JP2008271642A - Axial gap motor - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、アキシャルギャップ型モータに関する。 The present invention relates to an axial gap type motor.
従来、例えば回転軸方向の両側からロータを挟み込むようにして対向配置された1対のステータを備え、ロータの永久磁石による界磁磁束に対して、1対のステータを介した磁束ループを形成する軸ギャップ型の永久磁石同期機が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
ところで、上記従来技術に係る永久磁石同期機においては、例えば1対のステータの各固定子巻線に通電される電流の通電量が相対的に小さい場合等において、回転磁界を発生する磁束(固定子磁束)のうちロータを鎖交する磁束の量(鎖交磁束量)が低下し、漏洩磁束が増大してしまう場合があり、永久磁石同期機の運転効率を向上させることができないという問題が生じる。 By the way, in the permanent magnet synchronous machine according to the above prior art, for example, when the energization amount of the current energized to each stator winding of a pair of stators is relatively small, etc., the magnetic flux (fixed) The amount of magnetic flux (linkage magnetic flux) that links the rotor in the magnetic flux) may decrease, and the leakage magnetic flux may increase, and the operation efficiency of the permanent magnet synchronous machine cannot be improved. Arise.
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、運転効率を向上させることが可能なアキシャルギャップ型モータを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object thereof is to provide an axial gap type motor capable of improving driving efficiency.
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明の第1態様に係るアキシャルギャップ型モータは、回転軸周りに回転可能なロータ(例えば、実施の形態でのロータ11)と、前記ロータの回転軸に平行な回転軸方向の少なくとも一方側から前記ロータに対向配置されたステータ(例えば、実施の形態でのステータ12)とを備えるアキシャルギャップ型モータであって、前記ロータは、磁化方向が前記回転軸方向であって周方向に配置された複数の主永久磁石(例えば、実施の形態での主永久磁石片41)と、磁化方向が前記回転軸方向に直交する方向であって前記主永久磁石の端部近傍に配置された複数の副永久磁石(例えば、実施の形態での副永久磁石片43)と、前記周方向で隣り合う2つの前記副永久磁石間において前記主永久磁石の前記回転軸方向の少なくとも一方側の表面上に配置された磁性部材(例えば、実施の形態での磁性材部材42)とを備え、前記磁性部材は、圧延加工により形成された圧延材から成り、少なくとも径方向内方または径方向外方の領域での圧延方向が前記回転軸方向であり、前記径方向内方と前記径方向外方との間の領域での圧延方向が前記ロータの周方向である。
In order to solve the above problems and achieve the object, an axial gap type motor according to a first aspect of the present invention includes a rotor that can rotate around a rotation axis (for example, the
さらに、本発明の第2態様に係るアキシャルギャップ型モータでは、前記圧延材は電磁鋼板であり、前記磁性部材は前記ロータの径方向に複数の前記電磁鋼板が積層された積層鋼板から成る。 Furthermore, in the axial gap type motor according to the second aspect of the present invention, the rolled material is an electromagnetic steel plate, and the magnetic member is a laminated steel plate in which a plurality of the electromagnetic steel plates are laminated in the radial direction of the rotor.
