JP2008267477A - ガス栓 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガス栓本体(31)の一方に開放し且つガス流路(3a)に連通するせん収容部(30)内に、ガス流路(3a)を開閉するせん(3)が摺動面(22)を介して回動自在に収容され、摺動面(22)に続くせん(3)の頂面(36)の周縁に、潤滑・シール用のグリス(2)が充填されるグリス溜め部(10)が環状に設けられ、グリス溜め部(10)は、環状の被覆リング(11)で被覆されているガス栓に関し、被覆リング(11)の浮き上がりを防止して、グリス(2)の劣化を防止すると共に、メンテナンス時におけるせん(3)の不用意な飛び出しや落下を防止すること。
【解決手段】せん(3)の頂面(36)よりもガス栓本体(31)の開放部寄りのせん収容部(30)の内周壁に、内方に開放する環状溝部(1)を形成し、弾性材料から環状に構成した被覆リング(11)の外周端(12a)を環状溝部(1)内に密に嵌め込み、内周端をせん(3)の頂面(36)に圧接させたこと。
【選択図】図1

Description

この発明は、ガス栓、特に、せんとせん収容部との間の摺動面に潤滑・シール用のグリスを介在させた構成のガス栓に関するものである。
一般に、ガス栓は、図5に示すように、ガス栓本体(31)に挿通するガス流路(31a)の中央部に、図面では上方に開放するせん収容部(30)が形成されていると共に、前記せん収容部(30)内には操作ハンドル(35)で回動可能な円錐台形のせん(3)が収容されている。
前記せん(3)にはガス通過孔(3a)が貫通していると共に、同図に示したような、ガス栓本体(31)のガス流路(31a)と一致させた全開状態と、これから90度回動させた全閉状態との間で回動する。
せん収容部(30)の上方には筒部(33)が延長形成されてあり、せん(3)の頂面中央には、前記操作ハンドル(35)に相対回動阻止状態に嵌合させて前記せん(3)を回動操作するための操作軸(32)が突設されている。
又、ガス栓本体(31)の筒部(33)に操作ハンドル(35)を装着するときには、ガス栓本体(31)内のせん(3)の頂面と操作ハンドル(35)の裏面との間に押えバネ(4)を圧縮状態で介在させる。これにより、せん(3)は、押えバネ(4)の付勢力によって、せん収容部(30)内に押し込まれた状態で収容される。
特に、ガスメータ用のガス栓は、屋外に設置されるものであるから、ガス栓本体(31)内への雨水や埃等の浸入を確実に防止しなければならない。このような防水構造として、実公昭63−7738号公報に開示のものを提案した。
このものでは、同図に示すように、せん(3)とせん収容部(30)との間の摺動面(22)の上端全域にグリス溜め部(10)を設け、グリス溜め部(10)内に潤滑・シール用のグリス(2)を充填させると共に、その上から、弾性材料製の被覆リング(21)を被覆させている。
摺動面(22)に介在されたグリス(2)は、長期間放置することにより、摺動面(22)を流下するが、摺動面(22)の上端には潤滑・シール用のグリス(2)が充填されたグリス溜め部(10)が設けられているから、摺動面(22)を流下した量に応じて、グリス溜め部(10)から摺動面(22)にグリス(2)が補給され、グリス切れを防止することができる。
又、操作ハンドル(35)とせん(3)との隙間から浸入した雨水等は、被覆リング(21)の上面に溜まり、グリス(2)内への浸入を防止している。
実公昭63−7738号公報
しかしながら、従来の構成のガス栓では、被覆リング(21)は固定されていないため浮き上がり易い。被覆リング(21)が浮き上がってしまうと、グリス(2)の基油成分が蒸発し易く、グリスの劣化が進む。グリスの劣化が進むと、防水機能が低下するため、操作ハンドル(35)と筒部(33)との隙間からガス栓本体(31)内に入り込んだ雨水や塵芥がグリス溜め部(10)を通過して、摺動面(22)に浸入してしまうことがある。雨水や塵芥が摺動面(22)に浸入してしまうと、摺動面(22)に錆を発生させたり、傷が付いたりして、ガス栓の操作に支障を来たす不都合がある。
又、ガス栓のメンテナンスにおいて、操作ハンドル(35)や押えバネ(4)を取り外した場合、せん(3)をせん収容部(30)内に押し込んでいる力が作用しなくなるので、せん(3)が飛び出したり、落下することがあり、危険である上に、せん(3)に傷を付けてしまう不都合がある。
