JP2008273310A - Crawler type work vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、クローラ型作業用車両に関するものである。 The present invention relates to a crawler type work vehicle.
クローラ型の農用トラクタにおいて、駆動スプロケットを、機体の駆動軸に固定されるディスク部と、ディスク部に固定される駆動歯部とを備えて構成し、ディスク部の機体中心側面に駆動歯部を固定して、駆動スプロケットの駆動歯部の間隔が狭くなる第1状態と、ディスク部の機体外側面に駆動歯部を固定して、駆動スプロケットの駆動歯部の間隔が広くなる第2状態とに切り替えるように構成したものは公知である(特許文献1)。
本発明は、クローラ型の作業用車両において、クローラへの雪の付着、堆積、詰りの発生を防止しようとするものである。 The present invention is intended to prevent snow clogging, accumulation, and clogging from occurring on a crawler in a crawler-type work vehicle.
請求項1の発明は、機体の左右両側に一対のクローラ走行装置(6,6)を備えた作業用車両において、機体の後車軸(3,3)により駆動される駆動スプロケット(12,12)、クローラフレーム(11,11)に支持されている前側誘導輪(13,13)及び後側誘導輪(14,14)に走行クローラ(16,16)を巻き掛けて構成し、前記クローラフレーム(11,11)には、前記後側誘導輪(14,14)の前部上方部位で且つ前記駆動スプロケット(12,12)の後部下方部位に位置するようにスクレーパ(41,41)を設け、該スクレーパ(41,41)の左右スクレーパ板(41b,41b)の左右内側端部を平面視で前記後側誘導輪(14,14)の左右中間部に向けて鈍角状に突出して接近させる構成とし、その左右両側部を前記後側誘導輪(14,14)の左右両側部前方に向けて偏平V字状に前方へ傾斜状に延出させて幅広に構成したことを特徴とするクローラ型作業用車両とする。 According to the first aspect of the present invention, in a working vehicle having a pair of crawler travel devices (6, 6) on both right and left sides of the airframe, a drive sprocket (12, 12) driven by the rear axle (3, 3) of the airframe. The traveling crawlers (16, 16) are wound around the front guide wheels (13, 13) and the rear guide wheels (14, 14) supported by the crawler frames (11, 11). 11, 11) is provided with a scraper (41, 41) so as to be located at a front upper part of the rear guide wheel (14, 14) and a rear lower part of the drive sprocket (12, 12), Configuration in which left and right inner ends of left and right scraper plates (41b, 41b) of the scraper (41, 41) project in an obtuse angle toward the left and right intermediate part of the rear guide wheel (14, 14) in a plan view. And A crawler-type work vehicle characterized in that the left and right side portions are widened by extending forward in a flat V shape toward the front of the left and right side portions of the rear guide wheel (14, 14). And
前記構成によると、機体の左右両側に一対のクローラ走行装置(6,6)を備えた作業用車両には、機体の後車軸(3,3)により駆動される駆動スプロケット(12,12)、クローラフレーム(11,11)に支持されている前側誘導輪(13,13)及び後側誘導輪(14,14)に、左右走行クローラ(16,16)が巻き掛けられていて、クローラフレーム(11,11)には、後側誘導輪(14,14)の前部上方部位で且つ駆動スプロケット(12,12)の後部下方部位に位置するようにスクレーパ(41,41)が設けられていている。そして、このスクレーパ(41,41)には左右幅広の左右スクレーパ板(41b,41b)が設けられていて、後側誘導輪(14、14)により持ち上げられた雪は、左右スクレーパ板(41b,41b)の左右内側部から左右両側に向けて案内され、左右後側誘導輪(14,14)の左右両側方に排除される。 According to the above configuration, the working vehicle having a pair of crawler traveling devices (6, 6) on both the left and right sides of the airframe includes a drive sprocket (12, 12) driven by the rear axle (3, 3) of the airframe, The left and right traveling crawlers (16, 16) are wound around the front guide wheels (13, 13) and the rear guide wheels (14, 14) supported by the crawler frames (11, 11). 11, 11) is provided with a scraper (41, 41) so as to be located at a front upper part of the rear guide wheel (14, 14) and a rear lower part of the drive sprocket (12, 12). Yes. The scraper (41, 41) is provided with left and right wide left and right scraper plates (41b, 41b), and the snow lifted by the rear guide wheels (14, 14) is transferred to the left and right scraper plates (41b, 41b). 41b) is guided toward the left and right sides from the left and right inner side portions of the left and right rear guide wheels (14, 14).
