JP2008262652A - 記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録ディスク上にデータを記録する際に又は記録ディスクに記録されたデータを再生する際に回転させる記録ディスクの回転速度を最適にする記録再生装置を提供する。
【解決手段】載置トレイ上に光ディスク2が載置された場合、システム制御部5は光ディスク2に記録してある識別情報及び物理特性情報を取得する。システム制御部5は、取得した物理特性情報が示す回転速度と自身のROMに記憶してある回転速度との共通の回転速度を検出し、複数の回転速度を検出した場合、検出した各回転速度に従ってエラーレートを測定するための記録処理を行なう。システム制御部5は、各回転速度毎に光ディスク2に記録したテストデータを再生してエラーレートを測定し、最小のエラーレートに対応する回転速度を特定する。システム制御部5は、光ディスク2から取得した識別情報に、特定した回転速度を対応付けて最適回転速度管理テーブル10に登録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録ディスク上に光ビームを照射させてデータを記録し、記録ディスクに記録されたデータを再生する記録再生装置に関するものである。
CD−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RW、DVD+RW、DVD−ROM、BD(Blu-ray Disc)等の光ディスク上にデータを記録し、光ディスクに記録してあるデータを再生する光ディスク装置は、光ディスクを回転させつつ光ディスクの読取面上に光ビームとして例えばレーザ光を照射してデータの記録処理及び再生処理を行なう。
このような光ディスク装置は、光ディスクへのデータの記録処理及び光ディスクからのデータの再生処理を高速に行なうために、1倍速のほかに、2倍速、4倍速等の高倍速での処理が可能に構成されている。これにより、光ディスクへのデータの記録処理に要する時間及び光ディスクからのデータの再生処理に要する時間を短縮することができる。なお、光ディスク装置は、光ディスクを高倍速で処理する場合、低倍速で処理する場合よりも速い回転速度で光ディスクを回転させる。
一方、光ディスクも、1倍速だけでなく、2倍速、4倍速等の複数の速度での記録処理及び再生処理が可能に構成されたもの(複数の速度をサポートするもの)が市販されている。複数の速度(回転速度)をサポートする光ディスクは、処理を行なう際にいずれかひとつの回転速度が選択され、選択された回転速度によって記録処理又は再生処理される。このような光ディスクは、サポートするいずれの回転速度で記録処理及び再生処理が行なわれた場合であっても、一定水準の信頼性が得られる品質を有しているが、それぞれの速度で処理した場合に異なる信頼性が得られるため、処理を行なう際に、最も高い信頼性(品質)が得られる速度を適切に選択する必要がある。
一般的に光ディスクの信頼性(品質)とは、光ディスクの再生時のエラーレート(エラー訂正機能によって訂正された誤り発生率)によって評価され、エラーレートの値が小さいほど信頼性が高いものとする。また、記録処理における信頼性は、まず光ディスクに対して記録処理を行ない、記録したデータを再生した際のエラーレートによって評価される。
ここで、各回転速度における品質のばらつきは、光ディスクを製造する際に生じる物理特性のばらつき、光ディスクに対して記録処理及び再生処理を行なう光ディスク装置を製造する際に生じる物理特性のばらつきに起因している。従って、最も信頼性の高い回転速度を選択するためには、光ディスクの物理特性及び光ディスク装置の物理特性の両方を加味し、最もエラーレートが小さくなる回転速度を選択する必要がある。
特許文献1には、記録装置に光ディスクが挿入され、光ディスクへのデータの記録処理を行なう前に、光ディスクがサポートしている全ての回転速度での記録処理及び再生処理を行ない、エラーレートが最小となる回転速度を求める装置が開示されている。
特開2000−163751号公報
しかし、特許文献1に開示された装置では、光ディスクへデータを記録する前に最適な回転速度を特定するために全ての回転速度での記録処理及び再生処理を行なうので、最適な回転速度を特定する際に長い時間を要する。従って、光ディスクが挿入されてからユーザが光ディスクを使用できるまでに長い待ち時間が生じるという問題を有している。また、Write Onceメディアのように記録回数に制限がある光ディスクにおいては、光ディスクを光ディスク装置に挿入する都度、回転速度の品質を調査するための記録処理を行なうことが困難な場合もある。また、光ディスクを光ディスク装置に挿入した場合であっても、挿入された光ディスクへの記録処理を行なわない場合もあり、このような場合には不要な記録処理を行なうことになる。
また、光ディスクには、映像データ及び音声データ等の再生処理の対象となるデータだけでなく、各データのフォーマット情報、記録位置及び記録時間等を含む管理情報も記録される。管理情報は各データを再生させる際に必要であり、管理情報が正確に記録及び再生されない場合、光ディスクに記録された全てのデータを再生できない状況が生じる虞がある。従って、管理情報は、特に信頼性の高い回転速度で記録及び再生を行なう必要があるが、必ずしも最も信頼性の高い回転速度が採用されているとは限らないのが現状である。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、記録ディスクがサポートする各回転速度における信頼性を調査するために記録ディスクに記録処理及び再生処理を行なわないので、最適な回転速度を短時間で特定することが可能な記録再生装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、記録ディスク及び自身の装置の両方の特性を考慮しつつ信頼性の高い回転速度を短時間で特定することが可能な記録再生装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、記録ディスク及び自身の装置の両方の特性だけでなく、自身の装置が動作中の装置内部の温度に応じた良好な回転速度を短時間で特定することが可能な記録再生装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、記録ディスク及び自身の装置の両方の特性だけでなく、データを記録する記録領域又は再生するデータの記録領域の位置に応じた良好な回転速度を短時間で特定することが可能な記録再生装置を提供することにある。
本発明に係る記録再生装置は、記録ディスクの装着が可能な装着部と、該装着部に装着された記録ディスクを回転させる駆動部と、該駆動部によって回転する記録ディスク上にデータを記録する記録手段と、前記駆動部によって回転する記録ディスクに記録されているデータを再生する再生手段とを備える記録再生装置において、前記記録ディスクには、自身を識別する識別情報が記録されており、前記記録ディスクの識別情報に該記録ディスクの回転速度を対応付けて登録してあるテーブルと、前記装着部に装着された記録ディスクから識別情報を取得する識別情報取得手段と、該識別情報取得手段が取得した識別情報に基づいて前記テーブルを検索し、前記装着部に装着された記録ディスクの回転速度を特定する特定手段と、該特定手段が特定した回転速度で記録ディスクを回転させるように前記駆動部を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、記録ディスクに自身を識別する識別情報が予め記録されており、各記録ディスクの識別情報に回転速度を対応付けてテーブルに登録してある。記録再生装置は、処理対象の記録ディスクから識別情報を取得し、取得した識別情報に対応する回転速度をテーブルから特定し、特定した回転速度で記録ディスクを回転させる。そして、記録再生装置は、特定した回転速度で回転する記録ディスク上にデータを記録し、又はデータを再生する。
本発明に係る記録再生装置は、前記記録ディスクには、対応可能な回転速度が記録されており、前記駆動部によって記録ディスクが回転可能な回転速度を記憶する記憶手段と、前記装着部に装着された記録ディスクに記録してある回転速度を取得する回転速度取得手段と、該回転速度取得手段が取得した回転速度及び前記記憶手段に記憶してある回転速度の共通の回転速度を検出する検出手段と、前記識別情報取得手段が取得した識別情報に、前記検出手段が検出した回転速度を対応付けて前記テーブルに登録する登録手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、記録ディスクに対応可能な回転速度が予め記録しており、記録再生装置によって記録ディスクが回転可能な回転速度が記憶手段に予め記憶してある。記録再生装置は、処理対象の記録ディスクから対応可能な回転速度を取得し、取得した回転速度と、記憶手段に記憶してある回転速度との共通の回転速度を検出し、記録ディスクから取得した識別情報に、検出した回転速度を対応付けてテーブルに登録する。
本発明に係る記録再生装置は、前記検出手段が複数の回転速度を検出した場合、前記制御手段は、検出された各回転速度で記録ディスクを回転させるように前記駆動部を制御しており、前記記録手段は、各回転速度毎に、各回転速度で回転する記録ディスク上にデータを記録するように構成してあり、前記再生手段は、各回転速度で回転する記録ディスク上に前記記録手段が記録したデータを再生するように構成してあり、前記再生手段が再生したデータのエラーレートを各回転速度毎に計測する計測手段と、該計測手段が計測したエラーレートの値が小さい回転速度を特定する手段とを備え、前記登録手段は、前記識別情報取得手段が取得した識別情報に、特定された回転速度を対応付けて前記テーブルに登録するように構成してあることを特徴とする。
