JP3847266B2 - 光学式記録媒体、光ビームのパワー設定方法および記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録面上に集光される光ビームによって情報を記録可能な光学式記録媒体、この記録媒体に情報を書き込むための光ビームのパワー設定方法および記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
記録可能な光学式記録媒体として、例えばCD−R(追記型CD)が知られている。このCD−Rは、記録面上にレーザビームを集光させ、光エネルギーを熱エネルギーに変換して記録面の物理的性状を変えることにより、情報を記録するようにしたものである。
【0003】
ところで、このような記録媒体の場合、記録材料として同一材質のものを使用していても、材料のばらつきなどによって個々の記録媒体毎に特性が微妙に異なることが多い。このため、予め定められた固定パワーのレーザビームを各記録媒体に一律に照射しても、個々の記録媒体にとっては必ずしも最適なレーザパワーとはならない。そこで、この種の記録媒体では、情報の記録を開始する前に、レーザパワーを最適値に設定するためのレーザパワー調整(OPC:0ptimum Power Control)を行なっている。
【0004】
図6に、前記CD−Rで採用されているレーザパワー調整方法を示す。CD−Rの場合、図示するように、CD−Rのリードインエリアの内周位置に、PCA(Power Calibration Area)と呼ばれるパワー調整エリアを用意し、記録開始前に、まずこのテストエリアで試し書きすることにより、その時のCD−Rにとって最適なレーザパワーを求めるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この試し書きによるレーザーのパワー調整は比較的長い時間を要し、記録を直ちに開始できないという問題があった。
【0006】
本発明は、前記問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、短時間に光ビームのパワー調整を行なうことのできる光学式記録媒体、この記録媒体に情報を書き込むための光ビームのパワー設定方法および記録装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、記録面上に集光される光ビームによって情報を記録可能な光学式記録媒体において、前記光ビームの最適記録パワー値設定のための試し書き信号が当該光ビームにより記録されるテストエリアと、前記記録された試し書き信号を再生して得られた前記最適記録パワー値と、当該試し書き信号が記録された前記テストエリアの前記光学式記録媒体上の位置を示す位置情報と、を含む最適記録パワー設定パラメータ及び前記試し書き信号を記録した記録装置の機器識別情報が、パワー設定情報として記録されるパワー設定情報記録エリアと、を備え、前記パワー設定情報は、前記試し書き信号と対を成すように前記パワー設定情報記録エリアに纏めて記録されるように構成される。
【0008】
上記の課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の光学式記録媒体に情報を書き込む情報記録装置における光ビームのパワー設定方法であって、前記パワー設定情報記録エリアに記録されている前記パワー設定情報及び前記機器識別情報を読み取る読取工程と、前記読み取られた機器識別情報と前記情報記録装置自体の機器識別情報とを照合する識別情報照合工程と、前記読み取られた機器識別情報内に前記情報記録装置自体の機器識別情報と同一の機器識別情報が存在する時、当該同一の機器識別情報と共に記録された前記最適記録パワー値に基づいて前記光ビームのパワーを設定する第1のパワー設定工程と、前記読み取られた機器識別情報内に前記情報記録装置自体の機器識別情報と同一の機器識別情報が存在しない時、未使用の前記テストエリアに試し書きを行って前記最適記録パワー値を得、当該得られた最適記録パワー値を前記光ビームのパワーとして設定する第2のパワー設定工程と、前記試し書きによって得た前記最適記録パワー値と、当該試し書きを行った前記テストエリアの前記光学式記録媒体上の位置を示す位置情報と、を含む前記最適記録パワー設定パラメータ及び前記機器識別情報を、新たな前記パワー設定情報として前記パワー設定情報記録エリアに記録する記録工程と、を含む。
【0009】
