JP2008264365A - 血圧測定装置および測定データ処理プログラム - Google Patents

血圧測定装置および測定データ処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】着衣のまま血圧測定した場合の測定精度を向上させることのできる血圧測定装置を提供する。
【解決手段】血圧計1は、予め、測定部位から衣服を除いた状態での測定値と、着衣のままでの測定値とから、着衣のままでの測定値から血圧値を算出するためのパラメータを記憶する。血圧測定時にボタン3−4で服有りモードが選択されると、測定値に対して記憶されている上記パラメータを用いて血圧値を算出する。
【選択図】図1

Description

この発明は血圧測定装置および測定データ処理プログラムに関し、特に、オシロメトリック方式の血圧測定装置およびオシロメトリック方式の血圧測定装置で測定された測定データを処理する測定処理プログラムに関する。
特開2004−180910号公報(以下、特許文献1)に開示されているような、オシロメトリック方式の血圧測定装置では、空気袋を内包する腕帯(カフ)を測定者である生体の所定部位に巻付けて固定し、空気袋を加減圧してその内圧の初期状態からの変化である内圧変化を測定することで、測定者の血圧を計測している。
図14は、オシロメトリック方式での血圧値の決定方法を説明するための図である。図14(A)は、縦軸を圧力、横軸を時間として、時間経過に伴う、カフ圧力と動脈圧力との変化およびカフ圧力と動脈圧力との関係の具体例を示す図である。図14(A)において、曲線A1が動脈圧力の変化を表わしており、線分(または曲線)A2がカフ圧力の変化を表わしている。ここでは、初期段階でカフ内圧を所定圧力まで加圧した後、次段階で一定の減圧速度で徐々に減圧していき、減圧段階で血圧測定を行なうものとする。図14(A)を参照して、血圧値を決定する際には、上記減圧段階においてカフ圧力が動脈圧力の最大圧力(心筋収縮期血圧)に一致した時点(第1時点とする)からカフ圧力が動脈圧力の最小圧力(心筋拡張期血圧)に一致した時点(第2時点とする)までの測定結果を用いる。
図14(B)は、縦軸を圧脈波振幅、横軸をカフ圧力として、上記第1時点から上記第2時点までの、カフ圧力に対する動脈圧力波の振幅の変化を表わす曲線(包絡線)を示している。オシロメトリック方式では、この包絡線を演算に用いて血圧値が決定される。
ところで、特許文献1に開示されているような従来の血圧測定装置では、服を脱いで、または、袖を捲って血圧を測定するのが一般的である。しかしながら、特に温度が低い場所で服を脱いだり袖を捲ったりすることは、測定者の体への刺激が強く、血圧変動の原因にもなる。また、血圧を測定する必要がある測定者には高齢者が多いことを考慮すると、測定者の体に急激な刺激を与えることはできるだけ避けることが好ましい。また、袖を捲ることで上腕の上部が強く圧迫される場合が少なからずあり、それによる血圧への影響も無視できない。このため、着衣のまま血圧を測定したいという要求がある。また、服を着た状態で測定できれば、より簡単に測定できるという使用者側のメリットも大きい。
特開2004−180910号公報
着衣のまま血圧を測定した場合、カフ圧力に対する動脈圧力波の振幅の変化を表わす曲線(包絡線)は、図14(C)に示されるようになる。図14(C)は、縦軸を振幅、横軸をカフ圧力として、着衣のまま血圧測定した場合の、上記第1時点から上記第2時点までの、カフ圧力に対する動脈圧力波の振幅の変化を表わす曲線(包絡線)を示している。
図14(C)を参照して、着衣のまま血圧を測定すると、カフと測定部位との間に介する衣服に脈の拍動が吸収されるために、振幅値が、図14(B)に示されている衣服のない状態での振幅値に比べて小さくなり、包絡線の形状が図14(B)に示されている包絡線の形状から変化している。これは、カフと測定部位との間に衣服を介することでカフの圧迫力が損失したこと、あるいは、カフへの拍動の伝播に損失が生じたことを示している。
つまり、特許文献1に開示されているような従来の血圧測定装置では、着衣のまま血圧を測定すると、脈の拍動やカフの圧迫力が衣服によって損失し、測定精度が確保できないという問題がある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、オシロメトリック方式の血圧測定方法において着衣のまま血圧測定した場合の測定精度を向上させることのできる血圧測定装置および測定データ処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、血圧測定装置は、測定用流体袋と、測定用流体袋の内圧変化を測定するセンサと、被測定者の測定時の測定部位の衣服に関する情報に対応してパラメータを設定する第1設定手段と、センサで得られる測定用流体袋の内圧変化に基づいて、上記パラメータを用いて血圧値を算出する算出手段とを備える。