さらに、本発明の第3態様に係るアキシャルギャップ型モータでは、前記副永久磁石は、前記主永久磁石の回転軸方向の両端部近傍に配置された1対の第1副永久磁石(例えば、実施の形態での副永久磁石片43)および第2副永久磁石(例えば、実施の形態での副永久磁石片43)を備え、前記ステータは前記回転軸方向で対向配置されて前記回転軸方向の両側から前記ロータを挟み込む1対の第1ステータ(例えば、実施の形態でのステータ12)および第2ステータ(例えば、実施の形態でのステータ12)を備える。
Furthermore, in the axial gap type motor according to the third aspect of the present invention, the sub permanent magnet is a pair of first sub permanent magnets (for example, implemented) disposed near both ends in the rotation axis direction of the main permanent magnet. Sub-permanent magnet piece 43) and a second sub-permanent magnet (for example,
本発明の第1態様に係るアキシャルギャップ型モータによれば、ロータの主永久磁石の表面上に配置された磁性部材は圧延材から成ることから、この圧延材の圧延方向において初期透磁率が相対的に高くなる。このため、磁性部材の少なくとも径方向内方または径方向外方の領域での圧延方向が回転軸方向、つまりロータからステータに向かう方向に設定されることにより、ロータとステータとの間の磁路空隙部での電流磁束(つまり、ステータの固定子巻線に通電される電流に起因する磁束)がロータを鎖交せずに径方向内方または径方向外方に漏れ出てしまうことを抑制することができ、電流磁界と主永久磁石との間に発生する吸引/反発力に起因する磁石トルクを増大させることができる。また、磁性部材の径方向内方と径方向外方との間の領域での圧延方向がロータの周方向、つまりロータの回転方向に設定されることにより、電流磁界と磁性部材との間に発生する吸引力に起因する回転トルク(リラクタンストルク)を増大させることができると共に、ヒステリシス損失を低減することができることから、反回転方向のバックトルクの発生を抑制することができ、コギングトルクおよびトルクリップルを低減することができる。これらにより、アキシャルギャップ型モータの運転効率を向上させることができる。 According to the axial gap type motor according to the first aspect of the present invention, the magnetic member disposed on the surface of the main permanent magnet of the rotor is made of a rolled material, so that the initial magnetic permeability is relative in the rolling direction of the rolled material. Become expensive. Therefore, the magnetic path between the rotor and the stator is set by setting the rolling direction of the magnetic member at least in the radially inner region or the radially outer region to the rotation axis direction, that is, the direction from the rotor to the stator. Suppresses leakage of current magnetic flux in the air gap (that is, magnetic flux caused by the current applied to the stator winding of the stator) radially inward or outward without linking the rotor The magnet torque resulting from the attraction / repulsion force generated between the current magnetic field and the main permanent magnet can be increased. In addition, the rolling direction in the region between the radially inner side and the radially outer side of the magnetic member is set to the circumferential direction of the rotor, that is, the rotational direction of the rotor, so that the current magnetic field and the magnetic member are placed between each other. Since the rotational torque (reluctance torque) resulting from the generated attractive force can be increased and the hysteresis loss can be reduced, the occurrence of back torque in the counter-rotating direction can be suppressed, and the cogging torque and torque can be suppressed. Ripple can be reduced. As a result, the operation efficiency of the axial gap type motor can be improved.
さらに、本発明の第2態様に係るアキシャルギャップ型モータによれば、磁石トルクおよびリラクタンストルクを増大させることができ、アキシャルギャップ型モータの運転効率を向上させることができる。 Furthermore, according to the axial gap type motor according to the second aspect of the present invention, the magnet torque and the reluctance torque can be increased, and the operation efficiency of the axial gap type motor can be improved.
さらに、本発明の第3態様に係るアキシャルギャップ型モータによれば、主永久磁石と第1副永久磁石および第2副永久磁石とによる所謂永久磁石のハルバッハ配置による磁束レンズ効果によって界磁磁束を適切に収束させつつ、回転軸方向で対をなす第1および第2ステータ間で界磁磁束を掃引することができ、各ステータの固定子巻線に鎖交する磁束量を増大させることができる。 Furthermore, according to the axial gap type motor according to the third aspect of the present invention, the field magnetic flux is generated by the magnetic lens effect by the so-called permanent magnet Halbach arrangement of the main permanent magnet, the first sub permanent magnet, and the second sub permanent magnet. The field magnetic flux can be swept between the first and second stators paired in the direction of the rotation axis while properly converging, and the amount of magnetic flux interlinked with the stator winding of each stator can be increased. .
