JP2008264215A - 遊技機 - Google Patents

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Fumitake Suzuki
文武 鈴木
賢一 ▲たか▼橋
Kenichi Takahashi
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Abstract

【課題】 所定の表示器の前面に、LEDチップなどの発光手段が設けられた透光性を有する演出用基板を備えることで、図柄の視認性を確保しつつ、安価で従来にない演出が可能となる。
【解決手段】 図柄が周面上に表示され、変動・停止制御されるリール7と、所定の演出表示を表示させるLED演出板21と、を備えるスロットマシン1であって、LED演出板21が、LEDチップ21aが実装されるとともに、リール7上の図柄が外部から視認可能な透光性を有する基材からなり、リール7の前面に設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リールや液晶TVなどの所定の表示器を備えるスロットマシンやパチンコ機等の遊技機に関し、特に、LEDチップなどの発光手段が実装されたガラス等の基材からなる透明な演出用基板をリールやTV表示器の前面に配設することで、演出効果を高めることができる遊技機に関する。
一般に、スロットマシンやパチンコ機等の遊技機には、遊技の結果を左右する表示器を備えており、1ゲーム毎に変動・停止するとともに、所定の停止図柄の組合せが停止表示されると遊技媒体の獲得ができるようになっている。
このような表示器は、例えば、スロットマシンでは、回動する3つのリールを備えるドラム装置が該当し、パチンコ機では、変動表示する液晶TVなどが該当する。
このような表示器は、遊技者が常に注視しているため、遊技者がゲーム毎に期待感をもって、遊技を視覚的に楽しめるように、当該表示器の近傍にはLEDやランプなどの発光体が実装された演出用基板が設置されている。
このような演出用基板は、遊技機の演出には不可欠な要素となっており、例えば、スロットマシンでは、リールの後方からランプを照射させ、ランプの点灯、点滅、消灯や発光色の変化等の組合せにより、内部抽せんの結果、所定の当せん役の当せんを事前の報知する、いわゆる予告をしたり、リーチ状態を知らせたりすることで、遊技者の期待感を高揚させる役割を果たしている。
このような演出用基板は、通常、不透明な銅張積層板からなるプリント基板で構成されているため、配設される位置にも一定の制限があり、遊技者が注視する上記の表示器に表示される図柄の識別を妨げないような位置に配設されているのが一般的となっている。
例えば、スロットマシンでは、リールの後方又は側面に配設されており、パチンコ機では、液晶TVの周辺に配設されている。
このような配置上の制限より、これらの演出用基板は、あくまでも補助的な演出効果を奏するに過ぎず、更なる演出効果の向上が望まれている。
そこで、このようなニーズに応えるべく、最近では、スロットマシンのリールに表された数種の図柄が外部から視認可能な表示窓部を液晶TVで覆う全面液晶スロットマシンが提案されている(特許文献1)。
これにより、液晶の透光性を利用することで、図柄の視認性を確保するとともに、液晶画面上の表現により、従前のLED等の発光体とは異なる細かな演出が実現されている。
特開2004−166960号公報(第11頁、第3図)
しかしながら、特許文献1に記載された表示窓部を液晶TVで覆う全面液晶スロットマシンでは、インチサイズの大きな液晶TVが搭載されるため、製造コストが通常のスロットマシンと比べ、割高となり、販売価格も高価となってしまっていた。
また、表示窓部では、液晶の特性より、透光性を有するものの、無色透明ではないため、リール上に表された図柄が鮮明に視認できるものではなかった。
さらに、液晶自体は発光体ではないため、特にリールが目視される表示窓部では、光源はリール奥等に配置されたバックライトから照射された光に頼らざるを得ず、バックライトが発光したときは、液晶上の演出表示とリール上の図柄と重なって見えるため、鮮明な演出画像が得られるものではなかった。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、LEDチップなどの発光手段が実装された透光性を有する演出用基板を、所定の表示器の前面に備えることで、図柄の視認性を確保しつつ、安価で従来にない演出が可能な遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の遊技機は、請求項1に記載するように、図柄が変動・停止表示される所定の表示器と、所定の演出表示を表示させる演出用基板と、を備える遊技機であって、前記演出用基板が、所定の発光手段が実装されるとともに、前記表示器の図柄が外部から視認可能な透光性を有する基材からなり、前記表示器の前面に設けられた構成としてある。
