JP2008269180A - 決済処理システム、購入履歴管理装置、購入履歴管理方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】IDカード14に記録された識別情報を用いる集計処理等の関連処理を、当該識別情報を秘匿にしたまま行うことができる決済処理システム10を提供する。
【解決手段】決済処理システム10は、集計装置12、照会装置13、購入履歴管理装置20、および課金装置30を備える。購入履歴管理装置20は、POSレジスタ21から入力されたIDカード14の識別情報を暗号化して暗号化IDに変換し、当該暗号化IDを、当該IDカード14の所有者の購入金額に対応付けて管理する。集計装置12は、暗号化IDを用いて、それぞれのカード所有者毎の請求金額を集計する。
【選択図】図1
【解決手段】決済処理システム10は、集計装置12、照会装置13、購入履歴管理装置20、および課金装置30を備える。購入履歴管理装置20は、POSレジスタ21から入力されたIDカード14の識別情報を暗号化して暗号化IDに変換し、当該暗号化IDを、当該IDカード14の所有者の購入金額に対応付けて管理する。集計装置12は、暗号化IDを用いて、それぞれのカード所有者毎の請求金額を集計する。
【選択図】図1
Description
本発明は、IDカードに記録された識別情報を用いて、当該IDカードの所有者の購入履歴を管理する技術に関する。
クレジットカードの利用機会が近年拡大している。例えば、ネットショッピングや携帯電話の利用料金の支払い、少額決済等に利用されるようになってきている。そうした利用機会の拡大に伴い、様々な企業がクレジットカード番号を取り扱う場面が多くなっており、クレジットカード番号が漏洩する潜在的な危険性が高まっている。
これを回避するための技術として、特許文献1には、免許証、病院の診察券、クレジットカード等の番号を読み取ってハッシュ値に変換し、そのハッシュ値を、カード番号を伏せたまま個人を識別可能な情報であるカード匿名IDとして、駐車場の入出庫時等の利用者の特定に利用する技術が開示されている。特許文献1の技術は、カード番号を、元の番号の推測が事実上不可能なハッシュ値に変換すると共に、ハッシュ値に変換した後に、元のカード番号を破棄してシステム内に元のカード番号を残さないことにより、カード番号の漏洩の機会を減少させている。
ところで、クレジットカードを使った代金の支払いにおいては、身に覚えのない請求の照会や、クレジットカードの不正利用の検出等の目的で、過去の利用履歴をクレジットカード番号と対応付けて出力する必要がある場合がある。しかし、特許文献1に記載の技術では、ハッシュ値毎の利用履歴は出力できるものの、ハッシュ値からクレジットカード番号を復元することができないため、クレジットカード番号を特定した利用履歴を出力することはできない。そのため、過去の利用履歴をクレジットカード番号と対応付けて出力する必要があるクレジットカード決済においては、特許文献1に記載の技術を適用することはできない。
また、利用者の購入金額を当該利用者のクレジットカード番号に対応付けて購入履歴として管理する場合がある。このような購入履歴を用いて、月単位で利用者毎の利用金額の合計や、店舗毎の利用者数および利用金額の月毎の推移等、購入履歴を用いた関連処理が行われる場合がある。しかし、そのような場合には、当該関連処理に携わる者がクレジットカード番号を目にすることになる。クレジットカード番号を目にする人が増えるに従って、クレジットカード番号が漏洩する可能性が増大することになる。
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、IDカードに記録された識別情報を用いる集計処理等の関連処理を、当該識別情報を秘匿にしたまま行うことができるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明は、IDカードの識別情報を暗号化し、当該IDカードの所有者が購入した金額に対応付けて管理する。
例えば、本発明の第1の態様は、IDカードに記録された識別情報を用いて、当該IDカードの所有者の購入履歴を管理する購入履歴管理装置であって、暗号鍵を格納する暗号鍵格納手段と、暗号鍵格納手段に格納されている暗号鍵を用いて、IDカードに記録された識別情報の少なくとも一部を暗号化することにより、当該識別情報を暗号化IDに変換する暗号化ID変換手段と、IDカードの所有者の購入金額および購入日時を含む購入情報を、当該IDカードに記録された識別情報と共に外部から取得した場合に、暗号化ID変換手段に指示して、取得した当該IDカードの識別情報を暗号化IDに変換させ、取得した購入情報を、変換させた暗号化IDに対応付けた購入履歴を作成し、作成した購入履歴を購入履歴格納手段に格納する購入履歴作成手段とを備えることを特徴とする購入履歴管理装置を提供する。
また、本発明の第2の態様は、IDカードに記録された識別情報を用いて、当該IDカードの所有者の購入履歴を管理する購入履歴管理装置における購入履歴管理方法であって、購入履歴管理装置は、暗号鍵を暗号鍵格納手段に格納する暗号鍵格納ステップと、IDカードの所有者の購入金額および購入日時を含む購入情報を、当該IDカードに記録された識別情報と共に外部から取得した場合に、暗号鍵格納手段に格納されている暗号鍵を用いて、IDカードに記録された識別情報の少なくとも一部を暗号化することにより、当該識別情報を暗号化IDに変換する暗号化ID変換ステップと、外部から取得した購入情報を、暗号化ID変換ステップにおいて変換した暗号化IDに対応付けて購入履歴を作成し、作成した購入履歴を購入履歴格納手段に格納する購入履歴作成ステップとを備えることを特徴とする購入履歴管理方法を提供する。
