JP2008266933A - 温調装置を備えた建物 - Google Patents

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Daisuke Asagiri
大介 朝桐
Takara Hirano
宝 平野
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Abstract

【課題】下階の天井と上階の床下との間の空間への熱交換器の設置に伴う施工コストを抑え、かつ安定した施工品質を得ることができる温調装置を備えた建物を提供する。
【解決手段】建物を、工場で下階建物ユニット1と上階建物ユニットを作製して、これらの各建物ユニットを現場に輸送して組み立てるユニット式建物とし、上階建物ユニット用の熱交換器20を、工場にて下階建物ユニット1の上面に予め設置する。
【選択図】図3

Description

本発明は、温調装置を備えた建物に関する。
従来より、建物の床下空間(例えば、2階床下と1階天井との間の空間)に熱交換器(放熱器)を設置し、この熱交換器に屋外に設置したボイラから温水を循環させて床下空間を加熱して、室内を床面からの輻射熱によって暖房する構成の温調装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−61854号公報
ところで、通常の2階建ての建物で1階の天井を施工するに際しては、2階床根太(または小梁)の上に床板を張った後にその下方で天井根太を架け渡し、その下に天井板を張るようにしている。なお、前記根太は、通常45cm程度の間隔で平行に設けられる。
このため、このような2階建ての建物に対して、温調装置の2階用の熱交換器(放熱器)を2階床下と1階天井との間の空間に設置しようとすると、2階床根太または天井根太が邪魔となる。よって、熱交換器の設置に時間を要することにより、施工コストが高くなり、かつ安定した施工品質が得られなくなる。
そこで、本発明は、下階の天井と上階の床下との間の空間への熱交換器の設置に伴う施工コストを抑え、かつ安定した施工品質を得ることができる温調装置を備えた建物を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に係る発明は、建物の少なくとも上階床と下階天井との間に熱交換器を設置し、熱源により加熱または冷却の少なくとも一方が行われる熱媒体を貯留する貯留容器から、加熱または冷却された前記熱媒体を熱媒体搬送部材により前記熱交換器へ搬送させる温調装置を備えた建物であって、前記建物は、工場で下階建物ユニットと上階建物ユニットをそれぞれ作製して、これらの各建物ユニットを現場に輸送して組み立てるユニット式建物であり、前記上階建物ユニット用の前記熱交換器を、工場にて前記下階建物ユニットの上面に予め設置することを特徴としている。
また、請求項2に係る発明は、前記熱交換器に一端側が接続された状態の前記熱媒体搬送部材を、工場にて前記下階建物ユニットに予め設置することを特徴としている。
また、請求項3に係る発明は、前記下階建物ユニットが、現場にて基礎上に固定されると共に、前記下階建物ユニットの床下の基礎内空間に前記貯留容器が設置され、前記熱媒体搬送部材の他端側が前記貯留容器に接続されることを特徴としている。
本発明に係る温調装置を備えた建物によれば、建物は、工場で下階建物ユニットと上階建物ユニットを作製して、これらの各建物ユニットを現場に輸送して組み立てるユニット式建物とし、上階建物ユニット用の熱交換器を、工場にて下階建物ユニットの上面に予め設置することにより、現場での施工作業を短時間で作業性よく行うことができる。これにより、施工コストが抑えられ、かつ安定した施工品質を得ることができる。
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る温調装置を備えた建物を示す概略断面図である。図1に示した建物は、下階建物ユニット1とその上に設置した上階建物ユニット2とを有するユニット式建物である。
