JP2008262307A - 位置合わせ方法、位置合わせ装置及びプログラム - Google Patents

位置合わせ方法、位置合わせ装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】処理負荷を低減し得る位置合わせ方法、位置合わせ装置及びプログラムを提案する。
【解決手段】一方の画像に映し出されるオブジェクトから抽出された第1の点の集合における一部の点群と、他方の画像に映し出されるオブジェクトから抽出された第2の点の集合における一部の点群を基準として、第1の点の集合に対して第2の点の集合を位置合わせし、この後、第1の点の集合におけるすべての点と、位置合わせされた第2の点の集合におけるすべての点を基準として、第1の点の集合に対して第2の点の集合を位置合わせするようにした。
【選択図】図7

Description

本発明は位置合わせ方法、位置合わせ装置及びプログラムに関し、バイオメトリクス認証する場合に適用して好適なものである。
従来、バイオメトリクス認証対象の1つとして血管がある。この種の認証装置では、メモリに登録された画像に映し出される血管と、入力された画像に映し出される血管とを位置合わせし、該位置合わせした血管が一致するか否かにより登録者本人の有無が判定される(例えば特許文献1参照)。
特開2006−018395公報
この位置合わせには、一般に、相互相関が用いられ、当該相関係数の算出には、大量の積算や累積加算が必要となる。また、マッチング位置を求めるには、画像を構成するすべての画素を対象として相関係数を算出する必要があるため、位置合わせの処理負荷は膨大となるという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、処理負荷を低減し得る位置合わせ方法、位置合わせ装置及びプログラムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明は、位置合わせ方法であって、一方の画像に映し出されるオブジェクトから抽出された第1の点の集合における一部の点群と、他方の画像に映し出されるオブジェクトから抽出された第2の点の集合における一部の点群を基準として、第1の点の集合に対して第2の点の集合を位置合わせする第1のステップと、第1の点の集合におけるすべての点と、第1のステップで位置合わせされた第2の点の集合におけるすべての点を基準として、第1の点の集合に対して第2の点の集合を位置合わせする第2のステップとを設けるようにした。
また本発明は、位置合わせ装置であって、ワークメモリと、入力される一方の画像と、他方の画像とを、ワークメモリを用いて位置合わせする位置合わせ部とを設け、位置合わせ部では、一方の画像に映し出されるオブジェクトから抽出された第1の点の集合における一部の点群と、他方の画像に映し出されるオブジェクトから抽出された第2の点の集合における一部の点群を基準として、第1の点の集合に対して第2の点の集合を位置合わせし、第1の点の集合におけるすべての点と、位置合わせされた第2の点の集合におけるすべての点を基準として、第1の点の集合に対して第2の点の集合を位置合わせするようにした。
さらに本発明は、プログラムであって、入力される一方の画像と、他方の画像とを、ワークメモリを用いて位置合わせする位置合わせ部に対して、一方の画像に映し出されるオブジェクトから抽出された第1の点の集合における一部の点群と、他方の画像に映し出されるオブジェクトから抽出された第2の点の集合における一部の点群を基準として、第1の点の集合に対して第2の点の集合を位置合わせすること、第1の点の集合におけるすべての点と、位置合わせされた第2の点の集合におけるすべての点を基準として、第1の点の集合に対して第2の点の集合を位置合わせすることを実行させるようにした。
以上のように本発明によれば、オブジェクトから抽出された点の集合を、その集合の一部の点群を基準として大まかに位置合わせする段階を経ることで、位置合わせ基準数を少なくする分だけ位置合わせ位置の探索負荷を低減することができる。また大まかな位置合わせを行っているので、当該段階を経ずに位置合わせする場合に比して位置合わせ位置の探索負荷を低減することができる。したがって、画像を構成するすべての画素を対象として位置合わせする場合に比して位置合わせ位置の探索負荷を大幅に低減することができ、かくして処理負荷を低減し得る位置合わせ方法、位置合わせ装置及びプログラムを実現できる。
以下図面について、本発明を適用した一実施の形態を詳述する。
(1)認証装置の全体構成
図1において、本実施の形態による認証装置1の全体構成を示す。この認証装置1は、制御部10に対して、操作部11、撮像部12、メモリ13、インターフェース14及び通知部15をそれぞれバス16を介して接続することにより構成される。
制御部10は、認証装置1全体の制御を司るCPU(Central Processing Unit)と、各種プログラム及び設定情報などが格納されるROM(Read Only Memory)と、当該CPUのワークメモリとしてのRAM(Random Access Memory)とを含むコンピュータとして構成される。
この制御部10には、登録対象のユーザ(以下、これを登録者と呼ぶ)の血管を登録するモード(以下、これを血管登録モードと呼ぶ)の実行命令COM1又は登録者本人の有無を判定するモード(以下、これを認証モードと呼ぶ)の実行命令COM2が、ユーザ操作に応じて操作部11から入力される。
制御部10は、かかる実行命令COM1、COM2に基づいて実行すべきモードを決定し、この決定結果に対応するプログラムに基づいて、撮像部12、メモリ13、インターフェース14及び通知部15を適宜制御し、血管登録モード又は認証モードを実行するようになされている。
