JP2008269837A - 高周波誘導加熱装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ワークコイルと被加熱物との空間において、グロー放電の発生を抑制する。被加熱物からの熱輻射を抑制し、この熱輻射によってワークコイルや周囲機構が加熱されることによる温度上昇を抑制する。
【解決手段】減圧環境で使用する高周波誘導加熱作用を利用した加熱機構において、基板を保持する被加熱部と、高周波電力の供給を受け、高周波誘導によって被加熱部に誘導電流を流して加熱するワークコイルとを備え、ワークコイルと被加熱部は所定間隔を開けて配置し、ワークコイルと被加熱部との間に電界シールドを設置し、被加熱部と前記電界シールドとは同電位であり、電界シールドは積層する2枚の電界シールドアンテナを有し、各電界シールドアンテナは、複数本の互いに交わらない第1の配線と、前記複数本の第1の配線を接地電位に短絡する1本の第2の配線とを備え、各電界シールドアンテナが備える第1の配線は互いに約90度の角度で積層する。
【選択図】図6
【解決手段】減圧環境で使用する高周波誘導加熱作用を利用した加熱機構において、基板を保持する被加熱部と、高周波電力の供給を受け、高周波誘導によって被加熱部に誘導電流を流して加熱するワークコイルとを備え、ワークコイルと被加熱部は所定間隔を開けて配置し、ワークコイルと被加熱部との間に電界シールドを設置し、被加熱部と前記電界シールドとは同電位であり、電界シールドは積層する2枚の電界シールドアンテナを有し、各電界シールドアンテナは、複数本の互いに交わらない第1の配線と、前記複数本の第1の配線を接地電位に短絡する1本の第2の配線とを備え、各電界シールドアンテナが備える第1の配線は互いに約90度の角度で積層する。
【選択図】図6
Description
本発明は、高周波誘導加熱装置に関し、スパッタリング装置、CVD装置、アッシング装置、エッチング装置、MBE装置、蒸着装置などの装置における基板加熱に適用することができる。
スパッタリング装置、CVD装置、アッシング装置、エッチング装置、MBE装置、蒸着装置では、基板を所定温度に加熱する場合がある。この基板を加熱する加熱機構として、ランプヒータ、シーズヒータ等の発熱体を使用するものが知られている。このような発熱体を使用した加熱機構では、被加熱部以外の温度上昇が避けられないという課題がある。
また、高周波誘導を利用した加熱機構も知られている。高周波誘導加熱による加熱機構は、高周波電流をワークコイル(加熱コイル)に印加して高周波磁束を発生させ、この高周波磁束によって被加熱部に誘導電流(渦電流)を誘導し、この誘導電流が被加熱部を流れることによるジュール損によって発熱させるものである。加熱機構は、この発熱によって被加熱部を加熱し、さらにこの被加熱部を介して基板等の物体を加熱する。このような高周波誘導を使用した加熱装置としては、例えば特許文献1が知られている。
高周波誘導加熱を半導体成膜装置に利用した例として、例えば特許文献2が知られている。この特許文献2に記載される半導体成膜装置では、高周波誘導加熱を利用して固体原料を昇華温度以上まで加熱し、昇華拡散現象を用いて被成膜物上に成膜している。
高周波誘導加熱を利用した加熱は、ランプヒータ、シーズヒータ等の発熱体による加熱と比較して高いエネルギー変換効率を得ることができ、急速加熱が可能であるが、ワークコイルと被加熱物との空間でグロー放電が発生するという場合がある。グロー放電が発生すると、被加熱部に十分な誘導電流を供給することができず、良好な加熱が困難となるという問題が生じる。
例えば、高周波誘導加熱で利用する電源周波数を100kHzから500kHzをする場合、高周波誘導加熱とすることで無効電力が抑制され、かつ、加熱効率を良とすることができる他、電源構成を安価とすることができ、また、給電も比較的容易に行うことができるという利点がある。しかしながら、高周波誘導加熱を真空中で行う場合は、コイル電圧が高いため、高周波誘導による電界成分によって被加熱部や周辺部材との間で容量結合が発生し、グロー放電が発生し易くなる。
また、上記したグロー放電の問題の他に、加熱された被加熱物からの熱輻射によってワークコイル側が加熱されるという問題もある。例えば、加熱温度が300℃程度以上の高温になると、ワークコイルやワークコイル支持部等の付帯機器が加熱されることによる問題が生じる。そのため、これらを冷却する必要性が生じる。
