JP2008263483A - 風雑音低減装置、音響信号録音装置及び撮像装置 - Google Patents

風雑音低減装置、音響信号録音装置及び撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 不要な風雑音を精度よく低減しつつ必要な音響信号の低減を抑制する風雑音低減装置及び音響機器を提供することを目的とする。
【解決手段】 風雑音低減装置1は、ステレオマイク(図1には図示せず。)から入力されたLin及びRin信号に含まれる調波構造の程度を分析する調波構造分析部2、Lin信号とRin信号との間の相関の程度を分析する相関分析部3、調波構造分析部2及び相関分析部3の分析結果に基づいてLin及びRin信号に含まれる風雑音の含まれる程度を分析する風雑音分析部4、そして、風雑音分析部4の分析結果に基づいて、Lin及びRin信号に含まれる風雑音を低減し、Lout及びRout信号を出力する風雑音低減部5から構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マイクロフォン等の音響信号取得手段によって音響信号を取得する際に、当該音響信号に含まれる風による雑音を低減する技術に関する。
風がマイクロフォンに当たることによって発生する(すなわち、風圧の変化によって発生するということ。)雑音(以下風雑音と呼ぶ。)は、低域〜中域(50Hz〜1kHz)に集中する傾向がある。
そして、左右方向からの音響信号をそれぞれ独立して取得することができるマイクロフォン(以下、ステレオマイクと呼ぶ。)で取得した音響信号に含まれる風雑音では、「左方向からの風雑音と右方向からの風雑音との間には、ほとんど相関関係がない。」という特性がある。
このため、従来、風雑音を低減するためには、入力された左方向からの風雑音と右方向からの風雑音との相関値に基づいて風雑音を検出し、かかる風雑音を低減するためにHPF(High-Pass Filter)を用いることが多かった。
尚、以下において、ステレオマイクで取得される左方向からの音響信号をLin信号、右方向からの音響信号をRin信号と呼ぶこととする。
下記特許文献1では、上記風雑音の無相関性を考慮し、Lin信号とRin信号との差信号の低周波数成分のレベルに応じて上記HPFの特性を変化させることにより風雑音のみを低減する技術が記載されている。
また、下記特許文献2にも、風雑音の無相関性を利用して風雑音を低減させる技術が開示されている。
しかしながら、風雑音や音響信号については、以下のような現象が発生する可能性がある。
(1)風雑音であっても瞬時的にはLin及びRin信号間に相関が発生する場合がある。
(2)風雑音でない音響信号であっても、例えば、音源が複数存在する場合には、Lin及びRin信号間で相関がなくなる場合がある。
上記(1)、(2)のような場合には、従来の風雑音低減技術では、風雑音を低減することが困難である。
さらに、従来の風雑音低減技術では、モノラルの音響信号に含まれる風雑音を低減することができない。
特開平5-14989号 特開2001-186585号 そこで本願発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、不要な風雑音を精度よく低減しつつ必要な音響信号の低減を抑制する風雑音低減装置、音響信号録音装置及び撮像装置を提供することを目的とする。
本発明に係る風雑音低減装置は、複数の音響信号に対してフィルタ処理を施すことによって、各音響信号にそれぞれ含まれる風雑音を低減する風雑音低減装置である。そして、フィルタ処理を行うフィルタ処理手段は、複数の音響信号のうち、少なくともいずれか1つの音響信号に含まれる調波構造の度合いと、複数の音響信号のうち、少なくともいずれか2つの音響信号の互いの相関度合とに基づいてフィルタ処理を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る風雑音低減装置は、複数の音響信号に対してフィルタ処理を施すことによって、各音響信号にそれぞれ含まれる風雑音を低減する風雑音低減装置である。そして、複数の音響信号のうち、少なくともいずれか1つの音響信号に含まれる調波構造の度合いを導出する調波構造分析手段と、複数の音響信号のうち、少なくともいずれか2つの音響信号の相関度合いを導出する相関分析手段と、調波構造の度合い及び音響信号の相関度合いに基づいて、音響信号に含まれる風雑音の度合いを導出する風雑音分析手段とを備え、フィルタ処理を行うフィルタ処理手段は、導出された風雑音の度合いに基づいて、フィルタ処理を行うことを特徴とする。