請求項2の発明は、前記左右スクレーパ板(41b,41b)の上側縁部を側面視で前下り傾斜状に構成したことを特徴とする請求項1記載のクローラ型作業用車両とする。
前記構成によると、走行中にクローラフレーム(11,11)の後側部が上方へ揺動し、左右スクレーパ板(41b,41b)が上方に移動しても、その上側縁部を側面視で前下り傾斜状に構成しているので、上方に位置している駆動スプロケット(12,12)への衝突干渉を回避することができる。
The invention according to claim 2 is the crawler type work vehicle according to
According to the above configuration, even when the rear side portion of the crawler frame (11, 11) swings upward during traveling and the left and right scraper plates (41b, 41b) move upward, the upper edge portion of the crawler frame (11, 11) can be seen in a side view. Since it is configured to be inclined forward and downward, collision interference with the drive sprockets (12, 12) located above can be avoided.
請求項1の発明は、後側誘導輪(14、14)により持ち上げられた雪を左右スクレーパ板(41b,41b)により左右内側から左右両側に案内排除し、左右走行クローラ(16,16)を円滑に駆動することができる。 According to the first aspect of the present invention, the snow lifted by the rear guide wheels (14, 14) is guided and removed from the left and right inner sides to the left and right sides by the left and right scraper plates (41b, 41b), and the left and right traveling crawlers (16, 16) are removed. It can be driven smoothly.
請求項2の発明は、請求項1発明の前記効果に加えて、左右スクレーパ板(41b,41b)と駆動スプロケット(12,12)との干渉を回避し、耐久性を高めることができる。
In addition to the effects of the invention of
図1は本発明を具備したセミクローラ型農用トラクタの全体側面図である。
農用トラクタ1の機体前側部には左右一対の前輪2,2を設け、機体後部に設けた左右後車軸3,3に左右一対のクローラ走行装置6,6を装着して、セミクローラ型の農用トラクタ1に構成し、運転席部7をキャビン8で覆っている。また、機体の後側部には、図示省略したが、三点リンク機構を介してロータリ耕耘装置等の作業機を連結し、油圧昇降シリンダにより上下回動するリフトアーム及びリフトロッドにより昇降するように構成している。
FIG. 1 is an overall side view of a semi-crawler type agricultural tractor equipped with the present invention.
A pair of left and right front wheels 2 and 2 are provided on the front side of the machine body of the
左右クローラ走行装置6は、図2に示すように、後車軸ケース4における左右後車軸3支持用の筒体回りに回動可能に取り付けられているクローラフレーム11と、後車軸3により駆動される駆動スプロケット12と、クローラフレーム11の下部フレーム部11b前側部に前後方向に移動自在に支持されている前側誘導輪13と、クローラフレーム11の下部フレーム部11b後部に支持されている後側誘導輪14と、クローラフレーム11の下部フレーム部11bに前後方向に沿うように支架している複数の中間転輪15,…と、駆動スプロケット12、前側誘導輪13、後側誘導輪14及び中間転輪15,…に巻き掛けた走行クローラ16により構成されている。
As shown in FIG. 2, the left and right
次に、図3及び図4に基づきクローラ走行装置6の駆動スプロケット12について説明する。
この駆動スプロケット12は、芯金ありのゴム製走行クローラ16を回転駆動するもので、駆動スプロケット12は、基部スプロケット12aと、基部スプロケット12aの外周端部左右両側にボルト12f,12fで固着されている左右リング板12b,12cと、左右リング板12b,12cの外周部に所定間隔毎に取り付けられている左右方向の取付ボルト12d,…・左右ナット12e,…,12e,…と、取付ボルト12dの左右リング板12b,12cの間隔部を覆うように嵌合支持されて転動自在の円形のカラー12g,…により構成されている。そして、左右後車軸3のハブ3aに基部スプロケット12aのハブ部をボルト・ナットで固着している。