この熱輻射による加熱は、例えば、例えば300℃以上に加熱するような場合、加熱部本体であるワークコイルと被加熱物の間に空間を設けることによって、加熱部本体の熱的な損傷を低減することができる。しかしながら、このワークコイルと被加熱物との間に空間を設けることで、前記したグロー放電が発生し易くなるという問題がある。また、被加熱物の温度均一性の調整が困難となるという問題もある。
さらに、この熱輻射による加熱は以下のような問題を引き起こす要因となる。熱輻射によって被加熱物以外のチャンバーなどの温度上昇が避けられず、そのためにチャンバーを冷却する水冷機構や熱反射板が必要となる。また、高周波誘導加熱装置が設けられた周囲の温度が上昇するため、高周波誘導加熱装置を含むシステム全般について耐熱対策が必要となり、装置価格の上昇、信頼性の低下につながる。この高周波誘導加熱装置の温度上昇は、メンテナンス時において周囲温度まで十分に下がるまで長い時間を必要とするという問題があり、また、装置の立ち上げ時においては、装置の駆動状態が安定する一定温度になるまで、長時間にわたって予備加熱を行う必要であり、装置利用効率が悪いという問題がある。
なお、誘導コイルの電界成分を抑制する技術については、例えば高周波誘導結合プラズマ(ICP)において、容量性結合を抑制するために静電的ファラデーシールドを設けることが例えば、特許文献3で知られている。この特許文献3では、チャンバー内のプラズマと誘電ソースコイルとの間にドーム状の電圧分散電極を設け、プラズマのRFパワーの容量性結合によるチャンバドームのエッチングやチャンバー内のスパッタリング粒子汚染を抑制することが開示されている。しかしながら、この特許文献3には、グロー放電に関する課題やグロー放電の発生を抑制する構成については開示されていない。
そこで、本発明は前記した従来の問題点を解決し、ワークコイルと被加熱物との空間において、グロー放電の発生を抑制することを目的とする。
また、被加熱物からの熱輻射を抑制し、この熱輻射によってワークコイルや周囲機構が加熱されて温度が上昇することを抑制することを目的とする。
本発明の高周波誘導加熱装置は、電界シールドを設置し、さらにこの電界シールドと被加熱部とを接地電位等の同電位とすることで、被加熱部と電界シールドとの電位差を無くし、これによって被加熱部と電界シールドとの間におけるグロー放電の発生を抑制する。
本発明の電界シールドは、電界シールドアンテナを積層し、ワークコイルから被加熱物への磁界成分を低減することなく電界成分のシールド効果を向上させ、これによって、高周波誘導の磁界成分による加熱の作用を低下させることなく、電界成分によるグロー放電の発生を抑制する。
また、各電界シールドアンテナを構成するパターンを最適化することで電界成分のシールド効果を向上させることができ、また、電界シールドアンテナの線幅やピッチの最適化は、ワークコイルに供給する高周波の周波数やパワーに基づいて行うことができる。
また、被加熱物からの熱輻射の低減は、被加熱物とワークコイルとの間に、耐熱ガラスや石英ガラスの熱輻射低減材を設けることで行うことができる。さらに熱輻射低減材に酸化チタンなどの白色熱反射膜を形成することで、被加熱物からワークコイルへの熱輻射の伝達を防ぐと共に、ワークコイル側から周辺部への熱輻射の伝達についても防ぐことができる。
本発明の高周波誘導加熱装置は、減圧環境で使用する高周波誘導加熱作用を利用した加熱機構において、高周波電流の供給を受け、高周波誘導によって被加熱部に誘導電流を流して加熱するワークコイルと、基板を保持する被加熱部とを備える。ワークコイルと被加熱部とは所定間隔を開けて配置し、ワークコイルと被加熱部との間に電界シールドを設置し、被加熱部と電界シールドとを同電位とする。被加熱部と電界シールドとは、接地することで同電位とすることができる。
ワークコイルと被加熱部とを所定間隔を開けて配置する構成によって、被加熱部からの熱輻射によるワークコイルやワークコイル支持部等の付帯機器の熱的損傷を抑制することができる。
また、電界シールドは、高周波電力が印加されたワークコイルが形成する磁束を抑制することなく、電界成分のみをシールドすることで、被加熱物周辺のグロー放電の発生を低減する。このとき、被加熱物と電界シールドとを接地することで電位差を無くすことができるが、シールド効果が不十分な場合には、ワークコイルと被加熱物の間には電位差が生じ、容量性結合によるグロー放電が発生することになる。
本発明の高周波誘導加熱装置は、ワークコイルと被加熱部との間に電界シールドを設置するとともに、被加熱部と電界シールドとを同電位とすることによって、ワークコイルと被加熱部の間のグロー放電発生を抑制する。