また、前記風雑音低減装置では、風雑音分析手段は、前記調波構造の度合いが所定の閾値よりも小さい場合には、調波構造の度合いに基づいて、音響信号に含まれる風雑音の度合いを導出する一方、調波構造の度合いが所定の閾値以上の場合には、調波構造の度合い及び音響信号の相関度合いに基づいて、音響信号に含まれる風雑音の度合いを導出することを特徴とする。
さらにまた、前記風雑音低減装置では、フィルタ処理手段は、可聴周波数帯域中において、所定の周波数より低い周波数について、フィルタ処理を行うことを特徴とする。
本発明に係る風雑音低減装置は、音響信号に対してフィルタ処理を施すことによって、音響信号に含まれる風雑音を低減する風雑音低減装置であって、フィルタ処理を行うフィルタ処理手段は、音響信号に含まれる調波構造の度合いに基づいてフィルタ処理を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る音響信号録音装置は、複数の音響信号を取得する音響信号取得手段と、該複数の音響信号に対してフィルタ処理を施すことによって、各音響信号にそれぞれ含まれる風雑音を低減する風雑音低減手段と、フィルタ処理が施された複数の音響信号を記録する記録手段とを備えている。そして、フィルタ処理を行うフィルタ処理手段は、複数の音響信号のうち、少なくともいずれか1つの音響信号に含まれる調波構造の度合いと、複数の音響信号のうち、少なくともいずれか2つの音響信号の互いの相関度合とに基づいてフィルタ処理を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る音響信号録音装置は、音響信号を取得する音響信号取得手段と、音響信号に対してフィルタ処理を施すことによって、音響信号に含まれる風雑音を低減する風雑音低減手段と、フィルタ処理が施された音響信号を記録する記録手段と、
を備えている。そして、フィルタ処理を行うフィルタ処理手段は、音響信号に含まれる調波構造の度合いに基づいてフィルタ処理を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る音響信号録音装置は、複数の音響信号を取得する音響信号取得手段と、該複数の音響信号に対してフィルタ処理を施すことによって、各音響信号にそれぞれ含まれる風雑音を低減する風雑音低減手段と、フィルタ処理が施された前記複数の音響信号を記録する記録手段とを備えている。そして、複数の音響信号のうち、少なくともいずれか1つの音響信号に含まれる調波構造の度合いを導出する調波構造分析手段と、複数の音響信号のうち、少なくともいずれか2つの音響信号の相関度合いを導出する相関分析手段と、調波構造の度合い及び音響信号の相関度合いに基づいて、音響信号に含まれる風雑音の度合いを導出する風雑音分析手段とを更に備え、フィルタ処理を行うフィルタ処理手段は、導出された風雑音の度合いに基づいて、フィルタ処理を行うことを特徴とする。
さらにまた、本発明に係る音響信号録音装置は、風雑音分析手段により導出される風雑音の度合いに応じて、当該風雑音の情報を示す風雑音マークを表示する表示手段を更に備えることを特徴とする。
本発明に係る撮像装置は、前記音響信号録音装置と、被写体を撮像するための撮像手段とを備えている。そして、記録手段は、撮像手段によって撮像された映像信号を記録し、表示手段は、撮像手段によって撮像された映像信号あるいは記録手段に記録された映像信号を表示する。
本発明によれば、不要な風雑音を精度よく低減しつつ必要な音響信号の低減を抑制する風雑音低減装置及び音響機器を提供することができる。
本発明の意義ないし効果は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明の一つの実施形態であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以下の実施の形態に記載されたものに制限されるものではない。
<実施例1>
以下、本発明の実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明の実施形態の一つである風雑音低減装置の構成図(機能構成図)である。
風雑音低減装置1は、ステレオマイク(図1には図示せず。)から入力されたLin及びRin信号に含まれる調波構造の程度を分析する調波構造分析部2、Lin信号とRin信号との間の相関の程度を分析する相関分析部3、調波構造分析部2及び相関分析部3の分析結果に基づいてLin及びRin信号に含まれる風雑音の程度を分析する風雑音分析部4、そして、風雑音分析部4の分析結果に基づいて、Lin及びRin信号に含まれる風雑音を低減し、Lout及びRout信号を出力する風雑音低減部5から構成される。