また、本発明の第3の態様は、コンピュータを、IDカードに記録された識別情報を用いて、当該IDカードの所有者の購入履歴を管理する購入履歴管理装置として機能させるプログラムであって、コンピュータを、暗号鍵を格納する暗号鍵格納手段、暗号鍵格納手段に格納されている暗号鍵を用いて、IDカードに記録された識別情報の少なくとも一部を暗号化することにより、当該識別情報を暗号化IDに変換する暗号化ID変換手段、およびIDカードの所有者の購入金額および購入日時を含む購入情報を、当該IDカードに記録された識別情報と共に外部から取得した場合に、暗号化ID変換手段に指示して、取得した当該IDカードの識別情報を暗号化IDに変換させ、取得した購入情報を、変換させた暗号化IDに対応付けた購入履歴を作成し、作成した購入履歴を購入履歴格納手段に格納する購入履歴作成手段として機能させることを特徴とするプログラムを提供する。
また、本発明の第4の態様は、IDカードの所有者の購入履歴を管理する購入履歴管理装置と、購入履歴に基づいて、対応するIDカードの所有者に課金する課金装置とを備え、購入履歴管理装置は、暗号鍵を格納する暗号鍵格納手段と、暗号鍵格納手段に格納されている暗号鍵を用いて、IDカードに記録された識別情報の少なくとも一部を暗号化することにより、当該識別情報を暗号化IDに変換する暗号化ID変換手段と、IDカードの所有者の購入金額および購入日時を含む購入情報を、当該IDカードに記録された識別情報と共に外部から取得した場合に、暗号化ID変換手段に指示して、取得した当該IDカードの識別情報を暗号化IDに変換させ、取得した購入情報を、変換させた暗号化IDに対応付けた購入履歴を作成し、作成した購入履歴を購入履歴格納手段に格納する購入履歴作成手段と、外部の集計装置によって暗号化ID毎に集計された購入情報である集計データを格納する集計データ格納手段と、外部の集計装置から購入履歴を要求された場合に、購入履歴格納手段内の購入履歴を当該集計装置へ送信すると共に、当該集計装置から暗号化ID毎の集計データを受信した場合に、受信した集計データを対応する暗号化IDと共に集計データ格納手段に格納する集計データ処理手段と、集計データ格納手段内の集計データを課金装置へ送信する送信手段とを有し、課金装置は、暗号鍵を用いて暗号化されたデータを復号する場合に用いられる復号鍵を格納する復号鍵格納手段と、復号鍵を用いて、購入履歴管理装置から受信した集計データに含まれている暗号化IDからIDカードの識別情報を復号する復号手段と、復号手段によって復号されたIDカードの識別情報および集計データに基づいて、当該IDカードの所有者に課金する課金処理手段とを有することを特徴とする決済処理システムを提供する。
本発明によれば、IDカードに記録された識別情報を用いる関連処理を、当該識別情報を秘匿にしたまま行うことができる。
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態における決済処理システム10の構成の一例を示すシステム構成図である。決済処理システム10は、集計装置12、照会装置13、購入履歴管理装置20、および課金装置30を備える。集計装置12、照会装置13、購入履歴管理装置20、および課金装置30は、インターネット等の通信ネットワーク11に接続され、互いに通信する。なお、集計装置12、照会装置13、購入履歴管理装置20、および課金装置30による通信ネットワーク11を介する通信は、SSL(Secure Socket Layer)やVPN(Virtual Private Network)等により高いセキュリティが確保されていることが好ましい。
購入履歴管理装置20は、例えば店舗内に設けられ、カードリーダ22が接続されたPOSレジスタ21が接続される。カードリーダ22は、IDが記録された磁気カードまたはICカード等のIDカード14から当該IDを読み出してPOSレジスタ21に供給する。POSレジスタ21は、ユーザから顧客の購入金額および購入日時を含む購入情報の入力を受け付け、受け付けた購入情報を、カードリーダ22を介して供給された当該顧客が所有するIDカードのIDに対応付けて購入履歴管理装置20へ送る。
購入履歴管理装置20は、POSレジスタ21から受け取ったIDカードのIDを暗号化して暗号化IDに変換し、変換した暗号化IDを、当該IDカードのIDと共に受け取った購入情報に対応付けて購入履歴としてメモリに格納する。
また、購入履歴管理装置20は、照会装置13からIDカードのIDおよび照会期間を含む照会要求を受信した場合に、当該照会要求に含まれるIDカードのIDを暗号化して暗号化IDに変換し、当該照会要求に含まれる照会期間内において、変換した暗号化IDに対応する購入情報をメモリから抽出する。そして、購入履歴管理装置20は、抽出した購入情報を含む照会応答を生成して、通信ネットワーク11を介して照会装置13へ送信する。
また、購入履歴管理装置20は、集計装置12から集計期間を含む購入履歴要求を受信した場合に、受信した履歴要求に含まれる集計期間内の購入履歴をメモリから抽出し、抽出した購入履歴を含む購入履歴応答を生成し、生成した購入履歴応答を、通信ネットワーク11を介して集計装置12へ送信する。また、購入履歴管理装置20は、集計装置12から暗号化ID毎に集計された購入金額である暗号化集計データを受信した場合に、受信した暗号化集計データをメモリに格納する。
また、購入履歴管理装置20は、ユーザから集計データの送信を指示された場合に、暗号化集計データにおいて、暗号化IDを元のIDに復号して、元のID毎に集計された購入金額を、通信ネットワーク11を介して課金装置30へ送信する。
照会装置13は、例えばコールセンタ等に設けられ、オペレータからIDカードのIDおよび照会期間を受け付け、受け付けたIDカードのIDおよび照会期間を含む照会要求を生成して通信ネットワーク11を介して購入履歴管理装置20へ送信する。
集計装置12は、通信ネットワーク11を介して、購入履歴要求を購入履歴管理装置20へ送信し、購入履歴管理装置20から購入履歴応答を受信する。そして、集計装置12は、受信した購入履歴応答に含まれる暗号化ID毎の購入金額を集計して暗号化集計データを生成し、生成した暗号化集計データを通信ネットワーク11を介して購入履歴管理装置20へ送信する。