本発明の電界シールドは積層する2枚の電界シールドアンテナを有する。各電界シールドアンテナは、複数本の互いに交わらない第1の配線と、前記複数本の第1の配線を接地電位に短絡する1本の第2の配線とを備え、各電界シールドアンテナが備える第1の配線は互いに約90度の角度で積層する。第1の配線の交差角度は90度を中心角とする許容設定角度の角度範囲とすることができる。
電界シールドは、配線を網目構造とすることで電界のシールド効率を高めることができるが、網目構造によって形成される閉ループには磁束によって渦電流が流れ、この渦電流によって発熱が生じる。本発明の電界シールドは2枚の電界シールドアンテナを積層するとともに、これら電界シールドアンテナに形成する第1の配線が互いに交差する交差角度を約90度とすることで、閉ループを形成することなく網目構造を形成し、渦電流による発熱を防ぐことができる。
また、本発明の電界シールドが備える第1の配線は、各配線を平行に配列して形成されるくし型配列とする。複数本の第1の配線を互いに交わらないように、くし型に配置することで、高周波誘導による誘導電流(渦電流)が発生する渦電流ループ回路を無くし、これによって電界シールドを構成する配線自体からの発熱を防いで、配線が加熱され損傷することを避けることができ、同時に、磁束による渦電流の発生による損失エネルギーを抑制することができる。
複数本の第1の配線を第2の配線で短絡することで、第1の配線間に電位差がなくなる。また、被加熱部と同電位とすることで、電界シールドと被加熱部との間に電位差が生じないようにし、これらの間でのグロー放電の発生を抑制する。
また、被加熱部と電界シールドとを接地することで同電位とすることによって、同じく接地した周辺部との間の電位差を無くし、グロー放電の発生を抑制する。
また、電界シールドとワークコイルは積層され、電界シールドの第1の配線は積層方向から見たとき空間上で互いに交差して配置する。この配置によって第1の配線における誘導電流の発生を抑制する。
第1の配線の配置例において、ワークコイルを中心と周囲との間で渦巻き状に配線した場合には、電界シールドの第1の配線は、互いに交わらない複数本の配線を互いに所定間隔を開けて配置し、第1の配線の配線方向とワークコイルの渦巻き状配線の配線方向とを異ならせる。例えば、直線状の複数本の配線を互いに平行に所定間隔を開けて配置する。ワークコイルと第1の配線とを上記のように配置することによって、ワークコイルと第1の配線とを互いに交差させることができる。
また、ワークコイルと電界シールドとの間の空間は誘電体で満たす構成とし、電界シールドを形成する配線は、高分子材料又は誘電体上に形成する。ここで、高分子材料は、PTFE、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、シリコンゴム、エポキシ樹脂から選択した素材とすることができ、また、誘電体は、アルミナセラミックス、石英ガラス、耐熱ガラス(パイレックス(登録商標)、テンパックス(登録商標)など)が使用可能であるが、価格、流通性、加工性の面から耐熱ガラスが適当である。なお、ガラス厚さは0.7mmまたは1.1mm程度の薄い材料を使用することで熱衝撃性を向上させることができる。
電界シールドの配線を高分子材料又は誘電体上に形成する際、この配線は薄板または箔の導電性材で形成し、粘着剤により高分子材料又は誘電体上に貼り付けることで形成することができる。配線を形成する導電性材は、アルミニウム、銀、金、銅又はそれらの複合材料を用いることができる。
また、電界シールドの配線は、導電性ペーストを塗布またはシルク印刷し、焼成して形成してもよい。導電性ペーストのシルク印刷の焼成による電界シールドのパターン形成は、工業的に信頼性が高くかつ安価とすることができる。このとき、導電性ペーストは、アルミニウム、銀、銅、カーボンまたはそれらの複合材料から選択することができる。導電性ペーストは、銀または銀カーボンをエポキシなどの溶剤と混ぜた材料を用いることができ、70℃から200℃程度の低温で焼成が可能であり、PETなどの安価な材料が基板として使用することができる。
また、電界シールドと被加熱部との間に、熱輻射低減材を配置する構成としてもよい。この熱輻射低減材は、耐熱ガラスまたは石英ガラスを用いることがでる。この熱輻射低減材は、加熱された被加熱部からの輻射熱によってワークコイルが加熱されることを防ぎ、また、低温部であるワークコイルからの輻射熱によって被加熱体の加熱効率が低減されることを防ぐ。
