JP2008270711A - 先行板自動テープ貼付機 - Google Patents

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文孝 李
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Abstract

【課題】極薄のプリント基板を搬送するために好適な先行板用の自動テープ貼付機を提供する。
【解決手段】供給部20は先行板Bを積載する昇降テーブル21を有する。載置部30は昇降テーブル21から先行板Bが移載される移動テーブル31を有する。テープ装填装置40は、移動テーブル31に載置された先行板BにテープTを貼り付ける。収容部50は、テープT付き先行板Bが移動テーブル31から移載されて積層される昇降テーブル51を有する。移載装置60は先行板Bを吸着して移載する。テープ装填装置40は、先行板Bの長手方向に沿って、先行板Bの端縁から突出するようにテープTを先行板Bに貼り付け可能に構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、先行板用のテープ貼付装置に関する。特に、FPC(Flexible Printed Circuit)など、極薄のプリント基板を搬送するために好適な先行板用の自動テープ貼付機に関する。
一般に、プリント基板の基板材(例えば、銅張積層板)の製造工程では、水平搬送機構で搬送される基板材に対して、各種の薬液や洗浄液が噴射される。そして、現像→エッチング→剥離などの一連の工程における表面処理が順次実施されることにより、電気回路が形成される基板材が製造されている。
ところで、FPCなどの極薄の基板材は、先端に反りが発生する頻度が多く、基板材を水平搬送する下部のコンベアロール間に脱落することや、上面のコンベアロールに乗り上げるなどの不具合が発生する可能性がある。
こうした不具合を解消するため、耐薬品性を有し、かつ被処理体である基板材への着脱が容易な搬送用治具板、及び搬送用治具板を用いることにより、搬送コンベア内での基板材のひっかかりなどが発生しない基板材の搬送方法が発明されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1による基板材の搬送方法は、先行板を用いて基板材をコンベア装置で搬送する方法において、基板材の先行板として用いる搬送用治具板の少なくとも1辺を切り抜き加工し、基板材を搬送用治具板の切り抜き加工した部分で挟み込み搬送している。
又、前述した不具合を解消するため、第1に、基板材のスムーズな安定搬送が実現され、第2に、しかも先行板などの基板材への搬送治具を使用せず、第3に、樹脂製ローラーの精度誤差にも対応でき、第4に、ローラー間の接触度が向上し、第5に、これらは簡単容易かつ正確で確実に実現され、第6に、処理精度も維持される、基板材の搬送機構が発明されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2による基板材の搬送機構は、プリント基板の製造工程中、基板材の表面処理装置に使用され、対向する一対のローラー、介装置板、及び介装突条を有する。一対のローラーは、多数の溝付のストレートローラー状をなし、上位のローラーは、フリーローラーよりなると共に、ローラー駒の集合体よりなる。介装置板は、前後のローラー間に配設されている。介装突条は、介装置板に多数付設され、ローラーの溝に嵌入及び摺接されている。又、重ねローラーも使用される。
特開2005−158856号公報 特開2006−32394号公報
特許文献1及び2には、従来技術として、搬送コンベアへの基板材を投入する前に、被処理体である基板材の先端に先行板(被処理体にテープを貼着し、基板材を案内する板)を取り付けてから、表面処理する搬送コンベアに投入する方法を実施、又は試みたと、記載している。
特許文献1及び2には、先行板をテープなどで取付ける場合、テープのカッテング、テープの貼り付けによる基板材に対する先行板の取り付け、及び表面処理後の取り外しなどに、比較的時間を要し、作業工程の効率化の点では好ましくない、としている。
しかし、先行板を用いて、極薄のプリント基板を搬送することが有用であることは、特許文献1及び2に記載されている。従来の手作業による先行板へのテープの貼り付けやテープのカッテングが自動化できれば、作業工程が効率化され、既存のコンベア装置も利用できる。したがって、極薄のプリント基板を搬送するために好適な先行板用の自動テープ貼付機が望まれる。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、先行板へのテープの貼り付けやテープのカッテングを自動化する先行板自動テープ貼付機を提供することを目的とする。
本発明者らは、巻回されたテープの先端部をチャックで把持し、このテープを先行板にローラーで圧接する共に、所定長さにカッターで切断する前に、チャックをテープの切断長以上にカッターの前段に移動して、次に、テープを把持後に初期の位置に戻ることにより、先行板に順次テープを貼り付け可能なことを見出し、これに基づいて、以下のような新たな先行板自動テープ貼付機を完成するに至った。
(1) 帯状の先行板の長手方向に沿って、当該先行板の端縁から突出するように粘着性のテープを当該先行板に貼り付け可能な先行板自動テープ貼付機。
(1)の発明による先行板自動テープ貼付機は、先行板へのテープの貼り付けやテープのカッテングを自動化できる。
(2) 帯状の先行板を積載する第1昇降テーブルを有する供給部と、前記第1昇降テーブルから先行板が移載される移動テーブルを有する載置部と、前記移動テーブルに載置された先行板に粘着性のテープを貼り付けるテープ装填装置と、前記テープが貼着された先行板が前記移動テーブルから移載されて積層される第2昇降テーブルを有する収容部と、先行板を吸着して移載する移載装置と、を備え、前記テープ装填装置は、先行板の長手方向に沿って、当該先行板の端縁から突出するように前記テープを当該先行板に貼り付け可能な先行板自動テープ貼付機。
(2)の発明による先行板自動テープ貼付機は、供給部、載置部、テープ装填装置、収容部、及び移載装置を備えている。供給部は、帯状の先行板を積載する第1昇降テーブルを有している。載置部は、第1昇降テーブルから先行板が移載される移動テーブルを有している。テープ装填装置は、移動テーブルに載置された先行板に粘着性のテープを貼り付ける。収容部は、テープが貼着された先行板が移動テーブルから移載されて積層される第2昇降テーブルを有している。移載装置は、先行板を吸着して移載する。
そして、(2)の発明による先行板自動テープ貼付機は、先行板の長手方向に沿って、先行板の端縁から突出するように、テープを先行板に貼り付けることができる。(2)の発明による先行板自動テープ貼付機は、大量の先行板へのテープの貼り付けやテープのカッテングを自動化できる。
(3) 前記テープ装填装置は、前記テープを巻回するリールと、このテープの先端部を把持するチャックと、このテープを先行板の長手方向に沿って圧接するローラーと、このテープを所定の長さに切断するカッターと、を有し、前記チャックは、前記カッターでテープを切断する前に当該テープの切断長以上に当該カッターの前段に移動する(2)記載の先行板自動テープ貼付機。
(3)の発明による先行板自動テープ貼付機は、テープ装填装置がリール、チャック、ローラー、及びカッターを有している。リールはテープを巻回する。チャックはテープの先端部を把持する。ローラーは、テープを先行板の長手方向に沿って圧接する。カッターは、テープを所定の長さに切断する。そして、チャックは、カッターでテープを切断する前にテープの切断長以上にカッターの前段に移動する。
