JP2008264059A - パチンコ遊戯者用台間空気清浄装置 - Google Patents

パチンコ遊戯者用台間空気清浄装置 Download PDF

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Abstract

【課題】パチンコ遊戯者が出すタバコの煙、埃、雑菌などの汚染物質を除去するパチンコ遊戯者用台間空気清浄装置を提供する。
【解決手段】パチンコ遊戯者用台間空気清浄装置Aは、パチンコ機の所定隙間に適合する縦長状の本体ケース1と、この本体ケース1を固定するための固定フレーム2とからなり、吸入口3から流入する汚染空気に含まれる塵埃を除去するエアフィルタ4と、ファンユニット5と、汚染空気をマイナスイオン化し、かつ紫外線ランプによりオゾンを発生させて浄化する空気清浄化ユニット6とを、ファンユニット5によるエアの流れ方向に備え、外部からの電源コードWoに接続する電源接続端子8を本体ケース1に対して着脱自在に接続し、この接続端子8を介して本体ケース1内の空気清浄化ユニット6とファンユニット5へ電力を供給する。汚染空気の吸入、排出の流れをパチンコ台の上下いずれの方向でも選択可能とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、複数台のパチンコ台間に設置され、遊戯している人が吸うタバコや浮遊する埃などを吸引して遊技場内の空気を清浄化するパチンコ遊戯者用台間空気清浄装置に関する。
パチンコ遊技場では、女性客の増加により衣服に付着するタバコの煙による臭いを消す、或いは遊技場内に多数の人が出入りすることにより生じ、浮遊する埃や有害物質などを清浄化することが重要な問題とされている。パチンコ遊戯場には、多数のパチンコ台が互いに隣接して立設され、さらに各列が島状に配列されているため、天井に設けた空気吸引口、吹出口から冷暖房と換気をする一般的な空調設備による換気では、一部の場所に淀む臭気、埃を除去しきれないと指摘されている。このような、最近のパチンコ遊技場の問題に対応するため、パチンコ台の周囲に別途専用の空気清浄機が設置されるようになってきた。
このようなパチンコ台用の空気清浄機を設置する場所として、各パチンコ台の上部、あるいはパチンコ台間に設置される場合がある。いずれの場合も一長一短があり、上部に設置する場合、パチンコ台の設置台数に対する制約を生じないが、パチンコ台の前面に設置されるタバコ皿からの煙に対しては、複数の隣接するパチンコ台間に設置する形態の方が空気清浄機としての作用は直接的である。パチンコ台用の空気清浄機の形式の一例として、特許文献1の「パチンコ遊戯者用空気清浄装置」が公知である。
この特許文献1の「パチンコ遊戯者用空気清浄装置」は、「パチンコ機が設置される島の上方に位置する幕板、幕飾り或いは幕板に取り付けられる呼び出しランプケース内、あるいはパチンコ機の側面に、各パチンコ機毎あるいは複数台毎にシロッコファン等のファンと、交換自在に形成したフィルタとからなる空気清浄装置を設置した」ことを特徴とするものである。
そして、この装置の目的は、「遊戯者の遊戯の邪魔にならないように薄型の清浄装置とし、遊戯者からのタバコの煙等の汚染空気を浄化し周囲の環境を改善でき、かつ静電式空気清浄装置を組み込むことによりタバコの煙等の粉塵粒子をより効率よく浄化できると共に、空気中の静電気を減少させIC部品の誤作動を防止できるパチンコ遊戯者用空気清浄装置」を提供することとされている。
他の例として、特許文献2の「パチンコ遊戯者用台間空気清浄装置」が公知である。この公報の装置は、「パチンコ機の側面に、シロッコファン等のファンと、交換自在に形成したフィルタとを組み込んだケースからなる空気清浄装置を設置したことを特徴とするパチンコ遊戯用台間空気清浄装置」とされている。この装置は、薄型の空気清浄装置を各パチンコ機の側面の台間に設置して遊戯者からのタバコの煙等の汚染空気を直接吸引、排気して空気を浄化し、環境を改善すると共に、空気中の静電気を減少させIC部品の誤作動を防止することを目的としている。
