JP2008264302A - 生体状態検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外乱光の影響を低減できるとともに、構成を簡易化できる生体状態検出装置を提供すること。
【解決手段】ステップ100にて、緑色LED15の光量を大きくして発光させる。ステップ120では、G1データを取得する。ステップ130では、緑色LED15の光量を小さくして発光させる。ステップ150では、G2データを取得する。ステップ160では、赤外LED17の光量を大きくして発光させる。ステップ180では、IR1データを取得する。ステップ190では、赤外LED17の光量を小さくして発光させる。ステップ210では、IR2データを取得する。ステップ220では、(G1−G2)の差分の演算を行って差分データΔG1・G2を抽出する。ステップ230では、(IR1−IR2)の差分の演算を行って差分データΔIR1・IR2を抽出する。ステップ240では、各差分データΔG1・G2、ΔIR1・IR2を用いて、脈波数算出処理を行う。
【選択図】図9

Description

本発明は、生体の脈拍や体動を検出することができる生体状態検出装置に関するものである。
従来より、光(光学式脈波センサ)を利用して脈拍と体動を検出する方法が提案されている(特許文献1参照)。
この方法は、2個の発光素子と1個の受光素子を用いて脈拍や体動を検出するものであるが、測定に影響を及ぼす外乱光については記載されていない。
この外乱光の影響に関して、近年では、(1)脈波検出と体動検出とをそれぞれ別個の(発光素子と受光素子を備えた)モジュールで行うとともに、一方のモジュールでは、信号成分と外乱による信号が得られるようにするとともに、他方のモジュールでは、外乱分しか入射しないように構成し、両者の差分をとることで外乱光を除去する方法、(2)1個のモジュールに2組の発光素子と受光素子とを配置し、同時タイミングで2波長の光を照射し、回路構成にて外乱光成分を除去する方法が提案されている(特許文献2参照)。
また、外乱光に関しては、通常の光による脈波検出とは異なるタイミングで、(発光素子を発光させることなく)自然光にて外乱光を検出する方法が提案されている(特許文献3参照)。
特開2004−261366号公報 特開2005−28157号公報 特開2001−112728号公報
しかしながら、前記特許文献2の技術では、2個の受光素子を用いる必要があるので、構成が複雑になり、コストも上昇するという問題があった。
また、特許文献3の技術の場合は、自然光にて外乱光を検出するので、受光素子や回路の感度によっては、外乱光を精度良く検出できないという問題があった。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、外乱光の影響を低減できるとともに、構成を簡易化できる生体状態検出装置を提供することにある。
(1)請求項1の発明は、少なくともA発光素子(例えば緑色LED)及びB発光素子(例えば赤外LED)の2個以上の発光素子と、1個の受光素子とを利用して、脈拍と体動とを検出する生体状態検出装置に関するものであり、ここでは、A発光素子は主として脈拍と体動とを検出可能な波長の光を発生する素子であり、B発光素子は主として体動を検出可能な波長の光を発生する素子であり、且つ、両発光素子は第1の光量と該第1の光量より光量の小さな第2の光量とによる発光が可能な素子である。
特に本発明では、A発光素子から第1の光量で発光した場合に受光素子によって得られるA1信号成分と、A発光素子から第2の光量で発光した場合に受光素子によって得られるA2信号成分とを用い、両信号成分のA差分を求めるA差分手段と、B発光素子から第
1の光量で発光した場合に受光素子によって得られるB1信号成分と、A発光素子又はB発光素子から第2の光量で発光した場合に受光素子によって得られるAB2信号成分とを用い、両信号成分のB差分を求めるB差分手段と、A差分及びB差分を用いて、脈拍成分及び体動成分を抽出する抽出手段とを備えたことを特徴とする。
本発明では、A発光素子において、大きな光量である第1の光量で光を照射し、それによるA1信号成分を取得する。また、それより小さな光量である第2の光量で光を照射し、それによるA2信号成分を取得する。
このうち、A1信号成分には、脈拍成分及び体動成分以外に外乱光成分が重畳しており、(小さな光量による)A2信号成分には、主として外乱光成分が含まれる。
よって、A1信号成分からA2信号成分を除去するように差分することにより、外乱光の影響を除いて、両信号成分から脈拍成分及び体動成分が顕著な信号を抽出することが可能である。
一方、B発光素子において、大きな光量である第1の光量で光を照射し、それによるB1信号成分を取得する。また、それより小さな光量(A発光素子の場合は、前記A1信号成分を得るときの発光光量よりも小さい光量、B発光素子の場合は、前記B1信号成分を得るときの発光光量よりも小さい光量)である第2の光量で光を照射し、それによるAB2信号成分を取得する。
このうち、B1信号成分には、体動成分以外に外乱光成分が重畳しており、(小さな光量による)AB2信号成分には、主として外乱光成分が含まれる。
よって、B1信号成分からAB2信号成分を除去するよう差分することにより、外乱光の影響を除いて、両信号から体動成分が顕著な信号を抽出することが可能である。
この様に、本発明では、(A発光素子を利用して)脈拍成分と体動成分を抽出できるとともに、(B発光素子又は両発光素子を利用して)体動成分を検出できるので、脈拍成分及び体動成分を含む信号から、体動成分を除くようにすれば、脈拍成分のみを抽出することができる。これにより、脈拍成分と体動成分を区別して抽出することができる。
よって、本発明では、従来より簡易な構成で、外乱光があった場合でも、脈拍数等の脈拍に関するデータだけでなく、体動に関するデータも、容易に且つ精度良く検出することができる。
・なお、「主として脈拍と体動とを検出可能な波長の光を発生するA発光素子」としては、例えば緑色光を発生する緑色LED等が挙げられ、「主として体動を検出可能な波長の光を発生するB発光素子」としては、例えば赤外光を発生する赤外LED等が挙げられる。ここでは、A発光素子はB発光素子に比べて、脈拍成分が顕著に得られるものであれば限定はない。また、B発光素子は波長の違いによるだけでなく、光学系の配置になどの工夫によって、脈拍成分と比較して体動成分がより顕著に検出できる構成としても良い(但し、体動成分に関しては両素子とも検出が可能)。(以下同様)
・また、第1の光量と第2光量との関係に関しては、外乱光の影響を低減できれば(好ましくは影響をカットできれば)、第1の光量は第2の光量に比べて大であればよい。