本発明は、『ガス栓本体の一方に開放し且つガス流路に連通するせん収容部内に、前記ガス流路を開閉するせんが摺動面を介して回動自在に収容されており、
前記ガス栓本体の開放部には前記せんを回動操作する操作ハンドルが相対回動可能に取付けられており、
前記せんを前記せん収容部の底側へ押圧する方向に付勢する付勢手段が前記操作ハンドルの裏面と前記せんの頂面との間に介在されており、
前記摺動面に続く前記せんの頂面の周縁に、潤滑・シール用のグリスが充填されるグリス溜め部が環状に設けられると共に、
前記グリス溜め部は、環状の被覆リングで被覆されているガス栓』において、前記被覆リングの浮き上がりを防止して、前記グリス溜め部内のグリスの劣化を防止すると共に、メンテナンス時における前記せんのせん収容部からの不用意な飛び出しや落下を防止することを課題とする。
(1)上記課題を解決するために講じた本発明の解決手段は、『前記せん収容部の周壁のうち、前記せんの頂面よりも前記ガス栓本体の開放部寄りに位置する所定位置に、内方に開放する環状溝部が形成され、
前記被覆リングは、弾性材料から環状に構成されると共に、その外周端は前記環状溝部内に密に嵌め込まれ、内周端は前記せんの頂面に圧接するように設置される』ことである。
グリス溜め部は、せんとせん収容部との間の摺動面に続く前記せんの頂面の周縁に沿って環状に設けられてあり、前記グリス溜め部に、潤滑・シール用のグリスを充填することにより、前記摺動面におけるせんの回動操作の潤滑性及びシール性が確保される。充填されたグリスは環状の被覆リングで被覆される。前記被覆リングは合成樹脂やゴム等の弾性材料で構成されており、外周端を弾性変形させながら、前記摺動面に続くせん収容部の周壁に設けられている環状溝部内に密に嵌め込み、内周端をせんの頂面に圧接させることにより、グリス溜め部を気密状態に閉塞することができる。被覆リングの外周端を環状溝部に嵌め込むことにより、被覆リングは、せん収容部内で固定されることとなり、不用意に浮き上がることがない。操作ハンドルを回動させると、固定された被覆リングの内周端がせんの頂面に圧接したまま、せんのみが回動する。
又、せんは、その頂面が被覆リングの内周端で押えられた態様でせん収容部に収容されるから、ガス栓のメンテナンス時等に、操作ハンドルや付勢手段が取り外されても、被覆リングの外周端が前記環状溝部内に嵌め込まれている限り、せんは被覆リングによって押えられた状態に維持され、せん収容部から飛び出すことはない。
(2)請求項2に係る発明のガス栓は、請求項1に記載のガス栓において、『前記被覆リングは、前記外周端を有する水平環状部と、前記水平環状部の内側端より垂下し且つ垂下端が前記内周端である垂直環状部とから断面略逆L字状に構成され、
前記せんの頂面に、前記垂直環状部が挿入可能な環状凹溝が形成され、
前記環状凹溝の深さは、前記垂直環状部の高さよりも浅く設定されていると共に、前記垂直環状部の前記垂下端は前記環状凹溝の底壁に圧接し且つ前記垂直環状部の外周面は前記環状凹溝の周壁に圧接するように配設されている』ものであり、被覆リングは水平環状部と垂直環状部とからなる断面略逆L字状に構成されており、前記水平環状部の外周端を、せん収容部の周壁に設けた環状溝部に嵌め込んで固定し、垂直環状部の垂下端である内周端をせんの頂面に設けた環状凹溝の底壁に圧接し且つ垂直環状部の外周面を前記環状凹溝の周壁圧接するように差し込むことにより、せんの頂面の周縁に、前記頂面、せん収容部の内周壁、水平環状部及び、垂直環状部の一部とで囲まれる環状の空間部分が形成され、この空間部分がグリス溜め部となる。前記垂直環状部は、前記環状凹溝の底壁と周壁とに二重に摺接する配設態様としたから、前記グリス溜め部の被覆リングによる密閉性が向上する。
