JP2008268391A - 光ファイバの施工方法及び該方法に用いる光スプリッタモジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】 大きな設置スペースが確保できない場合でも、光スプリッタを介した分岐接続部を現地の設置部に無理なくしかも簡単に設置できる光ファイバの施工方法を提供すること。
【解決手段】 入力側にアダプタ5が接続された光スプリッタ3の出力側3bに、設置先での布線経路長に相当する長さのインドアケーブル7が予め接続された光スプリッタモジュール1を工場内で製造しておき、この光スプリッタモジュール1を現地に持ち込み、現地の光ファイバケーブル41を光スプリッタモジュール1のアダプタ5にコネクタ接続すると共に、光スプリッタモジュール1から導出されている各インドアケーブル7を現地の各加入者宅に布設する。
【選択図】 図2
【解決手段】 入力側にアダプタ5が接続された光スプリッタ3の出力側3bに、設置先での布線経路長に相当する長さのインドアケーブル7が予め接続された光スプリッタモジュール1を工場内で製造しておき、この光スプリッタモジュール1を現地に持ち込み、現地の光ファイバケーブル41を光スプリッタモジュール1のアダプタ5にコネクタ接続すると共に、光スプリッタモジュール1から導出されている各インドアケーブル7を現地の各加入者宅に布設する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ビルやマンション等の集合住宅への光ファイバケーブルの引き込み作業を容易にする光ファイバの施工方法及び該方法に用いる光スプリッタモジュールに関する。
最近のインターネット接続では、加入者宅まで直接光ファイバケーブルを引き込むFTTH(Fiber To The Home)が急速な普及を見せている。
ビルやマンション等の集合住宅への光ファイバケーブルの引き込みの際には、光ファイバの高い伝送性能を有効活用するため、外部から集合住宅に引き込んだ1本の光ファイバケーブルに、光スプリッタを介して複数本のインドアケーブル(宅内配線用の光ファイバケーブル)を分岐接続して、分岐接続された各インドアケーブルを集合住宅内の各加入者宅に布線する作業が行われる。
ビルやマンション等の集合住宅への光ファイバケーブルの引き込みの際には、光ファイバの高い伝送性能を有効活用するため、外部から集合住宅に引き込んだ1本の光ファイバケーブルに、光スプリッタを介して複数本のインドアケーブル(宅内配線用の光ファイバケーブル)を分岐接続して、分岐接続された各インドアケーブルを集合住宅内の各加入者宅に布線する作業が行われる。
このような光スプリッタを使った分岐接続を容易にするために、一つの筐体内に、光スプリッタを収納した光スプリッタ収容部と、外部から引き込んだ光ファイバケーブルの余長を収容する余長収容部と、外部から引き込んだ光ファイバケーブルを光スプリッタの入力側に接続したり、あるいは分岐接続するインドアケーブルを光スプリッタの出力側に接続したりするための融着接続部と、を具備した光接続箱が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところが、光スプリッタを使ってインドアケーブルを分岐接続する従来の光接続箱は、接続する光ファイバの外被を剥ぐ作業や、外被を剥いだ光ファイバ相互を融着接続する作業を筐体内で実施することを前提に設計されているため、融着処理部を収容する大きな収納トレイが筐体内に装備され、光接続箱としての筐体がかなり大きな寸法になっていた。
その一方、マンション等の集合住宅での光接続箱の設置スペースは、通常、その集合住宅に敷設された電気設備等を管理するメータ類が設置されるメータボックスというそれほど大きくないキャビネットで、空きスペースが少ないために、大型の光接続箱は設置が難しかったり、あるいは、予め光接続箱に用意してある取付構造が現場の取付スペースに適合しないために光接続箱の固定ができなかったり、あるいは光接続箱の設置によって既存のメータ類の保守性が損なわれたりするなど、各種の不都合が生じる虞があった。
