JP2008266033A - 結晶製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】単結晶や多結晶を連続的に低コストで容易に良質に製造できる結晶製造装置を提供する。
【解決手段】加熱炉11内に配置された原料の入った坩堝本体14と、坩堝本体14内の原料を不活性ガス雰囲気中において酸化を防止するための、坩堝本体14に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段21と、坩堝本体14内を前記原料の融点以上の温度に保つための坩堝本体の周囲に配設した加熱手段13と、坩堝本体14内の溶融原料92を攪拌するための攪拌手段102と、坩堝本体14の底部に形成した通孔17から流下する精製した原料融液を収容する、坩堝本体の下部に配置した貯留槽とを備えた結晶製造装置において、坩堝本体の上部に浮遊するスラッジ97を排出するための坩堝本体14の側壁に引出口94を備えた排出管95と、坩堝本体14の下部に配置した排出管の他端から排出される浮遊スラッジを収容するスラッジ槽96とを有する結晶製造装置。
【選択図】図1

Description

この発明は結晶製造装置に関し、特に量産に適した単結晶もしくは多結晶を製造する製造装置に関するものである。
シリコン加工品は、半導体、液晶、光通信機器等に用いられている。このシリコン加工品は、多結晶(熱還元法、キャスト法、電磁キャスト法)、単結晶(CZ法)のほぼ4種の方法で製造され、用途に応じた使い分けをしている。
ちなみに、多結晶および単結晶シリコンの特徴を列記すると、
(1)多結晶シリコン(熱還元法)
原料の三塩化シランを、高精度の蒸留塔で繰り返し蒸留して精製し、別途精製された水素を還元剤として大型還元炉で製造した棒状多結晶である。半導体ウェーハの原料として使用されるもので、9N〜11Nといった非常に高い純度を持っている。
(2)多結晶シリコン(キャスト法)
熱還元法で製造した多結晶シリコンを、ルツボで溶解し、鋳型に入れて凝固させたインゴット状の多結晶シリコンである。大型のルツボを使用することで、直径420φまでのインゴットが製造可能となる。
(3)多結晶シリコン(電磁キャスト法)
熱還元法で製造した多結晶シリコンを、高周波誘導コイルにて溶解し、電磁力によりルツボと非接触のまま連続的に凝固させたインゴット状の多結晶シリコンである。
石英ルツボ等を使用する方法と比較し、生産性の高いインゴットができることが特徴である。
(4)単結晶シリコン(CZ法)
熱還元法で製造した多結晶シリコンを、石英ルツボで溶解し、それをCZ法(チョクラルスキー法)で引き上げて単結晶シリコンのロッドにする。
なお、半導体用シリコンウェーハは、この単結晶シリコンのロッドをスライスして製造されている。
しかしながら、熱還元法では設備が大型となり、キャスト法および電磁キャスト法では鋳型に入れて成形するために品質が安定しにくいという問題があり、チョクラルスキー法では引き上げの際にインゴットの上部において折れにくくするため、吊下げ機構を特殊な構造とする必要があり、他の方法による結晶製造装置に比べて一般に高価であるという問題もあった。
この発明と同様に、種子結晶を下降させる結晶製造方法としては、特開平11−240789号公報(特許文献1参照)およびWO99/063132(特許文献2参照)に記載のように、電気炉内に原料を溶かすための坩堝を配置してこれを当該原料の融点以上の温度に保ち、坩堝の底部に形成された細孔から漏れ出た原料融液に種子結晶の上端部を接触させた状態で種子結晶を回転させながら引き下げることによって結晶を成長させる単結晶製造装置が知られている。
特開平11−240789号公報 WO99/063132
しかしながら、上記引き下げ法においては、白金坩堝の底の細孔から流出する融液の流量が坩堝内の融液量に伴って変化するため、直胴部すなわち均一な径の部分を多く有する良質な単結晶を得ることが難しいという問題があった。すなわち、坩堝内の融液量が多いときは細孔から流出する融液の流量も多いが、坩堝内の融液量が減少するに連れて流量が減少していくため、直胴部を多く得るためには、育成開始から終わりにかけて徐々に育成速度を低下させていく必要があり、そのための炉内温度制御や種子結晶の引き下げ速度制御などが困難であった。
また、いずれの育成方法においても坩堝内の原料容積が限定されており、育成される結晶の寸法(長さ、直径など)には制限があるばかりか、例えばシリコンインゴットを連続的に製造することはできなかった。
