JP2008264172A - 鏡餅容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】上餅用の容器と下餅用の容器の双方に対して軟化状態の餅を充填した場合においても、上餅用の容器と下餅用の容器とを容易に係合することのできる鏡餅容器を提供する。
【解決手段】上餅と下餅とを重ねた形状に成形される鏡餅容器1であり、底部が開口するとともに下端縁にシート貼付部12、22が設けられている上餅容器10及び下餅容器20を備えている。上餅容器10のシート貼付部12の外周面12aには、上段側係合手段が設けられており、下餅容器20の上面には、上餅容器10を載置するための載置部が形成されているとともに、前記載置部には下段側係合手段が設けられている。上段側係合手段と下段側係合手段とを係合させることにより、下餅容器20に対して上餅容器10を取り付けることが可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、鏡餅を模した形状の鏡餅容器に関するものである。
鏡餅の容器としては、大型の下餅に小型の上餅を重ねた形状に模したものが知られている。この種の容器には、底部等に設けられた開口を介して軟化状態の餅や真空パック詰めの切り餅が充填されているとともに、その開口がフィルム等で封止されている。また、鏡餅容器としては、たとえば、特許文献1に開示されるような上餅用の容器と下餅用の容器とを分離させたものが知られている。この鏡餅容器は、上餅用の容器と下餅用の容器とが一方の容器内に他方の容器の凸部が挿入されることによって互いに係合している。この容器では、上餅用の容器又は下餅用の容器のみに餅等を充填すればよいため、1つの容器として形成された上餅及び下餅容器の一体型のものに比べて、充填される餅等の充填量を低減することができる。
実開昭58−90189号公報
ところで、上記特許文献1の鏡餅容器について、上餅用の容器と下餅用の容器との双方に餅等を充填するには不便であった。一般に、容器に軟化状態の餅を充填する場合には容器の開口いっぱいに充填して開口をフィルムで封止するが、このようにして上餅用の容器に軟化状態の餅を充填して開口を封止した場合、下餅用の容器の凸部が上餅用の容器内に挿入することができなくなる。また、この下餅用の容器の凸部が上餅用の容器内に挿入されることを前提に、上餅用の容器に充填される餅の量を抑制するとともに、下餅用の容器の凸部形状に合わせるようにして上餅用の容器の開口を封止するのは現実的でなく困難を伴う。したがって、コスト上昇、作業効率の低下といった不都合の発生は否めない。
この発明は、こうした従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、上餅用の容器と下餅用の容器の双方に対して軟化状態の餅を充填した場合においても、上餅用の容器と下餅用の容器とを容易に係合することのできる鏡餅容器を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の鏡餅容器は、上餅と下餅とを重ねた形状に成形される鏡餅容器において、底部が開口するとともに下端縁にシート貼付部が設けられている上餅容器及び下餅容器を備え、前記上餅容器の前記シート貼付部の外周面には上段側係合手段が設けられ、前記下餅容器の上面には前記上餅容器を載置するための載置部が形成されているとともに、前記載置部には下段側係合手段が設けられ、前記上段側係合手段と前記下段側係合手段とを係合させることにより、前記下餅容器に対して前記上餅容器を取り付け可能であることを特徴とする。
上記構成によれば、上段側係合手段がシート貼付部の外周面に設けられているため、上段側係合手段と下段側係合手段との係合部位が上餅容器の内域に存在することがなくなる。したがって、とくに、上餅容器に対する軟化状態の餅の充填量について、上段側係合手段と下段側係合手段との係合部位が影響を与えることはない。また、シート貼付部に対して平らに広げられたシートを貼り付けることについても、上段側係合手段と下段側係合手段との係合部位が影響を与えることはない。よって、上餅容器と下餅容器の双方に軟化状態の餅を充填した場合においても、下餅容器に対して上餅容器を容易に取り付けることができる。
請求項2の鏡餅容器は、請求項1に記載の発明において、前記上段側係合手段は、前記シート貼付部の外周面から突出するように形成され、前記載置部は、前記上餅容器の底部を収容するように、前記下餅容器の上面から凹むように形成され、前記下段側係合手段は、凹むように形成された前記載置部の側面に溝状に形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、突出形状の上段側係合手段が溝形状の下段側係合手段に係合されるため、それら容器が係合された状態においては、仮に上餅容器のみを持ち上げても、下餅容器が上餅容器から脱落することが抑制される。
