JP2008272189A - 扉開放検出装置および方法。 - Google Patents

扉開放検出装置および方法。 Download PDF

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Abstract

【課題】安価な構成により、正確に扉の開放を検出する。
【解決手段】フリップフロップ回路FF1乃至FF6は、所定のデータを記憶する。扉の開放を検出し、扉開放スイッチSW1は、扉の開放が検出された場合、フリップフロップ回路FF1乃至FF6により記憶された所定のデータを消去する。開放判定部4cは、フリップフロップ回路FF1乃至FF6により所定のデータが記憶されているか否かにより扉の開放が検出されたか否かを判定する。本発明は、監視システムに適用することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、扉開放検出装置および方法に関し、特に、安価な構成により、遊技機の扉の不正な開放を確実に検出できるようにした扉開放検出装置および方法に関する。
遊技店において、閉店後の遊技機の不正改造防止が課題となっており、遊技機の電源遮断後に扉の開放を監視する機能が求められている。
現状において、遊技機単体には扉開閉検出機能は搭載されているものの、遊技機の電源供給時しか動作しないものが一般的である。
そこで、予め充電されたコンデンサの電荷を扉が開放された際に放電することで、無電源期間中の扉開放を検出する手段が提案されている(特許文献1参照)。
また、遊技店の設備として、扉開閉検出機能の開閉信号を直接ホールコンピュータに送信する構成や、カバー開閉信号をコントローラに記憶し報知・動作停止処理をする構成などが提案されている(特許文献2,3参照)。
また最近では、遊技機本体にバッテリと開閉検出機能を設けるようにさせ、常に開閉時刻などの履歴を記録し、履歴データをホールコンピュータと通信する構成も提案されている(特許文献4参照)。これは、製品出荷時から常時一定時間毎に開閉状態を検出、記録し、かつ監視ユニットが固有IDを持つことで不正交換を防止するものである。
特開2001−340595号公報 特開2001−009137号公報 特開2005−218597号公報 特開2003−159466号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術においては、扉開放によりコンデンサの電荷を放電した後に、外部電源を用いてコンデンサに再充電することで容易に元の状態に復帰させることができ、扉の不正な開放があったことを示す痕跡が残らない恐れがある。
また、特許文献2に記載の技術においては、扉開閉信号をホールコンピュータに送信する場合、閉店後もホールコンピュータを稼動させておく必要があり、開閉検出機能を実現する配線が短絡されるなどにより、容易に機能が無効化される恐れがある。
さらに、特許文献3に記載の技術においては、扉開閉信号の記憶する機構としてラッチ回路が利用されているが、外部からクリア信号が入力されることで、容易に記憶内容が変更され、元の状態に復帰させられてしまい、扉の不正な開放があったことを示す痕跡が残らない恐れがある。
また、特許文献4に記載の技術においては、バッテリを用いて開閉履歴を記憶する構成であるため、複雑な処理を実行するための演算装置や、プログラムおよび履歴データを保存するための大容量の記憶機構が必要になるため高価となる恐れがある。また、処理の多くを遊技店の全体を管理する演算処理装置に頼る構成となるため、やはり、コスト高となる恐れがある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、例えば、電源の投入を停止した後、所定のデータを記憶させ、遊技機の扉の開放を検出した場合、記憶させていたデータを消去することで、安価で、かつ、確実に扉の開放を検出できるようにするものである。
本発明の一側面の扉開放検出装置は、所定のデータを記憶する記憶手段と、扉の開放を検出し、前記扉の開放が検出された場合、前記記憶手段により記憶された前記所定のデータを消去する消去手段とを含む。
前記記憶手段は、複数ビットからなる前記所定のデータを記憶させるようにすることができ、前記消去手段には、前記扉の開放を検出させ、前記扉の開放が検出された場合、前記記憶手段により記憶された前記所定のデータを全て消去させるようにすることができる。
前記主電源がよりも低い電圧の補助電源をさらに含ませるようにすることができ、前記補助電源とダイオードとが順方向に接続されて、前記記憶手段に電力を供給し、直列に接続されている前記補助電源と前記ダイオードとに対して、並列に前記主電源が接続されるようにすることができる。
直列に接続されている前記補助電源と前記ダイオードとに対して、並列に前記主電源と前記ダイオードとは異なる他のダイオードが順方向に接続されるようにすることができる。
前記記憶手段により記憶される前記所定のデータを記憶、または、読み出す信号線を接続、または、切断する切替手段をさらに含ませるようにすることができ、前記主電源からの電力供給が停止している場合、前記切替手段には、前記信号線を切断させるようにすることができる。
前記記憶手段により前記所定のデータが記憶されているか否かにより前記扉の開放が検出されたか否かを判定する判定手段をさらに含ませるようにすることができる。
前記記憶手段は、D型フリップフロップ、RS型フリップフロップ、シフトレジスタ、または不揮発性メモリとすることができる。
前記消去手段には、接点スイッチ、近接スイッチ、光学スイッチ、または磁気スイッチを含ませるようにすることができる。
本発明の一側面の扉開放検出方法は、所定のデータを記憶する記憶ステップと、扉の開放を検出し、前記扉の開放が検出された場合、前記記憶ステップの処理により記憶された前記所定のデータを消去する消去ステップとを含む。
本発明の遊技機は、請求項1に記載の扉開放検出装置を含ませるようにすることができる。
本発明の一側面の扉開放検出装置および方法においては、所定のデータが記憶され、扉の開放が検出され、前記扉の開放を検出した場合、記憶された前記所定のデータが消去される。
本発明の一側面の扉開放検出装置における、所定のデータを記憶する記憶手段とは、例えば、フリップフロップ回路であり、扉の開放を検出し、前記扉の開放が検出された場合、前記記憶手段により記憶された前記所定のデータを消去する消去手段とは、例えば、扉開放スイッチである。
すなわち、遊技機電源部からの電力供給が停止する直前のタイミングで、フリップフロップ回路が、所定のデータを記憶し、扉の開放が検出された場合、開放検出スイッチによりフリップフロップ回路にクリア信号を入力することで、記憶された前記所定のデータが消去される。このため、制御部の開閉検出部は、遊技機電源部から電源供給が開始されるタイミングで、フリップフロップ回路により記憶された前記所定のデータが記憶されていれば、扉の開放が検出されておらず、所定のデータが記憶されていなければ、扉の開放が検出されたものと判断する。
これにより、遊技機の主電源の供給が停止してから次に主電源からの供給がなされるまでの間に、不正に扉が開放されると、フリップフロップ回路には、予め記憶されていた所定のデータが消去されることになるので、電源供給が停止している間に、何らかの理由により扉の開放が検出されたことを認識することができる。
結果として、主電源の投入を停止した後、予め設定されている所定のデータを記憶させ、遊技機の扉の開放が検出されると、所定のデータが消去されるので、安価で、かつ、確実に扉の開放を検出することが可能となる。
本発明によれば、安価で、かつ、確実に扉の開放を検出することが可能となる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、発明の詳細な説明に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、発明の詳細な説明に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の詳細な説明中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
すなわち、本発明の一側面の扉開放検出装置は、所定のデータを記憶する記憶手段(例えば、図1のフリップフロップ回路FF1乃至FF6)と、扉の開放を検出し、前記扉の開放が検出された場合、前記記憶手段により記憶された前記所定のデータを消去する消去手段(例えば、図1の扉開放スイッチSW1)とを含む。
前記記憶手段(例えば、図1のフリップフロップ回路FF1乃至FF6)は、複数ビットからなる前記所定のデータを記憶させるようにすることができ、前記消去手段(例えば、図1の扉開放スイッチSW1)には、前記扉の開放を検出させ、前記扉の開放が検出された場合、複数の前記記憶手段により記憶された前記所定のデータを全て消去させるようにすることができる。
主電源よりも低い電圧の補助電源(例えば、図1の補助電源V0)をさらに含ませるようにすることができ、前記補助電源とダイオード(例えば、図1のダイオードD1)とが順方向に接続されて、前記記憶手段に電力を供給し、直列に接続されている前記補助電源と前記ダイオードとに対して、並列に前記主電源が接続されるようにすることができる。