課金装置30は、IDカード14の発行会社等に設けられ、購入履歴管理装置20から送信された、IDカードのID毎の購入金額の集計データを受信し、当該IDカードの所有者に対して、当該購入金額を課金する。
図2は、第1の実施形態における購入履歴管理装置20の詳細な機能構成の一例を示すブロック図である。購入履歴管理装置20は、復号鍵格納部200、旧復号鍵格納部201、送信部202、復号化集計データ格納部203、復号部204、ネットワークIF(インターフェイス)部205、集計データ処理部206、暗号化集計データ格納部207、照会処理部208、購入履歴格納部209、購入履歴作成部210、暗号化ID変換部211、鍵更新部212、および暗号鍵格納部213を備える。
ネットワークIF部205は、イーサネット(登録商標)等の規格に基づく通信により、通信ネットワーク11を介して他の装置と通信を行う。送信部202、集計データ処理部206、照会処理部208、および鍵更新部212は、ネットワークIF部205を介して他の装置と通信を行う。
暗号鍵格納部213には、暗号化ID変換部211によって行われる暗号化に使用される暗号鍵が格納される。復号鍵格納部200には、暗号鍵格納部213に格納されている暗号鍵によって暗号化されたデータの復号に用いられる復号鍵が格納される。旧復号鍵格納部201には、復号鍵格納部200に格納されている復号鍵よりも古い復号鍵が格納される。
鍵更新部212は、ユーザに指定されたタイミングまたは予め指定された周期で、暗号鍵格納部213に格納されている暗号鍵および復号鍵格納部200に格納されている復号鍵を更新する。
暗号化ID変換部211は、照会処理部208または購入履歴作成部210からIDを含む暗号化要求を受け取った場合に、受け取った暗号化要求に含まれるIDを、暗号鍵格納部213に格納されている暗号鍵を用いて暗号化して暗号化IDに変換する。そして、暗号化ID変換部211は、変換した暗号化IDを含む暗号化応答を、暗号化要求の送信元の照会処理部208または購入履歴作成部210へ送る。
また、暗号化ID変換部211は、再暗号化を復号部204から指示された場合に、購入履歴格納部209に格納されているID、および、暗号化集計データ格納部207に格納されているIDを、暗号鍵格納部213に格納されている暗号鍵を用いてそれぞれ暗号化して暗号化IDに変換する。そして、暗号化ID変換部211は、購入履歴格納部209および暗号化集計データ格納部207内の全てのIDを暗号化IDに変換した場合に、再暗号化の完了を復号部204に通知する。
本実施形態において、暗号化ID変換部211は、公開鍵暗号方式等の暗号鍵と復号鍵とが異なる暗号方式を用いて、IDカードのIDを暗号化して暗号化IDに変換する。暗号鍵格納部213には、暗号鍵と復号鍵とが異なる暗号方式で用いられる暗号鍵が格納されている。また、他の形態として、暗号化ID変換部211は、暗号鍵と復号鍵とが同一の共通鍵暗号方式により、IDカードのIDを暗号化して暗号化IDに変換してもよい。この場合、暗号鍵格納部213および復号鍵格納部200には同一の鍵が格納される。
また、他の形態として、暗号鍵格納部213には変換テーブルが格納され、暗号化ID変換部211は、暗号鍵格納部213内の変換テーブルを用いて、IDカードのIDを当該IDとは異なる文字列に変換するようにしてもよい。また、他の例として、暗号鍵格納部213には複数の異なる暗号鍵が格納され、暗号化ID変換部211は、IDカードのIDを複数の部分に分割し、分割した複数の部分を、暗号鍵格納部213内の異なる暗号鍵でそれぞれ暗号化し、暗号化された部分を結合することにより、IDカードのIDを暗号化IDに変換するようにしてもよい。
購入履歴作成部210は、顧客の購入金額および購入日時を含む購入情報を、当該顧客のIDカードから読み出されたIDと共にPOSレジスタ21から受け取る。暗号化ID変換部211がPOSレジスタ21から受け取る情報には、例えば図3に示すように、購入金額41および購入日時42を含む購入情報と、顧客のIDカードから読み出されたIDであるカード番号40とが含まれる。購入情報としては、図3に示す情報の他に、購入された商品を識別する情報、購入された商品のカテゴリ、購入された商品の数量、購入金額にかかる税金等が含まれていてもよい。
購入履歴作成部210は、POSレジスタ21から受け取ったIDを含む暗号化要求を生成して暗号化ID変換部211へ送る。そして、購入履歴作成部210は、暗号化ID変換部211から暗号化応答を受け取り、受け取った暗号化応答から暗号化IDを取り出し、取り出した暗号化IDに対応付けて、POSレジスタ21から受け取った購入情報を購入履歴として購入履歴格納部209に格納する。購入履歴格納部209には、例えば図4に示すような購入履歴2090が格納される。購入履歴2090には、暗号化ID2091毎に、購入金額2092および購入日時2093を含む購入情報が格納される。
照会処理部208は、照会装置13からIDカードのIDおよび照会期間を含む照会要求を受信した場合に、当該照会要求に含まれるIDカードのIDを含む暗号化要求を生成して暗号化ID変換部211へ送る。そして、照会処理部208は、暗号化ID変換部211から暗号化応答を受け取り、受け取った暗号化応答から暗号化IDを取り出し、取り出した暗号化IDに対応する購入情報であって、照会要求に含まれる照会期間内の購入情報を購入履歴格納部209から抽出する。そして、照会処理部208は、抽出した購入情報を含む照会応答を生成して照会装置13へ送信する。
集計データ処理部206は、集計装置12から集計期間を含む購入履歴要求を受信した場合に、受信した購入履歴要求に含まれる集計期間内の購入履歴を購入履歴格納部209から抽出する。そして、集計データ処理部206は、抽出した購入履歴を含む購入履歴応答を生成し、生成した購入履歴応答を集計装置12へ送信する。また、集計データ処理部206は、集計装置12から暗号化ID毎に集計された購入金額である暗号化集計データを受信した場合に、受信した暗号化集計データを暗号化集計データ格納部207に格納する。