(3)の発明による先行板自動テープ貼付機は、帯状の先行板の長手方向に沿って、先行板の端縁から突出するように粘着性のテープを先行板に貼り付けることができる。テープ装填装置は、先行板にテープを2列に貼り付けることもでき、プログラムの変更により、先行板にテープを単列に貼り付けることもできる。先行板にテープを2列以上に貼り付けることもできる。
(4) 前記供給部は、第1モータ本体の出力軸の回転運動を第1直動軸の直進運動に変換する第1リニアモータと、前記第1昇降テーブルの昇降運動のみを許容する第1滑動手段と、を備え、前記第1直動軸の一端が前記第1昇降テーブルの底面に連結し、前記第1リニアモータを駆動して当該第1昇降テーブルを昇降させる(2)又は(3)記載の先行板自動テープ貼付機。
(4)の発明による先行板自動テープ貼付機は、供給部に大量の先行板をストックできる。
(5) 前記収容部は、第2モータ本体の出力軸の回転運動を第2直動軸の直進運動に変換する第2リニアモータと、前記第2昇降テーブルの昇降運動のみを許容する第2滑動手段と、を備え、前記第2直動軸の一端が前記第2昇降テーブルの底面に連結し、前記第2リニアモータを駆動して当該第2昇降テーブルを昇降させる(2)又は(3)記載の先行板自動テープ貼付機。
(5)の発明による先行板自動テープ貼付機は、収容部に大量のテープ付き先行板をストックできる。
(6) 前記テープ装填装置を先行板の長手方向に沿って移動させる門型の直動機構を備える(2)から(5)のいずれかに記載の先行板自動テープ貼付機。
(6)の発明による先行板自動テープ貼付機は、門型の直動機構が剛性を有することが好ましく、テープ装填装置に振動を付与することなく、先行板にテープを正確に貼り付けることができる。
(7) 前記載置部は、前記移動テーブルの長手方向の一方の端部に固定される第1位置決め板と、前記移動テーブルの短手方向の一方の端部に固定される一対の第2及び第3位置決め板と、前記移動テーブルの長手方向の他方の端部に配置される往復シリンダと、前記移動テーブルの短手方向の他方の端部に配置される一対のペン型シリンダと、を備え、前記往復シリンダは、前記第1位置決め板に先行板を突き当てて保持する第1保持爪を有し、前記一対のペン型シリンダは、前記一対の第2及び第3位置決め板に先行板を突き当てて保持する一対の第2及び第3保持爪を有する(2)から(6)のいずれかに記載の先行板自動テープ貼付機。
(7)の発明による先行板自動テープ貼付機は、先行板を長手方向にも短手方向にも移動テーブルの基準位置に保持できる。
(8) 前記載置部は、前記移動テーブルの下方に配置されて当該移動テーブルを短手方向にスライド可能に連結する長尺の基板と、この基板に対して前記移動テーブルを移動して先行板の端縁から突出するテープの突出量を調整可能な調整機構と、を備え、前記調整機構は、一方の端部につまみ部を設け、他方の端部の雄ねじ部を設け、中間に軸部を設けて構成される調整ねじと、前記調整ねじの軸部が嵌合する係合穴を一方の端部に設け、他方の端部が前記基板に固定されるクランプ板と、このクランプ板に設けられて前記係合穴を開閉するレバーと、を有し、前記調整ねじの雄ねじ部は、前記移動テーブルに設けられた雌ねじ部に螺合している(7)記載の先行板自動テープ貼付機。
(8)の発明による先行板自動テープ貼付機は、テープ付き先行板によって搬送されるプリント基板の大きさや重量に対応して、先行板の端縁から突出するテープの突出量を調整できる。テープの突出量が数値的に確認できるように、目盛りと指針を設けることが好ましい。
(9) 前記移載装置は、前記第1昇降テーブル又は前記移動テーブルに対向する第1取り付け板と、前記移動テーブル又は前記第2昇降テーブルに対向する第2取り付け板と、前記第1取り付け板に配置されて先行板を吸着又は解放可能な第1吸着ハンド群と、前記第2取り付け板に配置されて先行板を吸着又は解放可能な第2吸着ハンド群と、前記第1取り付け板及び前記第2取り付け板を一体にして昇降させる昇降手段と、を備え、前記第1吸着ハンド群が前記第1昇降テーブルに在る先行板を吸着するときは、第2吸着ハンド群が前記移動テーブルに在る先行板を吸着し、前記第1吸着ハンド群が先行板を前記移動テーブルに解放するときは、第2吸着ハンド群が先行板を前記第2昇降テーブルに解放する(2)から(8)のいずれかに記載の先行板自動テープ貼付機。
(9)の発明による先行板自動テープ貼付機は、先行板の処理スピード(タクトタイム)を向上できる。
(10) 先行板自動テープ貼付機を用いて、帯状の先行板の長手方向に沿って、当該先行板の端縁から突出するように粘着性のテープを当該先行板に貼り付ける先行板へのテープ貼付方法。
(11) 帯状の先行板を積載する第1昇降テーブルを有する供給部と、前記第1昇降テーブルから先行板が移載される移動テーブルを有する載置部と、前記移動テーブルに載置された先行板に粘着性のテープを貼り付けるテープ装填装置と、前記テープが貼着された先行板が前記移動テーブルから移載されて積層される第2昇降テーブルを有する収容部と、先行板を吸着して移載する移載装置と、を備える先行板自動テープ貼付機を用いる先行板へのテープ貼付方法であって、前記テープ装填装置は、先行板の長手方向に沿って、当該先行板の端縁から突出するように前記テープを当該先行板に貼り付ける先行板へのテープ貼付方法。
(12) 前記テープ装填装置は、前記テープを巻回するリールと、このテープの先端部を把持するチャックと、このテープを先行板の長手方向に沿って圧接するローラーと、このテープを所定の長さに切断するカッターと、を有し、前記チャックは、前記カッターでテープを切断する前に当該テープの切断長以上に当該カッターの前段に移動する(11)記載の先行板へのテープ貼付方法。
本発明による先行板自動テープ貼付機は、先行板へのテープの貼り付けやテープのカッテングを自動化できる。本発明による先行板自動テープ貼付機は、大量の帯状の先行板の長手方向に沿って、先行板の端縁から突出するように粘着性のテープを先行板に自動で正確に貼り付けることができる。本発明による先行板自動テープ貼付機は、極薄のプリント基板を搬送するために好適な先行板用の自動テープ貼付機を提供できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明による先行板自動テープ貼付機の一実施形態を示す正面図である。図2は、前記実施形態による先行板自動テープ貼付機の平面図である。図3は、前記実施形態による先行板自動テープ貼付機の右側面図である。
図4は、前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わるテープ装填装置及び載置部の斜視外観図である。図5は、前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わるテープ装填装置及び載置部の正面図である。図6は、前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わるテープ装填装置及び載置部の平面図である。図7は、前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わるテープ装填装置及び載置部の右側面図である。
図8は、前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わる供給部、載置部、及び収容部の斜視外観図である。図9は、前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わる供給部、載置部、及び収容部の斜視外観図であり、図8と異なる方向から観ている。図10は、前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わる供給部、載置部、及び収容部の斜視外観図であり、図9と反対方向から観ている。図11は、前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わる供給部、載置部、及び収容部の平面図である。図12は、前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わる供給部、載置部、及び収容部の正面図である。図13は、前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わる供給部、載置部、及び収容部の右側面図である。