請求項3の鏡餅容器は、請求項2に記載の発明において、前記下餅容器の上面には、前記下段側係合手段を部分的に上方に開放する切欠が形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、下餅容器の上面に形成された切欠を介して上段側係合手段を下段側係合手段内に挿入するとともに、この状態から上餅容器を下餅容器に対して回動させることで、両手段が係合関係を築くことができる。また、この係合状態から上餅容器を下餅容器に対して逆方向へ回動させることで、その係合関係を解消することができる。そのため、下餅容器に対する上餅容器の取付け取外しを容易に行なうことが可能である。
請求項4の鏡餅容器は、請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記上段側係合手段及び下段側係合手段の少なくとも一方は、その幅が前記上餅容器及び下餅容器の周方向において変化するようにテーパ状に形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、上段側係合手段と下段側係合手段とが係合した状態でさらに、たとえば、上餅容器を下餅容器に対して回動させると、上段側係合手段と下段側係合手段とが密接するようになるため、より一層強固な係合関係を築くことができる。上段側係合手段と下段側係合手段との係合を容易にするためには両者間に相当のクリアランスを設けることが有効であるが、このクリアランスが存在したとしても、上記の回動操作によって上段側係合手段と下段側係合手段との安定的な係合を実現することができる。
本願発明によれば、上餅容器と下餅容器の双方に軟化状態の餅を充填した場合においても、上餅容器と下餅容器とを容易に係合することができる。
[実施形態1]
以下、本願発明を具体化した実施形態1の鏡餅容器1を図1〜図3に基づいて説明する。図1は、鏡餅容器1を分解した状態を示している。図1に示すように、鏡餅容器1は、プラスチック等の樹脂材により成形される上餅容器10と下餅容器20とから構成されている。上餅容器10は、扁平な餅形状を成すとともに底部を開口する上容器本体11と、上容器本体11の下端縁から水平方向に向かって延出する円環状のシート貼付部12と、上容器本体11の頂部に突設される略円柱状の橙取付部13とから形成されている。また、図2に示すように、上容器本体11の内側面には、中央から放射状に延びるリブ14が複数設けられている。
図1に示すように、シート貼付部12の外周面12aには、4つの上面視略半円状の突部15が等間隔に水平方向に突設されており、実施形態1では、これら突部15が上段側係合手段として機能する。図3(a)に示すように、突部15は、シート貼付部12の外周面12aの下側に設けられている。また、突部15の上側面15aは、平らに形成されているとともに、下側面15bは、その基端から先端に向かって上方に湾曲した円弧状に形成されている。なお、上容器本体11、シート貼付部12、橙取付部13、リブ14、及び突部15は一体に成形されている。
次に、下餅容器20について説明する。図1に示すように、下餅容器20は、扁平な餅形状を成すとともに底部を開口する下容器本体21と、下容器本体21の下端縁から水平方向に向かって延出する四角枠状のシート貼付部22とから形成されている。なお、下容器本体21は、上容器本体11よりも大きく形成されている。また、図2に示すように、下容器本体21の内側天井面には、断面半円状のリブ24が複数平行に設けられている。
図1及び図2に示すように、下容器本体21の上面には、上餅容器10を載置するための載置部としての凹部23が凹設されている。この凹部23は、上餅容器10の底部を収容するための、略円柱状の空間が生じるように、下容器本体21の上面から凹むように形成されている。この凹部23の側面23aには、その上下方向(高さ方向)の下端に溝25が全周にわたって形成されており、実施形態1では、この溝25が下段側係合手段として機能する。なお、下容器本体21、シート貼付部22、及びリブ24は一体に成形されている。