暗号化集計データ格納部207には、例えば図5に示すような暗号化集計データ2070が格納される。暗号化集計データ2070には、暗号化ID2071毎に、当該暗号化ID2071について集計された購入金額の合計である集計金額2072、および当該集計金額2072の集計対象の期間である集計期間2073が格納される。
復号部204は、暗号化集計データ格納部207内の暗号化集計データを課金装置30へ送信するようユーザから指示された場合に、暗号化集計データ格納部207内のそれぞれの暗号化IDを復号鍵格納部200内の復号鍵を用いて元のIDに復号する。そして、復号部204は、復号した元のIDに、集計データを対応付けた復号化集計データを復号化集計データ格納部203に格納する。
また、復号部204は、復号鍵格納部200内の復号鍵が更新された場合に、旧復号鍵格納部201内に格納されている古い復号鍵を用いて、暗号化集計データ格納部207内の暗号化IDおよび購入履歴格納部209内の暗号化IDを元のIDに復号し、再暗号化を暗号化ID変換部211に指示する。そして、暗号化ID変換部211から再暗号化の完了を通知された場合に、復号部204は、復号鍵格納部200内の最新の復号鍵を旧復号鍵格納部201に格納する。
復号化集計データ格納部203には、例えば図6に示すような復号化集計データ2030が格納される。復号化集計データ2030には、カード番号2031毎に、当該カード番号2031について集計された購入金額の合計である集計金額2032および当該集計金額2032の集計対象の期間である集計期間2033が格納される。送信部202は、復号化集計データ格納部203内の復号化集計データを、通信ネットワーク11を介して課金装置30へ送信する。
図7は、購入履歴管理装置20の動作の一例を示すフローチャートである。例えば電源が投入される等の所定のタイミングで、購入履歴管理装置20は、本フローチャートに示す動作を開始する。
まず、購入履歴作成部210は、IDカードのIDと共に購入情報をPOSレジスタ21から受信したか否かを判定する(S100)。IDカードのIDと共に購入情報を受信した場合(S100:Yes)、購入履歴作成部210は、POSレジスタ21から受信したIDを含む暗号化要求を生成して暗号化ID変換部211へ送る。
暗号化ID変換部211は、受け取った暗号化要求に含まれるIDを、暗号鍵格納部213に格納されている暗号鍵を用いて暗号化して暗号化IDに変換し(S101)、変換した暗号化IDを含む暗号化応答を購入履歴作成部210へ送る。購入履歴作成部210は、暗号化ID変換部211から暗号化応答を受け取り、受け取った暗号化応答から暗号化IDを取り出し、取り出した暗号化IDに対応付けてPOSレジスタ21から受け取った購入情報を購入履歴として購入履歴格納部209に格納し(S102)、購入履歴作成部210は、再びステップS100に示した処理を実行する。
購入情報を受信なかった場合(S100:No)、集計データ処理部206は、ネットワークIF部205を介して集計装置12から購入履歴要求を受信したか否かを判定する(S103)。購入履歴要求を受信した場合(S103:Yes)、集計データ処理部206は、受信した購入履歴要求に含まれる集計期間内の購入履歴を購入履歴格納部209から抽出する。そして、集計データ処理部206は、抽出した購入履歴を含む購入履歴応答を生成し、生成した購入履歴応答を集計装置12へ送信し(S104)、購入履歴作成部210は、再びステップS100に示した処理を実行する。
購入履歴要求を受信していない場合(S103:No)、集計データ処理部206は、ネットワークIF部205を介して集計装置12から、暗号化ID毎に集計された購入金額である暗号化集計データを受信したか否かを判定する(S105)。暗号化集計データを受信した場合(S105:Yes)、集計データ処理部206は、受信した暗号化集計データを暗号化集計データ格納部207に格納し(S106)、購入履歴作成部210は、再びステップS100に示した処理を実行する。
暗号化集計データを受信していない場合(S105:No)、復号部204は、ユーザから集計データの送信を指示されたか否かを判定する(S107)。ユーザから集計データの送信を指示された場合(S107:Yes)、復号部204は、暗号化集計データ格納部207内において未選択の暗号化IDを1つ選択する(S108)。
そして、復号部204は、選択した暗号化IDを、復号鍵格納部200に格納されている復号鍵を用いて元のIDに復号し、選択した暗号化IDに対応付けられている集計データを暗号化集計データ格納部207から取り出し、取り出した集計データを、復号した元のIDに対応付けて復号化集計データ格納部203に格納する(S109)。
そして、復号部204は、暗号化集計データ格納部207内の全ての暗号化IDを選択したか否かを判定する(S110)。暗号化集計データ格納部207内に未選択の暗号化IDがある場合(S110:No)、復号部204は、再びステップS108に示した処理を実行する。
一方、暗号化集計データ格納部207内の全ての暗号化IDを選択した場合(S110:Yes)、送信部202は、復号化集計データ格納部203内の復号化集計データをネットワークIF部205を介して課金装置30へ送信し(S111)、購入履歴作成部210は、再びステップS100に示した処理を実行する。
ユーザから集計データの送信を指示されていない場合(S107:No)、照会処理部208は、ネットワークIF部205を介して照会装置13から照会要求を受信したか否かを判定する(S112)。照会要求を受信した場合(S112:Yes)、照会処理部208は、受信した照会要求に含まれるIDを含む暗号化要求を生成して暗号化ID変換部211へ送る。