誘導加熱は、導体の被加熱物のみを加熱するものであり、ワークコイル、ワークコイル支持部、周辺の誘電体の誘導加熱作用はないため常温であるが、加熱された被加熱物からの熱輻射による温度上昇は避けられない。特に、加熱部本体の被加熱部側は、熱輻射による高温、急速加熱が生じる。そのため、被加熱部と対向位置に設置する誘電体は被加熱部の対向位置の高温部と周辺部の低温部との間で熱膨張差による誘電体のひずみや損壊が発生する可能性がある。
さらに、本発明の熱輻射低減材は、モザイク状に分割した複数のブロックで構成することにより、熱膨張の違いによる変形や歪みを防ぐ。被加熱部と対向する部分とこの対向部分の外周の外周部分とで分割する。これによって、被加熱部と対向する部分の熱膨張と、外周部分の熱膨張とが異なることによる変形や歪みを防ぐことができる。
さらに、耐熱ガラスや石英ガラス等の熱輻射低減材の少なくとも片面に白色セラミックスを焼成する。これによって、加熱された被加熱部からの輻射熱によるワークコイルやワークコイル支持部等の付帯機器の加熱を防いで、温度上昇を抑制することができ、また、低温部であるワークコイルからの輻射熱を抑制し、被加熱部の加熱効率の低下を防ぐことができる。ここで、輻射率の調整材としての白色セラミックスとしては、例えば、酸化チタンを用いることで、安価で、容易にガラス表面に焼成することができる。
本発明の高周波誘導加熱装置によれば、誘導加熱効率の高く、無効電力が少ない100kHzから500kHz程度の電源周波数の誘導加熱機構を真空中で使用可能となり、しかも高パワーによる急速加熱が実現できる。これにより、加熱効率の悪いシーズヒータやランプ加熱に代えて、高い加熱効率の誘導加熱を利用することで、投入電力を低減することができ、エネルギー利用効率を向上させることができる。
また、通常、真空室はステンレスやアルミニウムなどの金属材料で製作されるため、従来のシーズヒータやランプ等による加熱では、真空室全体が暖められて、チャンバーに設置されるOリングや軸受け、ギヤ、真空計、光センサーなどさまざまな部品、機構が熱的な影響を受けることが避けられず、耐熱性のある高額な部品の使用や堅牢な駆動機構と水冷機構を必要としている。
これに対して、誘導加熱によれば、加熱対象物のみを選択的に加熱するため、従来周辺部まで加熱してしまうことで必要とされた冷却機構が不要となり、さらに耐熱性を求めない安価な付帯部品の使用も可能となり、信頼性の向上、保守性の向上、生産性の向上、装置の価格の低減を実現することができる。また、全体の熱容量が少なく加熱温度の精細、高速制御が可能となり、製膜プロセスの信頼性の向上に寄与することができる。
本発明の高周波誘導加熱装置によれば、ワークコイルと被加熱物との空間において、グロー放電の発生を抑制することができる。
また、被加熱物からの熱輻射を抑制し、この熱輻射によってワークコイルや周囲機構が加熱されて温度が上昇することを抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照しながら詳細に説明する。図1〜図3は、本発明の高周波誘導加熱装置の構成を説明するための図であり、図1は高周波誘導加熱装置の概略構成を示すブロック図であり、図2,図3は本発明の高周波誘導加熱装置の構成を説明するための断面図である。
図1において、本発明の高周波誘導加熱装置1は、ワークコイル20と、基板100を支持する導電性の平板状のサセプタ70(被加熱部)とを備え、ワークコイル20の高周波電流を供給することによってサセプタ(被加熱部)70に誘導電流を発生させ、この誘導電流によってサセプタ70を加熱することによって、基板100を加熱する。高周波誘導加熱装置1は例えば1000Pa以下の減圧環境で使用される。
ここで、ワークコイル20は、高周波電源22からマッチング回路21を介して高周波電流の供給を受ける。マッチング回路21は、高周波電源22とワークコイル20との間の入力インピーダンス及び出力インピーダンスを整合して、高周波電源22からワークコイル20への高周波電流の供給効率を向上させる。なお、高周波電源22は、例えば、商用電源等の交流電源から取り込む電力を制限する電力制限回路22b、取り込んだ電力の周波数を例えば、100kHzから500kHzの高周波に高める高周波発生回路22aにより構成することができる。なお、サセプタ70は支持部60によって支持される。支持部60は、例えば、誘電体材料からなる3本以上のアーム部材で構成することができる。
本発明の高周波誘導加熱装置1は、ワークコイル20と被加熱部を構成するサセプタ70との間に電界シールド40を配置し、ワークコイル20に高周波電流を流すことで発生する電界と磁界について、電界をシールドして磁界のみをサセプタ70に導き、高周波誘導によってサセプタ70に誘導電流を流して加熱を行う。