図14は、前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わるテープ装填装置の斜視外観図である。図15は、前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わるテープ装填装置の斜視外観図であり、図14と異なる方向から観ている。図16は、前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わるテープ装填装置の正面図である。図17は、前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わるテープ装填装置の平面図である。図18は、前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わるテープ装填装置の右側面図である。
図19は、前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わる移載装置の斜視外観図である。図20は、前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わる移載装置の正面図である。図21は、前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わる移載装置の平面図である。図22は、前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わる移載装置の右側面図である。図23は、本発明による先行板自動テープ貼付機に適用される先行板、及びこの先行板に貼着されるテープの一実施形態を示す斜視外観図である。
最初に、本発明による先行板自動テープ貼付機(以下、テープ貼付機と略称する)の構成を説明する。図1から図3において、テープ貼付機1は、骨組みとなる複数の部材を結合して組み立てられたフレーム10を備えている。フレーム10は、枠組みされた上部フレーム11及び下部フレーム12で構成されている。
図1から図3において、上部フレーム11は、平行に延びる一対の前架11a・11b及び一対の後架11c・11dを有している。一対の前架11a・11b及び一対の後架11c・11dは互いに対向している。一対の前架11a・11b及び一対の後架11c・11dの上端部及び下端部は、天井枠及び底枠の一部を構成している。
平行に延びる一対の連結架11e・11f及び一対の連結架11g・11hは、一対の前架11a・11b及び一対の後架11c・11dの上端部に結合している。これら連結架11e〜11hは、天井枠を構成している。平行に延びる一対の連結架11j・11k及び一対の連結架11m・11nは、一対の前架11a・11b及び一対の後架11c・11dの下端部に結合している。これら連結架11j・11k・11m・11nは、底枠を構成している。
図1から図3において、これらの架部材で囲われた上部フレーム11の前枠・右枠・左枠は、それぞれ透明板(図示せず)で覆われており、装置内部の動作が確認容易となっている。更に、各透明板は、架部材とヒンジで連結される開閉扉となっており、後述する先行板の搬入、及びテープ付き先行板の搬出を容易としている。又、装置内部の保守・点検を容易としている。
このように構成された上部フレーム11は、ベース板13に固定されている。又、ベース板13は、下部フレーム12の天板になっている。
図1又は図3において、下部フレーム12は、平行に延びる一対の前架12a・12b及び一対の後架12c・12dを有している。一対の前架12a・12b及び一対の後架12c・12dは互いに対向している。一対の前架12a・12b及び一対の後架12c・12dの上端部及び下端部は、天井枠及び底枠の一部を構成している。
平行に延びる一対の連結架12e・12f及び一対の連結架12g・12hは、一対の前架12a・12b及び一対の後架12c・12dの上端部に結合している。これら連結架12e〜12hは、天井枠を構成している。そして、この天井枠は、ベース板13に固定されている。
図1又は図3において、平行に延びる一対の連結架12j・12k及び一対の連結架12m・12nは、一対の前架12a・12b及び一対の後架12c・12dの下端部に結合している。これら連結架12j・12k・12m・12nは、底枠を構成している。この底枠の四隅には、レベルフット12p及びキャスタ(自在車輪)12qが取り付けられている。これらの架部材で囲われた下部フレーム12の前枠・後枠・右枠・左枠は、それぞれ側面板(図示せず)で覆われている。
図1から図3において、テープ貼付機1は、供給部20、載置部30、テープ装填装置40、収容部50、及び移載装置60を備えている。供給部20は、帯状の先行板Bを積載する昇降テーブル21を有している。載置部30は、昇降テーブル21から先行板Bが移載される移動テーブル31を有している。テープ装填装置40は、移動テーブル31に載置された先行板Bに粘着性のテープTを貼り付けることができる(図23参照)。
収容部50は、昇降テーブル51を有している。昇降テーブル51は、テープTが貼着された先行板Bが移動テーブル31から移載されて積層される。移載装置60は、先行板Bを吸着して移載する。テープ装填装置40は、先行板Bの長手方向に沿って、先行板Bの端縁から突出するようにテープTを先行板Bに貼り付け可能である(図23参照)。
次に、テープ貼付機1に備わる供給部20の構成を説明する。図8から図13において、供給部20は、昇降テーブル21に対向する基板22を有している。基板22の両翼は、複数の支柱2pを介してベース板13に固定されている(図1から図3参照)。又、基板22は、6本の案内棒23を昇降テーブル21の周囲に立設している。これらの案内棒23は、昇降テーブル21に積載される先行板Bの外形を案内する(図23参照)。
図8から図13において、供給部20はリニアモータ2mを備えている。リニアモータ2mは、モータ本体21m、リニアヘッド22m、及び直動軸23mで構成されている。リニアヘッド22mは、ラック・ピニオン機構と減速機構を内部に備えている。そして、リニアヘッド22mは、モータ本体21mの出力軸の回転運動を直動軸23mの直進運動に変換している。
図8から図13において、リニアヘッド22mは、両翼に突出する一対のフランジを有しており、これらフランジが基板22に固定されている。直動軸23mの一端は、基板22を貫通し、軸止部材を介して昇降テーブル21の底面に連結している。モータ本体21mを一方の方向に回転すると、昇降テーブル21を上昇できる。モータ本体21mを他方の方向に回転すると、昇降テーブル21を下降できる。
図8から図13において、直動軸23mの両翼には、一対のスライド軸24・24を配置している。スライド軸24は、軸受(例えば、リニアモーションベアリング)24aと滑り結合している。一対の軸受24a・24aは、基板22に固定されている。一方、スライド軸24の一端は、軸止部材24bを介して昇降テーブル21の底面に固定されている。一対のスライド軸24・24、及び一対の軸受24a・24aは、昇降テーブル21の昇降運動のみを許容する滑動手段を構成している。