好ましくは、被測定者の測定時の測定部位の衣服に関する情報は、被測定者が測定時に測定部位に着衣していることである。
または、好ましくは、被測定者の測定時の測定部位の衣服に関する情報は、被測定者が測定時に測定部位に着衣している衣服の属性に関する情報である。
好ましくは、血圧測定装置は、被測定者の測定時の測定部位の衣服に関する情報を選択し設定する第2設定手段をさらに備える。
好ましくは、血圧測定装置は、上記パラメータを記憶する記憶手段をさらに備え、第1設定手段は、記憶手段より、被測定者の測定時の測定部位の衣服に関する情報に対応したパラメータを取得する取得手段を含む。
好ましくは、血圧測定装置は、被測定者の、測定部位に衣服のない状態でのセンサで得られる測定用流体袋の内圧変化と、測定部位に衣服のある状態でのセンサで得られる測定用流体袋の内圧変化とを用いて、測定者の測定時の測定部位の衣服に関する情報に対応したパラメータを決定する決定手段をさらに備える。
好ましくは、血圧測定装置は、被測定者の測定時の測定部位の衣服に関する情報に対応する基準値を取得する取得手段と、基準値とセンサで得られる測定用流体袋の内圧変化とを用いて、パラメータを用いて血圧値を算出するか否かを判断する判断手段とをさらに備える。
本発明の他の局面に従うと、測定データ処理プログラムは、測定用流体袋と、測定用流体袋の内圧変化を測定するセンサとを含んだ血圧測定装置で得られる測定データの処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、被測定者の測定時の測定部位の衣服に関する情報に対応してパラメータを設定するステップと、センサで得られる測定用流体袋の内圧変化に基づいて、上記パラメータを用いて血圧値を算出するステップとを実行させる。
本発明によると、着衣のまま血圧測定した際の測定精度を向上させることができる。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態にかかる血圧測定装置(以下、血圧計)1の外観の概略図である。
図1を参照して、血圧計1は、本体2と、測定部位である上腕に巻付ける腕帯5とを備え、それらがエア管10で接続される。本体2の正面には、ボタン等の操作部3と、測定結果等を表示する表示器4とが配備される。
操作部3には、電源のON/OFFを指示するためのボタン3−1、測定の開始/停止を指示するためのボタン3−2、使用者を選択するためのボタン3−3、および被測定者の測定時の衣服に関する情報として、着衣のまま測定するのか衣服を除いて測定するのかを選択するためのボタン3−4が含まれる。
腕帯5には測定用空気袋13(図2参照)が配置され、腕帯5を測定部位である上腕に巻付けることで測定用空気袋13が測定部位に押付けられる。
図2は、血圧計1のハードウェア構成の具体例を示すブロック図である。
図2を参照して、血圧計1は、本体2と、測定部位である上腕に巻付ける腕帯5とを備え、それらがエア管10で接続される。本体2の正面には、ボタン等の操作部3と、測定結果等を表示する表示器4とが配備される。腕帯5には測定用空気袋13が配置され、腕帯5を測定部位である上腕に巻付けることで測定用空気袋13が測定部位に押付けられる。
測定用空気袋13は測定用エア系20に接続されている。測定用エア系20には、測定用空気袋13の内圧変化を測定する圧力センサ23、測定用空気袋13に対する給気/排気を行なうポンプ21、および弁22が含まれる。
また、血圧計1の本体2内には、血圧計1全体を制御するCPU(Central Processing Unit)40と、測定用エア系20に接続される増幅器28、ポンプ駆動回路26、および弁駆動回路27と、増幅器28に接続されるA/D(Analog to Digital)変換器29と、CPU40で実行されるプログラムや測定結果を記憶するメモリ部41とが含まれる。
CPU40は、操作部3から入力される操作信号に基づいてメモリ部41に記憶されている所定のプログラムを実行し、ポンプ駆動回路26および弁駆動回路27に制御信号を出力する。ポンプ駆動回路26および弁駆動回路27は、制御信号に従ってポンプ21および弁22を駆動させ、血圧測定動作を実行させる。
圧力センサ23は測定用空気袋13の内圧変化を検出し、検出信号を増幅器28に入力する。入力された圧力信号は増幅器28において所定振幅まで増幅され、A/D変換器29においてデジタル信号に変換された後にCPU40に入力される。CPU40は、圧力センサ23から得られた測定用空気袋13の内圧変化に基づいて所定の処理を実行し、その結果に応じてポンプ駆動回路26および弁駆動回路27に上記制御信号を出力する。また、CPU40は、圧力センサ23から得られた測定用空気袋13の内圧変化に基づいて血圧値を算出し、測定結果を表示器4に表示させるために出力する。
