JP2008262395A - 火災警報器 - Google Patents
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Abstract
【課題】天井面などに簡便かつ正確に取り付け得る火災警報器を提供すること。
【解決手段】所望の設置面3に取り付けられる火災警報器1において、前記設置面1に固定されて警報器本体5が取り付けられる取付部材2に、固定部材4を挿通させる挿通孔16と、前記固定部材4を仮保持し、支点Sを中心に回動して、前記固定部材4を前記挿通孔16内に挿通可能な回動部材13と、前記回動部材13を回動自在に支持する軸受部材12a、12bと、を設けた。
【選択図】図1
【解決手段】所望の設置面3に取り付けられる火災警報器1において、前記設置面1に固定されて警報器本体5が取り付けられる取付部材2に、固定部材4を挿通させる挿通孔16と、前記固定部材4を仮保持し、支点Sを中心に回動して、前記固定部材4を前記挿通孔16内に挿通可能な回動部材13と、前記回動部材13を回動自在に支持する軸受部材12a、12bと、を設けた。
【選択図】図1
Description
本発明は、天井や壁面等の所望位置に、簡便に取り付け得るように構成した火災警報器に関するものである。
近年、防災意識の高まりから、一般家庭においても火災警報器やガス検知器等を設置するようになってきた。住宅用火災警報器を例に述べると、円板状の取付ベースや警報器本体、取付ネジ等がセットになって配送用の段ボール箱に収納されている。従来例として、次のような火災警報器を上げることができる(例えば、特許文献1、参照)。
即ち、前記警報器は、略円板状の取付ベースを天井等に固定し、この取付ベースに各種回路部品を組み込んだ本体を固定する構成になっている。そして、警報器を天井等に固定する場合は、先ず梱包から取付ベースや本体、十字穴付きタッピンネジ等の取付ネジを取り出す。次いで、取付ベースの貫通穴に取付ネジを挿通し、一方の手に持って設置面に対向させる。
この状態で、他方の手でドライバ等の工具を用いて取付ネジを回転させ、設置面に取付ベースをネジ止め固定する。この作業に続いて、固定された取付ベースに本体を被せるようにし、これを回動させて取付ベースに固定する。
特開2006−244408号公報
従来例では、火災警報器を例えば天井等に取り付ける場合は、梱包から取付ベース、警報器本体、取付ネジ等をそれぞれ取り出した後に、取付ベースに形成したネジ挿通孔に取付ネジを挿入し、一方の手で取付ネジが抜け落ちないように押えながら取付ベースを天井に押し付け、他方の手でドライバを使ってネジを締め付けていた。この作業は、一般ユーザが天井を向きながら行うものであり、非常にやりにくい作業であった。
しかも、前記作業は不慣れな者が不安定な脚立などの上で行うのであるから、取付ネジが斜めに締め付けられることもあり、この場合は取付ベースが天井面にぴったり沿わず、がたついてしまうこともあった。特に、住宅用火災警報器の設置を進めたい高齢者には難しい作業であった。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は天井面などに簡便かつ正確に取り付け得る火災警報器を提供することにある。
この発明は、所望の設置面に取り付けられる火災警報器において、前記設置面に固定されて警報器本体が取り付けられる取付部材に、固定部材を挿通させる挿通孔と、前記固定部材を仮保持し、支点を中心に回動して、前記固定部材を前記挿通孔内に挿通可能な回動部材と、前記回動部材を回動自在に支持する軸受部材と、を設けたことを特徴とする。
本発明は、前記のように構成したので、下記のような種々の効果を奏する。即ち、天井等の所望の設置面に取り付けられる取付部材に、固定部材を仮保持し、支点を中心に回動して、固定部材を挿通孔内に挿通可能な回動部材と、回動部材を回動自在に支持する軸受部材と、を設けたので、固定部材を回動させて挿通孔に対向させてから、挿通孔内に挿通させた後に、ハンマ等の工具で設置面に打ち込むという簡単な作業で取付ベース等の取付部材を天井等に取り付けることができる。また、取付ベースに固定部材が一体となっているので、梱包から取り出すときに、それぞれを探す手間が省ける。
本発明者は、前記問題を解決するための研究、実験を重ねた結果、次のようにすればよいことが解った。即ち、取付部材に、支点となる軸受部材と、該軸受部材に軸支されて回動する回動部材とを設け、該回動部材に固定部材を仮保持するものである。この構成によれば、回動部材を回動させて固定部材を挿通孔に対向させてから、固定部材を挿通孔内に挿通させ、ハンマ等の工具で設置面に打ち込むことにより、取付部材を天井等に固定することができる。
以下に、本発明の第1実施例を図1〜図3を参照して詳細に説明する。火災警報器1を構成する取付部材2は、図1及び図2に示すように円板状に形成されている。取付部材2は、図1に示すように一般家屋の設置面、例えば、天井である石膏ボード3等の表面に、固定部材である釘4によって固定されている。そして、図1に示すように取付部材2を固定した後、下側から想像線(2点鎖線)で示すように警報器本体5を取り付け、火災警報器1の取り付けが完了する。
取付部材2は、合成樹脂を成型したものであり、中央部に位置決めピン6を挿通させるためのピン挿通孔7が形成され、円周方向に等間隔で3つの挿通孔16が形成され、外側面には枠部8が設けられている。また、枠部8の内側には、それぞれ挿通孔16に対向して、円周方向に等間隔で3個の取付機構11が設けられている。