直列に接続されている前記補助電源と前記ダイオードとに対して、並列に前記主電源と前記ダイオードとは異なる他のダイオード(例えば、図1のダイオードD2)が順方向に接続されるようにすることができる。
前記記憶手段(例えば、図7のフリップフロップ回路FF1乃至FF6)により記憶される前記所定のデータを記憶、または、読み出す信号線を接続、または、切断する切替手段(例えば、図7のスイッチSW21乃至SW22)をさらに含ませるようにすることができ、前記主電源からの電力供給が停止している場合、前記切替手段には、前記信号線を切断させるようにすることができる。
前記記憶手段により前記所定のデータが記憶されているか否かにより前記扉の開放が検出されたか否かを判定する判定手段(例えば、図1の開放判定部4c)をさらに含ませるようにすることができる。
前記記憶手段(例えば、図1のフリップフロップ回路FF1乃至FF6)は、D型フリップフロップ、RS型フリップフロップ、シフトレジスタ、または不揮発性メモリとすることができる。
前記消去手段(例えば、図1の扉開放スイッチSW1)は、接点スイッチ、近接スイッチ、光学スイッチ、または磁気スイッチを含ませるようにすることができる。
本発明の一側面の扉開放検出方法は、所定のデータを記憶する記憶ステップ(例えば、図2のステップS2)と、扉の開放を検出し、前記扉の開放が検出された場合、前記記憶ステップの処理により記憶された前記所定のデータを消去する消去ステップ(例えば、図2のステップS4)とを含む。
図1は、本発明に係る正面扉の開放を検出する扉開放検出部を備えた遊技機の一実施の形態の構成を示す図である。
遊技機には、扉開放検出部1、コネクタ2,3、制御部4、遊技機電源部5、交流電源6、および、発報部7が備えられている。
扉開放検出部1は、遊技機の主電源である遊技機電源部5より電力供給が停止する直前に制御部4より入力される所定のデータを記憶し、図示せぬ遊技機の正面扉の開放を監視する監視状態に入る。そして、扉開放検出部1は、遊技機電源部5から電力供給が開始されるまでの間に、図示せぬ遊技機の正面扉の開放を検出するとき、記憶されていた所定のデータを消去する。そして、遊技機電源部5より電源が投入されるとき、制御部4は、扉開放検出部1が、所定のデータを記憶しているか否かに基づいて、正面扉の開放の検出の有無を判定する。
コネクタ2,3は、扉開放検出部1を遊技機より単独で組み付け、または取り外せるように設けられた、相互に凹凸形状からなる接続端子である。また、コネクタ2,3は、図1の上から遊技機電源部5より扉開放検出部1に供給されてくる電力供給線、扉開放検出部1より制御部4に記憶している開放検出信号を伝送する開放検出信号線、制御部4より扉開放検出部1に供給されるクロック信号を伝送するクロック信号線、データ信号を伝送するデータ信号線、および接地部分に接続されている接地線をそれぞれ接続している。
制御部4は、交流電源6からの交流電源を直流電源に変換する遊技機電源部5より供給される直流の電力により動作し、遊技機の動作の全体を管理すると共に、扉開放検出部1の動作を制御する。また、制御部4は、使用者により図示せぬ操作部が操作されてスイッチSW2がOFFにされると、電力供給が完全に停止するまでの時間に(約0.1秒程度の間に)、各種のデータを図示せぬ不揮発性のメモリに記憶させる。この際、制御部4は、クロック信号発生部4bを制御してクロック信号端子VCKよりクロック信号を発生させ扉開放検出部1に供給させると共に、リセット管理部4aを制御して、クロック信号の立ち下がりのタイミングに同期して、複数ビットのデータからなるリセット信号をデータ出力端子VDEより順次扉開放検出部1に入力させる。
また、制御部4は、スイッチSW2がONに操作されると、クロック信号発生部4bを制御してクロック信号端子VCKよりクロック信号を発生させ扉開放検出部1に供給させると共に、開放判定部4cを制御して、クロック信号と同期して端子VINに入力される扉開放検出部1からの複数ビットのデータからなる開放検出信号を受信させ、受信した開放検出信号がリセット信号と一致するか否かの判定に基づいて、電源供給が停止されている間に、図示せぬ遊技機の正面扉が開放されたか否か、すなわち、不正開放が検出されているか否かを判定させて、判定結果に対応して発報部7を動作させ、不正な扉の開放があったことを発報させる。
遊技機電源部5は、交流電源6より供給されてくる交流電源を遊技機で使用可能な直流電源に変換し、扉開放検出部1および制御部4に供給する。遊技機で使用可能な電力の電圧としては、例えば、5Vである。以降においては、5Vであるものとして説明を進めるが、当然のことながらそれ以外の電圧でも良い。
次に、扉開放検出部1の構成例について説明する。扉開放検出部1は、フリップフロップ回路FF1乃至FF6、ダイオードD1,D2、抵抗R1、補助電源V0、および扉開放検出スイッチSW1から構成されている。
フリップフロップ回路FF1乃至FF6は、いずれもD型フリップフロップ回路であり、電源端子Vcc、データ入力端子D、クロック信号入力端子CK、クリア信号端子CLR、グランド端子GND、正出力端子Q、および負出力端子Q’(図1中においては、Qの上部にバーが表記されているが、本明細書中においては、表示の都合上「Q’」と称するものとする)が設けられている。
フリップフロップ回路FF1乃至FF6は、電源端子Vccに供給される電力により駆動し、クロック信号入力端子CKに入力されるクロック信号が立ち下がるタイミングでデータ入力端子Dに入力される信号を保持し、同一の信号を正出力端子Qより出力し、負信号を負出力端子より出力する。すなわち、クロック信号入力端子CKに入力されるクロック信号が立ち下がるタイミングで、データ入力端子DにHiの信号が入力されると、フリップフロップ回路FF1乃至FF6は、Hiの信号を保持して、正出力端子Qより同一のHiの信号を、負出力端子Q’よりHi信号の負信号であるLowを出力する。逆に、クロック信号入力端子CKに入力されるクロック信号が立ち下がるタイミングで、データ入力端子DにLowの信号が入力されると、フリップフロップ回路FF1乃至FF6は、Lowの信号を保持して、正出力端子QよりLowの信号を、負出力端子Q’よりLow信号の負信号であるHiをそれぞれ出力する。
また、フリップフロップ回路FF1乃至FF6は、クリア信号端子CLRにHiの信号が入力されると、クロック信号入力端子CKに入力される信号とは無関係に強制的にLowを保持して、正出力端子QよりLowの信号を、負出力端子Q’よりLow信号の負信号であるHiをそれぞれ出力する。
さらに、フリップフロップ回路FF1乃至FF6は、シリーズに接続されており、いわゆる6ビットのシフトレジスタを構成している。すなわち、フリップフロップ回路FF1乃至FF6の全てのクロック信号入力端子CKが、制御部4のクロック信号端子VCKに接続されている。また、フリップフロップ回路FF1のデータ入力端子Dが制御部4のデータ出力端子VDEに接続され、フリップフロップ回路FF1の正出力端子Qがフリップフロップ回路FF2のデータ入力端子Dに接続され、フリップフロップ回路FF2の正出力端子Qがフリップフロップ回路FF3のデータ入力端子Dに接続され、フリップフロップ回路FF3の正出力端子Qがフリップフロップ回路FF4のデータ入力端子Dに接続され、フリップフロップ回路FF4の正出力端子Qがフリップフロップ回路FF5のデータ入力端子Dに接続され、フリップフロップ回路FF4の正出力端子Qがフリップフロップ回路FF5のデータ入力端子Dに接続され、フリップフロップ回路FF5の正出力端子Qがフリップフロップ回路FF6のデータ入力端子Dに接続されている。そして、フリップフリップ回路FF6の正出力端子Qが制御部4の端子VINに接続されている。また、フリップフロップ回路FF1乃至FF6のクリア信号端子CLRは、いずれも扉開放検出スイッチSW1に接続されている。
ダイオードD1は、補助電源V0の正端子からみてフリップフロップ回路FF1の電源端子Vccの方向に対して順方向に設けられており、遊技機電源部5より電力が供給されている場合、電力の逆流を防止する。
ダイオードD2は、遊技機電源部5からみてフリップフロップ回路FF6の電源端子Vccの方向に対して順方向に設けられており、遊技機電源部5より電力供給が停止され、かつ、補助電源V0より電力が供給されている場合、遊技機電源部5の電位は不定となり、補助電源V0より供給される電力の逆流を防止する。
また、補助電源V0と遊技機電源部5の出力電圧V5とは、以下の式(1)の関係が満たされる関係となっている。
0−Vd1<V5−Vd2
・・・(1)
ここで、V0は、補助電源V0の電源電圧であり、Vd2は、ダイオードD2の順方向電圧であり、V5は、遊技機電源部5より供給される電源電圧であり、Vd1は、ダイオードD1の順方向電圧である。従って、遊技機電源部5より電力供給があるとき、各電源端子Vccには、(V5−Vd2)で示される電圧が印加され、遊技機電源部5からの電力供給がなくなると補助電源V0より(V0−Vd1)で示される電圧が印加される。
抵抗R1は、一方の端部がダイオードD1,D2のカソードに接続され、他方の端部が扉開放検出スイッチSW1に接続されており、クリア信号端子CLRに入力される電圧を調整する。