弁22は、CPU40からの制御信号に従った弁駆動回路27によってその開閉が制御されて、測定用空気袋13内の空気を排出する。
血圧計1では、測定に先だって、着衣時の血圧値を算出するために必要な値やパラメータを登録するための登録処理が行なわれる。図3は、血圧計1で登録処理を行なうための機能構成の具体例を示すブロック図である。図3に示される機能は、CPU40がメモリ部41に記憶されている所定のプログラムを実行することで主にCPU40に形成される機能である。また、図3に示される機能のうちの一部が、図2に示されたCPU40の他の構成によって形成されてもよい。
図3を参照して、血圧計1で登録処理を行なうための機能は、モード選択部101、測定結果入力部103、測定結果記憶部105、第1判断部107、基準値記憶部109、パラメータ決定部111、パラメータ記憶部113、および報知部115を含んで構成される。
モード選択部101はボタン3−4の操作による操作信号の入力を受付けて、血圧測定モードが着衣のままのモードであるか、測定部位から衣服を除いたモードであるかを選択し、選択結果を示す信号を測定結果記憶部105に入力する。以降の説明において、前者のモードを「服有りモード」と称し、後者のモードを「服無しモード」と称する。
測定結果入力部103は増幅器28およびA/D変換器29を介して圧力センサ23からの測定結果の入力を受付けて、測定結果記憶部105に記憶する。測定結果記憶部105は測定結果入力部103で受付けた測定結果を、モード選択部101より入力された測定モードに対応付けて記憶する。登録処理においては、各モードについて複数回、たとえば3回測定が行なわれるものとし、測定結果記憶部105は服有りモード、服無しモードの各々について、入力された3つの測定結果をそのモードに対応付けて記憶する。
第1判断部107は、測定結果記憶部105に記憶されている服有りモードでの測定結果と服無しモードでの測定結果とを読み出して、測定結果が適切であるか否かを判断し、適切である場合には基準値記憶部109およびパラメータ決定部111に測定結果を入力する。または、適切でない場合には報知部115にその旨を示す信号を入力する。報知部115は、警告を表示器4に表示させるための信号を生成し、表示器4に入力する。または、血圧計1にその旨を表わす警告灯などが備えられている場合には、その警告灯を点灯させるための制御信号を出力してもよい。または、その他の方法で警告が行なわれる場合には、その方法に応じた処理がなされてもよい。
第1判断部107は、第1の判断として、各モードにおいて、測定結果のばらつきを算出し、所定範囲内であるか否かを判断する。測定結果のばらつきを算出する方法は本発明において特定の方法には限定されず、値のばらつきを算出する方法であればあらゆる方法が採用され得る。たとえば、あるモードでの3回の測定で得られたカフ圧力に対する動脈圧力波の振幅の変化を表わす曲線(包絡線)が、図4に示される関係である場合、第1判断部107では、第1の判断としてばらつきが大きいと判断し、その旨を示す信号を報知部115に入力する。同じ条件(衣服の有無)での測定で測定結果のばらつきが大きい場合には、服有りモードにおける衣服の影響を服無しモードでの測定結果に対して正確に把握することが難しくなる。そこで、第1判断部107が第1の判断を行なうことで、各モードにおける複数回の血圧測定で、有効な測定結果が得られているか否かが判断される。
第1判断部107は、第2の判断および第3の判断として、服有りモードでの測定結果と服無しモードでの測定結果との間の関係が適切であるか否かを判断する。ここでは、上述の各モードでの複数の測定結果の平均値をそのモードでの測定結果として用いてもよいし、代表的な測定結果をそのモードでの測定結果として用いてもよいし、その他の演算値をそのモードでの測定結果として用いてもよい。
第1判断部107は、具体的には、図5に示されるように、第2の判断として、服無しモードでの包絡線の振幅(A)に対する服有りモードでの包絡線の振幅(B)の比(B/A)がしきい値α以上であるか否かを判断する。また、第3の判断として、服有りモードでの包絡線のピーク時のカフ圧力に対する服無しモードでの包絡線のピーク時のカフ圧力の推移がしきい値β以下であるか否かを判断し、その旨を示す信号を報知部115に入力する。
たとえば、服有りモードでの包絡線と服無しモードでの包絡線との関係が図6に示される関係である場合、服無しモード(A)での包絡線の振幅に対する服有りモードでの包絡線の振幅(B1)の比α1(=B1/A)がしきい値α以上である。この場合、第1判断部107は、第2の判断として服有りモードでの測定結果と服無しモードでの測定結果との間の関係が適切ではないと判断する。上記振幅の比がしきい値以上であるということは、服有りモードにおいて衣服の測定結果への影響が補正可能な範囲よりも大きいことを指し、服有りモードでの血圧測定が適切でないことを示している。そこで、第1判断部107が第2の判断を行なうことで、着衣のまま測定した際に、衣服で吸収されることによって損失する拍動が補正可能な範囲であるか否かが判断される。