以下、本発明のアキシャルギャップ型モータの一実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
本実施の形態によるアキシャルギャップ型モータ10は、例えば図1および図2に示すように、このアキシャルギャップ型モータ10の回転軸O周りに回転可能に設けられた略円環状のロータ11と、回転軸O方向の両側からロータ11を挟みこむようにして対向配置され、ロータ11を回転させる回転磁界を発生する複数相の各固定子巻線を有する1対のステータ12,12とを備えて構成されている。
Hereinafter, an embodiment of an axial gap type motor of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
An axial
このアキシャルギャップ型モータ10は、例えばハイブリッド車両や電動車両等の車両に駆動源として搭載され、出力軸がトランスミッション(図示略)の入力軸に接続されることで、アキシャルギャップ型モータ10の駆動力がトランスミッションを介して車両の駆動輪(図示略)に伝達されるようになっている。
The axial
また、車両の減速時に駆動輪側からアキシャルギャップ型モータ10に駆動力が伝達されると、アキシャルギャップ型モータ10は発電機として機能していわゆる回生制動力を発生し、車体の運動エネルギーを電気エネルギー(回生エネルギー)として回収する。さらに、例えばハイブリッド車両においては、アキシャルギャップ型モータ10の回転軸が内燃機関(図示略)のクランクシャフトに連結されると、内燃機関の出力がアキシャルギャップ型モータ10に伝達された場合にもアキシャルギャップ型モータ10は発電機として機能して発電エネルギーを発生する。
Further, when the driving force is transmitted from the driving wheel side to the axial
各ステータ12は、略円環板状のヨーク部21と、ロータ11に対向するヨーク部21の対向面上で周方向に所定間隔をおいた位置から回転軸O方向に沿ってロータ11に向かい突出すると共に径方向に伸びる複数のティース22,…,22と、適宜のティース22,22間に装着される固定子巻線(例えば、図4に示す固定子巻線12a)とを備えて構成されている。
Each
各ステータ12は、例えば主極が6個(例えば、U+,V+,W+,U−,V−,W−)とされた6N型であって、一方のステータ12の各U+,V+,W+極に対して、他方のステータ12の各U−,V−,W−極が回転軸O方向で対向するように設定されている。
例えば回転軸O方向で対向する1対のステータ12,12に対し、U+,V+,W+極およびU−,V−,W−極の一方に対応する一方のステータ12の3個のティース22,22,22と、U+,V+,W+極およびU−,V−,W−極の他方に対応する他方のステータ12の3個のティース22,22,22とが、回転軸O方向で対向するように設定され、回転軸O方向で対向する一方のステータ12のティース22と、他方のステータ12のティース22とに対する通電状態が電気角で反転状態となるように設定されている。
Each
For example, with respect to a pair of
そして、ティース22の周方向幅は、例えば径方向の内方から外方に向かい、例えば内周側幅Taから外周側幅Tb(>Ta)へと漸次増大し、周方向で隣り合うティース22,22同士間の周方向での間隔、つまり周方向で隣り合うティース22,22間に形成されて径方向に伸びるスロット23のスロット幅は、径方向において所定の一定値となるように設定されている。
The circumferential width of the
ロータ11は、複数の主磁石極部31,…,31と、複数の副磁石部32,…,32と、非磁性材からなるロータフレーム33とを備えて構成され、主磁石極部31と副磁石部32とは、周方向において交互に配置された状態で、ロータフレーム33内に収容されている。
The
ロータフレーム33は、周方向に所定間隔をおいて配置された複数の径方向リブ34,…,34によって接続された内周側筒状部35と外周側筒状部36と、内周側筒状部35の内周面上から内方に向かい突出する円環板状に形成され、外部の駆動軸(例えば、車両のトランスミッションの入力軸等)に接続される接続部37とを備えて構成されている。
この実施の形態では、ロータフレーム33の内周側筒状部35が外部の駆動軸に接続されることから、径方向リブ34の径方向の内方側がシャフト部側となり、径方向リブ34の径方向の外方側がリム部側となる。
The rotor frame 33 includes an inner peripheral side
In this embodiment, since the inner peripheral
径方向リブ34の径方向に対する断面積は、径方向において所定の一定値となるように設定されている。そして、径方向リブ34の周方向幅は、後述する副永久磁石片43の周方向幅と同等とされている。また、径方向リブ34の回転軸O方向の厚さは、径方向において所定の一定値となるように設定されている。
The cross-sectional area of the
主磁石極部31は、例えば図3に示すように、厚さ方向(つまり、回転軸O方向)に磁化された略扇形板状の主永久磁石片41と、この主永久磁石片41を厚さ方向の両側から挟み込む1対の略扇形板状の磁性材部材42,42とを備えて構成され、周方向で隣り合う主磁石極部31,31の各主永久磁石片41,41は、例えば図4に示すように、磁化方向が互いに異方向となるように設定されている。
For example, as shown in FIG. 3, the main
そして、ロータフレーム33内に収容された複数の主磁石極部31,…,31は、径方向の両側から内周側筒状部35と外周側筒状部36とにより挟み込まれると共に、径方向リブ34を介して周方向で隣り合うように配置されている。
ロータフレーム33内において、各主磁石極部31の主永久磁石片41は2つの径方向リブ34によって周方向の両側から挟み込まれ、主永久磁石片41の回転軸O方向での厚さは、径方向リブ34と同様に、径方向において所定の一定値となるように設定されている。
また、磁性材部材42の回転軸O方向での厚さは、後述する副永久磁石片43と同様に、径方向において所定の一定値となるように設定されている。
The plurality of main
In the rotor frame 33, the main
Further, the thickness of the