図8から図13において、昇降テーブル21の長手方向に沿って、一対の光検出器2s・2sを配置している。一対の光検出器2s・2sは、一方の光検出器2sが投光器であってよく、他方の光検出器2sが受光器であってよい。一対の光検出器2s・2sは、アングル部材の一端部に保持されている。アングル部材の他端部は、基板22に固定されている。一対の光検出器2s・2sは、昇降テーブル21に積載される最上の先行板Bを検出できる。
図8から図13において、近接スイッチ2swが取り付け部材を介して基板22に保持されている。近接スイッチ2swは、昇降テーブル21の側面に対向して配置している。近接スイッチ2swは、昇降テーブル21の最下降位置を検出するリミットスイッチとなっている。一方、基板22の底面には、アングル部材を介して光検出スイッチ2msが配置されている。直動軸23mの他端には、シャッタ2shを設けている。直動軸23mが上昇すると、光検出スイッチ2msがシャッタ2shを検出できる。光検出スイッチ2msは、昇降テーブル21の最上昇位置を検出するリミットスイッチとなっている。
次に、テープ貼付機1に備わる収容部50の構成を説明する。図8から図13において、収容部50は、昇降テーブル51に対向する基板52を有している。基板52の両翼は、複数の支柱5pを介してベース板13に固定されている(図1から図3参照)。又、基板52は、6本の案内棒53を昇降テーブル51の周囲に立設している。これらの案内棒53は、昇降テーブル51に移載されたテープTが貼着された先行板Bの外形を案内する(図23参照)。
図8から図13において、収容部50はリニアモータ5mを備えている。リニアモータ5mは、モータ本体51m、リニアヘッド52m、及び直動軸53mで構成されている。リニアヘッド52mは、ラック・ピニオン機構と減速機構を内部に備えている。そして、リニアヘッド52mは、モータ本体51mの出力軸の回転運動を直動軸53mの直進運動に変換している。
図8から図13において、リニアヘッド52mは、両翼に突出する一対のフランジを有しており、これらフランジが基板52に固定されている。直動軸53mの一端は、基板52を貫通し、軸止部材を介して昇降テーブル51の底面に連結している。モータ本体51mを一方の方向に回転すると、昇降テーブル51を上昇できる。モータ本体51mを他方の方向に回転すると、昇降テーブル51を下降できる。
図8から図13において、直動軸53mの両翼には、一対のスライド軸54・54を配置している。スライド軸54は、軸受(例えば、リニアモーションベアリング)54aと滑り結合している。一対の軸受54a・54aは、基板52に固定されている。一方、スライド軸54の一端は、軸止部材54bを介して昇降テーブル51の底面に固定されている。一対のスライド軸54・54、及び一対の軸受54a・54aは、昇降テーブル51の昇降運動のみを許容する滑動手段を構成している。
図8から図13において、昇降テーブル51の長手方向に沿って、一対の光検出器5s・5sを配置している。一対の光検出器5s・5sは、一方の光検出器5sが投光器であってよく、他方の光検出器5sが受光器であってよい。一対の光検出器5s・5sは、アングル部材の一端部に保持されている。アングル部材の他端部は、基板52に固定されている。一対の光検出器5s・5sは、昇降テーブル51に積載される最上の先行板Bを検出できる。
図8から図13において、近接スイッチ5swが取り付け部材を介して基板52に保持されている。近接スイッチ5swは、昇降テーブル51の側面に対向して配置している。近接スイッチ5swは、昇降テーブル51の最下降位置を検出するリミットスイッチとなっている。一方、基板52の底面には、アングル部材を介して光検出スイッチ5msが配置されている。直動軸53mの他端には、シャッタ5shを設けている。直動軸53mが上昇すると、光検出スイッチ5msがシャッタ5shを検出できる。光検出スイッチ5msは、昇降テーブル51の最上昇位置を検出するリミットスイッチとなっている。
次に、テープ貼付機1に備わる載置部30の構成を説明する。図8から図13において、載置部30は、移動テーブル31の下方に配置される長尺の基板32を備えている。基板32は、所定距離、離間した一対のスライドレール32a・32aを固定している。移動テーブル31は、一対のスライドレール32a・32aに滑り結合する一対のガイド(図示せず)を底面に取り付けている。移動テーブル31は、基板32に対して、その長手方向と直交する方向(先行板Bが移動する方向)に僅かに移動(位置調整)できる。しかし、通常、移動テーブル31は、基板32にロックされている。
図8から図13において、載置部30は、移動テーブル31の長手方向と平行に配置される一対の帯状の立設板33・33を備えている。一対の立設板33・33は、所定距離、離間しており、ベース板13に固定されている(図1から図3参照)。立設板33・33の上端には、一対のレール33a・33aが固定されている。一方、基板32には、一対のレール33a・33aとスライド可能に連結する複数のガイド(例えば、リニアモーションガイド)33bが取り付けられている。一対のレール33a・33a、及び複数のガイド33bは、移動テーブル31の直線運動のみを許容する滑動手段を構成している。
図8から図13において、載置部30は、複動形のエアシリンダ33cを備えている。エアシリンダ33cは、一対の立設板33・33の間に配置されている。エアシリンダ33cのヘッド側は、一対の立設板33・33を連結する連結板に保持されている。エアシリンダ33cのピストンロッドは、基板32に連結している。エアシリンダ33cを駆動すると、基板32を移動できる。つまり、移動テーブル31を移動できる(図4参照)。
図4又は図12において、一方の立設板33には、所定距離、離間して配置された一対の押しボタンスイッチ3s・3sを設けている。一方、基板32は、一対の押しボタンスイッチ3s・3sのいずれか一方に当接可能なスイッチ板32sを下設している。スイッチ板32sがいずれか一方の押しボタンスイッチ3sに当接すると、基板32は移動を停止する。つまり、一対の押しボタンスイッチ3s・3sは、移動テーブル31の移動範囲を規制するリミットスイッチを構成している。
引き続き、テープ貼付機1に備わる載置部30の構成を説明する。図8から図13において、移動テーブル31には、短冊状の複数の位置決め板31a〜31cが配置されている。移動テーブル31の長手方向の一方の端部には、位置決め板31aが固定されている。移動テーブル31の短手方向の一方の端部には、一対の位置決め板31b・31cが固定されている。
図8から図13において、移動テーブル31の長手方向の他方の端部には、往復シリンダ31pcが配置されている。往復シリンダ31pcに備わるピストンロッドの先端には、保持爪31nが設けられている。往復シリンダ31pcのピストンロッドを伸長すると、移動テーブル31に載置された先行板Bを位置決め板31aに突き当てて、先行板Bを長手方向に保持できる。往復シリンダ31pcのピストンロッドを後退すると、先行板Bを解放できる。先行板Bを移動テーブル31に載置、又は、離脱するときには、往復シリンダ31pcのピストンロッドは、後退した状態を維持している。
一方、図8から図13において、移動テーブル31の短手方向の他方の端部には、一対のペン型シリンダ32pc・32pcが配置されている。ペン型シリンダ32pcに備わるロッドの先端には、保持爪32nが設けられている。ペン型シリンダ32pcを駆動すると、ロッドが吸引されて保持爪32nが移動する。そして、移動テーブル31に載置された先行板Bを一対の位置決め板31b・31cに突き当てて、先行板Bを短手方向に保持できる。ペン型シリンダ32pcを駆動すると、ロッドが伸長して先行板Bを解放できる。先行板Bを移動テーブル31に載置、又は、離脱するときには、一対のペン型シリンダ32pc・32pcのロッドは伸長しており、一対の保持爪32n・32nが対応する位置決め板31b・31cから後退した状態を維持している。