本発明によれば、処理対象の記録ディスクから取得した該記録ディスクが対応可能な回転速度と、記憶手段に記憶してある回転速度との共通の回転速度が複数ある場合、各回転速度で記録ディスクを回転させてデータの記録処理及び再生処理を行なう。また、再生したデータのエラーレートを各回転速度毎に計測し、計測したエラーレートの値が小さい回転速度を特定する。更に、記録ディスクから取得した識別情報に、特定した回転速度を対応付けてテーブルに登録する。
本発明に係る記録再生装置は、前記テーブルには、前記記録ディスクの識別情報及び温度に、該記録ディスクの回転速度を対応付けて登録してあり、装置内部の温度を計測する温度計測手段を備え、前記特定手段は、前記識別情報取得手段が取得した識別情報及び前記温度計測手段が計測した温度に基づいて前記テーブルを検索し、前記装着部に装着された記録ディスクの回転速度を特定するように構成してあることを特徴とする。
本発明によれば、各記録ディスクの識別情報及び温度に回転速度を対応付けてテーブルに登録してある。記録再生装置は、装置内部の温度を計測できるように構成されており、処理対象の記録ディスクから取得した識別情報及び計測した温度に対応する回転速度をテーブルから特定し、特定した回転速度で記録ディスクを回転させる。そして、記録再生装置は、特定した回転速度で回転する記録ディスク上にデータを記録し、又はデータを再生する。
本発明に係る記録再生装置は、前記記録ディスクには、対応可能な回転速度が記録されており、前記駆動部によって記録ディスクが回転可能な回転速度を記憶する記憶手段と、前記装着部に装着された記録ディスクに記録してある回転速度を取得する回転速度取得手段と、該回転速度取得手段が取得した回転速度及び前記記憶手段に記憶してある回転速度の共通の回転速度を検出する検出手段と、該検出手段が複数の回転速度を検出した場合、前記制御手段は、検出された各回転速度で記録ディスクを回転させるように前記駆動部を制御しており、前記記録手段は、各回転速度毎に、各回転速度で回転する記録ディスク上にデータを記録するように構成してあり、前記温度計測手段は、各回転速度で回転する記録ディスク上に前記記録手段がデータを記録する際の温度を計測するように構成してあり、前記再生手段は、各回転速度で回転する記録ディスク上に前記記録手段が記録したデータを再生するように構成してあり、前記再生手段が再生したデータのエラーレートを各回転速度毎に計測する計測手段と、該計測手段が計測したエラーレートの値が小さい回転速度を特定する手段と、前記識別情報取得手段が取得した識別情報及び特定された回転速度に対応する温度に、特定された回転速度を対応付けて前記テーブルに登録する登録手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、記録ディスクに対応可能な回転速度が予め記録しており、記録再生装置によって記録ディスクが回転可能な回転速度が記憶手段に予め記憶してある。記録再生装置は、処理対象の記録ディスクから取得した該記録ディスクが対応可能な回転速度と、記憶手段に記憶してある回転速度との共通の回転速度を複数検出した場合、各回転速度で記録ディスクを回転させてデータの記録処理及び再生処理を行なうと共に、各回転速度で回転する記録ディスク上にデータを記録する際の温度を計測する。また、再生したデータのエラーレートを各回転速度毎に計測し、計測したエラーレートの値が小さい回転速度を特定する。更に、記録ディスクから取得した識別情報と、特定した回転速度に対応する温度とに、特定した回転速度を対応付けてテーブルに登録する。
本発明に係る記録再生装置は、前記記録ディスクの記録領域を複数に分割した区分毎に、前記記録手段がデータを記録する記録領域又は前記再生手段が再生するデータの記録領域が含まれる区分を検出する区分検出手段と、前記特定手段が特定した回転速度及び前記区分検出手段が検出した区分に基づいて前記記録ディスクの回転速度を算出する手段とを備え、前記制御手段は、算出された回転速度で前記記録ディスクを回転させるように前記駆動部を制御することを特徴とする。
本発明によれば、記録再生装置は、データを記録する記録領域又は再生するデータの記録領域が含まれる区分を検出するように構成されており、処理対象の記録ディスクから取得した識別情報に基づいてテーブルから特定した回転速度及び検出した区分に基づいて、回転速度を算出する。また、算出した回転速度で記録ディスクを回転させ、算出した回転速度で回転する記録ディスク上にデータを記録し、又はデータを再生する。
本発明に係る記録再生装置は、前記テーブルには、前記記録ディスクの識別情報及び前記記録ディスクの記録領域を複数に分割した各区分に、該記録ディスクの回転速度を対応付けて登録してあり、前記記録手段がデータを記録する記録領域又は前記再生手段が再生するデータの記録領域が含まれる区分を検出する区分検出手段を備え、前記特定手段は、前記識別情報取得手段が取得した識別情報及び前記区分検出手段が検出した区分に基づいて前記テーブルを検索し、前記装着部に装着された記録ディスクの回転速度を特定するように構成してあることを特徴とする。
本発明によれば、各記録ディスクの識別情報及び記録ディスクの記録領域を複数に分割した各区分に、回転速度を対応付けてテーブルに登録してある。記録再生装置は、データを記録する記録領域又は再生するデータの記録領域が含まれる区分を検出するように構成されており、処理対象の記録ディスクから取得した識別情報及び検出した区分に対応する回転速度をテーブルから特定し、特定した回転速度で記録ディスクを回転させる。そして、記録再生装置は、特定した回転速度で回転する記録ディスク上にデータを記録し、又はデータを再生する。
本発明に係る記録再生装置は、前記記録ディスクには、対応可能な回転速度が記録されており、前記駆動部によって記録ディスクが回転可能な回転速度を記憶する記憶手段と、前記装着部に装着された記録ディスクに記録してある回転速度を取得する回転速度取得手段と、該回転速度取得手段が取得した回転速度及び前記記憶手段に記憶してある回転速度の共通の回転速度を検出する検出手段と、該検出手段が複数の回転速度を検出した場合、前記制御手段は、検出された各回転速度で記録ディスクを回転させるように前記駆動部を制御しており、前記記録手段は、各回転速度毎に、各回転速度で回転する記録ディスク上にデータを記録するように構成してあり、前記区分検出手段は、各回転速度で回転する記録ディスク上に前記記録手段がデータを記録する記録領域を含む区分を検出するように構成してあり、前記再生手段は、各回転速度で回転する記録ディスク上に前記記録手段が記録したデータを再生するように構成してあり、前記再生手段が再生したデータのエラーレートを各回転速度毎に計測する計測手段と、該計測手段が計測したエラーレートの値が小さい回転速度を特定する手段と、前記識別情報取得手段が取得した識別情報及び特定された回転速度に対応する区分に、特定された回転速度を対応付けて前記テーブルに登録する登録手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、記録ディスクに対応可能な回転速度が予め記録しており、記録再生装置によって記録ディスクが回転可能な回転速度が記憶手段に予め記憶してある。記録再生装置は、処理対象の記録ディスクから取得した該記録ディスクが対応可能な回転速度と、記憶手段に記憶してある回転速度との共通の回転速度を複数検出した場合、各回転速度で記録ディスクを回転させてデータの記録処理及び再生処理を行なうと共に、データを記録する記録領域を含む区分を検出する。また、再生したデータのエラーレートを各回転速度毎に計測し、計測したエラーレートの値が小さい回転速度を特定する。更に、記録ディスクから取得した識別情報と、特定した回転速度に対応する区分とに、特定した回転速度を対応付けてテーブルに登録する。
本発明では、記録ディスクに予め記録してある識別情報と、各記録ディスクの識別情報及び回転速度を対応付けて登録してあるテーブルとに基づいて、各記録ディスクに対して行なう記録処理及び再生処理の際の記録ディスクの回転速度を特定する。よって、記録ディスクがサポートする各回転速度における信頼性を調査するために記録ディスクに記録処理及び再生処理を行なわないので、最適な回転速度を特定するために長い時間を要しない。従って、記録ディスクが記録再生装置に装着されてからユーザが使用できるまでに長い待ち時間が生じないと共に、不要な記録処理を回避することができる。また、記録処理を行なうことなく良好な回転速度を特定することができるので、記録回数に制限がある記録ディスクにおいても、良好な回転速度での記録処理及び再生処理を行なうことができる。
本発明では、記録ディスクに予め記録してある対応可能な回転速度と、記録再生装置に記憶してある回転速度との共通の回転速度を検出し、記録ディスクから取得した識別情報に、検出した回転速度を対応付けてテーブルに登録する。よって、記録ディスク及び記録再生装置の両方によってサポートされる回転速度がテーブルに登録される。このようなテーブルを用いて、各記録ディスクに対して行なう記録処理及び再生処理の際の記録ディスクの回転速度を特定することにより、記録ディスク及び記録再生装置の両方に対して良好な回転速度を短時間で特定することができる。また、このように特定された最適な回転速度によって管理情報のように重要な情報を記録ディスクに記録することにより、記録ディスクに記録された管理情報の信頼性を確保することができる。
本発明では、記録ディスクに予め記録してある対応可能な回転速度と、記録再生装置に記憶してある回転速度との共通の回転速度が複数ある場合、各回転速度で記録ディスクを回転させてデータを記録する。また、各回転速度において記録されたデータを再生し、再生したデータのエラーレートを各回転速度毎に計測する。そして、計測したエラーレートの値が小さい回転速度を特定し、記録ディスクから取得した識別情報に、特定した回転速度を対応付けてテーブルに登録する。よって、記録ディスク及び記録再生装置の両方によってサポートされる回転速度のうちで、エラーレートの小さい最適な回転速度がテーブルに登録される。このようなテーブルを用いて、各記録ディスクに対して行なう記録処理及び再生処理の際の記録ディスクの回転速度を特定することにより、記録ディスク及び記録再生装置の両方に対して最適な回転速度を短時間で特定することができる。