Next, the drive sprocket 12 of the
The drive sprocket 12 drives a
また、前記取付ボルト12dを、左右両側の小径の左右ねじ部、及び、中間部が大径の段付きボルトに構成し、左右ねじ部には共に同一方向のねじを刻設し、図3(A)において、左右ナット12e,12e,…が時計方向に回転すると、ねじの締め付け方向の力を受け弛みを防止するように構成している。
Further, the
しかして、駆動スプロケット12外周部の回転方向に隣接する幅広のカラー12g,…の左右中間部と、走行クローラ16の左右中間部のツメ部16a,…が噛み合いながら走行クローラ16は駆動される。また、取付ボルト12dの左右ねじ部を共に同一方向のねじとし、図3(A)において、回転時に接触する泥により左右ナット12e,12e,…が時計方向に回転する力を受けると、左右ナット12e,12e,…、ボルト12f,…が締め付け方向の力を受け弛みが防止される。
Therefore, the
また、基部スプロケット12aの幅広の外周端部左右両側に、左右リング板12b,12cを例えばM12のボルト12f,…で固着し、左右リング板12b,12cの外周部には左右方向の段付き取付ボルト12d,…を挾んで左右ねじ部を左右両側に突出するように支持し、例えばM6の左右ナット12e,…により固着し、段付き取付ボルト12d,…の左右リング板12b,12cの間にカラー12gを嵌合支持している。
In addition, left and
そして、カラー12gの長さは左右リング板12b,12cの間隔よりもやや狭くして、取付ボルト12dに対して回転できるように構成し、また、左右リング板12b,12cの外周端面よりもカラー12gの外周端面を放射方向外周側に位置させるように構成し、カラー12gの左右両端、左右リング板12b,12cの外周端、左右ナット12e,12eの外周端が、左右両側ほど低くなる傾斜面を構成している。
The length of the collar 12g is slightly narrower than the distance between the left and
前記構成によると、走行クローラ16の爪部16aをスプロケットで直接受けるのではなく、回転するカラー12gにより受け、また、カラー12gの左右両端、左右リング板12b,12cの外周端、左右ナット12e,12eの外周端面により左右両側ほど低い傾斜面を構成しているため、走行クローラ16の左右両側部の内側への変形が容易となり摩耗及び亀裂を防ぐことができる。
According to the above configuration, the claw portion 16a of the traveling
また、図3に示すように、農用トラクタ1の後車軸3の左右両側部にハブ3aを構成し、スプロケット12の基部スプロケット12aのハブ内側面に、後車軸3のハブ3a外側面を接合し、例えばM22の8本のボルト・ナット22,…で着脱自在に取り付けている。また、基部スプロケット12aのハブの外側面に外側車軸23のハブの内側面を接合し、例えばM22のボルト・ナット24,…で取り付け、ボルト・ナット22,…とボルト・ナット24,…を互いに干渉しないように交互に配設している。
Also, as shown in FIG. 3, hubs 3a are formed on the left and right sides of the
前記構成によると、後車軸3のハブ3aに取り付けているクローラ走行装置6と後輪(図示省略)との取替えを容易に行なうことができる。
また、図3及び図4に示すように、基部スプロケット12aの外周端部を左右両側に拡がる幅広の板体に構成し、この外周端部を側面視で波型の凹凸部に構成し、この凸部の先端部左右両側に前記左右リング板12b,12cをボルト12f,…により固着し、凹部と左右リング板12b,12cの下端との間に左右開口部12h,…が構成されている。
According to the above configuration, the crawler traveling
Also, as shown in FIGS. 3 and 4, the outer peripheral end of the
また、図3(A)に示すように、側面視において、基部スプロケット12aの前記凹部の形状と走行クローラ16のツメ部16aの形状を相似形で凹部の方をやや大きく構成し、ツメ部16aが凹部に回転時に嵌合しても接触しないように構成している。
Further, as shown in FIG. 3A, in the side view, the shape of the concave portion of the
前記構成によると、基部スプロケット12aの外周端部の前記凹部に走行クローラ16のツメ部16aが駆動時に嵌まり込んでも、ツメ部16aが基部スプロケット12aに接触しないので、走行クローラ16の摩耗を防止することができる。また、基部スプロケット12aの前記凹部と左右リング板12b,12cの下端との間に左右開口部12h,…が構成されているので、基部スプロケット12aの凹部に噛み込んだ泥等を左右開口部12h,…から円滑に排出し泥等の堆積を防止できる。