暗号化ID変換部211は、受け取った暗号化要求に含まれるIDを、暗号鍵格納部213に格納されている暗号鍵を用いて暗号化して暗号化IDに変換し(S113)、変換した暗号化IDを含む暗号化応答を照会処理部208へ送る。照会処理部208は、暗号化ID変換部211から受け取った暗号化応答から暗号化IDを取り出し、取り出した暗号化IDに対応する購入情報であって、照会要求に含まれる照会期間内の購入情報を購入履歴格納部209から抽出する。そして、照会処理部208は、抽出した購入情報を含む照会応答を生成して照会装置13へ送信し(S114)、購入履歴作成部210は、再びステップS100に示した処理を実行する。
次に、暗号鍵および復号鍵が更新された場合の購入履歴管理装置20の動作の一例を図8に示したフローチャートを参照して説明する。例えば電源が投入される等の所定のタイミングで、購入履歴管理装置20は、本フローチャートに示す動作を開始する。なお、本実施形態において、暗号鍵および復号鍵は予め設定された周期で更新されるものとする。
まず、鍵更新部212は、暗号鍵および復号鍵の更新タイミングか否かを判定し(S200)、更新タイミングである場合に(S200:Yes)、暗号鍵および復号鍵を取得し、取得した暗号鍵および復号鍵で、暗号鍵格納部213および復号鍵格納部200内の暗号鍵および復号鍵をそれぞれ更新する(S201)。
次に、復号部204は、旧復号鍵格納部201内に格納されている古い復号鍵を用いて、暗号化集計データ格納部207内の暗号化IDおよび購入履歴格納部209内の暗号化IDを元のIDに復号し(S202)、再暗号化を暗号化ID変換部211に指示する。暗号化ID変換部211は、購入履歴格納部209および暗号化集計データ格納部207に格納されている元のIDを、暗号鍵格納部213に格納されている新たな暗号鍵を用いてそれぞれ暗号化して暗号化IDに変換する(S203)。そして、復号部204は、復号鍵格納部200内の最新の復号鍵で旧復号鍵格納部201内の古い復号鍵を更新し(S204)、鍵更新部212は、再びステップS200に示した処理を実行する。
図9は、購入履歴管理装置20の機能を実現するコンピュータ50のハードウェア構成の一例を示す。コンピュータ50は、CPU(Central Processing Unit)51、RAM(Random Access Memory)52、ROM(Read Only Memory)53、HDD(Hard Disk Drive)54、通信インターフェイス(I/F)55、入出力インターフェイス(I/F)56、およびメディアインターフェイス(I/F)57を備える。
CPU51は、ROM53またはHDD54に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM53は、コンピュータ50の起動時にCPU51が実行するブートプログラムや、コンピュータ50のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD54は、CPU51によって実行されるプログラムを格納する。通信インターフェイス55は、通信ネットワーク11を介して他の機器からデータを受信してCPU51へ送ると共に、CPU51が生成したデータを、通信ネットワーク11を介して他の機器へ送信する。
CPU51は、入出力インターフェイス56を介して入力装置および表示装置を制御する。CPU51は、入出力インターフェイス56を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU51は、生成したデータを、入出力インターフェイス56を介して表示装置へ出力する。入出力インターフェイス56には、POSレジスタ21も接続される。
メディアインターフェイス57は、記録媒体58に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM52に提供する。RAM52を介してCPU51に提供されるプログラムは、記録媒体58に格納されている。当該プログラムは、記録媒体58から読み出されて、RAM52を介してコンピュータ50にインストールされ、CPU51によって実行される。記録媒体58は、例えばDVD(Digital Versatile Disk)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
コンピュータ50にインストールされて実行されるプログラムは、コンピュータ50を、復号鍵格納部200、旧復号鍵格納部201、送信部202、復号化集計データ格納部203、復号部204、ネットワークIF部205、集計データ処理部206、暗号化集計データ格納部207、照会処理部208、購入履歴格納部209、購入履歴作成部210、暗号化ID変換部211、鍵更新部212、および暗号鍵格納部213として機能させる。
コンピュータ50は、これらのプログラムを、記録媒体58から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信媒体を介してこれらのプログラムを取得してもよい。通信媒体とは、通信ネットワーク11、または、当該通信ネットワーク11を伝搬するディジタル信号もしくは搬送波を指す。
以上、本発明の第1の実施形態について説明した。
上記説明から明らかなように、本実施形態の決済処理システム10によれば、IDカード14に記録された識別情報を用いる集計処理等の関連処理を、当該識別情報を秘匿にしたまま行うことができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図10は、第2の実施形態における決済処理システム10の構成の一例を示すシステム構成図である。決済処理システム10は、集計装置12、照会装置13、課金装置30、および複数の購入履歴管理装置20を備える。購入履歴管理装置20、POSレジスタ21、およびカードリーダ22の組は、例えばそれぞれの店舗に設けられる。
図11は、第2の実施形態における購入履歴管理装置20の詳細な機能構成の一例を示すブロック図である。購入履歴管理装置20は、送信部202、ネットワークIF部205、集計データ処理部206、暗号化集計データ格納部207、照会処理部208、購入履歴格納部209、購入履歴作成部210、暗号化ID変換部211、および暗号鍵格納部213を備える。なお、以下に説明する点を除き、図11において、図2と同じ符号を付した構成は、図2における構成と同一または同様の機能を有するため説明を省略する。