ユニット式建物は、住宅を構成する居室等を箱型の複数の建物ユニットとして工場で作製し、これらの各建物ユニットを現場に輸送し、現場で組み立てるものである。例えば、図2に示すようなユニット式建物は、建物基礎40上に1階用の複数(図2では4個)の下階建物ユニット(1個は不図示)41、42、43が設置され、その上に2階用の複数(図2では4個)の上階建物ユニット44、45、46、47が設置されることによって構成されている。なお、図1の下階建物ユニット1と上階建物ユニット2は、例えば図2の下階建物ユニット42と上階建物ユニット45にそれぞれ相当する。
図3は、ユニット式建物の下階建物ユニットを示す概略断面図である。図3に示すように、工場で作製される下階建物ユニット1は、側面の内壁10と、床板11と、天井板12とで居室を形成し、内壁10の外側には断熱材(不図示)を介して外壁13が設置されている。床板11の下側には床根太14が設置され、更に、床根太14の下側には複数の床梁15と床小梁16が直交するようにして設置されている。また、天井板12の上側には、天井梁17と複数の天井根太18が設置されている。
そして、天井梁17と複数の天井根太18との間に形成された空間の天井根太18上に、上方の開口部19から上階(2階)用の熱交換器20が設置されている。熱交換器20には、熱媒体(温水もしくは冷水)を搬送(循環)させるためのフレキシブルな循環パイプ21の一端側が接続されており、循環パイプ21の他端側は工場からの出荷時には床根太14と床梁15とで形成される空間に仮止めされている。
下階建物ユニット1は、工場からの出荷時には前記のように構成されている。また、下階建物ユニット1の上に設置される上階建物ユニット2(図1参照)も、前記熱交換器20と循環パイプ21を備えていない以外は、工場にて下階建物ユニット1と略同様に構成される。
そして、工場で作製された前記下階建物ユニット1および上階建物ユニット2(図1参照)を現場に輸送して、図1に示すように、この下階建物ユニット1を、現場の地盤22に設置した複数の建物基礎23上に固定する。そして、この下階建物ユニット1上に上階建物ユニット2を固定する。なお、上階建物ユニット2の上部には、屋根部(不図示)が設置される。
各建物基礎23の内側の基礎内空間に形成された床下面24には、熱媒体(温水もしくは冷水)が貯留されている貯留容器25と下階(1階)用の熱交換器26とが循環パイプ27で接続されるようにして設置される。また、前記循環パイプ21の他端側が貯留容器25に接続される。
循環パイプ21、27には、ポンプ28a,28bがそれぞれ設置されている。なお、循環パイプ21、27は、それぞれ往路パイプと復路パイプの2本のパイプによって構成されている。
貯留容器25内には、熱源としての周知のヒートポンプ29に接続された冷媒循環パイプ30の先端側が配置されている。ヒートポンプ29は屋外に設置されている。
ヒートポンプ29は、暖房時には冷媒を圧縮して冷媒の温度を上昇させ、高温の冷媒が冷媒循環パイプ30内で循環される。この際、冷媒循環パイプ30の先端側が貯留容器25内に位置しているので、冷媒循環パイプ30内を循環する高温の冷媒により、貯留容器25内に貯留されている水が加熱され、温水が生成される。
また、ヒートポンプ29は、冷房時には冷媒を膨張させて冷媒の温度を低下させ、低温の冷媒が冷媒循環パイプ30内で循環される。この際、冷媒循環パイプ30の先端側が貯留容器25内に位置しているので、冷媒循環パイプ30内を循環する低温の冷媒により、貯留容器25内に貯留されている水が冷却され、冷水が生成される。
本実施形態に係る温調装置は、前記した各熱交換器20、26、循環パイプ21、27、貯留容器25、ポンプ28a,28b、ヒートポンプ29、および冷媒循環パイプ30によって構成されている。
前記温調装置によって暖房運転を行う場合は、前記したようにヒートポンプ29内で冷媒を圧縮して冷媒の温度を上昇させ、高温の冷媒を冷媒循環パイプ30内で循環させることにより、貯留容器25内に貯留されている水が加熱され、温水が生成される。そして、貯留容器25内の温水を、ポンプ28aの運転により循環パイプ21を通して2階用の熱交換器20内を循環させると共に、ポンプ28bの運転により循環パイプ27を通して1階用の熱交換器26内を循環させる。このようにして、温水が各循環パイプ21、27を通して、貯留タンク11内と各熱交換器20、26との間で循環される。