本発明によるテープ貼付機に備わる載置部は、先行板Bの端縁から突出するテープTの突出量Fを調整可能な調整機構3jを備えている(図5及び図23参照)。図5及び図8から図13において、調整機構3jは、調整ねじ31jとクランプ板32j、及びレバー33jを備えている。調整ねじ31jは、一方の端部につまみ部を有し、他方の端部の雄ねじ部を有し、中間が軸部を有して構成されている。クランプ板32jは、調整ねじ31jの軸部が嵌合する係合穴を一方の端部に有している。この係合穴は、一方の端部に向けて開口している。レバー33jは、クランプ板32jに係合している。レバー33jを一方の方向に回転すると、係合穴に連通する開口を閉じて、調整ねじ31jをクランプ板32jに保持できる。一方、レバー33jを他方の方向に回転すると、係合穴に連通する開口を開いて、調整ねじ31jのつまみ部を回転できる。
図5及び図8から図13において、クランプ板32jの他方の端部は、基板32に固定されている。調整ねじ31jの雄ねじ部は、移動テーブル31に設けられた雌ねじ部(図示せず)に螺合している。したがって、調整ねじ31jのつまみ部を回転すると、基板32に対して、移動テーブル31を短手方向に移動できる。
図5及び図8から図13において、調整機構3jは、目盛りブロック34jと指針35jを更に備えている(特に、図11参照)。目盛りブロック34jは、指針35jに対向する目盛り(図示せず)を上面に描いている。この目盛りにより、先行板Bの端縁から突出するテープTの突出量Fを確認できる(図1から図3参照)。
図5及び図8から図13において、基板32に対するテープTの位置関係は固定である。したがって、移動テーブル31が供給部20側に移動して、基板32にクランプされると、相対的にテープTの突出量Fが小さくなる。一方、移動テーブル31が収容部50側に移動して、基板32にクランプされると、相対的にテープTの突出量Fが大きくなる(図1から図3参照)。
このように、本発明によるテープ貼付機に備わる載置部は、先行板の端縁から突出するテープの突出量を調整可能な調整機構を備えている。
次に、テープ貼付機1に備わるテープ装填装置40の構成を説明する。図4から図6、及び図23において、テープ装填装置40は、テープTを巻回するリール41とテープTを把持するチャック42を有している。又、テープ装填装置40は、テープTを先行板Bの長手方向に沿って圧接するローラー43を有している。更に、テープ装填装置40は、テープTを所定の長さに切断するカッター44を有している。
図14から図18において、テープ装填装置40は、リール41、チャック42、ローラー43、及びカッター44を取り付ける基板40kを備えている。又、テープ装填装置40は、基板40kに所定の間隔を設けて対向し、複数の支柱4pで連結する移動板41kを備えている。そして、移動板41kが直動機構70に備わる移動ステージ71に固定されている。
図4から図7において、直動機構70は、その両端を一対の台座7a・7aで支持する門型の1軸ロボットであり、一対の台座7a・7aは、ベース板13に固定されている(図1から図3参照)。直動機構70は、外部に複数のスライド溝を有するインナーレール72であり、U字形断面形状の移動ステージ71がインナーレール72にスライド可能に連結している。直動機構70は、ボールねじ(図示せず)と、このボールねじと螺合するボールナット(図示せず)をインナーレール72の内部に備えている。そして、このボールナットは、移動ステージ71に結合している。
図4から図7において、直動機構70は、インナーレール72の一端側に動力箱73を備えている。動力箱73は、前記ボールねじに回転を伝達する、例えば、サーボモータ(図示せず)を内装している。そして、サーボモータを駆動すると、移動ステージ71を移動できる。サーボモータを停止すると、移動ステージ71、つまり、基板40k及び移動板41kを所定の位置で停止できる。門型の直動機構70は、剛性を有することが好ましく、テープ装填装置40に振動を付与することなく、先行板BにテープTを貼り付けることができる。
図14から図18において、基板40kには、リール41を装着する軸41aが突出している。軸41aにリール41を挿入して、リールクランパ41bでリール41を保持できる。リール41の上方には、一対の光検出器4s・4sを配置している。一対の光検出器4s・4sは、一方の光検出器4sが投光器であってよく、他方の光検出器4sが受光器であってよい。一対の光検出器4s・4sは、二股部材40sの両翼に保持されている。二股部材40sは、取り付け位置が調整可能に基板40kに固定されている。一対の光検出器4s・4sは、リール41に巻回されたテープTの残量を検出できる。
図14から図18において、リール41の下方には、テンションアーム41cを配置している。テンションアーム41cは、テープTに当接するテンションプーリ41rと、テンションプーリ41rを回転可能に保持するアーム41sと、テープTの張力に抗してアーム41sを付勢する圧縮コイルばね41tで構成されている。テンションアーム41cは、テープTに所定の張力を付与できる。基板40kには、中心軸が固定され、テープTの走行方向を変換するガイドローラ41dが配置されている。
図14から図18において、チャック42は、固定爪42aと移動爪42bを有している。移動爪42bは、複動形のブロックシリンダ(エアシリンダ)42cに固定されている。ブロックシリンダ(エアシリンダ)42cは、互いにスライド可能に連結された一対のブロックシリンダで構成されている。そして、一方のブロックシリンダは、移動爪42bを固定し、他方のブロックシリンダは、L字状のブロック42dを介して固定爪42aを固定している。ブロックシリンダ42cを駆動することにより、チャック42を開閉できる。
図14から図18において、ブロック42dは、移動板42eに固定されている。移動板42eには、複動形のエアシリンダ42fに備わるシリンダロッドの先端部がストッパ部材42gを介して固定されている。又、移動板42eには、スライド軸42hの一端が固定されている。エアシリンダ42fの本体は、移動台42jに固定されている。スライド軸42hは、中間部が移動台42jにスライド可能に保持され、他端がストッパ部材42kを固定している。
図14から図18において、移動台42jは、一対のリニアモーションベアリング(以下、LMベアリングという)42m・42mを保持している。一対のLMベアリング42m・42mは、一対のスライド軸4q・4qと滑り結合しており、移動台42jは直線運動のみが許容される。一対のスライド軸4q・4qは、基板40kと移動板41kを連結している。
図14から図18において、複動形のエアシリンダ42nに備わるシリンダロッドの先端部は、移動台42jに固定されている。エアシリンダ42nの本体は、移動板41kに固定されている。エアシリンダ42nを駆動すると、チャック42をテープTの走行方向と直交する方向に退避できる(矢印Z1の方向)。又、エアシリンダ42nを駆動すると、チャック42をテープTの走行方向と直交する方向に復帰できる(矢印Z2の方向)。
図14から図18において、チャック42を退避させた状態で、エアシリンダ42fを駆動すると、チャック42をテープTの走行方向と平行する方向に移動できる。エアシリンダ42fのシリンダロッドを前進したときには、チャック42はローラー43の後段に位置している(図16参照)。一方、ストッパ部材42kは弾性部材42pに当接している。エアシリンダ42fのシリンダロッドを後退したときには、チャック42はカッター44に備わる切り刃44aの前段に移動できる(図16参照)。一方、ストッパ部材42gは移動台42jに当接する。一対のストッパ部材42g・42kは、チャック42の移動範囲を物理的に規制している。