この「パチンコ遊戯者用台間空気清浄装置」では、「空気清浄装置」と記載された部材が組み込まれているが、その実施形態に記載された「空気清浄装置」は、ユニット化された「静電式空気清浄装置」であり、この装置の清掃時や故障時にメインテナンスを行う際には、これらの各部材が収納されたユニットやフィルタ等の部材をケースから取り外して、清掃や修理が行われる。
特開平9−187567号公報 特開平10−15220号公報
上述した特許文献1の「パチンコ遊戯者用空気清浄装置」は、パチンコ台の上方に設置することを前提として、パチンコ機が設置される島の上方に位置する幕板、幕飾り或いは幕板に取り付けられる呼び出しランプケース内、あるいはパチンコ機の側面に、各パチンコ機毎あるいは複数台毎にシロッコファン等のファンと、交換自在に形成したフィルタとからなる空気清浄装置を設置すると記載されており、従ってパチンコ機の前面に置かれた灰皿等の遊戯者からのタバコの煙等の汚染空気を清浄化するには直接的に汚染空気を吸引することが出来ないため、直接的な効果が薄い。
特許文献2の「パチンコ遊戯者用台間空気清浄装置」は、パチンコ台間に置かれる空気清浄装置であり、遊戯者からのタバコの煙等の汚染空気を直接的に吸引できる。しかし、このパチンコ遊戯者用台間空気清浄装置を設置した場合、当然シロッコファン等のファンにより吸引した汚染空気をフィルタで除去する作用を続けると、一定期間後にはフィルタやファン、及び放電線、電極板、金網等からなる「静電式空気清浄装置」を交換する必要がある。
そこで、この「パチンコ遊戯者用台間空気清浄装置」では、これらの部品を交換するためにファン、フィルタ、及び静電式空気清浄装置等の主要部品をユニット化し、このユニットを全体として着脱自在とした例、及びファン、フィルタ、及び静電式空気清浄装置をそれぞれ個別に引き抜いて着脱自在とした例が示されている。しかし、この特許文献2の装置では、ファン、フィルタ、による汚染空気は、装置下部の吸引口からこれに接して設けたフィルタを経て吸引し、途中の静電式空気清浄装置により空気清浄化作用を行って上方の排出口から排出するように設定されており、パチンコ遊技場に設置する際、或いは設置された後は、吸引口と排出口を上下逆向きに設定することは実際には出来ない。
また、この特許文献2の装置では、ファン、フィルタ、及び静電式空気清浄装置等の主要部品をユニット化したものを着脱自在、或いはファン、フィルタ、及び静電式空気清浄装置等の主要部品をそれぞれ個別に着脱自在としている。しかし、一般にフィルタで大まかに清浄化した空気に対して、完全に除去されていない微粒状の埃は静電式空気清浄装置で除去されるため、ファンを清掃する必要が生じるまでには、相当の期間がかかり、従ってファン自体を着脱自在とする必要はない。
さらに、特許文献2の装置では、上記主要部品はエアの流れの入り口に近いほうに、静電式空気清浄装置、その下流位置にフィルタ、ファンが配置されている。しかし、この配列順序では静電式空気清浄装置により発生するオゾンの影響によりフィルタ、ファンに酸化作用が生じ、短期間でこれら下流側の部品が故障する原因となり、実際のパチンコ遊戯者用台間空気清浄装置としてこのような構成を採用することは適切ではない。
この発明は、上記の問題に留意して、パチンコ台間に設置するのに適合し、パチンコ遊戯者が出すタバコの煙、埃、雑菌など空気中に含まれる汚染物質を高精度に除去し、汚染空気の吸入、排出の流れをパチンコ台の上下いずれの方向でも選択可能とし、かつ長期の使用に対して故障が生じない部品配置としたパチンコ遊戯者用台間空気清浄装置を提供することを課題とする。