このような構成とすることにより、ランプやLEDチップなどの発光手段が実装された演出用基板が、表示器の図柄が外部から視認可能な透光性を有する基材からなるため、当該演出用基板を、表示器の前面に重ねて設けることができる。
これにより、遊技者が注視している表示器の表示範囲の視界を妨げることなく、表示器に表示される図柄の視認性を確保できるとともに、従来のような補助的な演出ではなく、表示器と交差し、かつ同調した演出が可能となり、遊技機の演出面の巾を広げることができる。
また、発光手段としては、液晶TVなどの高価な演出用部材を使用することなく、発光ダイオードであるLEDチップや電球ランプなどの比較的単価の安い発光体を利用することができる。
これにより、遊技機全体のコストの削減を図ることができる。
また、液晶と異なり、LEDチップや電球ランプが自ら発光体として機能するため、遊技者の目に直接光を照射することができ、遊技者に迫力のある演出を与えることができる。
また、本発明の遊技機は、請求項2に記載するように、前記発光手段が、LEDチップからなる構成とすることができる。
このような構成とすることにより、発光手段を発光ダイオードであるLEDチップとすることができる。
近年のLEDチップは、比較的高い輝度を有するがため、遊技者にインパクトを与える演出ができるとともに、入手が容易で、安価に製造ができ、製品コストの低減を図ることができる。
また、LEDチップには、RGB発光素子を内蔵したカラー発光LEDチップも存在するため、遊技状態や予告演出の信頼度に対応して発光色を変えた演出ができ、演出の巾を広げることができる。
また、本発明の遊技機は、請求項3に記載するように、前記発光手段が、複数設けられるとともに、前記演出用基板上に、所定の配置で実装された構成とすることができる。
このような構成とすることにより、複数のランプやLEDチップなどの発光手段により、輝度の高い照明効果が得られるとともに、所定の配置にすることにより演出効果に変化をもたらすことができる。
例えば、複数の発光手段の配置を点灯時に「BIG」や「HIT」などの文字が形成されるようなドットマトリックス状に配置とすることにより、文字演出により、遊技者に具体的な報知を行うことができ、遊技機の指示に従った適正な遊技を進行させることができる。
これにより、多彩な演出を楽しむことができ、遊技性を向上させることができる。
また、本発明の遊技機は、請求項4に記載するように、前記発光手段を電気的に制御する前記演出用基板上の配線パターンが、少なくとも透明又は半透明導電材料からなる構成とすることができる。
このような構成とすることにより、基板自体の透光性に加え、配線パターンも透光性を有することとなり、表示器に表示された図柄の視認性を十分に確保することができる。
これにより、遊技者は、表示器に表示された図柄を明確に認識できるとともに、配線パターンが表示器の前面に見えることによる違和感が解消される。
なお、このような透明又は半透明導電材料からなる配線パターンとしては、液晶やプラズマディスプレイ等に多用されている透光性と導電性を兼ね備えるITO(酸化インジュウムスズ)などを材料として形成されている透明導電膜が知られている。
また、本発明の遊技機は、請求項5に記載するように、前記発光手段に流れる電流を制限する制限抵抗の全部又は一部が、前記導電材料からなる構成とすることができる。
このような構成とすることにより、ランプやLEDチップなどの発光手段に流れる電流を制限する制限抵抗器を削減又は不要とすることができる。
一般的に、プリント基板にプリントさせている銅箔パターンの場合は、単位面積当りの抵抗値はほとんど無いが、ITOのような透明導電材は、膜厚にもよるが、単位面積当りに数オームから数十オームの抵抗値を有している。
そこで、ランプやLEDチップなどの発光手段に定格電流が流れるように透明導電材からなる配線パターンの厚みや長さ等を調整することで、配線パターンを発光手段の制限抵抗器として機能させることができる。
これにより、一般の電子回路に実装される炭素皮膜抵抗器等の抵抗器を削減又は不要とすることができ、コストの低減が図られる。
