JP2008271061A - 試験用電話機 - Google Patents
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Abstract
【課題】常設されたレピータ装置や1.5MPDH装置がなくても、試験を行うことが可能な試験用電話機を提供する。
【解決手段】伝送路を介して接続された複数の搬送装置と、搬送装置に通じる搬送回線と電話機に通じる2線電話回線との間を中継接続するレピータ装置とを少なくとも介して交換機と電話機とが接続される電話回線に用いられる試験用電話機20において、搬送回線(6W)に通じる測定端子に接続可能な測定ケーブル26を接続可能とする入出力差込口27と、入出力差込口27を介して測定ケーブル26に接続する入出力線30を2線電話回線に変換する6W/2W変換回路32と、6W/2W変換回路32で変換された2線電話回線に接続されて信号の送受信に伴う処理を行う回線処理部33とを設ける。試験用電話機20にレピータ装置の機能(6W/2W変換回路32)が内蔵されているので、効率的な試験が可能となる。
【選択図】 図2
【解決手段】伝送路を介して接続された複数の搬送装置と、搬送装置に通じる搬送回線と電話機に通じる2線電話回線との間を中継接続するレピータ装置とを少なくとも介して交換機と電話機とが接続される電話回線に用いられる試験用電話機20において、搬送回線(6W)に通じる測定端子に接続可能な測定ケーブル26を接続可能とする入出力差込口27と、入出力差込口27を介して測定ケーブル26に接続する入出力線30を2線電話回線に変換する6W/2W変換回路32と、6W/2W変換回路32で変換された2線電話回線に接続されて信号の送受信に伴う処理を行う回線処理部33とを設ける。試験用電話機20にレピータ装置の機能(6W/2W変換回路32)が内蔵されているので、効率的な試験が可能となる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、交換機と電話機とが接続された電話回線を試験するために有用なレピータ装置の機能を内蔵した試験用電話機に関する。
複数の事業所等の間で直通電話回線や自動電話回線を構成する場合には、通信機械室にあるIDF(中間配線盤:intermediate distribution frame)のジャンパー線を使って回線を構成している。
例えば、図3に示すように、交換機1が設置されたA地点から、B地点を経由して、電話機2が設置されたC地点を結んで電話回線3を構成する場合、A地点において交換機1を搬送装置4に接続し、またC地点において電話機2をレピータ装置(REP)5を介して搬送装置6に接続し、B地点においてA地点の搬送装置4と伝送路7を介して接続する搬送装置8とC地点の搬送装置6と伝送路9を介して接続する搬送装置10とをIDF11の図示しないジャンパ線を介して接続するようにしている。
このような電話回線においては、交換機1と搬送装置4との間、搬送装置6とレピータ装置5との間、搬送装置8,10とIDF11との間はそれぞれ6W(6ワイヤ:送信用2ワイヤ、受信用2ワイヤ、ベル用2ワイヤ)の搬送回線で接続され、電話機2とレピータ装置5との間は2W(2ワイヤ)の電話回線で接続されている。したがって、レピータ装置5は、2線式電話回線と搬送回線との間を中継接続する機能を有している(特許文献1、非特許文献1参照)。
特開平6ー6458号公報
"ハイブリッドレピータ装置"、[online]、大井電気株式会社、インターネット<http://www.ooi.co.jp/manufact/jyouhou/html/oinet-335/index.html>
ところで、電話機2での通話ができなくなった場合、予想される障害としては、電話機自体の故障か通信線路の故障が考えられる。電話機2の故障であれば、電話機2を交換すればよいが、通信線路に異常がある場合には、交換機側から順次回線を切り分けして通信線路を調査する必要がある。
この場合、従来であれば、試験機用電話機15をレピータ装置5の2線式電話回線用端子5aに接続して調査するようにしていたので、B地点の搬送装置間で切り分け試験を行う場合には、B地点に常設されたレピータ装置16があれば、そのレピータ装置16の空いている2線式電話回線用端子16aに試験用電話機15を接続し、IDF11のジャンパ線を、搬送装置8と搬送装置10との接続から搬送装置8とレピータ装置16との接続に切り替え(レピータ装置16の空きがある端子部分に回線を振り)、試験を行うようにしていた。