挿通孔16は、図1に示すように、釘4の先端部の回動を許容する断面略扇形状であり、釘4の直径よりも若干大きい幅で形成される回動許容部16aを、取付部材2の内面側に有し、また、回動許容部16aに連通して、取付部材2の内側方向に傾斜する、釘4の直径よりも若干大きい直径の円筒状の円筒部16bを、取付部材2の外面側に有する。
取付機構11は、釘4を仮保持するものであり、また、釘4を回動させて、その先端部を挿通孔16の円筒部16bに対向させた状態で、挿通孔16の円筒部16b内に挿通させて、釘4を石膏ボード3へハンマ等で打ち込み可能とするものである。取付機構11は、取付部材2にネジ止め固定される一対の軸受部材12a,12bと、この軸受部材12a,12bに回動自在に軸支され、釘4を仮保持する回動部材13を備えている。なお、支点Sとなる支点軸は、回動部材13となる。
回動部材13は、例えば樹脂製であって、円筒状の保持穴13aが設けられ、該保持穴13a内には、釘4が仮保持されている。保持穴13aは、その内径が釘4の外径とほぼ同等か幾分狭く形成されていて、釘4がその長さ方向に移動可能となっている。なお、保持穴13aに弾性部材(Oリング等)を設けた構成としてもよい。
前記取付部材2を石膏ボード3に固定する場合、固定したい位置に取付部材2を当て付け、ピン挿通孔7から位置決めピンを差し込んで仮止めする。次に、図1に想像線で示す釘4の頭部を手指で摘んで図1に矢印Aで示すように回動させて、釘4の先端部を挿通孔16の円筒部16bに対向させる。そして、釘4を挿通孔16の円筒部16b内に挿通させ、ハンマ等の工具で石膏ボード3に釘4を打ち込む。この釘4の固定状態は、図1に実線で示されている。この打ち込み動作を各取付機構11につき1回ずつ行うのみで、取付部材2を石膏ボード3に固定できる。最後に、取付部材2の下側から警報器本体5を取り付け、所謂ツイストロック嵌合により、警報器本体5の刃部(不図示)を取付部材2の刃受け部(不図示)に係合させて固定する。
以上に本発明の実施例を説明したが、固定部材としては釘に限定されず、ネジ等を利用することができる。また、取付機構11において、軸受部材12a,12bを取付部材2と一体樹脂成型してもよい。
1 火災警報器、2 取付部材、3 石膏ボード(設置面)、4 釘(固定部材)、5 警報器本体、11 取付機構、12a 軸受部材、12b 軸受部材、13 回動部材、13a 保持穴、16 挿通孔、16a 回動許容部、16b 円筒部。
Claims (1)
- 所望の設置面に取り付けられる火災警報器において、
前記設置面に固定されて警報器本体が取り付けられる取付部材に、固定部材を挿通させる挿通孔と、
前記固定部材を仮保持し、支点を中心に回動して、前記固定部材を前記挿通孔内に挿通可能な回動部材と、
前記回動部材を回動自在に支持する軸受部材と、
を設けたことを特徴とする火災警報器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007104745A JP2008262395A (ja) | 2007-04-12 | 2007-04-12 | 火災警報器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007104745A JP2008262395A (ja) | 2007-04-12 | 2007-04-12 | 火災警報器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008262395A true JP2008262395A (ja) | 2008-10-30 |
Family
ID=39984821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007104745A Pending JP2008262395A (ja) | 2007-04-12 | 2007-04-12 | 火災警報器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008262395A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009037396A (ja) * | 2007-08-01 | 2009-02-19 | Yazaki Corp | 取付ユニット |
US9091388B2 (en) | 2012-07-13 | 2015-07-28 | Walter Kidde Portable Equipment, Inc. | Mounting assembly with automatic activation for alarm units |
-
2007
- 2007-04-12 JP JP2007104745A patent/JP2008262395A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009037396A (ja) * | 2007-08-01 | 2009-02-19 | Yazaki Corp | 取付ユニット |
US9091388B2 (en) | 2012-07-13 | 2015-07-28 | Walter Kidde Portable Equipment, Inc. | Mounting assembly with automatic activation for alarm units |
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