本発明では、記録ディスクに予め記録してある識別情報及び装置内部の温度に対応する回転速度をテーブルから特定する。よって、各記録ディスクに適切な回転速度だけでなく、装置内部の温度を考慮した回転速度を特定することができる。これにより、記録再生装置が動作中の装置内部の温度に応じて記録ディスクの回転速度を変更することができ、より信頼性の高い回転速度での記録処理及び再生処理を行なうことができる。
本発明では、記録ディスクに予め記録してある対応可能な回転速度と、記録再生装置に記憶してある回転速度との共通の回転速度が複数ある場合、各回転速度で記録ディスクを回転させてデータを記録すると共に、このときの装置内部の温度を計測する。また、各回転速度において記録されたデータを再生し、再生したデータのエラーレートを各回転速度毎に計測する。そして、計測したエラーレートの値が小さい回転速度を特定し、記録ディスクから取得した識別情報及び特定した回転速度に対応する温度に、特定した回転速度を対応付けてテーブルに登録する。よって、各温度毎に、記録ディスク及び記録再生装置の両方によってサポートされる回転速度のうちで、エラーレートの小さい最適な回転速度がテーブルに登録される。このようなテーブルを用いて、各記録ディスクに対して行なう記録処理及び再生処理の際の記録ディスクの回転速度を特定することにより、各温度毎に、記録ディスク及び記録再生装置の両方に対して最適な回転速度を短時間で特定することができる。
本発明では、記録ディスクに予め記録してある識別情報と、各記録ディスクの識別情報及び回転速度を対応付けて登録してあるテーブルとに基づいて、各記録ディスクに対して行なう記録処理及び再生処理の際の記録ディスクの回転速度を特定すると共に、データを記録する記録領域又は再生するデータの記録領域が含まれる区分を検出する。また、特定した回転速度及び検出した区分に基づいて回転速度を算出し、算出した回転速度で記録ディスクを回転させ、算出した回転速度で回転する記録ディスク上にデータを記録し、又はデータを再生する。
本発明では、記録ディスクに予め記録してある識別情報と、データを記録する記録領域又は再生するデータの記録領域が含まれる区分とに対応する回転速度をテーブルから特定する。よって、各記録ディスクに適切な回転速度だけでなく、データを記録する記録領域又は再生するデータの記録領域を考慮した回転速度を特定することができる。これにより、データを記録する記録領域又は再生するデータの記録領域に応じて記録ディスクの回転速度を変更することができ、より信頼性の高い回転速度での記録処理及び再生処理を行なうことができる。
本発明では、記録ディスクに予め記録してある対応可能な回転速度と、記録再生装置に記憶してある回転速度との共通の回転速度が複数ある場合、各回転速度で記録ディスクを回転させてデータを記録すると共に、データを記録する記録領域を含む区分を検出する。また、各回転速度において記録されたデータを再生し、再生したデータのエラーレートを各回転速度毎に計測する。そして、計測したエラーレートの値が小さい回転速度を特定し、記録ディスクから取得した識別情報及び特定した回転速度に対応する区分に、特定した回転速度を対応付けてテーブルに登録する。よって、各区分毎に、記録ディスク及び記録再生装置の両方によってサポートされる回転速度のうちで、エラーレートの小さい最適な回転速度がテーブルに登録される。このようなテーブルを用いて、各記録ディスクに対して行なう記録処理及び再生処理の際の記録ディスクの回転速度を特定することにより、各区分毎に、記録ディスク及び記録再生装置の両方に対して最適な回転速度を短時間で特定することができる。
(実施形態1)
以下に、本発明に係る記録再生装置を、その実施形態1である光ディスク装置を示す図面に基づいて詳述する。図1は実施形態1に係る光ディスク装置の要部構成例を示すブロック図である。図1中の矢符は、映像データ及び音声データ等の各種データ、制御信号等の流れをそれぞれ示している。
本実施形態1では、光ピックアップ1からのレーザ光(光ビーム)のみにより光ディスク(記録ディスク)2にデータの記録再生処理を行なう光ディスク装置100を例として説明する。但し、本発明は、レーザ光を用いて記録ディスクにデータを記録再生するものであればよい。例えば、光ピックアップ1からのレーザ光と磁気ヘッドからの磁界とにより光磁気ディスクにデータを記録再生する光磁気ディスク記録再生装置にも本発明を適用することができる。従って、記録ディスクとしては、CD、DVD、BD等の光ディスク、MO等の光磁気ディスクを用いることができる。
本実施形態1の光ディスク装置100は、ROM及びRAMが内蔵されたCPU(Central Processing Unit )又はMPU(Micro Processor Unit)等で構成されたシステム制御部5を備えている。システム制御部5は、光ディスク装置100に設けられた後述するようなハードウェア各部の動作を制御すると共に、自身に内蔵されたROMに予め格納されている制御プログラムを適宜RAMに読み出して実行する。ROMには、光ディスク装置100を本発明に係る記録再生装置として動作させるために必要な種々の制御プログラムが予め格納されている。RAMはSRAM又はSDRAM等で構成されており、システム制御部5による制御プログラムの実行時に発生するデータを一時的に記憶する。
光ディスク装置100は、図示しないが、光ディスク2の装着が可能な載置トレイ(装着部)を備えている。また、光ディスク装置100は、載置トレイ上に載置(装着)された光ディスク2を回転させるスピンドルモータ(駆動部)3、スピンドルモータ3を制御するサーボ制御部(制御手段)4を備えている。サーボ制御部4が、システム制御部5からの指示に従って、スピンドルモータ3を駆動させることにより、光ディスク2を定角速度(CAV:Constant Angular Velocity)又は定線速度(CLV:Constant Linear Velocity)で回転させる。
更に、光ディスク装置100は、スピンドルモータ3によって回転している光ディスク2の記録面にレーザ光を照射するレーザ光源及び光ディスク2からのレーザ光の戻り光を受光する受光部等を有する光ピックアップ1を備えている。光ピックアップ1は、サーボ制御部4、記録制御部6及び再生制御部8と接続されている。
光ピックアップ1は、サーボ制御部4からの指示に従って、レーザ光源が発するレーザ光を光ディスク2の記録面に照射する。サーボ制御部4は、システム制御部5からの指示に従って、光ピックアップ1のレーザ光源から照射されるレーザ光のパワーレベルを制御する。具体的には、サーボ制御部4は、光ディスク装置100が光ディスク2上にデータを記録する際には記録用パワーのレーザ光を、光ディスク装置100が光ディスク2上のデータを再生する際には再生用パワーのレーザ光をそれぞれ光ピックアップ1に照射させる。
記録制御部6は、光ディスク2上にデータを記録する際に、記録対象であるデータをシステム制御部5から受信し、受信したデータを光ディスク2に記録可能な形態に変換して光ピックアップ1へ送出する。よって、光ピックアップ1は、サーボ制御部4及び記録制御部6からの制御に従って光ディスク2の記録面にデータを記録する記録手段として動作する。
光ピックアップ1は、光ディスク2上のデータを再生する際に、光ディスク2からのレーザ光の戻り光を受光し、受光した戻り光を電気信号に変換して再生制御部8へ送出する。再生制御部8は、光ピックアップ1から受信した電気信号を、システム制御部5が取り扱い可能な形態に変換してシステム制御部5へ送出する。よって、光ピックアップ1は、サーボ制御部4からの制御に従って照射したレーザ光の光ディスク2からの戻り光を受光することにより、光ディスク2の記録面に記録されているデータを再生する再生手段として動作する。再生制御部8は、光ピックアップ1から受信した電気信号をそのままエラーレート測定部7へ送出する。
システム制御部5にはワークメモリ9が接続されている。ワークメモリ9には、記録制御部6の制御によって光ピックアップ1が光ディスク2に記録するデータと、光ピックアップ1及び再生制御部8によって光ディスク2から再生されたデータとが格納される。
ここで、光ディスク2には、自身を識別するための識別情報と、自身がサポートしている(対応可能な)回転速度を含む物理特性情報とが予め所定の記録領域に記録されている。識別情報は、光ディスク2の物理特性情報を識別するための情報を含んでおり、例えば、光ディスク2の製造者及び製造バージョン、光ディスク2の製造年月日、製造番号等、任意のパラメータを用いることができる。
また、光ディスク装置100には、自身がサポートしている光ディスク2の回転速度、即ち、スピンドルモータ3によって光ディスク2が回転可能な回転速度をシステム制御部5のROM(記憶手段)に予め記憶してある。
本実施形態1の光ディスク装置100において、載置トレイ上に光ディスク2が載置された場合、システム制御部(識別情報取得手段、回転速度取得手段)5は、サーボ制御部4及び再生制御部8を制御することにより、光ディスク2に記録してある識別情報及び物理特性情報を読み出してワークメモリ9に記憶しておく。また、システム制御部(検出手段)5は、光ディスク2から読み出した物理特性情報が示す回転速度と、自身のROMに記憶してある回転速度との共通の回転速度を検出し、光ディスク2及び光ディスク装置100の両方がサポートしている回転速度を取得する。