図14から図18において、ローラー43は、複動形のツインロッドシリンダ(以下、TRシリンダという)43aに保持されている。ローラー43は、TRシリンダ43aに備わるツインロッドの先端部に設けられたアダプタに回転可能に保持されている。TRシリンダ43aの本体は、基板40kに固定されている。TRシリンダ43aを駆動すると、ローラー43がテープTを先行板Bの長手方向に沿って圧接できる。
図14から図18において、カッター44は、複動形のTRシリンダ44bを備えている。切り刃44aは、TRシリンダ44bに備わるツインロッドの先端部に設けられたアダプタに保持されている。TRシリンダ44bの本体は、基板40kに固定されている。TRシリンダ44bを駆動すると、切り刃44aがテープTを所定の長さに切断できる。ここで、ツインロッドシリンダは、シリンダロッドの回り止め機構を不要にできる。
次に、テープ貼付機1に備わる移載装置60の構成を説明する。図19から図22において、移載装置60は、上部基板61を備えている。上部基板61は、略平行に延びる一対の連結架11p・11qに支持されている(図1から図3参照)。又、移載装置60は、複動形のエアシリンダ62を備えている。エアシリンダ62の本体は、上部基板61の上部に支持されている。エアシリンダ62のシリンダロッド62aは、カップリングを介して連結部材62bの一端に結合している。連結部材62bの他端は、複動形のエアシリンダ63cに備わるシリンダロッドの先端部に連結している。エアシリンダ63cの本体は、移動台63の中央に固定している。
図19から図22において、移載装置60は、一対のスライド軸64・64を備えている。一対のスライド軸64・64は、上部基板61の下方に長手方向に沿って平行に配置されている。一対のスライド軸64・64の両端は、上部基板61の両翼に固定されている。一対のスライド軸64・64は、移動台63と滑り結合している。移動台63は、直線運動のみが許容される。
図22において、シリンダロッド62aを前進させると、移動台63を矢印Z4の方向に移動できる。エアシリンダ63cのシリンダロッドを前進させると、移動台63を矢印Z3の方向に移動できる。エアシリンダ63cのシリンダロッドを後退させると、移動台63を矢印Z4の方向に移動できる。シリンダロッド62aを後退させると、移動台63を矢印Z3の方向に移動できる。
図22において、上部基板61の両翼には、一対のダンパ6dm・6dmを設けている。一方、移動台63は、一対のダンパ6dm・6dmのいずれか一方に当接可能な突起63aを両翼に設けている。突起63aがいずれか一方のダンパ6dm・6dmに当接すると、移動台63は移動を停止する。一対のダンパ6dm・6dmは、移動台63の移動範囲を規制すると共に、衝突による衝撃を緩和している。
図19から図22において、移動台63は、4本の支柱6pで移動板65に連結している。移動板65は、複動形のTRシリンダ66を下設している。横架板67は、TRシリンダ66に備わるツインロッドの先端部に設けられたアダプタ66aに固定されている。TRシリンダ66に備わるツインロッドを前進させると、横架板67を下降できる。TRシリンダ66に備わるツインロッドを後退させると、横架板67を上昇できる。
図19から図22において、横架板67の両翼には、一対の取り付け板68a・68bが固定されている。一対の取り付け板68a・68bは、その長手方向が昇降テーブル21・51、及び移動テーブル31と平行するように配置されている。そして、一対の取り付け板68a・68bには、複数の吸着ハンド69が取り付けられている。取り付け板68bには、一対の単動形のエアシリンダ69c・69cが取り付けられている。
吸着ハンド69は、内部が中空の筒形の本体69bと、本体69bの先端部の取り付けられた吸着パッド69aで構成されている。吸着パッド69aは、ゴムなどの弾性体からなり、円錐状に開口している。吸着ハンド69は、図示されない負圧源に接続されている。複数の吸着パッド69aを先行板Bの表面に当接(又は、圧接)し、吸着ハンド69を負圧源に接続すると、先行板Bを吸着できる(図22参照)。吸着ハンド69を負圧源から遮断すると、先行板Bを解放できる。エアシリンダ69cを駆動すると、先行板Bを複数の吸着パッド69aから強制的に分離できる。
図19から図22において、移載装置60は、供給部20の昇降テーブル21に載置された先行板Bを載置部30に備わる移動テーブル31に移載できる(図1から図3参照)。又、移載装置60は、移動テーブル31に載置されたテープT付きの先行板Bを収容部50に備わる昇降テーブル51に移載できる(図1から図3参照)。
図19から図22において、移載装置60は、取り付け板68aが供給部20の昇降テーブル21に対向しているときは、取り付け板68bが載置部30の移動テーブル31に対向するように構成されている。又、移載装置60は、取り付け板68aが載置部30の移動テーブル31に対向しているときは、取り付け板68bが収容部50の昇降テーブル51に対向するように構成されている。
したがって、取り付け板68aが昇降テーブル21の先行板Bを吸着しているときは、取り付け板68bは、移動テーブル31に在るテープT付きの先行板Bを吸着できる。又、取り付け板68aが移動テーブル31に先行板Bを解放しているときは、取り付け板68bは、テープT付きの先行板Bを昇降テーブル51に解放できる。
次に、本発明によるテープ貼付機1の動作を説明する。テープ貼付機1は、図示されない制御部及び空気圧回路を備えており、制御部に格納されたプログラムや各種センサの信号の送受により、シーケンス的にモータやエアシリンダなどのアクチュエータの動作が制御される。テープ貼付機1が稼働するに先立ち、所要数量の先行板Bを供給部20の昇降テーブル21にストックしておく。テープ貼付機1が稼働前は、昇降テーブル21は、最下端に位置している(図8から図13参照)。
テープ貼付機1がスタートすると、昇降テーブル21が最上昇位置まで上昇し、停止する。次に、横架板67を下降して、取り付け板68aに備わる複数の吸着ハンド69が先行板Bを吸着する。次に、TRシリンダ66を駆動して、横架板67を上昇させる。シリンダロッド62aを前進させて、取り付け板68aを載置部30の移動テーブル31に対向させる。このとき、エアシリンダ63cのシリンダロッドを前進しており、移動台63は、矢印Z3の方向に移動して状態を維持している(図19及び図22参照)。
次に、横架板67を下降して、取り付け板68aに保持された先行板Bを移動テーブル31に載置する。先行板Bを解放した移載装置60は、横架板67を上昇した後、エアシリンダ63cのシリンダロッドを後退させる(矢印Z4の方向に移動させる)。そして、移載装置60は、先行板Bへのテープ貼り付け工程が完了するまで待機している(図19及び図22参照)。
図8から図13において、移動テーブル31に載置された先行板Bは、往復シリンダ31pcが駆動されて位置決め板31aに突き当てられ、長手方向に保持される。又、一対のペン型シリンダ32pc・32pcが駆動されて、先行板Bは、一対の位置決め板31b・31cに突き当てられて、短手方向に保持される。次に、エアシリンダ33cを駆動して、移動テーブル31を移動する。なお、移動テーブル31の移動先には、テープ装填装置40が待機しており、次に、先行板BへテープTが貼り付けられる(図4から図7参照)。
次に、先行板Bへのテープ貼り付け工程での動作を図23の実施例を基に説明する。図14から図18において、チャック42は、予め、テープTの先端部を把持している。なお、テープ装填装置40は、最初のテープ貼り付け位置に既に移動しているものとする。そして、ローラー43を押し下げて(TRシリンダ43aを駆動して)、テープTを先行板Bに圧接したタイミングで、チャック42を開く。次に、エアシリンダ42nを駆動して、チャック42をテープTの走行方向と直交する方向に退避させる。