また、本発明の遊技機は、請求項6に記載するように、前記表示器が、スロットマシンに備える複数のリールからなり、前記演出用基板が、前記リールに表された数種の図柄が外部から視認可能な表示窓部に設けられた構成とすることができる。
このような構成とすることにより、スロットマシンのリールに表された数種の図柄が外部から視認可能な表示窓部に演出用基板を備えることができる。
スロットマシンは、遊技者が回動するリール上の図柄等を識別しつつ、遊技者自身の遊技操作により遊技が進行する構成の遊技機であるため、このような演出用基板を備えることで、遊技者に的確な指示を知らしめることができる。
近年、多くのスロットマシンの場合、回動するリールの他に表示器として、LEDなどの発光手段から構成されるドットマトリックス表示器や液晶TVをリールの近傍に備えている。そして、このような表示器を用いた演出により、遊技者の遊技操作をアシストすることで、遊技者による遊技が円滑に進行されるよう援助している。
しかしながら、このような表示器は、リールとは異なる位置に配設されているため、遊技機から指示がある度に、遊技者は、リールから視点を移動させ、液晶TV等に目を移さなければならず、遊技者の疲労を増加させる要因にもなっていた。
そこで、本発明に係る演出用基板を、リールに表された数種の図柄が外部から視認可能な表示窓部に備えることで、遊技者は、視点を移動させることなく、遊技機からの指示を視認できるため、遊技者の疲労を軽減することができる。
また、複数のリールに対応させて、LEDチップなどの発光手段を点灯演出させることができるため、特に、リールの停止操作の順番を遊技者に指示するいわゆる「押順ナビ」の場合は、遊技者に、リールを注視しながら、発光手段の点灯演出に従った適切な操作をさせることができ、視点を移動させることで生じる誤操作を減らすことができ、遊技媒体等の無用な浪費を抑制することもできる。
また、本発明の遊技機は、請求項7に記載するように、前記演出用基板が外部と遮断されるよう当該演出用基板の前面を覆う透光性部材を備える構成とすることができる。
このような構成とすることにより、透光性部材により、演出用基板が外部に露出されないため、遊技機の外部から操作することで、LEDチップなど発光手段や配線パターン等をショートさせるなどの不正行為を排除することができる。
また、透光性を有する部材で覆われるため、演出用基板で表示される演出表示の視認性を損なうおそれも生じない。
本発明の遊技機によれば、発光手段が設けられた透光性を有する演出用基板を所定の表示器の前面に備えることで、図柄の視認性を確保しつつ、安価で従来にない演出が可能となる。
以下、本発明に係る遊技機の好ましい実施形態について、図1〜図7を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係る遊技機の概略正面図であり、図2は、同じく本実施形態に係る遊技機の内部の構成を示す概略斜視図である。
これらの図に示すように、本実施形態に示す遊技機としては、スロットマシンに適用する。
[スロットマシン本体]
本実施形態のスロットマシン1は、これらの図に示すように、従来のスロットマシンと同様に、スロットマシン1に備えられた複数のリール7a,7b,7cを回転させることによって遊技媒体を獲得することができる回胴式遊技機を構成している。
スロットマシン1は、遊技者の操作に係る各種装置が配設された前扉1aと、前扉1aを開閉可能に支持し、前述したリール7等が収容された筐体1bからなる。
前扉1aには、遊技媒体である遊技メダルを投入するメダル投入口3、遊技者の操作によりリール7が回動を開始するスタートレバー4、前述したリール7の回動状態が外部から目視可能な表示窓部2、表示窓部2から識別可能なリール7に表された図柄を注視しつつ、遊技者が押下することでリール7が停止制御される停止ボタン5(5a,5b,5c)、遊技メダルが払い出される遊技メダル払出口6などが配設されている。
そして、本実施形態では、表示窓部2に、無色透明なガラス基板21eに複数のLEDチップ21aが実装されたLED演出板21が設けられ、本発明に係る演出用基板として機能するようになっている。
なお、LED演出板21についての詳細は、後述するものとする。
一方、筐体1bには、周面上に数種の図柄が表された3つのリール7からなるドラムユニット、スロットマシン1全体を制御し、スロット遊技を管理制御する主制御部8や主制御部8からの指令により、スロットマシン1に備えるランプ、LEDなどの電飾部品や液晶TV、上記LED演出板21などを制御する演出制御部9等が配設されている。