温水が循環される2階用の熱交換器20と1階用の熱交換器26は、周囲の空気と熱交換して2階の床板11と1階の床板11をそれぞれ暖めることにより、1、2階の各部屋を輻射熱によって暖房することができる。
一方、前記温調装置によって冷房運転を行う場合は、前記したようにヒートポンプ29内で冷媒を膨張させて冷媒の温度を低下させ、低温の冷媒を冷媒循環パイプ30内で循環させることにより、貯留容器25内に貯留されている水が冷却され、冷水が生成される。そして、貯留タンク25内の冷水を、ポンプ28aの運転により循環パイプ21を通して2階用の熱交換器20内を循環させると共に、ポンプ28bの運転により循環パイプ27を通して1階用の熱交換器26内を循環させる。
冷水が循環される2階用の熱交換器20と1階用の熱交換器26は、周囲の空気と熱交換して、2階の床板11と1階の床板11をそれぞれ冷やすことにより、1、2階の各部屋を輻射によって冷房することができる。
このように、工場で製造される下階建物ユニット1の天井梁17と複数の天井根太18との間に形成された空間の天井根太18上に、上階(2階)用の熱交換器20を予め設置すると共に、この熱交換器20に熱媒体(温水もしくは冷水)を循環搬送させるためのフレキシブルな循環パイプ21の一端側を予め接続しておくことにより、現場で下階建物ユニット1に熱交換器20と循環パイプ21を取り付ける手間を省略することができるので、現場での施工作業を作業性よく行うことができる。
よって、現場での施工作業を作業性よく行うことができるので、現場での作業時間が短縮されて施工コストが抑えられ、かつ安定した施工品質を得ることができる。また、工場で下階建物ユニット1の天井梁17と複数の天井根太18との間に形成された空間の天井根太18上に上階用の熱交換器20を設置する場合に、上方の開放した空間から設置作業を行うことができるので、容易に熱交換器20を設置することができる。
本発明の実施形態に係る温調装置を備えた建物(ユニット式建物)を、現場の建物基礎上に設置した状態を示す概略断面図。 ユニット式建物の一例を示す斜視図。 工場で製造されたユニット式建物の下階建物ユニットを示す概略断面図。
符号の説明
1 下階建物ユニット
2 上階建物ユニット
10 内壁
11 床板
12 天井板
13 外壁
14 床根太
15 床梁
16 床小梁
17 天井梁
18 天井根太
20、26 熱交換器
21、27 循環パイプ(熱媒体搬送部材)
22 地盤
23 建物基礎
24 床下面
25 貯留容器
28a,28b ポンプ
29 ヒートポンプ
30 冷媒循環パイプ

Claims (3)

  1. 建物の少なくとも上階床と下階天井との間に熱交換器を設置し、熱源により加熱または冷却の少なくとも一方が行われる熱媒体を貯留する貯留容器から、加熱または冷却された前記熱媒体を熱媒体搬送部材により前記熱交換器へ搬送させる温調装置を備えた建物であって、
    前記建物は、工場で下階建物ユニットと上階建物ユニットをそれぞれ作製して、これらの各建物ユニットを現場に輸送して組み立てるユニット式建物であり、前記上階建物ユニット用の前記熱交換器を、工場にて前記下階建物ユニットの上面に予め設置する、
    ことを特徴とする温調装置を備えた建物。
  2. 前記熱交換器に一端側が接続された状態の前記熱媒体搬送部材を、工場にて前記下階建物ユニットに予め設置する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の温調装置を備えた建物。
  3. 前記下階建物ユニットが、現場にて基礎上に固定されると共に、前記下階建物ユニットの床下の基礎内空間に前記貯留容器が設置され、前記熱媒体搬送部材の他端側が前記貯留容器に接続される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の温調装置を備えた建物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018179409A (ja) * 2017-04-13 2018-11-15 積水化学工業株式会社 床暖房システム、建物およびユニット建物

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