(3)請求項3に係る発明のガス栓は、請求項1に記載のガス栓において、『前記被覆リングは、前記せんの頂面に向かって縮径するテーパ部を有し、前記テーパ部の最大径部から前記外周端が外方に向かって張り出していると共に、前記テーパ部の最小径部が前記被覆リングの前記内周端として、前記せんの頂面に弾性変形しながら圧接する構成とした』もので、被覆リング全体が略テーパ状に構成されており、その最大径部の外側に設けられている外周端をせん収容部の周壁に設けた環状溝部に嵌め込むことにより、被覆リングをせんの頂面上で固定する。すなわち、テーパ部の外側と、せんの頂面と、せん収容部の内周壁とで囲まれた範囲がグリス溜め部となる。被覆リングの内周端としてのテーパ部の最小径部を弾性変形させながらせんの頂面に圧接させるようにしたから、前記内周端はせんの頂面に弾性復帰力により押圧される態様となる。
請求項1に係る発明によれば、弾性材料製の被覆リングは、せん収容部内で固定されることにより、不用意に浮き上がることがないから、グリス溜め部を密閉状態に確実に維持することができる。これにより、グリス溜め部内に充填されている潤滑・シール用のグリスの基油成分が、温度や湿度等の環境の変化によって蒸発することがないから、グリスの劣化を防止することができ、さらには、水分、油、洗剤や埃等の不純物が、せんとせん収容部との摺動面へ浸入するのを確実に防止することができる。従って、前記摺動面の潤滑性、シール性、防錆性が確実となり、ガス栓の耐久性を向上させることができる。
又、せんはせん収容部内で固定された被覆リングによって圧接された収容態様となっているので、ガス栓のメンテナンス時等に、操作ハンドルや付勢手段としての押さえバネ等が取り外されても、せんがせん収容部から不用意に飛び出す危険性や、落下することによるせんの損傷を防止することができる。
請求項2に係る発明によれば、被覆リングの内周端を、環状凹溝の底壁と周壁とに二重に圧接させる配設態様としたから、せんの頂面と、せん収容部の周壁と、被覆リングを構成している水平環状部と垂直環状部とで囲まれる環状の空間部分をグリス溜め部としてグリスを充填させたとき、グリス溜め部の密閉性を確実に維持することができるから、グリスの劣化を一層防止することができる上に、グリス溜め部以外の他所へ流出する不都合を確実に防止することができるから、グリスに無駄が生じることなく、摺動面の防水・防錆効果も一層確実となる。
請求項3に係る発明によれば、被覆リングを構成している弾性材料の弾性復帰力により、内周端がせんの頂面を圧接する構成としたから、せんの不用意な浮き上がりや飛び出しを確実に防止することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本願発明の第1番目の実施の形態におけるガス栓の全開状態の全体縦断面図であり、図2はその要部拡大断面図である。
この実施の形態のガス栓本体(31)は、従来のものと同様、上方に開放し且つ逆円錐台形状のせん(3)を収容するせん収容部(30)と、その上方開放端に連続する筒部(33)とを備えた構成となっており、せん収容部(30)は、ガス栓本体(31)のガス流路(31a)に連通していると共に、せん(3)には、ガス流路(31a)に連通するガス通過孔(3a)が貫通している。
又、筒部(33)には、操作ハンドル(35)が回動自在に装着され、操作ハンドル(35)の裏面に設けられた凹部(34)内に、せん(3)の頂面(36)の中央に突設された操作軸(32)が相対回動阻止状態に嵌め込まれる。これにより、操作ハンドル(35)を回動させることで、せん(3)が共回りし、ガス流路(31a)を開閉させることができる。
尚、操作軸(32)内と操作ハンドル(35)の裏面との間には、せん(3)をせん収容部(30)内に押し込むための押えバネ(4)が介在されており、操作軸(32)の基端部外周には、環状凹溝(20)が形成されている。
せん収容部(30)の内周面及びせん(3)の外周面はそれぞれ相互に摺動可能な摺動面(22)となっており、ガス通過孔(3a)の上方の摺動面(22)よりもさらに上方(せん(3)の頂面(36)より上方)に連続するせん収容部(30)の内周面の所定位置には、環状溝部(1)が内方に開放するように形成されている。
そして、前記環状凹溝(20)よりも外側に位置するせん(3)の頂面(36)の周縁には、潤滑・シール用のグリス(2)が塗布され、その塗布域全域は、合成樹脂又はゴム等の弾性材料からなる環状の被覆リング(11)で被覆される。