尚、上記した、Lin及びRin信号に含まれる調波構造の程度の分析には、調波構造が含まれるか否かの判定も含み、Lin信号とRin信号との間の相関の程度の分析には、Lin信号とRin信号との間に相関があるか否かの判定も含む。そして、Lin及びRin信号に含まれる風雑音の程度の分析には、Lin及びRin信号に風雑音が含まれるか否かの判定も含む。
風雑音の周波数特性のピークは、通常、100Hz以下の低域に現れる。また、例えば、男性の声のピッチ周波数も100Hz近辺に存在する場合がある。100Hz近辺に現れるピークが音声によるものである場合には、100Hzより高域にその高調波が現れる。従って、例えば、500Hz以下に含まれる調波構造の度合いを分析することにより、入力された音響信号が風雑音によるものか或いは音声によるものかを推定することができる。
また、風雑音は、上記したように、特に中域以下に集中する傾向があり、Lin信号とRin信号との間に相関がほとんどない。従って、相関分析部3は、例えば、500Hz以下の周波数領域において、Lin信号とRin信号との間の相関の度合いを分析することにより、入力された音響信号が風雑音によるものか、それ以外の音声等の音響によるものかを推定することができる。
風雑音分析部4は、調波構造分析部2及び相関分析部3による分析結果に基づいて、風雑音が含まれる度合いを推定する。
風雑音低減部5は、風雑音分析部4の推定結果に応じて、Lin信号及びRin信号に対し風雑音を低減する処理を施し、Lout及びRout信号を生成し、出力する。
以下、本発明を撮像装置及び音響信号録音装置に適用した実施形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図2(a)は、撮像装置10の全体構成図(機能構成図)である。撮像装置10は、例えば、デジタルビデオカメラである。撮像装置10は、動画及び静止画の撮影及び音響信号の録音が可能である。
撮像部11は、光学系とCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの撮像素子とを含み、当該光学系を介して入射する光学像を電子信号に変換する。映像信号処理部12は、その電気信号に基づき、撮像部11の撮影画像を表す映像信号を生成するとともに、所定の符号化方式(圧縮方式)を用いて符号化(圧縮)する。動画に対しては、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)等の符号化方式を用いて映像信号の符号化を行い、静止画に対しては、例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)等の符号化方式を用いて映像信号の符号化を行う。
また、記録媒体15に記録されている符号化された映像信号に伸張処理を施し、表示部16へ出力する。
音響信号処理部14は、風雑音低減装置1を備える(図2には図示せず。)。
音響信号処理部14は、ステレオマイク13からの出力されるLin及びRin信号に対し、風雑音の低減処理を施すとともに、当該Lin及びRin信号に基づいて所望の特性を有する音響信号を生成する。そして、かかる音響信号を、所定の符号化方式(圧縮方式)を用いて符号化(圧縮)する。
また、記録媒体15に記録されている符号化された音響信号に伸張処理を施し、スピーカ16へ出力する。
符号化された映像信号及び音響信号は、撮像装置10に備えられた操作部(図示せず。)に対する操作にしたがって、メモリカードや光ディスクなどの記録媒体15に記録される。
表示部16は、映像信号処理部12から出力される映像信号を表示する。
スピーカ17は、音響信号処理部14から出力される音響信号を音響として出力する。
図2(b)は、音響信号録音装置18の全体構成図(機能構成図)である。撮像装置10は、例えば、録音機能付きのMD(MiniDisc)である。
音響信号録音装置18は、ステレオマイク13、音響信号処理部14、記録媒体15及びスピーカ17を備え、各ブロックの機能は撮像装置10の場合と同様であるので説明は割愛する。但し、音響信号録音装置18における記録媒体15には、符号化された映像信号が記録されることはない。
図3は、図2の音響信号処理部14の内部構成の一部を示している。
音響信号処理部14は、Lin及びRin信号の符号化処理を行う部位及び風雑音低減装置1を備えている。
音響信号処理部14は、Lin及びRin信号の符号化処理を行うとともに、当該符号化処理の過程で生成される中間生成データを用いて風雑音低減処理を行う。
尚、図2において、ステレオマイク13から音響信号処理部14へ出力されるLin及びRin信号はアナログ信号であり、時間をパラメータに含む関数として表現された信号(以下、時間軸の信号と呼ぶ。)である。