次に、下餅容器20に対して上餅容器10を取り付ける方法について説明する。まず、上餅容器10の内部に軟化状態の餅を充填した後に、フィルム状のシート30によって上餅容器10の開口を封止する。このとき、シート30は、上容器本体11の下端縁に設けられるシート貼付部12の下面に貼り付けられる。なお、図3に示すように、シート30は、シート貼付部12の下面の外径と略同径の円状に形成されており、シート貼付部12の下面全体に貼り付けられる。また、下餅容器20においても同様の方法により、軟化状態の餅が充填される。このようにして、軟化状態の餅の充填を行なった後に、下餅容器20に対する上餅容器10の取り付けが行なわれる。
図2は、下餅容器20に対して上餅容器10を取り付けた状態の鏡餅容器1を示している。ここに示すように、上段側係合手段である突部15を下段側係合手段である溝25内に位置させることで両者は係合されて、下餅容器20に対して上餅容器10が取り付けられる。具体的には、図3(a)に示すように、上餅容器10を下餅容器20の凹部23の上方に位置決めさせた後、上餅容器10を下方に向かって押し込むことで、図3(b)に示すように、突部15が溝25内に進入するとともに、凹部23内に上餅容器10が載置される。このとき、突部15の下側面15bが、その基端から先端に向かって上方に湾曲した円弧状に形成されているため、その円弧面に案内されて突部15はスムーズに溝25内に移動する。
実施形態1の鏡餅容器1は、このようにして下餅容器20に対して上餅容器10を取り付け、橙取付部13に橙を取り付けた後、三方、御幣等の飾り体を装着させた状態で使用される。
次に実施形態1における作用効果について、以下に記載する。
(1)実施形態1では、上餅容器10のシート貼付部12の外周面12aに設けた上段側係合手段としての突部15と、下餅容器20の凹部23の側面23aに設けた下段側係合手段としての溝25とを係合させることにより、下餅容器20に対する上餅容器10の取り付けがなされる。そのため、シート貼付部12の下面に対して貼り付けられたシート30が突部15と溝25との係合関係に影響をされることなく、平らな状態で貼り付けられる。また、その係合関係によって餅の充填量が左右することもない。したがって、上餅容器10と下餅容器20の双方に軟化状態の餅を充填した場合においても、下餅容器20に対して上餅容器10を容易に取り付けることができる。
(2)実施形態1では、上段側係合手段としての突部15が、シート貼付部12の外周面12aから水平方向に突出するように設けられているとともに、下段側係合手段としての溝25が凹部23の側面23aに設けられている。これにより、突部15と溝25とが係合した状態においては、突部15は溝25内に位置することとなり、仮に上餅容器10のみを持ち上げても、下餅容器20が上餅容器10から脱落することが抑制される。
(3)実施形態1では、上餅容器10の内側面及び下餅容器20の内側天井面に、それぞれリブ14、24が設けられている。これにより、鏡餅容器1に軟化状態の餅を充填した場合には、上餅容器10及び下餅容器20から取り出された餅の表面には、リブ14、24に対応した形状の溝が形成される。この溝は、餅を包丁で切る際の誘導線となり、包丁が滑りにくくなる。
(4)実施形態1では、突部15の下側面15bは、その基端から先端に向かって上方に湾曲した円弧状に形成されている。これにより、下餅容器20に上餅容器10を取り付ける際に、突部15が自身の円弧面に案内されて溝25内にスムーズに進入する。そのため、下餅容器20に対して上餅容器10を容易に取り付けることができる。
[実施形態2]
次に、実施形態2の鏡餅容器2を図4〜図6に基づいて説明する。なお、実施形態1と同一構成の部分は同一の符号を付し、実施形態1と相違する点を中心にして説明する。図4は、鏡餅容器2を分解した状態を示している。図4に示すように、上餅容器10のシート貼付部12の外周面12aには、3つの上面視略半円状の突部15が等間隔に水平方向に突設されており、実施形態2では、これら突部15が上段側係合手段として機能する。この突部15は、シート貼付部12の周方向における断面形状が略楕円状となるように形成されている。
図4及び図5に示すように、下餅容器20の凹部23の側面23aには、その上下方向(高さ方向)の下端に溝25が3箇所に等間隔に形成されており、実施形態2では、この溝25が下段側係合手段として機能する。図6に示すように、この溝25は、下餅容器20の周方向において、その上下方向(高さ方向)の幅が時計回り方向前方側に向かって狭くなるようなテーパ状に形成されている。なお、溝25の最も狭い部分の幅は、上餅容器10に設けられる突部15の厚みよりも小さくなっているとともに、溝25の奥行き方向の長さは、突部15のシート貼付部12からの突出長さよりも大きくなっている。