撮像部12は、この認証装置1の筐体のうち、指が配される領域上を撮像空間とするカメラを有し、該カメラにおける光学系のレンズ位置、絞りの絞り値及び撮像素子のシャッター速度(露出時間)を、御部10により設定される設定値を基準として調整する。
また撮像部12は、撮像空間に近赤外光を照射する近赤外光光源を有し、該近赤外光光源を、制御部10により指定される期間に点灯させるとともに、撮像素子の撮像面に映し出される被写体像を所定周期ごとに撮像し、該撮像結果として生成される画像に関する画像データを制御部10に順次出力する。
メモリ13は、例えばフラッシュメモリでなり、制御部10により指定されるデータを記憶し、又は読み出すようになされている。
インターフェース14は、所定の伝送路を介して接続された外部の装置との間で各種データを授受するようになされている。
通知部15は、表示部15a及び音声出力部15bでなり、該表示部15aは、制御部10から与えられる表示データに基づく文字や図形を表示画面に表示する。一方、音声出力部15bは、制御部10から与えられる音声データに基づく音声を、スピーカから出力するようになされている。
(1−1)血管登録モード
次に、血管登録モードについて説明する。制御部10は、実行すべきモードとして血管登録モードを決定した場合、動作モードを血管登録モードに遷移し、撮像空間に対して指を配置させなければならないことを通知部15に通知させる。
このとき制御部10は、撮像部12におけるカメラを撮像動作させるとともに、該撮像部12における近赤外光光源を点灯動作させる。
この状態において、撮像空間に対して指が配される場合、近赤外光光源からその指の内方を経由した近赤外光は、血管を投影する光として、カメラにおける光学系及び絞りを介して撮像素子に入射され、該撮像素子の撮像面には指内方における血管が投影される。したがってこの場合に撮像部12での撮像結果として生成される画像データに基づく画像には、血管が映し出されることとなる。
制御部10は、撮像部12から与えられる画像データに対して、画像回転補正、ノイズ除去、画像切出などの前処理を適宜施し、該前処理結果として得られる画像から、その画像に映し出される血管の形状パターンを抽出する。そして制御部10は、この血管の形状パターンを識別対象のデータ(以下、これを識別データと呼ぶ)として生成し、これをメモリ13に記憶することにより登録する。
このようにして制御部10は、血管登録モードを実行することができるようになされている。
(1−2)認証モード
次に、認証モードについて説明する。制御部10は、実行すべきモードとして認証モードを決定した場合、動作モードを認証モードに遷移し、撮像空間に対して指を配置させなければならないことを通知部15に通知させ、かつ、撮像部12におけるカメラを撮像動作させるとともに、近赤外光光源を点灯動作させる。
また制御部10は、撮像部12から与えられる画像データに対して、画像回転補正、ノイズ除去、画像切出などの前処理を適宜施し、該前処理結果として得られる画像から、血管登録モードと同じように血管の形状パターンを抽出する。
そして制御部10は、抽出した血管の形状パターンと、メモリ13に記憶された識別データにより表される血管の形状パターンとを照合(パターンマッチング)し、該照合結果として得られるパターンの類似度に応じて、登録者と承認することができるか否かを判定するようになされている。
ここで、登録者と承認することができないものと判定した場合、制御部10は、その旨を表示部15a及び音声出力部15bを介して視覚的及び聴覚的に通知する。これに対して、登録者と承認することができるものと判定した場合、制御部10は、登録者と承認したことを表すデータを、インターフェース14に接続された装置に送出する。この装置では、登録者と承認したことを表すデータをトリガとして、例えば、ドアを一定期間閉錠させる、あるいは、制限対象の動作モードを解除させる等、認証成功時に実行すべき所定の処理が行われる。
このようにしてこの制御部10は、認証モードを実行することができるようになされている。
(2)制御部における処理の具体的内容
次に、制御部10における処理の具体的内容として、血管の形状パターンの抽出処理と、形状パターンの照合処理との一例を、詳細に説明する。
(2−1)血管の形状パターンの抽出
制御部10は、抽出対象の画像に映し出されるオブジェクトの輪郭を、ガウシアンフィルタやLogフィルタ等の微分フィルタを用いて浮き彫りにし、該輪郭を浮き彫りにした画像を、設定された輝度値を基準として2値画像に変換する。
また制御部10は、2値画像に映し出される血管部分における幅の中心又は幅の輝度ピークを抽出することによって、当該血管を線(以下、これを血管線と呼ぶ)として表す。
ここで、この血管線の抽出前後の画像例を図2に示す。この図2からも明らかなように、抽出前の画像(図2(A))は、その画像に映し出される血管部分が線状にパターン化された2値画像(図2(B))として得られることとなる。
さらに制御部10は、2値画像に映し出される血管線を構成する点(画素)のうち、端点、分岐点及び屈曲点を、血管線の特徴をなす点(以下、これを特徴点と呼ぶ)として検出し、該検出した各特徴点の全部又は一部の点の集合(以下、これを血管構成点群と呼ぶ)を、血管の形状パターンとして抽出するようになされている。
(2−2)形状パターンの照合
制御部10は、認証モード時に抽出した血管の形状パターン(血管構成点群)と、メモリ13(図1)に記憶された識別データにより表される血管の形状パターン(血管構成点群)とを位置合わせする。