またたとえば、服有りモードでの包絡線と服無しモードでの包絡線との関係が図7に示される関係である場合、服有りモードでの包絡線のピーク時のカフ圧力に対する服無しモードでの包絡線のピーク時のカフ圧力の推移β1がしきい値β以上である。この場合、第1判断部107は、第3の判断として服有りモードでの測定結果と服無しモードでの測定結果との間の関係が適切ではないと判断し、その旨を示す信号を報知部115に入力する。上記推移がしきい値以上であるということは、服有りモードにおいて衣服の測定結果への影響が補正可能な範囲よりも大きいことを指し、服有りモードでの血圧測定が適切でないことを示している。そこで、第1判断部107が第3の判断を行なうことで、着衣のまま測定した際に、衣服で吸収されることによって損失するカフによる圧迫力が測定可能な範囲であるか否かが判断される。
第1判断部107は上記第1の判断,第2の判断,第3の判断の結果、すべての判断において測定結果が適切であると判断した場合に、服有りモードでの測定結果から得られる動脈圧力波の振幅値や包絡線の形状を、服有りモードでの基準値として基準値記憶部109に記憶させる。
パラメータ決定部111は、第1判断部107で上記第1の判断,第2の判断,第3の判断の結果、すべての判断において測定結果が適切であると判断された場合に、上述の振幅の比α1,ピーク時のカフ圧力の推移β1、またはα,βから算出される値を着衣時の血圧値を算出するために必要なパラメータとして決定し、パラメータ記憶部113に記憶させる。
図8は、血圧計1における登録処理の流れの具体例を示すフローチャートである。図8のフローチャートに示される登録処理はボタン3−1が押下されて電源がONされたときに開始される処理であって、CPU40がメモリ部41に記憶されている所定のプログラムを読出して実行し、図3に示される機能を発揮させることによって実現される。または、図8の処理は、図示されない登録処理を開始させるためのボタンが押下されたとき、または登録処理を開始させるための所定の操作が行なわれたときに開始されてもよい。
図8を参照して、始めにボタン3−3が操作されることによる測定者(AまたはB)を選択する操作信号を受付けて(ステップS101)、CPU40では測定者を決定する。次に、ボタン3−4が操作されることによる服有りモードまたは服無しモードを選択する操作信号を受付けて、モード選択部101でモードを選択する(ステップS103)。
ステップS103でモードの選択を受付けると、受付けた各モードにおいて複数回血圧値が測定される(ステップS105)。ここでは、具体例として各モードにおいて3回ずつ測定されるものとする。
次に、第1判断部107において、ステップS105での測定結果について、各モードにおいて測定結果のばらつきが許容範囲内であるか否かの上記第1の判断(ステップS107)、服有りモードでの包絡線の振幅に対する服無しモードでの包絡線の振幅の比がしきい値以上であるか否かの上記第2の判断(ステップS109)、および服有りモードでの包絡線のピーク時のカフ圧力に対する服無しモードでの包絡線のピーク時のカフ圧力の推移がしきい値以上であるか否かの上記第3の判断(ステップS111)が行なわれる。
上記第1の判断〜第3の判断において、いずれの条件も満たすと判断された場合には(ステップS107でYES,S109でYES,かつS111でNO)、服有りモードでの測定結果から得られる動脈圧力波の振幅値や包絡線の形状が、服有りモードでの基準値として基準値記憶部109に記憶される(ステップS113)。さらに、パラメータ決定部111において、ステップS109,S111で得られる上述の振幅の比α1,ピーク時のカフ圧力の推移β1しきい値または上記しきい値から算出される値が着衣時の血圧値を算出するために必要なパラメータとして決定され(ステップS115)、パラメータ記憶部113に記憶される。
上記第1の判断〜第3の判断において、いずれかの条件を満たさないと判断された場合には(ステップS107でNO,S109でNO,またはS111でYES)、報知部115において服有りモードでの血圧測定が適切でないことを報知するための処理が行なわれ、警告が出力される(ステップS117)。
以上で、血圧計1における登録処理が終了する。
血圧計1では、上記登録処理が行なわれた後、服無しモードまたは服有りモードで血圧測定が実行される。図9は、血圧計1で血圧測定を行なうための機能構成の具体例を示すブロック図である。図9に示される機能もまた、CPU40がメモリ部41に記憶されている所定のプログラムを実行することで主にCPU40に形成される機能である。また、図9に示される機能のうちの一部が、図2に示されたCPU40の他の構成によって形成されてもよい。