According to the above configuration, even when the claw portion 16a of the traveling
また、図4に示すように、基部スプロケット12aの外周端部を左右両側に拡がる幅広の板体に構成し、この板体の放射方向外周面を中央部から左右両側に向けて下り傾斜面に構成し、基部スプロケット12aのハブ部の放射方向外周部を左右外側に向けて屈曲させている。しかして、基部スプロケット12aの泥等の落下排出を円滑にして堆積を防止することができる。
Further, as shown in FIG. 4, the outer peripheral end of the
また、図2(A)に示すように、クローラ走行装置6のクローラフレーム11に前側誘導輪13の前側支持体13aを前後方向に調節自在に支持し、調節ボルト13bにより前側誘導輪13を適宜調節位置に固定できるように構成し、また、クローラフレーム11に後側誘導輪14の後側支持体14aをボルト・ナットで固着している。
Further, as shown in FIG. 2A, the
前記構成によると、基部スプロケット12aを後車軸3に取り付けた状態で、クローラフレーム11に対して調節ボルト13bにより前側誘導輪13を後側に移動して走行クローラ16を弛めることにより、走行クローラ16を左右両側から中央寄りに移動させることによりスプロケットに装着することができ、また、前側誘導輪13を前側に戻すと走行クローラ16の走行状態となり、組立て作業が容易となる。
According to the above configuration, the traveling
また、図2に示すように、キャビン8の後側下部にマウントブラケット26を取り付け、クローラフレーム11の中間フレーム部11aには、スイングアーム27の中間部を軸27aで軸支すると共に、スイングアーム27の前側端部を下部フレーム部11bに軸27bを介して枢支連結し、スイングアーム27の後側端部とマウントブラケット26との間をスプリング28で連結し、クローラフレーム11の前側部を下方に押圧し、クローラ走行装置6が常に接地するようにして接地面を広げ、接地圧を小さくしている。
Further, as shown in FIG. 2, a mounting
また、図5に示すように、スイングアーム27の前側部には、上下調節自在のストッパ29を上側に向けて延出し、水平方向の下部フレーム部11bが所定角度上方に回動すると、ストッパ29の上側端部が中間フレーム11aに当接し、クローラフレーム11の上方への回動を規制している。しかして、後進走行時の前記スプリング28の動きを規制して、クローラ走行装置6の前側部の上方への回動を規制し、クローラの接地圧増大を牽制している。
Also, as shown in FIG. 5, a vertically
次に、図2及び図6に基づき、クローラフレーム11の後車軸3への軸支構成について説明する。
左右のクローラフレーム11,11の内側中間フレーム11c,11cの前側部を左右連結フレーム11dにより一体的に連結し、内側中間フレーム11c,11cの後側部を後車軸3,3を覆っているスリーブに嵌合軸支している。また、左右の基部スプロケット12a,12aの左右両側に外側車軸23,23をボルト・ナットで固着し、軸支フレーム11e,11eの筒体11f,11fに外側車軸23,23を軸受32,32を介して軸支している。
Next, based on FIG.2 and FIG.6, the axial support structure to the
A sleeve that integrally connects the front side portions of the inner
筒体11fの中央部凸条11gの左右両側に、左右軸受32,32を配設し、外側車軸23のハブ23aと筒体11fの内側端部との間に、内側ユニタイツシール33aを介装している。また、筒体11fの左右外側面及び外側車軸23の左右両側部に大径の蓋体34を嵌合装着し、外側車軸23の端部にナット37をねじ嵌合して蓋体34を固着している。
Left and
また、筒体11fの外側端部と蓋体34との間に外側ユニタイツシール33bを介装し、蓋体34の内周部と外側車軸23の外周面との間にOリング38を介装し、外側の軸受32と外側ユニタイツシール33bとの間に潤滑油の注油口36を設けている。
An
前記構成によると、外側車軸23を確実にシールしながら駆動スプロケット12を強固に支持することができ、耐久性を高めることができる。
次に、図7及び図8に基づき走行クローラ16における雪の付着防止構成について説明する。
According to the said structure, the
Next, the structure for preventing snow from adhering to the traveling
クローラフレーム11の下部フレーム部11bには、後側誘導輪14の前部上方部位で且つ駆動スプロケット12の後部下方部位に位置するようにスクレーパ41を設け、後側誘導輪14の上方に持ち回りした雪を左右両側に案内排除するように構成している。