扉開放検出スイッチSW1は、接点スイッチ、近接スイッチ、光学スイッチ、または磁気スイッチなどから構成されるスイッチであり、図示せぬ遊技機の正面に設けられた扉の開放を検出するとONにされ、それ以外の場合、すなわち、扉が閉じられている通常状態においては、OFFに設定されるスイッチである。
次に、図2のフローチャートを参照して、図1の扉開放検出部1を備えた遊技機による扉開放検出処理について説明する。
ステップS1において、制御部4は、遊技機電源部5を介して供給されてくる自らの電源端子Vddの電圧を検出し、遊技機本体の電源を制御するスイッチSW2がOFFにされたか否かを判定する。すなわち、制御部4は、遊技機電源部5を介して供給されてくる電圧V5が5V(定格電圧)に準ずる所定の閾値Vthよりも大きいか否かを判定し、大きい場合、遊技機本体の電源がOFFにされていないとみなし、同様の処理を繰り返す。ステップS1において、例えば、図3の最上段の波形図で示されるように、時刻t1にてスイッチSW2がOFFに操作されることにより、電圧が降下し、時刻t2にて電圧V5が、所定の閾値Vthよりも小さいと判定された場合、スイッチSW2がOFFにされたものとみなし、処理はステップS2に進む。
尚、遊技機電源部5は、交流電源6より供給される電力を5V程度の電圧に変換して扉開放検出部1および制御部4に供給しており、変換処理に係る時間があるため、スイッチSW2がOFFにされても、図3の最上段の波形図で示されるように、緩やかに電圧が降下していく。また、図3においては、最上段の波形図が、遊技機電源部5の供給電圧V5の、2段目の波形図がフリップフロップ回路FF1のクロック信号入力端子CKに供給される印加電圧V1の、3段目の波形図がフリップフロップ回路FF1のデータ入力端子Dの印加電圧V2の、4段目の波形図がフリップフロップ回路FF6の正出力端子Qの出力電圧V3の、5段目の波形図がフリップフロップ回路FF1乃至FF6のクリア信号端子CLRに印加される印加電圧V4のそれぞれの時系列の電位変化を示している。
ステップS2において、制御部4は、クロック信号発生部4bを制御してクロック信号端子VCKよりクロック信号を発生させ扉開放検出部1に供給させると共に、リセット管理部4aを制御して、扉開放検出部1に対して、図3の3段目の波形図における時刻t2で示されるように、クロック信号端子VCKより発生されるクロック信号に同期して、データ出力端子VDEより複数ビットのデータからなるリセット信号を出力する。
より詳細には、図4の最上段の波形図で示されるように、クロック信号発生部4bがクロック信号端子VCKより所定の時間間隔で順次クロック信号をフリップフロップ回路FF1乃至FF6の個数に対応する6個発生することにより、時刻t21乃至t26において立ち下がりのタイミングが検出される。
そこで、リセット管理部4aが、例えば、時刻t21において、図4の2段目の波形図で示されるように、データ出力端子VDEよりHiの信号を出力させると、フリップフロップ回路FF1のデータ入力端子DにHiが入力される。このため、時刻t21以降においては、フリップフロップ回路FF1は、Hiを保持し、正出力端子QよりHiを出力する。このとき、フリップフロップ回路FF2乃至FF6のデータ入力端子Dには、それぞれフリップフロップ回路FF1乃至FF5の正出力端子Qより出力されるLowが入力されるので、フリップフロップ回路FF2乃至FF6は、いずれもLowを保持し、正出力端子QからはいずれもLowを出力する。このため、図4の3段目の波形図で示されるようにフリップフロップ回路FF6の正出力端子QからはLowが出力されている。
また、リセット管理部4aが、例えば、時刻t22において、図4の2段目の波形図で示されるように、データ出力端子VDEよりLowの信号を出力させると、フリップフロップ回路FF1のデータ入力端子DにLowが入力される。このため、時刻t22以降においては、フリップフロップ回路FF1はLowを保持し、正出力端子QよりLowの信号を出力する。このとき、フリップフロップ回路FF2のデータ入力端子Dには、フリップフロップ回路FF1が直前に保持していたHiがフリップフロップ回路FF1の正出力端子Qより出力されていたので、フリップフロップ回路FF2はHiを保持し、正出力端子QからHiを出力する。このとき、フリップフロップ回路FF3乃至FF6のデータ入力端子Dには、フリップフロップ回路FF2乃至FF5のそれぞれで直前に記憶されていたLowが正出力端子Qより入力されるので、フリップフロップ回路FF3乃至FF6は、いずれもLowを保持し、正出力端子QからはいずれもLowを出力する。このため、図4の3段目の波形図で示されるようにフリップフロップ回路FF6の正出力端子QからはLowが出力されている。
さらに、リセット管理部4aが、例えば、時刻t23において、図4の2段目の波形図で示されるように、データ出力端子VDEよりHiの信号を出力させると、フリップフロップ回路FF1のデータ入力端子DにHiが入力される。このため、時刻t23以降においては、フリップフロップ回路FF1はHiを保持し、正出力端子QよりHiの信号を出力する。このとき、フリップフロップ回路FF2のデータ入力端子Dには、フリップフロップ回路FF1が直前に保持していたLowがフリップフロップ回路FF1の正出力端子Qより出力されていたので、フリップフロップ回路FF2はLowを保持し、正出力端子QからLowを出力する。同様に、フリップフロップ回路FF3のデータ入力端子Dには、フリップフロップ回路FF2が直前に保持していたHiがフリップフロップ回路FF1の正出力端子Qより出力されていたので、フリップフロップ回路FF3はHiを保持し、正出力端子QからHiを出力する。このとき、フリップフロップ回路FF4乃至FF6のデータ入力端子Dには、フリップフロップ回路FF3乃至FF5のそれぞれで直前に記憶されていたLowが正出力端子Qより入力されるので、フリップフロップ回路FF4乃至FF6は、いずれもLowを保持し、正出力端子QからはいずれもLowを出力する。このため、図4の3段目の波形図で示されるようにフリップフロップ回路FF6の正出力端子QからはLowが出力されている。
また、リセット管理部4aが、例えば、時刻t24において、図4の2段目の波形図で示されるように、データ出力端子VDEよりHiの信号を出力させると、フリップフロップ回路FF1のデータ入力端子DにHiが入力される。このため、時刻t24以降においては、フリップフロップ回路FF1はHiを保持し、正出力端子QよりHiの信号を出力する。このとき、フリップフロップ回路FF2のデータ入力端子Dには、フリップフロップ回路FF1が直前に保持していたHiがフリップフロップ回路FF1の正出力端子Qより出力されていたので、フリップフロップ回路FF2はHiを保持し、正出力端子QからHiを出力する。同様に、フリップフロップ回路FF3のデータ入力端子Dには、フリップフロップ回路FF2が直前に保持していたLowがフリップフロップ回路FF2の正出力端子Qより出力されていたので、フリップフロップ回路FF3はLowを保持し、正出力端子QからLowを出力する。フリップフロップ回路FF4のデータ入力端子Dには、フリップフロップ回路FF3が直前に保持していたHiがフリップフロップ回路FF3の正出力端子Qより出力されていたので、フリップフロップ回路FF4はHiを保持し、正出力端子QからHiを出力する。このとき、フリップフロップ回路FF5,FF6のデータ入力端子Dには、フリップフロップ回路FF4,FF5のそれぞれで直前に記憶されていたLowが正出力端子Qより入力されるので、フリップフロップ回路FF5,FF6は、いずれもLowを保持し、正出力端子QからはいずれもLowを出力する。このため、図4の3段目の波形図で示されるようにフリップフロップ回路FF6の正出力端子QからはLowが出力されている。
さらに、リセット管理部4aが、例えば、時刻t25において、図4の2段目の波形図で示されるように、データ出力端子VDEよりLowの信号を出力させると、フリップフロップ回路FF1のデータ入力端子DにLowが入力される。このため、時刻t25以降においては、フリップフロップ回路FF1はLowを保持し、正出力端子QよりLowの信号を出力する。このとき、フリップフロップ回路FF2のデータ入力端子Dには、フリップフロップ回路FF1が直前に保持していたHiがフリップフロップ回路FF1の正出力端子Qより出力されていたので、フリップフロップ回路FF2はHiを保持し、正出力端子QからHiを出力する。同様に、フリップフロップ回路FF3のデータ入力端子Dには、フリップフロップ回路FF2が直前に保持していたHiがフリップフロップ回路FF2の正出力端子Qより出力されていたので、フリップフロップ回路FF3はHiを保持し、正出力端子QからHiを出力する。フリップフロップ回路FF4のデータ入力端子Dには、フリップフロップ回路FF3が直前に保持していたLowがフリップフロップ回路FF3の正出力端子Qより出力されていたので、フリップフロップ回路FF4はLowを保持し、正出力端子QからLowを出力する。フリップフロップ回路FF5のデータ入力端子Dには、フリップフロップ回路FF4が直前に保持していたHiがフリップフロップ回路FF4の正出力端子Qより出力されていたので、フリップフロップ回路FF5はHiを保持し、正出力端子QからHiを出力する。このとき、フリップフロップ回路FF6のデータ入力端子Dには、フリップフロップ回路FF5で直前に記憶されていたLowが正出力端子Qより入力されるので、フリップフロップ回路FF6は、Lowを保持し、正出力端子QからはLowを出力する。このため、図4の3段目の波形図で示されるようにフリップフロップ回路FF6の正出力端子QからはLowが出力されている。