本実施形態1の光ディスク装置100は、このような光ディスク2及び光ディスク装置100の両方がサポートしている回転速度を取得する処理を、工場からの出荷前に行なっており、ユーザ(使用者)の手元に届くときには、最適回転速度管理テーブル(テーブル)10が予め用意される。図2は最適回転速度管理テーブル10の登録内容を示す模式図である。最適回転速度管理テーブル10には、図2に示すように、光ディスク2から読み出した識別情報に、各光ディスク2に対して最適な回転速度が対応付けて登録されている。最適回転速度管理テーブル10の登録内容は、工場からの出荷前に載置トレイ上に光ディスク2が載置され、システム制御部5が、載置された光ディスク2及び光ディスク装置100の両方がサポートしている回転速度を検出する都度、システム制御部(登録手段)5によって登録される。
なお、システム制御部5は、光ディスク2から読み出した物理特性情報が示す回転速度と、自身のROMに記憶してある回転速度との共通の回転速度を複数検出した場合、検出した回転速度のうちから最適な回転速度を特定して最適回転速度管理テーブル10に登録する。以下に、最適な回転速度の特定処理について説明する。
システム制御部5は、載置トレイ上に載置された光ディスク2及び光ディスク装置100の両方がサポートしている回転速度を複数検出した場合、検出した複数の回転速度を一旦ワークメモリ9に格納する。システム制御部5は、ワークメモリ9に格納した回転速度のうちの1つを読み出し、サーボ制御部4及び記録制御部6を制御し、読み出した回転速度で光ディスク2を回転させつつ光ピックアップ1によって所定のテストデータを光ディスク2の所定領域に記録する。システム制御部5は、サーボ制御部4を制御し、記録されたテストデータを光ディスク2の所定領域から再生し、再生制御部8は、光ピックアップ1から受信した電気信号をそのままエラーレート測定部7へ送出する。
エラーレート測定部(計測手段)7は、再生制御部8から受信した電気信号に基づいて光ピックアップ1が再生したデータのエラーレートを測定(計測)し、測定したエラーレートをシステム制御部5へ通知する。なお、エラーレートとしては、例えば、光ディスク2から再生された電気信号に対して誤り検出訂正処理を行なった結果、誤りが発生したデータの数を用いることができる。従って、エラーレートの値が小さいほど、再生された電気信号の品質が高いものとする。光ディスク2から再生された電気信号の品質を評価できる方法であれば、誤り検出訂正処理の実行に限られず、任意の方法を用いることができる。
システム制御部5は、エラーレート測定部7から通知されたエラーレートを、テストデータを記録する際の光ディスク2の回転速度に対応させ、エラーレート測定結果格納テーブル11に格納する。図3はエラーレート測定結果格納テーブル11の登録内容を示す模式図である。エラーレート測定結果格納テーブル11には、図3に示すように、所定のテストデータを光ディスク2に記録する際の光ディスク2の回転速度に、光ディスク2を各回転速度で回転させつつ記録したテストデータの再生時におけるエラーレートが対応付けて登録されている。エラーレート測定結果格納テーブル11の登録内容は、ワークメモリ9に格納した各回転速度で光ディスク2を回転させつつテストデータを記録すると共に、このテストデータの再生時におけるエラーレートをエラーレート測定部7が測定する都度、システム制御部5によって登録される。なお、エラーレート測定結果格納テーブル11の登録内容は、新たに光ディスク2が載置トレイ上に載置された場合にシステム制御部5によってリセットされる。
システム制御部5は、ワークメモリ9に格納した全ての回転速度に基づいて、上述した処理を行なうことにより、全ての回転速度に対してそれぞれのエラーレートをエラーレート測定結果格納テーブル11に格納することができる。
システム制御部5は、ワークメモリ9に格納した全ての回転速度に対するエラーレートをエラーレート測定結果格納テーブル11に格納した場合、最小値のエラーレートを検出し、検出したエラーレートに対応する回転速度を最適回転速度に特定する。そして、システム制御部5は、光ディスク2から読み出した識別情報に、最適回転速度として特定した回転速度を対応付けて最適回転速度管理テーブル10に登録する。
上述した処理によって、図2に示すような最適回転速度管理テーブル10が登録された光ディスク装置100は、ユーザによって所定の載置トレイ上に載置された光ディスク2に対して実際にデータの記録再生処理を行なう際に、最適回転速度管理テーブル10を検索し、載置された光ディスク2に対して最適な回転速度を特定することができる。具体的には、載置トレイ上に光ディスク2が載置された場合、システム制御部(特定手段)5は、サーボ制御部4を制御し、光ピックアップ1及び再生制御部8によって光ディスク2に記録してある識別情報を読み出し、読み出した識別情報に基づいて最適回転速度管理テーブル10を検索し、光ディスク2に対して最適な回転速度を特定する。
このようにシステム制御部5が、最適回転速度管理テーブル10に基づいて特定した回転速度はワークメモリ9に格納され、載置トレイ上に載置された光ディスク2に対してデータの記録再生処理を行なう際に利用される。本実施形態1では、光ディスク2に対して最適な回転速度を特定するために、光ディスク2に対して記録再生処理を行なう都度、光ディスク2にテストデータの記録処理を行なう必要がないので、光ディスク2及び光ディスク装置100の両方がサポートする回転速度のうちで最適な回転速度を高速に特定することができると共に、不要な記録処理を抑制することができる。
以下に、上述した構成の光ディスク装置100において、工場からの出荷前に行なう最適回転速度管理テーブル10の生成処理について説明する。図4は実施形態1に係る光ディスク装置100における最適回転速度管理テーブル10の生成処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、システム制御部5に内蔵されたROMに予め格納されている制御プログラムに従ってシステム制御部5によって実行される。
光ディスク装置100において、システム制御部5は、所定の載置トレイ上に光ディスク2が載置されたか否かを判断し(S1)、載置されていない場合(S1:NO)、載置されるまで待機する。所定の載置トレイ上に光ディスク2が載置された場合(S1:YES)、システム制御部5は、サーボ制御部4及び再生制御部8を制御し、光ディスク2に記録してある識別情報及び物理特性情報を取得してワークメモリ9に記憶する(S2)。システム制御部5は、ワークメモリ9に記憶した物理特性情報が示す回転速度と、自身のROMに予め記憶してある回転速度との共通の回転速度を検出し、検出した回転速度をワークメモリ9に記憶させる(S3)。
システム制御部5は、共通の回転速度を1つしか検出しなかった場合(S4:NO)、ステップS13に処理を移行し、ステップS2で取得した識別情報に、検出した回転速度を対応させて最適回転速度管理テーブル10に登録し(S13)、処理を終了する。複数の回転速度を検出した場合(S4:YES)、システム制御部5は、ステップS3でワークメモリ9に記憶した回転速度のうちで最低速の回転速度を特定し(S5)、特定した回転速度に従ってサーボ制御部4及び記録制御部6を制御し、エラーレートを測定するための記録処理を実行する(S6)。
システム制御部5は、サーボ制御部4を制御し、エラーレートを測定するための記録したテストデータの再生処理を実行し(S7)、光ディスク2から再生したデータのエラーレートをエラーレート測定部7によって測定し(S8)、測定したエラーレートを、ステップS5で特定した回転速度に対応させてエラーレート測定結果格納テーブル11に格納する(S9)。
システム制御部5は、ステップS3でワークメモリ9に記憶した全ての回転速度について、上述した処理を終了したか否かを判断し(S10)、終了していない場合(S10:NO)、ステップS3でワークメモリ9に記憶した回転速度のうちで次に低速の回転速度を特定し(S11)、ステップS6へ処理を戻す。そして、システム制御部5は、次に低速の回転速度について、エラーレートを測定するための記録処理及び再生処理を実行し(S6,S7)、エラーレートを測定し(S8)、測定したエラーレートを、ステップS11で特定した回転速度に対応させてエラーレート測定結果格納テーブル11に格納する(S9)。
ステップS3でワークメモリ9に記憶した全ての回転速度について、上述した処理を終了した場合(S10:YES)、システム制御部5は、エラーレート測定結果格納テーブル11に格納されたエラーレートから最小のエラーレートを検出し、検出したエラーレートに対応する回転速度(最適な回転速度)を特定する(S12)。そして、システム制御部5は、ステップS2で取得した識別情報に、特定した回転速度を対応付けて最適回転速度管理テーブル10に登録し(S13)、処理を終了する。
上述した処理により、本実施形態1では、光ディスク2及び光ディスク装置100の両方がサポートしている回転速度のうちで、最も高い信頼性を確保することができる回転速度を特定するので、最適回転速度管理テーブル10に基づいて特定された回転速度に基づいて、信頼性の高い記録再生処理を実行することができる。
なお、処理対象の光ディスク2が再生専用の光ディスクである場合、システム制御部5は、上述したステップS6の処理をスキップすることにより、光ディスク2に対して再生処理を行なう際の光ディスク2の最適な回転速度を特定することができる。
以下に、上述した処理によって最適回転速度管理テーブル10が生成された光ディスク装置100において、通常の記録再生処理について説明する。図5は実施形態1に係る光ディスク装置100における記録再生処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、システム制御部5に内蔵されたROMに予め格納されている制御プログラムに従ってシステム制御部5によって実行される。