本実施形態に係るスロットマシン1の遊技は、一般的なスロットマシンと同様、遊技者が、遊技媒体である遊技メダルをメダル投入口3より投入し、スタートレバー4を操作することにより、3つのリール7(7a,7b,7c)が順次回動を開始するとともに、各リール7に対応して設けられた停止ボタン5(5a,5b,5c)をそれぞれ押下操作することにより、リール7(7a,7b,7c)が停止するようになっている。
そして、停止されたリール上に表示された図柄の組合せに応じて、所定枚数の遊技メダルが遊技メダル払出口6から払い出されるようになっている。
上記のようなスロットマシン1における遊技の制御は、筐体1bに配設された主制御部8において行われている。
主制御部8は、上述したスロットマシン1の各部を制御する制御手段であって、IC,メモリ,各種回路基板等を備えたマイクロコンピュータを有して構成されている。
具体的には、主制御部8は、CPUと、記憶手段となるRAM及びROM,基準クロックを発生するクロック発生回路,内部抽せん用の乱数を発生する乱数発生回路などを備え、ROMに記録されたプログラムに基づいて、スロットマシンが制御されるようになっている。
プログラムは、コンピュータの各構成要素に指令を送り、所定の処理、例えば、リールの回転開始処理,リールの停止制御処理,内部当たりの抽せん処理や、前述した演出制御部にコマンドを送信する処理を行うことで所定の演出等を行わせる。このように、本実施形態のスロットマシン1における各処理,動作は、プログラムとコンピュータとが協働した具体的手段により実現されるものである。
また、演出制御部9は、主制御部8と同様に所定のCPU等を備えるマイクロコンピュータにより構成され、主制御部8から伝送される遊技状態に対応したコマンドを受信することにより、当該コマンドに対応した演出を行うように液晶TVやLED演出板21などを制御するようになっている。
これにより、LED演出板21が、スロットマシン1の遊技状態に同調した演出となるように制御され、例えば、リール7の回転開始時の予告演出や、リール7の回転中の押順ナビ演出など、遊技状態に即した演出ができるようになっている。
[LED演出板]
次に、本発明に係る演出用基板として機能するLED演出板21について、図3〜図7を参照しつつ説明する。
図3は、本実施形態に係るスロットマシンの表示窓部を示す概略正面図であり、
図4は、本実施形態に係るスロットマシンの表示窓部のLEDチップが直列に実装された図3におけるA部を示す図であって(a)は、正面図、(b)は、図(a)の断面図、(c)は、等価回路図を示している。図5は、本実施形態に係るスロットマシンの表示窓部のLEDチップが並列に実装された図3におけるB部を示す図であって、(a)は、正面図、(b)は、図(a)の断面図、(c)は、等価回路図を示している。
図6は、本実施形態に係るスロットマシンの表示窓部におけるLEDチップが同時点灯するように接続された配線パターン図であり、図7は、本実施形態に係るスロットマシンの表示窓部におけるLEDチップが個別点灯するように接続された配線パターン図である。
LED演出板21は、前述した表示窓部2に備えられ、外部と遮断されるよう遊技者側に設けられた無色透明なガラス板20と、リール7との間に配設されている(図2,図4(b),図5(b)参照)。これにより、LED演出板21が外部に露出されないため、スロットマシン1の外部から操作することで、発光手段であるLEDチップや配線パターン等をショートさせるなどの不正行為を排除することができるようになっている。
図4,図5に示す例では、LED演出板21は、無色透明な透光性を有するガラス基材からなるガラス基板21eに単色の発光ダイオードであるLEDチップ21aが複数実装された構成からなる。
ガラス基板21eは、無色透明なガラスで、遊技者が、遊技者側に設けられたガラス板20と当該ガラス基板21eを通して、リール7上の図柄を鮮明に視認できるようになっている。
ガラス基板21eは、遊技者側に設けられたガラス板20とパッキン20aにより支持されるとともに、前扉1a側に備える前面パネル1cと裏板1dにより挟持させることで、固設されている(図2,図4(b),図5(b)参照)。
LEDチップ21aは、図1及び図3に示すように、リール7毎に同様な配置となるようにガラス基板21e上にドットマトリックス状に実装されるとともに、各リール7が停止した際に、表示窓部2から視認される各リール上の3つの図柄が、LEDチップ21aに遮られないよう配置されている。