さらに、リセット管理部4aが、例えば、時刻t26において、図4の2段目の波形図で示されるように、データ出力端子VDEよりHiの信号を出力させると、フリップフロップ回路FF1のデータ入力端子DにHiが入力される。このため、時刻t25以降においては、フリップフロップ回路FF1はHiを保持し、正出力端子QよりHiの信号を出力する。このとき、フリップフロップ回路FF2のデータ入力端子Dには、フリップフロップ回路FF1が直前に保持していたLowがフリップフロップ回路FF1の正出力端子Qより出力されていたので、フリップフロップ回路FF2はLowを保持し、正出力端子QからLowを出力する。同様に、フリップフロップ回路FF3のデータ入力端子Dには、フリップフロップ回路FF2が直前に保持していたHiがフリップフロップ回路FF2の正出力端子Qより出力されていたので、フリップフロップ回路FF3はHiを保持し、正出力端子QからHiを出力する。フリップフロップ回路FF4のデータ入力端子Dには、フリップフロップ回路FF3が直前に保持していたHiがフリップフロップ回路FF3の正出力端子Qより出力されていたので、フリップフロップ回路FF4はHiを保持し、正出力端子QからHiを出力する。フリップフロップ回路FF5のデータ入力端子Dには、フリップフロップ回路FF4が直前に保持していたLowがフリップフロップ回路FF4の正出力端子Qより出力されていたので、フリップフロップ回路FF5はLowを保持し、正出力端子QからLowを出力する。フリップフロップ回路FF6のデータ入力端子Dには、フリップフロップ回路FF5が直前に保持していたHiがフリップフロップ回路FF5の正出力端子Qより出力されていたので、フリップフロップ回路FF6はHiを保持し、正出力端子QからHiを出力する。このため、図4の3段目の波形図、および、図3の4段目の波形図で示されるようにフリップフロップ回路FF6の正出力端子QからはHiが出力されている。
この結果を纏めると、フリップフロップ回路FF1乃至FF6で保持されるデータを(FF1,FF2,FF3,FF4,FF5,FF6)として表現すると、時刻t21において、フリップフロップ回路FF1のデータ入力端子DにHiが入力されると、(FF1,FF2,FF3,FF4,FF5,FF6)=(Hi,Low,Low,Low,Low,Low)となり、時刻t22において、フリップフロップ回路FF1のデータ入力端子DにLowが入力されると、(FF1,FF2,FF3,FF4,FF5,FF6)=(Low,Hi,Low,Low,Low,Low)となり、時刻t23において、フリップフロップ回路FF1のデータ入力端子DにHiが入力されると、(FF1,FF2,FF3,FF4,FF5,FF6)=(Hi,Low,Hi,Low,Low,Low)となり、時刻t24において、フリップフロップ回路FF1のデータ入力端子DにHiが入力されると、(FF1,FF2,FF3,FF4,FF5,FF6)=(Hi,Hi,Low,Hi,Low,Low)となり、時刻t25において、フリップフロップ回路FF1のデータ入力端子DにLowが入力されると、(FF1,FF2,FF3,FF4,FF5,FF6)=(Low,Hi,Hi,Low,Hi,Low)となり、時刻t26において、フリップフロップ回路FF1のデータ入力端子DにHiが入力されると、(FF1,FF2,FF3,FF4,FF5,FF6)=(Hi,Low,Hi,Hi,Low,Hi)となり、フリップフロップ回路FF1乃至FF6は、クロック信号の進行に伴って、直前に保持しているデータを順次隣の回路にシフトさせながら6ビット分のデータを保持する。
すなわち、図4の場合、リセット管理部4aがクロック信号に同期して、Hi,Low,Hi,Hi,Low,Hiの順にデータを出力することにより、フリップフロップ回路FF1はHiを、フリップフロップ回路FF2はLowを、フリップフロップ回路FF3はHiを、フリップフロップ回路FF4はHiを、フリップフロップ回路FF5はLowを、フリップフロップ回路FF6はHiをそれぞれ保持することにより、フリップフロップ回路FF1乃至FF6の6個で6ビットのデータがセットされることになる。
尚、図4の左部は、図3における時刻t2近傍の時刻ta乃至tbにおける拡大波形図であり、最上段の波形図がクロック信号入力端子CKの入力電圧V1の、2段目の波形図がデータ入力端子Dの入力電圧V2の、3段目の波形図がフリップフロップ回路FF6の正出力端子Qの出力電圧V3のそれぞれの時系列の電圧変位を示している。また、図4の右部は、図3における時刻t4近傍の時刻tc乃至tdにおける拡大波形図である。
尚、当然のことながらフリップフロップ回路FF1乃至FF6で保持される6ビットのデータは、(FF1,FF2,FF3,FF4,FF5,FF6)=(Hi,Low,Hi,Hi,Low,Hi)に限られるものではなく、その他の組み合わせであっても良いことは言うまでもない。
この処理以降、遊技機電源部5より供給されてくる電源電圧V5は、さらに降下する。そして、電源電圧V5が、さらに降下すると、電源端子Vccの電圧は、補助電源V0により供給される電圧V0よりダイオードD1の電圧分だけ降下した電圧で安定する。これに対応して、フリップフロップ回路FF1は、自らの駆動電源を遊技機電源部5の電力供給から、補助電源V0の電力供給に切り替えている。
ステップS3において、遊技機の正面扉が開放されて、スイッチSW1がONの状態にされたか否かが判定され、例えば、扉が開放されず、スイッチSW1がOFFの状態である場合、処理は、ステップS5に進む。
ステップS5において、制御部4は、遊技機電源部5を介して供給されてくる自らの電源端子Vddの電圧を検出し、遊技機本体の電源であるスイッチSW2がONにされたか否かを判定する。すなわち、制御部4は、電源端子Vddの電圧が、遊技機電源部5を介して供給されてくる電圧V5が5V(定格電圧)に準ずる所定の閾値Vthよりも大きいか否かを判定し、小さい場合、遊技機本体の電源がOFFのままにされているとみなし、処理は、ステップS3に戻る。すなわち、電源がONにされたと判定されるまで、ステップS3乃至S5の処理が繰り返される。
そして、ステップS5において、例えば、図3の2段目の波形図で示されるように、スイッチSW2がONに操作されることにより、電圧が上昇し、時刻t3にて電圧V5が、所定の閾値Vthよりも大きくなった場合、スイッチSW2がONにされたものとみなし処理は、ステップS6に進む。
ステップS6において、制御部4は、例えば、図3の2段目の波形図で示されるように、時刻t4において、クロック信号発生部4bを制御して、クロック信号を発生させて、クロック信号端子VCKより6個のクロック信号を扉開放検出部1に供給する。このクロック信号に伴って、例えば、図4の右部で示されるように、クロック信号の立ち下がりのタイミングとなる時刻t31乃至t36において、データ出力端子VDE(=V2)からLowの信号が入力され続けているので、フリップフロップ回路FF1乃至FF6で保持されるデータは、時刻t31において、フリップフロップ回路FF6の正出力端子QはHiを端子VINに出力して、(FF1,FF2,FF3,FF4,FF5,FF6)=(Low,Hi,Low,Hi,Hi,Low)となり、時刻t32において、フリップフロップ回路FF6の正出力端子Qは端子VINにLowを出力して、(FF1,FF2,FF3,FF4,FF5,FF6)=(Low,Low,Hi,Low,Hi,Hi)となり、時刻t33において、フリップフロップ回路FF6の正出力端子QはHiを端子VINに出力して、(FF1,FF2,FF3,FF4,FF5,FF6)=(Low,Low,Low,Hi,Low,Hi)となり、時刻t34において、フリップフロップ回路FF6の正出力端子QはHiを端子VINに出力して、(FF1,FF2,FF3,FF4,FF5,FF6)=(Low,Low,Low,Low,Hi,Low)となり、時刻t35において、フリップフロップ回路FF6の正出力端子QはLowを端子VINに出力して、(FF1,FF2,FF3,FF4,FF5,FF6)=(Low,Low,Low,Low,Low,Hi)となり、時刻t36において、フリップフロップ回路FF6の正出力端子QはHiを端子VINに出力して、(FF1,FF2,FF3,FF4,FF5,FF6)=(Low,Low,Low,Low,Low,Low)となる。このため、制御部4は、クロック信号の進行に伴って、端子VINに出力されてくるフリップフロップ回路FF1乃至FF6により保持されていた6ビット分のデータ(Hi,Low,Hi,Hi,Low,Hi)を開放検出信号として取得する。