即ち、IDF11のジャンパ線を搬送装置8とレピータ装置16とに接続変更し、試験を行った後にIDF11のジャンパ線を再び搬送装置8と搬送装置10との接続へ戻すようにしていた。
即ち、IDF11のジャンパ線を搬送装置8とレピータ装置16とに接続変更し、試験を行った後にIDF11のジャンパ線を再び搬送装置8と搬送装置10との接続へ戻すようにしていた。
また、レピータ装置16の2線式電話回線用端子16aに空きがない場合においても、レピータ装置16としての機能を有する1.5MPDH装置17がある場合には、そのTEL盤17aを利用して同様の試験が可能である。
即ち、搬送装置10のチャンネル基板の測定端子10aと1.5MPDH装置17のTEL盤17aとを測定ケーブル18で接続し、不良箇所の有無を判定した後に測定ケーブル18を外すようにしていた。
即ち、搬送装置10のチャンネル基板の測定端子10aと1.5MPDH装置17のTEL盤17aとを測定ケーブル18で接続し、不良箇所の有無を判定した後に測定ケーブル18を外すようにしていた。
しかしながら、IDF11のジャンパ線により回線を切り替える作業は、手間がかかり、試験をするまでに時間を要する不都合がある。また、レピータ装置5,16の2線式電話回線用端子5a,16aに空きがない場合やレピータ装置16がない場合には試験ができない不都合がある。さらに、中継地点でレピータ装置16を利用する場合、IDF11で回線を切り替えて試験をするので、同地点の電話機2に近い側の搬送装置(図3のB地点の搬送装置10)の動作不良の有無を調べる場合には、C地点に移動して試験をしなければ不良の有無を判断できない不都合があった。
この場合、上述したように、1.5MPDH装置17があれば、そのTEL盤17aを利用することで搬送装置10の試験が可能であるが、この装置がない場合には、試験を行うことができず、また、1.5MPDH装置17があっても、測定ケーブル長には限界があるため、搬送装置10と1.5MPDH装置17との間が離れている場合には、試験が不可能となる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、常設されたレピータ装置や1.5MPDH装置がなくても、試験を行うことが可能な試験用電話機を提供することを主たる課題としている。
上記課題を達成するために、本発明に係る試験用電話機は、伝送路を介して接続された複数の搬送装置と、前記搬送装置に通じる搬送回線と電話機に通じる2線電話回線との間を中継接続するレピータ装置とを少なくとも介して交換機と前記電話機とが接続される電話回線に用いられるものにおいて、前記搬送回線に通じる測定端子に接続可能な測定ケーブルを接続可能とするコネクタ部と、前記コネクタ部を介して前記測定ケーブルに接続する入出力線を2線電話回線に変換する回線変換部と、前記回線変換部で変換された2線電話回線に接続されて信号の送受信に伴う処理を行う回線処理部とを有することを特徴としている。
したがって、コネクタ部に搬送回線に通じる測定端子に接続可能な測定ケーブルを接続すれば、コネクタ部を介して測定ケーブルに接続する入出力線が回線変換部により2線電話回線に変換され、回線処理部により従前の送受信に伴う処理が行われるので、回線変換部により搬送回線と2線電話回線とを中継するレピータ装置としての機能を持たせることが可能となり、搬送装置に直接接続して回線及び搬送装置の試験を行うことが可能となる。このため、常設されたレピータ装置や1.5MPDHを用いなくても試験することが可能となる。
また、上述の構成において、コネクタ部を前記レピータ装置の2線電話回線接続用端子に接続可能な測定ケーブルとも接続可能とし、前記コネクタ部を介して前記測定ケーブルに接続する入出力線を前記搬送回線に通じる測定端子との間で信号を送受可能とする状態か前記レピータ装置の2線電話回線接続用端子との間で信号を送受可能とする状態かに切り替える入線切替部を備え、前記入線切替部により、前記搬送回線に通じる測定端子との間で信号を送受可能とする状態に切り替えられた場合に前記入出力線を前記回線変換部に接続し、前記レピータ装置の2線電話回線接続用端子との間で信号を送受可能とする状態に切り替えられた場合に前記入出力線を前記回線処理部に接続するようにしてもよい。