被覆リング(11)は、図2に示すように、グリス(2)の上面を覆う水平環状部(12)と、水平環状部(12)の内周端から垂下され且つ環状凹溝(20)内に嵌まり込む垂直環状部(13)とから、断面略L字状に形成された環状体であり、水平環状部(12)の外周端(12a)が前記環状溝部(1)内に弾性変形しながら密に嵌め込まれると共に、垂直環状部(13)の垂下端(13a)が被覆リング(11)の内周端として環状凹溝(20)の底壁に圧接し、且つ、垂直環状部(13)の外周面(13b)は前記環状凹溝(20)の外側周壁(23)に圧接するように配設される。
垂直環状部(13)の高さを環状凹溝(20)の深さよりも高く設定しておくことにより、垂直環状部(13)の一部を頂面(36)より上方へ突出させ、水平環状部(12)と、垂直環状部(13)の一部、そして、せん(3)の頂面(36)と、せん収容部(30)の内周面とで、気密状態に閉塞された環状空間部が形成され、これが、グリス(2)が充填されるグリス溜め部(10)として機能する。
水平環状部(12)の外周端(12a)を弾性変形させながら環状溝部(1)内に密に内嵌させることにより、外周端(12a)は環状溝部(1)に対して抜け止め状態に固定され、被覆リング(11)は不用意に浮き上がることなく、グリス(2)の塗布部を被覆した態様で保持される。
又、この状態にて、被覆リング(11)の垂直環状部(13)の垂下端(13a)は環状凹溝(20)の底壁に圧接し且つ外周面(13b)は環状凹溝(20)の外側周壁に圧接する態様となっているから、グリス溜め部(10)の内周側は、被覆リング(11)によって二重に遮断され、密閉状態に維持される。これにより、グリス溜め部(10)に充填させる潤滑・シール用のグリス(2)の基油成分が温度や湿度の変化によって蒸発する不都合を防止できると共に、摺動面(22)への水滴や洗剤や埃等の浸入を確実に防止することができる。又、グリス(2)が他所へ流出することがないからグリス(2)を無駄なく使用することができる。
又、被覆リング(11)はせん(3)をせん収容部(30)内へ押さえ付ける機能も有するから、ガス栓のメンテナンス時に、操作ハンドル(35)及び押えバネ(4)が取り外されても、被覆リング(11)が環状溝部(1)に装着されている間は、せん(3)がせん収容部(30)から不用意に飛び出す危険性も、落下させて損傷させてしまう不都合もない。
操作ハンドル(35)を回動させると、これに伴って、せん(3)も回動させられるが、このとき、被覆リング(1)はせん(3)の上方でガス栓本体(31)に固定されているため回動することはなく、垂直環状部(13)の垂下端(13a)が環状凹溝(20)の底壁に、外周面(13b)が環状凹溝(20)の外側周壁(23)にそれぞれ摺接する態様で、操作ハンドル(35)とせん(3)が回動する。このように、グリス溜め部(10)の気密状態は確保されたままガス流路(31a)を開閉させることができる。
図3に示すものは、第2番目の実施の形態のガス栓の縦断面図である。
このものは、被覆リング(11)を上記実施の形態と同様な弾性材料から、せん(3)の頂面(36)に向かって縮径するテーパ部(14)を有する構成とし、テーパ部(14)の最大径部から外方へ、前記環状溝部(1)に内嵌させる環状の挿入部(15)を突設させている。テーパ部(14)の最小径部(16)は、せん(3)の頂面(36)上に、弾性変形しながら密着するように配設される。
この実施の形態のものでは、テーパ部(14)の外側面と、せん(3)の頂面(36)と、せん収容部(30)の内周面とで囲まれた環状空間部が、摺動面(22)の上方に続くグリス溜め部(10)として機能し、潤滑・シール用のグリス(2)が充填される。せん(3)の頂面(36)には、テーパ部(14)の最小径部(16)が弾性変形した状態で圧接しているから、グリス溜め部(10)の気密性が確保できる上に、せん(3)を被覆リング(11)の弾性復帰力によってせん収容部(30)内に抑え付ける態様となるから、せん(3)の不用意な浮き上がりや飛び出しを確実に防止することができる。
図4に示すものは、本発明実施の形態の第3番目の実施の形態のガス栓の縦断面図であり、被覆リング(11)は、せん収容部(30)の内周面に設ける環状溝部(1)の幅よりも厚肉の環状板からなり、その外周端を、前記環状溝部(1)に内嵌させる挿入部(17)とすると共に、内周端に、略三角形状の突起(18)をせん(3)の頂面(36)に向かって突設させ、突起(18)の先端部を、被覆リング(11)の内周端として、頂面(36)に圧接させる構成としたものである。