そこで、本発明者は先に、加熱炉内に配置された原料の入った坩堝本体と、坩堝本体内の原料を不活性ガス雰囲気中において酸化を防止するための、坩堝本体に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段と、坩堝本体内を前記原料の融点以上の温度に保つための坩堝本体の周囲に配設した加熱手段と、坩堝本体内の溶融原料を攪拌するための攪拌手段と、坩堝本体の底部に形成した通孔から流下する精製した原料融液を収容する、坩堝本体の下部に配置した貯留槽とを備えた結晶製造装置を提案した(特願2006−212848参照)。
ところが、坩堝本体内の溶融原料の攪拌中に不純物が浮遊スラッジとして上昇し、その不純物が無視できないほどの層を形成することが判明した。
この発明は上記問題を解決すべく創案されたものであり、単結晶や多結晶を連続的に低コストで容易に良質に製造できる結晶製造装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明に係る結晶製造装置は、加熱炉内に配置された原料の入った坩堝本体と、坩堝本体内の原料を不活性ガス雰囲気中において酸化を防止するための、坩堝本体に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段と、坩堝本体内を前記原料の融点以上の温度に保つための坩堝本体の周囲に配設した加熱手段と、坩堝本体内の溶融原料を攪拌するための攪拌手段と、坩堝本体の底部に形成した通孔から流下する精製した原料融液を収容する、坩堝本体の下部に配置した貯留槽とを備えた結晶製造装置において、坩堝本体の上部に浮遊するスラッジを排出するための坩堝本体の側壁に引出口を備えた排出管と、坩堝本体の下部に配置した排出管の他端から排出される浮遊スラッジを収容するスラッジ槽とを有することを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明に係る結晶製造装置は、浮遊スラッジを、坩堝本体に不活性ガス供給手段によって供給される不活性ガスとともに排出管から排出されるようにしたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明に係る結晶製造装置は、加熱炉内に配置された坩堝本体への溶融原料供給手段が、坩堝本体の軸線上に配置された攪拌手段から所定の距離をおいた円の接線方向に向けて溶融原料を投入するようにされていることを特徴とするものである。
上記のように請求項1に記載の発明に係る結晶製造装置によれば、加熱炉内に原料の入った坩堝本体を配置してこれを不活性ガス雰囲気中で酸化を防止しつつ当該原料の融点以上の温度に保ち、回転攪拌により精製する工程において、坩堝本体の上部に上昇してきた浮遊スラッジの層が原料の追加の際に原料融液に紛れ込んだり、原料融液と不活性ガスとの接触を妨げるという問題点を解消することができ、高品質の結晶を連続して迅速に製造することができる。
上記のように請求項2に記載の発明に係る結晶製造装置によれば、浮遊スラッジを、坩堝本体に不活性ガス供給手段によって供給される不活性ガスとともに排出管から効率的に排出することができ、不活性ガスを無駄なく利用することが可能となった。
また、請求項3に記載の発明に係る結晶製造装置によれば、加熱炉内に配置された坩堝本体への溶融原料供給手段が、坩堝本体の軸線上に配置された攪拌手段から所定の距離をおいた円の接線方向に向けて溶融原料を投入するようになっているので、溶融原料が坩堝本体内での回転を助長するよう供給され、溶融原料が攪拌手段によって無理なく回転攪拌することができるようになった。
以下、図面に示す実施の形態によりこの発明をより詳細に説明する。
図1はこの発明に係る結晶製造装置の実施の形態の一例を示す概略図である。この例では、シリコン単結晶を製造する場合について説明する。また図2はこの発明に係る結晶製造装置への原料融液の供給手段の1例を示す概略図である。
図1において加熱炉11は、耐熱性素材からなる筒状の外壁12と、その内部に高周波加熱手段等を筒状に配設した加熱装置13と、その内部に配設したモリブデン−ランタン合金からなる筒状の坩堝本体14と、その内壁から底部にかけて配設した窒化ケイ素等からなる耐熱性の内張り15とで構成されている。16は、内張り15の底部に形成した通孔17に向けて昇降可能とした棒状の開閉弁で、筒状の外壁12上に取り付けた上蓋18中央の貫通孔19にはめ込まれている。棒状の開閉弁16、上蓋18等も窒化ケイ素等からなる耐熱性素材で形成されている。図において20−1は原料融液92の供給口、20−2は抵抗調整物の供給ノズルである。また21は、加熱装置13による加熱時において酸化を防止するための不活性ガス、例えばアルゴンガスの供給口、22はアルゴンガスの排出口である。
上記棒状開閉弁16の周囲には、これを包み込むように取付けた筒状本体101と、該筒状本体101の下部に形成した攪拌翼102とからなる回転攪拌手段が装着されている。攪拌翼102の回転駆動機構として、上記筒状本体101の上部に歯車ないしプーリ103等を取付け、加熱炉11上に設置した駆動モータ104の駆動力を歯車ないし駆動ベルト105等を介して伝達する構成を採用している。