さらに、上記課題と別の課題として、空気清浄により吸着した塵埃の清掃が必要な部品のみを着脱自在式とし、清掃時の作業が容易となるように、或いは清掃の必要に応じて清掃が必要な部品を個別に必要な時期に取り外し自在とすることである。
この発明は、上記の問題を解決する手段として、パチンコ機の互いに隣接する所定隙間に適合する縦長状の本体ケースと、この本体ケースを設置場所に固定するための固定フレームとからなり、本体ケース内に設けられ、そのフロントカバーに設けた吸入口から流入する汚染空気に含まれる塵埃を除去するエアフィルタと、汚染空気を吸引するファンユニットと、汚染空気をマイナスイオン化して電極部に吸着させ、かつ紫外線ランプによりオゾンを発生させて汚染空気を浄化する空気清浄化ユニットと、その出口側に設けた排出口とを、上記ファンユニットによるエアの流れ方向に沿って上記の記載順序に備え、固定フレームの長さ方向中央位置に外部からの電源コードに接続する電源接続端子を本体ケースに対して着脱自在に接続し、この接続端子を介して本体ケース内の空気清浄化ユニットとファンユニットへ電源を分配するように布設したパチンコ遊戯者用台間空気清浄装置としたのである。
上記の構成としたこの発明のパチンコ遊戯者用台間空気清浄装置は、縦長状の本体ケースと、この本体ケースを設置場所に固定するための固定フレームとにより、パチンコ機の互いに隣接する所定隙間に適合するものとして設置される。この装置では、本体ケース内にエアフィルタと、ファンユニットと、汚染空気をイオン化する空気清浄化ユニットをエアの流れに沿って配置し、この清浄部材により汚染空気を清浄化するようにしている。このため、ファンユニットにより生じるエアの流れに沿ってエアフィルタと空気清浄化ユニットの2段の浄化作用により、パチンコ遊戯者が出すタバコの煙、埃、雑菌など粒子の径の比較的大きいものから微粒状のものまで空気中に含まれる汚染物質を高精度に除去することが出来る。
また、固定フレームの長さ方向中央位置に外部からの電源コードに接続する電源接続端子を本体ケースに対して着脱自在に接続し、接続端子を介して本体ケース内の空気清浄化ユニットとファンユニットへ電源(線)を分配するように布設している。これにより、汚染空気の吸入、排出の流れをパチンコ台の上下いずれの方向でも選択可能とし、かつエアフィルタ、電極部、紫外線ランプをエアの流れに沿って配置したため、紫外線ランプにより発生するオゾンの作用で汚染空気の殺菌をするが、上流側にエアフィルタ、ファンユニットを設けているため、これらの部品が酸化により故障することがなく、長期の使用に対して故障が生じない部品配置となっている。
また、上記構成の装置において、エアフィルタと空気清浄化ユニットとを、本体ケースに対して着脱自在に取り付け、ファンユニットを本体ケースに固定し、清掃の必要度に応じてエアフィルタと空気清浄化ユニットとを取り外して清掃可能とすることができる。これにより、汚染空気に含まれる粗大な粒子をエアフィルタで除去するのは、比較的短い期間で清掃を必要とするが、空気清浄化ユニットは微粒塵を吸着するため、清掃期間は比較的長く、清掃作業を必要とする期間がそれぞれ異なることに対応できることとなる。
さらに、上記空気清浄化ユニットを、このユニットの側壁と本体ケース内の隔壁に設けたオス、メスの端子を介して本体ケースに対して着脱自在に取り付けた構成とすることができる。従って、このような構成とすることにより空気清浄化ユニットを本体ケースから電源回路の電源線を引き出すことなく切り離して引き出すことができる。このため、取り出された空気清浄化ユニットを外部で分解して清掃することができ、この空気清浄化ユニットの清掃作業を清掃の専門家でなく、誰でも簡単に清掃ができることとなる。