図9を参照して、血圧計1で血圧測定を行なうための機能は、図3に示されたモード選択部101、測定結果入力部103、基準値記憶部109、パラメータ記憶部113、および報知部115に加えて、パラメータ取得部121、第2判断部123、および算出部125を含んで構成される。
モード選択部101は服有りモードまたは服無しモードを選択し、選択結果を示す信号をパラメータ取得部121および第2判断部123に入力する。測定結果入力部103は、増幅器28およびA/D変換器29を介して圧力センサ23から受付けた測定結果を第2判断部123および算出部125に入力する。
パラメータ取得部121はモード選択部101で服有りモードが選択された場合に、パラメータ記憶部113に記憶されている着衣時の血圧値を算出するために必要なパラメータを取得し、算出部125に渡す。
第2判断部123はモード選択部101で服有りモードが選択された場合に、基準値記憶部109に記憶されている服有りモードでの基準値と比較し、測定結果入力部103で受付けた測定結果が許容範囲内にあって服有りモードでの測定結果として適切であるか否かを判断する。服有りモードでの基準値としては動脈圧力波の振幅値や包絡線の形状が記憶されており、第2判断部123は測定結果入力部103で受付けた測定結果から動脈圧力波の振幅値を算出して基準値である振幅値との差がしきい値内であるか否かを判断したり、測定結果入力部103で受付けた測定結果から包絡線の形状を求めて基準値である包絡線の形状との差がしきい値内であるか否かを判断したりすることで、上記判断を行なう。第2判断部123は、判断結果を示す信号を、測定結果が服有りモードでの測定結果であると判断された場合には算出部125に、そのように判断されなかった場合には報知部115に入力する。報知部115は、エラー表示を表示器4に表示させるための信号を生成し、表示器4に入力する。
算出部125は、第2判断部123において測定結果が服有りモードでの測定結果であると判断された場合に、測定結果入力部103から入力された測定結果とパラメータ取得部121から入力されたパラメータとを用いて演算し、血圧値を算出する。
図10は、算出部125での血圧値の算出方法を説明する図であり、服有りモードでのカフ圧力に対する動脈圧力波の振幅の変化を表わす曲線(包絡線)と服無しモードでのカフ圧力に対する動脈圧力波の振幅の変化を表わす曲線(包絡線)とを示す図である。
オシロメトリック方式において、心筋収縮期血圧(SYS)および心筋拡張期血圧(DIA)を動脈圧力波の振幅最大値の所定割合となるカフ圧力で算出される場合で説明する。たとえば、心筋収縮期血圧は動脈圧力波の振幅最大値の60%となるカフ圧力、および心筋拡張期血圧は動脈圧力波の振幅最大値の50%となるカフ圧力として算出されるとする。この場合、図10を参照して、服無しモードでの動脈圧力波の振幅最大値をMとすると、服無しモードにおける心筋収縮期血圧での動脈圧力波の振幅(SYS)および心筋拡張期血圧での動脈圧力波の振幅(DIA)は、各々、
振幅(SYS)=0.6M
振幅(DIA)=0.5M
と算出される。
図10に示されるように、服有りモードでの動脈圧力波の振幅最大値が服無しモードでの動脈圧力波の振幅最大値Mに対して(1−α1/M)倍であり、服有りモードでの動脈圧力波の振幅最大値におけるカフ圧力が服無しモードでの動脈圧力波の振幅最大値におけるカフ圧力に対してβ1[mmHg]だけマイナス方向に推移しているものとする。この場合、パラメータ取得部121ではパラメータとしてα1,β1が取得され、算出部125ではそのパラメータを用いて、服有りモードにおける心筋収縮期血圧での動脈圧力波の振幅(SYS)および心筋拡張期血圧での動脈圧力波の振幅(DIA)を、各々、
振幅(SYS)=0.6M×(1−α1/M)−β
振幅(DIA)=0.5M×(1−α1/M)−β
と算出する。
図11は、血圧計1での血圧測定の際の処理の流れの具体例を示すフローチャートである。図11のフローチャートに示される処理はボタン3−1が押下されて電源がONされたときに開始される処理であって、CPU40がメモリ部41に記憶されている所定のプログラムを読出して実行し、図9に示される機能を発揮させることによって実現される。
図11を参照して、始めにボタン3−3が操作されることによる測定者(AまたはB)を選択する操作信号を受付けて(ステップS201)、CPU40では測定者を決定する。次に、ボタン3−4が操作されることによる服有りモードまたは服無しモードを選択する操作信号を受付けて、モード選択部101でモードを選択する(ステップS203)。次に、ボタン3−2が操作されることによる血圧測定の開始を指示する操作信号を受付けて血圧測定が実行され、測定結果が入力される(ステップS205)。