その一方、マンション等の集合住宅での光接続箱の設置スペースは、通常、その集合住宅に敷設された電気設備等を管理するメータ類が設置されるメータボックスというそれほど大きくないキャビネットで、空きスペースが少ないために、大型の光接続箱は設置が難しかったり、あるいは、予め光接続箱に用意してある取付構造が現場の取付スペースに適合しないために光接続箱の固定ができなかったり、あるいは光接続箱の設置によって既存のメータ類の保守性が損なわれたりするなど、各種の不都合が生じる虞があった。
また、光接続箱を設置する現地(メータボックスの周辺)は、精密加工である光ファイバの融着接続処理に適した環境に整えることが難しい場合も少なくなく、そのような環境で外部からの光ファイバやインドアケーブルの融着接続処理を行うため、現地での作業時間が長くなり、作業性が悪いという問題もあった。
本発明の目的は上記課題を解消することに係り、大きな設置スペースが確保できない場合でも、無理なくしかも簡単に設置でき、また、現地での光ファイバ相互の融着接続処理を不要にして、集合住宅等への光ファイバケーブルの引き込み処理の作業性を向上させることができる光ファイバの施工方法及び該方法に用いる光スプリッタモジュールを提供することである。
(1)上記した課題を解決するために、本発明による光ファイバの施工方法は、光スプリッタの入力側にアダプタが接続されると共に、前記光スプリッタの出力側に、前記光スプリッタの設置点から加入者宅までの布線経路長に相当する長さのインドアケーブルが接続された光スプリッタモジュールを工場内で製造する工場製作工程と、
前記光スプリッタモジュールを設置点に持ち込み、現地の光ファイバケーブルに接続されている光コネクタを前記光スプリッタモジュールのアダプタに接続すると共に、前記光スプリッタモジュールから導出されている前記インドアケーブルを加入者宅に布設する現地処理工程とを有することを特徴とする。
前記光スプリッタモジュールを設置点に持ち込み、現地の光ファイバケーブルに接続されている光コネクタを前記光スプリッタモジュールのアダプタに接続すると共に、前記光スプリッタモジュールから導出されている前記インドアケーブルを加入者宅に布設する現地処理工程とを有することを特徴とする。
(2)また、上記した課題を解決するために、本発明による光スプリッタモジュールは、筐体内に光スプリッタが収容されると共に、前記筐体には前記光スプリッタに接続されたアダプタ及び複数本のインドアケーブルを導出するインドアケーブル導出部が設けられ、前記インドアケーブルの長さが、前記光スプリッタの設置点から加入者宅までの布線経路長に相当する長さに設定されていることを特徴とする。
(3)また、上記(2)に記載の光スプリッタモジュールは、前記光スプリッタモジュールを固定するための取付方向の異なる少なくとも2種の取付け部が、前記筐体に突設されていることを特徴としても良い。
本発明による光ファイバの施工方法では、予め工場製作工程で製造された光スプリッタモジュールを現地に持ち込むもので、工場で製造された光スプリッタモジュール内の光スプリッタには、現地で外部から引き込まれた光ファイバケーブルをコネクタ接続するアダプタや、現地の加入者宅に配布するインドアケーブルが既に接続済みになっている。
そのため、現地処理工程での作業は、外部から現地に引き込まれた光ファイバケーブルをアダプタにコネクタ接続する作業と、光スプリッタモジュールから導出する各インドアケーブルを各加入者宅に布設する作業だけで済む。
そのため、現地における集合住宅等への光ファイバケーブルの引き込み処理の作業性を大幅に向上させることができる。
そのため、現地処理工程での作業は、外部から現地に引き込まれた光ファイバケーブルをアダプタにコネクタ接続する作業と、光スプリッタモジュールから導出する各インドアケーブルを各加入者宅に布設する作業だけで済む。
そのため、現地における集合住宅等への光ファイバケーブルの引き込み処理の作業性を大幅に向上させることができる。