この発明のパチンコ遊戯者用台間空気清浄装置は、パチンコ機の隣接する所定隙間に適合する縦長状の本体ケースと、この本体ケースの固定フレームとからなり、本体ケース内に汚染空気に含まれる塵埃を除去するエアフィルタと、ファンユニットと、汚染空気をマイナスイオン化し、かつ紫外線ランプによりオゾンを発生させて浄化する空気清浄化ユニットとを、エアの流れ方向に上記の記載順序に備え、固定フレームの長さ方向中央位置に外部からの電源コードに接続する電源接続端子を本体ケースに対して着脱自在に接続し、この接続端子を介して空気清浄化ユニットとファンユニットへ電源を分配するように布設したから、パチンコ台間に設置するのに適合し、パチンコ遊戯者が出すタバコの煙、埃、雑菌など空気中に含まれる汚染物質を高精度に除去し、汚染空気の吸入、排出の流れをパチンコ台の上下いずれの方向でも選択可能とし、かつ長期の使用に対して故障が生じないという利点が得られる。
以下、この発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は実施形態のパチンコ遊戯者用台間空気清浄装置の全体概略構成図である。図示のように、この実施形態のパチンコ遊戯者用台間空気清浄装置Aは、パチンコ機の互いに隣接する所定隙間に適合する縦長状の本体ケース1と、この本体ケース1を設置場所に固定するための固定フレーム2とからなり、本体ケース1内に汚染空気の汚染物質を除去するエアフィルタ4と、汚染空気を吸引するファンユニット5と、マイナスイオン化されたイオン風により汚染空気(以下単にエアという場合もある)を浄化する空気清浄化ユニット6とをエアの流れ方向に沿って上記の記載順に備えている。
固定フレーム2は、図示のように、本体ケース1の奥側の端面を囲むように大略コの字状に形成され、本体ケース1を抱きかかえるようにして、設置場所に固定するフレームとして形成されている。本体ケース1の前面は、図2に示すように、外観を美しく見せるため、フロントカバー1c、1c、・・・、1cが各ピースとして互いに隣接して着脱自在に設けられており、このフロントカバーのうち、1c、1c、1cは、後述するように、空気清浄化ユニット6を着脱自在とするため、本体ケース1の前面からそれぞれのピース毎に取り外しが出来るように、互いにその境界部を嵌合形式に形成している。
なお、図示の例では、パチンコ遊戯者用台間空気清浄装置Aの下部にエアの吸入口3を設け、この吸入口3から吸入されるエアに含まれる粗大な汚染物質を除去するためエアフィルタ4が吸入口3に接して着脱自在に設けられ、吸入されたエアは上方に設けられた排出口7から排出されるように形成されている。ただし、この実施形態では、後述するように、電源接続端子8をパチンコ遊戯者用台間空気清浄装置Aの長さ方向中央(中心線Lを中心として)に設けることにより、吸入口3と排出口7を上下逆に設置することを選択可能としている。これについては後で詳細に説明する。
ファンユニット5は、シロッコファンが用いられ、本体ケース1に固定して取り付けられている。上記吸入口3から吸入されたエアは、エアフィルタ4からファンユニット5のシロッコファンまでエアを案内するための通風路4aを通り、シロッコファンの側面から吸引されて、外周の接線方向に送り出される。ファンユニット5からのエアは、空気清浄化ユニット6のエアの取入口6Iを通りこのユニット6内でマイナスイオン化され、空気清浄化ユニット6内の電極と電極間のコロナ放電によりマイナスイオン化の作用を受け、紫外線ランプ16によりオゾンを発生してエア中に含まれる微量の汚染物質に対して殺菌・脱臭作用と酸化作用で埃が分解される。