・更に、A発光素子とB発光素子における第1の光量は、脈拍成分や体動成分を好適に抽出できれば、両素子間で全く同一でなくとも多少異なっていてもよい。例えば、受光素子又は回路の感度範囲内にあれば良い。同様なことは、第2の光量についても言える。(
以下同様)
・ここで、「信号を得る(取得する)」とは、受光素子から出力される信号を、例えばマイコン等の演算装置内に取り込んでA/D変換し、脈拍数等を算出するために用いるデータとして記憶する処理のことである。(以下同様)
(2)請求項2の発明では、A差分から脈拍成分と体動成分とを抽出し、B差分から体動成分を抽出することを特徴とする。
本発明は、各成分の抽出の手順を例示したものである。ここでは、B差分から体動成分が抽出できるので、A差分からB差分を除去するようにすれば、脈拍成分を抽出できる。
(3)請求項3の発明は、少なくともA発光素子(例えば緑色LED)及びB発光素子(例えば赤外LED)の2個以上の発光素子と、1個の受光素子とを利用して、脈拍と体動とを検出する生体状態検出装置に関するものであり、ここでは、A発光素子は主として脈拍と体動とを検出可能な波長の光を発生する素子であり、B発光素子は主として体動を検出可能な波長の光を発生する素子であり、且つ、両発光素子は第1の光量と該第1の光量より光量の小さな第2の光量とによる発光が可能な素子である。
特に本発明では、A発光素子から第1の光量で発光した場合に受光素子によって得られるA1信号成分と、B発光素子から第2の光量で発光した場合に受光素子によって得られるB2信号成分とを用い、両信号成分のX差分を求めるX差分手段と、B発光素子から第1の光量で発光した場合に受光素子によって得られるB1信号成分と、A発光素子又はB発行素子から第2の光量で発光した場合に受光素子によって得られるAB2信号成分とを用い、両信号成分のY差分を求めるY差分手段と、X差分及びY差分を用いて、脈拍成分及び体動成分を抽出する抽出手段とを備えたことを特徴とする。
本発明では、A発光素子において、大きな光量である第1の光量で光を照射し、それによるA1信号成分を取得する。また、B発光素子において、それより小さな光量である第2の光量で光を照射し、それによるB2信号成分を取得する。
このうち、A1信号成分には、脈拍成分及び体動成分以外に外乱光成分が重畳しており、(小さな光量による)B2信号成分には、主として外乱光成分が含まれる。
よって、A1信号成分からB2信号成分を除去するように差分することにより、外乱光の影響を除いて、両信号から脈拍成分及び体動成分が顕著な信号を抽出することが可能である。
一方、B発光素子において、大きな光量である第1の光量で光を照射し、それによるB1信号成分を取得する。また、A発光素子又はB発光素子において、それより小さな光量である第2の光量で光を照射し、それによるAB2信号成分を取得する。
このうち、B1信号成分には、体動成分以外に外乱光成分が重畳しており、(小さな光量による)AB2信号成分には、主として外乱光成分が含まれる。
よって、B1信号成分からAB2信号成分を除去するよう差分することにより、外乱光の影響を除いて、両信号から体動成分が顕著な信号を抽出することが可能である。
この様に、本発明では、(両発光素子を利用して)脈拍成分と体動成分を抽出できるとともに、(B発光素子又は両発光素子を利用して)体動成分を検出できるので、脈拍成分及び体動成分を含む信号から、体動成分を除くようにすれば、脈拍成分のみを抽出することができる。これにより、脈拍成分と体動成分を区別して抽出することができる。
よって、本発明では、従来より簡易な構成で、外乱光があった場合でも、脈拍数等の脈拍に関するデータだけでなく、体動に関するデータも、容易に且つ精度良く検出することができる。
(4)請求項4の発明では、X差分から脈拍成分と体動成分とを抽出し、Y差分から体動成分を抽出することを特徴とする。
本発明は、各成分の抽出の手順を例示したものである。ここでは、Y差分から体動成分が抽出できるので、X差分からY差分を除去するようにすれば、脈拍成分を抽出できる。
(5)請求項5の発明は、少なくともA発光素子(例えば緑色LED)及びB発光素子(例えば赤外LED)の2個以上の発光素子と、1個の受光素子とを利用して、脈拍と体動とを検出する生体状態検出装置に関するものであり、ここでは、A発光素子は主として脈拍と体動とを検出可能な波長の光を発生する素子であり、B発光素子は主として体動を検出可能な波長の光を発生する素子であり、且つ、両発光素子は第1の光量と該第1の光量より光量の小さな第2の光量とによる発光が可能な素子である。
特に発明では、A発光素子から第1の光量で発光した場合に受光素子によって得られるA1信号成分と、B発光素子から第1の光量で発光した場合に受光素子によって得られるB1信号成分とを用い、両信号成分のP差分を求めるP差分手段と、B発光素子から第1の光量で発光した場合に受光素子によって得られるB1信号成分と、A発光素子又はB発光素子から第2の光量で発光した場合に受光素子によって得られるAB2信号成分とを用い、両信号成分のQ差分を求めるQ差分手段と、P差分及びQ差分を用いて、脈拍成分及び体動成分を抽出する抽出手段とを備えたことを特徴とする。
本発明では、A発光素子において、大きな光量である第1の光量で光を照射し、それによるA1信号成分を取得する。また、B発光素子において、同様な第1の光量で光を照射し、それによるB1信号成分を取得する。
このうち、A1信号成分には、脈拍成分及び体動成分以外に外乱光成分が重畳しており、B1信号成分には、体動成分以外に外乱光成分が重畳している。
よって、A1信号成分からB1信号成分を除去するように差分することにより、外乱光の影響を除いて、両信号から脈拍成分が顕著な信号を抽出することが可能である。
一方、B発光素子において、大きな光量である第1の光量で光を照射し、それによるB1信号成分を取得する。また、A発光素子又はB発光素子において、それより小さな光量である第2の光量で光を照射し、それによるAB2信号成分を取得する。
このうち、B1信号成分には、体動成分以外に外乱光成分が重畳しており、(小さな光量による)AB2信号成分には、主として外乱光成分が含まれる。
よって、B1信号成分からAB2信号成分を除去するよう差分することにより、外乱光の影響を除いて、両信号から体動成分が顕著な信号を抽出することが可能である。
この様に、本発明では、(両発光素子を利用して)脈拍成分と体動成分とを区別して抽出することができる。
よって、本発明では、従来より簡易な構成で、外乱光があった場合でも、脈拍数等の脈
拍に関するデータだけでなく、体動に関するデータも、容易に且つ精度良く検出することができる。
(6)請求項6の発明では、P差分から脈拍成分を抽出し、Q差分から体動成分を抽出することを特徴とする。