また、下餅容器20の上面には、凹部23の側面23aから下餅容器20の径方向に形成される略半円状の切欠26が設けられている。この切欠26は、溝25の上方、かつ時計回り方向後方側に設けられており、この切欠26によって溝25はその一部が上方に開放された状態となっている。なお、切欠26は、上餅容器10に設けられる突部15よりも大きく形成されており、下餅容器20に対して上餅容器10を取り付ける際の突部15の挿入部分となる。
次に、下餅容器20に対して上餅容器10を取り付ける方法について説明する。図5は、下餅容器20に対して上餅容器10を取り付けた状態の鏡餅容器2の上面図である。図5の実線部分で示すように、まず、切欠26に突部15を合わせるようにして、下餅容器20の凹部23内に上餅容器10を載置する。この状態から、上餅容器10を下餅容器20に対して時計回り方向に回動させると、突部15は溝25内に進入する(図5の鎖線部分)。このとき、溝25の幅が突部15の厚みよりも小さくなる位置まで突部15が進入すると、突部15の更なる進入(回動)が制限されるとともに、突部15と溝25とが係合して密接する(図6参照)。こうして、下餅容器20に対して上餅容器10が固定される。また、この係合状態から上餅容器10を下餅容器20に対して反時計回り方向に回動させると、突部15が切欠26の下方に位置するとともに、上餅容器10と下餅容器20とは非係合状態となり、下餅容器20から上餅容器10を取り外すことが可能となる。
実施形態2においても、上記(1)〜(3)の作用効果を得ることができる。また、実施形態2においては、以下のような作用効果が得られる。
(5)実施形態2では、下餅容器20の上面には、切欠26が溝25の上方、かつ時計回り方向後方側に設けられており、この切欠26によって溝25はその一部が上方に開放された状態となっている。これにより、切欠26を介することで突部15を抵抗なく溝25内に位置させることができるとともに、この状態から上餅容器10を下餅容器20に対して回動させることで、係合状態の構築及び解消を行なうことができる。そのため、下餅容器20に対する上餅容器10の取付け取外し作業を容易に行なうことが可能である。
(6)実施形態2では、溝25は、下餅容器20の周方向において、その幅が時計回り方向前方側に向かって狭くなるようなテーパ状に形成されているとともに、最も狭い部分の幅は、上餅容器10に設けられる突部15の厚みよりも小さくなっている。これにより、突部15が溝25内に位置した状態で、上餅容器10を下餅容器20に対して時計回りに回動させると突部15と溝25とが密接に摺接するようになるため、より一層強固な係合関係を築くことができる。
なお、上記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 実施形態1では、シート貼付部12の外周面12aに4つの突部15が等間隔に突設されていたが、突部15の数は、3つ以下であってもよいし、5つ以上であってもよく、これら突部15は等間隔に配置されていなくてもよい。また、突部15をシート貼付部12の外周面12a全周に設けてもよい。
・ 実施形態1では、突部15は、シート貼付部12の外周面12aに対して水平方向に突設されていたが、突部15の突出方向は、水平方向に限られるものではなく、たとえば、下方又は上方に向かって傾斜するように突出していてもよい。また、実施形態1では、突部15は、シート貼付部12よりも肉厚が薄くなるように形成されるとともに、シート貼付部12の外周面12aの下側に設けられていたが、突部15をシート貼付部12と同じ肉厚となるように形成してもよいし、シート貼付部12の外周面12aにおけるどの位置に設けてもよい。
・ 実施形態1では、突部15は、上面視略半円状に形成され、その上側面15aは、平らに形成されるとともに、下側面15bは、その基端から先端に向かって上方に湾曲した円弧状に形成されていたが、突部15の形状はこれに限られるものではない。たとえば、上面視多角形状に形成されていてもよい。また、上側面15a及び下側面15bをともに平らに形成してもよいし、ともに円弧状に形成してもよい。
・ 実施形態1では、下段側係合手段としての溝25が、凹部23の側面23aの全周にわたって形成されていたが、溝25は、凹部23の側面23aにおいて部分的に形成されていてもよい。また、溝25をその幅が下餅容器20の周方向において変化するようなテーパ状に形成してもよい。
・ 実施形態2では、シート貼付部12の外周面12aに3つの突部15が等間隔に突設されていたが、突部15は、2つ以下であってもよいし、4つ以上であってもよい。また、突部15は等間隔に配置されていなくてもよい。なお、突部15をこのように構成した場合には、突部15の配置状態に合わせて、下段側係合手段としての溝25を設ける必要がある。