上記エアの流れは、空気清浄化ユニット6内に電極を複数組設けることにより微弱なイオンの風の流れが生じるが、ファンユニット5によりエアの強制流れをも生じさせて、上記作用を促進させている。この場合、空気清浄化ユニット6がエアの流れの下流側に置かれているため、上流側のエアフィルタ4、ファンユニット5の部品に酸化作用を及ぼすことはない。エアフィルタ4は、一般的なものと同じであり、多孔質で複数の壁面(蛇腹状)を有する材料が用いられている。また、空気清浄化ユニット6内には、後で説明するように、紫外線ランプ16も設けられているため、この紫外線ランプ16によりオゾンを発生させ、オゾンによる殺菌・脱臭作用、酸化作用も付加できるように構成されている。
上記固定フレーム2と本体ケース1が組み立てられた状態で、その互いに向かい合う端面間の、縦長さ方向の中央位置に外部からの電源コードWoに接続する電源接続端子8を本体ケース1に対して着脱自在に接続し、この電源接続端子8を介して本体ケース1内の空気清浄化ユニット6とファンユニット5へ電源を分配するように接続コードを布設している。この電源接続端子8は、固定フレーム2側に2つの−のメス端子8a(f)、8b(f)が設けられ、本体ケース1側に2つの端子ピン8a(m)、8b(m)が設けられ、本体ケース1を固定フレーム2に対して着脱することにより端子ピン8a(m)、8b(m)をメス端子8a(f)、8b(f)に対して着脱自在に接続可能としている。メス端子8a(f)、8b(f)には外部に接続可能な電源コードWoが接続されている。
上記電源接続端子8を縦長さ方向の中央位置(中心線Lを中心)に設けたのは、上述したように、本体ケース1を上下逆に組み込むことを選択自在とするためであり、本体ケース1のエアの吸入口3、排出口7を図示の場合と上下逆に設定することが出来る。そして、本体ケース1のエアの吸入口3、排出口7を設けた面を前面とし、その奥側位置には最奥壁1wとこの奥壁の少し手前位置に電源線、高電圧回路、回路基板等を含む電源回路を設けるための隔壁1が設けられており、両壁の中空の空間には電源線、接続線が布設され、回路基板、高電圧回路へ電源を供給するように配線が行われている。
空気清浄化ユニット6のケース6a内には、図3の(a)図、(b)図に示すように、第1電極部14(14a、14b)、紫外線ランプ16、第2電極部15(15a、15b)がこの記載順序にエアの上流から下流への流れに直交する向きで順次配置されている。上記ケース6aは、略長方形で、かつ一端側は側壁と直角状に、他端側は傾斜状に形成され、その一端側にはエアの入口6I、側方の上端には出口6Eが設けられて形成されている。従って、上流側の吸入口3、エアフィルタ4を経てファンユニット5から取り込まれたエアは、ケース6aの入口6Iから第1電極部14(14a、14b)、紫外線ランプ16、第2電極部15(15a、15b)を通り、ケース6aの出口6Eを経て排出口7から排出される。6bは、着脱自在の蓋板である。
図3の(a)図に上記電源回路のブロック図、(b)図に主部品への接続配線の概略図を示している。(a)図に示すように、10は電源制御回路であり、この電源制御回路10は回路基板上に形成した定電圧回路11を介して空気清浄化ユニット6へ電源を供給する高電圧発生回路12、13を含む回路からなり、定電圧回路11からは紫外線ランプ16、ファンユニット5、表示ランプ9への電源も併せて供給するように構成されている。なお、9swはスイッチである。接続コードL1、L2及びL、Lは2組の電極へ、接続コードL、Lは紫外線ランプ16へ電源を供給し、接続コードL、Lはファンユニット5へ電源を供給するように接続されている。また、接続コードWsは、定電圧回路11までの接続コードである。
定電圧回路11は、図示省略しているが、ツェナダイオード、3端子レギュレータ等の整流回路を含み、電圧を一定に保持する電源回路であり、外部からの電源コードWo、接続コードWsを経て商用電源(100V)を供給し、高電圧発生回路12、13はこの定電圧回路11から第1電極部14(14a、14b)、第2電極部15(15a、15b)へ高電圧を供給するためトランスにより1万V程度の高電圧に変換し、電源として供給する。表示ランプ9には商用電源をそのまま、ファンユニット5へは定電圧回路11で24Vの直流電源に変換して供給される。