本実施形態では、鍵の更新は行われない。そのため、暗号化ID変換部211は、鍵の更新に伴う再暗号化の処理を行わない。また、本実施形態において、それぞれの購入履歴管理装置20内の暗号鍵格納部213には、複数の購入履歴管理装置20において異なる暗号鍵が格納されている。
送信部202は、ユーザからの指示があった場合、または、予め設定されたタイミングで、暗号化集計データ格納部207内の暗号化集計データを、自購入履歴管理装置20が設置された店舗を識別する店舗IDと共に、ネットワークIF部205を介して課金装置30へ送信する。
図12は、第2の実施形態における課金装置30の詳細な機能構成の一例を示すブロック図である。課金装置30は、課金処理部300、復号化集計データ格納部301、復号部302、復号鍵格納部303、およびネットワークIF(インターフェイス)部304を備える。
ネットワークIF部304は、イーサネット(登録商標)等の規格に基づく通信により、通信ネットワーク11を介して他の装置と通信を行う。復号部302は、ネットワークIF部304を介して他の装置と通信を行う。復号鍵格納部303には、例えば図13に示すように、店舗ID3030毎に、当該店舗ID3030に対応する店舗内の購入履歴管理装置20で使用されている暗号鍵と対の復号鍵3031が格納されている。
復号部302は、ネットワークIF部304を介して購入履歴管理装置20から、暗号化ID毎の集計データを店舗IDと共に受信した場合に、受信した店舗IDに対応する復号鍵を復号鍵格納部303から抽出する。そして、復号部302は、抽出した復号鍵を用いて、それぞれの暗号化IDを元のIDに復号し、復号した元のIDと共に、対応する集計データを復号化集計データ格納部301に格納する。課金処理部300は、復号化集計データ格納部301内のIDを元に、当該IDが記録されているIDカードの所有者に、対応する購入金額を課金する処理を行う。
以上、本発明の第2の実施形態について説明した。
本実施形態の購入履歴管理装置20では、購入履歴管理装置20内でIDカードのIDが復号されることがないため、IDカードのIDが漏洩する危険性をさらに減少させることができる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図14は、第3の実施形態における購入履歴管理装置20の詳細な機能構成の一例を示すブロック図である。購入履歴管理装置20は、送信部202、ネットワークIF部205、照会処理部208、購入履歴格納部209、購入履歴作成部210、暗号化ID変換部211、鍵更新部212、および暗号鍵格納部213を備える。なお、以下に説明する点を除き、図14において、図2と同じ符号を付した構成は、図2における構成と同一または同様の機能を有するため説明を省略する。
鍵更新部212は、ユーザに指定されたタイミングまたは予め指定された周期で、新たな暗号鍵を取得し、取得した暗号鍵を取得日時に対応付けて暗号鍵格納部213に格納する。暗号鍵暗号鍵格納部213には、例えば図15に示すように、暗号鍵2130毎に、当該暗号鍵2130が取得された日時を示す更新日時2131が格納されている。
暗号化ID変換部211は、購入履歴作成部210からIDを含む暗号化要求を受け取った場合に、受け取った暗号化要求に含まれるIDを、暗号鍵格納部213に格納されている最新の暗号鍵を用いて暗号化して暗号化IDに変換する。そして、暗号化ID変換部211は、変換した暗号化IDを含む暗号化応答を、暗号化要求の送信元の購入履歴作成部210へ送る。
また、暗号化ID変換部211は、照会処理部208から照会期間およびIDを含む暗号化要求を受け取った場合に、受け取った暗号化要求に含まれる照会期間を参照して、更新日時が当該照会期間に含まれる暗号鍵が存在するか否かを判定する。
更新日時が当該照会期間に含まれる暗号鍵が存在しない場合、暗号化ID変換部211は、当該照会期間以前に更新された暗号鍵の中で最新の暗号鍵を暗号鍵格納部213から取得する。そして、暗号化ID変換部211は、取得した暗号鍵を用いて暗号化要求に含まれるIDを暗号化して暗号化IDに変換し、変換した暗号化IDおよび照会期間を含む暗号化応答を、暗号化要求の送信元の照会処理部208へ送る。
更新日時が当該照会期間に含まれる暗号鍵が存在する場合、暗号化ID変換部211は、当該暗号鍵および当該照会期間以前に更新された暗号鍵の中で最新の暗号鍵を用いて暗号化要求に含まれるIDをそれぞれ暗号化して暗号化IDに変換する。そして、暗号化ID変換部211は、当該照会期間をこれらの暗号鍵の有効期間毎に分割し、分割したそれぞれの期間を、当該期間において有効な暗号鍵で暗号化された暗号化IDに対応付けて暗号化応答に格納し、暗号化要求の送信元の照会処理部208へ送る。
照会処理部208は、照会装置13からIDカードのIDおよび照会期間を含む照会要求を受信した場合に、当該照会要求に含まれるIDカードのIDおよび照会期間を含む暗号化要求を生成して暗号化ID変換部211へ送る。そして、照会処理部208は、暗号化ID変換部211から暗号化IDおよび照会期間において当該暗号化IDが有効な期間を含む暗号化応答を受け取る。
そして、照会処理部208は、受け取った暗号化応答から暗号化IDを取り出し、取り出した暗号化IDに対応付けられて購入履歴格納部209に格納されている購入情報であって、当該暗号化IDに対応付けられている期間に含まれる購入情報を購入履歴格納部209から抽出する。そして、照会処理部208は、抽出した購入情報を含む照会応答を生成して照会装置13へ送信する。
送信部202は、ユーザからの指示があった場合、または、予め設定されたタイミングで、購入履歴格納部209内の購入履歴を、自購入履歴管理装置20が設置された店舗を識別する店舗IDと共に、ネットワークIF部205を介して課金装置30へ送信する。