上記の課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の光学式記録媒体に情報を書き込むための情報記録装置であって、前記パワー設定情報記録エリアに記録されている前記最適記録パワー設定パラメータ及び前記機器識別情報を読み取る読取手段と、前記読み取られた機器識別情報と前記情報記録装置自体の機器識別情報とを照合する識別情報照合手段と、前記読み取られた機器識別情報内に前記情報記録装置自体の機器識別情報と同一の機器識別情報が存在する時、当該同一の機器識別情報と共に記録された前記最適記録パワー値に基づいて前記光ビームのパワーを設定する第1のパワー設定手段と、前記読み取られた機器識別情報内に前記情報記録装置自体の機器識別情報と同一の機器識別情報が存在しない時、未使用の前記テストエリアに試し書きを行って前記最適記録パワー値を得、当該得られた最適記録パワー値を前記光ビームのパワーとして設定する第2のパワー設定手段と、前記試し書きによって得た前記最適記録パワー値と、当該試し書きを行った前記テストエリアの前記光学式記録媒体上の位置を示す位置情報と、を含む前記最適記録パワー設定パラメータ及び前記機器識別情報を、新たな前記パワー設定情報として前記パワー設定情報記録エリアに記録する記録手段と、を備える。
【0010】
上記の課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、複数のテストエリアと、複数のパワー設定情報記録エリアと、を備えた光学式記録媒体に情報を書き込むための光ビームのパワー設定方法であって、いずれかの前記テストエリアにテスト信号の書き込みを行なう工程と、前記書き込まれたテスト信号を再生して、最適記録パワー値と、当該再生されたテスト信号が書き込まれていた前記テストエリアの前記光学式記録媒体上の位置を示す位置情報と、を含む最適記録パワー設定パラメータを求める工程と、前記求められた最適記録パワー設定パラメータに基づいて記録装置の光ビームのパワーを最適値に設定する工程と、前記求められた最適記録パワー設定パラメータと、前記テストエリアに前記テスト信号を書き込んだ前記記録装置の機器識別情報と、を、パワー設定情報として前記パワー設定情報記録エリアに記録する工程と、を含む。
【0011】
上記の課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、複数のテストエリアと、複数のパワー設定情報記録エリアと、を備えた光学式記録媒体に情報を書き込むための記録装置であって、いずれかの前記テストエリアにテスト信号の書き込みを行なう手段と、前記書き込まれたテスト信号を再生して、最適記録パワー値と、当該再生されたテスト信号が書き込まれていた前記テストエリアの前記光学式記録媒体上の位置を示す位置情報と、を含む最適記録パワー設定パラメータを求める手段と、前記求められた最適パワー設定パラメータに基づいて前記記録装置の光ビームのパワーを最適値に設定する手段と、前記求められた最適記録パワー設定パラメータと、前記テストエリアに前記テスト信号を書き込んだ前記記録装置の機器識別情報と、を、パワー設定情報として前記パワー設定情報記録エリアに記録する手段と、を備える。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。図1は、実施例に係る光学式記録媒体(以下、「ディスク」という)の信号記録配置図である。図1(a)は第1の配置例、図1(b)は第2の配置例を示すものである。
【0014】
この実施例の場合、レーザーパワー調整エリアPCAの内部は、光ビームのパワーを変えながら試し書きするための複数のテストエリアTEST1〜TESTnと、このテストエリアと1対1に対応づけられたパワー設定情報記録エリアPREC1〜PRECnに分割されている。図1(a)の場合、対となるテストエリアとパワー設定情報記録エリア同士が隣合うように配置され、また、図1(b)の場合、テストエリア同士、パワー設定情報記録エリア同士がそれぞれ別々にひとかたまりになって配置されている。
【0015】
前記パワー設定情報記録エリアPREC1〜PRECnのそれぞれには、図2に例示するように、試し書きを行なった記録装置の機器ID(機器識別情報)と、試し書きによって得られた最適記録パワー値、試し書きしたテストエリアのナンバー、テスト日時、記録に最適な信号波形などを指定する最適記録ストラテジー、などの予め定められた最適パワー設定パラメータが記録される。
【0016】