ステップS7において、制御部4は、開放判定部4cを制御して、端子VINに出力された扉開放検出部1からの開放検出信号が電源OFF直後になされたステップS2の処理でフリップフロップ回路FF1乃至FF6に保持させた正常な信号であるか否かを判定する。すなわち、ステップS2の処理により、フリップフロップ回路FF1には、(Hi,Low,Hi,Hi,Low,Hi)の信号が記憶されていたので、開放判定部4cは、端子VINに出力される扉開放検出部1からの開放検出信号が(Hi,Low,Hi,Hi,Low,Hi)のままであれば、開放検出信号は、扉の開放を検出したことを示す扉開放信号ではないので、処理は、ステップS1に戻る。
一方、ステップS3において、例えば、図示せぬ遊技機の正面扉が開放されて、スイッチSW1がONの状態となった場合、ステップS4において、図5の4,5段目の波形図における時刻t5で示されるように、クリア信号端子CLRへの印加電圧V4がHiとなるため、フリップフロップ回路FF1乃至FF6は、保持しているデータをLowにすることにより、フリップフロップ回路FF1乃至FF6の全体として記憶している6ビットのデータが消去され(扉の開放を検出したことを示すように、フリップフロップ回路FF1乃至FF6により全てLowの信号が保持され)、図5の4段目の波形図で示されるように、時刻t5以降において、正出力端子QよりLowの信号を出力する。
この結果、ステップS6において、フリップフロップ回路FF1乃至FF6より端子VINに出力される6ビットのデータは、図6の右部の3段目の波形図で示されるように、時刻t31乃至t36のいずれにおいてもLowとなるため、開放検出信号は(Low,Low,Low,Low,Low,Low)となる。このため、ステップS7において、開放判定部4cは、扉開放検出部1からの開放検出信号は(Hi,Low,Hi,Hi,Low,Hi)とは異なり正しいデータはではないので、扉の開放が検出されたことを示す扉開放信号とみなし、処理は、ステップS8に進む。尚、図5の最上段乃至5段目の波形図、および、図6の最上段乃至3段目の波形図は、それぞれ図3,図4と同様の電圧の波形を示しているが、時刻t5において、正面扉が開放された場合の波形である。
ステップS8において、制御部4は、発報部7を制御して、遊技機電源部5からの電力供給が停止された後、不正に遊技機の正面扉が開放されたことが検出されたことを発報させる。
ステップS9において、制御部4は、図示せぬ操作部が操作されて発報部7の動作の停止が指示されたか否かを判定し、指示されていない場合、同様の処理を繰り返す。すなわち、発報動作の停止が指示されるまで、処理が繰り返されて、発報が継続される。そして、ステップS9において、発報動作の停止が指示された場合、制御部4は、発報動作を停止させて、処理は、ステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
以上の処理により、遊技機電源部5からの電力供給を停止させると、扉開放検出部1のフリップフロップ回路FF1乃至FF6は、補助電源V0により駆動し、制御部4からの6ビットのデータからなるリセット信号により6ビットのデータを保持したまま、図3乃至図6で示されるように、時刻t26乃至t4で監視状態となる。そして、監視状態において、遊技機の正面扉が不正に開放されることによりスイッチSW1がONにされると、フリップフロップ回路FF1乃至FF6のクリア信号端子CLRに信号が入力されるので、フリップフロップ回路FF1乃至FF6は、保持していた6ビットのデータをクリアにする(全てLowの信号を保持する)。
このため、スイッチSW2がONにされて、遊技機電源部5が電源を投入すると、制御部4の開放判定部4cは、扉開放検出部1のフリップフロップ回路FF6よりクロック信号に伴って、順次正出力端子Qより出力される6ビットの扉開放検出信号がリセット信号を構成する6ビットのデータであれば、正面扉の開放が検出されていないものとみなされ、逆に、扉開放検出信号がリセット信号を構成する6ビットのデータが消去されていれば、正面扉の不正な開放が検出されたものとみなされる。
以上の処理が実現することにより、遊技店において、一日の営業が終了して、遊技機の電源がOFFにされると、直後に扉開放検出部1のフリップフロップ回路FF1乃至FF6に6ビットのデータが保持されるが、翌日の営業開始前までに不正な正面扉の開放がなされると、扉開放検出部1のフリップフロップ回路FF1乃至FF6に保持されていたデータが全てクリアされて、全てLowとなる。このため、遊技機の正面扉の不正な開放が検出されたことを示す痕跡が残る。従って、翌日、電源ONにされた直後の処理により、フリップフロップ回路FF1乃至FF6で保持されている6ビットのデータが消去されていることが認識されるので、不正な正面扉の開放の有無を簡単な回路により、確実に検出することが可能となる。
さらに、遊技機電源部5が駆動している期間にも監視動作を継続する場合、扉の開放が検出され、クリア信号によってフリップフロップFF1乃至FF6が保持していた6ビットのデータが消去される度に、リセット管理部4aにより6ビットのデータを保持させるようにすることで、再度監視状態に復帰させることが可能である。この動作を繰り返すことで、常に扉の開放を検出することができる。
また、仮に、不正者が、遊技機の正面扉を不正に開放した後、コネクタ2を引き抜いて、直接リセット信号を投入するようにしても、6ビットのパターンを正しく入力する必要がある。しかしながら、開放を検出していない状態に6ビットのデータをフリップフロップ回路FF1乃至FF6に保持させるのは困難であるため、不正な開放が検出されたことを示す痕跡を確実に残すことができ、不正な正面扉の開放の有無を簡単な回路により、確実に検出することが可能となる。
結果として、フリップフロップ回路を用いた簡単な扉開放検出部1により、安価で、かつ、確実に扉の開放を検出することが可能となる。
尚、フリップフロップ回路FF1乃至FF6は、D型フリップフロップ回路以外の回路でもよく、例えば、RS型フリップフロップやシフトレジスタにより構成するようにしても良い。
以上においてはフリップフロップ回路により構成されるシフトレジスタに複数のビットのデータからなるリセット信号を入力し、扉の開放が検出された場合、全てを消去させる例について説明してきたが、万が一、リセット信号が外部に漏洩するなどした場合、コネクタ2よりクロック信号と共に入力することで、扉の開放が検出されても、不正に元のリセット信号を保持させることが可能となる恐れがある。
そこで、遊技機電源部5からの電力供給が停止している間、フリップフロップ回路FF1乃至FF6がコネクタ2からの入力を受け付けない構成とすることで、フリップフロップ回路FF1乃至FF6に不正に元のリセット信号を保持させないようにするようにしてもよい。
図7は、遊技機電源部5からの電力供給が停止している間、フリップフロップ回路FF1乃至FF6がコネクタ2からの入力を受け付けないようにした扉開放検出部11を備えた遊技機の構成例を示している。尚、図7において、図1と同一の機能を備えた構成については、同一の符号を付しており、その説明は適宜省略するものとする。
図7の扉開放検出部11において、図1の扉開放検出部1と異なるのは、ダイオードD2に代えてPNP型のトランジスタTr1が設けられ、さらに、図7の下から、データ信号線、クロック信号線、および開放検出信号線のそれぞれについて、スイッチSW21乃至SW23が設けられている点である。
トランジスタTr1のエミッタは、遊技機電源部5に接続されている。また、トランジスタTr1のコレクタは、抵抗R2およびスイッチSW21乃至SW23の制御信号端子Ctrlに接続されている。さらに、トランジスタTr1のベースは、フリップフロップ回路FF1乃至FF6の電源端子Vccに接続されている。トランジスタTr1は、遊技機電源部5からの電力供給が停止したとき、ダイオードD2と同様に逆流防止機能を備えている。スイッチSW21乃至SW23は、トランジスタTr1のコレクタからの制御信号によりONされ、電力供給が停止するとOFFする。さらに、トランジスタTr1は、遊技機電源部5からの電力供給が停止したとき、エミッタへの電力供給が停止することから、コレクタからスイッチSW21乃至SW23に対しての電力供給も停止するので、スイッチSW21乃至SW23はOFFする。このため、フリップフロップ回路FF1乃至FF6が補助電源V0で駆動するとき、スイッチSW21乃至SW23はOFFの状態となる。
次に、図8のフローチャートを参照して、図7の扉開放検出部11を備えた遊技機による扉開放検出処理について説明する。尚、図8のフローチャートにおけるステップS21,S22,S25乃至S27,S30乃至S33は、図2のフローチャートにおけるステップS1乃至S9と同様であるので、その説明は省略するものとする。
すなわち、ステップS21において、図9の最上段の波形図で示されるように、時刻t1において、スイッチSW2がOFFにされることにより、遊技機電源部5より出力される電圧V5が、時刻t2において、所定の閾値Vthよりも小さくなり、スイッチSW2がOFFにされたことが認識されると、ステップS22において、制御部4は、クロック信号発生部4bを制御してクロック信号端子VCKよりクロック信号を発生させ扉開放検出部11に供給させると共に、リセット管理部4aを制御して、扉開放検出部1に対して、図9の2段目の波形図における時刻t2で示されるように、クロック信号端子VCKより発生されるクロック信号に同期して、複数ビットのデータからなるリセット信号をデータ出力端子VDEより出力させる。これにより、フリップフロップ回路FF1乃至FF6の6個で6ビットのデータが正常時のデータとしてセットされる。