本発明は、各成分の抽出の手順を例示したものである。
(7)請求項7の発明では、第2の光量は第1の光量の2分の1としている。
本発明は、第1の光量と第2の光量との好ましい割合を例示したものである。この範囲であれば、即ち第2の光量を少なくすることにより、主として外乱光成分を含む信号が好適に得られるので、脈拍成分に外乱光成分が重畳した信号から、脈拍成分のみを効率よく抽出することができる。或いは、脈拍成分及び体動成分に外乱光成分が重畳した信号から、脈拍成分及び体動成分のみを効率よく抽出することができる。
なお、第2の光量は、脈拍成分と体動成分を検出したい発光素子の場合は、その両者の感度が十分小さくなる条件であれば良い。また、体動成分を検出したい発光素子の場合は、その体動成分の感度が十分小さくなる条件であれば良い。
(8)請求項8の発明では、外乱光を検出可能なように受光素子及び回路の感度低下帯を避けて、第2の光量を設定している。
受光する光量が受光素子及び回路の感度低下帯(不感帯)にあれば、受光した光量に対応した信号を取り出すことができないので、本発明では、不感帯に入らないように、発光素子の第2の光量を設定している。
つまり、本発明では、外乱光を検出可能なように、即ち(不感帯に入るような小さな光量ではなく)適度な光量となるように第2の光量を設定している。
(9)請求項9の発明では、差分において、差分するための第1の信号を取得する第1のタイミングと、差分されるための第2の信号を取得する第2のタイミングとの間隔を、3msec以下に設定している。
発光間隔が長くなるほど(従って信号を取得する間隔が長くなるほど)、取得する信号に含まれる外乱光量の誤差が大きくなり、外乱光成分を正確に除去することが難しくなるが、本発明では、両信号の取得タイミングを3msec以下としているので、外乱光量の誤差が小さい。よって精度良く脈波数等を検出できる。
(10)請求項10の発明では、差分した信号(詳しくはそのデータ群)を用いて、周知の周波数解析を行うことにより、脈波成分及び体動成分を抽出する。
本発明は、差分のデータの処理方法を例示したものである。本発明では、差分のデータ群を用いて周波数解析を行うことにより、外乱光成分を除去した後の脈拍成分(又は脈拍成分と体動成分)を示すピークを求めることができる。外乱光の変動が大きい場合には、前記差分のデータの処理をしない場合には、外乱の変動成分(=体動成分)のピークは検出できるが、脈拍成分のピークを検出することは困難である。よって、このピークの周波数より、脈拍数や体動の状態を求めることができる。
(11)請求項11の発明では、A発光素子は緑色光を発生する例えば緑色LEDであ
り、B発光素子は赤外光を発生する例えば赤外LEDである。
ここで、緑色光の波長は、460nm〜570nmの範囲(好ましくは520nm)であり、赤外光の波長は、780nm〜1000nmの範囲(好ましくは940nm)であることを特徴とする。
本発明は、生体の状態の検出に用いる緑色光及び赤外光の波長の範囲を例示したものである。この波長の光を用いることにより、脈拍成分や体動成分を精度良く容易に抽出できるので、脈拍数や脈拍間隔を精度良く容易に求めることができる。
(12)請求項12では、発光している間に受光素子による信号を複数回取得し、その複数回取得したデータに基づいて、1サンプリングデータを検出する。
これにより、例えば信号の入力状態が外乱光などにより大きく変化した場合でも、信号のサチレーションを回避でき、正確にデータを取得できる。
次に、本発明の最良の形態(実施形態)について説明する。
[第1実施形態]
a)まず、本実施形態の生体検出状態装置を、図1に基づいて説明する。
図1に示す様に、本実施形態の生体状態検出装置1は、人体の脈拍数や体動(例えば体動ピッチ)などを検出する装置であり、主として、データ処理装置3と、データ処理装置3に接続された脈波センサ5及び駆動回路7とから構成されている。
このうち、前記データ処理装置3は、脈波センサ5から得られた信号を増幅する検出回路9と、検出回路9からの信号をA/D変換するADコンバータ(A/D)11と、A/D11からのデジタル信号を処理して脈波数や体動の検出等の各種の演算処理を行うマイクロコンピュータ13とを備えている。この場合、A/D11はマイクロコンピュータ13と別体としたが、マイクロコンピュータに内蔵されたA/Dでも良い。(以下D/A12も同様)
前記脈波センサ5は、後に詳述するように、発光素子として、緑色LED15と赤外LED17を備えるとともに、受光素子として、1個のフォトダイオード(PD)19を備えている。
前記駆動回路7は、緑色LED15と赤外LED17に対して、それぞれ異なるタイミングで緑色光又は赤外光を照射させるための駆動信号を出力する。つまり、図2に示す様に、緑色LED15及び赤外LED17の光量制御は、駆動回路7により行われる。
また、PD19からの入力信号は、検出回路9のアンプ10により増幅されてA/D11に入力するが、その入力信号がA/D11の入力範囲に収まるように、D/A12からの信号によりPD19からの出力に含まれる皮膚表面での散乱反射光などの直流(DC)成分をカットする制御が行われている。(このDC成分のカットを行う方法としては、例えば特開2005−160641号公報に記載の公知の方法を採用できる。)
b)次に、前記脈波センサ5について、更に詳細に説明する。
・前記脈波センサ5は、図3に示す様に、人体の腕等に、約520nmの波長の緑色光を照射する緑色LED15と、約940nmの波長の赤外光を照射する赤外LED17と、人体に照射された緑色光又は赤外光の反射光をそれぞれ受光するPD19とを備える光
学式反射型センサである。
この緑色LED15、赤外LED17、PD19は、それぞれ脈波センサ5の筐体21の底部23に、PD19を挟んで左右に緑色LED15と赤外LED15とが位置するように並列して配置され、透明な樹脂製の窓25を介して、緑色光又は赤外光を人体に対して照射できるようにされている。なお、緑LED15と赤外LED17の配置は、PD19を挟んで左右に限らなくても良い。
前記脈波センサ5では、緑色LED15又は赤外LED17から人体に向かって光が照射されると、光の一部が人体の内部を通る小・細動脈(毛細動脈)にあたって、毛細動脈を流れる血液中のヘモグロビンに吸収され、残りの光が毛細動脈で反射して散乱し、その一部が受光素子であるPD19に入射する。この時、血液の脈動により毛細動脈にあるヘモグロビンの量が波動的に変化するので、ヘモグロビンに吸収される光も波動的に変化する。また、血管径の変化によっても、ヘモグロビンの量が変化する。その結果、毛細動脈で反射してPD19で検出される受光量が変化し、その受光量の変化を脈波情報(例えば電圧信号)としてデータ処理装置3に出力する。