このようにLEDチップ21aを配置することにより、以下のような、作用効果を生じさせることができる。
まず、LEDチップ21aを各リール7同様な配置とすることにより、リール毎の演出が可能となり、前述したリールの停止操作の順番を遊技者に指示するいわゆる「押順ナビ」による演出が可能となる。
例えば、前述した演出制御部9が、リール毎の配置されたLEDチップ21aを点灯制御し、適正なリール7の停止順に応じて、順番にLEDチップ21aをリール毎に点灯させることができる。
これにより、遊技者は、従来のスロットマシンのようにリール近傍に設けられた他の表示器等に視点を移動することなく、リール7を直に注視しながら、適正な押し順で停止ボタン5を操作することができる。
また、各リール7が停止した際に、表示窓部2から視認される各リール上の3つの図柄が、LEDチップ21aに遮られないよう配置されることで、リール7上に停止表示された図柄の視認性を確保しつつ、リール7と交差し、かつリール7の動作状態と同調した、従来にない演出が可能となる。
また、ドットマトリックス状に配置されていることで、種々な演出が可能となり、例えば、LEDチップ21aが点灯時に「BIG」などの文字が形成されるように点灯制御することで、遊技者に、ビッグボーナスの内部抽せんに当せんしたことを知らしめることもできる。
このような文字演出により、遊技者に具体的な報知を行うことができ、スロットマシン1の指示に従った適正な遊技を進行させることができる。
本実施形態の例では、LEDチップ21aの電気的な接続は、一般的なLEDチップ21の接続と同様に、図4(a)に示す直列接続や図5(a)に示す並列接続により接続されている。
各LEDチップ21aを接続する配線パターンは、光が透過し、かつ導電性の高い透明導電膜(例えば,ITO:酸化インジュウムスズ)を材質として、ガラス基板21eの遊技者側の面にITOパターン21bとして形成されている。
ITOパターン21bは、液晶やELなどに透明導電膜を形成する手法であるスパッタリング法や真空蒸着法を用いて、基材のガラス基板21eにITOを付着させ、堆積することにより透明導電膜を形成した後、これをエッチング加工することにより所望のパターンとなるようにガラス基板21e上にプリントされたものである。
このように、配線パターンを透明導電膜とすることにより、基板自体の透光性に加え、配線パターンも透光性を有することとなり、リール7上に表示された図柄の視認性を十分に確保することができる。
さらに、各LEDチップ21aは、配線パターン21bに異方向性導電接着剤21dにより、接合されることで、ガラス基板21e上に実装されている。
そして、各LEDチップ21aの電気的な制御は、ITOパターン21bを介して、さらに、異方向性導電接着剤21dにより接合されるとともに、パッキン21fにより支持されたフレキシブル基板21cを介し、図示しない中継基板を経て、前述の演出制御部9に接続されることで、点灯制御されるようになっている。
演出制御部9は、主制御部8と同様に所定のCPU等を備えたコンピュータで構成され、各LEDチップ21aは、CPUのI/Oポートを介して点灯制御可能となるように、トランジスタ等からなるドライブ回路に接続されている。
このドライブ回路には、LEDチップ21aに流れる電流を制限する制限抵抗器も含まれる。
これにより、図4及び図5の例では、各LEDチップ21aが同時に点灯制御されるようになっている。
一般に、LEDチップなどの発光手段を点灯制御する際には、LEDチップなどの発光手段に印加される電圧や電流が、定格値を超えないように設計されている。
配線パターンが、銅薄膜からなる場合においては、特に単位面積当りの抵抗値は考慮せずに、制限抵抗値を定めることができるが、ITOからなる透明導電膜の場合は、膜厚にもよるが、単位面積当りに数オームから数十オームの抵抗値を有しており、これを制限抵抗値として考慮することもできる。
そこで、本実施形態では、LEDチップ21aに定格電流が流れるように透明導電材からなるITOパターン21bの厚みや長さ等を調整することで、ITOパターン21bの一部又は全部が、LEDチップ21aの制限抵抗器として機能するようになっている。
具体的には、図4(c)に示す例では、両端のLEDチップ21aまでの間や各LEDチップ21a間のITOパターン21bが、所定の抵抗値と等価となるように形成されている。