また、本発明による光ファイバの施工方法で用いる光スプリッタモジュールは、精密加工で手間のかかる光スプリッタへの光ファイバケーブルの融着作業を、環境の整い易い工場で実施したもので、現地での融着処理等を考慮しなくてよいため、現地での作業用の大型のトレイ等を内蔵する必要がなく、光スプリッタを収容する筐体を必要最小限に小型化、軽量化することができる。
そのため、現地の設置部に大きな設置スペースが確保できない場合でも、光スプリッタを介した分岐接続部を現地の設置部に無理なくしかも簡単に設置できる。
そのため、現地の設置部に大きな設置スペースが確保できない場合でも、光スプリッタを介した分岐接続部を現地の設置部に無理なくしかも簡単に設置できる。
また、本発明による光ファイバの施工方法で用いる光スプリッタモジュールが、その筐体を固定するための取付方向の異なる少なくとも2種の取付け部を突設させている構成の場合は、現場の設置スペースが限られ、筐体の取り付け向きが制限される場合でも、いずれかの取付け部を利用して筐体の固定を実施することが可能になり、現場の設置スペースが限られている場合でも、光スプリッタモジュールを確実に固定設置することが可能になる。
以下、本発明に係る光ファイバの施工方法及び該方法に用いる光スプリッタモジュールの好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る光ファイバの施工方法に用いる光スプリッタモジュールの一実施の形態の製造工程の説明図、図2は図1に示した光スプリッタモジュールを用いた現地での設置作業の説明図である。
図1は本発明に係る光ファイバの施工方法に用いる光スプリッタモジュールの一実施の形態の製造工程の説明図、図2は図1に示した光スプリッタモジュールを用いた現地での設置作業の説明図である。
本発明に係る光ファイバの施工方法は、図1(a)〜(d)に示すように工場内で光スプリッタモジュール1を製造する工場製作工程と、この工場製作工程で製造した光スプリッタモジュール1を現地に持ち込んで実施する現地処理工程とを有している。
工場製作工程で製造する光スプリッタモジュール1は、次の手順で製造される。
まず、図1(a)に示すように、複数本(例えば4本)のインドアケーブル7が分岐接続される光部品である光スプリッタ3の入力側3aに、外部の光ケーブルをコネクタ接続するためのコネクタプラグ4を接続し、また、光スプリッタ3の出力側3bには、所要数のインドアケーブル7を接続する。
まず、図1(a)に示すように、複数本(例えば4本)のインドアケーブル7が分岐接続される光部品である光スプリッタ3の入力側3aに、外部の光ケーブルをコネクタ接続するためのコネクタプラグ4を接続し、また、光スプリッタ3の出力側3bには、所要数のインドアケーブル7を接続する。
このとき、コネクタプラグ4から光スプリッタ3の入力側3aまでの間を接続する1本の光ファイバ11の長さは、図1(b)に示す光スプリッタモジュール1用の筐体13のケース15に取り付けられるアダプタ5から同じくケース15内に取り付けられる光スプリッタ3の位置までの最小の長さに設定されている。
アダプタ5は、外部の光ケーブル41側の光コネクタ42(共に図2参照)及び光スプリッタ側のコネクタプラグ4が共に嵌合してコネクタ同士を相互接続するものである。
また、複数本のインドアケーブル7は、光ファイバ配線網を構築する現地の集合住宅における光スプリッタモジュール1の設置点から加入者宅(光ファイバ引き込み宅)までの布線経路長に相当する長さにそれぞれ設定されている。インドアケーブル7は筐体13のケース15内に収容できる長さが余長7aとして設定されている。
なお、インドアケーブル7は、布線経路長に相当する長さが光スプリッタ3の出力側3bに直接接続される場合の他に、融着接続部を介して接続される場合もある。この場合には、ファイバ保護スリーブ12が融着接続部を覆って保護する。
アダプタ5は、外部の光ケーブル41側の光コネクタ42(共に図2参照)及び光スプリッタ側のコネクタプラグ4が共に嵌合してコネクタ同士を相互接続するものである。