副磁石部32は、例えば図2および図3に示すように、ロータフレーム33内において回転軸O方向の両側から径方向リブ34を挟み込む1対の副永久磁石片43,43を備えて構成され、回転軸O方向で対向する1対の副永久磁石片43,43は、例えば図4に示すように、それぞれ回転軸O方向および径方向に直行する方向(略周方向)に磁化され、互いに磁化方向が異方向とされている。
副永久磁石片43の回転軸O方向での厚さは、磁性材部材42と同様に、径方向において所定の一定値であって、副永久磁石片43の周方向幅は、径方向リブ34の周方向幅と同等とされている。
そして、ロータフレーム33内において、周方向で隣り合う副磁石部32,32の副永久磁石片43,43同士は、主磁石極部31の磁性材部材42を周方向の両側から挟み込んでいる。
なお、ロータ11のロータフレーム33とロータフレーム33以外の構成要素(つまり、主磁石極部31および副磁石部32)とを分離して示す図2においては、回転軸O方向で対向する1対の副永久磁石片43,43間および周方向で隣り合う主永久磁石片41,41間に、ロータフレーム33の径方向リブ34が配置される空間部34aが形成されている。
For example, as shown in FIGS. 2 and 3, the
The thickness of the secondary
In the rotor frame 33, the sub
In FIG. 2, which shows the rotor frame 33 of the
磁性材部材42を介して周方向で対向する1対の副永久磁石片43,43同士は、例えば図4に示すように、互いに磁化方向が異方向とされている。
そして、回転軸O方向の一方側に配置された1対の副永久磁石片43,43同士は、回転軸O方向に磁化された主永久磁石片41の一方側の磁極と同極の磁極を対向させ、回転軸O方向の他方側に配置された1対の副永久磁石片43,43同士は、回転軸O方向に磁化された主永久磁石片41の他方側の磁極と同極の磁極を対向させるように配置されている。
As shown in FIG. 4, for example, the pair of sub
The pair of sub
つまり、例えば回転軸O方向の一方側がN極かつ他方側がS極とされた主永久磁石片41に対して、回転軸O方向の一方側において磁性材部材42を周方向の両側から挟み込む1対の副永久磁石片43,43は、互いのN極が周方向で対向するように配置され、回転軸O方向の他方側において磁性材部材42を周方向の両側から挟み込む1対の副永久磁石片43,43は、互いのS極が周方向で対向するように配置されている。
これにより、所謂永久磁石のハルバッハ配置による磁束レンズ効果により主永久磁石片41および各副永久磁石片43,43の各磁束が収束し、各ステータ12,12に鎖交する有効磁束が相対的に増大するようになっている。
That is, for example, a pair of
Accordingly, the magnetic fluxes of the main
そして、この実施の形態では、磁性材部材42は圧延加工により形成された複数の電磁鋼板がロータ11の径方向に積層されて構成されている。
そして、磁性材部材42を構成する各電磁鋼板は、例えば図3から図5に示すように、少なくとも径方向内方または径方向外方の領域(例えば、径方向内方領域および径方向外方領域)での圧延方向が回転軸O方向であり、径方向内方と径方向外方との間の領域(例えば、径方向央部領域)での圧延方向がロータ11の周方向となるように設定されている。
つまり、磁性材部材42は、例えば図3に示すように、圧延方向がロータ11の周方向とされた周方向圧延部42aと、圧延方向が回転軸O方向とされた軸方向圧延部42bとを備えて構成され、径方向で対向する1対の軸方向圧延部42b,42bによって周方向圧延部42aが径方向の両側から挟みこまれて構成されている。
なお、ロータ11のロータフレーム33以外の構成要素(つまり、主磁石極部31および副磁石部32)のみを示す図5においては、回転軸O方向で対向する1対の副永久磁石片43,43間および周方向で隣り合う主永久磁石片41,41間に、ロータフレーム33の径方向リブ34が配置される空間部34aが形成されている。
In this embodiment, the
Each of the electromagnetic steel plates constituting the
That is, for example, as shown in FIG. 3, the
In FIG. 5, which shows only components (that is, the main
つまり、圧延加工により形成される電磁鋼板は、たとえ無方向性の電磁鋼板であっても、圧延方向に対する相対的な方向に応じて磁気特性が変化しており、例えば図6に示すように、圧延方向に平行な方向と、圧延方向に対して45°だけ傾いた方向と、圧延方向の直交方向とに対して、相対的に高磁束密度領域での各直流磁化曲線はほぼ同等となるものの、相対的に低磁束密度領域では互いの直流磁化曲線同士間の偏差が増大していることから、初期透磁率が互いに異なっており、特に、圧延方向に磁化され易くなっている。 That is, even if the electrical steel sheet formed by rolling is a non-oriented electrical steel sheet, the magnetic properties change according to the relative direction with respect to the rolling direction, for example, as shown in FIG. Although each DC magnetization curve in a high magnetic flux density region is substantially equivalent to a direction parallel to the rolling direction, a direction inclined by 45 ° with respect to the rolling direction, and a direction orthogonal to the rolling direction, In the relatively low magnetic flux density region, since the deviation between the direct current magnetization curves increases, the initial magnetic permeability is different from each other, and in particular, it is easily magnetized in the rolling direction.