そして制御部10は、位置合わせした一方の血管構成点群における各特徴点と、他方の血管構成点群における各特徴点のうち、例えば、一致する特徴点の数の割合が所定の閾値以上である場合には、登録者と承認することができるものと判定する。一方、制御部10は、一致する特徴点の数の割合が閾値未満の場合には、登録者と承認することができないものと判定するようになされている。
(2−3)血管構成点群の位置合わせ
ここで、この実施の形態における位置合わせ手法の一例を詳細に説明する。
(2−3−1)第1段階
第1段階として、制御部10は、例えば図3に示すように、一方の血管構成点群(図3(A))から、当該血管構成点群を含む最小の多角形(以下、これを凸包(convex-hull)と呼ぶ)の頂点を構成する点群(以下、これを第1の凸包点群と呼ぶ)を検出する(図3(B))。この図3では、便宜上、血管線も示している。
同様に、制御部10は、他方の血管構成点群から、凸包の頂点を構成する複数の点(以下、これを第2の凸包点群と呼ぶ)を検出する。
また制御部10は、一方の血管構成点群から第1の凸包点群を検出した場合、該第1の凸包点群により構成される凸包の中心点(以下、これを第1の凸包中心点と呼ぶ)を検出し、他方の血管構成点群から第2の凸包点群を検出した場合、該第2の凸包点群により構成される凸包の中心点(以下、これを第2の凸包中心点と呼ぶ)を検出する。
(2−3−2)第2段階
第2段階として、制御部10は、例えば図4に示すように、第1の凸包中心点と、第2の凸包中心点とが一致するように、第2の凸包点群をそれぞれ平行移動する。
具体的には、制御部10は、第1の凸包中心点に対する第2の凸包中心点の平行移動量を算出する。そして制御部10は、この平行移動量だけ、第2の凸包点群における各点を移動するようになされている。
(2−3−3)第3段階
第3段階として、制御部10は、例えば図5に示すように、第1の凸包点群における各点と、第2の凸包点群における各点との間の相対距離が閾値未満となるように、一方の血管構成点群に対して他方の血管構成点群をおおまかに位置合わせする。この図5では、便宜上、血管線も示している。また、この図5における一方の血管構成点群(血管線)と、他方の血管構成点群(血管線)とは、同一人物における同一指から抽出されたものである。
具体的には、制御部10は、第1の凸包点群に対する第2の凸包点群の移動位置を、例えば回転移動及び平行移動の順で探索する。
すなわち、制御部10は、現時点での第2の凸包点群の位置を初期位置とし、該初期位置での第2の凸包中心を回転の中心として、予め設定された回転移動範囲において所定の回転移動量ずつ第2の凸包点群を回転移動し、例えば、第2の凸包点群の各点と、これら各点に最も近い点となる第1の凸包点群の各点との距離の2乗の和(以下、これを評価値と呼ぶ)が最小となる位置を探索する。
そして制御部10は、この回転移動において評価値が最小となる第2の凸包点群の位置を探索した場合、その探索した位置を基準として、予め設定された平行移動範囲において所定の平行移動量ずつ平行移動し、評価値が最小となる第2の凸包点群の位置を探索するようになされている。
また制御部10は、この平行移動において評価値が最小となる第2の凸包点群の位置を探索した場合、当該探索したときの評価値(以下、これを現評価値と呼ぶ)に対する、1つ前に回転移動及び平行移動の順で探索したときの評価値(以下、これを前評価値と呼ぶ)の大小を認識する。
この現評価値が前評価値よりも小さい場合、このことは、次の評価値がさらに小さくなる、つまり、第1の凸包点群に対して第2の凸包点群をさらに近づけることができる可能性があることを意味する。この場合、制御部10は、現評価値を得たときの第2の凸包点群の位置を初期位置として、該第1の凸包点群に対する第2の凸包点群の移動位置を、回転移動及び平行移動の順で再探索する。
ちなみに、第1の凸包点群に対する第2の凸包点群の移動位置を最初に探索した場合には前評価値がないので、この場合には、現評価値が前評価値よりも小さい場合と同様に、現評価値に対応する第2の凸包点群の位置を初期位置として、該第1の凸包点群に対する第2の凸包点群の移動位置が、回転移動及び平行移動の順で再探索される。
一方、現評価値が前評価値よりも大きい場合、このことは、次の評価値が大きくなる、つまり、第2の凸包点群が第1の凸包点群から離れる可能性が高いことを意味する。この場合、制御部10は、現評価値が所定の閾値未満となるか否かを判定する。ちなみに、前評価値が所定の閾値未満となるか否かを判定するようにしてもよい。
この現評価値が閾値以上となる場合、このことは、その後に第1の凸包点群に対する第2の凸包点群の移動位置を再探索しても、第1の凸包点群に対して第2の凸包点群をさらに近づけることができる可能性が低く、これに起因して照合処理で登録者と承認することができないものと判定される可能性が高いので、その後の処理が無駄になることを意味する。したがってこの場合、制御部10は、その後の処理を停止する。
一方、現評価値が所定の閾値未満となる場合、このことは、第1の凸包点群に対して十分に近い位置に第2の凸包点群が存在する、つまり位置合わせされたことを意味する。この場合、制御部10は、現評価値を得たときに探索した第2の凸包点群の位置を、第1の凸包点群に対する第2の凸包点群の移動位置として決定する。そして制御部10は、このとき決定した第2の凸包点群の移動位置と、該第2の凸包点群の移動前の位置との移動量分だけ、当該第2の凸包点群を含む他方の血管構成点群を移動するようになされている。
この実施の形態の場合、制御部10は、かかる移動量を、同次座標系(homogeneous coordinate)を用いて算出するようになされている。