ステップS23において、遊技機電源部5より出力される電圧V5が、さらに降下すると、図9の4段目の波形図の時刻t3で示されるように、トランジスタTr1がOFFにされるため、トランジスタTr1のコレクタの電圧である電圧V6が、Lowとなり、時刻t3において、フリップフロップ回路FF1が補助電源V0で駆動する状態に切り替わる。
尚、図9においては、最上段の波形図が遊技機電源部5より出力される電源電圧V5を、2段目の波形図がフリップフロップ回路FF1のデータ入力端子Dの入力電圧V1を、3段目の波形図がフリップフロップ回路FF1のデータ入力端子Dの入力電圧V2を、4段目の波形図がトランジスタTr1のコレクタの電圧V6およびクリア信号端子CLRの入力電圧V4を、5段目の波形図がフリップフロップ回路FF6の正出力端子Qの出力電圧V3を、6段目の波形図が制御部4の端子VINの入力電圧VINをそれぞれ示している。
ステップS24において、電圧V6がLowとなったため、データ信号線、クロック信号線、および開放検出信号線のそれぞれに設けられたスイッチSW21乃至SW23は、OFF(Open)状態となる。
また、ステップS27において、スイッチSW2がONにされると、遊技機電源部5が電力の供給を開始し、電圧V5が所定の閾値Vthを超えると遊技機の主電源がONにされたと認識されて、処理は、ステップS28に進む。
ステップS28において、トランジスタTr1がONにされるため、図9の4段目の波形図で示されるように、トランジスタTr1のコレクタの電圧である電圧V6が上昇を開始し、時刻t4においてフリップフロップ回路FF1乃至FF6が遊技機電源部5で駆動する状態に切り替わる。
ステップS29において、電圧V6がHiとなったため、データ信号線、クロック信号線、および開放検出信号線のそれぞれに設けられたスイッチSW21乃至SW23は、ON(Close)状態となる。
このため、図9の3段目の波形図で示されるように、遊技機の正面扉の開放が検出されなかった場合、5,6段目の波形図で示されるように、時刻t4において、制御部4の端子VINの入力電圧VINと、フリップフロップ回路FF6の正出力端子Qの出力電圧V3とがHiとなる。尚、ここでは、リセット信号により正常なデータとしてフリップフロップ回路FF6がHiを保持しているものとする。
一方、図10の4段目の波形図で示されるように、時刻t5において遊技機の正面扉の開放が検出された場合、4段目の波形図で示されるように、フリップフロップ回路FF1乃至FF6のクリア信号端子CLRの電圧V4がHiとなるので、5,6段目の波形図で示されるように、時刻t4において、制御部4の端子VINの電圧VINと、フリップフロップ回路FF1乃至FF6の正出力端子Qの出力電圧は全てLowとなる。
尚、図10においては、図9における各段の波形図と同様の波形図を示しているが、時刻t5において正面扉の開放が検出された場合の波形が示されている。
以上のように、遊技機電源部5からの電力供給がなくなり、遊技機の正面扉の扉開放検出の監視状態となったとき、スイッチSW21乃至SW23はOFFの状態となるので、コネクタ2がコネクタ3より引き出されて、直接クロック信号と正しい6ビットのデータからなるリセット信号とが入力されても、フリップフロップ回路FF1のデータ入力端子Dには入力されることがないため、フリップフロップ回路FF1乃至FF6に対して、一旦消去された正しいデータを再度記憶させることができないようにすることで不正を抑制することが可能となる。
以上においては、アナログスイッチにより遊技機電源部5からの電力供給が停止している間、フリップフロップ回路FF1乃至FF6がコネクタ2からの入力を受け付けないようにする例について説明してきたが、アナログスイッチ以外の手法により、遊技機電源部5からの電力供給が停止している間、フリップフロップ回路FF1乃至FF6がコネクタ2からの入力を受け付けないように構成してもよい。
図11は、遊技機電源部5からの電力供給が停止している間、アナログスイッチを用いずにフリップフロップ回路FF1乃至FF6がコネクタ2からの入力を受け付けないようにした扉開放検出部21を備えた遊技機の構成例を示している。尚、図11において、図1または図7と同一の機能を備えた構成については、同一の符号を付しており、その説明は適宜省略するものとする。
図11の扉開放検出部21において、図7の扉開放検出部11と異なるのは、アナログスイッチからなるスイッチSW21乃至SW23、およびトランジスタTr1に代えてダイオードD2,D11,D12、NPN型トランジスタTr11,Tr13,Tr15、PNP型のトランジスタTr12,Tr14、および抵抗R11乃至R19が設けられている点である。
ダイオードD11のカソードは、フリップフロップ回路FF6の負出力端子Q’に接続されており、アノードは、抵抗R11の他方の端部およびダイオードD12のアノードに接続されている。ダイオードD12のアノードは、抵抗R11の他方の端部およびダイオードD11のアノードに接続されている。ダイオードD12のカソードは、トランジスタTr11のベースおよび抵抗R12の一方の端部に接続されている。
トランジスタTr11のベースは、ダイオードD12のカソード、および抵抗R12の一方の端部に接続されている。トランジスタTr11のエミッタは接地されている。トランジスタTr11のコレクタはコネクタ2,3を介して、抵抗R19の他方の端部および制御部4の端子VINに接続されている。
トランジスタTr12のエミッタは、遊技機電源部5に接続されている。また、トランジスタTr12のコレクタは、抵抗R13およびフリップフロップ回路FF1乃至FF6のクロック入力端子CKに接続されている。さらに、トランジスタTr12のベースは、抵抗R14の一方の端部に接続されている。
トランジスタTr13のコレクタは、抵抗R14の他方の端部に接続されている。また、トランジスタTr13のエミッタは、接地されている。さらに、トランジスタTr13のベースは、抵抗R15の他方の端部に接続されている。
トランジスタTr14のエミッタは、遊技機電源部5に接続されている。また、トランジスタTr14のコレクタは、抵抗R16およびフリップフロップ回路FF1のデータ入力端子Dに接続されている。さらに、トランジスタTr14のベースは、抵抗R17の一方の端部に接続されている。
トランジスタTr15のコレクタは、抵抗R17の他方の端部に接続されている。また、トランジスタTr15のエミッタは、接地されている。さらに、トランジスタTr15のベースは、抵抗R18の他方の端部に接続されている。
抵抗R11の一方の端部は遊技機電源部5に接続されており、他方の端部はダイオードD11,D12のアノードに接続されている。抵抗R12の一方の端部はダイオードD12のカソードおよびトランジスタTr12のベースに接続され、他方の端部は接地されている。抵抗R13の一方の端部はトランジスタTr12のコレクタおよびフリップフロップ回路FF1乃至FF6のクロック信号入力端子CKに接続されている。抵抗R14の一方の端部はトランジスタTr12のベースに接続され、他方の端部はトランジスタTr13のコレクタに接続されている。抵抗R15の一方の端部はコネクタ2,3を介して制御部4のクロック信号端子VCKに接続され、他方の端部はトランジスタTr13のベースに接続されている。抵抗R16は、一方の端部がトランジスタTr14のコレクタおよびフリップフロップ回路FF1のデータ入力端子Dに接続されており、他方の端部が接地されている。抵抗R17は、一方の端部がトランジスタTr14のベースに接続されており、他方の端部がトランジスタTr15のコレクタに接続されている。抵抗R18は、一方の端部が制御部4の端子VDEに接続されている。抵抗R19は、一方の端部が遊技機電源部5に接続され、他方の端部がトランジスタTr11のコレクタに接続されている。尚、抵抗R11乃至R19は、いずれも電圧調整用に用いられる抵抗である。
次に、図12のフローチャートを参照して、図11の扉開放検出部21を備えた遊技機による扉開放検出処理について説明する。尚、図12のフローチャートにおけるステップS41,S46乃至S48,S52乃至S55は、図2のフローチャートにおけるステップS1,S3乃至S9と同様であるので、その説明は省略するものとする。
すなわち、ステップS41において、スイッチSW2がOFFにされることにより、遊技機電源部5より出力される電圧V5が、所定の閾値Vthよりも小さくなり、スイッチSW2がOFFにされたことが認識されると、ステップS42において、扉開放検出部1に対して、クロック信号端子VCKより発生されるクロック信号に同期して、データ出力端子VDEより複数ビットのデータからなるリセット信号を出力する。
