JP2008272416A - 家具倒れ防止具 - Google Patents

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JP2008272416A JP2007146141A JP2007146141A JP2008272416A JP 2008272416 A JP2008272416 A JP 2008272416A JP 2007146141 A JP2007146141 A JP 2007146141A JP 2007146141 A JP2007146141 A JP 2007146141A JP 2008272416 A JP2008272416 A JP 2008272416A
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Masazumi Ishida
政澄 石田
Masako Ishida
征子 石田
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Abstract

【課題】箪笥様の縦型家具類が地震時に倒れて被害を大きくするが、これまでの倒れを防止する方法として家具上面と室内天井面を突っ張り止める倒れ防止具や固定止金具類等があるが、しかしながら突っ張り固定の場合、家具が位置する所の天井面が頑強な必要があり、また突っ張り棒の固定が容易ではなく地震動で緩みが出て前向きに倒れるという問題点がある。
また止金具においても家具本体と壁にビス止めする必要があり、賃貸家屋では金具固定のビス傷を残すことになり、ビス止めできるにしても止金具の取り付けが容易ではない問題もある。
【解決手段】弾み移動体2を内蔵した突出体1の外側前方上部に嵌り止溝3、後方外側下部に迫り止4と、一方の外筒内側前方上部に嵌り止7を形成し、該突出体1最後端と該外筒6最後端間に押しバネ8を内設して家具倒れ防止具を構成し家具に設けることで地震発生と同時に内蔵された突出体1が瞬時に前方へ飛び出し、該家具自体で倒れを防ぐ。
【選択図】図1