光ディスク装置100において、システム制御部5は、所定の載置トレイ上に光ディスク2が載置されたか否かを判断し(S21)、載置されていない場合(S21:NO)、載置されるまで待機する。所定の載置トレイ上に光ディスク2が載置された場合(S21:YES)、システム制御部5は、サーボ制御部4及び再生制御部8を制御し、光ディスク2に記録してある識別情報を取得する(S22)。システム制御部5は、光ディスク2から取得した識別情報と同じ識別情報が最適回転速度管理テーブル10に登録してあるか否かを検索し(S23)、検索できなかった場合(S24:NO)、上述した処理を終了する。なお、この場合、光ディスク装置100は予め設定されている回転速度での記録再生処理を行なう。
検索できた場合(S24:YES)、システム制御部5は、光ディスク2から取得した識別情報に対応する最適回転速度を最適回転速度管理テーブル10から特定し(S25)、特定した最適回転速度をワークメモリ9に格納することによって、この光ディスク2に対して記録再生処理を行なう際に利用する最適回転速度を設定する(S26)。従って、光ディスク装置100において、図示しない操作部を介してユーザが光ディスク2に対するデータの記録処理又は再生処理の実行を指示した場合、システム制御部5は、ワークメモリ9に格納した最適回転速度を読み出して利用する。
上述した処理では、光ディスク2から取得した識別情報と同じ識別情報を最適回転速度管理テーブル10から検索できなかった場合、システム制御部5は、予め設定されている回転速度での記録再生処理を行なっていた。しかし、光ディスク2から取得した識別情報を最適回転速度管理テーブル10から検索できなかった場合に、システム制御部5が、図4に基づいて説明した処理を実行することにより、光ディスク2に対する最適な回転速度を特定し、最適回転速度管理テーブル10に登録するように光ディスク装置100を構成することもできる。このような構成によれば、この光ディスク2が次に光ディスク装置100に装着された場合には、最適回転速度管理テーブル10に基づいて最適な回転速度を特定することができる。
上述したように、本実施形態1の光ディスク装置100では、光ディスク2のそれぞれに対して記録再生処理を行なう際に最適な回転速度を工場からの出荷前に算出しておく。そして、ユーザからの指示に従って光ディスク装置100が通常の記録再生処理を行なう場合には、最適回転速度管理テーブル10を参照することのみによって最適な回転速度を特定することができるので、光ディスク装置100に光ディスク2が装着されてから光ディスク2に対する記録再生処理を開始できるまでの待ち時間を短縮することができる。
また、本実施形態1の光ディスク装置100では、最適回転速度管理テーブル10に基づいて最も高い信頼性を確保することができる回転速度を特定することができるので、特定された回転速度に基づいて、信頼性の高い記録再生処理を実行することができる。従って、光ディスク装置100が通常の記録処理によって光ディスク2に記録するデータには、映像データ及び音声データ等の再生対象のデータと、各データの記録位置、記録時間、フォーマット情報及びチャプター情報等を含む管理情報とが含まれるが、より正確に記録する必要のある管理情報を光ディスク2に記録する際に、最適回転速度管理テーブル10に基づいて特定された回転速度を利用すればよい。
(実施形態2)
以下に、実施形態2における光ディスク装置について詳述する。図6は実施形態2に係る光ディスク装置の要部構成例を示すブロック図である。なお、本実施形態2の光ディスク装置は、上述した実施形態1の光ディスク装置100と同様の構成を有しており、同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態2の光ディスク装置100は、図1に示した構成のほかに、光ディスク装置100の装置内部の温度を計測する温度計(温度計測手段)12を更に備え、温度計12は、システム制御部5からの指示に従って装置内部の温度を計測し、計測した温度をシステム制御部5へ通知する。
また、上述した実施形態1では、光ディスク装置100が有する最適回転速度管理テーブル10には、光ディスク2を識別する識別情報及び回転速度が対応付けて登録されていた。本実施形態2では、光ディスク装置100は、図7に示すような最適回転速度管理テーブル10を有している。図7は実施形態2の最適回転速度管理テーブル10の登録内容を示す模式図である。本実施形態2の最適回転速度管理テーブル10には、図7に示すように、光ディスク2を識別する識別情報と、温度を3つに区分した各温度区分とに、最適な回転速度が対応付けて登録されている。なお、ここでは、温度を20℃未満、20℃以上40℃未満、40℃以上の3つに区分しているが、これらの値及び区分数に限らない。
本実施形態2では、工場からの出荷前に行なう最適回転速度管理テーブル10の生成処理の際に、光ディスク装置100の周辺温度を10℃,30℃,50℃の3段階に変更し、各温度に最適な回転速度を最適回転速度管理テーブル10に登録する。具体的には、光ディスク装置100において、載置トレイ上に光ディスク2が載置された場合、システム制御部5は、サーボ制御部4及び再生制御部8を制御することにより、光ディスク2に記録してある識別情報及び物理特性情報を読み出し、読み出した物理特性情報が示す回転速度と、自身のROMに記憶してある回転速度との共通の回転速度を検出する。
光ディスク2及び光ディスク装置100の両方がサポートしている回転速度が1つしか検出できなかった場合、システム制御部5は、光ディスク2から読み出した識別情報に、検出した回転速度を対応させて最適回転速度管理テーブル10に登録する。このように光ディスク2及び光ディスク装置100の両方がサポートしている回転速度が1つしかない場合、図7において識別情報「11111CCC」で示す光ディスク2のように、温度に関係なく、検出した回転速度(ここでは1倍速)が最適回転速度に登録される。
光ディスク2及び光ディスク装置100の両方がサポートしている回転速度を複数検出した場合、システム制御部5は、検出した複数の回転速度を一旦ワークメモリ9に格納し、格納した回転速度のうちの1つを読み出し、読み出した回転速度で光ディスク2を回転させつつ光ピックアップ1によって所定のテストデータを光ディスク2の所定領域に記録する。なお、光ディスク2の製造者は自動的に又は手動で、このときの光ディスク装置100の周辺温度を例えば10℃に設定しておき、システム制御部5は、温度計12によって装置内部の温度を計測してワークメモリ9に格納しておく。
システム制御部5は、記録されたテストデータを光ピックアップ1及び再生制御部8によって光ディスク2の所定領域から再生し、再生したデータのエラーレートをエラーレート測定部7によって測定し、測定したエラーレートを、ワークメモリ9から読み出した回転速度に対応させてエラーレート測定結果格納テーブル11に格納する。なお、本実施形態2のエラーレート測定結果格納テーブル11は、実施形態1で説明したエラーレート測定結果格納テーブル11と同一の構成である。
システム制御部5は、ワークメモリ9に格納した全ての回転速度に基づいて、上述した処理を行ない、全ての回転速度に対してそれぞれのエラーレートをエラーレート測定結果格納テーブル11に格納した場合、最小値のエラーレートを検出し、検出したエラーレートに対応する回転速度を最適回転速度に特定する。そして、システム制御部5は、光ディスク2から読み出した識別情報と、このときにワークメモリ9に格納してある温度(ここでは略10℃)を含む温度区分(ここでは20℃未満)とに対応する最適回転速度として、特定した回転速度を最適回転速度管理テーブル10に登録する。本実施形態2では、上述した処理を、光ディスク装置100の周辺温度を30℃、50℃に順次変更して実行し、図7に示すような最適回転速度管理テーブル10を生成する。
上述した処理によって、図7に示すような最適回転速度管理テーブル10が登録された光ディスク装置100は、ユーザによって所定の載置トレイ上に載置された光ディスク2に対して実際にデータの記録再生処理を行なう際に、最適回転速度管理テーブル10を検索し、載置された光ディスク2に対して最適な回転速度を特定することができる。具体的には、載置トレイ上に光ディスク2が載置された場合、システム制御部5は、光ピックアップ1及び再生制御部8によって光ディスク2に記録してある識別情報を読み出すと共に、温度計12によって装置内部の温度を計測する。そして、システム制御部5は、読み出した識別情報及び計測した温度に基づいて最適回転速度管理テーブル10を検索し、光ディスク2に対して最適な回転速度を特定する。
以下に、本実施形態2の光ディスク装置100において、工場からの出荷前に行なう最適回転速度管理テーブル10の生成処理について説明する。図8及び図9は実施形態2に係る光ディスク装置100における最適回転速度管理テーブル10の生成処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、システム制御部5に内蔵されたROMに予め格納されている制御プログラムに従ってシステム制御部5によって実行される。
光ディスク装置100において、システム制御部5は、所定の載置トレイ上に光ディスク2が載置されたか否かを判断し(S31)、載置されていない場合(S31:NO)、載置されるまで待機する。所定の載置トレイ上に光ディスク2が載置された場合(S31:YES)、システム制御部5は、サーボ制御部4及び再生制御部8を制御し、光ディスク2に記録してある識別情報及び物理特性情報を取得してワークメモリ9に記憶する(S32)。システム制御部5は、ワークメモリ9に記憶した物理特性情報が示す回転速度と、自身のROMに予め記憶してある回転速度との共通の回転速度を検出し、検出した回転速度をワークメモリ9に記憶させる(S33)。
システム制御部5は、共通の回転速度を1つしか検出しなかった場合(S34:NO)、ステップS32で取得した識別情報に、検出した回転速度を対応させて最適回転速度管理テーブル10に登録し(S35)、処理を終了する。複数の回転速度を検出した場合(S34:YES)、システム制御部5は、ステップS33でワークメモリ9に記憶した回転速度のうちで最低速の回転速度を特定し(S36)、温度計12によって装置内部の温度を計測する(S37)。なお、このときの温度は10℃程度とする。