電界シールド40はサセプタ70と共にグラウンドに接地して接地電位として、電界シールド40はサセプタ70との間に電位差を無くし、電界シールド40とサセプタ70との間の空間部80におけるグロー放電の発生を抑制する。
また、電界シールド40に接して熱輻射低減材50を配置する。この熱輻射低減材50は、耐熱ガラスまたは石英ガラスとすることができる。加熱されたサセプタ70からは、輻射によって熱が放出される。熱輻射低減材50は、このサセプタ70から電界シールド40やワークコイル20に向かう熱輻射を低減し、電界シールド40やワークコイル20が加熱されることを防ぐ。
また、この熱輻射低減材50の少なくとも片面には、酸化チタンの白色セラミックスを焼成する。この白色セラミックスは熱輻射を反射し、サセプタ70からワークコイル20に向かう熱輻射を抑制する。図2,図3は、高周波誘導加熱装置1の概略断面図である。ここでは、高周波誘導加熱1を真空室90内に配置した構成を示している。真空室90は、図示していない排気装置によってチャンバー内を低圧環境とし、低圧環境下において基板100を加熱処理することができる。
ワークコイル20は、外部に設けた高周波電源22から、マッチングボックス21a内に設けたマッチング回路21(図2,3には示していない)によってインピーダンス整合された後、高周波電力の供給を受ける。このワークコイル20は、誘電体30内に充填され、その外装部分のコールド側は接地され、前記したサセプタ70および電界シールド40と同電位とする。また、ワークコイル20の外装部分は冷却管20aによって覆い、内部に冷却水を流すことによってワークコイル20の発熱を冷却することができる。このとき、冷却管20aはフィールドスルー25を介して誘電体30内に導入する。
ワークコイル20を囲む誘電体30は、接地されたアルミニウム等のシールドボックスによって外周を覆い、誘電体の周囲でのグロー放電の発生を抑制する。このシールドボックスはワークコイルが誘起する磁界による誘導加熱作用が起こらない位置に配置される。また、誘電体30の表面には電界シールド40が設けられる。この電界シールド40は、誘電体30の表面上に形成する構成とする他、シート上に形成した電界シールド40を誘電体30に貼り付ける構成としてもよい。また、電界シールド40に接して熱輻射低減材50を配置する。
図4は、電界シールド40の一構成例を示している。この構成例において、ワークコイル20は、図4中の破線で示すように、中心と周囲との間で渦巻き状に配置して形成される。電界シールド40は、複数本の配線40aと短絡線40bとを備える。複数本の配線40aは、互いに交わらないように配置すると共に、何れの位置においてもワークコイル20の配線と平行とならないように、ワークコイル20の配線と角度を有するように交差させて配置する。なお、ここで、交差とは、電界シールド40とワークコイル20とが積層した状態において重なる方向に見たときに、空間上で交差する状態を表すものであって、電界シールド40の配線とワークコイル20の配線が電気的に接触するものではない。
配線40aを複数本に分割し、かつ、これらの配線40aがワークコイル20と平行とならないように配線することで、ワークコイル20に流れる高周波電流によって配線40aに渦電流ループが形成されないようにする。配線40aに渦電流ループが形成されると、この渦電流によって発熱する他、目的とするサセプタ70の加熱効率が低下することになる。
また、各配線40aを短絡線40bで接続することによって、全ての配線40aを同電位とし、この短絡線40bをグランドに接地することによって全ての配線40aを接地電位とすることができる。
配線の線幅として例えば0.3mm〜3mm、線間として例えば2mm〜5mm、厚さとして例えば0.2mm〜0.5mmを用い、短絡線の線幅として例えば1mm〜4mm、厚さとして例えば0.2mm〜0.5mmを用いることができる。
電界シールドは、配線を網目構造とすることで電界のシールド効率を高めることができる。図5は網目構造の電界シールドを説明するための図である。
図5(a)は、電界シールドの配線140を網目構造として一例である。この網目状の形成した配線140では、図5(b)に示すように網目構造によって閉ループ145が形成される。この閉ループには磁束によって渦電流が流れ、渦電流によって発熱が生じる。なお、図5(b)では、最も小さな閉ループに渦電流が流れる例を示している。