すなわち、制御部10は、移動前後の点を1次元拡張した座標系により定義し、当該座標系を行列として表したときの変換行列を、回転移動後の位置及び平行移動後の位置を探索するごとに累積的に乗算する。
つまり、第2段階で平行移動したときの変換行列に対して、最初の回転移動後の位置を探索したときの変換行列が乗算され、その乗算結果に対して、最初の平行移動後の位置を探索したときの変換行列が乗算され、その乗算結果に対して、2回目の回転移動後の位置を探索したときの変換行列が乗算され、その乗算結果に対して、2回目の平行移動後の位置を探索したときの変換行列が乗算されていくこととなる。
そして制御部10は、第1の凸包点群に対する第2の凸包点群の移動位置を決定した場合、その移動位置を決定したときの乗算結果として得られる変換行列を、他方の血管構成点群に乗算し、この乗算後に得られる他方の血管構成点群を、1次元拡張する前の座標系に戻す。
このようにして制御部10は、同次座標系を用いて移動量を算出し、該算出した移動量を他方の血管構成点群に乗算することにより、他方の血管構成点群の位置を移動させるようになされている。
ここで、他方の血管構成点群の移動に関し、他方の血管構成点群における各点を移動先に移動させるための変換行列を、移動前後の点の座標系に1次元拡張した座標系で算出する場合と、該1次元拡張した座標系で算出しない場合とを比較する。
この実施の形態では、移動前後の点は2次元座標系である。したがって、移動前後の点を1次元拡張した場合、回転移動は、移動前の点を(x,y,1)とし、該移動後の点を(u,v,1)とすると、次式
となり、平行移動は、次式
となる。
この回転移動及び平行移動を繰り返し何度も実行した場合、移動後の点は、次式
となる。
これら式からも明らかなように、移動前後の点を1次元拡張した場合における変換行列は、回転移動及び平行移動の双方ともに、移動前の点に対する「3×3」の行列の「積」によって表される(式1、式2)。
したがって、第1の凸包点群に対する第2の凸包点群の移動位置を決定するまでの中間過程で回転移動及び平行移動が何度も行われた場合であっても、直前の結果に対して「3×3」の変換行列を積算するだけの一貫した算出手法により(式3)、当該第2の凸包点群を含む他方の血管構成点群を移動させるための移動量を得ることができる。
この結果、第1の凸包点群に対する第2の凸包点群の移動位置を決定した時点に得られた変換行列を、第2の凸包点群を含む他方の血管構成点群における各点に乗算するだけで、該他方の血管構成点群を一括して移動先の位置に移動させることができることとなる。
一方、移動前後の点を1次元拡張せずにそのままとした場合、回転移動は、移動前の点を(x,y)とし、該移動後の点を(u,v)とすると、次式
となり、平行移動は、次式
となる。
これら式からも明らかなように、移動前後の点を1次元拡張しない場合における変換行列は、回転移動では、移動前の点に対する「積」によって表され(式4)、平行移動の場合では、移動前の点に対する「和」によって表される(式5)。
したがって、移動前後の点を1次元拡張した座標系で表現することなく、第2の凸包点群における移動位置を決定するには、単に直前の結果に対して変換行列を積算するといった単純な算出手法とはならない。
この結果、他方の血管構成点群を移動先の位置に移動させるには、当該第1の凸包点群に対する第2の凸包点群の移動位置を決定するまでの中間過程で行われた回転移動及び平行移動の変換行列やその順序などの記憶し、その順序で各変換行列を、他方の血管構成点群における各点それぞれに対して乗算していかなければならないこととなる。また、一回の乗算により他方の血管構成点群を一括して移動先の位置に移動させる場合に比して、計算誤差の蓄積が増すことにもなる。
このように制御部10は、移動前後の点を1次元拡張した座標系について行列として表したときの変換行列を、回転移動後の位置及び平行移動後の位置を探索するごとに累積的に乗算することにより、当該1次元拡張した座標系に定義しない場合に比して、他方の血管構成点群を移動させるまでの処理負荷を低減できるとともに、該他方の血管構成点群を正確に移動することができるようになされている。
(2−3−4)第4段階
第4段階として、制御部10は、一方の血管構成点群に対して他方の血管構成点群をおおまかに位置合わせした場合には、例えば図6に示すように、一方の血管構成点群すべての点と、他方の血管構成点群すべての点との間の相対距離が閾値未満となるように、第3段階と同じ手法を用いて、一方の血管構成点群に対して他方の血管構成点群を詳細に位置合わせする。この図6では、便宜上、血管線も示している。また、この図6における一方の血管構成点群(血管線)と、他方の血管構成点群(血管線)とは、同一人物における同一指から抽出されたものである。
(3)認証処理手順
次に、制御部10における認証モード時の認証処理手順について説明する。
図7に示すように、制御部10は、操作部11(図1)から実行命令COM2が与えられると、この認証処理手順RT1を開始し、ステップSP1において、撮像部12(図1)を制御し、当該撮像部12での撮像結果として、血管が映し出される画像データを取得する。
次いで、制御部10は、ステップSP2において、この画像データに対して所定の前処理を施した後、該処理結果として得られる画像から血管構成点群を抽出し(図2)、続くステップSP3において、この血管構成点群と、メモリ13(図1)に識別データとして記憶される血管構成点群とから凸包点群及び凸包中心点をそれぞれ検出する(図3)。
そして制御部10は、次のステップSP4に進んで、第1の凸包中心点と、第2の凸包中心点とが一致するように、第2の凸包点群をそれぞれ平行移動した後(図4)、続く位置合わせ処理ルーチンSRTにおいて、一方の血管構成点群に対して他方の血管構成点群をおおまかに位置合わせする(図5)。