このような構成においては、コネクタ部に搬送回線に通じる測定端子に接続可能な測定ケーブルとレピータ装置の2線電話回線接続用端子に接続可能な測定ケーブルとを選択的に接続させることができ、入力信号切替部により、接続された測定ケーブルに応じて、搬送回線に通じる測定端子との間で信号を送受可能とする状態かレピータ装置の2線電話回線接続用端子との間で信号を送受可能とする状態かが切り替えられ、信号を送受可能とする状態が搬送回線に通じる測定端子との間で信号を送受可能とする状態に切り替えられた場合に入出力線を回線変換部に接続して、この回線変換部を介して回線処理部との間で信号を送受できるようにし、また、信号を送受可能とする状態がレピータ装置の2線電話回線接続用の端子との間で信号を送受可能とする状態に切り替えられた場合に入出力線を回線処理部に直接接続するようにしたので、試験用電話機を搬送装置にもレピータ装置にも測定ケーブルを介して接続できるようになり、1つの試験用電話機で両装置の試験が可能となる。
さらに、測定用電話機は、コネクタ部に接続された測定ケーブルの先端を終端することで該測定ケーブルの導通試験を行うケーブル試験手段を具備するようにしてもよい。このような構成とすれば、試験用電話機で測定ケーブルの導通試験も行うことが可能となるので、測定ケーブルの断線などによる誤測定を避けることが可能となる。
以上述べたように、本発明による試験用電話機よれば、搬送回線に通じる測定端子に接続可能な測定ケーブルを接続可能とするコネクタ部と、このコネクタ部を介して測定ケーブルに接続する入出力線を2線電話回線に変換する回線変換部と、回線変換部で変換された2線電話回線に接続されて信号の送受信に伴う処理を行う回線処理部とを有するので、搬送回線を2線電話回線に変換するレピータ装置の機能を持たせることが可能となり、搬送装置の測定端子を介して回線や搬送装置の試験が可能となる。このため、レピータ装置に試験用電話機を接続する回線が空いていない場合や、レピータ装置や1.5MPDH装置が無い箇所においても、電話回線や搬送装置の試験が可能となり、また、IDFのジャンパ線の切り替えが不要となる。
特に、コネクタ部を、レピータ装置の2線電話回線接続用端子に接続可能な測定ケーブルとも接続可能とし、信号を送受可能とする状態を搬送回線に通じる測定端子との間で信号を送受可能とする状態に切り替えて入出力線を回線変換部に接続したり、レピータ装置の2線電話回線接続用端子との間で信号を送受可能とする状態に切り替えて入出力線を回線処理部に直接接続するようにすれば、1台の試験用電話機で搬送装置とレピータ装置とを試験することが可能となる。
また、試験用電話機に、コネクタ部に接続された測定ケーブルの先端を終端することで測定ケーブルの導通試験が行える機能を持たせることで、測定ケーブルの断線などの不具合を調べることが可能となり、誤測定の恐れをなくして正確な回線試験を行うことが可能となる。
以下、本発明の最良の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。
図1において、交換機1から電話機2までの電話回線3が示されている。この電話回線3は、例えば、交換機1が設置されたA地点から、B地点を経由して、電話機2が設置されたC地点を結ぶもので、A地点では、交換機1に搬送装置4が接続され、C地点では、電話機2がレピータ装置(REP)5を介して搬送装置6に接続され、B地点では、A地点の搬送装置4と伝送路7を介して接続される搬送装置8とC地点の搬送装置6と伝送路9を介して接続される搬送装置10とがIDF(中間配線盤:intermediate distribution frame)11を介して接続された構成となっている。
交換機1と搬送装置4との間、レピータ装置5と搬送装置6との間、及び搬送装置8,10とIDF11との間は、それぞれ6W(6ワイヤ:送信用2W、受信用2W、ベル用2W)の搬送回線で接続され、電話機2とレピータ装置5との間は、2W(2ワイヤ)の電話回線で接続されている。
試験用電話機20は、図2にも示されるように、電話番号の入力や各種操作をするための操作ボタンやダイヤル等で構成された操作部21と、入力内容や着信内容等を表示する液晶パネル等で構成された表示部22と、着信を知らせる着信音を出力するためのスピーカ23と、受信した音声を出力するためのスピーカ24と、送信する音声を入力するためのマイク25と、測定ケーブル26の接続プラグが装着可能な入出力差込口(コネクタ部)27と、外部の電源コンセントに接続するための電源プラグ28及び電源コード29を有している。
この試験用電話機20の構成を説明すると、測定ケーブルが装着される入出力差込口(コネクタ部)27は、搬送回線に通じる搬送装置4,6,8,10の測定端子4a,6a,8a,10aに接続可能な測定ケーブル26aの接続プラグと、レピータ装置5の2線電話回線接続用端子5aに接続可能な測定ケーブル26bの接続プラグとが選択的に装着可能となっており、入出力線30を介して6W/2W切替器31に接続されている。