Description

本発明は、地震時の家具倒れ防止具に関する。
従来の家具倒れ防止具は、家具上部を室内天井面で突っ張って固定するものや壁に直接ビス止めして固定する金具類がある。
特開平08−322665号公報
しかしながら、家具外面上部と室内天井面を突っ張り止めるにしても頑強な天井面を必要としその固定は容易ではなく地震動で緩みが出て前向きに倒れる恐れがある。
また留め金具は家具本体と壁にビス止めするため後に残る傷を生じさせ、しかも硬い壁などへのビス固定が簡単ではない問題がある。
弾み移動体を内蔵した突出体の外側前方上部に嵌り止溝、後方外側下部に迫り止を設け、一方の外筒内前方上部に嵌り止を形成して該突出体最後端と該外筒内最後端間に押しバネを設けて家具倒れ防止具を構成し家具に設ける。
本発明の家具倒れ防止具は、地震時の突き上げ震動や前後震動に弾み移動体の移動弾み作用或は重力作用で瞬時に該突出体を該外筒から飛び出させて家具の倒れを防ぐ。
既設家具の最下部左右両外側面又は最下部左右両内側面にビス又は強力両面テープで簡単に取り付けることができる。
この該家具倒れ防止具は下からの突き上げ地震や前後地震に敏感に反応して突出体を本体から飛び出させ倒れを瞬時に防ぐ。
さらに一旦飛び出した突出体は外筒の内部で迫り止まるので、往復震動中も飛び出したままの状態を維持し続けるので地震中における倒れを確実に防ぐ。
地震静止後、突出体先端に設けた押し戻し用押ボタンの下側をやや上側に向けながら指先で押して突出状態を元に戻して外筒に収納し、またの地震に備える。
本発明の家具倒れ防止具は、家具製作時に該家具の側板下部の内部に填め込み構成するとよく、家具の意匠にも影響がない。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明の1実施例の図で、図1は静止状態を示す図である。
図1〜図6において、1は突出体である。
突出体1は弾み移動体2を前方に内蔵し、その外側上面に嵌り止溝3を形成して前端側に押し戻し5を設ける。
平常時、該突出体1は前方外側上面に形成した嵌り止溝3が、外筒6の前方内部上面下に横断して凸形成した嵌り止7に嵌合して納まり静止状態を保つ。
図1、図2、図4、図6において、2は弾み移動体である。
弾み移動体2は平常時突出体1内部先端のやや後方に在って、地震時の突き上げ震動に重力作用し、また前後震動で嵌り止7の位置へ弾み移動して該嵌り止7に弾み移動体2の上端が接触すると同時に該突出体1の先端を押し下げて嵌り止溝3と嵌り止7の嵌合を解き、外筒6後方に内蔵した押しバネ8の弾力で突出体1を瞬時に前方へ飛び出させ、縦型家具接地面の支点を変えて倒れを防ぐ。
また地震発生時の下側からの突き上げ震動を受けた時該弾み移動体2の重力が瞬時に作用して該突出体1の先端を押し下げ該嵌り止溝3と該嵌り止7の嵌合を解き該突出体1が瞬時に飛び出して支える。
因みに弾み移動体2は、少し重力を有し弾みを得られるものであれば良く円形に限るものではない。
また円形に成形する場合、中央部と両端部を別々に成形し合体構成してもよい。
図1〜図4において、3は嵌り止溝である。
嵌り止溝3は突出体1の外部前方上面上向きに横断する凹を形成する。
平常時は、外筒6の内部前方天井面下向きに横断して凸を形成した嵌り止7に嵌合して該突出体1の収納静止状態を保つ。
図1、図2、図3、図5において、4は迫り止である。
迫り止4は突出体1の後方下面に横断して凸を形成し、地震時の該突出体1の飛び出し時に外筒6の内部前方上面の嵌り止7の下面が突出体1の中央部上面を迫り、該突出体1後方下面に横断して設けた迫り止4の下面が外筒内部底面に迫って該嵌り止7と該迫り止4が互いに影響しあって該突出体1が飛び出し途中で迫り止められ固定される。
従って往復震動での戻り引っ込みが無く震動静止まで突出状態が継続するので倒れ防止の高い安全性が確保できる。
図1〜図5において、5は押し戻しである。
押し戻し5は地震静止後、該地震で突出体1の前方に移動した弾み移動体2を嵌り止溝3の位置よりも奥側へ押しやり移動させて復帰し易くし次の地震に備える状態を成す。
図1、図2において、6は外筒である。
外筒6は突出体1の上面前方に形成した嵌り止溝3が嵌合する嵌り止7を内部前方天井面下向きに横断して凸形成して設け、該突出体1を内包して家具倒れ防止具全体を成す。
図1、図2において、7は嵌り止である。
嵌り止7は外筒6の内部前方天井面に横断突起して設け、平常時に突出体1に設けた嵌り止溝3に嵌合して該突出体1を該外筒6内に収納静止状態に留め置き、また該突出体1の飛び出し時に該突出体1の後方下部の迫り止4と共に飛び出しにおいて迫り合い途中停止を成す。
図1において、8は押しバネである。
押しバネ8は外筒6の内部最後端に突起したバネ受け9を形成し、内蔵の突出体1の最後端に向けて設ける。
該突出体1の最後端と外筒6の内部最後端間で作用し地震発生と同時に瞬発的に突出体1を押し出す。
図1において、9はバネ受けである。
バネ受け9は突出体1を内蔵した外筒6の内部最後端に、該突出体1の最後端に向け突起して設け、押しバネ8の保持と地震静止後の該突出体1を元に押し戻す時のバネの戻りガイドの役目を成す。
本発明の家具倒れ防止具は角型や丸型その他いろんな形状で構成することができ、一般家具の他、商品陳列棚などあらゆる縦型物に使用することができる。
本発明の実施形態を示す静止状態の側面断面図 地震時の作動状態を示す側面断面図及び一部透視図 突出体の側面図 突出体の上面図及び一部透視図 突出体の下面図 突出体の弾み移動体部分の正面図及び一部断面図
符号の説明
1 突出体
2 弾み移動体
3 嵌り止溝
4 迫り止
5 押し戻し
6 外筒
7 嵌り止
8 押しバネ
9 バネ受け

Claims (1)

  1. 弾み移動体を内蔵した突出体の外側前方上部又は下部に嵌り止溝、後方外側上部又は下部に迫り止と、一方の外筒内側前方上部又は下部に嵌り止を形成し、該突出体最後端と該外筒内最後端間に押しバネを設けて構成した家具倒れ防止具及び該家具倒れ防止具を設けた家具。
JP2007146141A 2007-05-02 2007-05-02 家具倒れ防止具 Pending JP2008272416A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8033733B2 (en) 2005-04-29 2011-10-11 Miba Gleitlager Gmbh Bearing element
CN109770555A (zh) * 2019-04-01 2019-05-21 冯金丽 一种智能衣柜

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