本発明は、上記した閉ループに流れる渦電流による発熱を防ぐために、電界シールドを2枚の電界シールドアンテナを積層するとともに、これら電界シールドアンテナに形成する第1の配線が互いに交差する交差角度を約90度とする。
図6は本発明の電子シールドの一構成例を説明するための図である。電界シールド40は、積層する2枚の電界シールドアンテナ40A,40Bを有する。各電界シールドアンテナ40A,40Bは、複数本の互いに交わらない第1の配線40Aa、40Baと、これら複数本の第1の配線40Aa、40Baを接地電位に短絡するそれぞれ1本の第2の配線40Ab、40Bbとを備える。さらに、各電界シールドアンテナ40A,40Bを積層した際に、第1の配線40Aa、40Baは互いに約90度の角度となる位置関係とする。
図6(c)は枚の電界シールドアンテナ40A,40Bを積層させた状態を示している。なお、図では電界シールドアンテナ40Bの第1の配線40Baは破線で示している。
約90度の角度の角度関係は、厳密に90°の角度である必要はなく、両第1の配線40Aa、40Baの角度関係が90°からずれた際に発生する誘導電流の大きさが予め設定された大きさ内収まる程度の角度の許容範囲を含むものである。この第1の配線40Aaと第1の配線40Baの交差角度に許される、90度を中心角とする許容設定角度の角度範囲は、発生する誘導電流の大きさ、配線の幅や配線間隔によって変わるものである。
電界シールドアンテナ40A,40Bは互いに絶縁した状態で積層させることで、閉ループを形成することなく、電界シールドの配線40を網目構造の電界シールド40ABとすることができ、電界のシールド効率を高めることができる。
以下、電界シールド40の配置について、図7〜図9を用いて説明する。
なお、図7は電界シールド40をシート上に形成した例を示し、図8は電界シールドをワークコイル20が設けられた誘電体30の表面に形成した例を示している。また、図9は、ワークコイル20、電界シールド40、および熱輻射低減材50を積層した状態を示している。
図7において、ワークコイル20は誘電体30内に充填される構成、あるいは、少なくとも電界シールド40と接触する面部分が誘電体30によって覆われる構成とする。ここで、ワークコイル20は、端部20Aと20Bの間で例えば渦巻き状に配線され、コールド側は電界シールド40およびサセプタ70と共に接地されて同電位としている。なお、ここでは、サセプタ70は誘電体材料からなる支持部60によって支持されている。
この誘電体30は、アルミナセラミックス、石英ガラス、耐熱ガラス(パイレックス(登録商標)、テンパックス(登録商標)など)を用いることができる。電界シールド40との接触面を覆う場合には、例えば、0.7mm〜1.1mm程度の薄い材料を使用することで熱衝撃性を向上させることができる。
図7に示す例は、電界シールド40を高分子材料のシート45上に形成する例である。ここで、高分子材料は、PTFE、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、シリコンゴム、エポキシ樹脂から選択した素材とすることができる。
電界シールド40の配線は、アルミニウム、銀、金、銅又はそれらの複合材料の薄板または箔の導電性材を、高分子材料のシート45上に粘着剤によって貼り付けて形成する他に、導電性ペーストを塗布またはシルク印刷し、焼成して形成することができる。導電性ペーストをシルク印刷して焼成することによって電界シールドのパターンを形成する場合には、導電性ペーストは、アルミニウム、銀、銅、カーボンまたはそれらの複合材料から選択することができ、例えば、銀または銀カーボンをエポキシなどの溶剤と混ぜた材料を用いることができ、70℃から200℃程度の低温で焼成が可能である。このとき、シート45としては、PETなどの安価な材料を用いることができる。
図8に示す例は、電界シールド40を誘電体30の表面に形成する例である。電界シールド40の配線は、高分子材料のシート45上に形成する場合と同様に、導電性材を誘電体30上に粘着剤によって貼り付けて形成する他、導電性ペーストを塗布またはシルク印刷し焼成して形成することができる。
図9において、ワークコイル20が設けられた誘電体30上に電界シールド40を設け、さらにこの電界シールド40上に熱輻射低減材50を接触させて積層する。この熱輻射低減材50上には、所定の間隔を開けてサセプタ70を配置する。基板100はサセプタ70上に載置され、ワークコイル20の高周波誘導によって加熱されたサセプタ70によって加熱される。