また、複数本のインドアケーブル7は、光ファイバ配線網を構築する現地の集合住宅における光スプリッタモジュール1の設置点から加入者宅(光ファイバ引き込み宅)までの布線経路長に相当する長さにそれぞれ設定されている。インドアケーブル7は筐体13のケース15内に収容できる長さが余長7aとして設定されている。
なお、インドアケーブル7は、布線経路長に相当する長さが光スプリッタ3の出力側3bに直接接続される場合の他に、融着接続部を介して接続される場合もある。この場合には、ファイバ保護スリーブ12が融着接続部を覆って保護する。
筐体13は、図1(c)に示すように、上面を開放した略箱形のケース15と、このケース15の上面を着脱可能に覆うカバー16とから構成されている。
コネクタプラグ4やインドアケーブル7が接続された光スプリッタ3は、図1(b),(c)に示すように、ケース15に収容する。
ケース15の左側壁15aには、図1(b)、(c)に示すように、インドアケーブルを係止したケーブル固定部21を固定する。ケーブル固定部21の背面側には、光スプリッタ3を把持するスプリッタ把持手段22が装備されていて、収容した光スプリッタ3が該スプリッタ把持手段22により固定される。
ケース15の左側壁15aには、図1(b)、(c)に示すように、インドアケーブルを係止したケーブル固定部21を固定する。ケーブル固定部21の背面側には、光スプリッタ3を把持するスプリッタ把持手段22が装備されていて、収容した光スプリッタ3が該スプリッタ把持手段22により固定される。
光スプリッタ3の出力側3bに接続したインドアケーブル7は余長7aが、図1(c)に示すように、ケース15内に許容曲げ半径以上の半径で周回させた状態に収容される。また、アダプタ5は、ケース15の前面壁15bに形成されたアダプタ取付穴23により、予め接続口5aを外方に向けて取り付けられる。
図1(b)に示すように、ケース15の前面壁15bに対向する後面壁15cには、複数本のインドアケーブル7を一括して導出するインドアケーブル導出部25が設けられている。
なお、ケース15の右側壁15eには、図1(b)、(c)に示すように、ファイバ保護スリーブ12を係止するための融着部ホルダ17が固定されている。
スプリッタ把持手段22に固定した光スプリッタ3から導出する複数本のインドアケーブル7を、インドアケーブル導出部25から外部に導出した状態にすると、ケース15内への光スプリッタ3の収容作業が完了する。
なお、ケース15の右側壁15eには、図1(b)、(c)に示すように、ファイバ保護スリーブ12を係止するための融着部ホルダ17が固定されている。
スプリッタ把持手段22に固定した光スプリッタ3から導出する複数本のインドアケーブル7を、インドアケーブル導出部25から外部に導出した状態にすると、ケース15内への光スプリッタ3の収容作業が完了する。
ケース15内への光スプリッタ3の収容作業が完了したら、図1(d)に示すように、ケース15の上面にカバー16を取り付けると、光スプリッタモジュール1の組立が完了し、工場製作工程が終了する。
なお、本実施の形態の場合、筐体13を構成するケース15には、光スプリッタモジュール1を現地の設置部に固定するための取付方向の異なる2種の取付け部31,32が、突設されている。
本実施の形態の場合、取付け部31は、ケース15の底壁15dに沿って延出した板部に取付穴を形成したもので、例えば底壁15dを設置部に密着させて取り付ける場合に適している。一方、取付け部32は、ケース15の右側壁15eに沿って延出した板部に取付穴を形成したもので、例えば右側壁15eを設置部に密着させて取り付ける場合に適している。
即ち、本実施の形態の筐体13は、使用する取付け部31,32を選択することで、設置スペースに合わせて、底壁15dを接地させた取付形態や、右側壁15eを接地させた取付形態のいずれをも採用することができる。
即ち、本実施の形態の筐体13は、使用する取付け部31,32を選択することで、設置スペースに合わせて、底壁15dを接地させた取付形態や、右側壁15eを接地させた取付形態のいずれをも採用することができる。