ここで、図3の(b)図に示すように、接続コードL〜Lは、それぞれの接続端子を、電源接続端子8と同様に、オス、メスの端子P〜Pとすることにより空気清浄化ユニット6を本体ケース1から着脱自在としている。他の接続コードL、Lは定電圧回路11の基板に対して固定配線されている。また、吸入口3は前面壁のフロントカバー1cに、排出口7は前面壁のフロントカバー1cにそれぞれ形成され、エアフィルタ4はフロントカバー1c内に挿入して、着脱自在に取り外すことが出来るようにしている。ただし、ファンユニット5は本体ケース1に固定されているため、ファンユニット5を取り外すことはない。
なお、第1電極部14(14a、14b)と第2電極部15(15a、15b)との2組はそれぞれ14a、15aが対向電極(陽極)、14b、15bがトリガ電極(陰極)である。そして、対向電極14aは、図7に示すように、本体ケースの断面視で上下に2枚の電極板から形成され、その2枚の電極板の中間高さに位置するようにトリガ電極14bが配置されている。さらに、図3の(b)図に示すように、第1電極部14(14a、14b)は、その電極間の距離が互いに所定距離だけ離して設けてあり、トリガ電極14bをその複数(図示に例では4つ)の突出エッジ14eが対向電極14aに向き合う上下の角度θを放電に最適な角度(30°〜45°)に設定している。対向電極15aも、対向電極14aと同様に、2枚の電極板から成り、トリガ電極15bもその中間位置に設けられている。
上記のように、第1電極部14(14a、14b)において、そのトリガ電極14bと対向電極14aを所定距離に離して設け、突出エッジ14eが対向電極14aに向き合う上下の角度θに設定したのは、トリガ電極14bからの放電が最も効率よく生じ、かつ放電により生じる電子により汚染空気中の微粒塵のイオン化が容易であり、イオン風を生じ易くして、イオン化された微粒塵を対向電極14aに吸着させることができるからである。第2電極部15(15a、15b)は、そのイオン化されたイオン風にさらにイオン化作用を付加し、対向電極15aに微粒塵を吸着するために設けられている。
上記の構成としたこの実施形態のパチンコ遊戯者用台間空気清浄装置Aは、パチンコ遊戯者が出すタバコの煙や微粒塵を含む汚染空気を、次のように高効率に清浄化する。電源スイッチ9swを投入して、空気清浄装置Aの作動を開始すると、ファンユニット5が回転して吸入口3、エアフィルタ4を通してエアを吸入し、エアフィルタ4で除去し得るエア中の汚染物質のうち比較的粒径の大きいものはエアフィルタ4の多孔質の壁面で除去されて、ファンユニット5により空気清浄化ユニット6へと送られる。
空気清浄化ユニット6では、高電圧発生回路12、13により第1電極部14(14a、14b)と第2電極部15(15a、15b)に高電圧を印加し、紫外線ランプ16により紫外線を発生させた状態で、エアがファンユニット5から送り込まれる。エアに含まれる汚染物質のうちエアフィルタ4で除去できない微粒状の物質は、この空気清浄化ユニット6で除去される。エアに含まれる汚染物質は、エアを第1電極部14の対向電極14aとトリガ電極14b間でのコロナ放電でイオン化することにより対向電極14aに吸着させる。さらに、次の紫外線ランプ16の位置では、エアに作用してオゾンOを発生させて、汚染物質に含まれる臭い成分や、有害細菌類を分解して消臭、殺菌する。