図3において、A/D変換器21は、ステレオマイク13から出力されるアナログのLin及びRin信号をデジタル音響信号に変換する、いわゆるA/D変換を行う。
したがって、A/D変換器21から出力されるLin及びRin信号は、時間軸の信号であるが、A/D変換されているため離散信号(以下、時間軸の離散信号と呼ぶ。)として表現されている。
符号化前処理部22は、Lin及びRin信号のそれぞれを、符号化した後の処理単位であるフレームに分割してからMDCT(Modified Discrete Cosine Transform(修正離散コサイン変換))処理部23に出力する。1つのフレームには、更に細かい処理の単位であるブロックが1つ以上含まれる。尚、本実施形態では、1つのフレームが1つのブロックから構成されるものとして説明する。
フレームの番号(即ち、ブロックの番号でもある。)をmで表し、各フレームを第mフレームと表現する。mは0以上の整数値を取り、第0フレーム、第1フレーム、・・・の順番で時間が進行する。
1ブロックの長さ、即ち、1ブロックに含まれる時間軸の離散信号のサンプル数をNとする。Nの値は、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)において規格化された音声圧縮方式であるAAC(Advanced Audio Coding)に従う音響信号の符号化処理ではN=2048又はN=256であり、本実施形態では、N=2048としている。
そうすると、MDCT処理部23へ入力されるLin及びRin信号の時間軸の離散信号は夫々LinN*m+n及びRinN*m+nと表すことができる。但し、nは、0≦n≦(N−1)を満たす整数値をとる。
MDCT処理部23は、LinN*m+n及びRinN*m+nそれぞれに窓関数Wnを乗じる(次式(1)、(2))ことにより、Z_LinN*m+n及びZ_RinN*m+nを算出する。
そして、MDCT処理部23は、窓関数Wnによって切り出されたZ_LinN*m+n及びZ_RinN*m+nに対してMDCT処理を施すことにより、周波数の関数で表現された信号(以下、周波数軸の信号と呼び、このうち特に離散信号で表現された信号を周波数軸の離散信号と呼ぶ。)であるMDCT係数X_Linm,k及びX_Rinm,kを算出し、出力する。即ち、MDCT係数X_Linm,k及びX_Rinm,kは次式(3)、(4)によって算出される。
MDCT係数X_Linm,k及びX_Rinm,kは、Lin及びRin信号の第mフレームにおける周波数番号kの周波数成分の信号強度を表す。但し、kは0≦k≦(N/2−1)の範囲の整数を取る。本実施形態では、N=2048であり、A/D変換器21のサンプリング周波数が48kHzである。この場合、ナイキスト周波数は24kHzであるから、MDCT変換処理によりサンプル数NはN/2=1024となり、kは0≦k≦1024となる。したがって、周波数軸の離散信号における周波数の間隔、即ち周波数番号(k−1)とkとの間の周波数間隔は24000/1024≒23Hzとなる。
したがって、例えば、m=1、k=1とすると、X_Linm,kは第1フレームの23Hzの周波数成分の強度、m=1、k=2とすると、X_Linm,kは第1フレームの46Hzの周波数成分の強度を示すことになる。
調波構造分析部2は、MDCT処理部23から出力されるMDCT係数X_Linm,k及びX_Rinm,kに基づいて調波構造の含まれる度合いを分析する。
上記したように風雑音の周波数特性のピークは通常100Hz以下の低域に現れる。一方、男性の声のピッチ周波数も100Hz近辺に存在する場合がある。
100Hz近辺に現れるピークが音声によるものである場合には、100Hzより高域にその音声の高調波が現れる。
したがって、調波構造分析部2は、例えば、500Hz以下における調波構造の度合いを分析する。
具体的には、調波構造分析部2は、以下のステップ1〜3の手順により、Lin及びRin信号が有する調波構造の度合いを示す調波パラメータH_Dを導出する。
<ステップ1>
調波構造分析部2は、100Hz付近で周波数特性がピークとなる周波数(以下、ピーク周波数と呼ぶ。)に対応するkを検出する。 具体的には、X_Linm,kは、k=3とすると周波数が69Hz、k=4とすると周波数が92Hz、k=5とすると周波数が115Hzの周波数成分の強度を表す。これらの周波数成分のうちからその大きさが最大であるkを検出する。今、ピーク周波数に対応するkをk=Pとする。
<ステップ2>
次式(5)により、X_Linm,P及びその高調波信号の強度の総和を算出する。
また、次式(6)により、k=Pとしたときの周波数とk=2*Pとしたときの周波数の中間の周波数(以下、中間周波数と呼ぶ。)の信号及びその高調波信号の強度の総和を算出する。
