JP2008272776A - 裏当装置及び片面溶接装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、被溶接部材E,Eを突き合わせた開先線Mの裏側に配置された裏当装置1であって、開先線Mの長手方向に亘って配設された架台フレーム3と、架台フレーム3の上面に軸支された一群の裏当ローラ4を有する裏当ローラ部5と、裏当ローラ4に支持される底板11を有する裏当部10と、裏当ローラ4上で支持される裏当部10を幅方向に微調整移動させる駆動機構20と、を有することを特徴とする。
【選択図】図4
Description
図6は、特許文献1に係る裏当装置を示した図であって、(a)は、模式平面図、(b)は、(a)のX−X矢視断面図である。特許文献1に係る裏当装置Zは、図6の(a)及び(b)に示すように、長手方向に亘って延設された裏当部100と、裏当部100が載置された架台フレーム101と、裏当部100の両端に形成された駆動機構112,112と、を有する。
また、架台フレーム101の上面部材101a上に図示しないスクレーパを設けて裏当フラックスWを除去する構造も考えられる。しかし、スクレーパを設置したとしても、完全に裏当フラックスWを除去することは困難であった。
前記架台フレームは、前記裏当ローラを軸支する一対の挟持板を有し、前記幅方向に隣り合う前記裏当ローラ同士は互いに離間して設けられていることが好ましい。
本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、第一実施形態に係る裏当装置を備えた片面溶接装置を示した全体斜視図である。図2は、第一実施形態に係る裏当装置を示した拡大斜視図である。図3は、第一実施形態に係る裏当装置を示した図であって(a)は、平面図、(b)は、(a)のA−A線断面図ある。図4は、第一実施形態に係る裏当装置を示した図であって、図3の(a)のB−B線断面図である。なお、実施の形態の説明において、長手方向及び幅方向は図1に示す矢印の方向に従う。
片面溶接装置Fは、片面溶接装置Fの長手方向に所定の間隔をあけて並設された複数のレールGと、レールGの上方に配置された土台フレームHと、レールGと土台フレームHの間に介設され、レールG上を幅方向に移動可能に形成された回転台車部Iと、土台フレームHの内部に設置された裏当装置1とを有する。また、片面溶接装置Fは、裏当装置1の長手方向に走行可能に形成された裏当フラックスホッパF1を有する。さらに、片面溶接装置Fは、裏当装置1の上方において、裏当装置1の長手方向に沿って移動可能な溶接機Jを有する。溶接機Jは、裏当装置1の長手方向に沿って延設されたガイドに移動可能に形成されており、溶接ワイヤ、表フラックスホッパ、ワイヤ送給機、電流・電圧・速度制御装置などが備えられている。
土台フレームHの内部には、以下に詳述する裏当装置1が配置されている。
なお、裏当ローラ5の形状は、円柱体に限定されるものではなく、例えば、球体でもいい。また、裏当ローラ5の数、大きさ、隣り合う裏当ローラ5同士の間隔等は、裏当装置1の大きさ等にしたがって適宜設定すればよい。
駆動させる駆動源Pbとからなる。このように、フラックス回収部Pが形成されているため、裏当フラックスWを銅板14に供給する際や、銅板14から裏当フラックスWを掻き落とす際に落下した裏当フラックスWを回収することができる。
まず、裏当フラックスホッパF1(図1参照)を銅板14に沿って移動させて裏当フラックスWを供給する。そして、パネル移動ローラK及び補助ローラLにより、仮止めされた被溶接部材E,Eを移動させ、裏当装置1の上方に被溶接部材E,Eによって形成された開先線Mを配置させる。そして、駆動機構20を作動させて開先線Mの直下に銅板14が位置するように裏当部10の幅方向の微調整を行う。
この際、裏当装置1によれば、裏当部10の底板11の下面側から裏当ローラ部4が当接しているため、底板11の下面と裏当ローラ5との接触面に裏当フラックスWが堆積することがない。即ち、裏当部10の幅方向への移動の際に、裏当フラックスWの付着によって裏当ローラ5が摩擦抵抗を受けないため、裏当部10の位置合わせを好適に、かつ、精度よく行うことができる。
