JP2008264302A - 生体状態検出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ステップ100にて、緑色LED15の光量を大きくして発光させる。ステップ120では、G1データを取得する。ステップ130では、緑色LED15の光量を小さくして発光させる。ステップ150では、G2データを取得する。ステップ160では、赤外LED17の光量を大きくして発光させる。ステップ180では、IR1データを取得する。ステップ190では、赤外LED17の光量を小さくして発光させる。ステップ210では、IR2データを取得する。ステップ220では、(G1−G2)の差分の演算を行って差分データΔG1・G2を抽出する。ステップ230では、(IR1−IR2)の差分の演算を行って差分データΔIR1・IR2を抽出する。ステップ240では、各差分データΔG1・G2、ΔIR1・IR2を用いて、脈波数算出処理を行う。
【選択図】図9
Description
この方法は、2個の発光素子と1個の受光素子を用いて脈拍や体動を検出するものであるが、測定に影響を及ぼす外乱光については記載されていない。
また、特許文献3の技術の場合は、自然光にて外乱光を検出するので、受光素子や回路の感度によっては、外乱光を精度良く検出できないという問題があった。
1の光量で発光した場合に受光素子によって得られるB1信号成分と、A発光素子又はB発光素子から第2の光量で発光した場合に受光素子によって得られるAB2信号成分とを用い、両信号成分のB差分を求めるB差分手段と、A差分及びB差分を用いて、脈拍成分及び体動成分を抽出する抽出手段とを備えたことを特徴とする。
よって、A1信号成分からA2信号成分を除去するように差分することにより、外乱光の影響を除いて、両信号成分から脈拍成分及び体動成分が顕著な信号を抽出することが可能である。
よって、B1信号成分からAB2信号成分を除去するよう差分することにより、外乱光の影響を除いて、両信号から体動成分が顕著な信号を抽出することが可能である。
・また、第1の光量と第2光量との関係に関しては、外乱光の影響を低減できれば(好ましくは影響をカットできれば)、第1の光量は第2の光量に比べて大であればよい。
以下同様)
・ここで、「信号を得る(取得する)」とは、受光素子から出力される信号を、例えばマイコン等の演算装置内に取り込んでA/D変換し、脈拍数等を算出するために用いるデータとして記憶する処理のことである。(以下同様)
(2)請求項2の発明では、A差分から脈拍成分と体動成分とを抽出し、B差分から体動成分を抽出することを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、少なくともA発光素子(例えば緑色LED)及びB発光素子(例えば赤外LED)の2個以上の発光素子と、1個の受光素子とを利用して、脈拍と体動とを検出する生体状態検出装置に関するものであり、ここでは、A発光素子は主として脈拍と体動とを検出可能な波長の光を発生する素子であり、B発光素子は主として体動を検出可能な波長の光を発生する素子であり、且つ、両発光素子は第1の光量と該第1の光量より光量の小さな第2の光量とによる発光が可能な素子である。
よって、A1信号成分からB2信号成分を除去するように差分することにより、外乱光の影響を除いて、両信号から脈拍成分及び体動成分が顕著な信号を抽出することが可能である。
よって、B1信号成分からAB2信号成分を除去するよう差分することにより、外乱光の影響を除いて、両信号から体動成分が顕著な信号を抽出することが可能である。
本発明は、各成分の抽出の手順を例示したものである。ここでは、Y差分から体動成分が抽出できるので、X差分からY差分を除去するようにすれば、脈拍成分を抽出できる。
よって、A1信号成分からB1信号成分を除去するように差分することにより、外乱光の影響を除いて、両信号から脈拍成分が顕著な信号を抽出することが可能である。
よって、B1信号成分からAB2信号成分を除去するよう差分することにより、外乱光の影響を除いて、両信号から体動成分が顕著な信号を抽出することが可能である。
よって、本発明では、従来より簡易な構成で、外乱光があった場合でも、脈拍数等の脈
拍に関するデータだけでなく、体動に関するデータも、容易に且つ精度良く検出することができる。
本発明は、各成分の抽出の手順を例示したものである。