ステップS43において、抵抗R15を介して入力されるクロック信号、および、抵抗R18を介して入力されるリセット信号により、いずれもがHiの状態のとき、トランジスタTr13,Tr15のベースに電流を発生させることにより、トランジスタTr13,Tr15がONにされる。また、トランジスタTr13,Tr15がONにされることにより、抵抗R14,R17を介してトランジスタTr12,Tr14のベースに電流を発生させることによりトランジスタTr12,Tr14がONにされる。
ステップS44において、トランジスタTr12乃至Tr15がONの状態となっているとき、遊技機電源部5より供給される電力によりフリップフロップ回路FF1のデータ入力端子Dおよびクロック信号入力端子CKに、それぞれ抵抗R16,R13により調整された電圧が印加されることにより、フリップフロップ回路FF1乃至FF6は、リセット信号に対応する信号を順次保持する。
ステップS45において、リセット信号およびクロック信号の入力がなくなると、トランジスタTr12乃至Tr15は、OFFの状態となる。
尚、ステップS42乃至S45の処理は、リセット信号およびクロック信号のビット単位の処理である。すなわち、リセット信号およびクロック信号は、いずれもパルス状の信号であるので、各ビット単位の信号がHiで入力するタイミングにのみ、クロック信号に同期して、リセット信号がフリップフロップ回路FF1に順次Hiで供給されることを示すものである。従って、パターンにより、Lowが供給される場合、トランジスタTr12乃至Tr15はOFFのままである。より詳細には、リセット信号が上述したように6ビットからなるデータである場合、ステップS42乃至S45の処理が6回繰り返されて、フリップフロップ回路FF1乃至FF6に順次データが保持される。
このように、遊技機電源部5からの電力供給が途切れると、抵抗R11の流入電流がなくなり、フリップフロップ回路FF6の負出力端子Q’の状態に関わらずトランジスタTr11はOFFとなり、さらに、トランジスタTr12、Tr14は制御部4の端子VCK、VDEの状態およびトランジスタTr13、Tr15の駆動状態に関わらずOFFとなる。フリップフロップ回路FF6の出力信号はトランジスタTr11のコレクタで、クロック信号はトランジスタTr12のコレクタで、リセット信号はトランジスタTr14のコレクタでそれぞれ電気的に切断されるため、コネクタ2が引き出されて不正に直接リセット信号およびクロック信号が入力されても、フロップフロップ回路FF1乃至FF6のデータを変更することはないので、不正に開放検出信号が操作されない。
また、ステップS48において、スイッチSW2がONにされると、遊技機電源部5が電力の供給を開始し、電圧V5が所定の閾値Vthを超えると電源がONにされたと認識されて、処理は、ステップS49に進む。
ステップS49において、フリップフロップ回路FF6がHiの状態を記憶しているか否かが判定される。すなわち、フリップフロップ回路FF6がHiの状態を記憶しているか、または、Lowの状態を記憶しているかにより動作が異なる。
ステップS49において、フリップフロップ回路FF1がHiの状態を記憶している場合、ステップS50において、負出力端子Q’よりLowの信号が出力される。このため、遊技機電源部5より供給される電力は、抵抗ダイオードD11を介して負出力端子Q’に引き込まれることにより、ダイオードD12を介してトランジスタTr11のベースに供給されないので、トランジスタTr11はOFFの状態となり、制御部4の端子VINには、Hiの信号が入力される。
一方、ステップS49において、フリップフロップ回路FF6がLowの状態を記憶している場合、ステップS51において、負出力端子Q’よりHiの信号が出力される。このため、遊技機電源部5より供給される電力は、抵抗ダイオードD12を介してトランジスタTr11のベースに供給されることになるので、トランジスタTr11はONの状態となり、制御部4の端子VDINには、接地電位であるLowの信号が入力される。
尚、ステップS49乃至S51の処理は、上述したステップS42乃至S45における場合と同様に、クロック信号が供給されていることが前提である。また、ステップS49におけるフリップフロップ回路FF6が記憶しているデータの判定は、上述したように正常データが6ビットのデータから構成されている場合、各ビット毎の判定がなされていることが前提である。このため、各ビット毎にステップS49乃至S51の処理が繰り返されることにより、ステップS52において、制御部4は、複数ビットからなるデータを開放検出信号として取得する。
以上によれば、ダイオードとトランジスタとを組み合わせるようにすることで、アナログスイッチを利用した場合と同様に、クロック信号線およびデータ信号線のONまたはOFF(回路上の接続または切断)を実現することが可能となる。結果として、遊技機電源部5からの電源供給が停止されている状態での扉の開放を検出させることが可能になると共に、コネクタ2が引き出されて直接リセット信号が入力されても、フリップフロップ回路FF1の状態を維持することが可能となるので、コネクタ2から直接リセット信号が入力されることによる不正を防止することが可能となる。
尚、図11の扉開放検出部21を備えた遊技機による扉開放検出処理時の電位変化は、図7の扉開放検出部11を備えた遊技機による場合と同様であるので、その説明は省略する。
以上においてはフリップフロップ回路を用いた扉開放検出部の構成例について説明してきたが、フリップフロップ回路に限らず、複数ビットのデータをパターンとして記憶することができるものであればよく、例えば、不揮発性メモリを使用するようにしてもよい。
図13は、不揮発性メモリを使用した扉開放検出部を備えた遊技機の構成例を示している。尚、図13においては、図1と同様の機能を備える構成については、同一の符号を付しており、その説明は、適宜省略するものとする。
すなわち、図13の扉開放検出部31においては、図1の扉開放検出部1におけるスイッチSW1、フリップフロップ回路FF1乃至FF6、ダイオードD2、および抵抗R1に代えて、スイッチSW31、記憶部41、全消去信号生成部42、およびクロック信号発生部43が設けられている。また、制御部4に代えて、制御部34が設けられている。
記憶部41は、いわゆるEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)であり、コネクタ32,33を介して制御部34のデータインプットアウトプット端子VDIOより入力される複数ビットのデータからなるリセット信号を、クロック信号端子VCKより供給されてくるクロック信号に同期して記憶する。また、記憶部41は、制御部34よりチップセレクト信号端子VCSよりチップセレクト信号が入力され、データインプットアウトプット端子VDIOよりデータ読出命令が入力されると、記憶している複数ビットのデータを制御部34のデータインプットアウトプット端子VDIOに出力する。
全消去信号発生部42は、クロック信号発生部43よりクロック信号が供給されてくると、クロック信号に同期して記憶部41に記憶されているデータを消去する信号を発生する。
制御部34は、基本的に制御部4と同様の機能を備えている。すなわち、制御部34は、クロック信号発生部34bを制御してクロック信号を発生させると共に、リセット管理部34aを制御して、クロック信号に同期して、複数ビットのデータからなるリセット信号を扉開放検出部31に入力する。また、制御部34は、クロック信号発生部34bを制御して扉開放検出部31に対して供給し、クロック信号に同期して、記憶部41に記憶されている情報を開放検出信号として読み出させる。また、制御部34は、開放判定部34cを制御して、読み出された開放検出信号がリセット信号として記憶させた信号と同一であるか否かにより扉の開放の有無を判定させる。
コネクタ32,33は、図13の上から電力供給線、クロック信号線、チップセレクト信号線、データインプットアウトプット線、および接地線をそれぞれ接続している。
次に、図14のフローチャートを参照して、図13の扉開放検出部31を備えた遊技機による扉開放検出処理について説明する。
ステップS61において、制御部34は、遊技機電源部5を介して供給されてくる電圧を検出し、遊技機本体の電源であるスイッチSW2がOFFにされたか否かを判定する。すなわち、制御部34は、遊技機電源部5を介して供給されてくる供給電圧Vddが所定の閾値Vthよりも大きいか否かを判定し、大きい場合、遊技機本体の電源がOFFにされていないとみなし、同様の処理を繰り返す。ステップS61において、例えば、スイッチSW2がOFFに操作されることにより、電圧が降下し、供給電圧が、所定の閾値Vthよりも小さいと判定された場合、スイッチSW2がOFFにされたものとみなし処理は、ステップS62に進む。
ステップS62において、制御部34は、クロック信号発生部34bを制御して、チップセレクト信号端子VCSよりチップセレクト信号を扉開放検出部31の記憶部41に供給させ、さらに、クロック信号端子VCKよりクロック信号を発生させ扉開放検出部31に供給させると共に、リセット管理部34aを制御して、データインプットアウトプット端子VDIOより順次扉開放検出部1に対して、クロック信号端子VCKより発生されるクロック信号に同期して、書込命令信号および複数ビットのデータからなるリセット信号を出力させる。この処理により、記憶部41は、チップセレクト信号に基づいて、自らのデータが入力されてくることを認識すると共に、順次クロック信号に同期して入力される複数ビットのデータからなるリセット信号を正常なデータとして記憶する。