したがって、駆動モータ104を駆動させて、筒状本体101とともに攪拌翼102を回転させることにより、坩堝本体14内の原料融液92を回転攪拌することができるようになり、酸素や炭素、窒素等に起因する軽元素不純物を坩堝本体14の上方に移動させて、原料融液92の精製度を大幅に向上させ、高品質のインゴットを得ることができるようになる。
なお、上記棒状開閉弁16の上端には過負荷防止用スプリング(図示せず)を取り付けて棒状の開閉弁16によって内張り15の底部に形成した通孔17に過度の負荷が加わらないようにしておくことが望ましい。
上記坩堝本体14下部において外壁12の底部には、原料融液92を下降させるエリア23が設けられており、その周囲にはこのエリア23を温度調整する温度管理手段、例えば温度管理可能な加熱装置24が取り付けられている。原料融液92はさらに下降して、昇降テーブル31とともに昇降可能とした結晶析出用坩堝25内の種子結晶板111上に流下し、冷却して結晶が析出するようになっている。26はエリア外壁、27は耐熱性の内張りである。
また前記昇降テーブル31は、加熱炉11の下部に配設した昇降シリンダ33によって昇降自在となっている。
上記昇降テーブル31のほぼ中央には、熱伝導性の良好な金属、例えば銅からなる冷却材が埋め込まれ、これを空冷等によって冷却することにより、種子結晶板111上の原料融液92に温度勾配を付与し、原料融液92の中央部分から結晶の成長を図って不純物が周辺部分へ移動するよう構成されている。このようにすることにより、得たインゴット112から不純物が含まれている周辺部分を切断して後工程に送られるのである。
ところで、坩堝本体14内の原料融液92を攪拌すると、その最中に不純物が浮遊スラッジとして上昇してくる。そして、その浮遊スラッジが無視できないほどの浮遊スラッジ層93を形成することが判明した。
そこで、前記坩堝本体14上部の浮遊スラッジ層93を排出するため、坩堝本体14の側壁に引出口94を備えた排出管95を取り付け、坩堝本体14の下部に配置した排出管95の他端はスラッジ槽96へ接続させて、排出管95を経由して排出される浮遊スラッジをこのスラッジ槽96へ収容するものとした。このスラッジ槽96内の浮遊スラッジ97は、スラッジ槽96から回収して廃棄するか、粉砕して再度原料として利用することが可能である。
なお、上記において浮遊スラッジ層93の浮遊スラッジは、坩堝本体14に不活性ガス供給手段によって不活性ガス供給口21から供給される不活性ガスとともに排出管95から排出するようにすれば、特に吸引手段等を設けることなく浮遊スラッジを排出することができるので、非常に効率的な構造とすることができる。
また、スラッジ槽96から不活性ガスを回収して再利用するようにすれば、不活性ガスを無駄なく利用することが可能である。
図2はこの発明の結晶製造装置へ原料融液を供給する手段を説明するためのもので、原料91を融解させて原料融液92を生成するための原料融解槽が、上段、下段の少なくとも2段に形成されており、ホッパ61から投入されたシリコン素材を粉末化した、あるいは粒状の原料を融解させて原料融液を生成する上段の原料融解槽62−1と、上段の原料融解槽61から原料融液を順次投入する下段の原料融解槽62−2とで構成されている。各原料融解槽62−1,62−2およびその開閉機構は、それぞれ前記坩堝本体14と同様の構造に構成されている。なお、不活性ガス、例えばアルゴンガスの供給口、排出口については省略した。
上記各原料融解槽62−1,62−2から加熱炉内に配置された坩堝本体14へ原料融液92を供給するに際し、原料融解槽62−2の下端に接続した投入管63の先端を、坩堝本体14の軸線上に配置された攪拌翼(図示せず)を備えた回転攪拌手段64から所定の距離をおいた円の接線方向に向けて位置決めしてある。
したがって、原料融液92は回転攪拌手段64から所定の距離をおいた円の接線方向に向けて投入されるので、この原料融液92の投入時に与えられる回転力が坩堝本体14内での回転を助長し、回転を阻害することがないので、原料融液92を回転攪拌手段によって無理なく回転攪拌することができるようになった。
この結晶製造装置の使用に際しては、次のように操作が行なわれる。
図2に示したホッパ61から所定量の原料91を上段の原料融解槽62−1に投入し、これを融解させて原料融液92を生成する。次いで上段の原料融解槽61から原料融液92を下段の原料融解槽62−2に投入する。したがって、原料融液92は下段の原料融解槽62−2から迅速に加熱炉11に供給される。これらの原料融解槽62−1,62−2および加熱炉11においては、原料91および原料融液92を融点以上の温度(例えば、1450゜C)に加熱している