このエアは、さらに第2電極部15(15a、15b)でイオン化されて、対向電極15aに吸着され、残留する汚染物質を可能な限り除去してエアの清浄化を行い、浄化されたエアを、出口6Eを経て排出口7から排出する。こうして、パチンコ遊戯者用台間空気清浄装置Aを連続的に作動させて、パチンコ台の付近で発生する汚染物質を含むエアの清浄化を行うが、エアフィルタ4、空気清浄化ユニット6の電極部には、エア中の汚染物質を連続的に除去するため、ある程度の長期間(数ヶ月〜1年)には汚染物質が付着、堆積するため、両部材共取り外して清掃する必要が生じ、或いは故障をして作動不良となる場合もある。
このような場合、エアフィルタ4を取り外すためには、フロントカバー1cを取り外してその内側のエアフィルタ4を新しいものに取り替える。空気清浄化ユニット6を取り替える場合は、フロントカバー1c、フロントカバー1cを取り外した後、空気清浄化ユニット6を空気清浄装置Aの前面側に引き抜いて清掃することとなる。この作業は、この装置ではパチンコ遊技場の作業員により簡単に行うことができ、この点がこの空気清浄装置Aの最も大きな利点である。
また、このパチンコ遊戯者用台間空気清浄装置Aは、その清掃・点検時に装置全体を設置場所の固定フレーム2から引き抜く(分離)ことができるが、その必要がなく、上記のように、部品ごとに引抜いて部品を清掃する場合でも、ファンユニット5は引き抜く必要がなく、清掃すべき時期と頻度に応じてエアフィルタ4、空気清浄化ユニット6のそれぞれを、個別に選んで清掃すればよい。エアフィルタ4は、汚染空気に含まれる汚染物質を吸入口3の直後で除去するため、最も早く除去すべき埃が溜まりやすい。従って、例えばエアフィルタ4の取替えは、数週間の期間毎に行う必要がある。
さらに、大まかな埃を除去されたエアから臭気、雑菌を除去するために空気清浄化ユニット6では、第1電極部14(14a、14b)でイオン化して対向電極14aに吸着させ、かつ紫外線ランプ16でオゾンを発生させて臭気を分解し、消臭作用を付与している。そして、2次作用として、第2電極部15(15a、15b)により2次イオン化作用も付与している。このため、この作用で吸着、分解される微粒塵、臭気、雑菌等の除去すべき汚染物質はほぼ完全に除去されるが、その付着量はエアフィルタ4に比較すると小さい。
このため、従来の形式のパチンコ遊戯者用台間空気清浄装置では、内部の清掃を必要とする時期が来た場合、一般には空気清浄装置全体を新しいものに取り替える、あるいは空気清浄装置の保守作業を専門とする作業員により行う必要があるのに対して、この実施形態のパチンコ遊戯者用台間空気清浄装置では、例えば6ヶ月〜1年程度の、エアフィルタ4の場合より長く、エアフィルタ4とは異なる頻度で清掃すればよく、しかもその清掃作業を専門作業員に依頼することなく、パチンコ遊技場の一般の係員でも簡単な説明書に従って容易に清掃できる。
上記空気清浄化ユニット6を清掃するため、このユニット6を本体ケース1から引き出す際に、取手6cに指をかけて前方に引き抜くが、その場合空気清浄化ユニット6の後端面に、第1電極部14(14a、14b)、第2電極部15(15a、15b)、紫外線ランプ16用として設けられたオスの端子P〜Pの嵌合を引き離すことにより引き抜くことが出来る。これにより、高電圧の電源部から電極部を完全に切り離すことができる。空気清浄化ユニット6を引き出した後は、図5に示すユニットケース6aから蓋板6bを取り外す(着脱自在に取り付けられている)。
そして、その状態で第1電極部14(14a、14b)、第2電極部15(15a、15b)、紫外線ランプ16に付着した微粒塵に対して、エアを吹き付ける、あるいはティッシュペーパで各部品を拭き取ることにより清掃が出来る。この作業は、電源部から第1、第2電極部が切り離されているため、安全に確実に実施することができる。清掃後は、取り外しの場合と逆の手順で組み立てる。