従って、データ処理装置3に入力した(緑色LED15又は赤外LED17から照射された光の反射波に対応した)信号(以下検出信号と記す)を用いることにより、後述する様にして、脈拍数や体動等の生体の状態を求めることができる。
また、図3では、毛細動脈に照射されて反射する光を点線で示し、皮膚の表面で反射する光を実線で示しているが、実際には、屋外等においては、脈波センサ5には、緑色光や赤外光以外に、外乱光が入射する。この外乱光は、センサ間隔や皮膚内部に伝わり、脈波センサ5のPD19に入射するので、本実施形態では、後述する様に、この外乱光に対する処理を行っている。
なお、緑色光と赤外光とでは、特性が異なり、緑色光を用いた場合には、主として脈拍及び体動成分を検出できるとともに、外乱光も検出でき、赤外光を用いた場合には、主として体動成分を検出できるとともに、外乱光も検出できる。赤外光でも脈拍成分を検出できるが、腕などで検出する場合には、体動成分が大きく検出され、脈拍成分は検出しにくい状況となる。
c)次に、外乱光の影響を除去する手法について説明する。
・図4に、データ処理装置3に入力した検出信号を示すが、通常では、この検出信号には、毛細動脈に当たって反射した脈波を示す信号(脈波成分)と、皮膚表面又は毛細動脈以外で反射した反射波の成分(反射波成分)との両成分が含まれている。
また、この検出信号において、体動が無い場合は、主として脈波を示す信号となるが、体動がある場合には、脈波を示す信号に体動を示す信号が乗ることになる。
更に、屋外等においては、通常は外乱光があるので、図5に示す様に、脈波を示す信号に外乱光による信号が乗ることになり、波形が大きく乱れる。
従って、例えば脈波、体動、外乱光があった場合の検出信号を周波数解析すると、例えば図6に示す様な周波数ピークが得られるが、屋外では脈波成分は外乱光成分に埋もれてしまう。つまり、図6では、脈拍成分のみを斜線で示してあるが、実際には、脈波成分は他の成分に埋もれて検出することは困難である。また、体動成分と外乱光成分との区別も困難である。
なお、各成分以外に、概ね直流成分(DC成分)が現れるが、この直流成分は、脈拍成分や体動成分や外乱光成分とは大きく異なり、検出回路9などでカットされる(例えば図2に示すD/A12による方法や、所定の周波数以下をカットするフィルタによりカットする方法がある)ので、以下の説明では省略する。
・上述した様に、外乱光は、脈拍成分や体動成分を検出するためには邪魔になるので、外乱光成分を除去する必要がある。
そこで、例えば、脈波を検出するための緑色LED15を発光する前後に、それより光量を下げて緑色LED15を発光させることなどにより、感度低下帯を避ける擬似的に外乱光をつくり、外乱光が重畳した波形から外乱光の影響を精度良く除去する。以下、この点について詳細に説明する(なお、赤外LED17についても同様な処理が可能であるので、ここでは緑色LED15を例に挙げて説明する)。
例えば、緑色LED15の通常の光量での発光による信号から、(緑色LED15を発光させない場合の)外乱光による信号を除去することが考えられる。
しかし、波形振幅でなく、直流成分も含めた信号の絶対値で両者を比較すると、緑色LED15の発光時は、表面反射や吸光されずに組織にて反射する光が非常に大きく、外乱光はその10分の1以下と僅かである。即ち、外乱光による信号の絶対値は小さい。また、外乱光の絶対値が低い環境下では、受光するPD19の感度特性や検出回路9の特性により、必要な波形振幅が得られない。即ち、PD19や検出回路9には不感帯があり、一定以上のレベルの光量でないと光量に応じた信号が出力されない。よって、通常の緑色LED15を発光した時の信号から外乱光による信号を除去することは容易ではない。
そこで、本実施形態では、脈波と同等の感度で外乱光を検出するために、図7(a)に示す様に、例えば、通常の緑色LED15の発光(G1)とは別に、緑色LED15の光量を通常の2分の1以下(例えば5分の1)に下げて発光(G2)させることで、擬似的に外乱光を作ることとした。
なお、同図の長方形の白枠は外乱光による信号、G3は発光しない場合に得られる外乱光のみによる信号、A/DはA/D11による信号の取り込みタイミングである(以下同様)。
つまり、図7(b)に示す様に、PD19や検出回路9の不感帯(受光した場合でも受光量の変化に対応した信号が得られない帯域)を上回るように、即ち外乱光による信号の絶対値を上げて外乱光による信号が得られるように、緑色LED15の光量を設定し、その光量で光を照射して、擬似的な外乱光を作成する。なお、発光しない場合(G3)は、同図の破線で示す様に、A/D11の入力信号に変化がないため、正確な外乱光による信号が得られない。
よって、通常の光量で照射した場合に得られる信号(即ち脈拍成分及び体動成分に外乱光成分が重畳した信号)から、擬似的な外乱光によって得られた信号を取り除くことにより、脈拍成分及び体動成分のみに対応した信号が得られる。
赤外の場合も同様の効果が得られ、体動成分のみに対応した信号が得られる。
d)次に、本実施形態の要部である信号処理について説明する。
(1)まず、発光等の動作のタイミングを説明する。
図8に示す様に、緑色LED15については、最初のタイミングt1で通常の光量で例えば1ms発光し(G1)、その発光期間の終期に同期するようにタイミングt2にその光量の1/2以下(例えば1/5)の光量で例えば1ms発光する(G2)。
また、赤外LED17については、(緑色LED15の2回目の発光終期に同期した)最初のタイミングt3で通常の光量で発光し(IR1)、その発光期間の終期に同期するようにタイミングt4にその光量の1/2以下(例えば1/5)の光量で発光する(IR2)。なお、同期に関しては、必ずしも同じタイミングでなくても良い(ただし、予期できない外乱光の変化を考慮すれば、タイムラグを設けないほうが望ましい)。
そして、各LED15、17で発光した光の反射光はPD19で受光し、検出回路9及びA/D11を介して、光量を示す信号を取得する。
ここで、通常の発光と弱い発光の両発光時におけるA/Dの時間間隔は3ms以下とする。
なお、赤外LED17の光の強度を、緑色LED19の光の強度より、約1/5と小さくすると、体動成分のみの抽出が容易であるので、ここでは、そのような光の強度に設定してある。
(2)次に、本実施形態の制御処理について説明する。
・図9のフローチャートに示す様に、ステップ(S)100では、緑色LED15の発光光量を大きくして発光させる。
続くステップ110では、緑色LED15の発光光量に応じてDC成分をカットする。すなわち、脈波波形が検出できるように、DC成分を調節する。