本発明は、第1の光量と第2の光量との好ましい割合を例示したものである。この範囲であれば、即ち第2の光量を少なくすることにより、主として外乱光成分を含む信号が好適に得られるので、脈拍成分に外乱光成分が重畳した信号から、脈拍成分のみを効率よく抽出することができる。或いは、脈拍成分及び体動成分に外乱光成分が重畳した信号から、脈拍成分及び体動成分のみを効率よく抽出することができる。
受光する光量が受光素子及び回路の感度低下帯(不感帯)にあれば、受光した光量に対応した信号を取り出すことができないので、本発明では、不感帯に入らないように、発光素子の第2の光量を設定している。
(9)請求項9の発明では、差分において、差分するための第1の信号を取得する第1のタイミングと、差分されるための第2の信号を取得する第2のタイミングとの間隔を、3msec以下に設定している。
本発明は、差分のデータの処理方法を例示したものである。本発明では、差分のデータ群を用いて周波数解析を行うことにより、外乱光成分を除去した後の脈拍成分(又は脈拍成分と体動成分)を示すピークを求めることができる。外乱光の変動が大きい場合には、前記差分のデータの処理をしない場合には、外乱の変動成分(=体動成分)のピークは検出できるが、脈拍成分のピークを検出することは困難である。よって、このピークの周波数より、脈拍数や体動の状態を求めることができる。
り、B発光素子は赤外光を発生する例えば赤外LEDである。
ここで、緑色光の波長は、460nm〜570nmの範囲(好ましくは520nm)であり、赤外光の波長は、780nm〜1000nmの範囲(好ましくは940nm)であることを特徴とする。
これにより、例えば信号の入力状態が外乱光などにより大きく変化した場合でも、信号のサチレーションを回避でき、正確にデータを取得できる。
[第1実施形態]
a)まず、本実施形態の生体検出状態装置を、図1に基づいて説明する。
前記脈波センサ5は、後に詳述するように、発光素子として、緑色LED15と赤外LED17を備えるとともに、受光素子として、1個のフォトダイオード(PD)19を備えている。
b)次に、前記脈波センサ5について、更に詳細に説明する。
学式反射型センサである。
・図4に、データ処理装置3に入力した検出信号を示すが、通常では、この検出信号には、毛細動脈に当たって反射した脈波を示す信号(脈波成分)と、皮膚表面又は毛細動脈以外で反射した反射波の成分(反射波成分)との両成分が含まれている。
更に、屋外等においては、通常は外乱光があるので、図5に示す様に、脈波を示す信号に外乱光による信号が乗ることになり、波形が大きく乱れる。
そこで、例えば、脈波を検出するための緑色LED15を発光する前後に、それより光量を下げて緑色LED15を発光させることなどにより、感度低下帯を避ける擬似的に外乱光をつくり、外乱光が重畳した波形から外乱光の影響を精度良く除去する。以下、この点について詳細に説明する(なお、赤外LED17についても同様な処理が可能であるので、ここでは緑色LED15を例に挙げて説明する)。
しかし、波形振幅でなく、直流成分も含めた信号の絶対値で両者を比較すると、緑色LED15の発光時は、表面反射や吸光されずに組織にて反射する光が非常に大きく、外乱光はその10分の1以下と僅かである。即ち、外乱光による信号の絶対値は小さい。また、外乱光の絶対値が低い環境下では、受光するPD19の感度特性や検出回路9の特性により、必要な波形振幅が得られない。即ち、PD19や検出回路9には不感帯があり、一定以上のレベルの光量でないと光量に応じた信号が出力されない。よって、通常の緑色LED15を発光した時の信号から外乱光による信号を除去することは容易ではない。
d)次に、本実施形態の要部である信号処理について説明する。
(1)まず、発光等の動作のタイミングを説明する。
ここで、通常の発光と弱い発光の両発光時におけるA/Dの時間間隔は3ms以下とする。
・図9のフローチャートに示す様に、ステップ(S)100では、緑色LED15の発光光量を大きくして発光させる。
続くステップ120では、大きな発光による信号からDC成分をカットしたG1データを取得する。このDC成分をカットする場合には、前記図2に示すD/A12のフィードバック制御を行う(以下同様)。なお、このG1データには、脈拍成分や体動成分に相当するデータ以外に、外乱光成分に相当するデータが含まれている。