ステップS203で服有りモードが選択されている場合(ステップS207でYES)、パラメータ取得部121においてパラメータ記憶部113に記憶されている着衣時の血圧値を算出するために必要なパラメータが取得される(ステップS209)。そして、第2判断部123においてステップS205で入力された測定結果が服有りモードでの測定結果として適切であると判断された場合には(ステップS211でYES)、算出部125において、ステップS205で入力された測定結果とステップS209で取得されたパラメータとを用いて上述のように演算処理が実行されて、服有りモードでの血圧値が算出される(ステップS213)。算出された血圧値は、表示器4に表示される(ステップS215)。
第2判断部123においてステップS205で入力された測定結果が服有りモードでの測定結果として適切ではないと判断された場合には(ステップS211でNO)、以降の演算処理は行なわれず、報知部115において表示器4でエラー表示をするための信号が生成されて、表示器4においてエラー表示される(ステップS217)。
ステップS203で服無しモードが選択されている場合には(ステップS207でNO)、上記ステップS209,S211がスキップされて、算出部125において、ステップS205で入力された測定結果を用いて予め定められている演算処理が実行されて、服無しモードでの血圧値が算出される(ステップS213)。この場合のステップS213での演算処理は、通常の衣服を除去した状態で血圧測定される場合の演算処理と同様であり、本発明において特定の演算処理には限定されない。
以上で、血圧計1における血圧測定の処理が終了する。
血圧計1において上記登録処理および血圧測定が行なわれることで、着衣のままでの測定結果(服有りモードでの測定結果)と、衣服を除いたときの測定結果(服無しモードでの測定結果)とを比較することで衣服の測定結果への影響を予めパラメータとして登録し、服有りモードでの測定結果を上記パラメータを用いて補正して血圧値が算出される。これにより、着衣のまま血圧測定した場合であっても、得られた測定結果から衣服の影響を排し、衣服を除いて測定したときと同じように、血圧値の精度を向上させることができる。
なお、第1の実施の形態では、血圧計1にボタン3−4が備えられて着衣のまま測定するのか衣服を除いて測定するのかを測定者等のユーザが選択するものとしているが、血圧測定においては、着衣のまま測定するのか衣服を除いて測定するのかをユーザが選択せずに、血圧計1において測定結果を基準値と比較することで自動的に判断してもよい。つまり、上記ステップS203,S207の処理を行なわずに、上記ステップS211ですべての測定結果について服有りモードでの基準値と比較することで服有りモードでの測定結果であるか服無しモードでの測定結果であるか判断し、その結果に応じて血圧値が算出されるようにしてもよい。また、パラメータ設定は、使用者別に設けてもよい。就寝前後でたとえパジャマのような同じ衣服で血圧を測ることが前提となるため、自然と、同じ時刻に同じ状態で血圧を測定することへの啓蒙効果も期待できる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態においては、被測定者の測定時の衣服に関する情報として、衣服の属性に関する情報を設定する。以降の具体例では、衣服の属性として衣服の生地の厚みに応じてモードが設定されるものとするが、衣服の属性は生地の厚みに限定されず、測定部位に関わる個所のデザインや衣服の枚数など、測定結果の影響を及ぼすその他の属性であってもよい。
図12は、第2の実施の形態にかかる血圧計1’の外観の概略図である。図12を参照して、血圧計1’操作部3には、第1の実施の形態にかかる血圧計1のボタン3−4に替えて、衣服の種類を選択するためのボタン3−5が含まれる。具体的には、衣服の生地が厚手のものであるか、薄手のものであるか、その中間のものであるかを選択するボタンが含まれる。
血圧計1’では、図8に示された登録処理と同様の登録処理が実行されて、衣服の属性ごとに、つまり生地の厚さごとに基準値およびパラメータが登録される。以降の説明では、衣服の生地が厚手である場合の服有りモードを「厚手モード」、薄手のものである場合の服有りモードを「薄手モード」、その中間のものである服有りモードを「中モード」と称する。なお、この具体例では衣服の生地の厚さの種類を上述の3種類としているが、言うまでもなく、2種類であってもよいし、4種類以上であってもよい。これらの場合も、以降の説明と同様に処理され得る。
図13は、血圧計1’での血圧測定の際の処理の流れの具体例を示すフローチャートである。図13のフローチャートに示される処理もまた、ボタン3−1が押下されて電源がONされたときに開始される処理であって、CPU40がメモリ部41に記憶されている所定のプログラムを読出して実行し、図9に示される機能を発揮させることによって実現される。