また、図5(c)に示す例では、並列接続の部分を除く、両端のLEDチップ21aまでの間のITOパターン21bが、所定の抵抗値と等価となるように形成されている。
これにより、一般に電子回路に実装される炭素皮膜抵抗器等からなる抵抗器を削減又は不要とすることができ、コストの低減が図られる。
なお、図4、図5の例では、説明の便宜上、同時点灯するようにITOパターン21bが形成されているが、個別点灯可能なようにITOパターン21bを形成できることは勿論である。
さらに、本発明の演出用基板であるLED演出板21には、3色の発光ダイオードが内蔵されたLEDチップもガラス基板21e上に実装されている。
図6の例では、5つの3色LEDチップが同時に点灯制御される配線パターン図を示しており、各LEDチップ21aには、赤色発光ダイオードが制御可能なITOパターン21b−R、青色発光ダイオードが制御可能なITOパターン21b−B、緑色発光ダイオードが制御可能なITOパターン21b−Gが接続されており、各LEDチップ21aが直列に接続されるよう配線されているとともに、コモンパターンであるITOパターン21b−Cと接続されることにより、色別に同時点灯制御できるようになっている。
このように、複数の配線パターンを設けても、各ITOパターン21bは透光性を有しているため、遊技者の視界を妨げることはなく、自由な配線パターンを形成することができ、LEDチップ21aを実装する配置の自由度を広げることができる。
また、3色の発光ダイオードが制御できるため、さらに演出の巾が広がり、色別に点灯制御することで、大当たり中や通常状態などの差異を表現し、スロットマシン1の遊技状態を表示したり、内部抽せんの結果、当せん役の信頼度の違いを表現したりすることもできる。
また、3色同時に点灯させることもでき、これにより高輝度の照明効果が得られ、遊技者にインパクトのある演出を享受させることもできる。
また、図7の例では、5つの3色のLEDチップが個別に点灯制御される配線パターン図を示している。
LEDチップ21a毎に、赤色発光ダイオードが制御可能なITOパターン21b−R、青色発光ダイオードが制御可能なITOパターン21b−B、緑色発光ダイオードが制御可能なITOパターン21b−Gが個別に接続されているとともに、コモンパターンとしてITOパターン21b−Cが接続されている。
これにより、各LEDチップ21aが、個別、かつ、色別に点灯制御できるようになっている。
このように、LEDチップ21a毎に複数の配線パターンを設けても、各ITOパターン21bは透光性を有しているため、遊技者の視界を妨げることはなく、自由な配線パターンを形成することができ、LEDチップ21aを実装する配置の自由度を広げることができる。
また、各LEDチップ21aが、色別に点灯制御されることに加え、個別に点灯制御されることで、さらに演出の巾が広がり、LEDチップ21aのドットマトリックス状の配置を活かした演出が可能となり、文字等の表示演出ができるようになっている。
なお、図6及び図7に示すITOパターン21bでは、配線パターンを単層で形成したが、各層間を絶縁することにより積層させた配線パターンとすることもできる。
以上説明したように、本実施形態に係るスロットマシンによれば、LEDチップ21aが実装されたLED演出板21が、リール7の図柄が外部から視認可能な透光性を有する無色透明な基材からなるため、LED演出板21を、リール7の前面に重ねて設けることができる。
これにより、遊技者が注視しているリール7上に表された図柄が外部より視認できる表示窓部2の視界を妨げることなく、表示される図柄の視認性を確保できるとともに、従来のような補助的な演出ではなく、リール7と交差し、かつ同調した演出が可能となり、スロットマシンの演出面の巾を広げることができる。
また、液晶と異なり、LEDチップ21aが自ら発光体として機能するため、遊技者の目に直接光を照射することができ、遊技者に迫力のある演出を与えることができる。
また、発光手段を発光ダイオードであるLEDチップ21aとすることで、近年のLEDチップは、比較的高い輝度を有するがため、遊技者にインパクトを与える演出ができるとともに、入手が容易で、安価に製造ができ、製品コストの低減を図ることができる。
以上、本発明の遊技機の好ましい実施形態について説明したが、本発明に係る遊技機は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態では、発光手段をLEDチップとしたが、電球等の安価なランプとすることもできる。