すなわち、図8に示すように、制御部10は、ステップSP11において、現時点での第2の凸包点群の位置を初期位置とし、該初期位置での第2の凸包中心を回転の中心として、予め設定された回転移動範囲において所定の回転移動量ずつ第2の凸包点群を回転移動し、評価値が最小となる第2の凸包点群の位置を探索した後、ステップSP12に進んで、その探索した位置を基準として、予め設定された平行移動範囲において所定の平行移動量ずつ平行移動し、評価値が最小となる第2の凸包点群の位置を探索する。
そして制御部10は、ステップSP13において、ステップSP11及びSP12における探索が初回の探索であるか否か判定し、2回目以降の探索である場合には、次のステップSP14において、今回の探索により得た現評価値が、その探索の1つ前の回の探索により得た前評価値よりも大きいか否かを判定する。
ここで、初回の探索である、又は、現評価値が前評価値よりも小さいものと判定された場合、第1の凸包点群に対して第2の凸包点群をさらに近づけることができる可能性があるもことから、制御部10は、現評価値を得たときの第2の凸包点群の位置を初期位置として、該第1の凸包点群に対する第2の凸包点群の移動位置を、回転移動及び平行移動の順で再探索する。
一方、現評価値が前評価値よりも大きいものと判定された場合、第2の凸包点群が第1の凸包点群から離れる可能性が高いことから、制御部10は、次のステップSP15に進んで、当該現評価値が所定の閾値未満であるか否かを判定する。
この現評価値が閾値以上であるものと判定された場合、その後に第1の凸包点群に対する第2の凸包点群の移動位置を再探索しても、第1の凸包点群に対して第2の凸包点群をさらに近づけることができる可能性が低いことにより照合処理で登録者と承認することができないものと判定される可能性が高いことから、制御部10は、登録者と承認することができないものと見越して、この認証処理手順RTを終了する(図7)。
このようにこの制御部10は、位置合わせされたか否かの判定要素となる評価値を、登録者と承認することができるか否かの判定要素としても用いることにより、当該位置合わせから登録者と承認することができるか否かを判定するまでの処理を省くことができるようになされている。
一方、現評価値が閾値未満であるものと判定された場合、第1の凸包点群に対して十分に近い位置に第2の凸包点群が存在することから、制御部10は、続くステップSP16に進んで、第2の凸包点群の移動前後の移動量分だけ、当該第2の凸包点群を含む他方の血管構成点群を移動する。
そして制御部10は、次のステップSP5(図7)において一方の血管構成点群に対する他方の血管構成点群の詳細な位置合わせが終了していない場合には、続くステップSP6において、処理対象を凸包点群から血管構成点群に切り換えた後、位置合わせ処理ルーチンSRTにおいて、一方の血管構成点群と他方の血管構成点群との相対距離(評価値)が閾値未満となるように、一方の血管構成点群に対して他方の血管構成点群を詳細に位置合わせするようになされている(図6)。
ここで、一方の血管構成点群に対する他方の血管構成点群の大まかな位置合わせ(図5)と、詳細な位置合わせ(図6)の過程において、登録者と承認することができないものと見越されることなく(図8:ステップSP15(NO))、当該位置合わせ処理が終了した場合、制御部10は、ステップSP7に進む。
制御部10は、このステップSP7において、位置合わせされた一方の血管構成点群における各特徴点と、他方の血管構成点群における各特徴点とを照合し、該照合結果が登録者と承認することができるものである場合には、この場合に行うべきものとして設定された処理を実行し、これに対して登録者と承認することができるものでない場合には、この場合に行うべきものとして設定された処理を実行した後に、この認証処理手順RT1を終了する。
(4)動作及び効果
以上のように、この制御部10は、一方の画像から抽出された血管の形状パターンと、他方の画像から抽出された血管の形状パターンとを照合する場合、これら画像を位置合わせする位置合わせ部として機能する。
この場合、制御部10は、血管構成点群のうち、該血管構成点群全体のおおまかな形状となる外縁を構成する一部の点(第1の凸包点群、第2の凸包点群(図3))を基準に、血管構成点群全体をおおまかに位置合わせし(図4)、この後、当該移動した血管構成点群すべての点を基準に、血管構成点群全体を詳細に位置合わせする(図5)。
したがってこの制御部10は、血管構成点群の一部の点でおおまかに位置合わせすることなく、当該血管構成点群全体を詳細に位置合わせする場合に比して、血管構成点群すべての点を基準に位置合わせする際の回転移動及び平行移動の移動回数を大幅に低減することができる。
このため、制御部10は、血管構成点群を位置合わせするまでの処理時間を短縮することができる。ここで、実験結果を図9に示す。この図9は、一方の血管構成点群と、他方の血管構成点群との基準線のなす角(以下、これをずれ角と呼ぶ)に応じた、第1段階から第3段階までの処理時間と、第1段階から第4段階までの処理時間と、第1段階から第3段階までを経ずに第4段階だけを行った場合の処理時間との比較を表したものである。ちなみに、この処理時間は、Xeon 3.73[GHz] 4[GByte]のコンピュータにて、MATLAB7.1を用いて実測したものである。
この図9では、第4段階だけを行った場合(血管構成点群の一部の点でおおまかに位置合わせすることなく、当該血管構成点群全体を詳細に位置合わせする場合)の処理時間は、ずれ角が大きくなるにつれて、増加の一途をたどる。