なお、サセプタ7とグラウンドとの接続は、上記した図7〜図9の構成例に示す構成に限らず、支持部60に導電面を設けると共に導電面をグラウンドに接続する構成とし、サセプタ7は支持部60上に載置することによって、導電面を介して接地させるようにしてもよい。
図10は、電界シールドの別の構成例を示す図である。この構成例では、電界シールドの配列パターンは互いに分離して分割した複数の分割パターンを備える。電界シールドは、複数の分割パターンによって配線パターンを構成することにより、各分割パターンが備える接地電位に短絡するための第2の配線に流れる電流量を低減させ、電流飽和による電界シールド効果の低下を回避することができる。
第1の配線と第2の配線とからなる電界シールドを一つの配線パターンで形成した場合には、全ての第1の配線に流れる電流が一本の第2の配線を通って接地に短絡することになるため、第2の配線には大きな電流が流れることになる。第2の配線に流し得る許容電流量はその線幅や厚さによって定まるが、この許容電流量を超える電流が第2の配線に流れようとすると、第2の配線の電流は飽和し、第1の配線に流れる電流が制限されることになる。このように第1の配線に流れる電流が制限されると、電界シールドの効果を十分に発揮することは困難となる。
また、第2の配線の線幅や厚さは、渦電流が発生しない範囲において拡張して大きくすることができ、これによって第2の配線に流れる許容電流量を増やすことができる。しかしながら、渦電流の発生を抑制するには、電源周波数が高いほど配線の線幅を細くし、厚さを薄くする必要があるため、第2の配線の線幅や厚さの拡張には限界があり、やはり第2の配線に流れる電流は制限されることになる。
このような電界シールドの課題を解決するために、電界シールドの配線パターンを複数の分割パターンに分け、各分割パターンの第2の配線に流れる電流量を低減させることによって、第2の配線が電流飽和しないようにし、これによって十分な電界シールド効果を得る。
図10に示す電界シールド40は、図6に示した構成と同様に、2枚の電界シールドアンテナ40A,40Bを積層して形成される。
ここで、電界シールドアンテナ40Aが備える第1の配線40Aは、互いに分離して分割した3つの分割パターン40Aa1,40Aa2,40Aa3から構成され、各分割パターン40Aa1,40Aa2,40Aa3には、各分割パターンを接地電位に短絡するために第2の配線40Ab1,40Ab2,40Ab3が設けられている。第2の配線40Bについても同様の構成とすることができる(図10(b))。さらに、各電界シールドアンテナ40A,40Bを積層した際に、第1の配線40Aa、40Baは互いに約90度の角度となる位置関係とする。
図10(c)は枚の電界シールドアンテナ40A,40Bを積層させた状態を示している。なお、図では電界シールドアンテナ40Bの第1の配線40Baは破線で示している。
次に、熱輻射低減材50の構成例について、図11を用いて説明する。熱輻射低減材50は、モザイク状に分割した複数のブロックで構成する。図11では、熱輻射低減材50を複数のブロック50a〜50eによって構成する例を示している。ここで、ブロック50aはサセプタ70と対向する部分であり、ブロック50b〜50eはブロック50aの外周部分であって、サセプタ70の対向部分から外れる部分である。ブロック50b〜50eは、ブロック50aの外周部分の各辺に対応して4つに分割する例を示している。
熱輻射低減材50を複数のブロックに分割してモザイク状に組み合わせることによって、各ブロックの熱膨張の相違による変形や歪みを防ぐことができる。
例えば、ブロック50aは加熱されるサセプタ70と対向するため高温となるのに対して、ブロック50b〜50eはサセプタ70の外周部分と対向するため低温となる。そのため、ブロック50aの熱膨張とブロック50b〜50eの熱膨張との間に違いが生じることになるが、各ブロックは分割してモザイク状に組み合わせる構成であるため、この熱膨張の差異はブロック間の隙間で吸収され、各ブロックの熱膨張の相違による変形や歪みを防ぐことができる。なお、熱輻射低減材50の分割は、図11の構成例に限られるものではない。
本発明の高周波誘導加熱装置は、スパッタリング装置、CVD装置、アッシング装置、エッチング装置、MBE装置、蒸着装置などの基板加熱に適用することができる。