ただし、iはi=1,2,3,・・・である。よって、例えば、P=2とすると、P*i=2,4,6,・・・となる。
ただし、iはi=1.5,2.5,3.5,・・・、である。よって、例えば、P=2とするとP*i=3,5,7,・・・ となる。
<ステップ3>
上記式(5)(6)で算出したH_L及びV_Lに基づいて、次式(7)により中間パラメータH_Diffを導出する。
算出したH_Diffに基づいて、次式(7)により調波パラメータH_Dを導出する。
ただし、βは重み係数であり、例えば、0.9に設定している。
音響信号に音声成分が多く含まれている場合には、当該音声成分は調波構造を有するため、ピーク周波数の信号強度と中間周波数の信号強度の差が大きく、依ってH_LinとV_Linとの絶対値の差は1に近づく。
したがって、H_Diff及びH_Dもまた1に近づく。
調波構造分析部2は、式(8)により算出されるH_Dの値に基づいて調波構造が含まれる度合いを判断する。
逆に、風雑音の成分が多く含まれている場合には、当該風雑音の成分は調波構造を有しないため、ピーク周波数の信号強度と中間周波数の信号強度の差は大きくなく、依ってH_LinとV_Linとの絶対値の差は0に近づく。
したがって、H_Diff及びH_Dもまた0に近づく。
次に、相関分析部3は、例えば、500Hz以下の周波数軸の離散信号Lin及びRin信号に関し、次式(9)により中間パラメータS_Diffを算出し、
算出したS_Diffに基づいて、次式(10)により相関性を示す相関パラメータS_Dを導出する。
ただし、αは重み係数であり、例えば0.6に設定する。
音響信号に音声成分が多く含まれている場合には、当該音声成分は相関があるため、X_Linm,kとX_Rinm,kとの絶対値の差は0に近づく。
したがって、S_Diff及びS_Dもまた0に近づく。
逆に、風雑音の成分が多く含まれている場合には、当該風雑音の成分は相関を有しないため、X_Linm,kとX_Rinm,kとの絶対値の差は0.5を中心に0〜1.0の範囲で変動する。
したがって、S_Diff及びS_Dもまた0.5を中心に0〜1.0の範囲で変動する。
相関分析部3は、式(10)により算出されるS_Dの値に基づいて相関の度合いを判断する。
風雑音分析部4は、上記式(8)及び(10)により算出した調波パラメータH_D及び相関パラメータS_Dに基づいて、風雑音を低減するための風雑音低減パラメータW_levを導出する。
図4は、風雑音分析部4による風雑音低減パラメータW_levの導出手順を示すフローチャートである。
ステップS101では、調波パラメータH_Dに基づいて入力されたLin信号あるいはRin信号が調波構造を有するか否かを判定する。具体的には、1−H_Dが所定の閾値TH1以下(1−H_D≦TH1)であれば、調波構造無しと判定し、ステップS102へ進む。そうでない場合は、調波構造有りと判定し、ステップS103へ進む。
ステップS102では、風雑音低減パラメータW_levをW_lev=1.0−H_Dに設定する。
この場合、調波構造が含まれる度合いが低いため、H_Dは1に近い値となる。従って、風雑音低減パラメータW_levは0に近い値となる。
尚、TH1は調波構造を判定するために、予め設定された閾値である。
ステップS103では、入力されたLin及びRin信号が互いに相関があるか否かを判定する。具体的には、相関パラメータS_Dmが所定の閾値TH2以下(S_Dm≦TH2)であれば、相関無しと判定し、ステップS104へ進む。そうでない場合は、ステップS105へ進む。
ステップS104は、Lin信号又はRin信号は調波構造を有すると判定されものの、両信号間には相関がないと判定された場合である。この場合は、風雑音低減パラメータW_levを調波パラメータH_D及び相関パラメータS_Dに基づいて導出する。具体的には、W_lev=(S_D+(1.0−H_D))/0.5により導出する。尚、TH2はLin、Rin信号の相関を判定するために、予め設定された閾値である。
ステップS105は、Lin及びRin信号が調波構造を有し、更に相関があると判定された場合である。即ち、風雑音が発生していないと判定された場合である。従って、この場合は、風雑音低減パラメータW_lev=1となる。この場合は、風雑音低減部5による風雑音低減処理は行われないことになる。
尚、上記ステップS101〜S105では、W_levは、1以下(W_lev≦1)となるように導出される。
風雑音低減部5は、風雑音分析部4により導出された風雑音低減パラメータW_levに基づいて、周波数軸の離散信号であるX_Linm,k及びX_Rinm,kに対して風雑音低減処理を施す。