図16は、第3の実施形態における課金装置30の詳細な機能構成の一例を示すブロック図である。課金装置30は、課金処理部300、復号化集計データ格納部301、復号部302、復号鍵格納部303、ネットワークIF部304、集計処理部305、および鍵更新部306を備える。なお、以下に説明する点を除き、図16において、図12と同じ符号を付した構成は、図12における構成と同一または同様の機能を有するため説明を省略する。
復号鍵格納部303には、例えば図17に示すように、複数の復号鍵テーブル3035が格納される。それぞれの復号鍵テーブル3035には、復号鍵3037および当該復号鍵3037の更新日時3038が、店舗ID3036と共に格納されている。
鍵更新部306は、ユーザに指定されたタイミングまたは予め指定された周期で、店舗毎の新たな復号鍵を取得し、取得した復号鍵を取得日時に対応付けて復号鍵格納部303に格納する。鍵更新部306は、それぞれの購入履歴管理装置20内の鍵更新部212が暗号鍵を更新するタイミングと同一のタイミングで復号鍵を更新する。
復号部302は、ネットワークIF部304を介して購入履歴管理装置20から、購入履歴を店舗IDと共に受信した場合に、復号鍵格納部303において、受信した店舗IDに対応する復号鍵テーブル3035を特定する。そして、復号部302は、購入履歴に含まれるそれぞれの購入情報の購入日時を参照して、特定した復号鍵テーブル3035内において、当該購入日時以前に更新された復号鍵の中で最新の復号鍵を抽出する。そして、復号部302は、抽出した復号鍵を用いて、当該購入情報に対応付けられている暗号化IDを元のIDに復号し、復号した元のIDと共に、対応する購入情報を集計処理部305へ送る。
集計処理部305は、復号部302から受け取ったIDおよび購入情報を元に、同一のIDについて購入金額を集計して復号化集計データ格納部301に格納する。
以上、本発明の第3の実施形態について説明した。
本実施形態の購入履歴管理装置20では、購入履歴管理装置20内でIDカードのIDが復号されることがないため、IDカードのIDが漏洩する危険性を減少させることができると共に、暗号鍵を適切なタイミングで更新してセキュリティを高く保つことができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10・・・決済処理システム、11・・・通信ネットワーク、12・・・集計装置、13・・・照会装置、14・・・IDカード、20・・・購入履歴管理装置、200・・・復号鍵格納部、201・・・旧復号鍵格納部、202・・・送信部、203・・・復号化集計データ格納部、204・・・復号部、205・・・ネットワークIF部、206・・・集計データ処理部、207・・・暗号化集計データ格納部、208・・・照会処理部、209・・・購入履歴格納部、210・・・購入履歴作成部、211・・・暗号化ID変換部、212・・・鍵更新部、213・・・暗号鍵格納部、21・・・POSレジスタ、22・・・カードリーダ、30・・・課金装置、300・・・課金処理部、301・・・復号化集計データ格納部、302・・・復号部、303・・・復号鍵格納部、304・・・ネットワークIF部、305・・・集計処理部、306・・・鍵更新部、40・・・カード番号、41・・・購入金額、42・・・購入日時、50・・・コンピュータ、51・・・CPU、52・・・RAM、53・・・ROM、54・・・HDD、55・・・通信インターフェイス、56・・・入出力インターフェイス、57・・・メディアインターフェイス、58・・・記録媒体
Claims (9)
- IDカードに記録された識別情報を用いて、当該IDカードの所有者の購入履歴を管理する購入履歴管理装置であって、
暗号鍵を格納する暗号鍵格納手段と、
前記暗号鍵格納手段に格納されている暗号鍵を用いて、前記IDカードに記録された識別情報の少なくとも一部を暗号化することにより、当該識別情報を暗号化IDに変換する暗号化ID変換手段と、
前記IDカードの所有者の購入金額および購入日時を含む購入情報を、当該IDカードに記録された識別情報と共に外部から取得した場合に、前記暗号化ID変換手段に指示して、取得した当該IDカードの識別情報を暗号化IDに変換させ、取得した購入情報を、変換させた暗号化IDに対応付けた購入履歴を作成し、作成した購入履歴を購入履歴格納手段に格納する購入履歴作成手段と
を備えることを特徴とする購入履歴管理装置。 - 請求項1に記載の購入履歴管理装置であって、
前記暗号鍵格納手段には、複数の異なる暗号鍵が格納されており、
前記暗号化ID変換手段は、
前記IDカードに記録された識別情報を複数の部分にわけ、それぞれの部分を異なる暗号鍵で暗号化することにより、当該IDカードの識別情報を暗号化IDに変換することを特徴とする購入履歴管理装置。 - 請求項1に記載の購入履歴管理装置であって、
外部の集計装置によって前記暗号化ID毎に集計された購入情報である集計データを格納する集計データ格納手段と、
外部の集計装置から購入履歴を要求された場合に、前記購入履歴格納手段内の購入履歴を当該集計装置へ送信すると共に、当該集計装置から暗号化ID毎の集計データを受信した場合に、受信した集計データを対応する暗号化IDと共に前記集計データ格納手段に格納する集計データ処理手段と、
前記暗号鍵を用いて暗号化されたデータを復号する場合に用いられる復号鍵を格納する第一の復号鍵格納手段と、
前記第一の復号鍵格納手段に格納されている復号鍵を用いて、前記集計データ格納手段に格納されている暗号化IDからIDカードの識別情報を復号する復号手段と、
前記復号手段によって復号されたIDカードの識別情報を、対応する集計データと共に、決済を行う外部の装置へ送信する送信手段と
をさらに備えることを特徴とする購入履歴管理装置。 - 請求項3に記載の購入履歴管理装置であって、
前記暗号鍵格納手段内の暗号鍵および前記第一の復号鍵格納手段内の復号鍵を更新する鍵更新手段と、
古い復号鍵を格納する第二の復号鍵格納手段と
をさらに備え、
前記復号手段は、