6W/2W切替器31は、入出力差込口(コネクタ部)27を介して前記測定ケーブル26に接続する入出力線30を前記搬送回線に通じる測定端子4a,6a,8a,10aとの間で信号を送受可能とする状態、即ち、入線を6Wとするか、レピータ装置5の2線電話回線接続用の端子との間で信号を送受可能とする状態、即ち、入線を2Wとするかを作業者の操作によって切り替え可能としている。
また、試験用電話機20は、6W/2W切替器31により入出力線30を搬送回線に通じる測定端子との間で信号を送受可能とする状態に切り替えられた場合(入線を6Wとする切り替えが行われた場合)に、入出力線30を6W/2W切替器31を介して6Wで電気的に接続する6W/2W変換回路32と、6W/2W切替器31により入出力線30をレピータ装置5の2線電話回線接続用端子5aとの間で信号を送受可能とする状態に切り替えられた場合(入線を2Wとする切り替えが行われた場合)に、入出力線30を6W/2W切替器31を介して2Wで電気的に接続する回線処理部33とを有する。この6W/2W変換回路32と回線処理部33とは2線電話回線(2W)を介して接続されている。
このうち、6W/2W変換回路32は、6Wの電話回線を2Wの電話回線に変換して搬送回線と2線電話回線との間を中継接続するレピータ装置としての機能を有する。
また、回線処理部33は、2線回線を介して信号の送受信に伴う処理を行うもので、ここに接続されるマイク25を介して入力される音声信号などを電話回線へ送出する処理や、電話回線からの音声信号などを受信してスピーカ23,24を介して出力する処理などを行う。
また、回線処理部33は、2線回線を介して信号の送受信に伴う処理を行うもので、ここに接続されるマイク25を介して入力される音声信号などを電話回線へ送出する処理や、電話回線からの音声信号などを受信してスピーカ23,24を介して出力する処理などを行う。
この回線処理部33での処理は、マイクロコンピュータ等で構成された制御部35によって制御されるようになっており、制御部35に接続された前記操作部21からの各種操作等に基づき送受信に伴う処理がなされる。また、制御部には、表示部22が接続され、操作部21で操作された電話番号などが制御部35の制御により表示部22に表示されるようになっている。
さらに、試験用電話機20は、入出力差込口(コネクタ部)27に接続された測定ケーブル26の導通試験を行うためのケーブルテスト部36、電源ユニット37、電源ユニット37に接続される電源コード29を巻き取り可能とするコード巻取機38が設けられている。ケーブルテスト部36は、入出力差込口(コネクタ部)27に接続された測定ケーブル26の先端を終端させることで、導通の有無を判断し、その結果を表示部22に表示させるようにしている。
尚、電源ユニット37は、外部電源によらず、内部に収容される乾電池などにより電力を供給するようにしてもよい。
尚、電源ユニット37は、外部電源によらず、内部に収容される乾電池などにより電力を供給するようにしてもよい。
以上の構成において、図1に示した電話回線3において、電話機2が通話できなくなり、電話機2を交換しても通話できない場合には、従来であれば、交換機側から回線を切り分けて試験を行うようにしているが、本試験用電話機20を用いる場合には、交換機側の搬送装置4から、順次、測定端子4a,6a,8a,10aに測定ケーブル26aの一端を接続し、その測定ケーブル26aの他端を試験用電話機20の入出力差込口(コネクタ部)27に装着し、これと同時に、6W/2W切替器31を操作して入出力線30を搬送回線に通じる測定端子との間で信号を送受可能とする状態にする(入出力線を6Wにする切り替えを行う)。これにより、入出力差込口(コネクタ部)27に装着された測定ケーブル26aは、6W/2W切替器31、6W/2W変換回路32を介して回線処理部33に接続され、6W/2W変換回路32を従来のレピータ装置として機能させているので、ぞれぞれの搬送装置4,6,8,10の測定端子4a,6a,8a,10aを用いて直接試験を行うことが可能となる。
このため、従来必要であった、レピータ装置や1.5MPDH装置が無くても各地点の搬送装置4,6,8,10で試験が可能となる。また、従来においては、例えば、B地点の搬送装置10が故障している場合、B地点では、搬送装置10よりも交換機側の故障の有無が分かるだけで、搬送装置10の故障の有無はB地点では判断できず、C地点に移動して試験をする必要があったが、本試験用電話機20を用いることで、B地点において搬送装置10から交換機1間の試験が可能となる。このため、地点間を移動を減らすことが可能となり、作業効率を向上させることが可能となる。また、試験を行うために従来必要であったIDF11のジャンパ線の接続切替えも不要となるため、作業効率を一層高めることが可能となる。