また、演出用基板の基材をガラスとしたが、透光性を有するアクリルなどの工業用樹脂とすることもできる。
また、本実施形態では、適用する遊技機をスロットマシンとしたが、これに限られるものではなく、例えば、液晶TVやリール等の表示器を備えるパチンコ機であってもよく、表示器を備えるどのような遊技機であっても適用が可能である。この種の遊技機としては、スロットマシン(パチロット,パロットを含む)やパチンコ機の他、例えば、アレンジボール機,雀球機等、各種の遊技機があり、いずれも本発明の適用対象とすることができる。
特にパチンコ機の場合は、従前より、遊技盤を覆うガラス板は2枚設けられており、これを利用して、遊技盤側のガラス板を本実施形態に係るLED演出板とすることもできる。
さらに、本実施形態では、配線パターンをITOからなる透明導電膜としたが、一般的に使用される銅薄膜により形成することもできる。この場合においては、表示器に表示される図柄が、特に停止表示の際に、配線パターンが停止図柄を妨げないように配線することが好ましい。
本発明は、液晶などのTV表示器やリール等の表示器を備える遊技機に広く利用することができる。
本発明の一実施形態に係るスロットマシンを示す概略正面図である。 本発明の一実施形態に係るスロットマシンの内部構成を示す概略斜視図である。 本発明の一実施形態に係るスロットマシンの表示窓部を示す概略正面図である。 本発明の一実施形態に係るスロットマシンの表示窓部におけるLEDチップが直列に実装された図3におけるA部を示す図であって、(a)は、正面図であり、(b)は、図(a)の断面図であり、(c)は、等価回路図を示している。 本発明の一実施形態に係るスロットマシンの表示窓部におけるLEDチップが並列に実装された図3におけるB部を示す図であって、(a)は、正面図であり、(b)は、図(a)の断面図であり、(c)は、等価回路図を示している。 本発明の一実施形態に係るスロットマシンの表示窓部におけるLEDチップが同時点灯するように接続された配線パターン図である。 本発明の一実施形態に係るスロットマシンの表示窓部におけるLEDチップが個別点灯するように接続された配線パターン図である。
符号の説明
1 スロットマシン
1a 前扉
1b 筐体
2 表示窓部
20 ガラス板
21 LED演出板
3 メダル投入口
4 スタートレバー
5(5a,5b,5c) 停止ボタン
6 遊技メダル払出口
7 (7a,7b,7c)リール
8 主制御部
9 演出制御部

Claims (7)

  1. 図柄が変動・停止表示される所定の表示器と、所定の演出表示を表示させる演出用基板と、を備える遊技機であって、
    前記演出用基板が、
    所定の発光手段が実装されるとともに、前記表示器の図柄が外部から視認可能な透光性を有する基材からなり、
    前記表示器の前面に設けられたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記発光手段が、LEDチップからなる請求項1記載の遊技機。
  3. 前記発光手段が、複数設けられるとともに、前記演出用基板上に、所定の配置で実装された請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記発光手段を電気的に制御する前記演出用基板上の配線パターンが、少なくとも透明又は半透明導電材料からなる請求項1〜3のいずれか一項に記載の遊技機。
  5. 前記発光手段に流れる電流を制限する制限抵抗の全部又は一部が、前記導電材料からなる請求項4記載の遊技機。
  6. 前記表示器が、スロットマシンに備える複数のリールからなり、
    前記演出用基板が、前記リールに表された数種の図柄が外部から視認可能な表示窓部に設けられた請求項1〜5のいずれか一項に記載の遊技機。
  7. 前記演出用基板が外部と遮断されるよう当該演出用基板の前面を覆う透光性部材を備える請求項1〜6のいずれか一項に記載の遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017000636A (ja) * 2015-06-15 2017-01-05 株式会社ニューギン 遊技機
JP2017093884A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 株式会社藤商事 遊技機

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