・ 実施形態2では、突部15は、上面視略半円状に形成されるとともに、シート貼付部12の周方向における断面形状が略楕円状となるように形成されていたが、突部15の形状はこれに限られるものではない。たとえば、上面視多角形状に形成されていてもよい。また、上餅容器10の周方向において、突部15の厚みが時計回り方向の前方側又は後方側へ向かって変化する(たとえば、小さくなる)ようなテーパ状に突部15を形成してもよい。さらに、突部15をシート貼付部12の周方向における断面形状が多角形状となるように形成してもよいが、この場合には、角部分の面取りが成されていると溝25内での回動が円滑になるため、望ましい。
・ 実施形態2では、下餅容器20の上面には、略半円状の切欠26が設けられていたが、切欠26の形状はこれに限られるものではなく、突部15よりも大きく形成されていればどの様な形状であってもよい。また、切欠26は、溝25の上方、かつ時計回り方向後方側に設けられていたが、切欠26を溝25の時計回り方向前方側に設けてもよいし、切欠26を溝25の中央に設けてもよい。
・ 実施形態2では、溝25をその幅が時計回り方向前方側に向かって狭くなるようなテーパ状に形成していたが、溝25の形状はこれに限られるものではない。たとえば、時計回り方向後方側に向かってその幅が狭くなるように設けてもよいし、中央部から両端部に向かってその幅が狭くなるように設けてもよい。また、溝25の幅は一定であってもよい。
・ 実施形態2の溝25の上面及び下面の少なくとも一方に突出部を設け、溝25の幅を局所的に突部15の厚みよりも小さくするように構成してもよい。このような突出部は、係合状態から係合状態を解消する方向への上餅容器10或いは下餅容器20の回動を抑制して、下餅容器20に対する上餅容器10の固定状態が安定する。
・ 実施形態1及び実施形態2では、上餅容器10のシート貼付部12は、円環状に形成されるとともに、上容器本体11の下端縁から水平方向に向かって延出するように形成されていたが、シート貼付部12の形状はこれに限られるものではない。たとえば、上述の上容器本体11の下端縁からの延出形成を採用せずに、単に、上容器本体11の下端縁の肉厚を厚くして、その上容器本体11の底面をシート貼付部12としてもよい。
・ 実施形態1及び実施形態2では、載置部は、下容器本体21の上面に凹設される凹部23であったが、載置部の形状はこれに限られるものではない。たとえば、下容器本体21の上面に突設される突出部であってもよい。このように構成した場合には、上容器本体11のシート貼付部12にその外周側から下方に延出するように形成される上段側係合手段を設け、この上段側係合手段と下容器本体21の突出部の外周とを係合させるようにすればよい。
・ 実施形態1及び実施形態2では、上段側係合手段としてシート貼付部12の外周面12aに突部15を突設するとともに、下段側係合手段として凹部23の側面23aに溝25を凹設し、水平方向の凹凸関係により上段側係合手段と下段側係合手段とを係合させていたが、上段側係合手段及び下段側係合手段の構成はこれに限られるものではない。
たとえば、シート貼付部12の外周側から下方に延出されるように形成される上段側係合手段を設けるとともに、凹部23の底面に上段側係合手段を収容可能な凹部をさらに設け、上下方向の凹凸関係により上段側係合手段と下段側係合手段とを係合させてもよい。また、上段側係合手段としてシート貼付部12の外周面12aに雄ネジ溝を設けるとともに、下段側係合手段として凹部23の側面23aに雌ネジ溝を設け、上段側係合手段の雄ネジ溝と下段側係合手段の雌ネジ溝とを螺合させる構成としてもよい。なお、これら上段側係合手段と下段側係合手段の形状は逆に形成されていてもよい。
また、実施形態1及び実施形態2に設けられる突部15のように、シート貼付部12とは別部材として上段側係合手段を設けるのではなく、シート貼付部12自身が上段側係合手段として機能するような構成であっても、シート貼付部12の外周面に上段側係合手段が設けられているという構成の一実施形態に含まれる。たとえば、下段側係合手段として、凹部23の側面23aに該凹部23の内側に向けて凸出する爪部を設け、同爪部とシート貼付部12とが係合するように構成すると、シート貼付部12は上段側係合手段として機能することになる。また、このように構成する場合には、爪部を凹部23の側面23aの全周に設けてもよいが、複数の爪部を同側面23aに点在するように設けると、より小さな力でシート貼付部12と爪部との係合関係を構築することができる。