本発明に係る光ファイバの施工方法における現地処理工程は、図2(a)に示すように、工場製作工程で製造した光スプリッタモジュール1を現地の設置点に設定されているメータボックス等に持ち込み、その設置点まで引き込まれた現地の光ファイバケーブル41の端部に接続されている光コネクタ42を光スプリッタモジュール1のアダプタ5に接続すると共に、光スプリッタモジュール1から導出されている各インドアケーブル7を現地の各加入者宅に布設して、現地に光ファイバの配線網を構築する。
光スプリッタモジュール1の設置点に、筐体13の取付け部31,32によって固定できる構造物が存在していない場合には、本実施の形態の光スプリッタモジュール1は筐体寸法が小さく、軽量のため、図2の(a),(b)に示すように、結束バンド47を用いて、設置箇所に布設されている既存の設備管45等にこの結束バンド47を巻回して装着し、結束バンド47に装備されたネジ止め部49に対しネジ51を螺合させて取付け部31,32を固定するようにしてもよい。その際、既述したように、設置スペースに合わせて、例えば図2に示す取付け部31,31を利用して底壁15dを設備管45に接地させた取付形態や、図3に示す取付け部32,32を利用して右側壁15eを接地させた取付形態を選択することができる。また、ネジ締め行うための作業スペースの確保が困難な場合には、図4に示すように、光スプリッタモジュール1を結束バンド47により設備管45等に一括して締結し固定することもできる。
なお、上記の実施形態では、結束バンド47に装備したネジ止め部49に対し光スプリッタモジュール1をネジ固定する場合について説明したが、例えば結束バンドに装備した不図示の弾性係止突起を、取付け部31,32の穴に挿通して係合させるようにしてもよい。
なお、上記の実施形態では、結束バンド47に装備したネジ止め部49に対し光スプリッタモジュール1をネジ固定する場合について説明したが、例えば結束バンドに装備した不図示の弾性係止突起を、取付け部31,32の穴に挿通して係合させるようにしてもよい。
以上に説明した本発明の一実施の形態による光ファイバの施工方法では、予め工場製作工程で製造された光スプリッタモジュール1を現地に持ち込むもので、工場で製造された光スプリッタモジュール1内の光スプリッタ3には、現地で外部から引き込まれた光ファイバケーブル41をコネクタ接続するアダプタ5や、現地の加入者宅に布設するインドアケーブル7が既に接続済みになっている。
そのため、現地処理工程での作業は、外部から現地に引き込まれた光ファイバケーブル41をアダプタ5にコネクタ接続する作業と、光スプリッタモジュール1から導出する各インドアケーブル7を各加入者宅に布設する作業だけで済み、精密加工で手間のかかる光ファイバ相互の融着接続処理は現地では必要とならない。
そのため、現地における集合住宅等への光ファイバケーブルの引き込み処理の作業性を大幅に向上させることができる。
そのため、現地処理工程での作業は、外部から現地に引き込まれた光ファイバケーブル41をアダプタ5にコネクタ接続する作業と、光スプリッタモジュール1から導出する各インドアケーブル7を各加入者宅に布設する作業だけで済み、精密加工で手間のかかる光ファイバ相互の融着接続処理は現地では必要とならない。
そのため、現地における集合住宅等への光ファイバケーブルの引き込み処理の作業性を大幅に向上させることができる。
また、上記実施の形態に示した光ファイバの施工方法で用いる光スプリッタモジュール1は、精密加工で手間のかかる光スプリッタ3への光ファイバケーブル11,7の融着作業を、環境の整い易い工場で実施したもので、現地での融着処理等を考慮しなくてよいため、現地での作業用の大型のトレイ等を内蔵する必要がなく、光スプリッタ3を収容する筐体を必要最小限に小型化、軽量化することができる。
そのため、現地の設置部に大きな設置スペースが確保できない場合でも、光スプリッタ3を介した分岐接続部を現地の設置部に無理なくしかも簡単に設置できる。
そのため、現地の設置部に大きな設置スペースが確保できない場合でも、光スプリッタ3を介した分岐接続部を現地の設置部に無理なくしかも簡単に設置できる。