続くステップ120では、大きな発光による信号からDC成分をカットしたG1データを取得する。このDC成分をカットする場合には、前記図2に示すD/A12のフィードバック制御を行う(以下同様)。なお、このG1データには、脈拍成分や体動成分に相当するデータ以外に、外乱光成分に相当するデータが含まれている。
続くステップ130では、緑色LED15の発光光量を小さくして発光させる。
続くステップ140では、緑色LED15の発光光量に応じてDC成分をカットする。
続くステップ150では、小さな発光による信号からDC成分をカットしたG2データを取得する。なお、このG2データには、主として外乱光成分に相当するデータが含まれている。
続くステップ160では、赤外LED17の発光光量を大きくして発光させる。
続くステップ170では、赤外LED17の発光光量に応じてDC成分をカットする。
続くステップ180では、大きな発光による信号からDC成分をカットしたIR1データを取得する。なお、このIR1データには、脈拍成分や体動成分に相当するデータ以外に、外乱光成分に相当するデータが含まれている。
続くステップ190では、赤外LED17の発光光量を小さくして発光させる。
続くステップ200では、赤外LED17の発光光量に応じてDC成分をカットする。
続くステップ210では、小さな発光による信号からDC成分をカットしたIR2データを取得する。なお、このIR2データには、主として外乱光成分に相当するデータが含まれている。
続くステップ220では、(G1データ−G2データ)の差分の演算を行う。つまり、G1データには、脈拍成分と体動成分と外乱光成分が含まれ、G2データには外乱光成分が含まれるので、(G1データ−G2データ)の差分によって、脈拍成分と体動成分のみの差分データΔG1・G2を抽出することができる。
続くステップ230では、(IR1データ−IR2データ)の差分の演算を行う。つまり、IR1データには、体動成分と外乱光成分が含まれ、IR2データには外乱光成分が含まれるので、(IR1データ−IR2データ)の差分によって、体動成分のみの差分データΔIR1・IR2を抽出することができる。
続くステップ240では、各差分データΔG1・G2、ΔIR1・IR2を用いて、周波数解析の処理を行う。
具体的には、差分データΔG1・G2に対して、任意時間のデータを格納し、そのデータの周波数解析を行う。
ここで、周波数解析としては、例えば、各信号の時系列データに対して行う高速フーリエ変換(FFT)等を採用できる。これによって図10(a)に示すような周波数のピーク等のデータが得られる。すなわち、脈拍成分に対応する周波数ピークと、体動成分に対応する周波数ピークが得られる。
また、同様に差分データΔIR1・IR2に対して同様な周波数解析を行う。これによって、図10(b)に示すような周波数のピーク等のデータが得られる。すなわち、体動成分に対応する周波数ピークのみが得られる。
従って、図10(a)の周波数のピークから体動成分に相当する周波数ピークを除けば、脈波成分を示す周波数ピークが得られる。よって、図10から、脈拍成分と体動成分の周波数が分かる。
なお、脈波数は、抽出した周波数に60秒をかけて脈波数を算出する。例えば周波数が1[Hz]の場合には、脈拍数は、1[Hz]×60[秒]=60[拍/分]となる。また、脈拍間隔も、抽出した周波数の逆数を取ることにより算出できる。
e)この様に、本実施例では、緑色LED15の発光光量を変えて得られた信号の差分データΔG1・G2を求めて外乱光の影響を除去するとともに、同様に、赤外LED17の発光光量を変えて得られた信号の差分データΔIR1・IR2を求めて外乱光の影響を除去し、それらの差分データΔG1・G2、ΔIR1・IR2をそれぞれ周波数解析して周波数ピークを求める。
よって、簡易な構成で、外乱光の影響を受けることなく、脈拍数や体動を、容易に且つ精度良く検出することができる。
また、光量が小さいほど、光量安定の待ち時間が短いので、タイムラグを小さくするためには、本実施形態のように、光量大から光量小に切り替えることが望ましい。
なお、本実施形態では、1回目の受光による信号(通常の光量の場合の信号)の取得から、2回目の受光による信号(通常より1/2以下の光量の場合の信号)の取得までの期間は、例えば3ms以下に設定するが、それは下記の理由による。
脈波センサ5に入射する外乱光量は、環境変化や体の動きに伴う脈波センサ5と太陽の位置関係によって随時変化する。図11に示す様に、例えば緑色LED15を例に挙げると、通常の光量で発光し受光し(G1)、その後小さな光量で発光し受光する(G2)場合に、G1〜G2までの間隔を長くする(タイムラグの延長)ときには、その間に外乱光の変化があると、図12に示す様に、(G1−G2)の差分をとって、外乱光を除去する処理する際に誤差が生じるので、ここでは実験等を繰り返した結果、その影響が少ない3ms以下に設定している。
本実施形態では、緑色LED15による検出を赤外LED17による検出より先に検出しているが、その順番は特に限定しない。
なお、前記(IR1データ−IR2データ)の差分において、IR2データに代えてG2データ(即ち小さな光量で緑色LED15を発光させて得られたデータ)を用いてもよい。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明するが、前記第1実施形態と同様な内容の説明は省略する。
本実施形態では、発光の順序が、前記第1実施形態と異なる。
図13に示す様に、本実施形態では、緑色LED15については、最初のタイミングt1で通常の光量の1/2以下の光量で発光し(G2)、その発光期間の終期に同期するようにタイミングt2に通常の光量で発光する(G1)。
また、赤外LED17については、(緑色LED15の2回目の発光終期に同期した)最初のタイミングt3で通常の光量の1/2以下で発光し(IR2)、その発光期間の終期に同期するようにタイミングt4に通常の光量で発光する(IR1)。
そして、前記第1実施形態と同様に、(G1−G2)の差分と、(IR1−IR2)の差分を取る。
本実施形態でも、前記第1実施形態と同様な効果を奏する。
本実施形態は、緑色LED15による検出を赤外LED17による検出より先に検出しているが、その順番は特に限定しない。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明するが、前記第1実施形態と同様な内容の説明は省略する。
本実施形態では、発光の順序や差分の取り方が、前記第1実施形態と異なる。
a)まず、発光等の動作のタイミングを説明する。
図14に示す様に、緑色LED15は、最初のタイミングt1で通常の光量で発光し(G1)、その発光期間の終期に同期するように、赤外LED17は、タイミングt2に通常の光量の1/2以下の光量で発光する(IR2)。