図13を参照して、始めにボタン3−3が操作されることによる測定者(AまたはB)を選択する操作信号を受付けて(ステップS201)、CPU40では測定者を決定する。次に、上述のステップS203の処理に替えて、血圧計1’では、ボタン3−5が操作されることによる服有りモードまたは服無しモード、さらに服有りモードの中で、厚手モード、中モード、または薄手モードを選択する操作信号を受付けて、モード選択部101でモードを選択する(ステップS303)。次に、ボタン3−2が操作されることによる血圧測定の開始を指示する操作信号を受付けて血圧測定が実行され、測定結果が入力される(ステップS205)。
ステップS203で服有りモードが選択されている場合(ステップS207でYES)、血圧計1’では、パラメータ取得部121において、パラメータ記憶部113に記憶されている着衣時の血圧値を算出するために必要なパラメータのうち、ステップS303で選択された服有りモードのうちの厚手モード、薄手モード、または中モードに対応したパラメータが取得される(ステップS309)。そして、ステップS311では、第2判断部123においてステップS205で入力された測定結果が、ステップS303で選択された服有りモードのうちの厚手モード、薄手モード、または中モード服有りモードでの測定結果として適切であるか否かが基準値記憶部109に記憶されている各モードでの基準値と比較して判断される。適切であると判断された場合には(ステップS311でYES)、算出部125において、ステップS205で入力された測定結果とステップS309で取得されたパラメータとを用いて上述のように演算処理が実行されて、服有りモードでの血圧値が算出される(ステップS213)。算出された血圧値は、表示器4に表示される(ステップS215)。
第2判断部123においてステップS205で入力された測定結果が服有りモードでの測定結果として適切ではないと判断された場合には(ステップS211でNO)、以降の演算処理は行なわれず、報知部115において表示器4でエラー表示をするための信号が生成されて、表示器4においてエラー表示される(ステップS217)。血圧計1’では、服有りモードのうち、選択された衣服の属性に応じたモードではない可能性があることを報知する内容のエラーが表示されてもよい。また、その場合、上記ステップS217でエラー表示しつつ、上記ステップS213で選択されたモードに対応したパラメータを用いて血圧値を算出し、上記ステップS215でエラー表示と共に算出された血圧値が表示されてもよい。
ステップS203で服無しモードが選択されている場合には(ステップS207でNO)、上記ステップS209,S211がスキップされて、算出部125において、ステップS205で入力された測定結果を用いて予め定められている演算処理が実行されて、服無しモードでの血圧値が算出される(ステップS213)。この場合のステップS213での演算処理は、通常の衣服を除去した状態で血圧測定される場合の演算処理と同様であり、本発明において特定の演算処理には限定されない。
以上で、血圧計1’における血圧測定の処理が終了する。
衣服の生地が厚手の場合(厚手モード)、生地が薄手の場合(薄手モード)に比べて拍動やカフによる圧迫力の衣服による損失が大きい。血圧計1’では、このような衣服の属性を考慮したパラメータを登録し、血圧値の算出に用いる。そのため、血圧計1’を用いることで、着衣のままで血圧を測定した場合の測定精度をより向上させることができる。
なお、血圧計1’も、測定結果を上述の衣服の属性に対応した基準値と比較することで、自動的に服有りモード/服無しモード、さらに衣服の属性に応じたモードを判断するように構成されてもよい。
上記図1,図12においては、血圧計が、腕帯5が布等の柔らかい素材で構成されて測定部位である上腕に巻付けられるタイプのものであるとしているが、血圧計1,1’はこのような構成に限定されず、腕帯5が固定式のタイプであってもよい。
さらに、他の実施の形態として、血圧計1がパーソナルコンピュータ等のコンピュータと接続され、図3に示された機能のうちの少なくとも第1判断部107、基準値記憶部109、パラメータ決定部111、およびパラメータ記憶部113が上記コンピュータに含まれて、上述の登録処理が、血圧計1から測定結果をおよび選択されたモードに関する情報取得した上記コンピュータにおいて実行されてもよい。同様に、図9に示された機能のうちの少なくともパラメータ取得部121、第2判断部123、および算出部125が上記コンピュータに含まれて、上述の測定結果から血圧値を算出する処理が、血圧計1から測定結果および選択されたモードに関する情報を取得した上記コンピュータにおいて実行されてもよい。さらには、上記コンピュータにおいてモードの選択を受付けて、血圧計1から取得した測定結果を用いて上述の登録処理および/または測定結果から血圧値を算出する処理が実行されてもよい。さらには、上記コンピュータがサーバ等の他の装置に接続されて、基準値記憶部109およびパラメータ記憶部113等が上記他の装置に備えられて、上記コンピュータが必要に応じて上記他の装置から基準値やパラメータを取得して上記処理を実行する構成であってもよい。
