JP2008272991A - 連続紙収納ケース - Google Patents

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Nobuyuki Sudo
信行 須藤
Masami Nagaoka
正美 長岡
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Abstract

【課題】搬送ユニットの開口部を介して搬送ラインに連続紙を送給するようにした連続紙収納ケースにおいて、収納ケース内の連続紙が減少して少量になると、支えがなくて連続紙は座屈してしまうことになり、収納ケース内で連続紙の負荷が増大し、連続紙の繰出しがうまく行われなくなり、繰出し(送給)不能となってしまうという問題がある。
【解決手段】搬送ユニットの開口部を介して搬送ラインに連続紙を送給するようにした連続紙収納ケースにおいて、背面壁を外側に所定の角度に傾かせたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、連続紙を連続使用するプリンタ装置に連続紙を繰出し搬送する搬送ユニットに接続して用いる連続紙の収納ケースに関する。
連続紙収納ケースは、図13、図14に示す如く、連続紙を搬送する搬送ユニット102の背面(側面)に着脱可能に取り付けられるもので、収納ケース101内には折り畳まれた連続紙103が縦長に収納されている。
連続紙103は、収納ケース101より順次繰出され、搬送ユニット102の挿入口104より送給されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開番号 WO03/032263 A1
しかしながら、上述した従来の技術においては、収納ケース内の連続紙が減少して少量になると、収納ケース内に空間ができてしまう。そこで、連続紙は縦長に収納されているために、図15に示す如く、支えがなくて座屈してしまうことになる。そうなると、収納ケース内で連続紙の負荷が増大し、連続紙の繰出しがうまく行われなくなり、繰出し(送給)不能となってしまうという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、収納ケース内の連続紙の残量が少なくなっても連続紙の変形等によって発生する負荷を増大させることなく、最後まで同じ状態で繰出しを行うようにすることを目的とする。
そこで本発明は、搬送ユニットの開口部を介して搬送ラインに連続紙を送給するようにした連続紙収納ケースにおいて、背面壁を外側に所定の角度(約60°以下の角度)傾かせたことを特徴とする。
また、搬送ユニットの開口部を介して搬送ラインに連続紙を送給するようにした連続紙収納ケースにおいて、少なくとも一方の側壁を外側に所定の角度(約60°以下の角度)傾かせとことを特徴とする。
また、搬送ユニットの開口部を介して搬送ラインに連続紙を送給するようにした連続紙収納ケースにおいて、連続紙をU字状に収納したことを特徴とする。
また、搬送ユニットの開口部を介して搬送ラインに連続紙を送給するようにした連続紙収納ケースにおいて、正面壁および背面壁の上端にそれぞれ内側に向けてひさしを設けたことを特徴とする。
また、搬送ユニットの開口部を介して搬送ラインに連続紙を送給するようにした連続紙収納ケースにおいて、連続紙の約半分の高さ以上の位置に、内部の横方向に支持手段を設け、この支持手段の上に連続紙を載せて両側をたらして逆U字状に収納することを特徴とする。
また、搬送ユニットの開口部を介して搬送ラインに連続紙を送給するようにした連続紙収納ケースにおいて、内部にばねによって前方向もしくは後方向のどちらか一方に移動する可動ガイドを設けたことを特徴とする。
このようにした本発明によると、収納された連続紙の残量が少量になっても、撓まない状態で収納されることになり、少ない残量でも繰出しがうまく行われるという効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明による実施例を説明する。
図1は実施例1を示す側面説明図、図2は背面説明図である。
図において、1は搬送ユニットであり、搬送ライン2が内蔵されており、開口部3から連続紙4がその搬送ライン2に挿入されるようになっている。なお、この開口部の位置が側面でなく後述する収納ケースの上方に位置する形式の場合もあり、その場合は、収納ケースは開口部の下部に位置するように取り付けられることになる。
5は折り畳まれた連続紙4を収納する収納ケースであり、上記搬送ユニット1に従来と同様の機構で着脱可能に取り付けられ、上記開口部3を介して搬送ライン2に連続紙4を送給するものである。