なお、パチンコ遊戯者用台間空気清浄装置の本体ケース1、固定フレーム2のパチンコ台間に許容される厚みは、図示の例では40mmであり、この超薄厚さ内にエアフィルタ4、ファンユニット5、空気清浄化ユニット6等の主部品が収納されている。また、図示の例では、接続端子8、端子P〜Pは、オス、メスの嵌合形式の接続端子の形状としたが、接続端子の形式としては、上記以外にも例えば、圧着式で電源線の接触、切り離しができる形式としても良い。
この発明のパチンコ遊戯者用台間空気清浄装置は、縦長状の本体ケースと、この本体ケースの固定フレームとからなり、本体ケース内に汚染空気に含まれる塵埃を除去するエアフィルタと、ファンユニットと、汚染空気をマイナスイオン化し、かつオゾンを発生させて浄化する空気清浄化ユニットとを備え、固定フレームの長さ方向中央位置に外部からの電源コードに接続する電源接続端子を本体ケースに対して着脱自在に接続したものであり、パチンコ台間に設置し、汚染物質を高精度に除去し、汚染空気の吸入、排出の流れをパチンコ台の上下いずれの方向でも選択可能、かつ長期の使用に対して故障が生じないようにできるため、広くパチンコ遊技場に設置し、利用できる。
実施形態のパチンコ遊戯者用台間空気清浄装置の全体概略構成図 同上の装置の外観斜視図 同上装置の(a)電源回路のブロック図、(b)同上装置の電源線の概略配置図 電源接続端子の(a)接続状態での部分拡大図、(b)接続を切り離した状態での部分拡大図 一部破断した空気清浄化ユニットの平面図 本体ケース内の隔壁部の接続端子の部分拡大図 第1電極部の断面図 パチンコ台間への取り付け状態を示す外観図
符号の説明
1 本体ケース
2 固定フレーム
3 吸入口
4 エアフィルタ
5 ファンユニット
6 空気清浄化ユニット
6a ケース
6b 蓋板
6c 取手
7 排出口
8 電源接続端子
9 表示ランプ
10 電源制御回路
11 定電圧回路
12、13 高電圧発生回路
14 第1電極部
15 第2電極部
14a、15a 対向電極
14b、15b トリガ電極
16 紫外線ランプ
A パチンコ遊戯者用台間空気清浄装置
L1、L2 接続コード
〜P 端子

Claims (3)

  1. パチンコ機の互いに隣接する所定隙間に適合する縦長状の本体ケース1と、この本体ケース1を設置場所に固定するための固定フレーム2とからなり、本体ケース1内に設けられ、そのフロントカバー1c2に設けた吸入口3から流入する汚染空気に含まれる塵埃を除去するエアフィルタ4と、汚染空気を吸引するファンユニット5と、汚染空気をマイナスイオン化して電極部に吸着させ、かつ紫外線ランプ16によりオゾンを発生させて汚染空気を浄化する空気清浄化ユニット6と、その出口側に設けた排出口7とを、上記ファンユニット5によるエアの流れ方向に沿って上記の記載順序に備え、固定フレーム2の長さ方向中央位置に外部からの電源コードに接続する電源接続端子8を本体ケース1に対して着脱自在に接続し、この接続端子8を介して本体ケース1内の空気清浄化ユニット6とファンユニット5へ電源を分配するように布設したパチンコ遊戯者用台間空気清浄装置。
  2. 前記エアフィルタ4と空気清浄化ユニット6とを、本体ケース1に対して着脱自在に取り付け、ファンユニット5を本体ケース1に固定し、清掃の必要度に応じてエアフィルタ4と空気清浄化ユニット6とを取り外して清掃可能としたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊戯者用台間空気清浄装置。
  3. 前記空気清浄化ユニット6を、このユニットの側壁と本体ケース1内の隔壁1に設けたオス、メスの端子P〜Pを介して本体ケース1に対して着脱自在に取り付けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ遊戯者用台間空気清浄装置。
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