次に、ローラー43がテープTを先行板Bに圧接した状態を維持しながら、直動機構70を駆動して(図4から図7参照)、テープ装填装置40を所定距離、移動させる。そして、テープTを先行板の長手方向に沿って貼り着ける。この間、エアシリンダ42fのシリンダロッドを後退させて、チャック42を切り刃44aの前段後方に待機させておく。
次に、テープ装填装置40が停止したタイミングで、チャック42を切り刃44aの前段に移動(前進)させる。ここで、チャック42は、カッター44でテープTを切断する前にテープTの切断長以上に、カッター44の前段に移動している。そして、チャック42がテープTを把持した後、直ちにTRシリンダ44bが駆動されて、切り刃44aでテープTが所定の長さに切断される。そして、切り刃44aは直ちに復帰する。
次に、ローラー43がテープTの先端部を把持した状態を維持しながら、テープ装填装置40は、次のテープ貼り付け位置に移動する。この間、ローラー43は、テープTの未貼付部分を先行板Bに圧接する。又、テープTの未貼付部分の圧接が完了すると、ローラー43は上昇し、チャック42は、切り刃44a及びローラー43の下方を通過して、初期の位置に戻る(図16参照)。そして、先行板Bへの次のテープ貼り付け工程での動作が開始される。
先行板Bへの次のテープ貼り付け工程での動作は、最初のテープ貼り付け工程での動作と同じであるので割愛し、テープ装填装置40の復帰動作を説明する。次のテープ貼り付け工程では、チャック42がテープTを把持した後、直ちに切り刃44aでテープTが所定の長さに切断される。次に、ローラー43がテープTの先端部を把持した状態を維持しながら、テープ装填装置40は、更に移動して、ローラー43は、テープTの未貼付部分を先行板Bに圧接する。
次に、テープ装填装置40は、一旦、停止した後に、初期の位置に復帰する(図4から図7参照)。テープ装填装置40が初期の位置に復帰する間、ローラー43はテープTを先行板Bに圧接しながら転動する。チャック42の把持部分を含むテープTの未貼付部分を先行板Bに圧接するためである。
テープ装填装置40が初期の位置に復帰すると、ローラー43及びチャック42は初期の状態に復帰し、テープ装填装置40は待機する。そして、テープT付き先行板Bを保持した移動テーブル31は、載置部30に戻る(図8から図13参照)。
このように、本発明によるテープ貼付機1は、帯状の先行板Bの長手方向に沿って、先行板Bの端縁から突出するように粘着性のテープTを先行板Bに貼り付けることができる。図23に示された実施例では、先行板BにテープTを2列に貼り付けているが、プログラムの変更により、先行板BにテープTを単列に貼り付けることもでき、先行板BにテープTを2列以上に貼り付けることもできる。
引き続き、本発明によるテープ貼付機1の動作を説明する。図8から図13において、テープT付き先行板Bを保持した移動テーブル31が載置部30に戻ると、移載装置60は、取り付け板68aが昇降テーブル21に対向し、取り付け板68bが移動テーブル31に対向するように、移動する(図19から図22参照)。
次に、一対の取り付け板68a・68bを下降して、取り付け板68aが供給部20の先行板Bを吸着すると共に、取り付け板68bが載置部30のテープT付き先行板Bを吸着する(図8から図13参照)。なお、テープT付き先行板Bが吸着される直前に、往復シリンダ31pc及び一対の位置決め板31b・31cは復帰して、テープT付き先行板Bを解放している(図8から図13参照)。
次に、一対の取り付け板68a・68bを上昇して、移載装置60は、取り付け板68aが移動テーブル31に対向し、取り付け板68bが収容部50の昇降テーブル51に対向するように、移動する(図19から図22参照)。
次に、一対の取り付け板68a・68bを下降して、取り付け板68aに保持された先行板Bを移動テーブル31に載置すると共に、取り付け板68bに保持されたテープT付き先行板Bを昇降テーブル51に載置する(図19から図22参照)。そして、先行板B及びテープT付き先行板Bを解放した移載装置60は、載置部30から収容部50寄りの初期の位置に戻り、次の処理を実行すべく待機している(図19から図22参照)。
このように、本発明によるテープ貼付機1は、手作業によることなく、先行板へのテープの貼り付け及びテープのカッテングを自動化している。
なお、本発明によるテープ貼付機1の供給部20は、ストックされた先行板Bが無くなると、稼働を停止して先行板Bを補充できる。又、本発明によるテープ貼付機1の収容部50は、テープT付き先行板Bが満杯になると、稼働を停止してテープT付き先行板Bを搬出できる。
このように製造されたテープT付き先行板Bは、別の先行板取り付け装置で、極薄の一対のプリント基板P1・P2の端部に貼り付けられてよく、又、別の先行板取り外し装置で、一対のプリント基板P1・P2からテープT付き先行板Bが取り外されてよく、本発明によるテープ貼付機1と、先の先行板取り付け装置及び先行板取り外し装置とをシステム構成することにより、プリント基板の表面処理工程を一層自動化できる(図23参照)。
本発明によるテープ貼付機1に適用される先行板のサイズは、例えば、520mm(W)×100mm(D)×1mm(t)であってよく(図23参照)、設計変更により、適宜なサイズの先行板が適用される。又、テープTの幅は、例えば、16mmであってよく、テープTの突出量Fは、前述した調整機構3jで3mm〜5mmの範囲で適宜に調整することができる(図5及び図23参照)。
本発明による先行板自動テープ貼付機の一実施形態を示す正面図である。 前記実施形態による先行板自動テープ貼付機の平面図である。 前記実施形態による先行板自動テープ貼付機の右側面図である。 前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わるテープ装填装置及び載置部の斜視外観図である。 前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わるテープ装填装置及び載置部の正面図である。 前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わるテープ装填装置及び載置部の平面図である。 前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わるテープ装填装置及び載置部の右側面図である。 前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わる供給部、載置部、及び収容部の斜視外観図である。 前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わる供給部、載置部、及び収容部の斜視外観図であり、図8と異なる方向から観ている。 前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わる供給部、載置部、及び収容部の斜視外観図であり、図9と反対方向から観ている。 前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わる供給部、載置部、及び収容部の平面図である。 前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わる供給部、載置部、及び収容部の正面図である。 前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わる供給部、載置部、及び収容部の右側面図である。 