続くステップ140では、緑色LED15の発光光量に応じてDC成分をカットする。
続くステップ150では、小さな発光による信号からDC成分をカットしたG2データを取得する。なお、このG2データには、主として外乱光成分に相当するデータが含まれている。
続くステップ170では、赤外LED17の発光光量に応じてDC成分をカットする。
続くステップ180では、大きな発光による信号からDC成分をカットしたIR1データを取得する。なお、このIR1データには、脈拍成分や体動成分に相当するデータ以外に、外乱光成分に相当するデータが含まれている。
続くステップ200では、赤外LED17の発光光量に応じてDC成分をカットする。
続くステップ210では、小さな発光による信号からDC成分をカットしたIR2データを取得する。なお、このIR2データには、主として外乱光成分に相当するデータが含まれている。
具体的には、差分データΔG1・G2に対して、任意時間のデータを格納し、そのデータの周波数解析を行う。
また、光量が小さいほど、光量安定の待ち時間が短いので、タイムラグを小さくするためには、本実施形態のように、光量大から光量小に切り替えることが望ましい。
なお、前記(IR1データ−IR2データ)の差分において、IR2データに代えてG2データ(即ち小さな光量で緑色LED15を発光させて得られたデータ)を用いてもよい。
次に、第2実施形態について説明するが、前記第1実施形態と同様な内容の説明は省略する。
図13に示す様に、本実施形態では、緑色LED15については、最初のタイミングt1で通常の光量の1/2以下の光量で発光し(G2)、その発光期間の終期に同期するようにタイミングt2に通常の光量で発光する(G1)。
本実施形態でも、前記第1実施形態と同様な効果を奏する。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明するが、前記第1実施形態と同様な内容の説明は省略する。
a)まず、発光等の動作のタイミングを説明する。
図14に示す様に、緑色LED15は、最初のタイミングt1で通常の光量で発光し(G1)、その発光期間の終期に同期するように、赤外LED17は、タイミングt2に通常の光量の1/2以下の光量で発光する(IR2)。
・図15のフローチャートに示す様に、ステップ300では、緑色LED15の発光光量を大きくして発光させる。
続くステップ320では、大きな発光による信号からDC成分をカットしたG1データを取得する。
続くステップ340では、赤外LED17の発光光量に応じてDC成分をカットする。
続くステップ350では、小さな発光による信号からDC成分をカットしたIR2データを取得する。
続くステップ370では、赤外LED17の発光光量に応じてDC成分をカットする。
続くステップ380では、大きな発光による信号からDC成分をカットしたIR1データを取得する。
続くステップ400では、緑色LED17の発光光量に応じてDC成分をカットする。
続くステップ410では、小さな発光による信号からDC成分をカットしたG2データを取得する。
分のみの差分データΔG1・IR2を抽出することができる。
c)本実施形態においても、前記第1実施形態とほぼ同様な効果を奏する。
次に、第4実施形態について説明するが、前記第3実施形態と同様な内容の説明は省略する。
図17に示す様に、本実施形態では、最初のタイミングt1で、赤外LED17により、通常の光量の1/2以下の光量で発光し(IR2)、その発光期間の終期に同期するように、タイミングt2で、緑色LED15により、通常の光量で発光する(G1)。
本実施形態でも、前記第3実施形態と同様な効果を奏する。
次に、第5実施形態について説明するが、前記第1実施形態と同様な内容の説明は省略する。
a)まず、発光等の動作のタイミングを説明する。
図18に示す様に、緑色LED15は、最初のタイミングt1で通常の光量で発光し(G1)、その発光期間の終期に同期するように、赤外LED17は、タイミングt2に通常の光量で発光する(IR1)。
b)次に、本実施形態の制御処理について説明する。
続くステップ510では、緑色LED15の発光光量に応じてDC成分をカットする。
続くステップ530では、赤外LED17の発光光量を大きくして発光させる。
続くステップ550では、大きな発光による信号からDC成分をカットしたIR1データを取得する。