この収納ケース5は、その正面壁および/もしくは背面壁(本実施例では背面壁のみの場合を示す。)6の上端が下端より外側になるように傾斜しており、収納された連続紙4が傾斜した状態で収納されて直立しないようにしてある。この傾斜状態は、収納された連続紙4の残量が少量になったときに正面壁もしくは背面壁の内壁面上に倒れて壁面に支えられて撓まない状態で平面状を保って収納される角度になっていればよく、最大は水平状態の0°から最小は60°程度でよいが、その最小角度は連続紙の紙質等によって決定される角度であり、任意である。
また、上記の構成は、従来と同様の前後壁が垂直状態の収納ケースを、背面壁側に所定角度(上記の例の60°)傾けた状態(倒した状態)で搬送ユニット1に取り付けても同様である。
なお、上記の最大の水平状態0°の場合には、底板上に連続紙が平面状に収納されるもので、底板の面積は連続紙が平坦状に納まる面積が必要であり、その底板上に連続紙は水平に積層状態で収納されるものであり、この場合には前後壁は垂直状態でもよい。
以上の実施例によると、収納された連続紙4の残量が少量になっても正面壁もしくは背面壁の内壁面に倒れて傾斜して壁面に支えられるために、撓まないで平面状態で収納されることになり、少ない残量でも繰出しに支障が生じることがない。
図3は実施例2を示す側面説明図、図4は背面説明図である。
図において、1は搬送ユニットであり、搬送ライン2が内蔵されており、開口部3から連続紙4がその搬送ライン2に挿入されるようになっている。なお、この開口部の位置が側面でなく後述する収納ケースの上方に位置する形式の場合もあり、その場合は、収納ケースは開口部の下部に位置するように取り付けられることになる。
7は折り畳まれた連続紙4を収納する収納ケースであり、上記搬送ユニット1に従来と同様の機構で着脱可能に取り付けられ、上記開口部3を介して搬送ライン2に連続紙4を送給するものである。
この収納ケース7は、従来と同様に連続紙4が収納できる直方体のケースであり、この収納ケースを、搬送ユニット1に対して左右どちらか(本実施例では右)に傾けた状態で取り付けたものである。
この取り付け角度は、残量が少なくなった状態でも連続紙4が左右の一方に自然に傾いて連続紙1の側端がその側壁面に当接する角度であればよく、本実施例では底面から60°程度としたが、その角度は連続紙の紙質等によって決定される角度であり、任意である。
このようにして、連続紙4の側端が側壁面に当接することにより、折り畳まれている折り畳み端面が側壁面に当接するために傾いても座屈することなく整列し、重力方向の座屈もなく、安定した繰出しが可能となる。
また、上記構成は、図示しないが、右側壁および/もしくは左側壁を傾斜さて構成してもよく、これにより収納する連続紙4を横方向に傾斜した状態で収納することにより、直立しないようになる。この傾斜状態も、収納された連続紙4の残量が少量になったときに右側壁もしくは左側壁の内壁面に倒れて傾斜して壁面に支えられて撓まない状態で収納される角度になっていればよく、その角度は、上記同様に連続紙の紙質等によって決定される。なお、この場合、底板も同様に傾斜しているとよい。
以上説明した本実施例によると、収納された連続紙4の残量が少量になっても右側壁もしくは左側壁の内壁面に倒れて傾斜して壁面に支えられるために、撓まない状態で収納されることになり、少ない残量でも繰出しがうまく行われなくなるようなことがない。
図5は実施例3を示す側面説明図、図6は背面説明図である。
図において、1は搬送ユニットであり、搬送ライン2が内蔵されており、開口部3から連続紙4がその搬送ライン2に挿入されるようになっている。なお、この開口部の位置が側面でなく後述する収納ケースの上方に位置する形式の場合もあり、その場合は、収納ケースは開口部の下部に位置するように取り付けられることになる。
8は折り畳まれた連続紙4を収納する収納ケースであり、上記搬送ユニット1に従来と同様の機構で着脱可能に取り付けられ、上記開口部3を介して搬送ライン2に連続紙4を送給するものである。
この収納ケース8は、底板9がU字状に湾曲しており、その正面壁および背面壁6の上端にそれぞれ内側上方に向けてひさし10を設けて出口より連続紙が異常に排出されることを規制する。
以上の収納ケース8によると、連続紙4を中程から曲げてU字形に湾曲させて収納し、その内側から繰出すようにすることによって、連続紙は残量が少なくなっても、収納ケース内でU字形に保たれて座屈するようなことがなく、繰出し時に負荷が増大するようなことなく、安定した送給が可能となる。