これに対して、第1段階から第3段階までの処理時間は、ずれ角にかかわらず一定であり、かつ、第4段階だけを行った場合に比して格段に短時間となる。これは、位置合わせ時の基準となる点の数が大幅に少ないため、評価値(第2の凸包点群の各点と、これら各点に最も近い点となる第1の凸包点群の各点との距離の2乗の和)が速やかに閾値未満に収束するということを理由の1つにあげることができる。ちなみに、図3における血管構成点群は「1037」点であるのに対し、凸包点群は「10」点である。
一方、第4段階自体の処理時間も、ずれ角にかかわらず一定であり、かつ、第4段階のみを行った場合に比して格段に短時間となる。これは、前段で大まかに位置合わせされているため、評価値が速やかに閾値未満に収束するということを理由の1つにあげることができる。
したがって、この図9からも明らかなように、血管構成点群の一部の点でおおまかに位置合わせすることなく、当該血管構成点群全体を詳細に位置合わせする場合に比して、当該血管構成点群を位置合わせするまでの処理時間を短縮することができる。
また、制御部10は、血管構成点群すべての点を基準に位置合わせする際の回転移動及び平行移動の移動回数を大幅に低減することができることができるため、その移動計算における誤差の蓄積をも低減することができ、この結果、血管構成点群の位置合わせ精度を向上することができる。ここで、第4段階だけを行った場合(血管構成点群の一部の点でおおまかに位置合わせすることなく、当該血管構成点群全体を位置合わせした場合)の画像を、図10に示す。
この図10と、図6との比較からも明らかなように、血管構成点群の一部の点でおおまかに位置合わせすることなく、当該血管構成点群全体を詳細に位置合わせする場合に比して、当該血管構成点群の位置合わせ精度を向上することができる。
この実施の形態における制御部10では、おおまかな位置合わせ手法として、第2の凸包点群の各点と、これら各点に最も近い点となる第1の凸包点群の各点との相対距離(書く点間の距離の2乗の和)が最小となるように、第1の凸包点群に対する第2の凸包点群の移動先の位置を、回転移動及び平行移動を交互に繰り返して探索し、その探索結果に基づいて第2の凸包点群を含む他方の血管構成点群を移動する手法が採用されている。
したがって、この制御部10は、相互変換(cross correlation)又は位相限定相関(phase only correlation)に比して、2次元のFFT(Fast Fourier Transform)処理を必要としないで、位置合わせをすることができる。この点、例えば携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistants)等のように、浮動小数点の計算力に乏しい携帯型端末装置に搭載する場合には、特に有用となる。
以上の構成によれば、血管構成点群のうち、該血管構成点群全体の概略形状となる外縁を構成する一部の点を基準に、血管構成点群全体をおおまかに位置合わせし、当該移動した血管構成点群すべての点を基準に、血管構成点群全体を詳細に位置合わせするようにしたことにより、当該血管構成点群すべての点を基準に位置合わせする際の回転移動及び平行移動の移動回数を大幅に低減することができ、かくして処理負荷を低減し得る認証装置1を実現できる。
(5)他の実施の形態
上述の実施の形態においては、オブジェクトとして、血管を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば指紋、口紋又は神経等の生体の識別対象を適用するようにしてもよく、また、例えば地図や、写真等の絵柄を適用するようにしてもよい。このことは、上述した制御部10の位置合わせ処理は、バイオメトリクス認証での画像処理のみならず、その他の画像処理での前処理、中間処理、後処理に利用するなどといったように、種々の画像処理に幅広く適用することができるということである。
また上述の実施の形態においては、オブジェクト(血管)の中心線(血管線)を構成する端点、分岐点及び屈曲点の全部又は一部(血管構成点群)を抽出するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、オブジェクトの輪郭線を構成する端点、分岐点及び屈曲点の全部又は一部を抽出するようにしてもよい。具体的には、オブジェクトの輪郭線を浮き彫りにし、該浮き彫りにされたオブジェクトの輪郭線を構成する端点、分岐点及び屈曲点を抽出する。この抽出手法は、例えば地図や、写真等の絵柄をオブジェクトとして適用する場合に有用となる。
なお、オブジェクトの中心線又は輪郭線を構成する端点、分岐点及び屈曲点の全部又は一部に代えて、該中心線又は輪郭線を構成するすべての点を抽出するようにしてもよい。
さらに上述の実施の形態においては、オブジェクトから抽出された点の集合(血管構成点群)から、該点の集合(血管構成点群)を含む最小の多角形(凸包)の頂点を構成する点群(凸包点群)を検出するようにした場合について述べたが、これ以外を検出するようにしてもよい。
例えば図11に示すように、点の集合(血管構成点群)を含む最小の矩形に接する点群(以下、これを最小外接矩形点群と呼ぶ)を検出することができる。この最小外接矩形点群を適用した場合、第3段階では、例えば図12に示すように、一方の最小外接矩形点群における中心を通る長軸と、他方の最小外接矩形点群における中心を通る長軸とが一致するように、一方の血管構成点群に対して他方の血管構成点群をおおまかに位置合わせする手法を採用することができる。
具体的には、一方の最小外接矩形点群における中心を通る長軸に対する、他方の最小外接矩形点群における中心を通る長軸の反時計回りの回転角θ−θ(又は時計回りの回転角)を求め、該回転角だけ他方の血管構成点群における各点をずらす。この手法を採用すれば、上述の実施の形態における第3段階の手法に比して、回転移動及び平行移動の計算を省略できる分だけ一段と処理負荷を低減することができる。