その後、赤外LED17の発光期間の終期に同期するように、同じく赤外LED17は、タイミングt3で通常の光量で発光し(IR1)、その発光期間の終期に同期するように緑色LED15は、タイミングt4に、通常の光量の1/2以下の光量で発光する(G2)。
なお、ここでは、通常の光量で発光する緑色光(G光)と赤外光(IR光)の検出タイミングのタイムラグは、前記第1実施形態と同様であり、外乱光の変動などによる誤差は同程度とすることができる。
b)次に、本実施形態の制御処理について説明する。
・図15のフローチャートに示す様に、ステップ300では、緑色LED15の発光光量を大きくして発光させる。
続くステップ310では、緑色LED15の発光光量に応じてDC成分をカットする。
続くステップ320では、大きな発光による信号からDC成分をカットしたG1データを取得する。
続くステップ330では、赤外LED17の発光光量を小さくして発光させる。
続くステップ340では、赤外LED17の発光光量に応じてDC成分をカットする。
続くステップ350では、小さな発光による信号からDC成分をカットしたIR2データを取得する。
続くステップ360では、赤外LED17の発光光量を大きくして発光させる。
続くステップ370では、赤外LED17の発光光量に応じてDC成分をカットする。
続くステップ380では、大きな発光による信号からDC成分をカットしたIR1データを取得する。
続くステップ390では、緑色LED17の発光光量を小さくして発光させる。
続くステップ400では、緑色LED17の発光光量に応じてDC成分をカットする。
続くステップ410では、小さな発光による信号からDC成分をカットしたG2データを取得する。
続くステップ420では、(G1データ−IR2データ)の差分の演算を行う。つまり、G1データには、脈拍成分と体動成分と外乱光成分が含まれ、IR2データには外乱光成分が含まれるので、(G1データ−IR2データ)の差分によって、脈拍成分と体動成
分のみの差分データΔG1・IR2を抽出することができる。
続くステップ430では、(IR1データ−G2データ)の差分の演算を行う。つまり、IR1データには、体動成分と外乱光成分が含まれ、G2データには外乱光成分が含まれるので、(IR1データ−G2データ)の差分によって、体動成分のみの差分データΔIR1・G2を抽出することができる。
続くステップ440では、各差分データΔG1・IR2、ΔIR1・G2を用いて、周波数解析を行う。
c)本実施形態においても、前記第1実施形態とほぼ同様な効果を奏する。
特に、本実施形態では、図16に示す様に、通用より小さな光量で赤外光を照射した場合(IR2)には、同様に小さな光量で緑色光を照射した場合(G2)に比べて、脈波成分は小さい。よって、通常の光量で緑色光を照射した場合(G2)と、通常より小さい(赤外光の)光量で照射した場合(IR2)と差分をとって、脈拍成分を抽出するときには、脈拍成分の減少の度合いが少ないので、脈拍に関する感度低下を回避できるという利点がある。
なお、前記(IR1データ−G2データ)の差分において、G2データに代えてIR2データ(即ち小さな光量で赤外色LED17を発光させて得られたデータ)を用いてもよい。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態について説明するが、前記第3実施形態と同様な内容の説明は省略する。
本実施形態では、発光の順序が、前記第3実施形態と異なる。
図17に示す様に、本実施形態では、最初のタイミングt1で、赤外LED17により、通常の光量の1/2以下の光量で発光し(IR2)、その発光期間の終期に同期するように、タイミングt2で、緑色LED15により、通常の光量で発光する(G1)。
また、(緑色LED15の1回目の発光終期に同期した)タイミングt3で、緑色LED15により、通常の光量の1/2以下で発光し(G2)、その発光期間の終期に同期するタイミングt4で、赤外LED17により、通常の光量で発光する(IR1)。
そして、前記第3実施形態と同様に、(G1−IR2)の差分と、(IR1−G2)の差分を取る。
本実施形態でも、前記第3実施形態と同様な効果を奏する。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態について説明するが、前記第1実施形態と同様な内容の説明は省略する。
本実施形態では、発光の順序や差分の取り方が、前記第1実施形態と異なる。
a)まず、発光等の動作のタイミングを説明する。
図18に示す様に、緑色LED15は、最初のタイミングt1で通常の光量で発光し(G1)、その発光期間の終期に同期するように、赤外LED17は、タイミングt2に通常の光量で発光する(IR1)。
その後、赤外LED17の発光期間の終期に同期するように、同じく赤外LED17は、タイミングt3で通常の光量の1/2の光量で発光する(IR1)。
b)次に、本実施形態の制御処理について説明する。
・図15のフローチャートに示す様に、ステップ500では、緑色LED15の発光光量を大きくして発光させる。
続くステップ510では、緑色LED15の発光光量に応じてDC成分をカットする。
続くステップ520では、大きな発光による信号からDC成分をカットしたG1データを取得する。
続くステップ530では、赤外LED17の発光光量を大きくして発光させる。
続くステップ540では、赤外LED17の発光光量に応じてDC成分をカットする。
続くステップ550では、大きな発光による信号からDC成分をカットしたIR1データを取得する。
続くステップ560では、赤外LED17の発光光量を小さくして発光させる。
続くステップ570では、赤外LED17の発光光量に応じてDC成分をカットする。
続くステップ580では、小さな発光による信号からDC成分をカットしたIR2データを取得する。
続くステップ590では、(G1データ−IR1データ)の差分の演算を行う。つまり、G1データには、脈拍成分と体動成分と外乱光成分が含まれ、IR1データには、体動成分と外乱光成分が含まれるので、(G1データ−IR1データ)の差分によって、脈拍成分のみの差分データΔG1・IR1を抽出することができる。
続くステップ600では、(IR1データ−IR2データ)の差分の演算を行う。つまり、IR1データには、体動成分と外乱光成分が含まれ、IR2データには外乱光成分が含まれるので、(IR1データ−IR2データ)の差分によって、体動成分のみの差分データΔIR1・IR2を抽出することができる。
続くステップ610では、各差分データΔG1・IR1、ΔIR1・IR2を用いて、脈波数算出処理を行う。
c)本実施形態においても、前記第1実施形態とほぼ同様な効果を奏するとともに、発光回数が少なくて済むという利点がある。また、緑色光と赤外光を検出するまでのタイムラグを小さくできるので、脈拍数検出時の誤差の要因となる体動や外乱光の変動の影響を小さくすることができる。