このように試し書きで得られた結果をパワー設定情報記録エリアに書き込んで記録しておくようにすれば、1度使用した記録装置によって再度記録を行なうような場合、改めて試し書きを行なう必要なしに、前記パワー設定情報記録エリアに記録されている最適パワー設定パラメータを用いて最適パワーを設定することができる。
【0017】
このため、レーザーパワー調整エリアPCA内のテストエリアTESTを無駄に消費してしまうことがなくなり、従来のCD−Rのようにたとえ情報記録エリアにまだ記録可能な未記録部分(空きエリア)が残っていてもそれ以上追記録できなくなる、というようなことをなくすことができる。
【0018】
次に、図3および図4を参照して、レーザビームのパワー調整動作を説明する。図3は記録/再生装置のブロック図、図4はパワー調整動作のフローチャートである。なお、図3中、2は光ピックアップ、3はレーザパワー制御部、4は記録用のエンコーダ、5は再生ヘッドアンプ回路、6は再生用のデコーダ、7はアドレス検出部、8は記録パワー最適値検出器、9はサーボ回路、10はマイクロコンピュータ、11は当該記録/再生装置の機器IDを格納したIDメモリ(ROM)を示す。
【0019】
いま、記録/再生装置がディスク1への記録モードに設定されると、マイクロコンピュータ10は、記録開始に先立って、まずディスク1内のレーザーパワー調整エリアPCAにアクセスし、図4に示すようなパワー調整動作を実行する。すなわち、マイクロコンピュータ10は、レーザパワー制御部3を制御して光ピックアップ2からディスク1に照射されるレーザビームの光強度を再生用の小さな値に設定するとともに、サーボ回路9を制御し、再生ヘッドアンプ回路5、デコーダ6によってディスク1の記録信号の再生状態とする。
【0020】
そして、アドレス検出部7から出力されるアドレス情報を参照しながら、ディスク1のレーザーパワー調整エリアPCA内の各パワー設定情報記録エリアPREC1〜PRECn(図1参照)を順番にアクセスしていき、PREC1〜PRECnに記録されている機器IDと最適パワー設定パラメータを読み出し、内蔵RAM(図示せず)に読み込む(ステップS1〜S4)。
【0021】
次に、マイクロコンピュータ10は、IDメモリ11に格納されている自己の機器IDと、前記読み出された各PREC1〜PRECn内の機器IDとを比較し、自己の機器IDと同じ機器IDが存在するか否かを照合する(ステップS5)。
【0022】
前記読み出された各機器ID中に自己の機器IDと同じものが存在する場合、以前に少なくとも一度は当該記録/再生装置を用いてディスク1に情報を記録したことがあることを示している。したがって、この場合には、処理はステップS6に移行し、内蔵RAMに読み込まれている当該機器IDに対応する最適記録パワー値(図2参照)などを読み出してレーザパワー制御部3を制御し、光ピックアップから照射されるレーザビームのパワーが最適値となるようにセットする(ステップS6)。
【0023】
前記のようにしてレーザパワーを最適値にセットした後、エンコーダ4を制御しながら入力端子から送られてくる記録情報をディスク1の情報記録エリアの空き部分に書き込んでいく(ステップS7)。
【0024】
一方、前記ステップS5において、ディスク1から読み出された各機器ID中に自己の機器IDと同じものが存在しない場合、これまで一度も当該記録/再生装置を用いてディスク1に情報を記録したことがないことを示している。したがって、この場合には、処理はステップS8に移行し、いまだ機器IDと最適パワー設定パラメータの記録されていないパワー設定情報記録エリアPRECmを検索し、このPRECmに対応するテストエリアTESTmをサーチする(ステップS9)。
【0025】
そして、テストエリアTESTmにアクセスした後、レーザパワー制御部3を制御し、光ピックアップ2から照射されるレーザビームのパワーを例えば図5のように段階的に変えながら、ディスク1のテストエリアTESTmにテスト信号の試し書きを行なう(ステップS10)。
【0026】
前記試し書きが終了した後、このテストエリアTESTmに書き込んだテスト信号を再生し、その再生信号の振幅レベルや再生波形状態を記録パワー最適値検出器8において検出し、当該記録/再生装置でディスク1に記録した際の所定の最適パワー設定パラメータ(図2参照)を求める(ステップS11)。
【0027】
