JP2008267102A - コ−ド変更可能な小型シリンダ−錠 - Google Patents

Abstract

【課題】 キ−コ−ド変更可能であって、シリンダ−錠の部分をより小さくしたものを提供する。
【解決手段】 外筒・中筒６・内筒５の３層からなるシリンダ−錠において、バネ８で押されるバネ圧棒９に接して第一スペ−サ１０を配し、更に係止棒４・第二スペ−サ３・接触棒２を順次配し、コ−ド変更時は鍵に変更板７を添えて１８０°回転して切り替えられるようにした。
これにより、係止棒４はその全てが施錠・解錠力を伝えるので細いものでも耐え、シリンダ−錠を小さくすることが可能となった。
又、第二スペ−サ３・係止棒４・接触棒２の外側端部は球面にし、小さい部品でも作動の信頼性を確保出来るようにした。
【選択図】図１

Description

本発明は遊技機などに用いられる鍵であって、盗難防止の為にキ−コ−ドを容易に変更し得る鍵に関するものであり、鍵としての長さ・径をより小さくて済むようにしたものである。

従来キ−コ−ドを容易に変更出来るものとしては、特開平３−２３４２７５や特開平７−２６９１８９や特開２００５−３３６７７５などがあったが、寸法としては大きくて、それを備えた遊技機がその分大きくなってしまい不満があった。

解決課題は、シリンダ−錠としての長さ・径を縮小することにある。と同時に、部品削減を図った。

バネの力を受けるバネ圧棒に接して第一スペ−サを配して構成し、コ−ド変更時は鍵に添えて薄板を同時に差込み、コ−ド変更出来るようにした。

前記した構造・変更方法により、例えば特開平３−２３４２７５で備えられているコ−ドリセット機構は不要となるし、施錠・解錠時の力伝達は複数の係止棒が行うので、係止棒の太さを細く出来、シリンダ−錠を小さくし得る。

上記の構造・変更方法に加えて、鍵片は板厚方向に接触棒に対する凹部を設け、径が小さくて済むようにした。
又、スペ−サ・係止棒・接触棒の外側端部は球面にし、小さい部品でも作動の信頼性を確保出来るようにした。

施錠・解錠機構部の軸方向に沿った断面を図１に、それと直角な断面を図２に、示す。鍵１が差し込まれることによって、接触棒２・第二スペ−サ３・係止棒４が押され、係止棒４は内筒５と鍵動作を為す作動部材と連動した中筒６を跨いだ位置となり、鍵１を回せば内筒５と中筒６が連動して施錠・解錠を為す。
キ−コ−ド変更は、鍵１に変更板７を添えて差し込む（図３）ことにより、係止棒４の内側は内筒５に掛らなくなるので内筒５だけが回せることになり、１８０°回せば第二スペ−サ３の数がそれぞれの接触棒２に対して同じとなる。
その状態となれば、前記と同様に、別コ−ドの鍵に変更板７を添えて差し込み１８０°回せば、別コ−ドのシリンダ−錠となる。
図４は別コ−ドに切り替える直前の状態（１８０°回す前の状態）を示す。

この操作にてコ−ドリセット機構をシリンダ−錠毎に備える必要が無いので小さく出来るし、遊技機分野においてはシリンダ−錠は各機械に必要であるが、変更板はコ−ド変更時のみ変更作業者分有れば済むので、シリンダ−錠と鍵の両方でみれば全体でのコストは削減し得る。

前記した遊技機分野に限られず、スペアキ−が盗難にあった場合のその後の安全性を考えれば、コ−ドの違う鍵片が用意に調達し得る市場さえ育てば、シリンダ−錠ごと取り替える必要はなくなるし、金庫などの中古市場においてもシリンダ−錠は付けたままで、鍵片のみ別のものに変えて、使用し得る。

機構部の軸方向に沿った断面 上記と直角な断面 変更板を差し込んだ状態 別コ−ドに切り替える直前の状態

符号の説明

１ 鍵 ２ 接触棒
３ 第二スペ−サ ４ 係止棒
５ 内筒 ６ 中筒
７ 変更板 ８ バネ
９ バネ圧棒 １０ 第一スペ−サ

Claims (1)

1. 扉などに固定される外筒、鍵に連動する中筒、鍵の挿入孔を有する内筒からなるシリンダ−錠において、外筒に備えられるバネで押されるバネ圧棒に接して第一スペ−サを配し、更に係止棒・第二スペ−サ・接触棒を順次配し、コ−ド変更時は鍵に変更板を添えて１８０°回転し、変更後は変更板を取り去って作動出来るようにしたシリンダ−錠。

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