システム制御部5は、ステップS36で特定した回転速度に従ってサーボ制御部4及び記録制御部6を制御し、エラーレートを測定するための記録処理を実行し(S38)、サーボ制御部4を制御し、記録したテストデータの再生処理を実行する(S39)。システム制御部5は、光ディスク2から再生したデータのエラーレートをエラーレート測定部7によって測定し(S40)、測定したエラーレートを、ステップS36で特定した回転速度に対応させてエラーレート測定結果格納テーブル11に格納する(S41)。
システム制御部5は、ステップS33でワークメモリ9に記憶した全ての回転速度について、上述した処理を終了したか否かを判断し(S42)、終了していない場合(S42:NO)、ステップS33でワークメモリ9に記憶した回転速度のうちで次に低速の回転速度を特定し(S43)、ステップS38へ処理を戻し、次に低速の回転速度について、エラーレートの測定処理を継続する。
ステップS33でワークメモリ9に記憶した全ての回転速度について、上述した処理を終了した場合(S42:YES)、システム制御部5は、エラーレート測定結果格納テーブル11に格納されたエラーレートから最小のエラーレートを検出し、検出したエラーレートに対応する回転速度(最適な回転速度)を特定する(S44)。そして、システム制御部5は、ステップS32で取得した識別情報と、ステップS37で計測した温度を含む温度区分とに、特定した回転速度を対応付けて最適回転速度管理テーブル10に登録する(S45)。
システム制御部5は、光ディスク装置100の周辺温度が10℃、30℃、50℃の全てについて上述した処理を終了したか否かを判断し(S46)、終了していない場合(S46:NO)、光ディスク2の製造者が手動で又は自動的に、光ディスク装置100の周辺温度を変更し(S47)、ステップS37に処理を戻す。システム制御部5は、温度計12によって装置内部の温度を再度計測し(S37)、計測した温度について、ステップS38〜S45の処理を実行する。ステップS46で全ての温度について処理を終了した場合(S46:YES)、システム制御部5は上述した処理を終了する。
上述した処理により、本実施形態2では、光ディスク2及び光ディスク装置100の両方がサポートしている回転速度のうちで、最も高い信頼性を確保することができる回転速度を3つの温度毎に特定するので、最適回転速度管理テーブル10に基づいて特定された回転速度に基づいて、光ディスク装置100の使用環境の温度も考慮した信頼性の高い記録再生処理を実行することができる。
以下に、上述した処理によって最適回転速度管理テーブル10が生成された光ディスク装置100において、通常の記録再生処理について説明する。図10は実施形態2に係る光ディスク装置100における記録再生処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、システム制御部5に内蔵されたROMに予め格納されている制御プログラムに従ってシステム制御部5によって実行される。
光ディスク装置100において、システム制御部5は、所定の載置トレイ上に光ディスク2が載置されたか否かを判断し(S51)、載置されていない場合(S51:NO)、載置されるまで待機する。所定の載置トレイ上に光ディスク2が載置された場合(S51:YES)、システム制御部5は、サーボ制御部4及び再生制御部8を制御し、光ディスク2に記録してある識別情報を取得し(S52)、温度計12によって装置内部の温度を計測する(S53)。システム制御部5は、光ディスク2から取得した識別情報及び計測した温度が最適回転速度管理テーブル10に登録してあるか否かを検索し(S54)、検索できなかった場合(S55:NO)、上述した処理を終了する。なお、この場合、光ディスク装置100は予め設定されている回転速度での記録再生処理を行なう。
検索できた場合(S55:YES)、システム制御部5は、光ディスク2から取得した識別情報と、ステップS53で計測した温度が含まれる温度区分とに対応する最適回転速度を最適回転速度管理テーブル10から特定し(S56)、特定した最適回転速度をワークメモリ9に格納することによって、この光ディスク2に対して記録再生処理を行なう際に利用する最適回転速度を設定する(S57)。従って、光ディスク装置100において、図示しない操作部を介してユーザが光ディスク2に対するデータの記録処理又は再生処理の実行を指示した場合、システム制御部5は、ワークメモリ9に格納した最適回転速度を読み出して利用する。
上述したように、本実施形態2の光ディスク装置100では、最適回転速度管理テーブル10に基づいて、光ディスク2のそれぞれに最適な回転速度だけでなく、光ディスク装置100の周辺温度も考慮して最も高い信頼性を確保することができる回転速度を特定することができる。上述した実施形態2では、最適回転速度管理テーブル10を生成する際に、光ディスク装置100の周辺温度を10℃、20℃、30℃に順次変更させつつ各回転速度におけるエラーレートの測定処理を行なうことにより、各温度区分毎の最適回転速度を特定していた。しかし、光ディスク装置100の周辺温度が20℃のときの各回転速度におけるエラーレートのみを測定し、この測定値に基づいて、例えば、温度が10℃から30℃へ上昇するに伴ってエラーレートの値が高く(又は低く)なるような線形変換を行ない、その他の10℃及び30℃のときの各回転速度におけるエラーレートを計算によって算出するようにしてもよい。
(実施形態3)
以下に、実施形態3における光ディスク装置について詳述する。なお、本実施形態3の光ディスク装置は、上述した実施形態1の光ディスク装置100と同一の構成により実現できるので構成についての説明を省略する。
本実施形態3の光ディスク装置100は、システム制御部5が、光ディスク2の内側領域及び外側領域のそれぞれに対して最適な回転速度を特定し、最適回転速度管理テーブル10に登録する。図11は実施形態3の最適回転速度管理テーブル10の登録内容を示す模式図である。本実施形態3の最適回転速度管理テーブル10には、図11に示すように、光ディスク2を識別する識別情報と、光ディスク2の記録領域を内側及び外側の2つに区分した各領域区分(内側領域及び外側領域)とに、最適な回転速度が対応付けて登録されている。なお、ここでは、光ディスク2の記録領域を2つに区分しているが、これに限らない。
また、本実施形態3の光ディスク装置100において、システム制御部(区分検出手段)5は、光ピックアップ1によって光ディスク2にデータを記録する際の記録領域及び光ピックアップ1によって光ディスク2から再生するデータの記録領域が含まれる領域区分(内側領域及び外側領域)を検出するように構成されている。
以下に、本実施形態3における最適回転速度管理テーブル10の生成処理について説明する。光ディスク装置100において、工場からの出荷前に載置トレイ上に光ディスク2が載置された場合、システム制御部5は、サーボ制御部4及び再生制御部8を制御することにより、光ディスク2に記録してある識別情報及び物理特性情報を読み出し、読み出した物理特性情報が示す回転速度と、自身のROMに記憶してある回転速度との共通の回転速度を検出する。
光ディスク2及び光ディスク装置100の両方がサポートしている回転速度が1つしか検出できなかった場合、システム制御部5は、光ディスク2から読み出した識別情報に、検出した回転速度を対応させて最適回転速度管理テーブル10に登録する。このように光ディスク2及び光ディスク装置100の両方がサポートしている回転速度が1つしかない場合、図11において識別情報「11111CCC」で示す光ディスク2のように、領域区分に関係なく、検出した回転速度(ここでは1倍速)が最適回転速度に登録される。
光ディスク2及び光ディスク装置100の両方がサポートしている回転速度を複数検出した場合、システム制御部5は、検出した複数の回転速度を一旦ワークメモリ9に格納し、格納した回転速度のうちの1つを読み出し、読み出した回転速度で光ディスク2を回転させつつ、光ピックアップ1によって所定のテストデータを光ディスク2の内側領域に含まれる所定領域に記録する。
システム制御部5は、記録されたテストデータを光ピックアップ1及び再生制御部8によって光ディスク2の所定領域から再生し、再生したデータのエラーレートをエラーレート測定部7によって測定し、測定したエラーレートを、ワークメモリ9から読み出した回転速度に対応させてエラーレート測定結果格納テーブル11に格納する。なお、本実施形態2のエラーレート測定結果格納テーブル11は、実施形態1で説明したエラーレート測定結果格納テーブル11と同一の構成である。
システム制御部5は、ワークメモリ9に格納した全ての回転速度に基づいて、上述した処理を行ない、全ての回転速度に対してそれぞれのエラーレートをエラーレート測定結果格納テーブル11に格納した場合、最小値のエラーレートを検出し、検出したエラーレートに対応する回転速度を最適回転速度に特定する。そして、システム制御部5は、光ディスク2から読み出した識別情報と、このときのテストデータの記録領域が含まれる領域区分(ここでは内側領域)とに対応する最適回転速度として、特定した回転速度を最適回転速度管理テーブル10に登録する。本実施形態3では、上述した処理を、光ディスク2の外側領域に含まれる所定領域に対しても実行し、図11に示すような最適回転速度管理テーブル10を生成する。