前記第一の復号鍵格納手段内の復号鍵が更新された場合に、前記第二の復号鍵格納手段に格納されている復号鍵を用いて、前記購入履歴格納手段内の暗号化IDおよび前記集計データ格納手段内の暗号化IDを全て元の識別情報に復号した後に、前記暗号化ID変換手段に指示して、当該購入履歴格納手段内の元の識別情報および当該集計データ格納手段内の元の識別情報を、前記暗号鍵格納手段に格納されている最新の暗号鍵を用いて暗号化IDに変換させ、前記第一の復号鍵格納手段に格納されている最新の復号鍵を前記第二の復号鍵格納手段に格納することを特徴とする購入履歴管理装置。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の購入履歴管理装置であって、
IDカードの識別情報を含む照会要求を外部の装置から受け付けた場合に、前記暗号化ID変換手段に指示して、受け付けた照会要求に含まれるIDカードの識別情報を暗号化IDに変換させ、変換された暗号化IDに対応付けて前記購入履歴格納手段に格納されている購入情報を抽出し、抽出した購入情報を含む購入履歴照会応答を、当該照会要求の送信元の外部の装置へ送信する照会処理手段をさらに備えることを特徴とする購入履歴管理装置。 - IDカードに記録された識別情報を用いて、当該IDカードの所有者の購入履歴を管理する購入履歴管理装置における購入履歴管理方法であって、
前記購入履歴管理装置は、
暗号鍵を暗号鍵格納手段に格納する暗号鍵格納ステップと、
前記IDカードの所有者の購入金額および購入日時を含む購入情報を、当該IDカードに記録された識別情報と共に外部から取得した場合に、前記暗号鍵格納手段に格納されている暗号鍵を用いて、前記IDカードに記録された識別情報の少なくとも一部を暗号化することにより、当該識別情報を暗号化IDに変換する暗号化ID変換ステップと、
外部から取得した購入情報を、前記暗号化ID変換ステップにおいて変換した暗号化IDに対応付けて購入履歴を作成し、作成した購入履歴を購入履歴格納手段に格納する購入履歴作成ステップと
を備えることを特徴とする購入履歴管理方法。 - コンピュータを、IDカードに記録された識別情報を用いて、当該IDカードの所有者の購入履歴を管理する購入履歴管理装置として機能させるプログラムであって、
前記コンピュータを、
暗号鍵を格納する暗号鍵格納手段、
前記暗号鍵格納手段に格納されている暗号鍵を用いて、前記IDカードに記録された識別情報の少なくとも一部を暗号化することにより、当該識別情報を暗号化IDに変換する暗号化ID変換手段、および
前記IDカードの所有者の購入金額および購入日時を含む購入情報を、当該IDカードに記録された識別情報と共に外部から取得した場合に、前記暗号化ID変換手段に指示して、取得した当該IDカードの識別情報を暗号化IDに変換させ、取得した購入情報を、変換させた暗号化IDに対応付けた購入履歴を作成し、作成した購入履歴を購入履歴格納手段に格納する購入履歴作成手段
として機能させることを特徴とするプログラム。 - IDカードの所有者の購入履歴を管理する購入履歴管理装置と、
前記購入履歴に基づいて、対応するIDカードの所有者に課金する課金装置と
を備え、
前記購入履歴管理装置は、
暗号鍵を格納する暗号鍵格納手段と、
前記暗号鍵格納手段に格納されている暗号鍵を用いて、前記IDカードに記録された識別情報の少なくとも一部を暗号化することにより、当該識別情報を暗号化IDに変換する暗号化ID変換手段と、
前記IDカードの所有者の購入金額および購入日時を含む購入情報を、当該IDカードに記録された識別情報と共に外部から取得した場合に、前記暗号化ID変換手段に指示して、取得した当該IDカードの識別情報を暗号化IDに変換させ、取得した購入情報を、変換させた暗号化IDに対応付けた購入履歴を作成し、作成した購入履歴を購入履歴格納手段に格納する購入履歴作成手段と、
外部の集計装置によって前記暗号化ID毎に集計された購入情報である集計データを格納する集計データ格納手段と、
外部の集計装置から購入履歴を要求された場合に、前記購入履歴格納手段内の購入履歴を当該集計装置へ送信すると共に、当該集計装置から暗号化ID毎の集計データを受信した場合に、受信した集計データを対応する暗号化IDと共に前記集計データ格納手段に格納する集計データ処理手段と、
前記集計データ格納手段内の集計データを前記課金装置へ送信する送信手段と
を有し、
前記課金装置は、
前記暗号鍵を用いて暗号化されたデータを復号する場合に用いられる復号鍵を格納する復号鍵格納手段と、
前記復号鍵を用いて、前記購入履歴管理装置から受信した集計データに含まれている暗号化IDからIDカードの識別情報を復号する復号手段と、
前記復号手段によって復号されたIDカードの識別情報および集計データに基づいて、当該IDカードの所有者に課金する課金処理手段と
を有することを特徴とする決済処理システム。 - 請求項8に記載の決済処理システムであって、
前記決済処理システムは、複数の購入履歴管理装置を備え、
それぞれの購入履歴管理装置の暗号鍵格納手段は、
他の購入履歴管理装置内の暗号鍵格納手段に格納されている暗号鍵とは異なる暗号鍵を格納しており、
前記課金装置の復号鍵格納手段は、
前記購入履歴管理装置毎に、当該購入履歴管理装置の暗号鍵格納手段に格納されている暗号鍵に対応する復号鍵を格納することを特徴とする決済処理システム。
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JP2007109739A JP2008269180A (ja) | 2007-04-18 | 2007-04-18 | 決済処理システム、購入履歴管理装置、購入履歴管理方法、およびプログラム |
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- 2007-04-18 JP JP2007109739A patent/JP2008269180A/ja active Pending
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