ただし、上述の実施の形態のように一方の最小外接矩形点群における各点と、他方の最小外接矩形点群における各点との間の相対距離が閾値未満となるように、一方の血管構成点群に対して他方の血管構成点群をおおまかに位置合わせする手法を採用することもできる。
また、例えば図13に示すように、点の集合(血管構成点群)のうち分岐点及び屈曲点の全部又は一部の点群を検出するようにしてもよい。
なお、点の集合(血管構成点群)における外縁を構成する点群の一例として凸包点群及び最小外接矩形点群を挙げ、該点の集合における内部の概略形状を構成する点群の一例として分岐点及び屈曲点の全部又は一部を挙げたが、必ずしもこれら点群でなくてよい。
また、例えば凸包点群と、分岐点及び屈曲点の全部又は一部の組み合わせ、あるいは、最小外接矩形点群と、分岐点及び屈曲点の全部又は一部の組み合わせのように、内外の概略形状を構成する点群の組み合わせを検出するようにしてもよい。
さらに上述の実施の形態においては、オブジェクトから抽出された点の集合(血管構成点群)から、該点の集合(血管構成点群)を含む最小の多角形(凸包)の頂点を構成する複数の点(凸包点群)を検出するようにした場合について述べたが、所定の条件に応じて検出対象を切り換えるようにしてもよい。
例えば、凸包点群を適用した場合について説明する。この場合、凸包点群により構成される凸包の形状が正多角形若しくはこれらに近い対称形状となることが想定され、このときには、実際の対応点でない点同士が近づいても、当該点間の相対距離が閾値未満となって位置合わせされたものと判断され、この結果、位置合わせ精度が低減する。
したがって、制御部10は、第1段階において、凸包の形状が対称であるとする条件として、例えば、凸包点群により構成される凸包の枠に対する、凸包中心からの複数の直線の距離のばらつきの程度が閾値未満であるか否かを判断する。
ここで、ばらつきの程度が閾値以上であった場合、制御部10は、凸包の形状が正多角形若しくはこれらに近い形状となっていないものとして、第2段階の処理を開始する。一方、ばらつきの程度が閾値未満であった場合、制御部10は、凸包の形状が正多角形若しくはこれらに近い形状となっているものとして、凸包点群と、血管構成点群のうち分岐点及び屈曲点の全部又は一部の点群との組み合わせを再検出した後に、第2段階の処理を開始する。
このようにすれば、ある一定の位置合わせ精度を維持しつつ、該位置合わせにおける処理負荷を低減することができる。なお、凸包点群を適用した場合について述べたが、最小外接矩形点群も場合も同様にして実行することが可能である。
さらに上述の実施の形態においては、一方のオブジェクトから抽出された点の集合(血管構成点群)から検出された点群(第1の凸包点群)と、他方のオブジェクトから抽出された点の集合(血管構成点群)から検出された点群(第2の凸包点群)との各対応点間の相対距離として、第1の凸包点群との各対応点間の距離の2乗の和を採用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、当該各対応点間の距離の平均を採用する等、種々の幾何学的手法により表現することができる。
さらに上述の実施の形態においては、ROMに格納されたプログラムにしたがって上述の位置合わせ処理を実行するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、半導体メモリ等のプログラム格納媒体からインストールし、又はインターネット上のプログラム提供サーバからダウンロードすることにより取得したプログラムにしたがって上述の位置合わせ処理を実行するようにしてもよい。
さらに上述の実施の形態においては、パターン抽出処理及び位置合わせ処理を制御部10が実行するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これら処理の一部をグラフィックスワークステーションで実行するようにしてもよい。
さらに上述の実施の形態においては、撮像機能、照合機能及び登録機能を有する認証装置1を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、当該用途に応じて、機能ごとに又は各機能の一部を単体の装置に分けた態様で適用するようにしてもよい。
本発明は、種々の画像処理分野においてオブジェクトの位置合わせを行う場合に利用可能である。
本実施の形態による認証装置の全体構成を示すブロック図である。 パターン抽出前後の画像を示す略線図である。 凸包点の検出前後の画像を示す略線図である。 凸包点の平行移動の説明に供する略線図である。 一方の血管構成点群と、他方の血管構成点群の一部の点を用いて、当該血管構成点群同士を位置合わせした状態を示す略線図である。 一方の血管構成点群と、他方の血管構成点群のすべての点を用いて、当該血管構成点群同士を位置合わせした状態を示す略線図である。 認証処理手順を示すフローチャートである。 位置合わせ処理手順を示すフローチャートである。 ずれ角に応じた、第1〜第3段階までの処理時間と、第1〜第4段階までの処理時間と、第4段階だけを行った場合の処理時間とを示す略線図である。 血管構成点群の一部の点で大まかに位置合わせすることなく、当該血管構成点群同士を位置合わせした状態を示す略線図である。 最小外接矩形点の検出前後の画像を示す略線図である。 最小外接矩形点を基準とする、血管構成点群の位置合わせの説明に供する略線図である。 分岐点及び屈曲点の検出前後の画像を示す略線図である。