上述した処理によって、図11に示すような最適回転速度管理テーブル10が登録された光ディスク装置100は、ユーザによって所定の載置トレイ上に載置された光ディスク2に対して実際にデータの記録再生処理を行なう際に、最適回転速度管理テーブル10を検索し、載置された光ディスク2に対して最適な回転速度を特定することができる。具体的には、載置トレイ上に光ディスク2が載置され、光ディスク2に対する記録処理又は再生処理の実行が指示された場合、システム制御部5は、光ピックアップ1及び再生制御部8によって光ディスク2に記録してある識別情報を読み出すと共に、記録処理においてデータを記録する記録領域が含まれる領域区分、又は再生処理において再生するデータの記録領域が含まれる領域区分を特定する。そして、システム制御部5は、読み出した識別情報及び特定した領域区分に基づいて最適回転速度管理テーブル10を検索し、光ディスク2に対して最適な回転速度を特定する。
以下に、本実施形態3の光ディスク装置100において、工場からの出荷前に行なう最適回転速度管理テーブル10の生成処理についてフローチャートに基づいて更に説明する。図12及び図13は実施形態3に係る光ディスク装置100における最適回転速度管理テーブル10の生成処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、システム制御部5に内蔵されたROMに予め格納されている制御プログラムに従ってシステム制御部5によって実行される。
光ディスク装置100において、システム制御部5は、所定の載置トレイ上に光ディスク2が載置されたか否かを判断し(S61)、載置されていない場合(S61:NO)、載置されるまで待機する。所定の載置トレイ上に光ディスク2が載置された場合(S61:YES)、システム制御部5は、サーボ制御部4及び再生制御部8を制御し、光ディスク2に記録してある識別情報及び物理特性情報を取得してワークメモリ9に記憶する(S62)。システム制御部5は、ワークメモリ9に記憶した物理特性情報が示す回転速度と、自身のROMに予め記憶してある回転速度との共通の回転速度を検出し、検出した回転速度をワークメモリ9に記憶させる(S63)。
システム制御部5は、共通の回転速度を1つしか検出しなかった場合(S64:NO)、ステップS62で取得した識別情報に、検出した回転速度を対応させて最適回転速度管理テーブル10に登録し(S65)、処理を終了する。複数の回転速度を検出した場合(S64:YES)、システム制御部5は、ステップS63でワークメモリ9に記憶した回転速度のうちで最低速の回転速度を特定し(S66)、特定した回転速度に従ってサーボ制御部4及び記録制御部6を制御し、光ディスク2の内側領域に含まれる所定領域に対してエラーレートを測定するための記録処理を実行する(S67)。
システム制御部5は、サーボ制御部4を制御し、記録したテストデータの再生処理を実行し(S68)、光ディスク2から再生したデータのエラーレートをエラーレート測定部7によって測定し(S69)、測定したエラーレートを、ステップS66で特定した回転速度に対応させてエラーレート測定結果格納テーブル11に格納する(S70)。
システム制御部5は、ステップS63でワークメモリ9に記憶した全ての回転速度について、上述した処理を終了したか否かを判断し(S71)、終了していない場合(S71:NO)、ステップS63でワークメモリ9に記憶した回転速度のうちで次に低速の回転速度を特定し(S72)、ステップS67へ処理を戻し、次に低速の回転速度について、エラーレートの測定処理を継続する。
ステップS63でワークメモリ9に記憶した全ての回転速度について、上述した処理を終了した場合(S71:YES)、システム制御部5は、エラーレート測定結果格納テーブル11に格納されたエラーレートから最小のエラーレートを検出し、検出したエラーレートに対応する回転速度(最適な回転速度)を特定する(S73)。そして、システム制御部5は、ステップS62で取得した識別情報と、ステップS67でテストデータを記録した記録領域が含まれる領域区分(ここでは内側領域)とに、特定した回転速度を対応付けて最適回転速度管理テーブル10に登録する(S74)。
システム制御部5は、光ディスク2の内側領域及び外側領域の両領域について上述した処理を終了したか否かを判断し(S75)、終了していない場合(S75:NO)、ステップS67に処理を戻し、光ディスク2の外側領域について、ステップS67〜S74の処理を実行する。ステップS75で光ディスク2の両領域について処理を終了した場合(S75:YES)、システム制御部5は上述した処理を終了する。
上述した処理により、本実施形態3では、光ディスク2及び光ディスク装置100の両方がサポートしている回転速度のうちで、最も高い信頼性を確保することができる回転速度を光ディスク2の記録領域毎に特定するので、最適回転速度管理テーブル10に基づいて特定された回転速度に基づいて、光ディスク2に対して行なう記録再生処理の対象となる記録領域も考慮した信頼性の高い記録再生処理を実行することができる。
以下に、上述した処理によって最適回転速度管理テーブル10が生成された光ディスク装置100において、通常の記録再生処理について説明する。図14は実施形態3に係る光ディスク装置100における記録再生処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、システム制御部5に内蔵されたROMに予め格納されている制御プログラムに従ってシステム制御部5によって実行される。
光ディスク装置100において、システム制御部5は、所定の載置トレイ上に光ディスク2が載置され、図示しない操作部を介してユーザが記録処理又は再生処理の実行を指示したか否かを判断し(S81)、処理の実行が指示されていない場合(S81:NO)、処理の実行が指示されるまで待機する。処理の実行が指示された場合(S81:YES)、システム制御部5は、サーボ制御部4及び再生制御部8を制御し、光ディスク2に記録してある識別情報を取得し(S82)、実行が指示された記録処理においてデータを記録する記録領域が含まれる領域区分、又は実行が指示された再生処理において再生するデータの記録領域が含まれる領域区分を特定する(S83)。
システム制御部5は、光ディスク2から取得した識別情報及び特定した領域区分が最適回転速度管理テーブル10に登録してあるか否かを検索し(S84)、検索できなかった場合(S85:NO)、予め設定されている回転速度に基づいて、実行が指示された記録処理又は再生処理を実行する(S88)。
検索できた場合(S85:YES)、システム制御部5は、光ディスク2から取得した識別情報と、ステップS83で特定した領域区分とに対応する最適回転速度を最適回転速度管理テーブル10から特定し(S86)、特定した最適回転速度をワークメモリ9に格納することによって、この光ディスク2に対して記録再生処理を行なう際に利用する最適回転速度を設定し(S87)、特定した最適回転速度に基づいて、実行が指示された記録処理又は再生処理を実行する(S88)。
上述したように、本実施形態3の光ディスク装置100では、最適回転速度管理テーブル10に基づいて、光ディスク2のそれぞれに最適な回転速度だけでなく、光ディスク2に対して記録再生処理を行なう記録領域も考慮して最も高い信頼性を確保することができる回転速度を特定することができる。図14に示すフローチャートでは、光ディスク2に対する記録処理又は再生処理の実行指示があった場合に、実行すべき処理の処理領域が内側領域であるか外側領域であるかに応じて光ディスク2の最適回転速度を特定していた。しかし、光ディスク2の内側領域及び外側領域のそれぞれに対する最適回転速度を予め特定してワークメモリ9に記憶しておき、光ディスク2に対する記録処理又は再生処理の実行指示があった場合に、処理領域に対応する最適回転速度をワークメモリ9から読み出して利用するようにしてもよい。
上述した実施形態3では、最適回転速度管理テーブル10を生成する際に、光ディスク2の内側領域及び外側領域のそれぞれに対して各回転速度におけるエラーレートの測定処理を行なうことにより、各領域区分毎の最適回転速度を特定していた。しかし、光ディスク2の内側領域に対して各回転速度におけるエラーレートのみを測定し、この測定値に基づいて、例えば、内側領域から外側領域に向かってエラーレートの値が低くなるような線形変換を行ない、光ディスク2の外側領域に対する各回転速度におけるエラーレートを計算によって算出するようにしてもよい。
上述した実施形態3では、光ディスク2の識別情報及び光ディスク2の領域区分に光ディスク2の最適回転速度が対応付けられて登録してある最適回転速度管理テーブル10を用いて光ディスク2の最適回転速度を特定する構成について説明した。しかし、例えば、実施形態1で説明したように、図2に示す最適回転速度管理テーブル10に基づいて光ディスク2の最適回転速度を特定し、特定した最適回転速度と、実行すべき記録再生処理の対象となる記録領域とに基づいて、より最適な回転速度を算出するように構成することもできる。
上述した実施形態1〜3では、光ディスク装置100が、最適回転速度管理テーブル10に基づいて、光ディスク2に対した記録処理及び再生処理を実行する際の光ディスク2の最適回転速度を特定する構成について説明した。しかし、最適回転速度管理テーブル10を記録用及び再生用の2つを備える構成とすることもでき、この場合、記録処理及び再生処理のそれぞれに対してより最適な回転速度を特定することができる。
具体的には、システム制御部5は、光ディスク2及び光ディスク装置100の両方がサポートする各回転速度に基づいて再生処理を実行し、再生したデータのエラーレートが最小の回転速度を再生処理時の最適回転速度とする。そして、システム制御部5は、光ディスク2及び光ディスク装置100の両方がサポートする各回転速度に基づいて記録処理を実行し、記録したデータを再生処理時の最適回転速度に基づいて再生し、再生したデータのエラーレートが最小の回転速度を記録処理時の最適回転速度とする。
上述した実施形態1〜3では、光ディスク装置100が光ディスク2に対して記録処理及び再生処理の両方を行なえる記録再生処理について説明した。しかし、光ディスク装置100を光ディスク2に対して再生処理のみが可能な再生専用機として構成した場合にも、上述した処理によって、光ディスク2に対して再生処理を行なう際の光ディスク2の最適な回転速度を特定することができる。