なお、上記構成においては、連続紙4がU字形に収納されればよいために、底板は必ずしも湾曲したU字型である必要はなく、多角形や平坦状態でもよく、連続紙を収納時に中程から曲げてU字形にして収納すればよい。
図7は実施例4を示す側面説明図、図8は背面説明図である。
図において、1は搬送ユニットであり、搬送ライン2が内蔵されており、開口部3から連続紙4がその搬送ライン2に挿入されるようになっている。なお、この開口部の位置が側面でなく後述する収納ケースの上方に位置する形式の場合もあり、その場合は、収納ケースは開口部の下部に位置するように取り付けられることになる。
11は折り畳まれた連続紙4を収納する収納ケースであり、上記搬送ユニット1に従来と同様の機構で着脱可能に取り付けられ、上記開口部3を介して搬送ライン2に連続紙4を送給するものである。
この収納ケース11は、内側中程の両側方向に支持軸12が設けてあり、その支持軸12の設置高さは、折り畳まれた連続紙の約半分の高さもしくはそれ以上であり、折り畳まれた連続紙4の中程をこの支持軸12の上に載せて両側をたらして逆U字状に収納する。
なお、上記構成において、連続紙が両側をたらした状態で収納されればよいために、必ずしも支持軸でなくてもよく、その高さまでの高さにした支持壁を設け、その上端に連続紙を載せて逆U字状に収納してもよい。このような支持軸や支持壁を本実施例では支持手段という。
以上の収納ケース11によると、連続紙4を逆U字形に支持軸12に垂らして収納し、外側から繰出すようにすることによって、連続紙は残量が少なくなっても、収納ケース内で逆U字形に保たれて座屈するようなことがなく、繰出し時に負荷が増大するようなことなく、安定した送給が可能となる。
図9は実施例5を示す側面説明図、図10は背面説明図である。
図において、1は搬送ユニットであり、搬送ライン2が内蔵されており、開口部3から連続紙4がその搬送ライン2に挿入されるようになっている。なお、この開口部の位置が側面でなく後述する収納ケースの上方に位置する形式の場合もあり、その場合は、収納ケースは開口部の下部に位置するように取り付けられることになる。
13は折り畳まれた連続紙4を収納する収納ケースであり、上記搬送ユニット1に従来と同様の機構で着脱可能に取り付けられ、上記開口部3を介して搬送ライン2に連続紙4を送給するものである。
この収納ケース13は、ケース内に前側から後側(後側から前側でも可)に板ばねやコイルばね等のばね15等の支持手段によって押圧される可動ガイド14を設け、連続紙4を常に軽く押圧して連続紙4が撓んだり屈折したりしないようにしてある。この可動ガイド14の押圧力は、強いと連続紙の繰出しに支障をきたすために弱い押圧力である。要するに上記の如く、連続紙が撓まないようにすればよく、必ずしも可動ガイド14が連続紙4に当接している必要もなく、連続紙4と可動ガイド14との間にわずかな隙間を保った状態としてもよい。
連続紙4は、背面壁(または正面壁)6と可動ガイド14との間に通常の立てた状態で収納される。
以上の収納ケース13によると、連続紙4を可動ガイド14によって保持したことにより、連続紙は残量が少なくなっても、収納ケース内で撓んだり座屈したりするようなことがなく、繰出し時に負荷が増大するようなことなく、安定した送給が可能となる。
図11は実施例6を示す側面説明図、図12は背面説明図である。
図において、1は搬送ユニットであり、搬送ライン2が内蔵されており、開口部3から連続紙4がその搬送ライン2に挿入されるようになっている。なお、この開口部の位置が側面でなく後述する収納ケースの上方に位置する形式の場合もあり、その場合は、収納ケースは開口部の下部に位置するように取り付けられることになる。
16は折り畳まれた連続紙4を収納する収納ケースであり、上記搬送ユニット1に従来と同様の機構で着脱可能に取り付けられ、上記開口部3を介して搬送ライン2に連続紙4を送給するものである。
この収納ケース16は、一方の側壁がなく、その上下方向の中程より上方に、両端を正面壁および背面壁に取り付けた突出軸17に軸孔19を介して回転可能に取り付けたコ形状で適宜幅のガイド18が設けてある。このガイド18の軸孔19に連続してクランク状の長孔20が形成してあり、クランク端部21も上記突出軸17に係止するようになっている。このクランク端部21が突出軸17に係止したときに、ガイド18は、側壁のない端面をガイドの幅だけふさぎ、収納した連続紙4が落ちないようになっている。また、軸孔19が突出軸17に係止したときには、ガイド18は回動して収納ケース16の運搬用の柄部となる。