The
このスクレーパ41は、下部フレーム部11bの上側面にボルト・ナット42,42で取り付けられる取付部41aと、左右方向に幅広の左右スクレーパ板41b,41bにより構成されている。
The
そして、左右スクレーパ板41b,41bは、平面視で偏平V字状に構成して、その左右内側端部を後側誘導輪14の左右誘導輪部14a,14aの左右中間部に位置させて後方に鈍角状に突出するように接近させ、その左右両側部は左右誘導輪部14a,14aから前方左右両側に向けて離れるように傾斜させ、その左右両端部を左右誘導輪部14a,14aの左右両側部よりも左右側方に突出するように幅広に構成し、また、背面視で左右スクレーパ板41b,41bの左右内側部が高く、左右両側ほど低くなるように下り傾斜に構成している。そして、左右スクレーパ板41b,41bの下側部に取付部41aに取り付け、下部フレーム部11bの上側面に取付部41aを接合し、ボルト・ナット42,42で固着している。
The left and
前記構成によると、図7で後側誘導輪14の左右誘導輪部14a,14aが反時計方向に回転すると、左右誘導輪部14a,14aに付着し、付き回りしている雪は、左右スクレーパ板41b,41bにより削り取られ、平面視で左右両側が前側に傾斜している左右スクレーパ板41b,41bに沿って左右両側に案内されながら排除され、下方の下部フレーム部11bへの雪の落下を少なくすることができる。また、排除中に上側に溢れた雪は左右スクレーパ板41b,41bの上側部から前側に逃れて雪を円滑に排除することができ、左右スクレーパ板41b,41bと左右誘導輪部14a,14aの間に雪が押し固められ停滞するようなこともなく、雪を円滑に排除することができる。
According to the above configuration, when the left and right guide wheel portions 14a and 14a of the
また、正面視で左右スクレーパ板41b,41bの左右中央部を高く、左右両側が低くなるように下り傾斜に構成し、左右スクレーパ板41b,41bの上側縁部を側面視で前下り傾斜に構成しているので、走行中に下部フレーム部11bの後部が上方へ揺動しても、上方に位置している駆動スプロケット12への衝突干渉を回避することができる。
In addition, the left and
また、図8に示すように、スクレーパ41の取付部41aには、前後方向に長い前取付孔41c,後取付孔41dを設け、クローラフレーム11に対してスクレーパ41の取付位置を前後調整できるように構成している。前記構成によると、スクレーパ41と後側誘導輪14との間隔を調節し、雪の付着具合に対応することができる。
Further, as shown in FIG. 8, the
次に、図5、図9及び図10に基づき左右クローラ走行装置6,6の左右幅の調節構成について説明する。
駆動スプロケット12の基部スプロケット12aのハブ内側面と、後車軸3のハブ3aとの間に、スペーサ46を介装してボルト・ナットで固着し、左右幅を拡縮調節するように構成している。そして、キャビン8の後側下部に取り付けているマウントブラケット26と、クローラフレーム11の下部フレーム11bとの間を、上下スイングアーム27,27及びスプリング28により連繋している。
Next, a configuration for adjusting the left and right widths of the left and right
A spacer 46 is interposed between the inner surface of the hub of the
内側中間フレーム部11cに上スイングアーム27の中間部をピン27aで軸支し、上スイングアーム27の筒体部と下スイングアーム27の筒体部をピン27bにより枢支連結し、下スイングアーム27の後側端部をピン27cにより下部フレーム部11bに枢支連結し、上スイングアーム27の後側端部とマウントブラケット26との間をスプリング28で連結している。
An intermediate portion of the
また、前記スペーサ46を介装して左右クローラ走行装置6,6の左右幅を広げた場合には、上スイングアーム27と下スイングアーム27の枢支連結用のピン27bを幅広用の長いものに変更する。そして、長いピン27bの中間部にワッシャ47を介装して上スイングアーム27の筒体部及び下スイングアーム27の筒体部を枢支し、ピン27bの左右両側部に左右止め板48,48をボルトで固着し抜け止めをする。
Further, when the left and right
また、図11に示すように、後車軸3から駆動スプロケット12を取り外し、後車軸3に後輪49を取り付け、車輪型トラクタに変更することができる。そして、このように車輪型に変更したときには、左右後輪49,49の内側に位置しているクローラフレーム11,11の内側中間フレーム11c,11c及び左右連結フレーム11dをそのまま残し、内側中間フレーム11cのピン27aの外側部をカバー50により覆うようにすると、ピン27aのさびや泥の付着を防止することができる。
Moreover, as shown in FIG. 11, the