1…高周波誘導加熱装置、20…ワークコイル、21…マッチング回路、21a…マッチングボックス、22…高周波電源、22a…高周波発生回路、22b…電力制限回路、25…フィールドスルー、30…誘電体、35…シールドボックス、40…電界シールド、40a…配線、40b…接地線、40A,40B…電界シールド、40Aa,40Ba…配線、40Ab、40Bb…接地線、40AB…電界シールド、網目構造、41A〜44A…配線,41B〜44B…短絡線、50…熱輻射低減材、50a〜50e…ブロック、60…支持部、70…サセプタ(被加熱部)、80…空間部、90…真空室、100…基板、140…配線、145…閉ループ。
Claims (11)
- 減圧環境で使用する高周波誘導加熱作用を利用した加熱機構において、
基板を保持する被加熱部と、
高周波電力の供給を受け、高周波誘導によって前記被加熱部に誘導電流を流して加熱するワークコイルとを備え、
前記ワークコイルと前記被加熱部は所定間隔を開けて配置し、
前記ワークコイルと前記被加熱部との間に電界シールドを設置し、
前記被加熱部と前記電界シールドとは同電位であり、
前記電界シールドは積層する2枚の電界シールドアンテナを有し、
前記各電界シールドアンテナは、複数本の互いに交わらない第1の配線と、前記複数本の第1の配線を接地電位に短絡する1本の第2の配線とを備え、
各電界シールドアンテナが備える第1の配線は互いに(90度±許容設定角度)の角度で積層することを特徴とする、請求項1に記載の高周波誘導加熱装置。 - 前記第1の配線は、各配線を平行に配列して形成されるくし型配列であることを特徴とする、請求項1に記載の高周波誘導加熱装置。
- 前記電界シールドと前記ワークコイルは積層され、電界シールドの第1の配線は積層方向から見たとき空間上で互いに交差して配置することを特徴とする、請求項1又は2に記載の高周波誘導加熱装置。
- 前記ワークコイルは、中心と周囲との間で渦巻き状に配線し、
前記電界シールドの第1の配線は、互いに交わらない複数本の配線を互いに所定間隔を開けて配置し、
前記第1の配線の配線方向と前記ワークコイルの渦巻き状配線の配線方向とを異ならせることを特徴とする、請求項1から3の何れか一つに記載の高周波誘導加熱装置。 - 前記ワークコイルと前記電界シールドとの間の空間を誘電体で満たすことを特徴とする、請求項1から4の何れか一つに記載の高周波誘導加熱装置。
- 前記電界シールドを形成する配線は、高分子材料又は誘電体上に形成することを特徴とする、請求項1から5の何れか一つに記載の高周波誘導加熱装置。
- 前記高分子材料は、PTFE、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、シリコンゴム、エポキシ樹脂から選択した素材であり、前記誘電体はガラス、セラミックスから選択した素材であることを特徴とする、請求項6に記載の高周波誘導加熱装置。
- 前記電界シールドの配線は、薄板または箔の導電性材を粘着剤により高分子材料又は誘電体上に貼り付けて形成されることを特徴とする、請求項6又は7に記載の高周波誘導加熱装置。
- 前記導電性材は、アルミニウム、銀、金、銅又はそれらの複合材料であることを特徴とする、請求項8に記載の高周波誘導加熱装置。
- 前記電界シールドの配線は、導電性ペーストを塗布または印刷し、焼成して形成することを特徴とする、請求項1から5の何れか一つに記載の高周波誘導加熱装置。
- 前記導電性ペーストは、アルミニウム、銀、銀、銅、カーボンまたはそれらの複合材料から選択することを特徴とする、請求項10に記載の高周波誘導加熱装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007108261A JP2008269837A (ja) | 2007-04-17 | 2007-04-17 | 高周波誘導加熱装置 |
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Cited By (2)
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JP2013214705A (ja) * | 2012-04-03 | 2013-10-17 | Liteon It Corp | 櫛歯構造のシールド層及びそのワイヤレス充電トランスミッター |
CN103957616A (zh) * | 2014-04-15 | 2014-07-30 | 雷中喜 | 利用高频感应加热驱动的平板内部感应加热系统 |
-
2007
- 2007-04-17 JP JP2007108261A patent/JP2008269837A/ja not_active Withdrawn
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