さらに、上述の登録処理および/または測定結果から血圧値を算出する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピュータのオペレーションシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
血圧計1の外観の概略図である。 血圧計1のハードウェア構成の具体例を示すブロック図である。 血圧計1で登録処理を行なうための機能構成の具体例を示すブロック図である。 カフ圧力に対する動脈圧力波の振幅の変化を表わす曲線の具体例を示す図である。 服有りモードと服無しモードとでの、カフ圧力に対する動脈圧力波の振幅の変化を表わす曲線の具体例を示す図である。 服有りモードと服無しモードとでの、カフ圧力に対する動脈圧力波の振幅の変化を表わす曲線の具体例を示す図である。 服有りモードと服無しモードとでの、カフ圧力に対する動脈圧力波の振幅の変化を表わす曲線の具体例を示す図である。 血圧計1における登録処理の流れの具体例を示すフローチャートである。 血圧計1で血圧測定を行なうための機能構成の具体例を示すブロック図である。 算出部125での血圧値の算出方法を説明する図である。 血圧計1での血圧測定の際の処理の流れの具体例を示すフローチャートである。 血圧計1’の外観の概略図である。 血圧計1’での血圧測定の際の処理の流れの具体例を示すフローチャートである。 オシロメトリック方式での血圧値の決定方法を説明するための図である。
符号の説明
1,1’ 血圧計、2 本体、3 操作部、3−1〜3−5 ボタン、4 表示器、5 腕帯、10 エア管、13 測定用空気袋、20 測定用エア系、21 ポンプ、22 弁、23 圧力センサ、26 ポンプ駆動回路、27 弁駆動回路、28 増幅器、29 A/D変換器、40 CPU、41 メモリ部、101 モード選択部、103 測定結果入力部、105 測定結果記憶部、107 第1判断部、109 基準値記憶部、111 パラメータ決定部、113 パラメータ記憶部、115 報知部、121 パラメータ取得部、123 第2判断部、125 算出部。

Claims (8)

  1. 測定用流体袋と、
    前記測定用流体袋の内圧変化を測定するセンサと、
    被測定者の測定時の測定部位の衣服に関する情報に対応してパラメータを設定する第1設定手段と、
    前記センサで得られる前記測定用流体袋の内圧変化に基づいて、前記パラメータを用いて血圧値を算出する算出手段とを備える、血圧測定装置。
  2. 前記被測定者の測定時の測定部位の衣服に関する情報は、前記被測定者が測定時に前記測定部位に着衣していることである、請求項1に記載の血圧測定装置。
  3. 前記被測定者の測定時の測定部位の衣服に関する情報は、前記被測定者が測定時に前記測定部位に着衣している前記衣服の属性に関する情報である、請求項1に記載の血圧測定装置。
  4. 前記被測定者の測定時の測定部位の衣服に関する情報を選択し設定する第2設定手段をさらに備える、請求項1に記載の血圧測定装置。
  5. 前記パラメータを記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記第1設定手段は、前記記憶手段より、前記被測定者の測定時の測定部位の衣服に関する情報に対応した前記パラメータを取得する取得手段を含む、請求項1に記載の血圧測定装置。
  6. 前記被測定者の、測定部位に衣服のない状態での前記センサで得られる前記測定用流体袋の内圧変化と、前記測定部位に前記衣服のある状態での前記センサで得られる前記測定用流体袋の内圧変化とを用いて、前記測定者の測定時の前記衣服に関する情報に対応した前記パラメータを決定する決定手段をさらに備える、請求項1に記載の血圧測定装置。
  7. 前記被測定者の測定時の測定部位の衣服に関する情報に対応する基準値を取得する取得手段と、
    前記基準値と前記センサで得られる前記測定用流体袋の内圧変化とを用いて、前記パラメータを用いて前記血圧値を算出するか否かを判断する判断手段とをさらに備える、請求項1に記載の血圧測定装置。
  8. 測定用流体袋と、前記測定用流体袋の内圧変化を測定するセンサとを含んだ血圧測定装置で得られる測定データの処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    被測定者の測定時の測定部位の衣服に関する情報に対応してパラメータを設定するステップと、
    前記センサで得られる前記測定用流体袋の内圧変化に基づいて、前記パラメータを用いて血圧値を算出するステップとを実行させる、測定データ処理プログラム。
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