具体的には、フレーム単位で、例えば、200Hz以下、即ち、k≦9の周波数成分のLin及びRin信号に対しW_levを乗じる。
即ち、風雑音低減処理後の周波数軸の離散信号をX_Loutm,k及びX_Routm,kとすると、風雑音低減部4は、次式(11)、(12)によってX_Loutm,k及びX_Routm,kを生成し、それぞれLout及びRout信号として出力する。
但し、kはk≦9である。
これにより、風雑音低減装置1は、風雑音に応じて、風雑音の低減の度合いを制御することができる。
符号化後処理部24は、風雑音低減処理が施された周波数軸の離散信号Lout及びRout信号を、例えば、AACの符号化方式に従って、符号化して出力する。かかる符号化された音響信号は図2の記録媒体15に記録される。
以上より、本実施例1によると、Lin及びRin信号に含まれる調波構造の割合とLinとRin信号の相関の割合に基づいて、風雑音を低減することができる。
したがって、(1)風雑音でも瞬時的にはLin及びRin信号間に相関が発生する場合、
或いは(2)風雑音でない音響信号であっても、例えば、音源が複数存在する場合、であっても、精度よく風雑音を低減し、かつ、必要な音響信号の低減を抑制することができる。
次に、図5は、AACのエンコーダの内部ブロック図を示している。かかるAACエンコーダの各部の動作はAAC規格に従うものであるため説明を割愛する。AACエンコーダ内に設けられたフィルタバンク31がMDCTにより周波数軸の離散信号(MDCT係数)X_Linm,k及びX_Rinm,kを生成し出力する。かかるX_Linm,k及びX_Rinm,kに対し、風雑音低減装置1が、風雑音低減処理を行い、X_Loutm,k及びX_Routm,kを生成し、再びAACエンコーダへ出力する。
AACエンコーダは、TNS32は以降において、X_Loutm,k及びX_Routm,kに対して符号化処理を行う。
本実施例1に係る撮像装置によると、AACエンコーダからの出力を利用して風雑音低減処理を行うことができるため、AACエンコーダや風雑音低減部15をハードウェアで構成する場合には、ハードウェアサイズの縮小化に資することとなる。一方、ソフトウェアで実現する場合には、ソフトウェアによる処理量(プログラム量)の削減に資することとなる。
<実施例2>
上記実施例1では、周波数軸の信号に対して風雑音低減処理を行う実施例を説明したが、以下では、時間軸の信号に対して風雑音低減処理を行う実施例について説明する。
図6は、図2の音響信号処理部14のその他の構成を示している。
音響信号処理部14は、Lin及びRin信号の符号化処理を行う部位及び風雑音低減装置101を備えている。
図3では、時間軸の離散信号であるLin及びRin信号がMDCT処理部23により周波数の離散信号に変換される。そして、風雑音低減処理装置1は周波数軸の離散信号で表現されたLin及びRin信号に対して、調波構造の含まれる度合い及びLin及びRin信号の相関度合いを分析し、かかる分析結果に基づいて風雑音低減処理を行う。
一方、図6の風雑音低減処理装置101には、A/D変換器から出力される
時間軸の離散信号で表現されたLin及びRin信号が入力される。そして、風雑音低減装置101は、時間軸の離散信号として表現されたLin及びRin信号に対して風雑音低減処理を施す。
風雑音低減装置101は、図3の風雑音低減装置1と同様に調波構造分析部2、相関分析部3及び風雑音分析部4を備える。そして、これら以外に周波数軸変換部25及び風雑音低減部105を備える。
周波数軸変換部25は、時間軸の信号を例えば、上記実施例1と同じMDCT、あるいはDFT(Discrete Fourier Transform)等により周波数軸の信号に変換する。
相関分析部3、調波構造分析部4及び風雑音分析部4については実施例1と同じであるため、説明は割愛する。
風雑音低減部105は、風雑音分析部4からの出力に基づいて、時間軸の信号で表現されたLin及びRin信号に対して風雑音低減処理を施す。
図7は、風雑音低減部105の機能構成図を示している。
風雑音低減部105は、風雑音が含まれている低域〜中域の信号を抽出するためのLPF(Low-Pass Filter)40及び44、並びに風雑音が含まれていない中域〜高域の信号を抽出するためのHPF(High-Pass Filter)41及び45を備えている。
更に、LPF40及び44からの出力信号に風雑音低減係数W_lev2を乗じる乗算部42及び46、乗算部42からの出力信号とHPF41からの出力信号を加算する加算部43、並びに乗算部46からの出力信号とHPF45からの出力信号を加算する加算部47を備える。