・ 実施形態1及び実施形態2では、下餅容器20の凹部23の側面23aに形成される溝が側面23aの上下方向の下端に位置していたが、その下端の位置に限定されることはない。たとえば、側面23aの上下方向における中央に位置するように溝25を配設してもよい。
・ 実施形態1及び実施形態2では、シート30は、シート貼付部12の下面の外径と略同径の円状に形成されていたが、シート30の大きさはこれに限られるものではない。たとえば、シート30は、シート貼付部12の外径より小さく形成されていてもよいし、同外径よりも大きく形成されていてもよい。また、容器の開口よりも大きく形成されていれば、シート30の形状はとくに限定されるものではなく、たとえば、多角形状であってもよい。
・ 実施形態1及び実施形態2では、上餅容器10の内側面には、リブ14が中央から放射状に延びるように複数設けられていたが、このリブ14の配置構成はこれに限られるものではない。たとえば、複数のリブ14を平行に配置してもよいし、格子状に配置してもよい。また、このリブ14は設けなくてもよい。なお、下餅容器20の内側天井面に設けられているリブ24についても同様であり、どのような配置構成としてもよいし、リブ24を設けなくてもよい。
・ 実施形態1及び実施形態2では、リブ14及びリブ24は、断面半円状に形成されていたが、リブ14及びリブ24の形状はこれに限られるものではなく、たとえば、断面多角形状に形成してもよい。
・ 実施形態1及び実施形態2では、その内部に軟化状態の餅を充填させて使用する場合について説明したが、容器内に真空パック詰めの切り餅やご祈祷米など他のお供えを収容させて使用してもよいことは言うまでもない。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について記載する。
○ 前記上段側係合手段及び前記下段側係合手段は、前記上餅容器を前記下餅容器に対して回動させることで係脱可能に形成されていることを特徴とする鏡餅容器。
○ 前記上段側係合手段又は前記下段側係合手段の少なくとも一方には、前記下餅容器に対する前記上餅容器の回動を制限する回動制限手段が設けられていることを特徴とする鏡餅容器。
実施形態1の鏡餅容器の分解状態を示す斜視図。 実施形態1の鏡餅容器を組み合わせた状態を示す半断面図。 (a)、(b)は、実施形態1の上段側係合手段と下段側係合手段との係合状態を示す断面図。 実施形態2の鏡餅容器の分解状態を示す斜視図。 実施形態2の鏡餅容器を組み合わせた状態を示す上面図。 実施形態2の上段側係合手段と下段側係合手段との係合状態を示す断面図。
符号の説明
1,2…鏡餅容器、10…上餅容器、12,22…シート貼付部、12a…外周面、15…上段側係合手段としての突部、20…下餅容器、23…凹部、23a…側面、25…下段側係合手段としての溝、26…切欠。

Claims (4)

  1. 上餅と下餅とを重ねた形状に成形される鏡餅容器において、
    底部が開口するとともに下端縁にシート貼付部が設けられている上餅容器及び下餅容器を備え、
    前記上餅容器の前記シート貼付部の外周面には上段側係合手段が設けられ、
    前記下餅容器の上面には前記上餅容器を載置するための載置部が形成されているとともに、前記載置部には下段側係合手段が設けられ、
    前記上段側係合手段と前記下段側係合手段とを係合させることにより、前記下餅容器に対して前記上餅容器を取り付け可能であることを特徴とする鏡餅容器。
  2. 前記上段側係合手段は、前記シート貼付部の外周面から突出するように形成され、
    前記載置部は、前記上餅容器の底部を収容するように、前記下餅容器の上面から凹むように形成され、前記下段側係合手段は、凹むように形成された前記載置部の側面に溝状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の鏡餅容器。
  3. 前記下餅容器の上面には、前記下段側係合手段を部分的に上方に開放する切欠が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の鏡餅容器。
  4. 前記上段側係合手段及び前記下段側係合手段の少なくとも一方は、その幅が前記上餅容器及び前記下餅容器の周方向において変化するようにテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の鏡餅容器。
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