なお、前記(IR1データ−IR2データ)の差分において、IR2データに代えてG
2データ(即ち小さな光量で緑色LED15を発光させて得られたデータ)を用いてもよい。
[第6実施形態]
次に、第6実施形態について説明するが、前記第5実施形態と同様な内容の説明は省略する。
本実施形態では、発光の順序が、前記第5実施形態と異なる。
図20に示す様に、本実施形態では、最初のタイミングt1で、赤外LED17により、通常の光量の1/2以下の光量で発光し(IR2)、その発光期間の終期に同期するように、タイミングt2で、同じ赤外LED17により、通常の光量で発光する(IR1)。
また、(赤外LED15の2回目の発光終期に同期した)タイミングt3で、緑色LED15により、通常の光量で発光する(G1)。
そして、前記第6実施形態と同様に、(G1−IR1)の差分と、(IR1−IR2)の差分を取る。
本実施形態でも、前記第5実施形態と同様な効果を奏する。
[第7実施形態]
次に、第7実施形態について説明するが、前記第1実施形態と同様な内容の説明は省略する。
a)図21に示す様に、本実施形態では、同じ光量にて1回発光する毎に、複数回A/Dデータを取得している。
つまり、通常は、脈波の1サンプリングデータ検出時に、A/Dデータ取得は1回のみでよい。しかし、外乱光が入射したときには、脈波波形が大きく乱れるために、入力電圧範囲内におさまらず、A/D11の入力電圧範囲の上限、下限を超えてしまうなど全サンプリングで正確にデータが取得できない場合があり、脈拍数解析に大きく影響することがある。
そこで、本実施形態では、同じ光量にて複数回(例えば3回)A/Dデータを取得する。つまり、前記図2に示す様なD/A12によるフィードバック制御を複数回行う
これにより、信号のサチレーションを回避できる。
b)次に、本実施形態における処理を、図22のフローチャート等に基づいて説明する。
例えば、図22及び図21に示す様に、ここでは、1サンプリングデータ検出時に1回の発光中に等間隔で3回のA/Dデータ(D1〜D3)の取得を行う。
なお、各A/Dデータ取得の間隔は1ms以下であり、3回目のA/Dデータ取得が発光の終期に同期している。
図22のステップ800にて、最初に、脈波検出用の光量にて発光を行う。
続くステップ810にて、その反射光をPD19で受光し、1回目の入力タイミングで、1回目のA/Dデータ(D1)を取得する。
続くステップ820では、1回目のA/Dデータ(D1)に基づいてオフセット電圧を調整する。ここでいうオフセット電圧とは、前記DC成分に相当する電圧をさす。
続くステップ830では、2回目の入力タイミングで、2回目のA/Dデータ(D2)を取得する。
続くステップ840では、2回目のA/Dデータ(D2)に基づいて再度オフセット電圧を調整する。
続くステップ850では、3回目の入力タイミングで、3回目のA/Dデータ(D3)を取得する。
続くステップ860では、LED(例えば緑色LED15)の消灯を行う。
続くステップ870では、3回目のA/Dデータ(D3)を、周波数解析に用いるデータ(代表値)として格納して一旦本処理を終了する。
c)この様に、本実施形態では、D1〜D3のA/Dデータが得られるが、実際に脈拍数の演算に用いるデータとしては、最終取得のデータ(D3)の精度が高いと考えられるので、最終取得のデータ(D3)を代表値として採用している。つまり、本実施形態では、データの精度が高いという利点がある。
また、本実施形態では、1回の発光に際に3回A/Dデータを取得しているので、断続的に同じ光量で3回発光し、発光毎にA/Dデータの取得する場合に比べて、PD19やオペアンプ(図示せず)の安定待ち時間が不要となり、A/Dデータの取得毎の時間間隔をより短くできる。
・なお、ある1データに限らず、複数データの平均をとるなど平滑化処理をしてもよい。
・また、さちらずに正確に検出できた時点のデータを用いるようにしてもよい。この方法の場合には、サンプリング間隔のずれは多少生じるが、余分なLED15、17の発光や、A/Dデータの取得が不要なため、消費電力低減ができる。つまり、毎回、同じ回数のA/Dデータを取得する必要がない。
・或いは、逆に、脈波計測開始直後には、A/Dデータの取得回数を増やすことで、脈拍数検出の応答性を高めることができる。このように、外乱光入射時も含め、計測状態が安定していない場合に、A/Dデータの取得回数を増やすことで、効果が得られる。つまり、A/Dの取得回数は、サンプリングに応じて適宜変更可能としてもよい。
尚、本発明は前記実施形態になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
例えば、脈拍成分や体動成分を抽出する処理等に関しては、上述したアルゴリズムに基づく処理を実行させるプログラムやそのプログラムを記憶している記録媒体にも適用できる。
この記録媒体としては、マイクロコンピュータとして構成される電子制御装置、マイクロチップ、フレキシブルディスク、ハードディスク、DVD、光ディスク等の各種の記録媒体が挙げられる。つまり、上述した生体状態検出装置の処理を実行させることができるプログラムを記憶したものであれば、特に限定はない。
尚、前記プログラムは、単に記録媒体に記憶されたものに限定されることなく、例えばインターネットなどの通信ラインにて送受信されるプログラムにも適用される。
第1実施形態の生体状態検出装置の構成を示す説明図である。 生体状態検出装置の主要な構成を示すブロック図である。 脈波センサの構造や使用方法等を示す説明図である。 脈波センサによって得られる体動がある場合の検出信号を示すグラフである。 脈波センサによって得られる外乱光がある場合の検出信号を示すグラフである。 検出信号の周波数解析の結果を模式的に示すグラフである。 (a)はLEDの発光量や発光タイミング等を示すグラフ、(b)はPDの感度を示すグラフである。 第1実施形態におけるLEDの発光量や発光タイミング等を示すグラフである。 第1実施形態における差分データの算出処理等を示すフローチャートである。 (a)は緑色LEDを用いた場合の周波数解析結果を模式的に示すグラフ、(b)は赤外LEDを用いた場合の周波数解析結果を模式的に示すグラフである。 (a)はG1とG2のタイムラグを示すグラフ、(b)はタイムラグによって変化する外乱光を示すグラフである。 (a)はタイムラグが小さい場合の周波数解析結果を模式的に示すグラフ、(b)はタイムラグが大きい場合の周波数解析結果を模式的に示すグラフである。 第2実施形態におけるLEDの発光量や発光タイミング等を示すグラフである。 第3実施形態におけるLEDの発光量や発光タイミング等を示すグラフである。 第3実施形態における差分データの算出処理等を示すフローチャートである。 (a)はG1−G2で差分処理した場合を示す説明図、(b)はG1−IR2で差分処理した場合を示す説明図である。 第4実施形態におけるLEDの発光量や発光タイミング等を示すグラフである。 第5実施形態におけるLEDの発光量や発光タイミング等を示すグラフである。 第5実施形態における差分データの算出処理等を示すフローチャートである。 第6実施形態におけるLEDの発光量や発光タイミング等を示すグラフである。 第7実施形態におけるLEDの発光量や発光タイミング等を示すグラフである。 第7実施形態における演算処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…生体状態検出装置