実施形態1に係る光ディスク装置の要部構成例を示すブロック図である。 最適回転速度管理テーブルの登録内容を示す模式図である。 エラーレート測定結果格納テーブルの登録内容を示す模式図である。 実施形態1に係る光ディスク装置における最適回転速度管理テーブルの生成処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態1に係る光ディスク装置における記録再生処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態2に係る光ディスク装置の要部構成例を示すブロック図である。 実施形態2の最適回転速度管理テーブルの登録内容を示す模式図である。 実施形態2に係る光ディスク装置における最適回転速度管理テーブルの生成処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態2に係る光ディスク装置における最適回転速度管理テーブルの生成処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態2に係る光ディスク装置における記録再生処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態3の最適回転速度管理テーブルの登録内容を示す模式図である。 実施形態3に係る光ディスク装置における最適回転速度管理テーブルの生成処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態3に係る光ディスク装置における最適回転速度管理テーブルの生成処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態3に係る光ディスク装置における記録再生処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100 光ディスク装置(記録再生装置)
1 光ピックアップ(記録手段、再生手段)
2 光ディスク(記録ディスク)
3 スピンドルモータ(駆動部)
4 サーボ制御部(制御手段)
5 システム制御部(識別情報取得手段、特定手段、回転速度取得手段、検出手段、登録手段)
7 エラーレート測定部(計測手段)
12 温度計(温度計測手段)

Claims (8)

  1. 記録ディスクの装着が可能な装着部と、該装着部に装着された記録ディスクを回転させる駆動部と、該駆動部によって回転する記録ディスク上にデータを記録する記録手段と、前記駆動部によって回転する記録ディスクに記録されているデータを再生する再生手段とを備える記録再生装置において、
    前記記録ディスクには、自身を識別する識別情報が記録されており、
    前記記録ディスクの識別情報に該記録ディスクの回転速度を対応付けて登録してあるテーブルと、
    前記装着部に装着された記録ディスクから識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    該識別情報取得手段が取得した識別情報に基づいて前記テーブルを検索し、前記装着部に装着された記録ディスクの回転速度を特定する特定手段と、
    該特定手段が特定した回転速度で記録ディスクを回転させるように前記駆動部を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする記録再生装置。
  2. 前記記録ディスクには、対応可能な回転速度が記録されており、
    前記駆動部によって記録ディスクが回転可能な回転速度を記憶する記憶手段と、
    前記装着部に装着された記録ディスクに記録してある回転速度を取得する回転速度取得手段と、
    該回転速度取得手段が取得した回転速度及び前記記憶手段に記憶してある回転速度の共通の回転速度を検出する検出手段と、
    前記識別情報取得手段が取得した識別情報に、前記検出手段が検出した回転速度を対応付けて前記テーブルに登録する登録手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  3. 前記検出手段が複数の回転速度を検出した場合、前記制御手段は、検出された各回転速度で記録ディスクを回転させるように前記駆動部を制御しており、
    前記記録手段は、各回転速度毎に、各回転速度で回転する記録ディスク上にデータを記録するように構成してあり、
    前記再生手段は、各回転速度で回転する記録ディスク上に前記記録手段が記録したデータを再生するように構成してあり、
    前記再生手段が再生したデータのエラーレートを各回転速度毎に計測する計測手段と、
    該計測手段が計測したエラーレートの値が小さい回転速度を特定する手段とを備え、
    前記登録手段は、前記識別情報取得手段が取得した識別情報に、特定された回転速度を対応付けて前記テーブルに登録するように構成してあることを特徴とする請求項2に記載の記録再生装置。
  4. 前記テーブルには、前記記録ディスクの識別情報及び温度に、該記録ディスクの回転速度を対応付けて登録してあり、
    装置内部の温度を計測する温度計測手段を備え、
    前記特定手段は、前記識別情報取得手段が取得した識別情報及び前記温度計測手段が計測した温度に基づいて前記テーブルを検索し、前記装着部に装着された記録ディスクの回転速度を特定するように構成してあることを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  5. 前記記録ディスクには、対応可能な回転速度が記録されており、
    前記駆動部によって記録ディスクが回転可能な回転速度を記憶する記憶手段と、
    前記装着部に装着された記録ディスクに記録してある回転速度を取得する回転速度取得手段と、
    該回転速度取得手段が取得した回転速度及び前記記憶手段に記憶してある回転速度の共通の回転速度を検出する検出手段と、
    該検出手段が複数の回転速度を検出した場合、前記制御手段は、検出された各回転速度で記録ディスクを回転させるように前記駆動部を制御しており、
    前記記録手段は、各回転速度毎に、各回転速度で回転する記録ディスク上にデータを記録するように構成してあり、
    前記温度計測手段は、各回転速度で回転する記録ディスク上に前記記録手段がデータを記録する際の温度を計測するように構成してあり、
    前記再生手段は、各回転速度で回転する記録ディスク上に前記記録手段が記録したデータを再生するように構成してあり、
    前記再生手段が再生したデータのエラーレートを各回転速度毎に計測する計測手段と、
    該計測手段が計測したエラーレートの値が小さい回転速度を特定する手段と、
    前記識別情報取得手段が取得した識別情報及び特定された回転速度に対応する温度に、特定された回転速度を対応付けて前記テーブルに登録する登録手段と
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の記録再生装置。
  6. 前記記録ディスクの記録領域を複数に分割した区分毎に、前記記録手段がデータを記録する記録領域又は前記再生手段が再生するデータの記録領域が含まれる区分を検出する区分検出手段と、
    前記特定手段が特定した回転速度及び前記区分検出手段が検出した区分に基づいて前記記録ディスクの回転速度を算出する手段とを備え、
    前記制御手段は、算出された回転速度で前記記録ディスクを回転させるように前記駆動部を制御することを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  7. 前記テーブルには、前記記録ディスクの識別情報及び前記記録ディスクの記録領域を複数に分割した各区分に、該記録ディスクの回転速度を対応付けて登録してあり、
    前記記録手段がデータを記録する記録領域又は前記再生手段が再生するデータの記録領域が含まれる区分を検出する区分検出手段を備え、
    前記特定手段は、前記識別情報取得手段が取得した識別情報及び前記区分検出手段が検出した区分に基づいて前記テーブルを検索し、前記装着部に装着された記録ディスクの回転速度を特定するように構成してあることを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  8. 前記記録ディスクには、対応可能な回転速度が記録されており、
    前記駆動部によって記録ディスクが回転可能な回転速度を記憶する記憶手段と、
    前記装着部に装着された記録ディスクに記録してある回転速度を取得する回転速度取得手段と、
    該回転速度取得手段が取得した回転速度及び前記記憶手段に記憶してある回転速度の共通の回転速度を検出する検出手段と、
    該検出手段が複数の回転速度を検出した場合、前記制御手段は、検出された各回転速度で記録ディスクを回転させるように前記駆動部を制御しており、
    前記記録手段は、各回転速度毎に、各回転速度で回転する記録ディスク上にデータを記録するように構成してあり、
    前記区分検出手段は、各回転速度で回転する記録ディスク上に前記記録手段がデータを記録する記録領域を含む区分を検出するように構成してあり、
    前記再生手段は、各回転速度で回転する記録ディスク上に前記記録手段が記録したデータを再生するように構成してあり、
    前記再生手段が再生したデータのエラーレートを各回転速度毎に計測する計測手段と、
    該計測手段が計測したエラーレートの値が小さい回転速度を特定する手段と、
    前記識別情報取得手段が取得した識別情報及び特定された回転速度に対応する区分に、特定された回転速度を対応付けて前記テーブルに登録する登録手段と
    を備えることを特徴とする請求項7に記載の記録再生装置。
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