尚、風雑音低減係数W_lev2は、風雑音分析部4から出力されるW_levに基き、W_lev2=1−W_levにより算出される。
ここで、風雑音分析部4から出力されるW_levは、1以下(W_lev≦1)であるから、W_lev2も1以下(W_lev≦1)となる。
また、LPF40とHPF41は、例えば、それぞれ200Hzにカットオフ周波数を持つデジタルフィルタである。LPF44とHPF45についても同様である。
上記実施例2についても実施例1と同様の効果を得ることができる。
尚、上記実施例1及び2では、Lin信号及びRin信号を入力音響信号としているが、マイクロフォンを3つ以上用いた場合にも同様に実現可能である。
具体的には、音響信号に音声信号が含まれる場合には、いずれのマイクロフォンからの音響信号についても、調波構造を有することとなる。また、音響信号に風雑音が含まれる場合には、いずれか2つのマイクロフォンからの音響信号の間でほとんど相関が見られない。したがって、複数マイクロフォンのうち、いずれか2つのマイクロフォンからの入力音響信号を図3或いは図6のLin信号及びRin信号に対応させる。そして、全てのマイクロフォンからの入力音響信号に対して、風雑音低減部5或いは風雑音低減部105による風雑音低減処理を施す。これらの処理によりマイクロフォンを3つ以上用いた場合であっても、上記実施例1或いは実施例2を実現することができる。
これにより、例えば、6つのマイクから音響信号を取得し、5.1チャンネルサラウンドの立体的で臨場感ある音響効果を再現する場合にも、風雑音を適切に低減することができる。
尚、上記実施例1及び2では、音響信号に含まれる風雑音を低減する例を説明したが、音響信号のうち特に音声信号に含まれる風雑音を低減したい場合には、調波構造の含まれる度合いのみに基づいて風雑音低減パラメータW_levを導出することとしてもよい。即ち、図1、図3及び図6において、調波構造分析部を除外することができる。そして、図4の風雑音低減パラメータW_levを導出手順を示すフローチャートにおいて、ステップS103を省略し、ステップS101でNoの場合には、ステップS105へ進むとすることができる。
また、図2に示す撮像装置10の表示部16に、風雑音の強さの目安、又は風雑音低減装置1(101)による風雑音低減処理の度合いの目安を表す風雑音マークを表示させることができる。
図8は、表示部16に表示される風雑音マークの一例を示している。
例えば、表示部40には、風雑音分析部4からの風雑音低減パラメータW_levが入力される。上記したようにW_lev=1の場合は、風雑音低減処理は行われない。この場合は、図8(a)に示すように風雑音マーク51は表示されない。
例えば、0.7≦W_lev<1の場合、0.4≦W_lev<0.7の場合、0≦W_lev<0.4の場合、それぞれに対応して、図8(b)、(c)、(d)に示すように風雑音マーク51が表示される。すなわち、表示部16では、風雑音分析部4による判断により、風雑音の含まれる度合いが大きくなるにつれて、表示される風雑音マーク51の数も増加することとなる。
これにより、ユーザに対して発生している風雑音の強さや、風雑音低減処理の度合いの目安を示すことができる。
さらに、また、上記実施例1及び2では、本発明に係る風雑音低減装置1を撮像装置や音響信号録音装置に実施した形態を示したが、当該風雑音低減装置1或いは101は、上記した録音機能付きのMDの他に、ICレコーダや携帯電話等の音響信号を録音する機能を有する機器等に用いることができる。
本発明の実施形態に係る風雑音低減装置の全体構成図である。 本発明を撮像装置及び音響信号録音装置に実施した場合の概略構成図である。 音響信号処理部14の概略構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る風雑音の発生の有無を判定する手順を示すフローチャートである。 AACエンコーダのブロック図である。 音響信号処理部14の概略構成の一例を示す図である。 風雑音低減部105の概略構成の一例を示す図である。 表示部に表示される風雑音マークの一例を示す図である。
符号の説明
1 風雑音低減装置
2 調波構造分析部
3 相関分析部
4 風雑音分析部
5 風雑音低減部

Claims (10)

  1. 複数の音響信号に対してフィルタ処理を施すことによって、前記各音響信号にそれぞれ含まれる風雑音を低減する風雑音低減装置であって、
    前記フィルタ処理を行うフィルタ処理手段は、
    前記複数の音響信号のうち、少なくともいずれか1つの音響信号に含まれる調波構造の度合いと、
    前記複数の音響信号のうち、少なくともいずれか2つの音響信号の互いの相関度合と、