このため、磁性材部材42を構成する各電磁鋼板に対して、径方向内方と径方向外方との間の径方向央部領域での圧延方向がロータ11の周方向、つまりロータ11の回転方向となるように設定されることにより、この径方向央部領域はロータ11の回転方向に磁化され易くなり、例えば図4に示すように、ステータ12の固定子巻線12aに通電される電流に起因する電流磁束によってN極およびS極の何れかに変化する磁性材部材42の周方向端部のリラクタンストルク発生部と、電流磁界との間に発生する吸引力に起因する回転トルク(つまりリラクタンストルク)を増大させることができると共に、ヒステリシス損失を低減することができることから、反回転方向のバックトルクの発生を抑制することができ、コギングトルクおよびトルクリップルを低減することができる。
例えば図7に示す相電流進角に応じたトルク変化の一例において、圧延材から成る磁性材部材42に対し、径方向央部領域においてロータ11の周方向つまりロータ11の回転方向に相対的に初期透磁率が高い方向が配置された実施例では、径方向央部領域において相対的に初期透磁率が高い方向がロータ11の周方向以外の方向に設定された比較例に比べて、リラクタンストルクが増大している。
For this reason, the rolling direction in the central region in the radial direction between the radially inner side and the radially outer side is the circumferential direction of the
For example, in an example of the torque change according to the phase current advance shown in FIG. 7, relative to the circumferential direction of the
さらに、磁性材部材42を構成する各電磁鋼板に対して、少なくとも径方向内方または径方向外方の領域(例えば、径方向内方領域および径方向外方領域)での圧延方向が回転軸O方向(つまり磁路空隙方向)となるように設定されることにより、この方向に磁束が集束され易くなり、例えば図5に示すように、ロータ11とステータ12との間の磁路空隙部での漏洩磁束の発生、つまりステータ12から発生する電流磁束がロータ11を鎖交せずに径方向内方または径方向外方に漏れ出てしまうことを抑制することができ、固定子巻線12aによる電流磁界と、主永久磁石片41および副永久磁石片43による界磁磁束との間に発生する吸引/反発力に起因する磁石トルクを増大させることができる。
例えば図7に示す相電流進角に応じたトルク変化の一例において、圧延材から成る磁性材部材42に対し、径方向内方領域および径方向外方領域において回転軸O方向に相対的に初期透磁率が高い方向が配置された実施例では、径方向内方領域および径方向外方領域において相対的に初期透磁率が高い方向が回転軸O方向以外の方向に設定された比較例に比べて、磁石トルクが増大している。
Further, with respect to each electromagnetic steel sheet constituting the
For example, in the example of the torque change corresponding to the phase current advance angle shown in FIG. 7, relative to the
上述したように、本実施の形態によるアキシャルギャップ型モータ10によれば、圧延材から成る磁性材部材42に対し、径方向内方と径方向外方との間の径方向央部領域ではロータ11の周方向つまりロータ11の回転方向に相対的に初期透磁率が高い方向を配置することにより、リラクタンストルクを増大させることができ、さらに、ヒステリシス損失およびバックトルクおよびコギングトルクおよび引きずり損失および運転時の騒音や振動等の発生を低減することができる。
さらに、径方向内方領域および径方向外方領域では回転軸O方向(つまり磁路空隙方向)に相対的に初期透磁率が高い方向を配置することにより、磁石トルクを増大させることができ、リラクタンストルクおよび磁石トルクが合成された合成トルクを増大させることができることから、アキシャルギャップ型モータ10の運転効率を向上させることができる。
As described above, according to the axial
Further, in the radially inner region and the radially outer region, the magnet torque can be increased by arranging the direction having a relatively high initial permeability in the rotation axis O direction (that is, the magnetic path gap direction), Since the combined torque obtained by combining the reluctance torque and the magnet torque can be increased, the operation efficiency of the
なお、上述した実施の形態では、回転軸O方向の両側からロータ11を挟みこむようにして対向配置された1対のステータ12,12を備えるとしたが、これに限定されず、例えば1対のステータ12,12のうち、何れか一方のステータ12のみを備えてもよい。
また、上述した実施の形態では、主磁石極部31は主永久磁石片41を厚さ方向の両側から挟み込む1対の磁性材部材42,42を備え、副磁石部32は回転軸O方向の両側から径方向リブ34を挟み込む1対の副永久磁石片43,43を備えるとしたが、これに限定されず、回転軸O方向の何れか一方側のみに磁性材部材42と副永久磁石片43とを備えてもよい。
In the above-described embodiment, the pair of
In the above-described embodiment, the main