なお、ガイドは上記の構成に限るものではなく、ガイドが回動可能な係止位置から長さが変わる構造であればどのような構造でもよい。
収納ケース16の底板9はU字状に湾曲しており、その正面壁および背面壁の上端にそれぞれ内側に向けてひさし10を設けて出口より連続紙が異常に排出されることを規制する。
以上の収納ケース16によると、連続紙4をU字形に湾曲させて収納し、内側から繰出すようにすることによって、連続紙は残量が少なくなっても、収納ケース内でU字形に保たれて座屈するようなことがなく、繰出し時に負荷が増大するようなことなく、安定した送給が可能となる。
なお、上記構成においては、連続紙4がU字型に収納されればよいために、底板は必ずしも湾曲したU字型である必要はなく、多角形や平坦状態でもよく、連続紙の収納時に連続紙を中程から曲げてU字形にして収納すればよい。
また、上記実施例の説明は、上記実施例3の収納ケースにおいて、一方の側壁がない収納ケースにガイドを取り付けた例で説明をしたが、上記したすべての実施例の収納ケースにおいて上記ガイドを取り付ける構造とすることが可能である。
実施例1を示す側面説明図 実施例1を示す背面説明図 実施例2を示す側面説明図 実施例2を示す背面説明図 実施例3を示す側面説明図 実施例3を示す背面説明図 実施例4を示す側面説明図 実施例4を示す背面説明図 実施例5を示す側面説明図 実施例5を示す背面説明図 実施例6を示す側面説明図 実施例6を示す背面説明図 従来例の側面説明図 従来例の背面説明図 連続紙が撓んだ状態の説明図
符号の説明
1 搬送ユニット
2 搬送ライン
3 開口部
4 連続紙
5 収納ケース
6 背面壁
7 収納ケース
8 収納ケース
9 底板
10 ひさし
11 収納ケース
12 支持軸
13 収納ケース
14 可動ガイド
15 ばね
16 収納ケース
17 突出軸
18 ガイド
19 軸孔
20 長孔
21 クランク端部

Claims (7)

  1. 搬送ラインを有する搬送ユニットに着脱可能に取り付け、搬送ユニットの開口部を介して搬送ラインに連続紙を送給するようにした連続紙収納ケースにおいて、
    背面壁を所定の角度に傾かせたことを特徴とする連続紙収納ケース。
  2. 搬送ラインを有する搬送ユニットに着脱可能に取り付け、搬送ユニットの開口部を介して搬送ラインに連続紙を送給するようにした連続紙収納ケースにおいて、
    少なくとも一方の側壁を所定の角度に傾かせたことを特徴とする連続紙収納ケース。
  3. 搬送ラインを有する搬送ユニットに着脱可能に取り付け、搬送ユニットの開口部を介して搬送ラインに連続紙を送給するようにした連続紙収納ケースにおいて、
    連続紙をU字状に収納したことを特徴とする連続紙収納ケース。
  4. 搬送ラインを有する搬送ユニットに着脱可能に取り付け、搬送ユニットの開口部を介して搬送ラインに連続紙を送給するようにした連続紙収納ケースにおいて、
    正面壁および背面壁の上端にそれぞれ内側に向けてひさしを設けたことを特徴とする連続紙収納ケース。
  5. 搬送ラインを有する搬送ユニットに着脱可能に取り付け、搬送ユニットの開口部を介して搬送ラインに連続紙を送給するようにした連続紙収納ケースにおいて、
    連続紙の約半分の高さ以上の位置に、内部の横方向に支持手段を設け、この支持手段の上に連続紙を載せて両側をたらして逆U字状に収納することを特徴とする連続紙収納ケース。
  6. 搬送ラインを有する搬送ユニットに着脱可能に取り付け、搬送ユニットの開口部を介して搬送ラインに連続紙を送給するようにした連続紙収納ケースにおいて、
    内部にばねによって前方向もしくは後方向のどちらか一方に移動する可動ガイドを設けたことを特徴とする連続紙収納ケース。
  7. 請求項1〜請求項5もしくは請求項6において、
    一方の側壁がなく、その上下方向の中程より上方に、両端を正面壁および背面壁に取り付けた突出軸に軸孔を介して回転可能に取り付けたコ形状で適宜幅のガイドを設け、このガイドが回動可能な係止位置から長さが変わる構造としたことを特徴とする連続紙収納ケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009051029A (ja) * 2007-08-24 2009-03-12 Ricoh Co Ltd 連続帳票用紙の用紙装填装置
JP2012183759A (ja) * 2011-03-07 2012-09-27 Canon Finetech Inc 給紙装置及び画像形成装置

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