続くステップ570では、赤外LED17の発光光量に応じてDC成分をカットする。
続くステップ580では、小さな発光による信号からDC成分をカットしたIR2データを取得する。
c)本実施形態においても、前記第1実施形態とほぼ同様な効果を奏するとともに、発光回数が少なくて済むという利点がある。また、緑色光と赤外光を検出するまでのタイムラグを小さくできるので、脈拍数検出時の誤差の要因となる体動や外乱光の変動の影響を小さくすることができる。
2データ(即ち小さな光量で緑色LED15を発光させて得られたデータ)を用いてもよい。
次に、第6実施形態について説明するが、前記第5実施形態と同様な内容の説明は省略する。
図20に示す様に、本実施形態では、最初のタイミングt1で、赤外LED17により、通常の光量の1/2以下の光量で発光し(IR2)、その発光期間の終期に同期するように、タイミングt2で、同じ赤外LED17により、通常の光量で発光する(IR1)。
そして、前記第6実施形態と同様に、(G1−IR1)の差分と、(IR1−IR2)の差分を取る。
[第7実施形態]
次に、第7実施形態について説明するが、前記第1実施形態と同様な内容の説明は省略する。
つまり、通常は、脈波の1サンプリングデータ検出時に、A/Dデータ取得は1回のみでよい。しかし、外乱光が入射したときには、脈波波形が大きく乱れるために、入力電圧範囲内におさまらず、A/D11の入力電圧範囲の上限、下限を超えてしまうなど全サンプリングで正確にデータが取得できない場合があり、脈拍数解析に大きく影響することがある。
これにより、信号のサチレーションを回避できる。
例えば、図22及び図21に示す様に、ここでは、1サンプリングデータ検出時に1回の発光中に等間隔で3回のA/Dデータ(D1〜D3)の取得を行う。
図22のステップ800にて、最初に、脈波検出用の光量にて発光を行う。
続くステップ820では、1回目のA/Dデータ(D1)に基づいてオフセット電圧を調整する。ここでいうオフセット電圧とは、前記DC成分に相当する電圧をさす。
続くステップ840では、2回目のA/Dデータ(D2)に基づいて再度オフセット電圧を調整する。
続くステップ860では、LED(例えば緑色LED15)の消灯を行う。
c)この様に、本実施形態では、D1〜D3のA/Dデータが得られるが、実際に脈拍数の演算に用いるデータとしては、最終取得のデータ(D3)の精度が高いと考えられるので、最終取得のデータ(D3)を代表値として採用している。つまり、本実施形態では、データの精度が高いという利点がある。
・また、さちらずに正確に検出できた時点のデータを用いるようにしてもよい。この方法の場合には、サンプリング間隔のずれは多少生じるが、余分なLED15、17の発光や、A/Dデータの取得が不要なため、消費電力低減ができる。つまり、毎回、同じ回数のA/Dデータを取得する必要がない。
例えば、脈拍成分や体動成分を抽出する処理等に関しては、上述したアルゴリズムに基づく処理を実行させるプログラムやそのプログラムを記憶している記録媒体にも適用できる。
3…データ処理装置部
5…脈波センサ
7…駆動回路
9…検出回路
11…A/D
12…D/A
15…緑色LED
17…赤外LED
19…フォトダイオード(PD)
Claims (12)
- 少なくともA発光素子及びB発光素子の2個以上の発光素子と、1個の受光素子とを利用して、脈拍と体動とを検出する生体状態検出装置において、
前記A発光素子は主として脈拍と体動とを検出可能な波長の光を発生する素子であり、前記B発光素子は主として体動を検出可能な波長の光を発生する素子であり、且つ、前記両発光素子は第1の光量と該第1の光量より光量の小さな第2の光量とによる発光が可能な素子であって、
前記A発光素子から前記第1の光量で発光した場合に前記受光素子によって得られるA1信号成分と、前記A発光素子から前記第2の光量で発光した場合に前記受光素子によって得られるA2信号成分とを用い、両信号成分のA差分を求めるA差分手段と、
前記B発光素子から前記第1の光量で発光した場合に前記受光素子によって得られるB1信号成分と、前記A発光素子又は前記B発光素子から前記第2の光量で発光した場合に前記受光素子によって得られるAB2信号成分とを用い、両信号成分のB差分を求めるB差分手段と、
前記A差分及びB差分を用いて、脈拍成分及び体動成分を抽出する抽出手段と、