3…データ処理装置部
5…脈波センサ
7…駆動回路
9…検出回路
11…A/D
12…D/A
15…緑色LED
17…赤外LED
19…フォトダイオード(PD)

Claims (12)

  1. 少なくともA発光素子及びB発光素子の2個以上の発光素子と、1個の受光素子とを利用して、脈拍と体動とを検出する生体状態検出装置において、
    前記A発光素子は主として脈拍と体動とを検出可能な波長の光を発生する素子であり、前記B発光素子は主として体動を検出可能な波長の光を発生する素子であり、且つ、前記両発光素子は第1の光量と該第1の光量より光量の小さな第2の光量とによる発光が可能な素子であって、
    前記A発光素子から前記第1の光量で発光した場合に前記受光素子によって得られるA1信号成分と、前記A発光素子から前記第2の光量で発光した場合に前記受光素子によって得られるA2信号成分とを用い、両信号成分のA差分を求めるA差分手段と、
    前記B発光素子から前記第1の光量で発光した場合に前記受光素子によって得られるB1信号成分と、前記A発光素子又は前記B発光素子から前記第2の光量で発光した場合に前記受光素子によって得られるAB2信号成分とを用い、両信号成分のB差分を求めるB差分手段と、
    前記A差分及びB差分を用いて、脈拍成分及び体動成分を抽出する抽出手段と、
    を備えたことを特徴とする生体状態検出装置。
  2. 前記A差分から脈拍成分と体動成分とを抽出し、前記B差分から体動成分を抽出することを特徴とする請求項1に記載の生体状態検出装置。
  3. 少なくともA発光素子及びB発光素子の2個以上の発光素子と、1個の受光素子とを利用して、脈拍と体動とを検出する生体状態検出装置において、
    前記A発光素子は主として脈拍と体動とを検出可能な波長の光を発生する素子であり、前記B発光素子は主として体動を検出可能な波長の光を発生する素子であり、且つ、前記両発光素子は第1の光量と該第1の光量より光量の小さな第2の光量とによる発光が可能な素子であって、
    前記A発光素子から前記第1の光量で発光した場合に前記受光素子によって得られるA1信号成分と、前記B発光素子から前記第2の光量で発光した場合に前記受光素子によって得られるB2信号成分とを用い、両信号成分のX差分を求めるX差分手段と、
    前記B発光素子から前記第1の光量で発光した場合に前記受光素子によって得られるB1信号成分と、前記A発光素子又は前記B発光素子から前記第2の光量で発光した場合に前記受光素子によって得られるAB2信号成分とを用い、両信号成分のY差分を求めるY差分手段と、
    前記X差分及びY差分を用いて、脈拍成分及び体動成分を抽出する抽出手段と、
    を備えたことを特徴とする生体状態検出装置。
  4. 前記X差分から脈拍成分と体動成分とを抽出し、前記Y差分から体動成分を抽出することを特徴とする請求項3に記載の生体状態検出装置。
  5. 少なくともA発光素子及びB発光素子の2個以上の発光素子と、1個の受光素子とを利用して、脈拍と体動とを検出する生体状態検出装置において、
    前記A発光素子は主として脈拍と体動とを検出可能な波長の光を発生する素子であり、前記B発光素子は主として体動を検出可能な波長の光を発生する素子であり、且つ、前記両発光素子は第1の光量と該第1の光量より光量の小さな第2の光量とによる発光が可能な素子であって、
    前記A発光素子から前記第1の光量で発光した場合に前記受光素子によって得られるA1信号成分と、前記B発光素子から前記第1の光量で発光した場合に前記受光素子によって得られるB1信号成分とを用い、両信号成分のP差分を求めるP差分手段と、
    前記B発光素子から前記第1の光量で発光した場合に前記受光素子によって得られるB
    1信号成分と、前記A発光素子又は前記B発光素子から前記第2の光量で発光した場合に前記受光素子によって得られるAB2信号成分とを用い、両信号成分のQ差分を求めるQ差分手段と、
    前記P差分及びQ差分を用いて、脈拍成分及び体動成分を抽出する抽出手段と、
    を備えたことを特徴とする生体状態検出装置。
  6. 前記P差分から脈拍成分を抽出し、前記Q差分から体動成分を抽出することを特徴とする請求項5に記載の生体状態検出装置。
  7. 前記第2の光量は前記第1の光量の2分の1以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の生体状態検出装置。
  8. 外乱光を検出可能なように前記受光素子及び回路の感度低下帯を避けて、前記第2の光量を設定することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の生体状態検出装置。
  9. 前記差分において、差分するための第1の信号を取得する第1のタイミングと、差分されるための前記第2の信号を取得する第2のタイミングとの間隔を、3msec以下に設定することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の生体状態検出装置。
  10. 前記差分した信号を周波数解析することにより、脈拍成分と体動成分とを抽出することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の生体状態検出装置。
  11. 前記A発光素子は緑色光を発生し、前記B発光素子は赤外光を発生することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の生体状態検出装置。
  12. 発光している間に前記受光素子による信号を複数回取得し、該複数回取得したデータに基づいて1サンプリングデータを検出することを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の生体状態検出装置。
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