この実施の形態のものでは、摺動面(22)の上方に続く、せん(3)の頂面(36)の周縁に、被覆リング(11)と、せん(3)の頂面(36)と、せん収容部(30)の内周面とで囲まれたグリス溜め部(10)が構成されることとなり、グリス溜め部(10)内に潤滑・シール用のグリス(2)が充填される。これにより、摺動面(22)におけるシール性が確保される。又、せん(3)の頂面(36)には、突起(18)の先端部が、線接触する態様となっているから、操作ハンドル(35)を回動させたときの、せん(3)の頂面(36)に対する被覆リング(11)の摩擦抵抗は小さくなり、せん(3)の回動操作がスムーズに行える。
この実施の形態のものでも、被覆リング(11)は、せん(3)をせん収容部(30)内に押し込む方向に押圧した状態にて、ガス栓本体(31)に固定された装着態様となっているから、被覆リング(11)は浮き上がったり外れたりする不都合はなく、グリス溜め部(10)の気密状態を確保してグリス(2)の基油成分の蒸発を確実に防止すると同時に、せん(3)の不用意な飛び出しや落下も防止している。
尚、被覆リング(11)の形状は、上記各実施の形態のガス栓に採用したもののほか、外周端が環状溝部(1)内に抜け止め状態に内嵌可能で、内周端がせん(3)の頂面(36)上を押圧する形状であれば、何ら限定されるものではない。
本願発明の第1番目の実施の形態のガス栓の全体縦断面図。 図1の要部拡大断面図。 本願発明の第2番目の実施の形態のガス栓の全体縦断面図。 本願発明の第3番目の実施の形態のガス栓の全体縦断面図。 従来のガス栓の全体縦断面図。
符号の説明
(1) ・・・・・・・環状溝部
(10)・・・・・・・グリス溜め部
(11)・・・・・・・被覆リング
(12a) ・・・・・・外周端
(13a) ・・・・・・垂下端
(2) ・・・・・・・グリス
(22)・・・・・・・摺動面
(3) ・・・・・・・せん
(3a)・・・・・・・ガス流路
(30)・・・・・・・せん収容部
(31)・・・・・・・ガス栓本体
(35)・・・・・・・操作ハンドル
(36)・・・・・・・頂面
(4) ・・・・・・・付勢手段(押えバネ)

Claims (3)

  1. ガス栓本体の一方に開放し且つガス流路に連通するせん収容部内に、前記ガス流路を開閉するせんが摺動面を介して回動自在に収容されており、
    前記ガス栓本体の開放部には前記せんを回動操作する操作ハンドルが相対回動可能に取付けられており、
    前記せんを前記せん収容部の底側へ押圧する方向に付勢する付勢手段が前記操作ハンドルの裏面と前記せんの頂面との間に介在されており、
    前記摺動面に続く前記せんの頂面の周縁に、潤滑・シール用のグリスが充填されるグリス溜め部が環状に設けられると共に、
    前記グリス溜め部は、環状の被覆リングで被覆されているガス栓において、
    前記せん収容部の周壁のうち、前記せんの頂面よりも前記ガス栓本体の開放部寄りに位置する所定位置に、内方に開放する環状溝部が形成され、
    前記被覆リングは、弾性材料から環状に構成されると共に、その外周端は前記環状溝部内に密に嵌め込まれ、内周端は前記せんの頂面に圧接するように設置されることを特徴とするガス栓。
  2. 請求項1に記載のガス栓において、前記被覆リングは、前記外周端を有する水平環状部と、前記水平環状部の内側端より垂下し且つ垂下端が前記内周端である垂直環状部とから断面略逆L字状に構成され、
    前記せんの頂面に、前記垂直環状部が挿入可能な環状凹溝が形成され、
    前記環状凹溝の深さは、前記垂直環状部の高さよりも浅く設定されていると共に、前記垂直環状部の前記垂下端は前記環状凹溝の底壁に圧接し且つ前記垂直環状部の外周面は前記環状凹溝の周壁に圧接するように配設されていることを特徴とするガス栓。
  3. 請求項1に記載のガス栓において、前記被覆リングは、前記せんの頂面に向かって縮径するテーパ部を有し、前記テーパ部の最大径部から前記外周端が外方に向かって張り出していると共に、前記テーパ部の最小径部が前記被覆リングの前記内周端として、前記せんの頂面に弾性変形しながら圧接する構成としたことを特徴とするガス栓。
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