他方、図1に示すように昇降テーブル31上には種子結晶板101が搭載されており、その状態で坩堝本体14下部に設けたエリア23の底部開口部34に昇降テーブル31がはめ込まれている。
加熱炉11に供給された原料融液92は、棒状開閉弁16を上昇させて通孔17を開放することにより昇降テーブル31上の種子結晶板101上に流下し、所定量の原料に応じた厚みに積層される。
種子結晶板101上に所定の厚みに積層された原料融液92は、昇降テーブル31とともにエリア23内を所定の速度(例えば、0.75mm/h)で下降し、冷却材45部分を中心として加熱炉11内との僅かな温度勾配に応じて周辺に向かって徐々に結晶が析出する。
結晶の析出が終了した後、インゴットは所定の冷却工程を経て冷却され、インゴットは高品質のシリコンインゴットとなる。この場合、得たインゴットは成長炉やさらに精製するために精製炉に供給されて、より高品質のインゴットを得るために使用される。
前記工程において、坩堝本体14内の原料融液92を攪拌すると、その最中に不純物が浮遊スラッジとして上昇してくる。
そこで、ある程度層形成された浮遊スラッジ層93を、不活性ガスの流れとともに排出管95から排出させ、スラッジ槽96に貯留させる。もちろん、坩堝本体14の側壁に取り付ける排出管95の引出口94の位置は、浮遊スラッジ層93の形成される原料融液92の上面近傍とすることが必要である。
このように浮遊スラッジ層93を自動的に除去することにより、原料融液92の回転攪拌中に浮遊スラッジが再度混入する不都合を解消することができる。
なお、スラッジ槽96から不活性ガスを回収して再利用するようにすれば、不活性ガスを無駄なく利用することが可能である。
なお、上記実施の形態ではシリコン単結晶を製造する場合を例にとり説明したが、上記構成の結晶製造装置は、シリコン単結晶のみならず、シリコン多結晶、光アイソレータの材料に使用されるルチル、シンチレータの材料に使用されるBGO、BSO、非線形光学材料の一種であるCLBO、圧電・光学材料として知られるLN、LT、等の単結晶製造用としても応用できるものである。
この発明に係る結晶製造装置の実施の形態の一例を示す概略図である。この例では、シリコン単結晶を製造する場合について説明する。 この発明に係る結晶製造装置への原料融液の供給手段の1例を示す概略図である。
符号の説明
11 加熱炉
12 外壁
13 加熱装置
14 坩堝本体
15 内張り
16 棒状開閉弁
17 通孔
18 上蓋
19 貫通孔
20−1 供給口
20−2 抵抗調整物の供給ノズル
21 アルゴンガスの供給口
22 アルゴンガスの排出口
23 エリア
24 加熱装置
25 エリア外壁
26 エリア部坩堝
27 内張り
31 昇降テーブル
32 操作室
33 昇降シリンダ
61 ホッパ
62−1,62−2 原料融解槽
63 投入管
64 回転攪拌手段
91 原料
92 原料融液
93 浮遊スラッジ層
94 引出口
95 排出管
96 スラッジ槽
97 浮遊スラッジ
101 筒状本体
102 攪拌
103 歯車ないしプーリ
104 駆動モータ
105 歯車ないし駆動ベルト

Claims (3)

  1. 加熱炉内に配置された原料の入った坩堝本体と、坩堝本体内の原料を不活性ガス雰囲気中において酸化を防止するための、坩堝本体に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段と、坩堝本体内を前記原料の融点以上の温度に保つための坩堝本体の周囲に配設した加熱手段と、坩堝本体内の溶融原料を攪拌するための攪拌手段と、坩堝本体の底部に形成した通孔から流下する精製した原料融液を収容する、坩堝本体の下部に配置した貯留槽とを備えた結晶製造装置において、坩堝本体の上部に浮遊するスラッジを排出するための坩堝本体の側壁に引出口を備えた排出管と、坩堝本体の下部に配置した排出管の他端から排出される浮遊スラッジを収容するスラッジ槽とを有することを特徴とする結晶製造装置。
  2. 浮遊スラッジは、坩堝本体に不活性ガス供給手段によって供給される不活性ガスとともに排出管から排出されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の結晶製造装置。
  3. 加熱炉内に配置された坩堝本体への溶融原料供給手段が、坩堝本体の軸線上に配置された攪拌手段から所定の距離をおいた円の接線方向に向けて溶融原料を投入するようにされていることを特徴とする請求項1に記載の結晶製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101272237B1 (ko) * 2012-12-24 2013-06-17 지앤에스시스템(주) 폴리실리콘 정제로

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