このようにして所定の最適パワー設定パラメータが得られたら、レーザーパワー制御部3を制御して光ピックアップ2からディスク1に向けて照射される記録用のレザービームのパワーが最適値になるように設定した後(ステップS12)、前記テストエリアTESTmと対をなすパワー設定情報記録エリアPRECmに、図2に示すように、当該記録/再生装置の機器IDと、前記得られた最適パワー設定パラメータを記録する(ステップS13)。
【0028】
そして、前記パワー設定情報記録エリアPRECm位置への書き込みが終了した後、処理は情報記録エリアへの書き込み動作に移行し、入力端子から入力されてくる情報をディスク1の情報記録エリアの空き部分に書き込んでいくものである(ステップS7)。
以上説明したように、実施例のディスク1及び記録/再生装置によれば、最適パワー設定パラメータと、試し書きした記録/再生装置の機器IDと、を記録するパワー設定情報記録エリアPRECを備えるので、記録/再生装置がかかる最適パワー設定パラメータに基づき光ビームのパワーを短時間に設定し、記録を直ちに開始することができる。
【0029】
なお、図1の例では、PCAをディスク1のリードインエリアの内周側に配置したが、サーチ可能である限りディスク内のどの位置に設けてもよいものである。さらにまた、テストエリアTEST1〜TESTnと、パワー設定情報記録エリアPREC1〜PRECnをPCAとしてひとかたまりに配置したが、テストエリアとパワー設定情報記録エリアはまったく離れた場所に別々に設けることも可能である。
【0030】
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発明の主旨に沿った各種の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る光学式記録媒体の信号記録配置例を示す図である。
【図2】パワー設定情報記録エリアに記録される情報例を示す図である。
【図3】記録/再生装置の構成例を示すブロック図である。
【図4】レーザパワー調整動作のフローチャートである。
【図5】試し書き用のテスト信号の例を示す図である。
【図6】CD−Rにおける信号記録配置を示す図である。
【符号の説明】
PCA…パワー調整エリア
TEST…テストエリア
PREC…パワー設定情報記録エリア
1…ディスク(光学式記録媒体)
2…光ピックアップ
3…レーザパワー制御部
4…エンコーダ
5…再生ヘッドアンプ回路
6…デコーダ
7…アドレス検出部
8…記録パワー最適値検出器
9…サーボ回路
10…マイクロコンピュータ
11…IDメモリ
Claims (8)
- 記録面上に集光される光ビームによって情報を記録可能な光学式記録媒体において、
前記光ビームの最適記録パワー値設定のための試し書き信号が当該光ビームにより記録されるテストエリアと、
前記記録された試し書き信号を再生して得られた前記最適記録パワー値と、当該試し書き信号が記録された前記テストエリアの前記光学式記録媒体上の位置を示す位置情報と、を含む最適記録パワー設定パラメータ及び前記試し書き信号を記録した記録装置の機器識別情報が、パワー設定情報として記録されるパワー設定情報記録エリアと、
を備え、
前記パワー設定情報は、前記試し書き信号と対を成すように前記パワー設定情報記録エリアに纏めて記録されることを特徴とする光学式記録媒体。 - 請求項1に記載の光学式記録媒体において、
前記最適記録パワー設定パラメータには、
前記試し書き信号が記録された日時を示す日時情報と、
当該試し書き信号の波形に対応するストラテジ情報と、
が更に含まれていることを特徴とする光学式記録媒体。 - 請求項1又は2に記載の光学式記録媒体に情報を書き込む情報記録装置における光ビームのパワー設定方法であって、
前記パワー設定情報記録エリアに記録されている前記パワー設定情報及び前記機器識別情報を読み取る読取工程と、
前記読み取られた機器識別情報と前記情報記録装置自体の機器識別情報とを照合する識別情報照合工程と、
前記読み取られた機器識別情報内に前記情報記録装置自体の機器識別情報と同一の機器識別情報が存在する時、当該同一の機器識別情報と共に記録された前記最適記録パワー値に基づいて前記光ビームのパワーを設定する第1のパワー設定工程と、
前記読み取られた機器識別情報内に前記情報記録装置自体の機器識別情報と同一の機器識別情報が存在しない時、未使用の前記テストエリアに試し書きを行って前記最適記録パワー値を得、当該得られた最適記録パワー値を前記光ビームのパワーとして設定する第2のパワー設定工程と、
前記試し書きによって得た前記最適記録パワー値と、当該試し書きを行った前記テストエリアの前記光学式記録媒体上の位置を示す位置情報と、を含む前記最適記録パワー設定パラメータ及び前記機器識別情報を、新たな前記パワー設定情報として前記パワー設定情報記録エリアに記録する記録工程と、