また、本実施の形態の光スプリッタモジュール1は、その筐体13に取付方向の異なる少なくとも2種の取付け部31,32が突設されているため、現場の設置スペースが限られ、筐体13の取り付け向きが制限される場合でも、いずれかの取付け部31,32を利用して筐体13の固定を実施することが可能になり、現場の設置スペースが限られている場合でも、光スプリッタモジュール1を確実に固定設置することが可能になる。
なお、上記の光スプリッタモジュール1において、光スプリッタ3へのインドアケーブル7の接続は、インドアケーブル7を直に光スプリッタ3の出力側3bに接続する方法の他に、市販の光スプリッタの場合に出力側に付属している短尺の出力用光ファイバに融着接続する方法も採用可能である。
また、上記の光スプリッタモジュール1の場合、取付方向を相異させて筐体13に装備した取付け部は、2種であったが、取付方向の異なる3種以上の取付け部を装備するようにしても良い。筐体に装備する取付け部の種類を増やすことで、現場の設置点での取付形態がより多様になり、現場での設置スペース等の条件により柔軟に対応することが可能になる。
1 光スプリッタモジュール
3 光スプリッタ
4 コネクタプラグ
5 アダプタ
7 インドアケーブル(光ファイバケーブル)
11 光ファイバ
12 ファイバ保護スリーブ
13 筐体
17 融着部ホルダ
21 ケーブル固定部
22 スプリッタ把持手段
25 インドアケーブル導出部
31,32 取付け部
41 光ファイバケーブル
42 光コネクタ
47 結束バンド
3 光スプリッタ
4 コネクタプラグ
5 アダプタ
7 インドアケーブル(光ファイバケーブル)
11 光ファイバ
12 ファイバ保護スリーブ
13 筐体
17 融着部ホルダ
21 ケーブル固定部
22 スプリッタ把持手段
25 インドアケーブル導出部
31,32 取付け部
41 光ファイバケーブル
42 光コネクタ
47 結束バンド
Claims (3)
- 光スプリッタの入力側にアダプタが接続されると共に、前記光スプリッタの出力側に、前記光スプリッタの設置点から加入者宅までの布線経路長に相当する長さのインドアケーブルが接続された光スプリッタモジュールを工場内で製造する工場製作工程と、
前記光スプリッタモジュールを設置点に持ち込み、現地の光ファイバケーブルに接続されている光コネクタを前記光スプリッタモジュールのアダプタに接続すると共に、前記光スプリッタモジュールから導出されている前記インドアケーブルを加入者宅に布設する現地処理工程とを有することを特徴とする光ファイバの施工方法。 - 筐体内に光スプリッタが収容されると共に、前記筐体には前記光スプリッタに接続されたアダプタ及び複数本のインドアケーブルを導出するインドアケーブル導出部が設けられ、前記インドアケーブルの長さが、前記光スプリッタの設置点から加入者宅までの布線経路長に相当する長さに設定されていることを特徴とする光スプリッタモジュール。
- 前記光スプリッタモジュールを固定するための取付方向の異なる少なくとも2種の取付け部が、前記筐体に突設されていることを特徴とする請求項2に記載の光スプリッタモジュール。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007108874A JP2008268391A (ja) | 2007-04-18 | 2007-04-18 | 光ファイバの施工方法及び該方法に用いる光スプリッタモジュール |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108254833A (zh) * | 2016-12-28 | 2018-07-06 | 上海思方电气技术有限公司 | 一种免熔接光纤配线模块及一种免熔接光纤配线装置 |
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2007
- 2007-04-18 JP JP2007108874A patent/JP2008268391A/ja active Pending
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