10 アキシャルギャップ型モータ
11 ロータ
12 ステータ(ステータ、第1ステータ、第2ステータ)
22 ティース
23 スロット
41 主永久磁石片(主永久磁石)
42 磁性材部材(磁性部材)
43 副永久磁石片(副永久磁石、第1副永久磁石、第2副永久磁石)
10 Axial
22
42 Magnetic material members (magnetic members)
43 secondary permanent magnet pieces (secondary permanent magnet, first secondary permanent magnet, second secondary permanent magnet)
Claims (3)
前記ロータは、磁化方向が前記回転軸方向であって周方向に配置された複数の主永久磁石と、磁化方向が前記回転軸方向に直交する方向であって前記主永久磁石の端部近傍に配置された複数の副永久磁石と、前記周方向で隣り合う2つの前記副永久磁石間において前記主永久磁石の前記回転軸方向の少なくとも一方側の表面上に配置された磁性部材とを備え、
前記磁性部材は、圧延加工により形成された圧延材から成り、少なくとも径方向内方または径方向外方の領域での圧延方向が前記回転軸方向であり、前記径方向内方と前記径方向外方との間の領域での圧延方向が前記ロータの周方向であることを特徴とするアキシャルギャップ型モータ。 An axial gap type motor comprising: a rotor rotatable around a rotation axis; and a stator disposed opposite to the rotor from at least one side in a rotation axis direction parallel to the rotation axis of the rotor,
The rotor includes a plurality of main permanent magnets arranged in a circumferential direction with a magnetization direction in the rotation axis direction, and a direction in which the magnetization direction is perpendicular to the rotation axis direction and in the vicinity of the end of the main permanent magnet. A plurality of sub-permanent magnets arranged, and a magnetic member arranged on the surface of at least one side of the main permanent magnet in the rotational axis direction between the two sub-permanent magnets adjacent in the circumferential direction,
The magnetic member is made of a rolled material formed by rolling, and the rolling direction in at least the radially inward or radially outward region is the rotational axis direction, and the radially inward and radially outward An axial gap type motor characterized in that the rolling direction in the region between the two is the circumferential direction of the rotor.
前記磁性部材は前記ロータの径方向に複数の前記電磁鋼板が積層された積層鋼板から成ることを特徴とする請求項1に記載のアキシャルギャップ型モータ。 The rolled material is a magnetic steel sheet,
2. The axial gap motor according to claim 1, wherein the magnetic member is a laminated steel plate in which a plurality of the electromagnetic steel plates are laminated in a radial direction of the rotor.
前記ステータは前記回転軸方向で対向配置されて前記回転軸方向の両側から前記ロータを挟み込む1対の第1ステータおよび第2ステータを備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアキシャルギャップ型モータ。 The sub-permanent magnet includes a pair of first sub-permanent magnets and second sub-permanent magnets arranged in the vicinity of both end portions in the rotation axis direction of the main permanent magnet,
The said stator is equipped with a pair of 1st stator and 2nd stator which are opposingly arranged by the said rotating shaft direction, and pinch | interpose the said rotor from the both sides of the said rotating shaft direction. Axial gap type motor.
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