また、図12に示すように、外側車軸23を軸支する筒体11fの左右外側部に、ブリーザ51を取り付けると、高速長時間運転時のオイル膨張によるシールの破損を防止することができる。
In addition, as shown in FIG. 12, if the
また、ブリーザ51を取り付けるにあたり、図13に示すように構成してもよい。筒体11fにブリーザ51装着用の孔52を構成するにあたり、内側の小径孔52aと、外側の大径孔52bとで構成し、ブリーザ51を装着する。前記構成によると、高速長時間運転時にオイルが膨張しても、ブリーザ51の周辺部への跳ね返りを少なくし、キャップ51c部への跳ね返りを少なくすることができる。
Moreover, when attaching the
また、図14に示すようにブリーザ51を構成してもよい。筒体11fの左右中央部のピロー部11hの左右両側に左右軸受32,32を配設して外側車軸23を支架し、このピロー部11hに対向するようにブリーザ51を設けている。そして、このブリーザ51は、筒体51dと、筒体51dの中間部に配置している移動体51f(円錐体を上下に結合して構成)と、移動体51fの左右両側に装着されている左右Oリング51g,51gと、移動体51fの内外に装着している内側バネ51h、外側バネ51iと、筒体51dに設けられている内側空気穴51j,外側空気穴51jにより構成されている。
Moreover, you may comprise the
前記構成によると、筒体11fの内圧が下降すると、移動体51fは内側バネ51h、外側バネ51iの作用により内側に移動して、左右Oリング51g,51gの内側部により移動体51fと筒体51dの間を閉鎖し、また、筒体11fの内圧が上昇すると、移動体51fは内側バネ51h、外側バネ51iの作用により外側に移動して、左右Oリング51g,51gの外側部により移動体51fと筒体51dの間を閉鎖し、空気穴51j,51jにより空気の流動を促し、筒体11fの内圧を所定範囲に止めることができ、ブリーザ51の耐久性を高めることができる。
According to the above configuration, when the internal pressure of the
また、図15に示すようにブリーザ51を構成してもよい。ブリーザ51は、筒体51dと、筒体51dの中間部に配置している移動体51f(円錐体を上下に結合した形状)と、移動体51fの内側、外側に装着されている内側ゴム膜51k,外側ゴム膜51mと、移動体51fの内外に装着している内側バネ51h、外側バネ51iと、移動体51fの上下両側に設けられている空気移動用のスリット51n,51nとにより構成している。そして、内側ゴム膜51k、外側ゴム膜51mの中央部に穴51o,51oを、移動体51fの内側、外側の円錐部に嵌合させている。前記構成によると、内圧の昇降により移動体51fは内外に移動し、前記実施形態と同様の効果を奏する。
Moreover, you may comprise the
また、図16に示すように、移動体51f外周面の上下中間部に所定長さのスリット51nを連続して構成しても、前記実施形態と同様の効果を奏する。
また、図17に示すように構成してもよい。ブリーザ51の筒体51d外側部には、円錐部51pを下方に突出するように設け、円錐部51pの下側突出部にはゴム膜51qの穴部を嵌合し、円錐部51pの外周部上下中間部に所定長さのスリット51nを設け、ブリーザ51の蓋外周部に空気移動用穴51sを設けている。前記構成によると、内圧の昇降によりゴム膜51qの中央の穴部が上下動して内圧を一定に保ち、前記実施形態と同様の効果を奏する。
As shown in FIG. 16, even if
Moreover, you may comprise as shown in FIG. A conical portion 51p is provided on the outer side of the
また、図18に示すように構成してもよい。ブリーザ51の蓋外周部に複数の空気移動用穴51s,…を設け、この空気移動用穴51s,…の空気をまとめて案内する排気筒体53を設け、この排気筒体53の先端部を下側に向けて屈曲させるように構成する。前記構成によると、ブリーザ51への泥や水の浸入を防ぎながら、前記実施形態と同様の効果を奏する。
Moreover, you may comprise as shown in FIG. A plurality of air movement holes 51s,... Are provided on the outer peripheral portion of the lid of the
1 農用トラクタ
3 後車軸
3a ハブ
6 クローラ走行装置
11 クローラフレーム
12 駆動スプロケット
13 前側誘導輪
14 後側誘導輪
16 走行クローラ
41 スクレーパ
41b スクレーパ板
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JP2010184680A (en) * | 2009-02-13 | 2010-08-26 | Yanmar Co Ltd | Semi-crawler type working vehicle |
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