ステップS63において、遊技機の正面扉が開放されて、スイッチSW31がONの状態にされたか否かが判定され、例えば、扉が開放されず、スイッチSW31がOFFの状態である場合、処理は、ステップS66に進む。
ステップS66において、制御部34は、遊技機電源部5を介して供給されてくる電圧を検出し、遊技機本体の電源であるスイッチSW2がONにされたか否かを判定する。すなわち、制御部34は、電源端子Vddの電圧が、遊技機電源部5を介して供給されてくる電圧が所定の閾値Vthよりも大きいか否かを判定し、小さい場合、遊技機本体の主電源がOFFのままにされているとみなし、処理は、ステップS63に戻る。すなわち、スイッチSW2がONにされ、遊技機の主電源がONにされたと判定されるまで、ステップS63乃至S66の処理が繰り返される。
ステップS67において、制御部34は、クロック信号発生部34bを制御して、チップセレクト信号端子VCSよりチップセレクト信号を扉開放検出部31に入力させ、さらに、クロック信号を発生させて、クロック信号端子VCKより扉開放検出部1に供給する。これに伴って、記憶部41は、自らのデータが要求されていることを認識すると共に、記憶している複数ビットのデータからなる開放検出信号を制御部34のデータインプットアウトプット端子VDIOに出力する。これにより、制御部34は、記憶部41に記憶されていた複数ビットのデータからなる開放検出信号を取得する。
ステップS68において、制御部24は、開放判定部34cを制御して、入力されてきた扉開放検出部31からの開放検出信号が電源OFF直後になされたステップS62の処理で保持させた正常なデータからなる開放検出信号であるか否かを判定する。例えば、正常なデータからなる開放検出信号であった場合、開放判定部34cは、出力されてくる扉開放検出部31からの開放検出信号が、扉の開放を検出したことを示す扉開放信号ではないとみなし、処理は、ステップS61に戻る。
一方、ステップS63において、例えば、図示せぬ遊技機の正面扉が開放されて、スイッチSW31がONの状態となった場合、ステップS64において、クロック信号発生部43は、補助電源V0より電力供給を受けるため、クロック信号を発生して、全消去信号生成部42に供給する。
ステップS65において、全消去信号生成部42は、記憶部41に対して、クロック信号に同期して、全消去信号を生成して、記憶部41に入力する。これにより、記憶部41は、複数ビットのデータを全てLow(またはHi)にするなどして、データを消去する。
この結果、ステップS68において、記憶部41より出力されてくる複数ビットのデータからなる開放検出信号は、正常なデータからなる開放検出信号ではないので、扉の開放が検出されたことを示す扉開放信号とみなし、処理は、ステップS69に進む。
ステップS69において、制御部34は、発報部7を制御して、遊技機電源部5からの電力供給が停止された後、不正に遊技機の正面扉が開放されたことが検出されたことを発報させる。
ステップS70において、制御部34は、図示せぬ操作部が操作されて発報部7の動作の停止が指示されたか否かを判定し、指示されていない場合、同様の処理を繰り返す。すなわち、発報動作の停止が指示されるまで、処理が繰り返されて、発報が継続される。そして、ステップS70において、発報動作の停止が指示された場合、制御部4は、発報動作を停止させて、処理は、ステップS61に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
以上の処理により、遊技機電源部5からの電力供給を停止させると、制御部34が、記憶部41に複数ビットのデータからなるリセット信号を入力して、正常なデータを記憶させる。そして、扉の開放が検出されなければ、再び遊技機電源部5からの電力供給が開始されると、その制御部34は、記憶部41に正常なデータが記憶されているので、正面扉の開放が検出されていないとみなす。また、正面扉が開放されて、スイッチSW1がONにされると、扉開放検出部1は、補助電源V0により駆動し、記憶部41の複数ビットからなる正常なデータが全て消去されるので、正面扉の開放が検出されたことを痕跡として残す。そして、再び遊技機電源部5からの電力供給が開始されると、その制御部34は、記憶部41に正常なデータが記憶されていないので、正面扉の開放が検出されていることを認識することができる。
従って、安価な構成の装置により、確実に扉の開放を検出することが可能になると共に、正面扉の開放が検出されるまでは、扉開放検出部31は、補助電源V0により駆動することがないので、消費電力を低減させることが可能となる。
以上によれば、安価な構成の装置により、確実に扉の開放を検出することが可能となる。
尚、本明細書において、処理を記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理は、もちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理を含むものである。
本発明を適用した扉開放検出部を備えた遊技機の一実施の形態の構成例を示す図である。 図1の扉開放検出部を備えた遊技機による扉開放検出処理を説明するフローチャートである。 図1の扉開放検出部を備えた遊技機による扉開放検出処理を説明する図である。 図1の扉開放検出部を備えた遊技機による扉開放検出処理を説明する図である。 図1の扉開放検出部を備えた遊技機による扉開放検出処理を説明する図である。 図1の扉開放検出部を備えた遊技機による扉開放検出処理を説明する図である。 その他の扉開放検出部を備えた遊技機の実施の形態の構成例を示す図である。 図7の扉開放検出部を備えた遊技機による扉開放検出処理を説明するフローチャートである。 図7の扉開放検出部を備えた遊技機による扉開放検出処理を説明する図である。 図7の扉開放検出部を備えた遊技機による扉開放検出処理を説明する図である。 さらにその他の扉開放検出部を備えた遊技機の実施の形態の構成例を示す図である。 図11の扉開放検出部を備えた遊技機による扉開放検出処理を説明するフローチャートである。 さらにその他の扉開放検出部を備えた遊技機の実施の形態の構成例を示す図である。 図13の扉開放検出部を備えた遊技機による扉開放検出処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 扉開放検出部
4 制御部
4a リセット管理部
4b クロック信号発生部
4c 開放判定部
5 遊技機電源部
7 発報部
31 扉開放検出部
34 制御部
34a リセット管理部
34b クロック信号発生部
34c 開放判定部
41 記憶部
42 全消去信号生成部
43 クロック信号発生部

Claims (10)

  1. 所定のデータを記憶する記憶手段と、
    扉の開放を検出し、前記扉の開放が検出された場合、前記記憶手段により記憶された前記所定のデータを消去する消去手段と
    を含む扉開放検出装置。
  2. 前記記憶手段は、複数ビットからなる前記所定のデータを記憶し、
    前記消去手段は、前記扉の開放を検出し、前記扉の開放が検出された場合、前記記憶手段により記憶された前記所定のデータを全て消去する
    請求項1に記載の扉開放検出装置。
  3. 主電源よりも低い電圧の補助電源をさらに含み、
    前記補助電源とダイオードとが順方向に接続されて、前記記憶手段に電力を供給し、
    直列に接続されている前記補助電源と前記ダイオードとに対して、並列に前記主電源が接続されている
    請求項1または2に記載の扉開放検出装置。
  4. 直列に接続されている前記補助電源と前記ダイオードとに対して、並列に前記主電源と前記ダイオードとは異なる他のダイオードが順方向に接続されている
    請求項3に記載の扉開放検出装置。
  5. 前記記憶手段により記憶される前記所定のデータを記憶、または、読み出す信号線を接続、または、切断する切替手段をさらに含み、
    前記主電源からの電力供給が停止している場合、前記切替手段は、前記信号線を切断する
    請求項1に記載の扉開放検出装置。
  6. 前記記憶手段により前記所定のデータが記憶されているか否かにより前記扉の開放が検出されたか否かを判定する判定手段をさらに含む
    請求項1に記載の扉開放検出装置。
  7. 前記記憶手段は、D型フリップフロップ、RS型フリップフロップ、シフトレジスタ、または不揮発性メモリである
    請求項1に記載の扉開放検出装置。
  8. 前記消去手段は、接点スイッチ、近接スイッチ、光学スイッチ、または磁気スイッチを含む
    請求項1に記載の扉開放検出装置。
  9. 所定のデータを記憶する記憶ステップと、
    扉の開放を検出し、前記扉の開放が検出された場合、前記記憶ステップの処理により記憶された前記所定のデータを消去する消去ステップと
    を含む扉開放検出方法。
  10. 請求項1に記載の扉開放検出装置を含む遊技機。
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