さらに、上述の構成においては、入出力差込口(コネクタ部)27に接続された測定ケーブル26の先端を終端させることで、ケーブルテスト部36で測定ケーブル26の導通試験が行われるので、測定ケーブル26の断線による誤測定を避けることが可能となる。
以上の試験は、搬送装置4,6,8,10の測定端子4a,6a,8a,10aに試験用電話機20を接続して電話回線3又は搬送装置4,6,8,10を試験する構成であるが、レピータ装置5の故障の有無を調査する場合には、専用の測定コード26bを用いて、その一端をレピータ装置5の空いている2線電話回線接続用端子5aに接続し、その測定ケーブル26bの他端を試験用電話機20の入出力差込口(コネクタ部)27に装着し、これと同時に、6W/2W切替器31を操作して入出力線30をレピータ装置5の2線電話回線接続用端子との間で信号を送受可能とする状態とする(入出力線を2Wにする切り替えを行う)。
これにより、入出力差込口(コネクタ部)27に装着された測定ケーブル26bは、6W/2W切替器31を介して回線処理部33に直接接続され、試験用電話機を従来の2線電話回線に接続される試験用電話機として機能させることが可能となるので、レピータ装置5の故障の有無の試験も可能となる。
尚、上述の構成においては、交換機1との間で回線や装置に異常があるか否かを試験する手法を示したが、例えば、C地点の電話機2のダイヤル信号や発信信号を、B地点の搬送装置10の測定端子10aに接続された本試験用電話機20で受けて異常の有無を判断すれば、対交換機1か対電話機2かの故障判別が可能となる。このため、作業者の地点間の移動をより少なくして、回線や装置を試験することが可能となり、作業労力の軽減や作業対応時間の短縮を図ることが可能となる。
2 電話機
5 レピータ装置(REP)
・ 伝送路
27 入出力差込口(コネクタ部)
31 6W/2W切替器(入線切替部)
32 6W/2W変換回路(回線変換部)
33 回線処理部
36 ケーブルテスト部
5 レピータ装置(REP)
・ 伝送路
27 入出力差込口(コネクタ部)
31 6W/2W切替器(入線切替部)
32 6W/2W変換回路(回線変換部)
33 回線処理部
36 ケーブルテスト部
Claims (3)
- 伝送路を介して接続された複数の搬送装置と、前記搬送装置に通じる搬送回線と電話機に通じる2線電話回線との間を中継接続するレピータ装置とを少なくとも介して交換機と前記電話機とが接続される電話回線に用いられる試験用電話機において、
前記搬送回線に通じる測定端子に接続可能な測定ケーブルを接続可能とするコネクタ部と、
前記コネクタ部を介して前記測定ケーブルに接続する入出力線を2線電話回線に変換する回線変換部と、
前記回線変換部で変換された2線電話回線に接続されて信号の送受信に伴う処理を行う回線処理部と
を有することを特徴とする試験用電話機。 - 前記コネクタ部は、前記レピータ装置の2線電話回線接続用端子に接続可能な測定ケーブルとも接続可能であり、
前記コネクタ部を介して前記測定ケーブルに接続する入出力線を前記搬送回線に通じる測定端子との間で信号を送受可能とする状態か前記レピータ装置の2線電話回線接続用端子との間で信号を送受可能とする状態かに切り替える入線切替部を備え、
前記入線切替部は、前記搬送回線に通じる測定端子との間で信号を送受可能とする状態に切り替えられた場合に前記入出力線を前記回線変換部に接続し、前記レピータ装置の2線電話回線接続用端子との間で信号を送受可能とする状態に切り替えられた場合に前記入出力線を前記回線処理部に接続する
ことを特徴とする請求項1記載の試験用電話機。 - 前記コネクタ部に接続された測定ケーブルの先端を終端することで前記測定ケーブルの導通試験を行うケーブル試験手段を具備することを特徴とする請求項1又は2記載の試験用電話機。
Priority Applications (1)
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JP2007109947A Pending JP2008271061A (ja) | 2007-04-19 | 2007-04-19 | 試験用電話機 |
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