を含むことを特徴とする光ビームのパワー設定方法。 - 請求項1又は2に記載の光学式記録媒体に情報を書き込むための情報記録装置であって、
前記パワー設定情報記録エリアに記録されている前記最適記録パワー設定パラメータ及び前記機器識別情報を読み取る読取手段と、
前記読み取られた機器識別情報と前記情報記録装置自体の機器識別情報とを照合する識別情報照合手段と、
前記読み取られた機器識別情報内に前記情報記録装置自体の機器識別情報と同一の機器識別情報が存在する時、当該同一の機器識別情報と共に記録された前記最適記録パワー値に基づいて前記光ビームのパワーを設定する第1のパワー設定手段と、
前記読み取られた機器識別情報内に前記情報記録装置自体の機器識別情報と同一の機器識別情報が存在しない時、未使用の前記テストエリアに試し書きを行って前記最適記録パワー値を得、当該得られた最適記録パワー値を前記光ビームのパワーとして設定する第2のパワー設定手段と、
前記試し書きによって得た前記最適記録パワー値と、当該試し書きを行った前記テストエリアの前記光学式記録媒体上の位置を示す位置情報と、を含む前記最適記録パワー設定 パラメータ及び前記機器識別情報を、新たな前記パワー設定情報として前記パワー設定情報記録エリアに記録する記録手段と、
を備えることを特徴とする情報記録装置。 - 複数のテストエリアと、複数のパワー設定情報記録エリアと、を備えた光学式記録媒体に情報を書き込むための光ビームのパワー設定方法であって、
いずれかの前記テストエリアにテスト信号の書き込みを行なう工程と、
前記書き込まれたテスト信号を再生して、最適記録パワー値と、当該再生されたテスト信号が書き込まれていた前記テストエリアの前記光学式記録媒体上の位置を示す位置情報と、を含む最適記録パワー設定パラメータを求める工程と、
前記求められた最適記録パワー設定パラメータに基づいて記録装置の光ビームのパワーを最適値に設定する工程と、
前記求められた最適記録パワー設定パラメータと、前記テストエリアに前記テスト信号を書き込んだ前記記録装置の機器識別情報と、を、パワー設定情報として前記パワー設定情報記録エリアに記録する工程と、
を含むことを特徴とする光ビームのパワー設定方法。 - 請求項5に記載の光ビームのパワー設定方法において、
前記最適記録パワー設定パラメータには、
前記試し書き信号が記録された日時を示す日時情報と、
当該試し書き信号の波形に対応するストラテジ情報と、
が更に含まれていることを特徴とする光ビームのパワー設定方法。 - 複数のテストエリアと、複数のパワー設定情報記録エリアと、を備えた光学式記録媒体に情報を書き込むための記録装置であって、
いずれかの前記テストエリアにテスト信号の書き込みを行なう手段と、
前記書き込まれたテスト信号を再生して、最適記録パワー値と、当該再生されたテスト信号が書き込まれていた前記テストエリアの前記光学式記録媒体上の位置を示す位置情報と、を含む最適記録パワー設定パラメータを求める手段と、
前記求められた最適パワー設定パラメータに基づいて前記記録装置の光ビームのパワーを最適値に設定する手段と、
前記求められた最適記録パワー設定パラメータと、前記テストエリアに前記テスト信号を書き込んだ前記記録装置の機器識別情報と、を、パワー設定情報として前記パワー設定情報記録エリアに記録する手段と、
を備えることを特徴とする記録装置。 - 請求項7に記載の記録装置において、
前記最適記録パワー設定パラメータには、
前記試し書き信号が記録された日時を示す日時情報と、
当該試し書き信号の波形に対応するストラテジ情報と、
が更に含まれていることを特徴とする記録装置。
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JP2003084394A JP3847266B2 (ja) | 2003-03-26 | 2003-03-26 | 光学式記録媒体、光ビームのパワー設定方法および記録装置 |
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JP2000349117A Division JP3450821B2 (ja) | 2000-11-16 | 2000-11-16 | 光学式記録媒体、光ビームのパワー設定方法および記録装置 |
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