しかし、第一実施形態による裏当装置1によれば、溶接長(裏当部10)が長い場合であっても、裏当ローラ5に作用する摩擦抵抗を最小限にすることができるため、裏当部10の中央部分に発生する弓なり状の撓みを小さくすることができる。
この点、第一実施形態による裏当装置1によれば、図3の(b)に示すように、昇降手段2がそれぞれの裏当ローラ部4,4・・・の直下に設置されているため、裏当部10を押し上げることによって作用する裏当ローラ5への荷重が昇降手段2に直接伝達される。これにより、架台フレーム3に作用する荷重を効果的に昇降手段2に伝達することができるため、架台フレーム3の強度を小さく設定することができ、架台フレーム3の薄肉化、軽量化を図ることができる。
この点、片面溶接装置Fによれば、昇降手段2の直下に回転台車部Iが配設されているため、荷重が直接回転台車部Iに伝達される。これにより、昇降手段2に伝達される荷重を効果的に回転台車部Iに伝達することができるため、土台フレームHの強度を小さく設定することができ、土台フレームHの薄肉化、軽量化を図ることができる。
次に、本発明に係る第二実施形態について説明する。図5は、第二実施形態に係る裏当装置を示した正面図である。第二実施形態に係る裏当装置1’は、裏当部50が桶状の裏当治具を備える点について第一実施形態と相違する。
即ち、第二実施形態に係る裏当部50は、底板11と、底板11の上部に形成された基礎フレーム12と、基礎フレーム12の上部に形成された桶状の裏当治具51と、裏当治具51の内部に設置されたフラックス容器52及びエアホース13とを有する。このように、裏当装置1’において、銅板10に換えて裏当治具51を備えた裏当部50を採用してもよい。この構成によれば、被溶接部材Eが比較的薄く、目違いがある場合においても好適に溶接を施すことができる。
2 昇降手段
3 架台フレーム
3c 挟持板
4 裏当ローラ部
5 裏当ローラ
10 裏当部
11 底板
20 駆動機構
E 被溶接部材
F 片面溶接装置
M 開先線
W 裏当フラックス(フラックス)
H 土台フレーム
I 回転台車部
i 回転体
Claims (4)
- 一対の被溶接部材を突き合わせた開先線の裏側に配置される裏当装置であって、
架台フレームの上面に軸支された一群の裏当ローラを有する裏当ローラ部と、
前記裏当ローラに支持される底板を有する裏当部と、
前記裏当ローラ上で支持される前記裏当部を幅方向に微調整移動させる駆動機構と、を有することを特徴とする裏当装置。 - 前記裏当ローラ部は、
前記幅方向に亘って前記裏当ローラを直線状に配置した一群からなり、前記架台フレームの長手方向に所定の間隔をあけて複数群に設置されるとともに、
前記裏当ローラ部の下方に、鉛直方向に昇降可能な昇降手段が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の裏当装置。 - 前記底板の幅は、前記裏当ローラ部の幅よりも小さく形成されており、
前記架台フレームは、前記裏当ローラを軸支する一対の挟持板を有し、
前記幅方向に隣り合う前記裏当ローラ同士は互いに離間して設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の裏当装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の裏当装置を備え、
前記昇降手段を支持し、長手方向に延設された土台フレームと、
この土台フレームを支持し、長手方向に所定の間隔をあけて配設された複数の回転体又は支持台と、を有し、
前記回転体又は前記支持台は、前記昇降手段の下方に配設されていることを特徴とする片面溶接装置。
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JP2007117337A JP4732399B2 (ja) | 2007-04-26 | 2007-04-26 | 裏当装置及び片面溶接装置 |
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