    に基づいてフィルタ処理を行うことを特徴とする風雑音低減装置。
  2. 複数の音響信号に対してフィルタ処理を施すことによって、前記各音響信号にそれぞれ含まれる風雑音を低減する風雑音低減装置であって、
    前記複数の音響信号のうち、少なくともいずれか1つの音響信号に含まれる調波構造の度合いを導出する調波構造分析手段と、
    前記複数の音響信号のうち、少なくともいずれか2つの音響信号の相関度合いを導出する相関分析手段と、
    前記調波構造の度合い及び前記音響信号の相関度合いに基づいて、前記音響信号に含まれる風雑音の度合いを導出する風雑音分析手段と、
    を備え、
    前記フィルタ処理を行うフィルタ処理手段は、導出された風雑音の度合いに基づいて、フィルタ処理を行うことを特徴とする風雑音低減装置。
  3. 前記風雑音分析手段は、前記調波構造の度合いが所定の閾値よりも小さい場合には、
    前記調波構造の度合いに基づいて、前記音響信号に含まれる風雑音の度合いを導出する一方、
    前記調波構造の度合いが前記所定の閾値以上の場合には、
    前記調波構造の度合い及び前記音響信号の相関度合いに基づいて、前記音響信号に含まれる風雑音の度合いを導出することを特徴とする請求項2に記載の風雑音低減装置。
  4. 前記フィルタ処理手段は、可聴周波数帯域中において、所定の周波数より低い周波数について、フィルタ処理を行うことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の風雑音低減装置。
  5. 音響信号に対してフィルタ処理を施すことによって、前記音響信号に含まれる風雑音を低減する風雑音低減装置であって、
    前記フィルタ処理を行うフィルタ処理手段は、前記音響信号に含まれる調波構造の度合いに基づいてフィルタ処理を行うことを特徴とする風雑音低減装置。
  6. 複数の音響信号を取得する音響信号取得手段と、
    該複数の音響信号に対してフィルタ処理を施すことによって、前記各音響信号にそれぞれ含まれる風雑音を低減する風雑音低減手段と、
    前記フィルタ処理が施された前記複数の音響信号を記録する記録手段と、
    を備えた音響信号録音装置であって、
    前記フィルタ処理を行うフィルタ処理手段は、
    前記複数の音響信号のうち、少なくともいずれか1つの音響信号に含まれる調波構造の度合いと、
    前記複数の音響信号のうち、少なくともいずれか2つの音響信号の互いの相関度合と、
    に基づいてフィルタ処理を行うことを特徴とする音響信号録音装置。
  7. 音響信号を取得する音響信号取得手段と、
    該音響信号に対してフィルタ処理を施すことによって、前記音響信号に含まれる風雑音を低減する風雑音低減手段と、
    前記フィルタ処理が施された前記音響信号を記録する記録手段と、
    を備えた音響信号録音装置であって、
    前記フィルタ処理を行うフィルタ処理手段は、前記音響信号に含まれる調波構造の度合いに基づいてフィルタ処理を行うことを特徴とする音響信号録音装置。
  8. 複数の音響信号を取得する音響信号取得手段と、
    該複数の音響信号に対してフィルタ処理を施すことによって、各音響信号にそれぞれ含まれる風雑音を低減する風雑音低減手段と、
    前記フィルタ処理が施された前記複数の音響信号を記録する記録手段と、
    を備えた音響信号録音装置であって、
    前記複数の音響信号のうち、少なくともいずれか1つの音響信号に含まれる調波構造の度合いを導出する調波構造分析手段と、
    前記複数の音響信号のうち、少なくともいずれか2つの音響信号の相関度合いを導出する相関分析手段と、
    前記調波構造の度合い及び前記音響信号の相関度合いに基づいて、前記音響信号に含まれる風雑音の度合いを導出する風雑音分析手段と、
    を備え、
    前記フィルタ処理を行うフィルタ処理手段は、導出された風雑音の度合いに基づいて、前記フィルタ処理を行うことを特徴とする音響信号録音装置。
  9. 前記風雑音分析手段により導出される風雑音の度合いに応じて、当該風雑音の情報を示す風雑音マークを表示する表示手段を更に備えることを特徴とする請求項8に記載の音響信号録音装置。
  10. 請求項9に記載の音響信号録音装置と、
    被写体を撮像するための撮像手段と、
    を備えた撮像装置であって、
    前記記録手段は、前記撮像手段によって撮像された映像信号を記録し、
    前記表示手段は、前記撮像手段によって撮像された映像信号あるいは前記記録手段に記録された映像信号を表示する撮像装置。
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