前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わるテープ装填装置の斜視外観図である。 前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わるテープ装填装置の斜視外観図であり、図14と異なる方向から観ている。 前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わるテープ装填装置の正面図である。 前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わるテープ装填装置の平面図である。 前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わるテープ装填装置の右側面図である。 前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わる移載装置の斜視外観図である。 前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わる移載装置の正面図である。 前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わる移載装置の平面図である。 前記実施形態による先行板自動テープ貼付機に備わる移載装置の右側面図である。 本発明による先行板自動テープ貼付機に適用される先行板、及びこの先行板に貼着されるテープの一実施形態を示す斜視外観図である。
符号の説明
1 テープ貼付機(先行板自動テープ貼付機)
20 供給部
21 第1昇降テーブル
30 載置部
31 移動テーブル
40 テープ装填装置
50 収容部
51 昇降テーブル
60 移載装置
B 先行板
T テープ

Claims (12)

  1. 帯状の先行板の長手方向に沿って、当該先行板の端縁から突出するように粘着性のテープを当該先行板に貼り付け可能な先行板自動テープ貼付機。
  2. 帯状の先行板を積載する第1昇降テーブルを有する供給部と、
    前記第1昇降テーブルから先行板が移載される移動テーブルを有する載置部と、
    前記移動テーブルに載置された先行板に粘着性のテープを貼り付けるテープ装填装置と、
    前記テープが貼着された先行板が前記移動テーブルから移載されて積層される第2昇降テーブルを有する収容部と、
    先行板を吸着して移載する移載装置と、を備え、
    前記テープ装填装置は、先行板の長手方向に沿って、当該先行板の端縁から突出するように前記テープを当該先行板に貼り付け可能な先行板自動テープ貼付機。
  3. 前記テープ装填装置は、前記テープを巻回するリールと、このテープの先端部を把持するチャックと、このテープを先行板の長手方向に沿って圧接するローラーと、このテープを所定の長さに切断するカッターと、を有し、前記チャックは、前記カッターでテープを切断する前に当該テープの切断長以上に当該カッターの前段に移動する請求項2記載の先行板自動テープ貼付機。
  4. 前記供給部は、第1モータ本体の出力軸の回転運動を第1直動軸の直進運動に変換する第1リニアモータと、前記第1昇降テーブルの昇降運動のみを許容する第1滑動手段と、を備え、
    前記第1直動軸の一端が前記第1昇降テーブルの底面に連結し、前記第1リニアモータを駆動して当該第1昇降テーブルを昇降させる請求項2又は3記載の先行板自動テープ貼付機。
  5. 前記収容部は、第2モータ本体の出力軸の回転運動を第2直動軸の直進運動に変換する第2リニアモータと、前記第2昇降テーブルの昇降運動のみを許容する第2滑動手段と、を備え、
    前記第2直動軸の一端が前記第2昇降テーブルの底面に連結し、前記第2リニアモータを駆動して当該第2昇降テーブルを昇降させる請求項2又は3記載の先行板自動テープ貼付機。
  6. 前記テープ装填装置を先行板の長手方向に沿って移動させる門型の直動機構を備える請求項2から5のいずれかに記載の先行板自動テープ貼付機。
  7. 前記載置部は、前記移動テーブルの長手方向の一方の端部に固定される第1位置決め板と、前記移動テーブルの短手方向の一方の端部に固定される一対の第2及び第3位置決め板と、前記移動テーブルの長手方向の他方の端部に配置される往復シリンダと、前記移動テーブルの短手方向の他方の端部に配置される一対のペン型シリンダと、を備え、
    前記往復シリンダは、前記第1位置決め板に先行板を突き当てて保持する第1保持爪を有し、
    前記一対のペン型シリンダは、前記一対の第2及び第3位置決め板に先行板を突き当てて保持する一対の第2及び第3保持爪を有する請求項2から6のいずれかに記載の先行板自動テープ貼付機。
  8. 前記載置部は、前記移動テーブルの下方に配置されて当該移動テーブルを短手方向にスライド可能に連結する長尺の基板と、この基板に対して前記移動テーブルを移動して先行板の端縁から突出するテープの突出量を調整可能な調整機構と、を備え、
    前記調整機構は、一方の端部につまみ部を設け、他方の端部の雄ねじ部を設け、中間に軸部を設けて構成される調整ねじと、前記調整ねじの軸部が嵌合する係合穴を一方の端部に設け、他方の端部が前記基板に固定されるクランプ板と、このクランプ板に設けられて前記係合穴を開閉するレバーと、を有し、
    前記調整ねじの雄ねじ部は、前記移動テーブルに設けられた雌ねじ部に螺合している請求項7記載の先行板自動テープ貼付機。
  9. 前記移載装置は、前記第1昇降テーブル又は前記移動テーブルに対向する第1取り付け板と、前記移動テーブル又は前記第2昇降テーブルに対向する第2取り付け板と、前記第1取り付け板に配置されて先行板を吸着又は解放可能な第1吸着ハンド群と、前記第2取り付け板に配置されて先行板を吸着又は解放可能な第2吸着ハンド群と、前記第1取り付け板及び前記第2取り付け板を一体にして昇降させる昇降手段と、を備え、
    前記第1吸着ハンド群が前記第1昇降テーブルに在る先行板を吸着するときは、第2吸着ハンド群が前記移動テーブルに在る先行板を吸着し、
    前記第1吸着ハンド群が先行板を前記移動テーブルに解放するときは、第2吸着ハンド群が先行板を前記第2昇降テーブルに解放する請求項2から8のいずれかに記載の先行板自動テープ貼付機。
  10. 先行板自動テープ貼付機を用いて、帯状の先行板の長手方向に沿って、当該先行板の端縁から突出するように粘着性のテープを当該先行板に貼り付ける先行板へのテープ貼付方法。
  11. 帯状の先行板を積載する第1昇降テーブルを有する供給部と、
    前記第1昇降テーブルから先行板が移載される移動テーブルを有する載置部と、
    前記移動テーブルに載置された先行板に粘着性のテープを貼り付けるテープ装填装置と、
    前記テープが貼着された先行板が前記移動テーブルから移載されて積層される第2昇降テーブルを有する収容部と、
    先行板を吸着して移載する移載装置と、を備える先行板自動テープ貼付機を用いる先行板へのテープ貼付方法であって、
    前記テープ装填装置は、先行板の長手方向に沿って、当該先行板の端縁から突出するように前記テープを当該先行板に貼り付ける先行板へのテープ貼付方法。
  12. 前記テープ装填装置は、前記テープを巻回するリールと、このテープの先端部を把持するチャックと、このテープを先行板の長手方向に沿って圧接するローラーと、このテープを所定の長さに切断するカッターと、を有し、前記チャックは、前記カッターでテープを切断する前に当該テープの切断長以上に当該カッターの前段に移動する請求項11記載の先行板へのテープ貼付方法。
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