符号の説明
1……認証装置、10……制御部、11……操作部、12……撮像部、13……メモリ、14……インターフェース、15……通知部、15a……表示部、15b……音声出力部。

Claims (10)

  1. 一方の画像に映し出されるオブジェクトから抽出された第1の点の集合における一部の点群と、他方の画像に映し出されるオブジェクトから抽出された第2の点の集合における一部の点群を基準として、上記第1の点の集合に対して上記第2の点の集合を位置合わせする第1のステップと、
    上記第1の点の集合におけるすべての点と、上記第1のステップで位置合わせされた第2の点の集合におけるすべての点を基準として、上記第1の点の集合に対して上記第2の点の集合を位置合わせする第2のステップと
    を具えることを特徴とする位置合わせ方法。
  2. 上記第1のステップでは、
    上記第1の点の集合における一部の点群と、上記第2の点の集合における一部の点群との間の相対距離が閾値未満となるように、上記第2の点の集合における一部の点群の移動先の位置を、回転移動及び平行移動を交互に繰り返して探索し、該探索された移動先の位置と、移動前の位置との移動量だけ上記第2の点の集合を移動する
    ことを特徴とする請求項1に記載の位置合わせ方法。
  3. 上記相対距離は、登録者と承認することができるか否かを判定する判定基準としても用いられる
    ことを特徴とする請求項2に記載の位置合わせ方法。
  4. 上記第1のステップでは、
    1次元拡張された移動前後の点の座標系を行列としたときの変換行列を、上記回転移動と上記平行移動を行うごとに累積的に乗算し、
    上記移動先の位置が探索された場合、その探索されたときの乗算結果として得られる変換行列を、上記第2の点の集合に乗算する
    ことを特徴とする請求項2に記載の位置合わせ方法。
  5. 上記第1の点の集合から、該第1の点の集合における外縁を構成する第1の点群を検出するとともに、上記第2の点の集合から、該第2の点の集合における外縁を構成する第2の点群を検出する検出ステップ
    を具え、
    上記第1のステップでは、
    上記第1の点群と、上記第2の点群を基準として、上記第1の点の集合に対して上記第2の点の集合を位置合わせする
    ことを特徴とする請求項1に記載の位置合わせ方法。
  6. 上記第1のステップでは、
    外縁の形状が対称であるとする条件を上記外縁が満たす場合、上記第1の点の集合における外縁を構成する点群と、該第1の点の集合のうち、上記オブジェクトの中心線又は輪郭線における分岐点及び屈曲点の全部又は一部の点群とを上記第1の点群として再検出するとともに、上記第2の点の集合における外縁を構成する点群と、該第2の点の集合のうち、上記オブジェクトの中心線又は輪郭線における分岐点及び屈曲点の全部又は一部の点群とを上記第1の点群として再検出する
    ことを特徴とする請求項5に記載の位置合わせ方法。
  7. 上記第1の点の集合から、該第1の点の集合を含む最小の矩形に接する第1の点群を検出するとともに、上記第2の点の集合から、該第2の点の集合を含む最小の矩形に接する第2の点群を検出する検出ステップ
    を具え、
    上記第1のステップでは、
    一方の上記矩形における中心を通る長軸と、他方の上記矩形における中心を通る長軸とが一致するように、上記第1の点の集合に対して上記第2の点の集合を位置合わせする
    ことを特徴とする請求項1に記載の位置合わせ方法。
  8. 画像に映し出される生体の識別対象を線として抽出し、該線の端点、分岐点及び屈曲点の全部又は一部を、上記識別対象の特徴をなす点の集合として抽出する抽出ステップ
    を具え、
    上記第1のステップでは、
    一方の上記生体の識別対象から抽出された第1の点の集合における一部の点群と、他方の上記生体の識別対象から抽出された第2の点の集合における一部の点群を基準として、上記第1の点の集合に対して上記第2の点の集合を位置合わせする
    ことを特徴とする請求項1に記載の位置合わせ方法。
  9. ワークメモリと、
    入力される一方の画像と、他方の画像とを、上記ワークメモリを用いて位置合わせする位置合わせ部と
    を具え、
    上記位置合わせ部は、
    一方の画像に映し出されるオブジェクトから抽出された第1の点の集合における一部の点群と、他方の画像に映し出されるオブジェクトから抽出された第2の点の集合における一部の点群を基準として、上記第1の点の集合に対して上記第2の点の集合を位置合わせし、
    上記第1の点の集合におけるすべての点と、位置合わせされた第2の点の集合におけるすべての点を基準として、上記第1の点の集合に対して上記第2の点の集合を位置合わせする
    ことを特徴とする位置合わせ装置。
  10. 入力される一方の画像と、他方の画像とを、ワークメモリを用いて位置合わせする位置合わせ部に対して、
    一方の画像に映し出されるオブジェクトから抽出された第1の点の集合における一部の点群と、他方の画像に映し出されるオブジェクトから抽出された第2の点の集合における一部の点群を基準として、上記第1の点の集合に対して上記第2の点の集合を位置合わせすること、
    上記第1の点の集合におけるすべての点と、位置合わせされた第2の点の集合におけるすべての点を基準として、上記第1の点の集合に対して上記第2の点の集合を位置合わせすること
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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