく。次に、(10)〜(13)を加え、ディスパーで分散混合する。(14)〜(16)を混合溶解してから油相へディスパーで攪拌しながら徐々に添加し、十分均一に混合溶解して目的の日焼け止め乳液を得た。
実施例12 油中水型乳化日焼け止め乳液
(配 合 成 分) (質量%)
(1)デカメチルシクロペンタシロキサン 20
(2)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 1
(3)オレフィンオリゴマー 10
(4)ジメチルポリシロキサン 10
(5)オクチルメトキシシンナメート 10
(6)オクトクリレン 5
(7)パラベン 0.5
(8)香料 0.5
(9)有機変性粘土鉱物 0.1
(10)疎水化処理(シラン処理)・カチオン処理酸化亜鉛 8
(11)ポリイミド粉末 7
(12)疎水化処理(シラン処理)・シリカ被覆二酸化チタン 5
(13)架橋型シリコーン・網状型シリコーンブロック共重合体 5
(KSP105)
(14)イオン交換水 残余
(15)グリセリン 3
(16)エデト酸塩 適量
(製造方法)
(1)〜(8)を室温で混合溶解し、あらかじめ油相を調製しておく。次に、(9)〜(12)を加え、ディスパーで分散混合する。(13)〜(15)を混合溶解してから油相へディスパーで攪拌しながら徐々に添加し、十分均一に混合溶解して目的の日焼け止め乳液を得た。
実施例13 油中水型乳化日焼け止めクリーム
(配 合 成 分) (質量%)
(1)デカメチルシクロペンタシロキサン 20
(2)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 3
(3)セチルイソオクタノエート 10
(4)ジメチルポリシロキサン 5
(5)オクトクリレン 10
(6)2,4−ビス{[4−(2−エチルヘキシルオキシ)−2−
ヒドロキシ]−フェニル}−6−(4−メトキシフェニル)−
1,3、5−トリアジン 0.5
(7)塩化ジステアリルジアンモニウム 0.001
(8)フェノキシエタノール 0.5
(9)香料 0.5
(10)有機変性粘土鉱物 2.5
(11)疎水化処理(シラン処理)酸化亜鉛 7
(12)シリカ粉末 6
(13)ポリイミド粉末 3
(14)架橋型シリコーン・網状型シリコーンブロック共重合体 5
(KSP101)
(15)イオン交換水 残余
(16)1,3−ブチレングリコール 2
(17)エデト酸塩 適量
(製造方法)
(1)〜(9)を70℃で混合溶解し、あらかじめ油相を調製しておく。次に、(10)〜(13)を加え、ディスパーで分散混合する。(14)〜(16)を混合溶解してから油相へディスパーで攪拌しながら徐々に添加し、十分均一に混合溶解して目的の日焼け止めクリームを得た。
上記実施例2〜13はいずれも、塗布時、不自然な白さはみられなかった。また、いずれも紫外線防御効果に優れるものであった。
本発明のポリイミド粉末と、酸化チタンの光透過率を示すグラフである。 本発明のポリイミド粉末と、酸化亜鉛の光透過率を示すグラフである。

Claims (5)

  1. ポリイミド構造を有する紫外線遮蔽樹脂。
  2. 請求項1記載の樹脂において、ポリイミド構造が下記式1の構成単位を含むことを特徴とする紫外線遮蔽樹脂。
    Figure 2008273880




    なお、前記式1において、R1及びR2はそれぞれ下記の構造を有する。
    Figure 2008273880
    Figure 2008273880
    また、nは整数である。
  3. 請求項1ないし2記載の紫外線遮蔽樹脂を含む紫外線遮蔽粉体。
  4. 請求項3記載の粉体において、その平均粒子径が10nm〜100μmであることを特徴とする紫外線遮蔽粉体。
  5. 式1に示す芳香族ポリイミド構造を有する樹脂を含む粉体を配合した化粧料。
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