を備えたことを特徴とする生体状態検出装置。 - 前記A差分から脈拍成分と体動成分とを抽出し、前記B差分から体動成分を抽出することを特徴とする請求項1に記載の生体状態検出装置。
- 少なくともA発光素子及びB発光素子の2個以上の発光素子と、1個の受光素子とを利用して、脈拍と体動とを検出する生体状態検出装置において、
前記A発光素子は主として脈拍と体動とを検出可能な波長の光を発生する素子であり、前記B発光素子は主として体動を検出可能な波長の光を発生する素子であり、且つ、前記両発光素子は第1の光量と該第1の光量より光量の小さな第2の光量とによる発光が可能な素子であって、
前記A発光素子から前記第1の光量で発光した場合に前記受光素子によって得られるA1信号成分と、前記B発光素子から前記第2の光量で発光した場合に前記受光素子によって得られるB2信号成分とを用い、両信号成分のX差分を求めるX差分手段と、
前記B発光素子から前記第1の光量で発光した場合に前記受光素子によって得られるB1信号成分と、前記A発光素子又は前記B発光素子から前記第2の光量で発光した場合に前記受光素子によって得られるAB2信号成分とを用い、両信号成分のY差分を求めるY差分手段と、
前記X差分及びY差分を用いて、脈拍成分及び体動成分を抽出する抽出手段と、
を備えたことを特徴とする生体状態検出装置。 - 前記X差分から脈拍成分と体動成分とを抽出し、前記Y差分から体動成分を抽出することを特徴とする請求項3に記載の生体状態検出装置。
- 少なくともA発光素子及びB発光素子の2個以上の発光素子と、1個の受光素子とを利用して、脈拍と体動とを検出する生体状態検出装置において、
前記A発光素子は主として脈拍と体動とを検出可能な波長の光を発生する素子であり、前記B発光素子は主として体動を検出可能な波長の光を発生する素子であり、且つ、前記両発光素子は第1の光量と該第1の光量より光量の小さな第2の光量とによる発光が可能な素子であって、
前記A発光素子から前記第1の光量で発光した場合に前記受光素子によって得られるA1信号成分と、前記B発光素子から前記第1の光量で発光した場合に前記受光素子によって得られるB1信号成分とを用い、両信号成分のP差分を求めるP差分手段と、
前記B発光素子から前記第1の光量で発光した場合に前記受光素子によって得られるB
1信号成分と、前記A発光素子又は前記B発光素子から前記第2の光量で発光した場合に前記受光素子によって得られるAB2信号成分とを用い、両信号成分のQ差分を求めるQ差分手段と、
前記P差分及びQ差分を用いて、脈拍成分及び体動成分を抽出する抽出手段と、
を備えたことを特徴とする生体状態検出装置。 - 前記P差分から脈拍成分を抽出し、前記Q差分から体動成分を抽出することを特徴とする請求項5に記載の生体状態検出装置。
- 前記第2の光量は前記第1の光量の2分の1以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の生体状態検出装置。
- 外乱光を検出可能なように前記受光素子及び回路の感度低下帯を避けて、前記第2の光量を設定することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の生体状態検出装置。
- 前記差分において、差分するための第1の信号を取得する第1のタイミングと、差分されるための前記第2の信号を取得する第2のタイミングとの間隔を、3msec以下に設定することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の生体状態検出装置。
- 前記差分した信号を周波数解析することにより、脈拍成分と体動成分とを抽出することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の生体状態検出装置。
- 前記A発光素子は緑色光を発生し、前記B発光素子は赤外光を発生することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の生体状態検出装置。
- 発光している間に前記受光素子による信号を複数回取得し、該複数回取得したデータに基づいて1サンプリングデータを検出することを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の生体状態検出装置。
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